平成 21 年度 構造部会「現場見学会」に参加して

����� ����� �����������
����������� �����������
����
������
目 次
Vol.41
◦巻頭言 豊かな自然の中で発展する「東北にっぽん」を目指して
~「東北圏広域地方計画」について~
………………… 国土交通省 東北地方整備局 局長 青山 俊行 1
◦海外紀行 3度目の中国 -岷江と三峡の旅-
………………………… ㈱復建技術コンサルタント 片寄 白王 2
◦技術シリーズ 今後の治水のあり方問題について考える
…………………………… 技術委員会 河川部会長 田子 洋一 8
◦私の趣味 黒部川紀行 下ノ廊下を行く………… 八千代エンジニヤリング㈱ 法岡 逸郎 11
◦名勝地・行事 弘前の「お城」と「桜」……………………… ㈱キタコン 佐藤 和昭 14
◦講演会等報告 「平成21年度 講演会報告」……………………… 広報委員 田沢 重久 16
◦現場見学会 平成21年度 現場見学会報告 … ……………
応用地質株式会社 工藤 夏実 17
平成21年度 構造部会「現場見学会」に参加して
……………………… 大日本コンサルタント㈱ 森田 晃雅 18
平成21年度 構造部会「現場見学会」に参加して
…………………… ㈱オリエンタルコンサルタンツ 安藤 壽英 19
河川・環境現場見学会に参加して……… ㈱福山コンサルタント 七田 康弘 20
河川・環境現場見学会に参加して ㈱東京建設コンサルタント 森田 晃雅 21
◦支部活動報告
平成21年度東北各県及び東北地方整備局との意見交換会 … ……………………………… 22
◦平成21年度 RCCM資格試験 … ………………………………………………………………… 24
◦平成21年度 RCCM登録更新講習会 … ………………………………………………………… 25
◦委員会紹介「事務局の紹介」………………………………………………
東北支部事務局 26
◦支部だより … ……………………………………………………………………………………… 27
◦会員の動向 … ……………………………………………………………………………………… 33
◦東北支部 会員名簿 … …………………………………………………………………………… 34
◦編集後記 … ……………………………………………………………… 広報委員 田中 英司 36
巻 頭 言
豊かな自然の中で発展する「東北にっぽん」を目指して
~「東北圏広域地方計画」について~
国土交通省 東北地方整備局長 青 山 俊 行
我が国の人口は2004年をピークとして、東北圏では
全国より8年早い1996年をピークに人口減少に転じて
おります。
少子高齢化が進む中、東北圏の自立的発展を目指す
ためには、社会資本の整備だけではなく、さまざまな
行政施策と民間団体の諸活動において、お互いの目標
連携プロジェクト」を掲げています。
いくつかのプロジェクトをご紹介します。
『低炭素・循環型社会づくりプロジェクト』
自然と共生する社会や環境産業における先進圏域を
目指します。
『大規模地震災害対策プロジェクト』
を共有化することが不可欠です。このような思いから
検討を進めて参りました「東北圏広域地方計画」が昨
年8月に策定されました。
海溝型地震や宮城県沖地震の地震・津波災害に対し
て安全・安心な圏域の形成を図ります。
『地域医療支援プロジェクト』
医療体制の整備による持続可能な地域社会の実現を
図ります。
『自動車関連産業集積拠点形成プロジェクト』
東北圏における自立的経済圏の構築を図ります。
『農業・水産業の収益力向上プロジェクト』
力強い持続可能な農業・水産業を構築します。
『滞在型観光圏の創出プロジェクト』
豊富な観光資源を活用し、観光交流の拡大による地
域・経済の活性化を図ります。
今後は、計画の実効性を確保するため、これらの広
域連携プロジェクトに対して、「取組推進プロジェク
トチーム」(推進 PT)を設立し、着実に推進すること
にしており、平成21年度に8つの推進 PT を設立しま
した。次年度以降も順次、推進 PT を設立し、1つで
も多くの成果が得られるよう、関係構成機関の皆さん
と一緒に取り組んで参ります。
「東北圏広域地方計画」は、経済団体・地方公共団
体・国の地方支分部局等から構成される「東北圏広域
地方計画協議会」(会長:幕田恵一東北経済連合会会
長)において協議を行い、地域戦略を策定した国土形
成計画法に基づく初めての広域地方計画です。全国8
つのブロック毎に、地方の将来像や主要な施策を示す
もので、計画の期間は概ね10年間としています。東北
ブロックは、東北6県に新潟県を加えた7県を一つの
圏域としています。人口1,210万人、域内 GDP43兆円と、
オランダ、スイス、ベルギー等、ヨーロッパ中規模諸
国と同等の人口・経済規模を有している圏域です。
東北圏は、美しく豊かな自然環境、安全な食料とエ
ネルギー等の資源、優れた人材やものづくり技術、伝
統的で特徴的な祭り・雪文化や伝統工芸といった独特
な歴史文化等の特徴を有しており、そのポテンシャル
を活かし、東北圏を支える人々が持てる力を十分に発
揮して、国内外との交流・連携を進め、多様で自立し
た東北圏の形成を目指しています。
このために、これから10年間で東北圏が目指す新し
い将来像として、『豊かな自然の中で交流・産業拠点
として発展するふるさと「東北にっぽん」』をキー・
コンセプトとした3つの基本方針と5つの戦略的目標
を掲げています。
さらに、新しい東北圏の将来像の実現のため、今後
10年間に重点的に進めていく取組として、13の「広域
貴協会の皆様には、専門技術集団として高度な技術
力を活用し、安全・安心で美しく活力ある国土づくり
のため、多大な貢献をいただいております。
昨今、国・地方とも財政状況は厳しいものがありま
すが、地域のみなさまをはじめ、関係機関との連携や
対話を重ねながら、社会資本の整備・管理を効率的か
つ効果的に推進して参りますので、より一層のご理解
とご支援をお願いします。
海外紀行
3度目の中国
― 岷江と三峡の旅 ―
㈱復建技術コンサルタント 片 寄 白 王
ほぼ完成した三峡ダムとその周辺を昨年9月に見て
きました。9月12日仙台空港から上海で乗換え成都へ、
13日都江堰を見て、14日に九寨溝へ、15日は黄龍を見
て、16日重慶へ、17日から2日間は船で600km の三
峡の川下り、19日は三峡ダムを視察して20日北京を経
由で仙台へ。
が広大な四川盆地で、成都以西はヒマラヤを含む3000
~ 5000m級の高山地帯である青蔵高原が広がってい
る。
この地域は概ね2億年前の中生代以前の海底地層が
隆起した場所で、古地中海(テーチス海)に連なって
いました。当時は三峡ダムサイト(三斗坪)から東が
陸で、西が海洋でした。古長江は今とは逆に東から西
へと流れていました。
水成岩(砂岩、頁岩、礫岩、石灰岩)が基盤岩を形
成しています。海成土砂とともに生物死骸などが堆積
した水成岩が度重なる造山運動で隆起して陸化しまし
た。その後三峡地区やチベット高原等が部分的に隆起
し、相対的に四川盆地が沈降して現在の地形を形成し
たと思われます。
青蔵高原の東端に位置するところに、都江堰・九寨
溝・黄龍があります。岷江(長江の支流)の源流は標
高2500m ~ 4000mと起伏に富んでいます。氷河地形
モレーンと石灰成分とが、九寨溝・黄龍を形成する要
因となったと言われています。
平成7年10月の土木学会東北支部主催の『中国黄河・
長江(三峡ダム)調査団』に参加したあと、この旅行
に参加したメンバーが核となり平成16年10月、平成20
年9月に三峡ダムを中心に観光を兼ねて中国を見てき
ました。今回の旅行は、もともと平成19年に行く予定
が、拉薩(らさ)・烏魯木斉(うるむち)周辺の暴動
騒ぎと四川大地震で断念し、1年延びてしまいました。
九寨溝の五彩池(とても鮮やかな青)
【地形・地質】
地形を大きく分けると、宣昌(ぎしょう:三峡ダム
の下流45km 地点)の東側は海岸までが洞庭湖を含む
広い平野が開けている。宣昌から重慶までが2000m級
の山岳地帯でこの中に三峡がある。重慶から成都まで
海外紀行
黄龍(棚田状)
石灰が成長してできた浅瀬に植物が生える
水に含まれた多量の石灰成分が倒木・流木・岩砕・
四川盆地とチベット高原との境界は数多くの断層が
浮遊物やゴミ等に付着し成長して石灰華となり、水中
にはゴミの殆んどない透明度が極めて高い状態になっ
ていて、わずかに溶け込んだ微量成分がこの色を作り
出しているとの解説でした。
生物は少なく、この鮮やかなブルーのところでは魚
は全く見かけません。石灰岩地帯の湖沼の多い地形の
特徴は、九寨溝では数十mの自然ダム(堰止湖)を作
りだし、黄龍では3~ 10mの円弧状の棚田地形であ
り、大きさの違いはあるものの基本的な成因は同じよ
うに思えました。
北東から南西方向に発達していて、古くはこの地域で
は多くの地震が起きています。2008年5月12日に龍門
山断層帯に起きたのが四川大地震です。それまで活断
層ではなかった場所に起きたことには興味がわくとこ
ろです。震央に近く都江堰や上流のダムにも被害が出
ました。
中国の中央~南部には奇岩、奇石、峡谷が数多く見
られます。三峡の山岳地帯南部に位置する武陵源(二
度目の旅行で見ています)は海成堆積物の砂岩・頁岩
です。三峡と九寨溝、黄龍は、海成堆積物と石灰岩が
基盤岩で、広くこの地域には火成岩は殆んどない場所
なのですが、唯一と言っていいほどに、三峡ダムのダ
ムサイトでは花崗岩が出現しています。ダムの選定条
件の有力な一つと言われています。
山の地中で石灰成分が地下水にゆっくりと浸みだし
沈殿し固化しできたのが鍾乳洞ですが、九寨溝や黄龍
では、この沈殿が地表部で形成され棚田状を呈してい
ます。氷河のモレーン堆積物に倒木などが引っかかり、
そこに石灰成分が沈着して自然ダムになり、大小の棚
田状地形の形成につながったようです。そのうち、九
寨溝は大きな棚田が数十mの池となり池が長く連なる
ように見え、黄龍では数mから10数mの円弧状の棚田
が密集したようになり、九寨溝と黄龍の景観の違いに
なったものと思われます。
三峡地区は約2000mクラスの山並みで、頂上を結ぶ
とほぼ平坦になっていて、隆起した海底の名残です。
三峡の形成は隆起よりも水の侵食するスピードが大き
いためと言われています。現在も年20mm 程度の隆起
を観測しています。
倒木に付着した石灰華
倒木や石に石灰が沈着し石灰華ができ、更に成長し
て自然ダムを作り出し、石灰分が付着した岩は多孔質
で、その穴に土壌とともに種子が入り込み草木が育つ
ここ独特な景観を作り出しています。
海外紀行
た。昔から幾度となく洪水に見舞われる一方で、水は
成都平原の西端に沿って流れてしまい成都を通らず長
江に合流していました。
巫峡にあった崩壊箇所
小崩壊箇所はそこかしこに見られましたが、大きな
ものは見られません。三峡にある地すべりで最も大き
いのは新灘(旧称 : 青灘)地すべりです。仙女山断層
帯の中にあり、長さ1500m、頂部滑落崖幅250m、舌
端部幅800mと、とても大きいものです。今回の旅で
私が最も見たかったところですが、船の通行時は残念
ながら夜になってしまっていて見えませんでした。平
成7年には見たので、その後の姿を見比べたかったと
ころです。湛水後100m以上水位が上昇し、新たに水
没した土塊が浮力を受け、辷りの末端部が軽くなり、
押え盛土が利かなくなった状態で、すべりを誘導し易
くなったはずです。果たしてどうだったのか?
