M-AUDIO Fast Track 日本語 ユーザーガイド Fast Track 1 ユーザーガイド はじめに M-Audio が最初に Fast Track を発売した時、瞬く間に世界で最も人気のあるポータブルなオーディオ・インターフェイスとなり、今 回 M-Audio から新たにデザインされた Fast Track がリリースされました。ユーザーの皆様からの要望により追加機能や改良が加えら れ、コンデンサー・マイクロフォン用のファンタム電源装備、ギター入力のゲイン幅を拡張して低出力のギター用ピックアップが使用 可能、コントローラー・ノブのサイズを大きくしたトップマウント型、人間工学に基づくデザインによりデスクトップで便利に使用し て頂けるようになりました。 Fast Track は一般的な音楽ソフトウェアで動作し、プロフェッショナルなクオリティーのレコーディグを実現します。ギターやボー カルのパフォーマンスの録音、ボイス・オーバー、ポッドキャスト等、必要に応じてあらゆるレコーディングで使用することができま す。 更に、軽量でコンパクトなデザインにより Fast Track はあらゆる場所へ持ち運ぶことができます。 本ユーザーガイドをよくお読みになり Fast Track オーディオ・インターフェイスを最大限に活用するためにお役立て下さい。 2 製品パッケージ内容 Fast Track の製品パッケージには以下の製品が含まれています: Fast Track オーディオ・インターフェイス 1 台 製本版クイックスタートガイド Fast Track CD-ROM(ソフトウェア・バンドル・ディスク)1 枚 USB ケーブル 1 本 3 Fast Track の特徴 入出力 2 系統のオーディオ・インターフェイス 最大 24-bit/48kHz で動作 ¼ ギター入力端子装備 XLR マイクロフォン入力端子 コンデンサー・マイクロフォン用 48V のファンタム電源装備 ¼ インチ・ステレオ・ヘッドフォン出力端子装備 RCA ステレオ・ライン出力端子装備 ダイレクト・モニタリング・ボタン USB バス電源駆動 OS 汎用ドライバーで動作 Pro Tools M-Powered に対応 4 最低システム必要条件 最低システム必要条件は Fast Track の製品パッケージ、または www.m-audio.jp でもご覧頂くことができます。 Mac または Windows でオペレーティング・システムをアップデートする前に:コンピューターのオペレー ティング・システムをアップデートする前に、M-Audio のウエブサイトのドライバー / アップデータのページ (http://www.m-audio.jp/driver)でご使用になるオペレーティング・システムに対応したドライバーの有無を 確認して下さい。 M-Audio から新しいドライバーがリリースされる前に、その時点で入手可能なオペレーティング・システムの バージョンを使用することを前提にテストされています。Microsoft 社や Apple 社からオペレーティング・シ ステムのアップデートがリリースされると、M-Audio のデバイス・ドライバーが適切に動作するよう新たにテ ストを行ってドライバーを更新する必要があります。 M-Audio のウエブサイトで特定のオペレーティング・システムに対応するドライバーがリリースされるまで、 オペレーティング・システムのアップデートをお避けになるよう推奨します。 3 4 Fast Track ユーザーガイド 5 コントローラーとコネクター フロントパネル 1 2 3 4 3 5 6 7 1. ファンタム電源インジケーター(48V)- この赤色 LED はファンタム電源スイッチ(14)が「on」の位置に設定されてい る時に点灯します。 2. マイクロフォン入力端子 ‒ この端子には標準的な XLR ケーブルを使用してマイクロフォンを接続します。 3. シグナル / クリップ・インジケーター ‒ この緑色 LED は、対応する入力端子にシグナルが送信されている場合に点灯し、 赤色 LED は入力でシグナルが「クリッピング」またはディストーションしている時に点灯します。 4. ギター入力端子 ‒ この 1/4 インチ端子にはエレキギター、ベース、その他のインストゥルメントを接続します。 5. ダイレクト・モニタリング・ボタン ‒ このボタンではダイレクト・モニタリングを有効にします。