教育アクションプラン 2016

教育アクションプラン 2016
教育アクションプランの見方
・①~⑮は、第2期「かこがわ教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)
」の重点目
標を示しています。
・◆は、第2期「かこがわ教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)」の具体的な方
針を示しています。
・◎は、本年度の最重要取組事項を示しています。
・○は、第2期「かこがわ教育ビジョン(加古川市教育振興基本計画)」の具体的な方
針に基づいた取組を示しています。
・*のある語句については、脚注一覧に説明があります。
基本的方向1
①
◆
地域総がかりの教育
学校園・家庭・地域の連携・協力を強化し、社会全体の教育力を向上させる
「中学校区連携ユニット 12*」を活用した学校園の活性化
◎「生きる力」を育む研究を進めるモデルユニット *を指定し、子どもたちの連続した学
びの充実を図ります。
○公民館や地域と連携を深め、子どもたちの連続した学びや育ちを支える取組の充実を図
ります。
◆
ボランティア等の地域の教育資源を活用した学校園を支援する活動の推進
○子どもの学びや育ちをサポートする学校園支援ボランティア*が、積極的に活動できる
よう、地域コーディネーター*配置の拡充を図ります。
○学校園と学校園支援ボランティアとの連携を強め、地域全体で学校園を支える取組を進
めます。
○「中学校区連携ユニット 12」と「青尐年育成連絡協議会*」との連携・協力のもと、地
域の特性にあった活動を推進します。
○加古川教育フォーラム*等を通して、モデルユニットの取組を全市に広げ、学力の向上
や豊かな心の育成、規範意識の向上等に努めます。
◆
放課後等の子どもたちの体験・交流活動等の場づくり
◎児童クラブ*について、待機児童の解消、施設基準への適合及び高学年までの受入れに
向けた施設等の環境整備を順次進め、量の確保と質の向上に努めます。
◎放課後子ども教室*について、地域住民の参画を得た上で、学習活動及び多様な体験・
交流活動等の場の提供に向け、計画的に実施します。
○放課後や夏休み等の長期休業において、
「夏休み子ども教室*」の実施や遊戯室・集会室
を開放することで、子どもたちに遊びを通じた交流活動の場を提供します。
-1-
◆
地域ぐるみで子どもたちを育む教育の推進
○青尐年関係団体・機関*と連携し、地域総がかりで子どもたちを育みます。
○地域やPTAと連携し、放課後や休日における学習活動や体験活動を進めます。
○公民館において、子どもたちが心豊かな人間性や協調性を養う地域環境を創出します。
②
◆
家族の絆を深め、家庭の教育力の向上を図る
家庭や地域の教育力の向上に向けた取組の推進
○家庭教育大学*の実施により、家庭の教育力の向上を図ります。
○家庭教育の向上と読書環境の整備を図るため、各種事業や集会行事を実施することで保
護者等への啓発を行います。
○各町内会に社会教育推進員・福祉教育推進員 *を配置し、地域の教育力の向上、地域の
絆づくりの推進を図ります。
◆
親として成長する学びの推進
○家庭教育や子育ての基本的な内容を記載したパンフレットを配布し、家庭教育の啓発を
行います。
○子育て講座、子育て大学を開催し、子育てに悩む親の支援に努めます。
○各種子育て講座、子育て相談を実施し、子育てに関する情報提供や不安の解消を図りま
す。
○子育てサークルを推奨して親同士の交流を図り、子育てに関する情報交換や仲間づくり
の場を提供します。
○わくわく子育てカレッジ*や子育て応援団Jr*を開講し、イベントボランティアや託児
体験を通して、次代の親となる高校生・大学生の成長を支援します。
○「家庭学習の手引き*」などを活用し、学習習慣の定着に向けた啓発活動の充実を図り
ます。
◆
要支援家庭への支援体制の強化
○虐待の未然防止、早期発見・早期対応に努め、支援が必要な家庭には様々な施策等を通