【都江堰について】
都江堰とは、ユネスコの世界遺産(文化遺産)となっ
た灌漑設備で、紀元前 BC270年頃、長江の支流の岷江
に作られました。(ちなみに、卑弥呼が日本を国家ら
しきものにまとめ上げたのが三世紀≒ AC230年頃の
話です。)この時代に造られた施設であることに先ず
驚嘆します。施設の目的は防洪(洪水から守る)と灌
漑で、しかも『ダムによらない水利施設』ということ
です。
場所は、長江支流の岷江が青海・チベット高原から
四川盆地の西端(成都盆地=扇状地)に抜け出す扇頂
部に位置しています。この東側に平野が大きく広がっ
ています。当時長江本流は成都を通っていませんでし
『信玄堤』(和田一範著2002年発行)より
岷江が北北西から南南東に向かって流れていて水流
は玉塁山にぶつかり南へと流れを変えるポイントに、
人工的に中洲をつくり、水を外江(右岸側)と内江(左
岸側)に分流し、玉塁山の山腹を切り開き水路で平野
方向に流しました。分水することで洪水のエネルギー
を削ぎ灌漑用水を確保し、成都を農産物のとれる豊か
な土地『天府之国』に変えたといわれています。
基本的な施設は、魚嘴、飛沙堰、宝瓶口からなりま
す。中洲の突端は魚の口ばしのような尖がった形状を
した魚嘴です。季節変動する水量の分水量調整のため
の施設で、可動な木工沈床のような機能を持つ『竹篭
と 槎』も一緒に使われました。
海外紀行
高さ23m、長さ1200m)紫坪埔ダムがありながら、何
故すぐ近くにまたダムを作る必要があるのか賛否両論
がありました。新聞報道などによると、そもそも紫坪
埔ダムの工事費償還のためにはもっと発電能力を高め
て、売電する必要があるというのが大きな理由と聞い
ています。中国には、三峡ダムも含めて、借金を返す
ためにも発電が必要だという考え方があるのでしょ
う。
魚嘴(中洲の先端)
また内江の中心部を深く掘り下げ渇水期には多くの
水量を内江に導き、豊水期には半々に(ガイドブック
では6:4)分水するようになっています。 槎は日
本では信玄堤に使われた聖牛と呼ばれるものによく似
ています。
【三峡について】
三峡は中国の長江本流にある三つの峡谷の総称。重
慶市奉節県の白帝城から湖北省宜昌市の南津関までの
193km の間に上流から瞿塘峡(くとうきょう)8km、
巫峡(ふきょう)45km、西陵峡(せいりょうきょう)
66km が連続する景勝地で、3つ峡谷を三峡と呼んで
いる。三峡を船で上り下りするクルーズは中国内外の
多くの観光客を集めている。船舶は重慶から宜昌・武
漢・上海までの間も運航している。三峡の下流部分に
は国家的事業である三峡ダムが建設され、三峡の景観
や環境が大きく変化した。
平成7年のとき説明を受けた中国のダム関係者の弁
によると、環境変化はそれほど大きくはなく、生態系
も乱すものではない。対応を十分に考えているという。
槎と竹篭(日本風に聖牛と蛇篭)
灌漑用の水の導水口は宝瓶口です。水量が多く宝瓶
口があふれるほどのときは、飛沙堰(中洲の後方が低
くなっている部分)から水をオーバーフローさせて外
江に戻しています。
都江堰の8km ほど上流には紫坪埔ダム(2006年完
成、高さ156m、堤長644m)があり、2008年5月25日
の四川大地震の際に堤頂部にヒビが入り、安全が危惧
され、緊急放流を行いました。今は洪水調整の役割は
紫坪埔ダムも担っているものと思われます。
更に近年、都江堰の魚嘴の位置から上流1.8km のと
ころにもダムを作る計画がありました。(楊柳湖ダム、
瞿塘峡
平成7年の三峡ダム視察でも船で三峡下りしている
ので、その折との違いなどについて、感じたままを述
べてみたい。
◦水の流速が遅くなり、水面のゴミが多くなった
◦上りの船のスピードが増し、短時間で移動できる
◦1万 t の船が往来可(従来5000t まで)
◦深夜船の停泊は不要に、24時間運行が可
◦三峡ダム閘門の通過時間3時間に増えた
海外紀行
◦小三峡の水位が上昇し、景色が変わった
◦小三峡観光の目玉『人力で船を引く』光景が見られ
なくなった
三峡地区は重慶から三峡ダムまで約630㎞あり、こ
の間、工事中の橋梁をたくさん見ました。
小三峡の高速道路の橋梁である。車の通行はまだの
ようで完成間近であろうか。水位が50m 以上上がった
ようで、かつての風景は一変していた。この辺は浅瀬
が多く小三峡風物詩、褌一丁の数人が船をロープで
引っ張る姿がパンフレットにも載っていたようなとこ
ろです。今はその観光名物はなくなったとのことです。
巫峡にある橋梁
【三峡ダムについて】
巨大なダムですが、遠く目には意外と小さい印象、
でも近くで見ると巨大さが肌で感じられます。対岸が
霧で見えないことはよくあるらしく、今回もあいにく
雨模様でしたので対岸がよく見えませんでした。
ダム・水文諸元
小三峡の入り口に架かる工事中の龍門橋
小三峡の入り口にある橋梁で、新橋の左側に旧橋の
橋脚跡が見える。この橋は平成7年のときは船上はる
か100m 上空に見えたものである。
総貯水容量
393億 m3
年平均流量
14,300m3/S
洪水調節容量
221.5億 m3
ダム最大放流量
116,000m3/S
流域面積
100万 km2
推定最大洪水
105,000m3/S
流域平均雨量
1,100mm/ 年
計画洪水流量
98,800m3/S
年平均流出量
45,100億 m3
1/100確率洪水流量
83,700m3/S
『比較目安のため( )内に玉川ダムの施工量と合
わせて記載すると、ダム高185m(100m)、堤頂長2,330
m(441m)、コンソリグラウト293,000m(23,800m)、
カーテングラウト 350,000m(31,400m)、カ-テング
ラウト深 120m(70m)、ジョイントグラウト110,000m
(―)です。』(同行した小野菊蔵、小松直文、鳥居欽
吾のレポートから)
小三峡の橋
公式発表では、三峡ダム工事の全工程は、1993年1
月1日に着工、2003年6月1日湛水開始、6月10日に
目標水位135m(発電最低水位、満水位は175m)に達
海外紀行
し、6月24日には最初の2号発電機の試験送電が行わ
れた。2003年12月には6基が稼働し、最終完成は26基
(1基700MW)となる。2006年5月20日本体工事終了、
2009年三峡プロジェクト全工程の終了予定です。しか
し、9月18日現在、右岸側に地下発電所工事を新たに
始めていました。何時終わるのでしょうか?
【参考文献】
◦信玄堤 -千二百年の系譜と大陸からの潮流-
和田一範著(当時国土交通省甲府工事事務所長)
2002年 山梨日日新聞社発行
◦覚書中国古代の水利施設 都江堰と創建者李冰父子
田中穣二著 2001年 光陽出版社発行
◦中国名勝世界遺産 都江堰
宋如海著 2002年 天地出版社発行
◦長江三峡地区新構造地質災害和第四紀冰川作用与三
峡形成図集
唐貴智著 2001年 湖北科学技術出版社発行
◦長江三峡大観
長江流域企画弁公室著 楊哲三翻訳
1991年 水利電力出版社発行
◦ Newton 2000年4月号 緊急大特集帰らざる三峡
2000年㈱ニュートンプレス発行
丑三つ時の閘門通過
技術シリーズ
今後の治水のあり方問題について考える
技術委員会 河川部会長 田 子 洋 一
1.はじめに
昨年8月の政権交代以降、前原国交相は民主党のマ
ニフェストに則り、大型公共事業の中止・見直しを明
言し、中でも八ッ場ダムは効果が少なく、完成後も莫
大な維持費がかかり、無駄な公共事業の象徴として建
設中止を表明した。地元住民から大きな反発を受ける
とともに、八ッ場ダム建設費の一部を負担している1
都5県の知事からも中止姿勢が批判されている。しか
対策という側面が強いのに対し、減災は氾濫原の安全
度を認識した上で流域対策を含む治水対策を見ている
点が異なる。このように減災は、総合治水に氾濫原の
安全度という観点を加えて新しい治水理念であるが、
氾濫原での輪中堤等の宅地嵩上げ等の生命・財産を主
体的に守るハード対策、あるいは避難体制の確立(加
自助・共助)などのソフト施策であり、これらの対策
にも減災効果を期待する傾向にある。しかし、治水対
し、少子高齢化・人口減少に対応するための変革、そ
れへ向けての模索が始まっており、これからの日本に
とって避けて通れない課題であり、八ッ場ダム建設中
止問題は、それを提起したと考えるべきである。
一方、地球温暖化に伴う気候変動は河川の治水、利
水に与える影響は顕著であることが、最近の研究で明
らかとなっており、これらを踏まえ国交大臣の下に「今
後の治水対策のあり方に関する有識者会議」を設置し
た。座長を中川博次京大名誉教授とし、昨年12月3日
に初会合が開催され、2月16日現在で第6回の会合が
開催されている。今夏には「できるだけダムにたよら
ない治水」に関する中間報告が出されることになって
いる。詳細は国土交通省河川局のホームページを参照
されたい。
http://www.mlit.go.jp/river/
策は堤防、ダム、遊水地などの基幹治水施設の整備が
基本であり、これらにより、一定の治水水準を確保し
た上で、河川特性及び地域特性を考慮した減災対策を
考えるべきである。
⑵ 主な論点
今後の討議に向けての主な論点の中より重要と考え
られるものを紹介する。
◎治水対策案について
◦流域治水の考えの必要性は、すでに40年以上にわた
り河川関係者の間で認識され議論されてきたところで
あるが、法的な規制、地元自治体の開発行政、関係自
治体や住民との合意、技術的課題など多くの問題を抱
えており、このような問題点等について、改めて整理
し、対策実施の可能性を検討していくことが重要では
ないか。
◦計画を超える洪水が多発する可能性があることから
氾濫を許容する政策への転換を検討することが必要で
あり、その場合の対策等として耐越水堤防の工法、実
施個所の選定、地域ごとに守るべき洪水位の決定など
の課題に真剣に取組むべきではないか。
◦ソフト対策として人的被害を軽減するためには、気
象予報、洪水情報の迅速かつ徹底した住民への伝達シ
ステムの整備、ハザードマップの活用と洪水災害の意
識向上、警戒避難体制のあり方、水防活動の強化、コ
ミュニティの強化と防災訓練などが考えられそれらの
有効性や信頼性の検証を行うことが必要ではないか。
◎評価検証の進め方について
◦評価に当たっては、財政的な制約がある中でコスト
の観点が重要である。なお、コストについては建設に
要する費用だけでなく、維持管理に要する費用等を的
確に見込むことが重要ではないか。ダムの場合はダム
2.今後の治水のあり方に関する有識者会議について
⑴ 総合治水対策と減災の違い
戦後、治水方策の理念は、既往最大主義から生起確
率の導入・流域を含めた総合治水対策、絶対壊れない
スーパー堤防、そして防災から減災へと徐々に進化し
てきた。
特に昭和50年代に発想された総合治水の概念は画期
的であり、現在の減災理念もその延長線上にある。総
合治水と減災の異なる点は二つである。一つ目は、総
合治水は、目標安全度を定め、それを達成するような
治水計画であり、超過洪水の概念を有していない。一
方、減災は目標を超える、あるいは目標達成までの期
間に現況安全度を超える洪水が発生することを想定
し、被害を最小化しようとするものである。二つ目は、
総合治水はあくまで河川からの氾濫を防ぐための流域
技術シリーズ
の維持管理費だけではなく、ダムができたことによる、
河道、海岸・海浜への影響に対する維持費も含む必要
がある。
◦「何を守るのか」については、人命、一般資産、公
共インフラ、社会システム、経済活動など守る対象を
明らかにして議論を行うことが重要ではないか。
◦各治水対策案について、被害軽減効果、コスト、地
域社会、環境等への影響、利水事業への影響、実現性
等の評価軸について、総合的に評価する必要があるの
ではないか。その場合、生態系保全など貨幣価値での
費用便益論になじまないものがあったり、経済ポテン
シャルが低い地域・住民、人間活動の保全をどのよう
に考えているかについて、議論する必要があるのでは
ないか。
◎今後の治水理念の構築
4.おわりに
今後、公共事業の意思決定にあたって、科学的根拠
が益々重要視されるようになり、その客観性と合理性
が厳しく問われることになる。同時に、科学的データ
を生み出す建設コンサルタントの役割と責任も益々重
くなる。我々コンサルタントが表舞台に出、自らの成
果について自らの言葉で語ることが求められるように
なる。有識者会議のような委員会にも委員として参画
を要請される日も近いと思う。その結果、建設コンサ
ルタントの地位は飛躍的に向上するが、このような建
設コンサルタントの役割と責任を全うするためには、
何よりも技術と倫理である。これを持たない技術者と
企業の未来は無い。民主党のマニフェストに始まった
公共事業を巡る議論は、日本の行政システムの改革に
