発表資料 - Yoshioka Lab

クラウド時代の安全基盤
~伸縮自在な安全を実現するために~
Nobukazu Yoshioka
GRACE Center, NII
Copyright 2010 GRACE Center All Rights Reserved.
攻めのクラウドで世界をリードする
Nobukazu Yoshioka
GRACE Center, NII
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クラウドの特長
【利用者の観点】
 利便性
 インストール不要
 設定が容易かつ高速
 コスト小、資産不要
 規模の伸縮によるコスト小
 大きなリソース活用
 並行分散処理
 クラウド間連携
【技術者の観点】
 ネットワーク、計算機の仮想
化技術
 システム・計算機の実行環境の
保存、再利用が可能
 柔軟かつ高速なマルチテナント
 分散処理、ストレージ
 大量リソースを効率的利用
 オープンインターフェース
 連携、マイグレーションが可能
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CSAによるクラウド10大脅威
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クラウドコンピューティングの乱用・悪用
危険なインタフェースのAPI
悪因のインサイダー
資源共有技術における問題
データ漏えい
アカウント・サービス乗っ取り
不明なリスクプロフィール
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クラウドの影:セキュリティ課題
1. 利便性がための課題
☹ マルウェアの爆発的普及
☹ リソースの悪用
2. 運命共同体による課題
☹ データ漏えい
☹ 被害拡大
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クラウドコンピューティングの乱用・悪用
危険なインタフェースのAPI
悪因のインサイダー
資源共有技術における問題
データ漏えい
アカウント・サービス乗っ取り
不明なリスクプロフィール
3. インフラの第3者提供・利用による課題
☹ フォレンジクスの難しさ
☹ 責任分担、法令順守が不明確
☹ 心理的不安
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次世代クラウドのための攻めの技術
[性能と安全の両立]
 高速かつ安全な動的ネットワークシステム構築技術
 リソース解放、再利用時にも情報が漏えいしない
 ネットワークシステムが壊れても影響が伝播しない
 高速なセキュリティ対応VLANスイッチ
 暗号・認証対応
[スケーラビリティと安全の両立]
 利用状況の増減に合わせたシステム構造・構成の安全な最
適化
 必要十分なリソースを最大限に利用するエコシステム
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クラウドを安全な基盤にするための連携
【OS・クラウドミドルウェア】
 リソースの急激な増減に対応できるリソース管理と安全性の担保
 仮想デバイスの破壊に耐えられるセキュリティ担保
【ネットワーク】
 暗号対応マルチVLANの高速ネットワークスイッチ
【暗号】
 マルチテナント型リソース(CPU、メモリ、ネットワーク等)を高速に処理で
きる暗号方式
【組織】
 サービスレベルの合意に基づく責任の担保
【法律】
 サービス提供者・利用者の責任分担の明確化と、責任に合わせた法律
の整備
【アプリ】
 クラウド利用・提供時のセキュリティ要求・要件整理
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