して、各家庭に応じた適切な支援を実施します。
○スクールソーシャルワーク*の推進に努め、学校と関係機関の連携を図ります。
○要保護児童対策地域協議会*を中心に、要支援家庭への適切な支援を図るとともに、相
談員のスキルアップ及び安定的な確保を行い、関係機関との連携、支援体制を強化し、
継続した支援を実施します。
基本的方向2「生きる力」の育成
③
◆
幼児期における質の高い就学前教育を推進する
就学前教育の提供体制の整備
○子ども・子育て支援制度*における教育の供給確保の一環として、市立幼稚園の2年保育
の利用希望に応えるため、申込状況を踏まえ定員の拡充を図ります。
-2-
○「加古川市子ども・子育て支援事業計画 *」に沿って、教育・保育施設及び地域型保育
事業を整備し、
「量の見込み(ニーズ量)」に対応した提供体制の確保に努めます。
○しかた幼稚園・保育園については、幼保連携型認定こども園への移行準備を進めます。
◆
就学前教育全体の質の向上
○感動体験を豊かにし、基本的な生活習慣、道徳性、思いやりの心、知的好奇心等を培い
ます。
○教育・保育事業関係者との連携の下で、
「加古川市就学前教育カリキュラム*」の内容の
検証及び活用方法の見直しを図り、質の高い教育・保育の提供に努めます。
◆
認定こども園、幼稚園及び保育所を活用した子育て支援の充実
○0~5歳の子どもを持つ保護者の教育力向上を図るため、ふれあい保育*を年間 10~15
回実施します。
○子育てについて、相談や助言体制の充実を図るため、全ての幼稚園で、「すこやか子育
て相談室」を開設します。
○就学前教育の理解を図るため、
「全国幼稚園ウィーク*in 加古川」を実施します。
○子育てサポートの一環として、幼稚園における「預かり保育*」を実施します。
④「確かな学力」を培う
◆
学習指導要領の趣旨に沿った取組の推進
○各教科・領域において、
「ことばの力育成プログラム*」に基づいた授業実践を行い、子
どもたちの思考力・判断力・表現力を高めます。
○子どもたちにとって「わかる授業」にするため、評価規準や評価方法の作成を支援しま
す。
◆
コミュニケーション能力育成を含めた学力向上に向けた取組の充実
◎ALT(外国語指導助手)配置については、認定こども園、幼稚園及び保育所への年間
5~6時間程度の配置を継続します。小学校1~4年生には年間6時間程度、小学校5・
6年生には年間 35 時間配置するとともに、中学校には年間 24 時間程度の配置を継続し
ます。
◎CAN-DO リスト(中学校版)*、ENJOY リスト(小学校版)*やチェックシートを積極的に
活用し、スモールステップの学習を進め、英語の基礎力向上を図ります。
○土曜日や長期休業を活用して、小学校での「ENJOY チャレンジ*」や「イングリッシュ・
キャンプ*」
「イングリッシュ・ウォーク*」等を実施することで、英語に親しむ機会を
増やします。
○グローバル化に対応した英語教育を推進するため、教職員の指導力向上を図る研修の充
実を図ります。
○ことばのプロが講師となる「ことばの力」配達人*を小学校、養護学校に派遣します。
○兵庫型教科担任制*を全小学校の5・6年生で実施することで、中学校への円滑な接続を
図るとともに、尐人数指導による学力向上に努めます。
-3-
○小学校1~4年生では、35 人学級を継続することで、きめ細やかな指導の充実を図りま
す。
◆
「全国学力・学習状況調査*」結果の分析を活用した学力向上・指導改善の取組の推進
○全国学力・学習状況調査の結果を踏まえ、成果と課題を検証し、授業改善に活用します。
○全国学力・学習状況調査結果から、学習状況や学力と生活習慣の関係等を分析し、その
内容を公表します。
◆
読書活動の推進
○朝読書等、読書タイムを設定し、児童生徒の読書習慣につながる取組の充実を図ります。
○子どもの読書環境の充実を図るため、小学校等への「学校支援貸出*」や「団体貸出*」
を活用し、読み聞かせ等を行うボランティアの育成を図ります。