つながるものであり、国民が社会資本整備に関心を持
◦これまでの治水対策を「高度成長継続型」とすれば、
流域治水は「持続的発展社会適応型」と名付けられよ
う。今後のわが国における持続的国土形成の方向に相
応しい変革を遂げなければならないのではないか。
◦都市域では、いわゆるゲリラ豪雨による被害の発生
が顕著である。その発生原因を地球温暖化と単純に結
び付けるのには議論の余地があり、都市のヒートアイ
ランド現象や地形気象的要因との関係を検証する必要
がある。その上で、都市の熱放出量の抑制、雨水貯留・
浸透施設設置の義務化などの施策を強力に実行するこ
とが肝要ではないか。
つきっかけになり、大いに意義があると思う。しかし、
あと一歩で大きな効果を発揮するダムを、マニフェス
トに掲げたからと中止するのは、いささか大人げない
対応に思えてならない。
最後に、特に個人的な感想であるが、この様な会議
における議論の対象は首都圏等の都市河川がベースの
ように思える。
氾濫原が住民の生活基盤である農地となっている地
方の田園河川に対する視点も必要である。中間報告や
マニュアルが出されても、我々コンサルタントにはそ
れらを鵜呑みにするのではなく、使いこなす能力が求
められる。
3.有識者会議に期待すること
今後の治水のあり方に関する有識者会議の主要論点
についてピックアップした。新しい治水対策のあり方
の要点は総合治水対策の延長上に少子高齢化や地球温
暖化を考慮し、超過洪水に対し大規模な治水基幹施設
ではなく、氾濫原の安全度より流域対策を含め治水対
策を減災という観点から捉えていることである。しか
し、ここで重要なことは全国一律な対策ではなく、河
川特性や地域特性を考慮した治水対策を策定すること
である。評価についても人命、一般資産、公共インフ
ラ、社会システム、経済活動を守ることは最も基本で
あるが、食料生産や雇用を守ることも重要であると考
える。
本有識者会議は、河川工学、森林科学、災害心理
学、行政法など9名の首都圏中心大学の教授で構成さ
れているが、今後は産官のメンバーや地方や経済学の
有識者もメンバーに入れる必要があるのではないかと
思う。
技術シリーズ
10
私の趣味
黒部川紀行 下ノ廊下を行く
八千代エンジニヤリング株式会社 法 岡 逸 郎
八千代エンジニヤリングの法岡です。東北支店在任
中は皆様には大変お世話になりました。単身赴任が終
わり今は東京にいます。赴任中に東北の山を見ている
うちに遠い昔の記憶が蘇ってきました。そしてすぐに
山歩きが再開しました。
行ってみたい場所として、ずっと昔から思い描いて
いた一つが今回ご紹介する黒部川の下ノ廊下です。も
う数十年前になりますが、この存在を父親から教えて
もらい、いつかは行きたいと思っていましたが、なか
なか機会に巡り会えませんでしたが、昨年、今しかな
いと思い行ってきました。
黒部ダムから終点の欅平まで標高差850m、距離
24km、歩行13時間、1泊2日の行程です。黒部峡谷
の断崖を削った道を行くアドベンチャールートです。
黒部川下ノ廊下とは
日本屈指の急流、そして類い希な渓谷美で知られる
黒部川。皆さんも黒部ダムには行ったことがあるので
はないでしょうか。あのダムの下を流れる川の横に実
は道があるのです。
黒部ダムより下
流は、下ノ廊下と
呼ばれ北アルプス
の秘境です。断崖
絶壁を削り延々と
続く渓谷沿いの道
は、かつて電源開
発のために拓かれ
た旧日電歩道と呼
ばれます。一年の
ほとんどの期間を
豪雪に閉ざされる
ため、10月の1ヶ
月間だけ一般登山
者は入れます。サ
ラリーマンにしてみれば、仕事と天気、それと奥さん
の顔色をうかがいながらここぞという時に行くしかす
べがありません。
上ノ廊下というのもあって、これは黒部ダムを境に
上流に行きます。こちらは冷たい川の中を泳いで対岸
に渡ったり、急流の岩の間をジャンプしたりと一般登
山者では行けません。
ベストシーズンは?
一年のほとんどが雪に埋もれているというこの登山
道は、秋の遅くに雪渓が融け、次の積雪までのほんの
ちょっとの間だけしか歩けません。
雪渓が登山道と交差している箇所があり、雪渓が崩
壊していない時は雪渓越えのルートとなります。昨年
は10月9日に崩壊したために、以降は安全に通過でき
るようになりました。
途中一カ所だけある山小屋の営業も10月中のみで、
折角の11月の文化の日はすでに営業は終了していま
す。これは雪が降り出す可能性があるためだと聞きま
した。
赤や黄や緑の鮮やかな紅葉。一年で最も美しい秋の
下ノ廊下の絶景を楽しみつつ、スリルを感じながら歩
けるのは、やはり10月下旬の二週間ほどです。
黒部ダムから十字峡へ
黒部ダムから真下に見える黒部川まで一気に200m
下りアドベンチャーな旅がスタートします。下から仰
ぎ見る黒部ダムは迫力満点です。
11
私の趣味
スタート時点で
は川面に触れるこ
とができますが、
この先へ行くに
従って川面との距
離 が100m も 離 れ
ていくと思うとド
キドキします。
黒部別山谷を過
ぎると、渓谷の核
心部である白竜峡
が現れます。深い
V 字型に切れ込む
渓谷は紅葉と混じ
り勇壮です。あま
り見とれていると
落ちるのでチラ見しながら行きます。次に現れる十字
峡は下ノ廊下一番の名勝です。黒部川本流に左から剣
沢、右から棒小屋沢が流れ込み十字の谷を作っている
類い希な景色です。
S 字峡、黒四地下発電所へ
息を飲むような美しい景色、川面まで100m、絶壁に
張ってある針金を握り振り向きながら上流方向を見る
と現れる S 字峡。
紅葉とパステル
グリーンの川色、
そして岩石の織り
なす風景。
本当に美しい。
座る場所があれば
ゆっくりコーヒー
でも飲みながら景
色に浸りたいとこ
ろですが、場所が
ありません。惜し
みつつたまに振り
返りながら目に焼
き付け行きます。
黒部ダムから
12km。 右 岸 に 送
電線が張られたトンネルが現れます。こんな離れたと
ころに黒四地下発電所があるのです。行きのトロリー
バス内の放送で地下発電所云々とありましたが、これ
ほど離れているのかと、あらためて感心します。
12
阿曽原温泉小屋
吊り橋を渡り今までの狭い登山道と違い車が通れそ
うな道路を行くと仙人谷ダムに到着します。ムッとす
る熱気があるダム施設内を通過して行きます。そして
一日目最後の一登りと下り(なぜか、ここだけきつい
登りと下りがあり
ます)をこなし、
露天風呂のある阿
曽原温泉小屋に到
着しました。
黒四地下発電所
から電気の供給を
受けているとのこ
とで、こんな山の
中なのに、自動販
売機が置いてあります。早速缶ビールを買って飲みま
す。ウマイ。
見た目はプレハブ作りの粗末な小屋ですが、トイレ
は水洗だし食事はおいしいカレーライスの食べ放題で
す。しかし暖房はありません。温泉に入り熱を体に染
み込ませます。
紅葉の時期2~3週間に客が集中するので、この日
も定員50人に対し宿泊客80人。一布団に二人でした。
単独者は夜のトイレ通路、つまり部屋の真ん中部分と
出入り口をつなぐ通路に一布団一人でした。
別名、水平歩道とは
阿曽原温泉小屋
から終点の欅平ま
での区間は、水平
歩道と呼ばれてい
ます。黒部渓谷の
左岸の絶壁をコの
字に削り、標高約
1000m の等高線に
沿って水平に伸び
ているためです。
なぜ、こんな道が
あるのかという
と、黒部川第三発
電所の建設資材の
運搬用に作られた
そうです。絶壁の
私の趣味
中の道を重い資材を背負って歩いたというのは時代を
感じさせ感慨深いものがあります。
今までずっと行くのを躊躇っていたのはこの水平歩
道を4時間歩かなければならないためです。途中で飽
きて気が抜けて転落しかねないと思ったからです。
水平歩道は落ちそうで落ちない、が、・・・
恐怖に満ちた絶
壁を削って作った
水平歩道ですが、
普通に歩いていれ
ば、怖いこともあ
りませんし、落ち
ることも、まず、
ありません。
が、毎年何人かは落ちています。昨年も10月だけで
3人が落ち、死亡一人、行方不明一人、重傷一人との
ことでした。小屋での夕食の前に、本日ダブルストッ
クを使用して落ちたとの連絡がありました。今流行の
ストックです。こんな道で使用してはいけません。転
ばぬ先の杖が転ぶための杖になってしまいます。
4時間、水平歩道を行く
二日目の朝は、
天気予報がはずれ
朝から雨でした。
もし強い雨の場合
は一日小屋にいる
からと家内に伝え
ていましたが、た
いした雨ではない
ので出発します。
しかし、水平歩道
を4時間歩くのか
と思うと気が重く
なります。
昨日の道と違い
この水平歩道は川
面 か ら100m く ら
い離れているので、渓谷美を楽しむというよりは、山
一面の紅葉を見ながらひたすら歩くといった感じで
す。
途中3カ所のトンネルを通りますが、その一つ、志
合谷のものは長さが150m ほどありますので、ヘッド
ランプが無いと進めません。
この谷が小説「高熱隧道」で宿舎が空を飛んだあの
志合谷です。
1938(昭和13)年12月27日、黒部川第三発電所建設
のために工事作業員が宿泊していた鉄筋5階建て宿舎
が泡雪崩により飛ばされ、作業員84名も布団で寝たま
ま宿舎ごと山を飛び死亡するという大事故が発生した
場所です。
終点欅平、トロッコ列車に乗って帰るぞ
列車の案内放送の音が聞こえてくると終点の欅平も
もうすぐです。しばらく行くと道路や橋を行き交う観
光客の姿も見えてきました。
ところがここから駅までは垂直距離で300m の下り
となり、昨日から軽い痛みのあった膝はますます痛み
を増しガクガクと
なり体の重みに耐
えられません。
特に右足が痛み
ます。たぶん左岸
を下ってきたの
で、意識しない中
でも右足が落っこ
ちないように踏ん
張っていたのでしょう。ご苦労さん。
痛みに堪え唸りながら下ります。でも、こころは爽
快です。いつもそうですが、登山の終わりは肉体の痛
みとこころの爽快感との変な協奏曲です。自然と顔が
にやけてきます。
やっとの思いで駅の真横に出て、長かったアドベン
チャーな旅も終了です。
缶ビールを飲みながら着替えは後回しにして、汗を
拭きながらトロッコ列車の予約をしに行きます。
13
名勝地・行事
弘前の「お城」と「桜」
㈱キタコン 佐 藤 和 昭
〔弘前の歴史〕
北の小京都といわれる弘前市は、この津軽の中心都
市で明治維新までは、津軽十万石の城下町として栄え
たところです。
弘前の誕生は津軽一円を統一した津軽藩初代藩主津
軽為信公が、津軽を統一した機会に居城を移転する計
画から始まります。
為信公は慶長8年(1603年)居城の移転候補地とし
て、軍師の兵法上の意見具申もあって、3候補地の中
から当時未開の地であった高岡(鷹岡)と呼ばれてい
た高台を選び、天守閣をはじめとする弘前城(高岡城)
城郭や城下町の町割りを大規模に計画しました。しか
し為信公は慶長12年に京都で客死され、その後は二代
藩主信枚(牧)公に引き継がれ、慶長16年(1611年)
弘前城(高岡城)の築城を終え一段落したのです。
「弘前」の地名は、その後寛永4年(1628年)に高
岡から「弘前」へと改められたものですが、明治4年
の廃藩置県時の一時期には、北海道の一部も編入した
弘前県の県都となったこともありましたが、地理的な
要件もあって、わずか20日間程で県都は青森へ移され
青森県となったのです。
現在でも城下町の名残りをとどめる町名は侍屋敷と
して五十石町・百石町・若党町・代官町など、また職
人町としては鉄砲町・鍛冶町・桶屋町など多くの町名
が残っております。
武家屋敷 旧 石田家門
14
武家屋敷 旧 石田家住宅
〔弘前公園とお城〕
この弘前には「名所・旧跡」「歴史的建造物」特産
品では「日本一のりんご」や「津軽塗」また重要無形
民俗文化財の「弘前ねぷた」など全国的に誇れるもの
があります。
しかし、その中で最も特筆すべきは、昭和27年に国
の指定史跡となった弘前城跡である「弘前公園」と、
この弘前公園を舞台として、あでやかに演じてくれる
「日本一の桜」です。
弘前公園は、広さ約50ha(約15万坪)の広大な公
園で、内外にめぐらされた三重の濠と土塁に囲まれた
本丸と6つの郭から構成されております。建造物では
天守閣(現存の白漆喰塗で三層三階の天守閣は、信枚
公が当初本丸南西に築いた五層の天守閣が築城された
が、わずか16年目で落雷により焼失(1627年)、しば
らくして九代藩主寧親公が文化7年(1810年)に惣物
見櫓を造営することで幕府の許可を得て築造したもの
です。)をはじめ、3棟の隅櫓、5棟の城門がいずれ
も国の重要文化財となっております。また石垣や濠を
跨ぐ朱塗りの木橋など皆素晴らしいものであり、城跡
全体が整備されつつも、ほぼ往時の姿をしのばせるま
ま遺されているのは全国的にも珍しい存在となってお
ります。
また現存の弘前城天守閣は江戸時代以前に築造され
現存する天守閣としては、全国で12城あるうちの一つ