このボタンを「In」(押 した状態)の位置に設定すると、マイクロフォン / ギター入力端子から送信されるシグナルは音楽ソフトウェアの出力と ミックスされ、レイテンシーのないハードウェア/ミックスを作成することができます。このボタンを「Out」(押してい ない状態)の位置に設定すると、マイクロフォン / ギターのシグナルは、Fast Track インターフェイスからのソフトウェ アの出力にミックスされません。この場合、レコーディング中にマイクロフォン / ギター入力を聴くには、オーディオ・ソ フトウェアのモニタリング / オプションを使用する必要があります。ダイレクト・モニタリングについての詳しい解説は、 7 ページの「ダイレクト・モニタリング」のセクションを参照して下さい。 6. ヘッドフォン出力端子 ‒ この 1/4 ステレオ端子の出力レベルは出力ノブ(10)でコントロールすることができます。 7. 電源インジケーター ‒ この青色 LED は、Fast Track がコンピューターの USB 端子から電源を供給されている場合に点 灯します。 Fast Track ユーザーガイド トップパネル 8 9 10 Mic Gain Guitar Gain Output 11 8. マイク・ゲイン ‒ このノブはマイクロフォン入力のゲインをコントロールします。 9. ギター・ゲイン - このノブはギター入力のゲインをコントロールします。 10. 出力ノブ ‒ このノブはライン出力(12)とヘッドフォン出力(6)の両方の出力レベルをコントロールします。 11. Kensington ®製ロック端子 ‒ この端子には Kensington ®社製盗難防止用ロックを接続します。 バックパネル 12 13 14 12. ライン出力端子 ‒ これらの RCA 端子にはパワード・スタジオ・モニター(ステレオ・ペアー) 、ミキサー、アンプ等を接 続します。これらの出力端子は、フロントパネルに装備されたヘッドフォン出力(6)にヘッドフォンが接続されている時 には無効になります。 13. USB 端子 ‒ この端子には同梱された USB ケーブルを使用してホスト・コンピューターに Fast Track を接続します。 14. ファンタム電源スイッチ ‒ このスイッチはマイクロフォン入力端子(2)へ 48V のファンタム電源を供給し、外部電源を 必要とするコンデンサー・マイクロフォンを使用することができます。ファンタム電源インジケーター LED(1)は、マイ クロフォン入力端子へ電源が供給されている場合に点灯します。 6 Fast Track をインストールする Fast Track をインストールする方法については製本版クイックスタートガイドを参照して下さい。 5 6 ユーザーガイド 7 Fast Track ハードウェアの接続とセットアップ 製本版クイックスタートガイドの解説に従い、USB ケーブルを使用して、Fast Track をコンピューターに接続します。 マイクロフォンを録音する ファンタム電源が必要なマイクロフォンを使用する場合、マイクロフォン入力(2)にマイクロフォンを接続した後で、ファンタ ム電源スイッチ(14)を有効にします。本ページで後述の「Fast Track を使用する」のセクションの解説に従い、録音レベルを 設定します。レコーディング・ソフトウェアで、Fast Track のマイクロフォン入力をモノラル・トラックの入力ソースとして選 択します。レコーディング・ソフトウェアでマイクロフォン入力を選択するには、Fast Track の最初(左)の入力端子を選択し ます。 注意:ギター入力を使用しない時には、最良の S/N 比を維持できるよう、ギター・ゲイン・ノブ(9)を一番左の位置ま で回しておきます。 インストゥルメントを録音する エレキギター、ベース、その他のインストゥルメントを標準的な 1/4 インチ・ケーブルを使用してギター入力端子に接続します。 本ページで後述の「Fast Track を使用する」のセクションの解説に従い、録音レベルを設定します。レコーディング・ソフト ウェアで、Fast Track のギター入力をモノラル・トラックの入力ソースとして選択します。レコーディング・ソフトウェアでギ ター入力を選択するには、Fast Track の 2 番目(右)の入力端子を選択します。 