「旭市国土強靱化地域計画」(案)意見募集(パブリックコメント)結果対応表 NO 1 2 意見要旨 対 応 等 河川開口部防護対策について、新聞報道によ 開口部の防護対策については、千葉県が事業主 るとフラップゲートを9箇所に設置とありました 体として行うので、ご意見は千葉県にお伝えしま が、1箇所くらいは、大型ヘッドランドを出し人工 す。 島を作って欲しい。 海岸減災林の植樹について、市民が自由に植 海岸減災林の植樹については、防潮堤の海側で えられる場所を作って欲しい。 行う、全国でも珍しいものです。この環境は植物 にとって潮風や波の影響を直接受けることから、 旭市では平成26年度「旭市海岸減災林整備検討 委員会」を立ち上げ、専門家の意見を取り入れな がら、植樹樹種や植樹方法を決定し、3月8日に 試験植樹区間において、市民参加による植樹祭 を行ったところです。 今後の減災林の整備については、試験植樹の生 育状況等を見定めながら、海岸管理者である千 葉県と協議してまいりますので、現段階ではご要 望のありました市民が自由に植えられる場所の 設置は難しいと考えております。 市内に陸海空いずれかの自衛隊の駐屯地、基 自衛隊の災害派遣については、旭市地域防災計 地の誘致を提案させていただきたい。 画の規定により適切に準備、実施をしていきま す。 3 4 5 本計画は様々な要素を連系化するためにプロ グラム化されていますが、その達成までのプロ セスをPDCAにより回転させ反復化を狙い漏れ のない成果を目指しているものと思われます が、その回し方の説明が不十分でありわかりに くいのでは? 本計画が新たな計画であることから、細かな手法 については今後試行錯誤しながら確立すべきも のと考えております。今後も、実施結果の公開を 行いながら実施していきますので、引き続きのご 確認をお願いいたします。 PDCAサイクルを回し目標管理していく上で、各 課や事業所など横の連携が難しくなると思いま すが、そのリーダーを設置しないと責任の所在 がうやむやになりかねないのでは。 本計画の第7章では、【市民】【市】など事業主体・ 取組主体を示しております。これは市民が読むこ とを念頭に、役所の担当課ではなく、各取組をど こが主体で行っていくのかをわかり易く示したも のです。 当然、各施策には市役所の担当課があり、PDCA を進めていく上では、この担当課単位による進捗 管理を行っていきます。 NO 6 7 8 意見要旨 対 応 等 計画文中で、箱物に資金を掛けないようにし且 ご指摘のように進めてまいります。 つ施設等が日常から活用できて、非常時には 対応が十分機能するような施設を目指すとのイ メージですが、可能な限りそのようにしていただ ければ大変ありがたいと思います。 非常時の空輸についてですが、最近の国の情 自衛隊の災害派遣については、旭市地域防災計 勢下では輸送機オスプレイの購入予算が計上 画の規定により適切に準備、実施をしていきま されるようです。ヘリコプターより機動能力・積 す。 載能力が上であるオスプレイは旭市の防災訓 練を防衛庁と相談する中で、「旭文化の杜公 園」への物資輸送が可能かどうかを検討した上 で参加要請する良い事ではないでしょうか。 現在建設中の道の駅は、旭中央病院とも近く ドクターヘリなどヘリコプターの臨時離着陸場に 災害発生時は当然のごとく有効利用できる公 ついては、旭市地域防災計画の規定により関係 的な土地と思いますが、現在のところ計画書の 機関と連携のうえ、適切に対応していきます。 文章中にはなんら記されていないようにも思い ますが、いざとなれば全国からドクターヘリや民 間ヘリが飛来し着陸点を探すと思いますがどう でしょう。降りる場所がなく、干潟地区の県営運 動場など遠い場所ではあまり意味がないような 気がします。幸い病院周辺は東京電力の協力 により送電線が邪魔しないようになっています ので、その設計思想は有効利用すべきではな いでしょうか。 病院と道の駅をリンクさせるためには、今の地 盤基礎の高さでは集中豪雨・津波・高潮時に両 施設ともに一時的にしろ周辺が冠水した場合、 機能を維持出来ないのでもう少し基礎レベルを 上げてはどうかと考えていますがいかがでしょ うか。 道の駅の建設箇所については、津波到達を想定 していません。 道の駅の計画高については、前面の旭中央病院 アクセス道路から車両等がスムーズに進入でき る勾配を確保し決定しました。なお、建設箇所を 周囲より高くなるように調整しました。 降雨対策としては、千葉県と協議を行い、都市計 画法等に適合した計算結果に基づき調整池等を 設け施設が冠水等することのないよう排水施設 整備をしています。 旭中央病院本館周辺の排水系統が軟弱であ り、また排水系統が西側の河川に連絡している ようです。これでは市内全体の排水がこの排水 路に集中しすぎて、排水能力を超え排水に長 時間要すのが目に見えるようです。