で、東北では唯一の貴重な存在となっているのです。
名勝地・行事
バラシイ”など感動と驚喜の声を発せさせるのです。
なお桜以外の花木(植物園除く)群は、おおよそ松
3,000本・つつじ4,000本・カエデ1,000本・ボタン3,000
本をはじめとして約170種20,000本にも及ぶといわれ
ております。
この広い園内ですが、桜の見どころ、写真のスポッ
トも園内全域と言っても過言ではありませんが、特に
本丸周辺や、西濠約300m の桜のトンネルは圧巻で人
気上位です。
弘前城と桜
〔日本一の桜〕
園内で最も華やかな演技で我々の心を躍らせてくれ
るのは、なんといっても春の「さくら」です。
明治に植栽された桜が見頃となった大正7年に、第
1回の「観桜会」として開催されました。現在の「弘
前さくらまつり」は、毎年4月23日から5月5日まで
の期間で開催されますが「まつり」には“待ってまし
た”とばかりに近郷近在はもとより、全国各地から桜
を愛でる花見客約200万人が押し寄せ、さしもの広い
公園も狭く感じられる程の賑わいを程してくれます。
「桜花爛漫」「燦華絢爛」「優麗華美」などの修飾用
語は、正に弘前公園の桜が公園一杯に満々と咲き誇る
美しさを象徴するための用語であるように思われます
が、北国の厳しく長い冬の眠りから醒めて、春陽を満
身に浴び、この時を待ち兼ねたごとくに、ほとばしり
咲き乱れる様は「日本一の桜」といわれています。
園内の桜は「ソメイヨシノ」をはじめとしてシダレ
ザクラ・八重桜・カスミザクラや新品種の「弘前桜」
など約80種3千数百本にも及び、その古木、幼木がそ
れぞれ趣向を凝らして園内を覆う如く、また天空にも
水中にも届けとばかりに枝を伸ばして美しさを競演し
てくれるのです。
桜の主品種である「ソメイヨシノ」は一般的にその
樹命は70 ~ 80年といわれておりますが、弘前公園に
は明治15年に植栽された樹齢128年という日本最古の
ソメイヨシノが、名木として現存し春には綺麗に花を
咲かせてくれるのも自慢の一つとなっています。
また、この主役である桜を引き立ててくれる脇役の
樹木群も見事なものです。
老松や初夏には主役となる「つつじ」秋の主役とな
る「カエデ」も、この時期にはさすがに脇役となりま
すが、この木々の緑、白亜の天守閣、朱塗りの橋や濠
の水、こけむした石垣など全てが調和し、素晴らしい
コンストラストで訪れる人々に“キレイ”
“スゴイ”
“ス
ソメイヨシノ
八重桜
〔おわりに〕
弘前公園(鷹揚園)の今日の盛栄は、津軽為信公以来、
400年に及ぶ歴史的な時空の中で、計画・築造・維持・
整備・植栽など苦労と熱意そして努力や技術を積み重
ねてこられた幾多の先人、賢人の賜物であることを思
う時、畏敬と感謝の念でいっぱいでございます。
皆様には日程のご都合もおありかと存じますが、さ
くらの開花状況をご確認されて“百聞は一見に如かず”
ですので是非お越しいただきたいものと存じます。
15
講演会等報告
平成 21 年度講演会報告
広報委員 田 沢 重 久
平成21年度の講演会は、テーマを「真に必要な社会
資本整備をめざして」として、去る平成21年12月4日
㈮にホテル法華クラブ仙台にて実施しました。前半は、
東北大学大学院特任教授の森杉壽芳様から「真に必要
な社会資本整備とは」と題してご講演を頂きました。
後半は、八戸短期大学客員教授の三村三千代様から「古
代の技術、古代の知恵 ~現代人が学ぶべきこと~」
と題して御講演を頂きました。
なお、講演会を後援して頂いた河北新報社、日刊建
設工業新聞社、日刊建設産業新聞社、日刊建設通信新
聞社、建設新聞社並びに協賛頂いた社団法人土木学会
東北支部、社団法人日本技術士会東北支部に御礼申し
上げます。
講演会に先立ち、建設コンサルタンツ協会東北支部
の遠藤敏雄支部長より主催者として、講演会の主旨等
御挨拶を申し上げました。
講 演
森杉 壽芳 氏
(東北大学大学院 特任教授)
講 演
三村 三千代氏
(八戸短期大学 客員教授)
主催者挨拶
遠藤 敏雄 氏
(建設コンサルタンツ協会東北支部 支部長)
森杉壽芳様の講演内容は、高速道路の料金について
と、東北地方の広域計画についてで、見識あるお話を
頂きました。
三村三千代様からは、現代人が学ぶべき、古代の優
れた技術や知恵及び合意形成の方法等について貴重な
お話を頂きました。
16
会 場
現場見学会
平成 21 年度 現場見学会報告
応用地質株式会社 工 藤 夏 実
技術委員会では、会員の技術力向上のため毎年現場見学会を計画しています。平成21年度は構造部会による岩手県
盛岡市川目に位置する簗川ダムの付替国道106号の橋梁(3号橋、10号橋、14号橋)の現場見学会を実施しました。また、
河川部会では環境部会と合同による宮城県内にある4箇所の現場見学会を実施しました。
現場見学会の実施にあたりましては、会員各社の方々は勿論、現場を管理する関係者の方々にはご多忙にもかかわ
らず、現場の案内、工事のご説明を頂き、紙面をお借りして御礼申し上げます。
◦構造部会現場見学会
日 時:平成21年10月22日㈭
主な見学場所:簗川ダムの付替国道106号の橋梁
・3号橋:PC5径間連続箱桁(ストラット断面)
・10号橋:鋼3径間連続合成2主桁鈑桁橋
・14号橋:PC2径間連続箱桁
参 加 者:29名
◦河川部会・環境部会合同現場見学会
日 時:平成21年9月25日㈮
主な見学場所:伊豆沼、長沼ダム、旧北上川分流施設、北上川河口ヨシ原
参 加 者:35名
構造部会現場見学会集合写真
河川部会・環境部会合同現場見学会集合写真
17
現場見学会
平成 21 年度 構造部会「現場見学会」に参加して
大日本コンサルタント㈱ 森 田 晃 稚
1.現場見学会概要
開催日:平成21年10月22日㈭
見学場所:岩手県盛岡市内
①一般国道106号梁川道路付替国道3号橋
②一般国道106号梁川道路付替国道10号橋
③一般国道106号梁川道路付替国道14号橋
主催:建設コンサルタント協会東北支部
簗川ダムの建設に伴う付替道路として地域高規格道
弱の間隔で密に配置し I 型鋼を橋軸方向に配置したグ
レーチング床版が採用されています。現場状況は既に
地覆・防護柵工の準備が行われていたため、残念なが
ら上述の床版を確認することは出来ませんでした。
路としての整備が進められている梁川道路の上記3橋
の現場見学が行われました。
2.付替国道3号橋
3号橋は橋長354.0m の5径間連続 PC 箱桁橋(鋼
ストラット断面)です。ストラット断面を採用するこ
とにより、主桁断面のコンパクト化、橋脚・基礎のス
リム化が可能となりコスト縮減が図られています。橋
脚・基礎がスリム化されたことにより、施工時の掘削
面積が減少し、周辺環境の保全にも配慮されていまし
た。また、鋼管ストラットの基部付近にはリング状の
水切りが設置されており、主桁への雨水の供給を防い
でいます。鋼管内にはメッキ塗装による防錆処理が施
されています。現場状況は、主桁架設(張出し架設)
が終了し、中央部の閉合が行われていました。
図-1 縦置きI型鋼格子床版
4.付替国道14号橋
14号 橋 は 橋 長97.0m の2径 間 連 続 PC 箱 桁 橋 で す。
一級河川簗川と国道106号が交差物件であり、作業ヤー
ドが僅かな平地しかない上に国道106号の交通規制を
最小限とするため、簗川の河川断面を有効利用した作
業ヤードが設けられていました。また、簗川への濁水
の流出を防止するために、コンクリート打ち継ぎ目の
チッピングおよび洗浄が不要となるよう打ち継処理材
や、型枠に凹凸の付いたシートを用いた施工が行われ
ていました。
国道 106 号
作業ヤード
簗川
作業ヤード
写真-2 作業ヤード(10号橋)
写真-1 鋼管ストラット(3号橋)
3.付替国道10号橋
10号 橋 は 支 間 長69.0m+86.0m+69.0m、 橋 長226.0m
の3径間連続合成2主鈑桁橋(上下部工剛結)です。
また、主桁間隔が10m と広く、PC 床版では床版厚が
厚くなり床版自重が著しく大きくなるため、横桁を4m
18
5.おわりに
普段の業務では中々見る事の出来ない施工現場を見
学する事が出来、大変参考になりました。今後の業務
に役立てたいと思います。
最後に、現場で説明して下さった方、現場見学会を
企画して下さった建設コンサルタンツ協会・東北支部の
皆様に心から御礼申し上げます。有難うございました。
現場見学会
平成 21 年度 構造部会『現場見学会』に参加して
株式会社オリエンタルコンサルタンツ 安 藤 壽 英
1.現場見学会概要
開催日:平成21年10月22日㈭
見学場所:
① 付替国道106号3号橋(仮称)
② 付替国道106号14号橋(仮称)
③ 付替国道106号10号橋(仮称)
主催:建設コンサルタント協会 東北支部
現場見学会当日は、天候にも恵まれ約30名の参加者
3.付替国道106号14号橋(PC2径間連続箱桁橋)
付替国道14号橋P1橋脚は、梁川と現国道106号に
挟まれる狭小な範囲に設置され、施工中も現道の交通
を確保した状態での施工となっており、ヤードの確保
と安全管理に留意された現場でした。
今後、狭小ヤードでの施工計画を実施するにあたり、
参考となる現場でした。
で、大型バスを移動手段とし,上記3橋の現場見学を
実施しました。
2.付替国道106号3号橋
(PC5径間連続箱橋(ストラット断面))
付替国道3号橋は、簗川ダム下流部の簗川を挟んで
国道106号に対面する南側丘陵部の山裾斜面部に沿っ
て計画された、PC5径間連続箱橋です。
ストラット断面を採用することにより、箱桁断面形
状・橋脚断面が縮小でき、コスト縮減を可能とした橋
梁形式となります。
現場の施工状況は、側径間施工も終わり、中央閉合
を実施しているところでしたが、橋台前面の足場より、
間近で鋼管ストラットを見学することができました。
また、現場では岩手県様より、設計業務における留意
事項ということで、実際に起こっているミス事例から
建設コンサルタント会社に望むことといった生のご意
見を頂戴することができ、耳の痛い内容もありました
が、非常に参考となりました。
写真2:付替国道14号橋 P1橋脚施工状況
4.付替国道106号10号橋
(鋼3径間連続合成2主鈑桁橋)
付替国道10号橋は、ケー
ブルクレーン架設が特徴の
現場でした。桁架設が終了
しており、クレーンの稼動
状況を見学できなかったこ
とが残念です。しかし、ク
レーンを間近で見学するこ
とができ、規模を体感する
ことができました。
写真3:付替国道10号橋 ケーブルク
レーン設備
写真1:付替国道3号橋 鋼管ストラット
5.最後に
現場見学に参加する度に感じることですが、施工現
場の緻密さには感動すら覚えます。現場での精度をさ
らに高められる設計成果を作成することが、設計者の
目指すところであると感じました。
最後に、現場で説明して下さった発注者、施工業者
の方々、そして今回の現場見学会を企画して下さった
建設コンサルタント協会・東北支部の方々に深く感謝
申し上げたいと思っております。
19
現場見学会
河川・環境現場見学会に参加して
㈱福山コンサルタント 七 田 康 弘
9月25日㈮、総勢35名の参加による河川・環境現場
見学会が開催されました。今年も、昨年度から行われ
ている河川部会・環境部会合同での見学会ということ
で以下の場所を見学しました。
◦伊豆沼サンクチュアリセンター
◦長沼ダム
◦旧北上分流施設
◦北上川ヨシ原
午後からは、まず旧北上川分流施設である脇谷水門、
脇谷洗堰、鴇波水門、鴇波洗堰を見学しました。旧北
上川の下流域での洪水時の浸水被害を軽減することを
目的とし、新たに脇谷水門と鴇波水門が建設されまし
た。平常時、洪水時、低水時の状況に合わせ水門のゲー
トを開閉し、旧北上川への流入量を調節するとのこと
でした。また、洗堰と水門を利用することで緩やかに
流量を調節できるそうです。
私は生まれも育ちも九州で、4月より東北事業部配
属となり半年が経ちましたが、まだまだ東北の自然環
境について知識が乏しいので、今回の見学会を非常に
楽しみにしておりました。私自身が感じたことを交え、
今回の見学会について紹介します。
伊豆沼鳥獣保護区は、宮城県北部の栗原市と登米市
にまたがる伊豆沼及び内沼からなる区域で、マガン、
オオハクチョウをはじめ、多くの冬鳥が飛来する日本
有数の越冬地です。特にマガンは、日本に飛来するマ
ガン8~9割の個体が、宮城県北部で越冬し、重要な
生息地となっています。
サンクチュアリセンターでは、研究員の方の熱心な
説明と興味深い内容に聞き入りました。沼の課題とし
て富栄養化、生物多様性の減少の対策を挙げられ、植
栽により水質向上や外来種の駆除には時間と手間が掛
かるとのことでした。様々な方法で課題に取り組み、
少しでも自然を守ろう、よくしていこうと努力する研