注意:マイクロフォン入力を使用しない時には最良の S/N 比を維持できるよう、マイクロフォン・ゲイン・ノブ(9)を 一番左の位置まで回しておきます。 出力レベルを調節する ミキシング・コンソール、アンプ、パワード・モニター等をライン出力(12)に接続します。ライン出力とヘッドフォン出力は いずれも、トップパネルの出力レベル・ノブでコントロールすることができます。ヘッドフォン出力(6)にヘッドフォンを接続 します。ライン出力とヘッドフォン出力は、どちらも出力ノブ(10)でコントロールします。ヘッドフォンを接続すると、リア パネルのライン出力は無効になります。 8 Fast Track を使用する 録音レベルを設定する マイクロフォン入力(2)またはギター入力(4)のゲイン・レベルを設定する場合、対応するチャンネルのゲイン・ノブ(8、 9)を一番左の位置まで回します。サウンド・ソースを最大音量で演奏しながら、赤色のクリップ・インジケーター(3)が点灯 するまでゲイン・ノブを右に回し、その後、赤色のクリップ・インジケーターが点灯しなくなるまで徐々にゲイン・ノブを左に回 します。これで最適なゲイン・レベルで録音する準備ができました。 サンプリングレートとビット・デプスの設定に関しては、Fast Track は 2 種類のサンプリングレート(44.1kHz または 48kHz)と 2 種類のビット・デプス(16-bit または 24-bit)で動作し、様々なプロジェクトに対応することができます。時間が かかる録音後のフォーマット変換を回避し最高の品質を実現するためには、レコーディングを開始する前にプロジェクトのサンプ リングレートとビット・デプスを決定しておくことをお勧めします。 どの設定を使用するかが不明な場合には、以下のガイドラインをお読みになりフォーマットの決定に役立てて下さい。 音楽プロジェクト: 最終のミックスを CD プレイヤー、携帯型メディア・プレイヤー(MP3 プレイヤー等)、その他の「音楽」機器で再生する 場合は、解像度 24-bit、サンプリングレート 44.1kHz で作業をすることをお勧めします。最終出力ファイルを CD プレイ ヤー(その他のオーディオ・プレイヤー・アプリケーション)で再生するためには、解像度が 16-bit である必要があること に注意して下さい。 Fast Track ユーザーガイド ビデオ・プロジェクト: 最終のミックスを DVD プレイヤー、TV 番組、その他の「映像」機器で再生する場合、解像度 24-bit、サンプリングレート 48kHz で作業することをお勧めします。 ヒント:サウンド・クオリティの低下がほとんど聴き取れないか、または全く聴き取れない状態で、現 在のフォーマットを別のフォーマットに変換することは常に可能であることを覚えておいて下さい。一 方、ビット・デプスを上げることで、録音済みのファイルの品質を向上させることはできません。つま り、最終のミックスの品質を最高にするには、常に具体的なプロジェクトに適したサンプリングレート とビット・デプスのうち可能な限り高い値を試してみます。 ダイレクト・モニタリング シグナルがソフトウェアへ録音されると、シグナルが出力端子へ到達するまでに僅かなディレイ(遅れ)が生じることがあります。 このモニター時のディレイはレイテンシーと呼ばれ、オーディオを変換し録音するために必要なコンピューター処理が原因で生じ るものです。このディレイはレコーディング中のアーティストにとって邪魔になるため、Fast Track では入力から出力までアナ ログのダイレクト・モニタリング・パスを提供します。この機能はダイレクト・モニタリング・ボタン(5)を押して有効にする ことができます。 ダイレクト・モニタリング・ボタンを押すと、マイクロフォン / ギター入力からのサウンド(モノラルのミックス)はライン / ヘッドフォン出力へ直接ルーティングされ、レコーディング・ソフトウェアの出力シグナルとミックスされます。これにより、ラ イブの入力(マイクロフォンとギター)をディレイなしで聴くことができます。ダイレクト・モニタリングを有効にしても、レ コーディング・ソフトウェアで録音中のシグナルには影響しません。 ダイレクト・モニタリング機能を使用する場合、レコーディング・ソフトウェアから(現在録音中のトラック)シグナルが出力さ れていないことを確認します。