○学校用図書室管理システムを利用した、学校図書館の蔵書検索を推進します。
○第2次「加古川市子どもの読書活動推進計画」*に基づいた取組を開始し、市内の学校
や関係部署と連携して、子どもの読書環境の整備に努めます。
⑤
◆
「豊かな心」を育てる
道徳教育の推進
◎道徳の時間を要とした道徳教育を通して、道徳教育副読本を活用し、児童生徒の道徳性
を育む取組を推進します。
○道徳教育推進教師*を中心に、機能的な校内組織・体制を整備し、道徳教育を推進しま
す。
○学習指導要領改正の趣旨を理解することで、道徳の時間の指導の充実を図ります。
◆
人権教育の推進
○感性に訴える人権教育を推進し、命の大切さや自他に対する肯定感を育成するとともに、
新たな人権課題に積極的に取り組もうとする意欲や態度を培います。
○異なる文化や生活習慣に対する理解を深め、互いに尊重し認め合う共生の心を育みます。
○人権教育の全体計画・年間指導計画に基づき、人権教育の充実を図ります。
○全職員が参加する職場人権教育研修を、年間4回以上実施します。
◆
情報モラル教育*の推進
○ネットいじめ等のネットによる誹謗・中傷を防ぎ、正しいネット利用を進めるため、情
報モラル教育を推進します。
○道徳の時間や総合的な学習の時間等に、正しい知識と利用マナーを身に付けることがで
きるよう、情報モラル教育に取り組みます。
◆
環境教育の推進
○自然に触れ合う体験型環境学習を通して、生命の大切さやつながりを実感させることで、
自然に対する豊かな感性を育みます。
-4-
○ESD(持続可能な開発のための教育)*の普及を図るため、「ユネスコスクール*」等
の先進事例を紹介するとともに、ごみの分別や減量など環境問題への関心を高め、家庭
や地域と連携した取組を推進します。
○企業、NPO等の教育貢献活動を活用し、専門的な環境学習を推進します。
◆
伝統・文化等に関する教育の推進
○中学1年生と養護学校中学部1年生を対象に、
「わくわくオーケストラ*」を実施します。
○地域行事への参加や、道徳の時間における地域教材、総合的な学習の時間における調査
活動等を通して、地域の伝統文化に触れる機会を増やします。
○表現や創造する喜びを味わわせるとともに、学校間の文化交流を図るため、美術展・書
写展・理科作品展・連合音楽会等を実施します。
◆
体験活動の充実
○いじめなどの問題を未然に防止できるよう、
「心の絆宣言*」に基づいた児童会・生徒会
の主体的な取組や、ユニット 12 を活用した小・中学校が連携した取組などを通して、
心の絆を深めることができる集団づくりを推進します。
○特別活動、生活科、総合的な学習の時間等を活用し、地域をフィールドとした体験活動
の充実に努めます。
◆
福祉教育の推進
○総合的な学習の時間等を通じて、ボランティア体験や交流活動等の体験活動を推進する
ことで、子どもたちの豊かな感性や情操を育みます。
○「地域で育む福祉教育推進パワーアップ事業 *」実施校園をはじめ、全ての学校園で地
域と連携した福祉教育を推進します。
◆
防災教育の推進
○防災教育副読本の活用や実践的な防災訓練を実施し、災害に対する正しい知識や態度の
習得、日常の備えに対する意識の向上を図ることで、自らの生命を守るために必要な判
断力や行動力を培います。
○阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承し、命の大切さや被災者の気持ちを感じられる命
の教育に取り組みます。
⑥「健やかな体」を養う
◆
学校における体育及び運動部活動の推進
○指導者の派遣を希望する中学校の部活動に対して、当該部活動の技術指導に優れた部活
動外部技術指導者*を派遣します。
-5-
◆
「全国体力・運動能力、運動習慣等調査*」結果の分析を活用した体力・運動能力の向上
◎子ども自らが成長を記録できる「かこがわウェルネス手帳 *」を小学校5年生から中学
校3年生で活用することで、運動習慣や食習慣等、自分の健康を意識して行動できる子
どもの育成に努めます。