少なくとも 蛇園地区からの排水を直方化するより先に、病 10 院機能を優先させこちらの方を先にやるべきで はないかと考えていました。しかしながら今回 の計画の修正に参考としていただければまだ 遅くはないと考えますので、今後の関連工事等 で是非リンクするようにお願いしたいと考えま す。 今回の計画でも記載いたしましたが、市ではH28 に市全域を対象とした総合的な広域排水計画を 策定する予定です。今後はこの計画を基に、総 合的な排水計画を実施していきます。 9 NO 意見要旨 津波対策に比べ高潮対策をあまり重要視して いないと思います。なぜかと言いますと、津波 の防災マップを作成し市民に配布されています が、それと一緒に国土交通省(総務省かも)が 10年程度前に高潮対策の地盤レベルPtを基 にした資料を全国に発信しているのではないか と思いますので、その資料を基にして高潮につ 11 いてもマップ化し、配布されたらいいのではない かと考えます。今後ますます気圧の変動が激し くなるのは明らかですので、大型サイクロン「パ ム」が直撃した南太平洋の島国バヌアツのよう にならないよう是非・津波同様高潮の危険性を 発信していただくようお願いいたします。 対 応 等 旭市の海岸にある防潮堤は、千葉県が高潮対策 事業によりT.P.4.5mの高さ(既往最大の高潮位 を防護対象の目標)で整備しており、旭市では現 在高潮による浸水想定はありません。さらに現在 は津波対策として1.5m嵩上げしてT.P.6.0m の高さで整備しているため、防潮堤を超えた高潮 による浸水被害の確率はさらに低くなると思われ ます。しかし、高潮被害の想定については、千葉 県が実施した既存の津波シミュレーション(千葉 県防災ポータルサイト)を参考にするなど、ホー ムページにより周知したいと考えます。 津波避難道路の建設についてですが、飯岡地 区三川地区と萩園地区との境界付近を海側か ら北上するように、避難道路の新規建設が予 定されている様ですがその地区の測量と境界 を明確にした後、住民の皆さんに現在の状況と 今後についてパッタリ途切れた状況が数か月 続いていますが、どうなっているのでしょうか? 12 どうも行政側の自己満足な推進法であり住民 に対する説明が不足しているのではないかと 思う次第です。年度替わりも迫り、関係する住 民の皆さんはどうしたら良いか不安に思ってい るとの事ですから、少なくとも紙1枚でもよいの で説明責任を果たしていただきたいと考えま す。 境界確認については、平成26年8月に実施いたし ましたが、一部について継続中の箇所がありま す。また、新設道路を整備する中では関係機関と の協議が必要となります。協議完了までには期 間を要しますが、協議が整い次第、個々に関係 者の皆様へ説明し、御協力をお願いする予定で す。 環境性、安全性、将来性などの観点から、LNG (液化天然ガス)をより活用してはどうか。例え ば、現在、鹿島港と千葉港を繋いでいる天然ガ 13 スの輸送用の主管から支線を繋ぎ、鎌数地区 や中央病院まで供給する。 各プログラムの推進計画において、太陽光発電、 燃料電池・蓄電池など代替電力の普及促進や、 災害に強いインフラ整備として既存ガスパイプラ インの利用検討など、生産停止に陥らない多様 なエネルギー調達手段の確保を図ることとしてい ます。 ガス技術の一部でもある水素ステーションを、 主だったみちの駅等での設置も良いのではな 14 いか。 市内を通る国道126号や広域農道等の幹線 は、平時も有事も自動車の道路として物流の要 であり災害時の際の信号等の交通管理体制が 15 できることが望まれる。 各プログラムの推進計画において、停電による信 号機の機能停止を要因とする交通事故を防止す るため、停電時においても信号機の機能復旧を 可能とする可搬型発動発電機の整備を促進する こととしています。 NO 16 意見要旨 拠点となる市庁舎、中央病院、水源(ため池・ 河川)に近い公園に非常時の発電施設(天然ガ ス・太陽光・風力・汚水処理のメタン利用等)を 配置し蓄電できる設備等の計画を推進しライフ ラインの非常時での自立・分散的な地域の構 想を検討してはどうか。 対 応 等 各プログラムの推進計画において、太陽光発電、 燃料電池・蓄電池など代替電力の普及促進や、 災害に強いインフラ整備として既存ガスパイプラ インの利用検討など、生産停止に陥らない多様 なエネルギー調達手段の確保を図ることとしてい ます。 また、市役所本庁舎においては必要な行政機能 を維持するための代替機能の構築や、中央病院 においては大規模自然災害に備え、来院者や入 院患者及び医療提供を継続するための職員に対 する緊急時の食料、飲料水、非常電源用の燃料 等の確保及び調達手段を確立するため、適切な 備蓄や関係機関との協定等を進めることとしてい ます。
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