これは、 「ダブル・モニタリング」の原因となり、位相やスラップバック・エコーのような不快な ディレイを発生させます。ソフトウェア・モニタリングを無効にする方法についてはレコーディング・ソフトウェアの取扱説明書 を参照して下さい。 標準的なセットアップ エレキギターとボーカルの同時録音のための標準的なセットアップを紹介します: ギターのゲイン・ノブを一番左の位置まで回し、標準 的なインストゥルメント・ケーブルを使用してギター をギター入力に接続します。 2. マイクロフォンのゲイン・ノブを一番左の位置まで回 し、標準的な XLR ケーブルを使用してマイクロフォン をマイクロフォン入力端子に接続します。 3. 使用するマイクロフォンにファンタム電源が必要な場 合は、48V ファンタム電源を有効にします。 4. 低レイテンシーでのモニタリンクが必要であれば、ダ イレクト・モニタリング・ボタンを押してダイレクト・ モニタリングを有効にします。 5. レコーディング・ソフトウェアのトラックに、ギター やボーカルを録音するのに適切な入力端子を割当てま す。 6. トラックを録音可能な状態にします。 7. ギター入力とマイクロフォン入力の入力レベルを設定 します。入力レベルを適切に設定する方法については 本書 6 ページで解説されています。 8. インストゥルメントの演奏、またはマクロフォンに向 かって歌うなどして、オーディオ・ソフトウェアの再 生をしながら、適切なレベルになるまで出力レベルを 上げます。 9. 録音を開始します。 ギター ヘッドフォン マイクロフォン フロント・ビュー リア・ビュー USB 1. パワード・モニター コンピューター 7 8 ユーザーガイド 9 Fast Track コントロールパネル・ソフトウェア Windows XP/Vista:通常はデスクトップ下部にあるシステムトレイに M-Audio のアイコン( )が表示されます。このア イコンをダブルクリックすると、コントロールパネル・ソフトウェアが起動します。 Mac OS X:システム環境設定の「その他」から Fast Track Control Panel をクリックします。 注意:コントロールパネル・ソフトウェアは、Fast Track のドライバー・ソフトウェアをインストールした場合に限り 使用可能になります。Fast Track をクラスコンプライアントで使用する(OS 汎用ドライバーで使用する)場合は、コ ントロールパネル・ソフトウェアは表示されません。 Latency(レイテンシー)のタブ(Windows XP/Vista) Latency(レイテンシー)は入力シグナルがオーディオ・ソフトウェア を経由して出力されるまでにかかる時間として定義されています。この レイテンシーにより既存のトラックにオーバーダブする時に不必要な ディレイ(遅れ)が生じます。スライダーを使用してバッファ・サイズ を小さくするとレイテンシーは低くなりますが、システムの処理速度が 遅いとオーディオ再生時にクリックやポップ、ドロップアウト等の原因 になります。デフォルトのバッファ・サイズは 256 です。オーディオ にクリックやポップ等のノイズが混じる場合、バッファ・サイズを少し ずつ上げてノイズが聴こえなくなるまで調整します。 Sample Rate(サンプリングレート)のタブ (Windows Vista のみ) このタブでは 44.1kHz または 48kHz のいずれかのサンプリングレー トを選択することができます。これは、Windows Vista の MME アプ リケーションでサポートされている両方のサンプリングレートにアク セスできるように装備されている機能です。ASIO と WDM アプリ ケーションでは、このタブの設定にかかわらずレコーディング・ソフ トウェアの方からサンプリングレートを変更することができます。 Performance(パフォーマンス)タブ (Macintosh のみ) このタブでは 16-bit または 24-bit のいずれかのサンプル・ ビット・デプスを選択することができます。デフォルトのサ ンプル・ビット・デプスは 24-bit です。Windows を使用し ている場合、一般的にサンプル・ビット・デプスはレコー ディング・ソフトウェアの方で調節します。 About(アバウト)タブ(全てのオペレーティン グ・システム) このページには、ハードウェアと現在のドライバー・ソフトウェアの バージョンについての情報が含まれます。