○「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の検証結果を基に「運動プログラム *」等を
活用した継続した指導を実施し、体力・運動能力の向上に努めます。
◆
遊びや運動を通した子どもの居場所の創出
○放課後子ども教室において、文化系クラブ以外にスポーツ系クラブも実施し、様々な体
験活動の場を提供します。
○ダンスや折り紙などのお楽しみ会の実施や、遊戯室にて卓球や輪投げなどの遊具の貸出
しを行うことにより、親子・友だち同士で身体を動かして楽しめる場を提供し、心身と
もに健やかに成長できる居場所を創出します。
◆
食育の推進
○栄養教諭・食育担当教員等を中心として、年間計画に沿った食育の授業の充実に努める
とともに、学校・家庭・地域が連携した食育を推進します。
○農作物の栽培や収穫体験等を通して、地産地消の実践へつなぐ食育を推進します。
○基本的な生活習慣の確立を図るため、「早寝・早起き・バランスのよい朝ごはん」運動
を推進します。
◆
健康教育・安全教育の推進
○子どものストレスを緩和し、子どものもてる力を発揮できる態度を培うため、兵庫教育
大学と連携した「心の健康教育」プログラム*を推進します。
○交通安全教室の実施等を通じて、子どもたちの安全に対する意識の高揚を図り、自ら身
を守ろうとする力の育成に努めます。
○薬物の危険性・有害性について正しい理解を促します。
⑦
◆
社会的・職業的自立に向け、必要な能力を育成するキャリア教育*の推進を図る
キャリア教育の推進
○中学2年生と養護学校中学部2年生を対象に、
「トライやる・ウィーク*」を実施します。
○学校における教育活動全般を通じ、子どもの発達段階に応じて、勤労や職業、将来の自
分と社会との関わり方や生き方について考えさせるとともに、自己理解を深め、自立心
を養うために、系統的なキャリア教育を推進します。
◆
高等学校等と連携した適切な進路選択と継続した指導の推進
○広域化された通学区域による高等学校進学に係る情報共有の機会を確保します。
-6-
⑧
◆
特別な支援や配慮を要する子どもへの支援の充実を図る
インクルーシブ教育システム*の構築を見据えた取組の推進
◎通常学級に在籍し、発達障がい等により個別の支援が必要な児童及びその児童が在籍す
る学級に対応していくため、スクールアシスタント*を全小学校に配置します。
○子ども一人一人に即した個別の教育支援計画*やサポートファイル*等を活用し、子ども
の自立や社会参加を目指した支援を推進します。
○特別支援学級に在籍し、移動介助、身辺処理等に関する介助、学習時における介助等が
必要な児童生徒に対応するため、小・中学校に補助指導員*を必要に応じて配置します。
◆
特別な支援に関する更なる専門性の向上
◎インクルーシブ教育システム構築に向けて、教職員の専門性を高め、子どもの障がいの
状態や特性等を的確に把握し、個別の教育的ニーズに応える指導の充実を図ります。
◆
障がいのある子どもたちへの相談・支援体制の充実
○特別支援教育コーディネーター*を中心とした校内支援体制の充実を図り、子どものニ
ーズに応じた支援を推進します。
○ブロック別交流学習会*での交流及び共同学習等を通して、子ども同士の相互理解を深
め、豊かな人間性を育みます。
○公民館等を拠点とする障がい児(者)家庭教育学級が円滑に実施できるよう、学級の運
営等について助言を行います。
◆
外国人児童・生徒等及び帰国子女への教育支援
○外国人児童生徒への支援を推進するため、子ども多文化共生サポーター *や外国人児童
生徒支援サポート員*を派遣します。
○加古川市国際交流協会と連携を図りながら外国人児童生徒を支援します。
◆
アレルギー等のある子どもたちへの支援の充実
○「学校食物アレルギー等対応マニュアル*」に基づいた支援を行います。
○新しい情報に対応し、学校園の危機管理マニュアル*に反映させます。
⑨
◆
心の通い合った生徒指導の充実を図る
いじめ、不登校及び問題行動等に対する取組の推進