究員の方の話に感銘を受けました。そして、展望台か
らは伊豆沼を一望でき、改めて伊豆沼の持つ自然の美
しさを実感しました。
次に向かったのは、長沼ダムの施工現場です。長沼
ダムの治水計画は、間接流域である迫川本川上流域か
らの計画高水流量の洪水調節、長沼ダム直接流域から
の流入量の調節、導水路構造により新たに生じた内水
区域からの内水排除の3点から構成されています。ま
た、湖面の有効利用の観点から漕艇場が設置され、多
目的ダムとして整備が進められています。
ここでは、担当者の方から事業の概要説明、事業の
中での苦労した点、今後の課題などを聞くことができ
ました。普段は見ることができないダムの施工現場を見
学することができ、
貴重な体験をすることができました。
ここでも、説明を受けながら洗堰と水門を間近で見
学することができました。洗堰は下流に一定の流量を
流出し続け、水門は洪水時に下流への流出を抑止する
という機能で役割は異なりますが、下流域の安全を
守っている重要な施設であると実感しました。
最後に、佐々木先生のお話を聞きながら北上川ヨシ
原の周辺を見学しました。北上川に植生する広大なヨ
シ原は、日頃の些細な悩みを忘れさせ心を豊かにして
くれる様な景色でした。佐々木先生からは北上川流域
の歴史、自然、そこに息づく動植物についての説明を
していただきました。中でも私を含め多くの参加者が
「現場を見て、知って、感じることの大切さ」 という言
葉には非常に感銘を受けました。私は、その言葉を胸
にこれからの業務に携わっていきたいと感じました。
今回の見学会では、自然の素晴らしさを改めて感じ
ると共に、その自然を如何にして守っていくか、人間
の暮らしを自然と共生しながらどのように守っていく
かについて改めて考えさせられる大変貴重な一日にな
りました。最後に、見学会を企画、運営して頂いた建
設コンサルタンツ協会東北支部技術部会の委員の方々
に深く感謝致します。
20
北上川ヨシ原周辺にて
現場見学会
河川・環境現場見学会に参加して
㈱東京建設コンサルタント 今 野 篤
9月25日㈮、河川・環境現場見学会が開催されまし
た。今年の見学会では、
◦伊豆沼サンクチェアリセンター
◦長沼ダム
◦旧北上川分流施設
◦北上川ヨシ原
いずれも宮城県内にある4つの現場・施設を見学しま
した。
感なく存在しており、新旧の構造物の調和が、実に素
敵な光景でした。
最後に見学した北上川ヨシ原では、中間温帯植物研
究所の佐々木先生から、アシの生育環境の話やアサザ
の繁殖に関する実体験など、普段はなかなか接するこ
とのない、しかし、興味深い内容のお話を聞くことが
できました。
薄っぺらな感想になってしまいましたが、この見学
はじめに訪れた伊豆沼は、ラムサール条約登録湿地
としても有名で、渡り鳥が数多く飛来する自然豊かな
ところです。
いまだ未解明な部分が残る渡り鳥の飛来ルートの調
査をした話が印象深かったです。
また、サンクチュアリセンターの展望台からは、サ
ギが餌の魚を取ろうとする一連の光景を見ることがで
き、貴重な経験をすることができました。
次に見学した長沼ダムは、平成24年度完成予定の多
目的ダムです。
一般的に、ダムといえば上流域の流入調節を行うと
いうイメージが強いですが、長沼ダムは、主に、間接
流域にあたる迫川の洪水調節を行う施設であるという
点が非常に珍しく感じました。
このような施設を建設途中の段階で見学できたこと
によって、完成後にもう一度訪れて今回見学したダム
の姿と比較してみたい!という楽しみができました。
昼休憩に、登米市の観光物産センターにて、宮城を代
表するB級グルメ? 油麩丼をいただいた後、北上川
へ移動しました。
宮城県内は、河道の付け替え・新川開削等、緻密で
複雑な治水事業が数多くの河川で行われており、治水
事業先進県であると感じていますが、今回見学した旧
北上川分流施設に関わる事業も大規模なもので、先人
の知恵と努力には河道の変遷がわかる地図を見るたび
に驚きを感じています。
見学した脇谷洗堰と鴇波洗堰は、2004年に土木学会
推奨土木遺産として認定されている歴史的に貴重な施
設で、北上川の治水事業の象徴のひとつです。
下流域の治水安全度の向上のために、この貴重な施
設を活かしつつ新たに建設された2つの水門は、違和
会を通して、黙々と仕事をこなすのみではなく現地に
赴き何かを感じとることが如何に大切であるかを改め
て実感し、非常に有意義な1日を過ごすことができま
した。これもひとえに、本見学会の立案から企画・運
営まで、細やかな配慮をしていただきました建設コン
サルタンツ協会東北支部技術部会の委員の皆様のおか
げであると思います。誠にありがとうございました。
写真-1 建設中の長沼ダム内
写真-2 脇谷洗堰と脇谷閘門
21
支部活動報告
平成20年度 意見交換会について
建設コンサルタンツ協会の重要事業としております。発注者との意見交換会は、建設コンサルタンツ協会本部の
「要望と提案事項」に支部会員からのアンケート調査、発注者の実態を把握・調査し、幹事会に諮り議題を決め、平
成21年10月21日の山形県土木部を始めに1月29日の東北地方整備局で終了しました。
山形県土木部との意見交換会
日 時 平成21年10月21日
出席者 ( 県 )鹿野土木部長他 7名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 22名
議 題(協会)
1.入札・契約制度に関する要望と提案
2.品質の確保と照査に関する要望と提案
3.建設コンサルタントの新たな役割に関する要望
と提案
4.業務の円滑な遂行に関する要望と提案
5.発注状況と今後の見通しに関する質問
秋田県建設交通部との意見交換会
日 時 平成21年11月5日
出席者 ( 県 )山下県土整備技監他 8名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 18名
鹿野土木部長のご挨拶
議 題(県からの提案議題)
「公共調達に係る入札契約制度に関する報告書」の
概要と今年度の対応について
(協会)
1.入札契約制度について
2.品質確保の取り組みについて
山下県土整備技監のご挨拶
岩手県県土整備部との意見交換会
日 時 平成21年10月28日
出席者 ( 県 )沢口技監他 3名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 12名
沢口技監のご挨拶
22
議 題(協会)
1.入札・契約制度に関する要望と提案
2.品質の確保と照査に関する要望と提案
3.建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
4.業務の円滑な遂行に関する要望と提案
5.発注状況と今後の見通しに関する質問
支部活動報告
青森県県土整備部との意見交換会
日 時 平成21年11月9日
出席者 ( 県 )山下県土整備部長他 11名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 18名
宮城県土木部との意見交換会
日 時 平成21年12月16日
出席者 ( 県 )宮原次長他 4名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 16名
山下県土整備部長のご挨拶
宮原土木部次長のご挨拶
議 題(協会)
1.入札・契約制度に関する要望と提案
2.品質の確保と照査に関する要望と提案
3.建設コンサルタントの新たな役割に関する要望
と提案
4.業務の円滑な遂行に関する要望と提案
5.発注状況と今後の見通しに関する質問
議 題(協会)
1.入札・契約制度に関する要望と提案
2.品質の確保と照査に関する要望と提案
3.建設コンサルタントの新たな役割に関する要望
と提案
4.業務の円滑な遂行に関する要望と提案
5.発注状況と今後の見通しに関する質問
福島県土木部との意見交換会
日 時 平成21年11月25日
出席者 (県)原土木部次長他 7名
(協会)遠藤支部長他幹事・会員 14名
東北地方整備局との意見交換会
日 時 平成22年1月29日
出席者(整備局)宮田技術調整管理官他 6名
(協 会)遠藤支部長他幹事 16名
遠藤支部長のご挨拶
議 題(協会)
1.入札・契約制度に関する要望と提案
2.品質の確保と照査に関する要望と提案
3.建設コンサルタントの新たな役割に関する要望
と提案
4.業務の円滑な遂行に関する要望と提案
5.発注状況と今後の見通しに関する質問
宮田技術調整管理官のご挨拶
整備局からの情報提供
意見交換
◦協会からの要望と提案についての趣旨説明
◦発注者からの回答
23
RCCM 資格試験
平成21年度 RCCM資格試験
シビルコンサルティングマネージャー(RCCM)の役割は、技術管理者または技術士のもとに、設計業務共通仕
様書(旧建設省)において規定している管理技術者・照査技術者として、業務に関する技術上の事項を処理し、ま
たは業務の照査の任にあたるものです。
RCCM 資格制度は、建設コンサルタンツ協会が平成3年度に創設し18年になります。平成7年度に建設省は標準
契約約款の制定と、これに伴う共通仕様書の全面改訂を行い、これより設計業務等の受注にあたっては、管理技術
者と照査技術者は技術士又は RCCM 資格保有者と規定されました。
平成21年度の RCCM 資格試験は平成21年11月8日仙台会場(東北文化学園専門学校)で実施され、540名が受験
され、218名が合格しました。
なお、平成22年度の RCCM 資格試験は、平成22年11月14日の予定です。
平成 21 年度受験地別・部門別合格状況
試 験 日 平成21年11月8日
合格発表 平成22年3月1日
受験地
部 門
東 京
大 阪
福 岡
那 覇
札 幌
名古屋
仙 台
合 計
受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格 受験 合格 合格
者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率 者数 者数 率
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
(人)
(人)
(%)
1.河川、砂防
及び海岸
2.港湾及び空港
3.電力土木
4.道 路
5.鉄 道
6.上水道及び
工業用水道
7.下水道
8.農業土木
9.森林土木
10.造 園
11.都市計画及び
地方計画
12.地 質
13.土質及び基礎
14.鋼構造及び
コンクリート
15.トンネル
16.施工計画、施工
設備及び積算
17.建設環境
18.機 械
19.水産土木
20.電気・電子
21.廃棄物
22.建設情報
合 計
24
158
88
55.7 272 103 37.9 144
37
4
270
8
16
2
96
2
43.2 18
50.0 0
35.6 315
25.0 8
50
14
28.0
98
32
27
8
31
9
10
5
59
63
43.8
6
2
33.3
13
0
97
4
72.2 19
5 26.3
0.0
3
0
0.0
30.8 292 102 34.9
50.0 1
0
0.0
12
0
56
0
5
0
9
0
41.7 12
0.0
2
16.1 145
0.0
0
2 16.7 4
2 100.0 2
36 24.8 133
0
0.0
1
3 75.0 3
2 100.0 0
59 44.4 146
1 100.0 2
2 66.7
0
0.0
43 29.5
2 100.0
80
29
36.3
33
10
30.3
9
0
0.0
6
4
66.7
32
17
53.1
18
4
22.2 228
31.6
28.1
37.0
62.5
81
40
26
17
41
26
11
7
50.6
28.1
42.3
41.2
72
72
35
8
24
13
13
3
33.3
18.1
37.1
37.5
21
22
2
1
2
1
1
0
9.5
4.5
50.0
0.0
10
47
8
4
6
15
5
2
60.0
31.9
62.5
50.0
36
37
34
9
18
17
16
6
56.0
45.9
47.1
66.7
26
47
11
2
5
18
6
0
19.2 344 127 35.9
38.3 297 99 33.3
54.5 143 62 43.4
0.0 49 23 46.9
23
39.0
44
21
47.7
19
9
47.4
5
1
20.0
9
4
44.4
30
14
46.7
24
13
54.2 190
41
65
12
26
29.3
40.0
55
86
19
24
34.5
27.9
34
80
22
41
64.7
51.3
0
17
0
5
0.0
29.4
16
27
6
17
37.5
63.0
15
38