この情報はテクニカルサポー トへ連絡をする時に必要になります。このページのリンクをクリックす ると M-Audio のウエブサイトの関連するページが表示されます。 注意:Fast Track が現在接続されていない状態であるか、またはコンピューターに認識されていない場合は、コン トロールパネル・ソフトウェアの全てのページにその旨のメッセージが表示されます。 Fast Track 10 ユーザーガイド トラブルシューティング Fast Track は、高品位でプロフェッショナルなクオリティーのオーディオを実現するよう設計されています。様々なシステム条件と 動作環境でテストを続けていますが、それでも予測を超えるような悪条件に遭遇し誤作動を起こすことがあります。このセクションで は、起こり得る全ての事態に対応することはできませんが、よくあるご質問とその回答をまとめてあります。 USB バスに多くの機器を接続して使用することはお避け下さい。USB バスは信頼性の高い高速広帯域のプロトコルで、デジタルオー ディオには理想的です。しかしながら、オーディオやマルチメディアのストリーミングでは、コンピューターのプロセッサや USB バ スに相当な負荷がかかっていることをご理解下さい。 Fast Track でオーディオの入出力に問題がある場合には、以下の点を確認して下さい。 USB ケーブルが Fast Track とコンピューターの両方に適切に接続され、更に、USB 端子が充分な電源を供給していることを 確認します(Fast Track の青色 LED が点灯している必要があります)。 サウンドが出力されない場合、Fast Track をクラスコンプライアントのデバイスとして使用している(OS 汎用ドライバーで 使用)場合、使用しているオペレーティング・システムに合う最新版の Fast Track ドライバーをダウンロードしてインス トールして下さい。これで問題が解消しない場合、Fast Track のドライバーが適切にインストールされていることを確認し ます: • • Windows XP では、Windows のコントロールパネルから、システムのアイコンをダブルクリックします(カテゴリ 表示でパフォーマンスとメンテナンスの下にあります)。 - ハードウェアのタブをクリックし、デバイスマネージャのボタンをクリックします。 - サウンド、ビデオ、ゲームコントローラの横にある「+」をクリックし、リストに Fast Track があることを確 認します。 - Fast Track の横に?や!のマークが付いている場合は、ドライバー・ソフトウェアを再インストールする必要 があります。 Windows Vista では、Windows のコントロールパネルから、デバイスマネージャのアイコンをダブルクリックしま す。 - サウンド、ビデオ、ゲームコントローラの横にある「+」をクリックし、リストに Fast Track があることを確 認します。 - Fast Track の横に?や!のマークが付いている場合は、ドライバー・ソフトウェアを再インストールする必要 があります。 お使いのオーディオ・ソフトウェアで Fast Track を使用するための設定ができていることを確認して下さい。 • コントロールパネルで「サウンド」(Windows Vista)または「サウンドとオーディオデバイス(Windows XP)を 開き、Fast Track が既定の再生デバイスに設定されていることを確認します。Mac では「システム環境設定」からサ ウンドをクリックし、入力と出力のタブで Fast Track を選択します。 • オーディオ・ソフトウェアのオーディオ設定を開き、適切な ASIO または WDM ドライバー(Windows) 、Core Audio ドライバー(Mac)が選択されていることを確認します。 Fast Track が正しくインストールされ設定が使用しているレコーディング・ソフトウェア用に適切に設定されている場合は、 シグナルパスをチェックします。出力シグナルがヘッドフォン、アンプ、パワード・モニター等へ送信されるよう正しくルー ティングされていることを確認します。レコーディング・ソフトウェアがオーディオ・シグナルを受信していることを確認し ます。