◎いじめや不登校及び問題行動等の未然防止・早期発見・早期対応を図るため、小・中学
校で市内統一の学校生活に関する実態調査(「学校生活に関するアンケート *」「いじめ
相談シート調査*」
)を実施します。
○学校不適応児童生徒に係る教職員研修を実施し、子どもへの適切な支援に努めます。
○「いのちと心サポート相談員*」を配置し、学校不適応に関する相談への助言や、問題
解消に向けての学校園への支援を迅速に行います。
-7-
◆
学校不適応児童・生徒に対する指導や支援の充実
○学校生活に不適応を起こしている子どもたちの心に寄り添い、解決に向けた支援を行う
ためのメンタルサポーター*を全中学校に配置します。
○学校生活に不適応を起こしている子どもへの支援方法について、校種を越えて協働する
とともに、ユニット別の会議を通じて、さらに連携を深めます。
○教育相談センター・尐年愛護センターで相談を受け、具体的な問題解決に向けて支援し
ます。
○適応指導教室「わかば教室」*、小集団体験活動「アタック・ゴー」*を通して、子ども
の学校生活への復帰と社会的自立に向けた支援を行います。
○自立支援教室「ふれ愛教室」*を継続して実施します。
○学校園、家庭、地域、関係機関との連携を生かし、問題行動の未然防止と、早期発見・
早期対応に努めます。
基本的方向3
⑩
◆
信頼される教育の環境
教職員を支える学校園の組織力の充実を図る
学校園評価*等を活用したより効果的な学校園の運営
○学校園評価を活用するとともに、結果を積極的に公表することで、更なる充実に向けて、
学校園運営の改善を図ります。
◆
学校園組織の運営体制の強化
○校長会等との定期的な情報交換を通して、校長がリーダーシップを発揮できるように側
面的な支援を行います。
○管理職を対象とした学校組織マネジメント研修*の充実や、次代を担う主幹教諭等を対
象とした研修の充実に努めます。
◆
子どもと向き合う時間の確保
○校務用コンピュータ*の適切な配備により、校務処理の効率化を図ります。
○退職教員や大学生等の外部人材を、部活動外部技術指導者等として積極的に活用します。
○教職員が精神的なゆとりを持って一人一人の児童生徒と向き合う時間を確保するため
に、
「教職員の勤務時間適正化新対策プラン*」を推進します。
◆
教職員のメンタルヘルス*の充実
○産業医による職場巡視を実施し、産業医のアドバイスを基に職場環境の改善に努めます。
○学校安全衛生委員会*の充実を図るとともに、教職員の安全及び健康の保持増進に努め
ます。
○全ての教職員が心身ともに健康で働けるようにメンタルヘルスの保持増進に努めます。
-8-
⑪
◆
教職員の資質能力の向上を図る
経験年数や役職に応じた資質能力向上研修等の推進
○授業方法について専門性を持った大学教授との実践共同研究を実施し、授業力の向上を
支援します。
○計画的な学校園訪問*を通して、教員の保育・授業等の指導力向上を支援します。
○経験年数や役割に応じた研修を系統化し、効果的な研修を実施します。
○研究員*による教育課題の解決に向けた実践研究の成果を学校園に提供します。
◆
教員免許状更新講習*を通した資質能力の向上
○各教職員の免許状更新講習修了確認期限等を把握し、教員免許状の更新が確実に実施さ
れるよう指導を徹底します。
◆
指導力の向上を要する教員へのフォローアップの充実
○指導力向上を要すると思われる教員の早期発見、早期対応を行うため県教育委員会の教
職員支援担当相談員*等とも連携したフォローアップ体制を整えます。
⑫
◆
安全・安心で、質の高い教育を支える環境を整備する
教育施設の老朽化対策等の環境整備
◎学校施設の老朽化対策を行います。
○社会的要請や教育内容、教育方法等の変化に応じた快適な教育環境のあり方について検
討を行うため、学校施設の現状把握と課題の整理を行います。
◆
中学校給食の実現
◎中学校給食の実施に向けた準備を進めます。
◆
学校図書館の整備の推進
○学校図書の蔵書数の充実に努めます。