9
13
60.0
34.2
19
35
6
13
31.6 180 74 41.1
37.1 348 139 39.9
81
26
32.1 103
46
44.7
81
43
53.1
8
1
12.5
33
22
66.7
51
35
68.6
47
27
57.4 404 200 49.5
13
6
46.2
13
7
53.8
10
6
60.0
0
0
0.0
3
1
33.3
7
5
71.4
5
4
80.0
51
29
56.9
112
35
31.3
50
15
30.0
46
14
30.4
14
1
7.1
12
4
33.3
26
13
50.0
24
13
54.2 284
95
33.5
68
11
3
24
7
63
1,239
37
6
2
15
5
27
493
54.4 40
54.5 4
66.7 2
62.5 28
71.4 3
42.9 32
39.8 1,317
27
2
2
15
1
15
525
67.5
50.0
100.0
53.6
33.3
46.9
39.9
59.2 13
0.0
0
33.3 1
41.2 1
66.7 1
45.5 4
39.9 193
5
0
0
0
0
1
34
38.5 38 17
0.0
1
1
0.0
6
3
0.0
9
5
0.0
3
2
25.0 22
6
17.6 485 201
140
11
9
45
12
79
2,192
54.7
52.4
52.9
52.9
60.0
42.5
40.4
49 29
2
0
3
1
17
7
3
2
22 10
1,045 417
72
41
56.9
88
43
44.7 28 19
100.0 3
2
50.0 1
1
55.6 3
1
66.7 2
1
27.3 27
9
41.4 607 304
48.9
90
42
67.9 20
6
66.7 0
0
100.0 1
0
33.3 3
2
50.0 1
1
33.3 16 11
50.1 540 218
46.7 830 382 46.0
30.0
0.0
0.0
66.7
100.0
68.8
40.4
105 46
11
6
1,357 442
20
9
256
21
17
85
20
186
5,426
78
85
43.8
54.5
32.6
45.0
34.2
44.7
平成21年度 RCCM 登録更新講習会験
平成21年度 RCCM登録更新講習会
登録更新講習会は「シビルコンサルティングマネージャー(RCCM)資格制度施行規程」の第12条(登録の有効
期間及び登録の更新)により、登録の有効期間は、合格証が交付された日から4年間で、登録の更新を受けようと
する者は、更新の日から1年間に行われた登録更新講習会を受けなければならないことになっています。
平成21年度の登録更新講習会は、平成5、9、13、17年度の「RCCM 資格試験」の合格者を主な対象者として、
仙台会場(メトロポリタンホテル仙台)では、平成21年10月20日午前・午後に分かれて実施され、481名が受講され
ました。
なお、仙台会場での講習内容は下記のとおりです。
午前の部
1.挨 拶・講 話
㈳建設コンサルタンツ協会 会長 廣 谷 彰 彦
2.技術課題と最近の動向
立命館大学 教授 土 岐 憲 三
3.建設コンサルタントの現状と課題
4.登録更新ガイド・修了証書交付
午後の部
1.挨 拶・講 話
2.技術課題と最近の動向
3.建設コンサルタントの現状と課題
4.登録更新ガイド・修了証書交付
㈳国際建設技術協会 理事長 山 川 朝 生
㈳建設コンサルタンツ協会 会長 廣 谷 彰 彦
立命館大学 教授 土 岐 憲 三
㈳国際建設技術協会 理事長 山 川 朝 生
平成 21 年度 RCCM 登録更新講習会受講者数
会 場 名
申 込 者 数
受 験 者 数
受 講 率
午前
午後
午前
仙 台
午後
午前
第一
午後
東京
午前
第二
午後
新 潟
午前
午前
名 古 屋
午後
午前
大 阪
午後
午前
広 島
午後
高 松
午前
午前
福 岡
午後
沖 縄
合 計
216
218
232
250
430
431
177
277
137
293
308
327
436
159
270
279
293
394
176
5,304
214
217
232
249
424
428
174
273
136
291
306
326
433
159
270
278
289
392
176
5,268
99.1%
99.5%
100.0%
99.6%
98.6%
99.3%
98.3%
98.6%
99.3%
98.3%
99.4%
99.7%
99.3%
100.0%
100.0%
99.6%
98.6%
99.5%
100.0%
99.3%
札 幌
実 施 月 日
21. 10. 6
10. 20
11. 24
12. 7
10. 13
10. 27
10. 16
10. 22
10. 9
11. 20
10. 2
25
委員会紹介
事務局の紹介
東北支部事務局
1 はじめに
委員会紹介シリーズでは各委員会を紹介してきまし
たが、一通り各委員会の紹介が終わりましたので、今
回は支部事務局の紹介をいたします。支部事務局は支
部規約では「会務を処理する為に事務局を置く」と定
められ、事務局長と職員1名で支部運営の事務を処理
しています。
事務局の業務は大別すると次のとおりになります。
①会員への情報提供、各種事業などの連絡
②本部との各種事業などの連絡・調整
③国、各自治体、他団体との連絡・調整
④支部事業の準備・運営
⑤予算管理等事務局運営
これらの業務について、簡単にご紹介いたします。
2 各業務の紹介
①会員への情報提供、各種事業などの連絡
会員への情報提供では、国・各自治体・他団体など
から会員への周知の依頼があった「講演会」「講習会」
の案内や「発注情報、説明会」などの情報をいち早く
提供するように心がけております。
また、入札・契約に関する発注者の新たな取扱につ
いての情報などを提供しているほか、「支部通信」を
2ヶ月に1回発行し支部事業の状況を報告していま
す。
②本部との各種事業などの連絡・調整
本部には、かなりの委員会が設置され、その活動も
充実しているように思います。本部活動の充実に伴い
支部にいろいろな調査依頼があります。これらの調査
や集計も事務局で行っています。事務局限りで難しい
場合は各役員や委員会にお願いすることもしばしばあ
ります。また、本部からきて行うセミナーの準備・運
営などがあります。
◦本部実施のセミナー等の例
マネジメントセミナー、CAD セミナー
品質セミナー「エラー防止のために」
RCCM 更新講習会、RCCM 資格試験の実施 等
③国・各自治体・他団体との連絡・調整
◦国、自治体等への研修講師派遣の連絡調整
国、自治体などからの研修講師派遣の依頼は、
26
技術委員会交流部会に講師の選定を依頼し依頼先
に回答をしています。この研修講師の依頼は、例
年、研修コースで約70コース、派遣講師は延べ
100名程度になります。
◦意見交換会の実施
支部では意見交換会を整備局、東北6県と実施
しています。この意見交換会は総務委員会の担当
となっていますが、総務委員会と調整をとりなが
ら、日程調整・会場・資料準備等会議の設営をし
ています。
このほか、本部と整備局の意見交換会も同様に
行っています。
◦他団体との連絡・調整
災害復旧技術講習会、独占禁止法研修会など他
団体と共催で実施しているほか、各団体への名義
後援、他団体実施の行事を会員への案内などを処
理しています。
◦国、県との災害協定に基づく連絡や調整
これらが国・自治体・他団体との関係の主なも
のです。
④支部事業の準備・運営
支部事業は、各委員会担当で色々あります。各委員
会の会議、講習会・研修会などの準備・設営や CPD
プログラムの認定申請など、委員会の協力を得なが
ら、事業の全般について携わっています。
⑤予算管理等事務局運営
ここまで、大別して、事務局の行っている主なもの
を簡単に紹介しました。
この他、事務局運営のため1事業所として、国・市
役所等公的機関への各種手続きや、事務局の予算・決
算管理、総会の準備・設営など規模はさておきとして、
こまごまな事務もあります。
以上、支部事務局の紹介を簡単にさせていただき ました。
3 最後に
今後も、会員の皆様には、きめ細かな情報提供を、
また、外部には建設コンサルタンツ協会東北支部の 行っている社会貢献事業などの PR に務め、支部の 円滑な運営に努めてまいります。
支部だより
[支部だより]
10月1日㈭
経営分析説明会
場 所/パレス宮城野
主 催 本 部
受講者25名
10月1日㈭~2日㈮
宮城県土木部「交差点設計・演習について」
へ講師派遣
講 師/湯澤洋一郎(新和設計㈱)
小川 稔(㈱復建技術C)
10月3日㈯
建コン芋煮会
場 所/泉高原スプリングバレー
主 催 厚生委員会
10月8日㈭
平成21年度市町村職員中堅者技術研修会
(構造物)へ講師派遣
講 師/荒関 正二(㈱オリエンタルC)
10月9日㈮
東北建設協会平成21年度 発注者支援業務担当
技術者研修「構造物設計の基本(考え方)」
(山形)へ講師派遣
講 師/向田 昇(大日本C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
10月16日㈮
参加者32名
10月3日㈯
東北建設協会平成21年度 発注者支援業務担当
技術者研修「構造物設計の基本(考え方)」
(岩手)へ講師派遣
講 師/向田 昇(大日本C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
10月5日㈪~6日㈫
青森県県土整備部「平成21年度VE研修」へ講師派遣
講 師/横田 尚哉(パシフィックC㈱)
10月7日㈬
東北地方整備局「道路設計の実務」へ講師派遣
講 師/光森 泰紀(セントラルC㈱)
10月8日㈭
技術委員会(構造部会)
場 所/支部会議室
議 題/⑴現場見学会について
⑵技術講習会について
⑶講習会、講師派遣について
10月8日㈭
東北地方整備局「河川行政Ⅱ(計画)研修」
(洪水流出解析と洪水追跡計算の実務)へ講師派遣
講 師/田子 洋一(㈱建設技術研究所)
東北地方整備局「地震後の橋梁点検のポイントと
耐震補強、対処事例について」へ講師派遣
講 師/渡邊 憲市(八千代E㈱)
10月17日㈯
東北建設協会平成21年度 発注者支援業務担当
技術者研修「構造物設計の基本(考え方)」
(福島)へ講師派遣
講 師/向田 昇(大日本C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
10月19日㈪
広報委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴平成21年度講演会について
10月19日㈪
東北地方整備局「土質調査と構造物設計」へ講師派遣
講 師/今泉 敏郎(新構造技術㈱)
10月20日㈫
RCCM登録更新講習会
場 所/ホテルメトロポリタン仙台
主 催 本 部
受講者500名
10月21日㈬
幹事会
場 所/支部会議室
議 題/⑴山形県との意見交換会について
27
支部だより
10月21日㈬
山形県との意見交換会
場 所/大手門パルズ
山形県 鹿野土木部長他 7名
協 会 遠藤支部長他 22名
議 題/県からの提案議題
「公共調達に係る入札契約制度に関する報告書」
の概要と今年度の対応について
建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度について
⑵品質確保の取り組みについて
10月22日㈭
構造部会「現場見学会」
一般国道106号簗川道路の橋梁建設現場
(岩手県盛岡市)
主 催 技術委員会(構造部会)
参加者29名
10月22日㈭~23日㈮
青森県県土整備部「平成21年度設計VE基礎研修3」
へ講師派遣
講 師/斉藤 浩治(パシフィックC㈱)
10月24日㈯
東北建設協会平成21年度 発注者支援業務担当
技術者研修「構造物設計の基本(考え方)」
(仙台)へ講師派遣
講 師/向田 昇(大日本C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
10月27日㈫~30日㈮
岩手県平成21年度土木技術専門研修
(一般構造物)へ講師派遣
講 師/三上登志男(㈱復建技術C)
小原 茂樹(㈱復建技術C)
菅原 俊次(東京C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
佐藤 宗孝(セントラルC㈱)
10月28日㈬
岩手県との意見交換会
場 所/岩手県民会館
岩手県 沢口河川港湾担当技監他 3名
協 会 遠藤支部長他 11名
議 題/建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度に関する要望と提案
