船型設計は海技研のCFDプログラムで

プレス発表資料
平成17年1月6日
船型設計は海技研のCFDプログラムで
−保守サービス付きで販売開始−
独立行政法人
独立行政法人
海上技術安全研究所
海上技術安全研究所は、船型設計のためのCFD(計算流体力学)プロ
グラムの販売を平成 17 年1月より開始した。
1. 概要
独立行政法人
海上技術安全研究所は、独自に開発した船型設計のためのCFD(計算
流体力学)プログラムの販売を平成 17 年1月より開始した。
販売されるプログラムは、格子生成プログラム「HullDes」と流れ計算プログラムであ
る「NEPTUNE」と「SURF」の3種類である。いずれも海技研の長年の研究開発の成果
を集約したものであり (「HullDes」は(有)エイー・シー・ティーとの共同開発) 、船型
設計のための実用ツールとして用いることができる。
海技研はこれまでも一部の CFD プログラムについて販売してきたが、今回のリリース
では、利用者のニーズを反映してプログラムを使い易いように技術的なサポート(保守サ
ービス)が付いた製品として販売する。「HullDes」、
「NEPTUNE」、
「SURF」の個別販
売価格及びセット販売価格については下記問い合わせ先参照のこと。
2. プログラムの特徴
HullDes
:
GUI(グラフィカルユーザインターフェース)を備えた船体まわりの CFD 用計算格
子生成プログラム。船体のオフセットや NURBS データを読み込み、格子を生成する
ことができる。船首バルブや舵がある場合にも対応している。
NEPTUNE :
構造格子(格子点が規則的に並んだ格子)による粘性流れ解析プログラム。自由表面影
響を考慮できる。特別にチューニングされた乱流モデルにより、プロペラ面の伴流を
精度よく推定できる。解析スピードが速く、効率的に計算ができる。
SURF
:
非構造格子(格子点が不規則に並んだ格子)による粘性流れ解析プログラム。自由表面
影響を考慮できる。特別にチューニングされた乱流モデルにより、プロペラ面の伴流
を精度よく推定できる。複雑形状あるいは水面の大きな変形にも対応している。
問い合わせ先:
海上技術安全研究所CFDセンター長
Tel:0422-41-3044
Fax:0422-41-3136
日野孝則