◆
教材・教具の整備の推進
○学校園の教材・教具の充実に努めます。
◆
学校園のICT*環境の整備・充実
○ICT環境の整備・充実に努め、有効な機器活用方法の支援を行います。
○学校園の情報提供を促進するため、ホームページの活性化を図ります。
○ICTの特長を生かした教育の質の向上を図ります。
○効果的な授業づくりに役立てられる機器の整備に努めます。
○校務用コンピュータの計画的な更新など、機器の充実を図ります。
-9-
◆
教育に関する研究成果等の蓄積・活用
○本市及び他市の研究冊子等を整理・保管し、それらを活用できるよう、学校園に情報の
提供を行います。
◆
地域ボランティア等との連携やICTの活用による学校園内外の安全確保
○子どもたちが安全に登下校できるよう、地域ボランティア等による安全立ち番など、地
域ぐるみで子どもの安全を見守る環境の整備を支援します。
○通学路の危険箇所対策について道路管理者等と連携し、継続的な取組を推進するととも
に保護者、地域の関係団体、防犯ボランティア等との連携のもと、登下校時の安全確保
に努めます。
○「こどもを守る 110 番の家*」の加入を促進し、地域ぐるみで子どもを守り育てるとい
う意識の高揚に努めます。
○「不審者情報マップ*」や、「子ども安全ネットかこがわ*」をより効果的に活用するた
め、関係機関に各サービスについて周知を行います。
⑬
◆
教育委員会の機能の充実を図る
教育委員会の活性化
○教育委員が、教育現場の状況や地域・保護者のニーズをより把握できるよう、授業参観
や施設の視察等を含めた学校園訪問を実施します。
◆
教育委員会制度改革への対応
○地域住民への説明責任を果たすため、教育委員会の会議録を迅速にホームページへ公開
します。
◆
教育委員会の点検及び評価の実施
○教育委員会の事務の管理及び執行の状況について、第2期「かこがわ教育ビジョン」の
15 の重点目標に即した点検・評価を行い、公表します。
基本的方向4
⑭
◆
「学び」が生かせるまちづくり
生涯学習の推進と学習成果を生かす地域をつくる
図書館等を活用した住民の学習活動の推進
○住民の自己学習の支援と読書活動の機会を提供するために集会行事等の各種事業を実
施します。
○レファレンスサービス(調査相談) *を充実させることで、住民の学習活動において課
題解決に役立つための資料と情報の提供に努めます。
○計画的、多角的に資料収集と提供に努め、図書館利用の促進を図ります。
○尐年自然の家では、より多くの子どもたちや親子が自然と触れ合えるよう、野外活動や
天体観測などの自然体験プログラムの充実に努めます。
- 10 -
◆
公民館等を活用した地域の拠点づくりの推進
○公民館が、地域づくりの拠点として機能するように、地域住民の自主的な活動への支援
を積極的に行います。
○公民館が実施する講座の修了者に、ボランティアとして地域活動や学校支援活動への参
加を呼びかけるなど、市民との協働により地域活性化を図るとともに、学びと実践の一
体化を推進します。
◆
人権教育等の社会的課題に対応した学習機会の充実
○公民館において、人権尊重の意識を高める研修や学習を実施します。
○日常生活の中でお互いの人権を尊重し、共に生きる社会の実現を目指し、町内懇談会等
の人権学習・交流活動を推進します。
○「人権を大切にする市民運動推進強調月間」
(8月)や「人権週間」(12 月)に、講演会や
研修会等を実施するとともに、小・中学生の作品を活用した人権啓発活動を行います。
○人権意識の向上を目指し、ふれあいフェスティバル *や人権文化センター、各公民館エ
リアでの人権学習講座等を実施します。
○人権を大切にしたまちづくりを推進するため、加古川市人権・同和教育協議会*等の関
係団体との連携を推進します。
○「第4次加古川市男女共同参画行動計画*」に基づき、男女共同参画社会*の実現に向け
た学習機会の充実を図ります。
◆
地域における身近なスポーツ環境の整備
◎加古川市スポーツネットワーク委員会 *が主催する加古川市民スポーツカーニバル *等