レコーディング・ソフトウェアがオーディオ・シグナルを受信していない場合: • オーディオ・ケーブルが適切に接続され、正常な使用ができる状態であることを確認します。 • 各チャンネルで入力シグナルが送信されているかどうかをシグナル / クリップ・インジケーターのアクティビティで確 認します。 • ファンタム電源が必要なコンデンサー・マイクロフォンを使用している場合、ファンタム電源スイッチ(14)が「on」 の位置に設定され、ファンタム電源インジケーター LED(48V)が点灯していることを確認します。 www.m-audio.jp/support の「テクニカル FAQ」にはこの他に数多くのトラブルシューティング情報が記載されています。 9 10 Fast Track ユーザーガイド 11 技術仕様 マイクロフォン入力 最大入力レベル -1.8dBu(最小ゲイン) S/N 比 -102dB(A 特性、最小ゲイン) ダイナミックレンジ 102dB(A 特性、最小ゲイン) 歪み率+ノイズ 0.003%(-90 dB)@ 1kHz、-1dBF(最小ゲイン) 周波数特性 20Hz から 20kHz、-0.3 / +0.1dB(最小ゲイン) ゲイン範囲 48 dB 入力インピーダンス 6KΩ(バランス) クロストーク チャンネル間 < -105dB @ 1kHz ファンタム電源 +48V(最大電流 10mA) ギター入力 最大入力レベル +12dBV(最小ゲイン) S/N 比 -103dB(A 特性、最小ゲイン) ダイナミックレンジ 103dB(A 特性、最小ゲイン) 歪み率+ノイズ 0.005%(-86 dB)@ 1kHz、-1dBFS(最小ゲイン) 周波数特性 20Hz から 20kHz、-0.2 / +0.1dB(最小ゲイン) ゲイン範囲 40 dB 入力インピーダンス 1MΩ クロストーク チャンネル間 < -105dB @ 1kHz ライン出力 最大出力レベル +2dBV(モニターがオフ)、+8dBV(モニターがオン) S/N 比 -105dB(A 特性、最大ゲイン) ダイナミックレンジ 105dB(A 特性、最大ゲイン) 歪み率+ノイズ 0.002%(-94 dB)、1kHz、-1dBFS(最大ゲイン) 周波数特性 20Hz から 20kHz、-0.2 / +0.1dB(最大ゲイン) 出力インピーダンス 100Ω クロストーク チャンネル間 < -110dB @ 1kHz ヘッドフォン出力 最大出力レベル +2dBV at THD < 0.007% into 32Ω 最大出力電力 各チャンネル 48 mW into 32Ω S/N 比 -105dB(A 特性、最大ゲイン) ダイナミックレンジ 105dB(A 特性、最大ゲイン) 歪み率+ノイズ 0.007%(-83 dB)、1kHz, -1dBFS(最大ゲイン) 周波数特性 20Hz から 20kHz、-0.2 / +0.1dB(最大ゲイン) 出力インピーダンス 33Ω クロストーク チャンネル間 < -85dB @ 1kHz into 32Ω ヘッドフォン・インピーダンス 32 から 600Ω 推奨 Fast Track 12 ユーザーガイド 11 製品保証 ハードウェアについての一年間の限定的保証 この期間限定保証は、エムオーディオ、エムオーディオ正規ディーラー及び製品取り扱い店からエムオーディオ製品を最初にご購 入頂いたお客様のみが対象となります。正規ディーラー及び製品取り扱い店の一覧は http://www.m-audio.jp/ index.php?do=store.locator をご覧下さい。 エムオーディオは、お客様から保証の履行請求が適切になされた場合、エムオーディオの選択により、製品を無償で修理するか、 交換します。修理及び交換が不可能な場合には、購入代金をお客様にお返しします。お客様はこれ以外のサービスを要求できず、 また、エムオーディオの負う責任はこれがすべてです。この保証は、本製品の最初の購入者にだけ適用されるものであり、他の者 にその権利を譲渡することはできません。保証に基づくサービスを受ける場合には、エムオーディオ(日本国内窓口:デジデザイ ン / エムオーディオ・カスタマー・サービス Tel.03-3505-4034)に連絡して、返品承認番号(RA ナンバー)をもらって下さ い。