28
⑵品質の確保と照査に関する要望と提案
⑶建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
⑷業務の円滑な遂行に関する要望と提案
⑸発注状況と今後の見通しに関する質問
10月29日㈭
品質セミナー「エラー防止のために」
場 所/パレス宮城野
主 催 本 部
受講者82名
10月29日㈭~30日㈮
東北地方整備局「構造物基礎技術講習会」へ講師派遣
講 師/冨田 克彦(㈱ 長 大)
向田 昇(大日本C㈱)
石橋 努(㈱復建技術C)
10月31日㈯
東北建設協会平成21年度 発注者支援業務担当
技術者研修「構造物設計の基本(考え方)」
(秋田)へ講師派遣
講 師/向田 昇(大日本C㈱)
高山 秀次(応用地質㈱)
11月5日㈭
秋田県との意見交換会
場 所/アキタパークホテル
秋田県 山下県土整備技監他 9名
協 会 遠藤支部長他 18名
議 題/建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度に関する要望と提案
⑵品質の確保と照査に関する要望と提案
⑶建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
⑷業務の円滑な遂行に関する要望と提案
⑸発注状況と今後の見通しに関する質問
11月5日㈭
東北地方整備局「ダム設計(計画編)設計演習」
へ講師派遣
講 師/田子 洋一(㈱建設技術研究所)
支部だより
11月8日㈰
平成21年度RCCM資格試験
場 所/東北文化学園専門学校
10:00~17:15
主 催 ㈳建設コンサルタンツ協会
(受験者数 仙台会場 540名)
11月13日㈮
仙台市建設局平成21年度「第3回道路事業
技術研修会」へ講師派遣
講 師/佐々木 貢(いであ㈱)
11月9日㈪
東北地方整備局「ダム設計(コンクリートダム)
設計演習」へ講師派遣
講 師/齋藤 孝三(㈱アイ・エヌ・エー)
11月9日㈪
青森県との意見交換会
場 所/ホテルアラスカ
11月18日㈬
技術委員会(構造部会)
場 所/支部会議室
11月19日㈭
青森県 山下県土整備部長他 11名
協 会 遠藤支部長他 17名
議 題/建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度に関する要望と提案
⑵品質の確保と照査に関する要望と提案
⑶建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
⑷業務の円滑な遂行に関する要望と提案
⑸発注状況と今後の見通しに関する質問
11月10日㈫
情報セキュリティ講習会
場 所/パレス宮城野
主 催 本 部
11月16日㈪
東北地方整備局「地震後の橋梁点検ポイントと
耐震補強、対処事例について」へ講師派遣
講 師/渡邊 憲市(八千代E㈱)
受講者43名
11月10日㈫
東北地方整備局「ダム設計(フィルダム)
設計演習」へ講師派遣
講 師/今村 恵介(日本工営㈱)
向江 幸介(日本工営㈱)
11月11日㈬~12日㈭
福島県平成21年度市町村建設事業担当職員研修
へ講師派遣
講 師/滝沢 稔(㈱東京建設C)
荒関 正二(㈱オリエンタルC)
東北地方整備局「土質調査と構造物設計」へ講師派遣
講 師/今泉 敏郎(新構造技術㈱)
11月20日㈮
平成21年度CADセミナー
場 所/パレス宮城野
主 催 本部情報部会CALS/EC委員会・CAD専門委員会
東北支部 情報化委員会
受講者30名
11月25日㈬
福島県との意見交換会
場 所/ホテルサンルートプラザ福島
福島県 原土木部次長他 7名
協 会 遠藤支部長他 16名
議 題/建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度に関する要望と提案
⑵品質の確保と照査に関する要望と提案
⑶建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
⑷業務の円滑な遂行に関する要望と提案
⑸発注状況と今後の見通しに関する質問
11月25日㈬
構造部会「技術講習会」
場 所/パレス宮城野
主 催 技術委員会(構造部会)
受講者45名
11月12日㈭
東北地方整備局「地すべり・法面保護設計
設計演習」へ講師派遣
講 師/高山 秀次(応用地質㈱)
29
支部だより
11月26日㈭
独占禁止法研修会
場 所/建設産業会館
講 師/(財)建設業適正取引推進機構
相談指導部 次長 庄司 芳次 氏
㈳建設コンサルタンツ協会東北支部、㈳宮城県測量設
計業協会、㈳日本補償コンサルタント協会東北支部、
㈳全国上下水道コンサルタント協会東北支部、東北地
質調査業協会の共催
出席者125名(建コン会員55名)
12月4日㈮
宮城県土木部「ミス事例検証(橋梁構造、道路、
河川)」へ講師派遣
講 師/渡辺 仁(㈱ドーコン)
佐々木 貢(いであ㈱)
伊藤 哲也(セントラルC㈱)
11月26日㈭
岩手県平成21年度土木技術専門研修「橋梁
補修・補強」へ講師派遣
講 師/櫻井 寿樹(中央C㈱)
12月8日㈫
幹事会
場 所/支部会議室
議 題/⑴本部会議の報告について
向田 昇(大日本C㈱)
⑵平成22年度へ向けてのスケジュールについて
⑶その他
11月27日㈮~12月11日㈮
技術士模擬面接
場 所/支部会議室
主 催 技術委員会
12月1日㈫
道路部会「技術講習会」
場 所/ハーネル仙台
主 催 技術委員会(道路部会)
受講者48名
受講者67名
12月1日㈫~2日㈬
福島県農林水産部「重要構造物(擁壁工)の設計
・照査及び工事監理のチェックポイント」へ講師派遣
講 師/青柳 健二(アジア航測㈱)
12月4日㈮
講演会「真に必要な社会資本整備をめざして」
場 所/ホテル法華クラブ仙台
講 演/「真に必要な社会資本整備とは」
東北大学大学院 特任教授 森杉 壽芳 氏
古代の技術、古代の知恵~現代人が学ぶ
べきこと~」
八戸短期大学 客員教授 三村 三千代 氏
主 催 ㈳建設コンサルタンツ協会東北支部
後 援 河北新報社,日刊建設工業新聞社
日刊建設産業新聞社,日刊建設通信新聞社
協 賛 ㈳土木学会東北支部,㈳日本技術士会
東北支部
出席者180名
30
12月4日㈮
東北地方整備局「水文観測技術研究会」へ講師派遣
講 師/田子 洋一(㈱建設技術研究所)
12月8日㈭
支部忘年会
場 所/パレス宮城野
主 催 厚生委員会
出席者80名
12月9日㈮
総務委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴平成21年度意見交換会の進捗状況
⑵東北地方整備局との意見交換会議題(案)
⑶手持ち業務量の制限等に関する確認事項
12月11日㈮
平成21年度「河川講習会」
場 所/みやぎ婦人会館
主 催 技術委員会(河川部会)
12月15日㈫
情報化委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴今年度委員会活動の確認
⑵各班からの活動内容報告
12月16日㈬
宮城県との意見交換会
場 所/パレス宮城野
宮城県 宮原土木部次長他 4名
協 会 遠藤支部長他 16名
受講者54名
支部だより
議 題/建コンからの提案議題
⑴入札・契約制度に関する要望と提案
⑵品質の確保と照査に関する要望と提案
⑶建設コンサルタントの新たな役割に関する
要望と提案
⑷業務の円滑な遂行に関する要望と提案
⑸発注状況と今後の見通しに関する質問
12月16日㈬
宮城県東部土木事務所登米地域事務所平成21年度
管内研修「公共施設ストックマネジメントの
手法」へ講師派遣
講 師/清水 隆史(㈱建設技術研究所)
12月18日㈮
宮城県土木部平成21年度土木部職員研修
「土質基礎講座(初心者編)」へ講師派遣
講 師/小原 茂樹(㈱復建技術C)
1月14日㈭
仙台市建設局道路部「第4回道路事業技術研修会」
へ講師派遣
講 師/吉田 隆(パシフィックC㈱)
1月27日㈬
情報化委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴来年度の委員会活動の方針について
⑵各班からの活動内容報告
1月28日㈭
地域建設コンサルタント問題検討委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴本部地域コンサルタント委員会報告
⑵本部支部との意見交換会について
⑶今後の委員会活動について
1月29日㈮
東北地方整備局との意見交換会
場 所/ホテル法華クラブ仙台
整備局 宮田技術調整管理官 他 6名
協 会 遠藤支部長他 16名
整備局からの情報提供
意見交換
◦協会からの要望と提案についての趣旨説明
◦発注者からの回答
1月29日㈮
青森県東青地域県民局地域整備部技術研修会
へ講師派遣
講 師/清水 隆史(㈱建設技術研究所)
叶内 栄治(いであ㈱)
2月17日㈬
宮城県東部土木事務所「第1回東部土木管内合同
職場研修」へ講師派遣
講 師/小原 茂樹(㈱復建技術C)
2月19日㈮
山形県土木部「公共調達スキルアッププログラム」
審査者研修(ミス検証研修)へ講師派遣
講 師/佐々木 貢(いであ㈱)
開米 浩久(㈱復建技術C)
2月19日㈮
東北地方整備局「第58回洪水予報技術研究会への
技術紹介」へ講師派遣
講 師/田子 洋一(㈱建設技術研究所)
野村 茂夫(三井共同建設C㈱)
2月25日㈭
経営者委員会
場 所/ホテル法華クラブ仙台
議 題/⑴地域コンサルタント委員会活動について
⑵平成22年度「要望と提案」について
⑶その他
3月3日㈬
建コン本部と支部との意見交換会
場 所/パレス宮城野
議 題/1.平成22年度「要望と提案」
「白書(案)」について
2.支部提案
⑴平成 22 年度
「要望と提案」
及び
「白書」
(案)
に対する意見について
⑵「要望と提案」に対する追加提案
3月4日㈭
広報委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴JCCA TOHOKU №41について
⑵平成22年度講演会について
31
支部だより
3月12日㈮
企画委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴平 成 22 年度事業計画(案)、予算(案)につ
いて
⑵平成 21 年度事業報告(案)について
3月17日㈬
総務委員会
場 所/支部会議室
議 題/⑴平成21年度意見交換会の進捗状況
⑵東北地方整備局との意見交換会議題(案)
32
会員の動向
[会員の動向]
◆ 会員の異動(次の方が就任されました)
平成21年9月1日
大成基礎設計㈱
東北支店長 根本 剛
平成21年9月1日
中央コンサルタンツ㈱
仙台支店長 櫻井 寿樹
平成20年10月1日
パシフィックコンサルタンツ㈱
東北支社長 渋沢 雄二
平成21年10月1日
㈱長 大
仙台支社長 程田 幸雄
平成21年10月1日
㈱東京建設コンサルタント
東北支店長 小林 和雄
平成22年3月1日
国際航業㈱
東北支社長 梅原 亮介
◆ 住所変更
平成21年12月14日
いであ㈱ 東北支店
〒980-0012 仙台市青葉区錦町1-1-11
TEL 022-263-6744(変更なし)
FAX 022-265-0158(変更なし)
平成22年1月9日
㈱ダイヤコンサルタント 東北支社
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-4-1(仙台興和ビル13F)
TEL 022-263-5121(変更なし)
FAX 022-264-3239(変更なし)
33
会員名簿
社団法人 建設コンサルタンツ協会 東北支部会員名簿
会員4月1日現在 74 社
会 社 名
㈱
ア
朝
東
ヌ・
航
ジ
ア
コ
い
㈱
エ
日
ア
㈱
イ・
ン
航
サ
ヌ
エ
洋
測
ル
で
ウ
事業所名
タ
ン
あ
マ
地
域
総
郵 便 番 号 ◦ 住 所
電話番号
ー
東 北 支 店
〒981 - 0914 仙台市青葉区堤通雨宮2-3
022-718-1621
㈱
東北空情支社
〒981-3133 仙台市泉区泉中央1-40-2
022-771-2382
㈱
仙 台 支 店
〒980-0811 仙台市青葉区一番町1-4-28
022-216-3553
ト
本
〒970-8026 福島県いわき市平字正内町101
0246-23-8424
㈱
東 北 支 店
〒980-0012 仙台市青葉区錦町1-1-11
022-263-6744
研
本
〒010-0965 秋田県秋田市八橋新川向13-19
018-863-5809
社
社
㈱ エ イ ト 日 本 技 術 開 発
東 北 支 社
〒984-0074 仙台市若林区東七番丁161
022-712-3555
応