を通じて、市民のスポーツ実施率*の向上を目指します。
○加古川市スポーツ振興基本計画*の「後期アクションプラン*」に基づき、効率的な事業
の推進を図ります。
○身近で気軽にスポーツができる環境づくりのため、加古川総合スポーツクラブ *への加
入促進と支援を行います。
○ラジオ体操等、生活にスポーツを取り入れるきっかけづくりのため、壮年層や子育て世
代を対象に「スポーツライフセミナー*」を、スポーツ推進委員*が中心となって、小学
校等で実施します。
○市民の体力・健康づくりをより広く普及するために、加古川市体育協会を通して、各種
のスポーツ活動を支援します。
◆
文化財の保護と活用の推進
○重要な文化財を市指定文化財に指定します。
○指定文化財の修理や管理等を行うことで適切な保存を図ります。
○文化財に対する理解を深め保護意識を育むため文化財の公開と情報発信を行います。
- 11 -
⑮
◆
地域と大学等の連携を通した教育環境を整備する
地域・大学等の連携による特色ある取組の支援
○近隣の大学及び大学院等と連携し、人材活用や共同研究を行います。
◆
生涯を通じて大学等で学べる教育環境の整備
○誰もが生涯を通して、いつでも必要な時に学び、また何度でも新たな挑戦を行うことが
できる社会の実現に向けて、大学等における市民の受入れを支援します。
- 12 -
脚注一覧
基本的方向1
*中学校区連携ユニット 12
中学校区を1つの単位(ユニット)とし、その地域の認定こども園・幼稚園・保育園、小
学校、中学校、養護学校が相互に連携し、家庭、地域とも連携を図りながら、子どもたちの
連続した学びと育ちを支援する仕組みのこと。
*モデルユニット
「知・徳・体」のバランスのとれた力、
「生きる力」を育むため、それぞれの分野において、
校種間が連携し、研究を進めるユニットのこと。
*学校園支援ボランティア
地域の方々が、学校園の教育活動を支援するために、学習支援や環境整備、登下校の見守
り等、学校園が必要とする活動について、協力していただくボランティア活動のこと。
*地域コーディネーター
学校教育と地域の人材等を結び付けるパイプ役で、学校園支援ボランティアとの連絡調整
や、教育活動・地域活動の充実につながるような企画・提案などを行い、学校園と地域の交流・
連携を推進する役目を担う人のこと。
*青尐年育成連絡協議会
市及び各中学校区単位において各種団体の代表を持って組織し、青尐年の自立を目指し、
家庭・学校・地域社会等の緊密な連携のもと、地域ぐるみで青尐年を育成することを目的と
した活動を行う協議会のこと。
*加古川教育フォーラム
各ユニットの先進的な取組や子どもの活動の様子を紹介し、これからのユニット 12 の方
向性等について、交流を図るためのフォーラムのこと。
*児童クラブ
勤務などの事情により、昼間保護者が家庭にいない児童に対し、放課後の時間帯や長期休
業期間中に、家庭に代わる生活の場を確保し、適切な遊びや指導を行うことにより、児童の
安全保護と健全育成を図る事業のこと。「学童保育」とも呼ばれる。
*放課後子ども教室
放課後や週末等に学校の施設等を活用し、地域の方々の参画を得て子どもたちに学習や体
験・交流活動の機会を提供する事業のこと。本市では「チャレンジクラブ」として、小学校
や公民館で実施している。
- 13 -
*夏休み子ども教室
夏休み期間中、小学生以上を対象に料理教室や工作教室などの講座を実施し、子どもたち
の夏休みにおける体験・交流活動の場を提供する事業のこと。
*青尐年関係団体・機関
尐年団指導者協議会、青尐年団体連絡協議会、青尐年育成連絡協議会、尐年補導委員会、
学警連絡・校外補導連盟などの青尐年健全育成に関わる協力団体のこと。
*家庭教育大学
家庭の教育力向上のため、市内全幼稚園、小学校、中学校合計 60 校園ごとに、地域の特
色を生かした家庭教育についての学習を展開する事業のこと。加古川市PTA連合会に委託
して実施している。
*社会教育推進員・福祉教育推進員