返品承認番号取得後、不良のある製品を送料及び保険料を元払いの上、エムオーディオ(日本国内事業部:〒 107-0052 東 京都港区赤坂 2-11-7 ATT 新館ビル 4F アビッド テクノロジー株式会社内 デジデザイン / エムオーディオ)に送って下さい。お 送り頂く箱の外側に大きな文字で返品承認番号を記載して下さい。箱の中には、お客様のお名前、住所、電話番号、お買い上げ頂 いた時の領収書の写し及び不良の内容を詳しく記載した書面を同封して下さい。エムオーディオは、送付途中に製品に生じた損傷 について責任を負いません。この保証は製品に付されている製品製造番号が取り除かれていた場合、又は誤使用、変更もしくは公 認されていない修理業者による修理により製品が損傷している場合には、無効となります。 本保証は、すべての保証(口頭によるもの、書面によるもの、明示のもの、黙示のもの、あるいは法律上の規定によるかを問いま せん)に代わるものであり、エムオーディオは、明示的にも、黙示的にも本保証以外の保証(商品性、特定目的への適合性及び非 侵害性に関する黙示の保証を含みます)を一切いたしません。本保証に基づくお客様の権利は、本書に記載された内容にしたがっ て修理又は交換をうけることに限定されます。いかなる場合においても、エムオーディオは、製品の欠陥から生じた直接、間接、 特別、結果的又は付随的損害(逸失利益、財産侵害、人身傷害を含みます)について、責任を負いません。このことはエムオー ディオがそのような損害の発生の可能性を知っていた場合でも同様です。 本契約は日本法に準拠します。本契約に関する紛争については東京地方裁判所を合意管轄裁判所とします。本契約は当事者間のす べての合意を構成するものであり、本契約に規定するエムオーディオ・ソフトウェアに関する従前の一切の書面また口頭による契 約または表明事項にとって代わるものであります。本契約の修正は、正当な権限を有する者が署名した書面によるものでなければ 有効とはなりません。 重要なお知らせ:保証オプションは国により異なります。より詳細な情報に関しては、www.m-audio.jp/support をご覧頂くか、 エムオーディオ(日本国内窓口:デジデザイン / エムオーディオ・カスタマー・サービス Tel.03-3505-4034)にご連絡下さ い。 ユーザー登録 ユーザー登録を行うことで、新規エムオーディオ製品の正規登録ユーザーとして、ご購入日から一定期間、無償テクニカル・サ ポートを受けることができます。エムオーディオへお問い合わせ頂く場合には、エムオーディオでのユーザー登録を完了しなけれ ば期間限定保証及びカスタマーサービスを受けることができません。ユーザー登録を行うにはエムオーディオ オンラインユーザー 登録ページ http://www.m-audio.jp/register/ にて、必要事項を入力して送信して下さい。(注意:ユーザー登録完了の御案内は 行っておりませんのでご了承下さい。) 警告:本製品の基盤回路には鉛を含む化学物質が含まれます。癌や出生異常、その他生殖への危害の原因となる物質として米国カ リフォルニア州で知られています。万が一基盤回路を触った場合には手を洗って下さい。 Fast Track Testé pour conformité avec FCC standards FOR HOME OR STUDIO USE 2009 Avid Technology, Inc. 無断複写、転載を禁じます。製品の特徴、仕様、システム環境条件、在庫状況は予告無く変更にな る場合があります。Avid と M-Audio と Fast Track は Avid Technology, Inc の商標または登録商標です。ここに記載されてい るその他全ての商標または登録商標はそれぞれの所有者に属します。 www.m-audio.com M-AUDIO 5795 Martin Road Irwindale, CA 91706, USA TECHNICAL SUPPORT Visit the M-Audio Online Support Center at www.m-audio.com/support PRODUCT INFORMATION For company and product information visit us on the web at www.m-audio.com
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