㈱
東 北 支 社
〒983-0043 仙台市宮城野区萩野町3-21-2
022-237-0471
バ
東 北 支 店
〒980-0802 仙台市青葉区二日町14-4
022-261-8861
㈱オリエンタルコンサルタンツ
東 北 支 店
〒984-0065 仙台市若林区土樋104
022-215-5522
開発虎ノ門コンサルタント㈱
東 北 支 店
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-2-1
022-723-1672
川
北日本支社
〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-4-16
022-792-6330
㈱ 菊 池 技 研 コ ン サ ル タ ン ト
本
〒022-0007 岩手県大船渡市赤崎町字石橋前6-8
0192-27-0835
基 礎 地 盤 コ ン サ ル タ ン ツ ㈱
東 北 支 社
〒983-0842 仙台市宮城野区五輪2-9-23
022-291-4191
㈱
キ
タ
コ
ン
本
〒036-8051 青森県弘前市大字宮川1-1-1
0172-34-1758
㈱
キ
タ
ッ
ク
福島事務所
〒963-8803 郡山市横塚3-4-7
024-956-6366
㈱ 橋 梁 コ ン サ ル タ ン ト
東北事務所
〒960-8043 福島県福島市中町9-9
024-524-2381
㈱ 協 和 コ ン サ ル タ ン ツ
東北事業部
〒980-0013 仙台市青葉区花京院2-1-14
022-266-6073
㈱
計
東 北 支 社
〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-12-12
022-256-3660
用
㈱
地
質
オ
オ
崎
地
近
質
代
㈱
設
社
社
㈱
建
設
環
境
研
究
所
仙 台 支 店
〒980-0021 仙台市青葉区中央4-7-17
022-265-0666
㈱
建
設
技
術
研
究
所
東 北 支 社
〒980-0014 仙台市青葉区本町2-15-1
022-261-6861
㈱
郡
山
測
量
設
計
社
本
〒963-8041 福島県郡山市富田町字十文字54-3
024-952-5200
社
㈱ 国 際 開 発 コ ン サ ル タ ン ツ
仙 台 支 店
〒980-0011 仙台市青葉区一番町1-5-25
022-225-6201
国
㈱
東 北 支 社
〒984-0051 仙台市若林区新寺1-3-45
022-299-2801
研
本
社
〒039-1103 青森県八戸市大字長苗代字上碇田56-2
0178-27-3444
本
本
社
〒030-0122 青森県青森市大字野尻今田91-3
017-738-9346
㈱
本
社
〒031-0072 青森県八戸市城下2-9-10
0178-47-2121
三 協 コ ン サ ル タ ン ト ㈱
本
社
〒994-0062 山形県天童市長岡北1-2-1
023-655-5000
サ ン コ ー コ ン サ ル タ ン ト ㈱
東 北 支 店
〒981-0933 仙台市青葉区柏木1-2-38
022-273-4448
㈱ 三 和 技 術 コ ン サ ル タ ン ト
本
社
〒995-0015 山形県村山市楯岡二日町7-21
0237-55-3535
柴
㈱
本
社
〒012-0801 秋田県湯沢市岩崎字南五条61-1
0183-73-7171
舎
本
社
〒999-7781 山形県東田川郡庄内町余目字三人谷地69-9
0234-43-2459
際
㈱
㈱
コ
コ
サ
ン
佐
㈱
航
テ
藤
田
カ
ッ
技
ク
東
技
工
庄
業
内
術
事
測
日
調
量
査
設
計
新
構
造
技
術
㈱
東 北 支 店
〒980-0011 仙台市青葉区上杉5-3-47
022-225-5881
新
日
本
技
研
㈱
仙 台 支 店
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-10-17
022-212-4870
㈱
本
〒992-0021 山形県米沢市大字花沢880
0238-22-1170
新
和
設
計
社
ジェイアール東日本コンサルタンツ㈱
東 北 支 店
〒983-0853 仙台市宮城野区東六番丁31-2
022-211-0872
住 鉱 コ ン サ ル タ ン ト ㈱
仙 台 支 店
〒980-0803 仙台市青葉区国分町1-2-1
022-261-6466
34
会員名簿
会 社 名
事業所名
セントラルコンサルタント㈱
東 北 支 社
〒980-0822 仙台市青葉区立町27-21
022-264-1923
㈱ 創 研 コ ン サ ル タ ン ト
本
社
〒010-0951 秋田県秋田市山王1-9-22
018-863-7121
創
㈱
本
社
〒010-0951 秋田県秋田市山王6-20-7
018-863-4545
㈱
東 北 支 社
〒984-0051 仙台市若林区新寺3-13-10
022-295-5768
㈱ 田 村 測 量 設 計 事 務 所
本
〒990-0023 山形県山形市松波4-12-3
023-642-6644
㈱ 大 東 設 計 コ ン サ ル タ ン ト
仙 台 支 店
〒983-0038 仙台市宮城野区新田2-17-38
022-239-6441
大 日 本 コ ン サ ル タ ン ト ㈱
東 北 支 社
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-11-1
022-261-0404
㈱ ダ イ ヤ コ ン サ ル タ ン ト
東 北 支 社
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-4-1
022-263-5121
大
和
工
営
㈱
本
〒996-0053 山形県新庄市大字福田字福田山711-43
0233-22-2422
中
央
開
発
㈱
東 北 支 店
〒984-0042 仙台市若林区大和町3-2-34
022-235-4374
中 央 コ ン サ ル タ ン ツ ㈱
仙台事務所
〒980-0014 仙台市青葉区本町2-18-21
022-722-2545
㈱
大
仙 台 支 社
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-12-7
022-711-2650
㈱ 千 代 田 コ ン サ ル タ ン ト
仙 台 支 店
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-3-8
022-214-6261
㈱ 帝 国 コ ン サ ル タ ン ト
仙 台 支 店
〒989-3128 仙台市青葉区愛子中央5-2-15
022-391-0870
㈱
本
〒980-0824 仙台市青葉区支倉2-10
022-222-6457
大
和
成
技
基
術
礎
設
計
長
テ
ク
ノ
長
谷
郵 便 番 号 ◦ 住 所
社
社
社
電話番号
㈱ 東 京 建 設 コ ン サ ル タ ン ト
東 北 支 店
〒980-0811 仙台市青葉区一番町2-10-17
022-222-8887
東 京 コ ン サ ル タ ン ツ ㈱
東 北 支 店
〒980-0014 仙台市青葉区本町3-36-18
022-265-3891
㈱
東
建
工
営
本
〒982-0011 仙台市太白区長町3-8-7
022-246-9811
㈱
ド
ー
コ
ン
東 北 支 店
〒980-0811 仙台市青葉区一番町4-6-1
022-225-2860
東
邦
技
術
㈱
本
社
〒014-0041 秋田県大仙市大曲丸子町2-13
0187-62-3511
㈱ 東 北 開 発 コ ン サ ル タ ン ト
本
社
〒980-0804 仙台市青葉区大町2-15-33
022-225-5661
㈱ 土 木 技 術 コ ン サ ル タ ン ト
本
社
〒020-0838 岩手県盛岡市津志田中央3-5-10
019-637-0300
日
本
社
〒970-8026 福島県いわき市平字作町1-3-2
0246-21-3111
栄
地
質
測
量
設
計
㈱
社
㈱ 日 建 技 術 コ ン サ ル タ ン ト
東 北 支 社
〒980-0811 仙台市青葉区一番町3-3-11
022-265-5505
日
本
工
営
㈱
仙 台 支 店
〒980-0803 仙台市青葉区国分町3-1-11
022-227-3525
日
本
振
興
㈱
東 北 支 店
〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4-5-5
022-291-3810
ク
東 北 支 店
〒981-0912 仙台市青葉区堤町1-1-2
022-301-7611
パシフィックコンサルタンツ㈱
東 北 支 社
〒984-0051 仙台市若林区新寺1-4-5
022-296-8500
㈱
コ
東北事業部
〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡2-2-11
022-299-9511
㈱ 福 山 コ ン サ ル タ ン ト
東北事業部
〒980-0802 仙台市青葉区二日町13-17
022-262-0118
㈱ 双 葉 建 設 コ ン サ ル タ ン ト
本
〒996-0002 山形県新庄市金沢字谷地田1399番11
0233-22-0891
㈱ 復 建 エ ン ジ ニ ヤ リ ン グ
東 北 支 社
〒980-0801 仙台市青葉区木町通1-6-34
022-267-2765
㈱ 復 建 技 術 コ ン サ ル タ ン ト
本
社
〒980-0012 仙台市青葉区錦町1-7-25
022-262-1234
復
㈱
仙台事務所
〒980-0014 仙台市青葉区本町1-3-9
022-723-5830
三井共同建設コンサルタント㈱
東 北 支 社
〒980-0021 仙台市青葉区中央4-10-3
022-225-0489
八 千 代 エ ン ジ ニ ヤ リ ン グ ㈱
東 北 支 店
〒980-0021 仙台市青葉区中央1-6-18
022-261-8344
㈱横浜コンサルティングセンター
仙 台 支 店
〒980-0011 仙台市青葉区上杉1-17-18
022-262-1493
㈱
ニ
ュ
ー
ジ
パ
建
調
ェ
ッ
ス
査
設
計
社
35
「JCCA TOHOKU 41号」をお届けいたしましたが、如何だっ
たでしょうか。昨年は民主党が「コンクリートから人へ」のスロー
ガンの下、政権交代がおこりました。また、新型ウィールスが流
行しました。今年の冬は、日本航空(JAL)が破綻したり、トヨ
タがリコールを発表し対応に追われていました。また、寒さが厳
しい期間と温暖な期間が交互に到来し、気象変動の激しい気候で
した。新年度からは我々の業界でも今までに経験したことのないような事態が今後も続く
ことは間違いないところであります。
さて、今回の巻頭言は、国土交通省東北地方整備局長 青山俊行様へお願いしたところ
快く引き受けて頂き、真にありがとうございました。海外紀行は、三峡周辺の状況につい
て「3度目の中国」と言うことで、片寄白王様にお願いしました。技術シリーズは、技術
委員会の河川部会長にお願いしました。私の趣味は元、広報委員の法岡逸郎様にお願いし、
あまり行く機会がない「黒部川の下ノ廊下」について紹介して頂きました。名称地・行事
は東北六県について各県ごとに順番にご紹介していますが、今回は青森県の「弘前のお城
と桜」を紹介して頂きました。講演会等報告では、昨年12月に実施した「講演会」と9月、
10月に実施した「現場見学会」を紹介しました。委員会紹介では、いつもお世話になって
いる JCCA の東北支部の事務局を紹介いたしました。
今回も多忙な中、快く執筆を頂いた方々に深く感謝致します。今後も読者の皆様に喜ん
で頂けるよう工夫して行きますが、皆様のご協力を頂きながら、より良い広報誌となるよ
う努めますので、今後ともご意見、ご指導をお願いいたします。
編集後記
(平成22年3月 田中 英司記)
JCCA TOHOKU Vol. 41
発
行
編
集
事 務 局
印
刷
36
社団法人 建設コンサルタンツ協会東北支部
〒980-0802 仙台市青葉区二日町16-20
二日町ホームプラザビル
TEL 022-263-6820
広報委員長 折 原 久 治
副委員長 菊
広報委員 大 友 正 樹
広報委員 荒
〃
梶 谷 真
〃
片
〃
佐 藤 雅 樹
〃
田
〃
萩 野 誠
〃
田
諸 澤 宗 男・小 川 みゆき
ハリウ コミュニケーションズ株式会社
〒984-0011 仙台市若林区六丁の目西町2番12号
TEL 022-288-5011
池
木
寄
中
沢
孝
白
英
重
透
広
王
司
久