地域における学習・交流活動の推進や、社会教育関係団体との連携による社会教育の振興、
また、「福祉のこころ」の啓発による福祉教育の浸透を目的に活動する方のこと。町内会ご
とに推進員を委嘱している。
*わくわく子育てカレッジ
次代の親となる高校生や大学生を対象に、子どもたちと触れ合えるボランティア活動や託
児体験など、子育ての大変さや楽しさを学ぶ場を提供する事業のこと。
*子育て応援団Jr
わくわく子育てカレッジの卒業生、子育て支援に関心のある社会人などを対象に、親にな
る前の子育ての学習の場やボランティア活動の場を提供する事業のこと。
*家庭学習の手引き
教育委員会が、子どもたちに4つの習慣「生活習慣」「食習慣」「学習習慣」「読書習慣」
を定着させるため、家庭学習のポイントや家庭での約束をつくるためのアドバイス等を集め
作成した冊子のこと。市のホームページに掲載している。
*スクールソーシャルワーク
教育分野に関する知識に加えて、社会福祉等の専門的な知識・技術を用いて、児童生徒が
置かれた環境に様々な方法で働きかけて支援すること。
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*要保護児童対策地域協議会
保護者の養育が適切でないと懸念される児童(要保護児童)に対する支援を目的とし、福
祉事務所、児童相談所、警察、学校等の機関や医師、児童委員など児童の福祉に関連する職
務に従事する者等で構成される団体のこと。要保護児童やその保護者に関する情報、その他
適切な保護を図るために必要な情報の交換を行いながら、家庭への支援の内容に関する協議
を行っている。
基本的方向2
*子ども・子育て支援制度
平成 24 年8月に成立した「子ども・子育て関連3法」に基づき、平成 27 年4月からスタ
ートした「質の高い幼児期の学校教育・保育の総合的な提供」
「地域の子育て支援の充実」
「保
育の量的拡大・確保」を図る、新たな子ども・子育て支援制度のこと。
*加古川市子ども・子育て支援事業計画
一人一人の子どもが健やかに成長することができる社会の実現を目的として平成 27 年4
月からスタートした新たな「子ども・子育て支援制度」への対応と、加古川市における5年
間の子ども・子育て支援の方向性を定めた計画のこと。この計画に基づき、教育・保育及び
地域子ども・子育て支援事業の「量の見込み(ニーズ量)」に対応した提供体制の確保や、
「質
の向上」に向けた取組を計画的に進めることとしている。
*加古川市就学前教育カリキュラム
就学前の子どもたちが歌や絵本を共通体験するなど、小学校生活を円滑に過ごすことがで
きるよう、加古川市が独自に導入した共通カリキュラムのこと。
*ふれあい保育
幼稚園が核となり、異年齢児との触れ合いや子育て家庭の仲間づくりをするとともに、子
育てに関する知恵を学ぶ機会を提供し、保護者自身の教育力を図る取組のこと。
*全国幼稚園ウィーク
1876 年 11 月 16 日に初の官立幼稚園が設立されたことから、毎年 11 月 13 日から 11 月 19
日を全国幼稚園ウィークとした取組のこと。作品展等の様々な事業を通じ、国公立幼稚園の
教育活動のPRを行っている。
*預かり保育
平成 21 年度から市立幼稚園全園で実施し、保護者の入院・通院、同居親族の看護・介護、
求職活動や冠婚葬祭への参列等のため、やむを得ず降園時刻に園児を迎えにくることができ
ない場合に、臨時的に園児を預かり、子育てをサポートする制度のこと。
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*ことばの力育成プログラム
自らの考えを深め、他者とのコミュニケーションを行うために「ことば」を活用すること
ができる子どもの育成を目指して、加古川市が独自に作成した各発達段階における到達目標
を系統的に表したもの。
*CAN-DO リスト(中学校版)
中学校の英語について、加古川市が独自に作成した各学年における到達すべき目標を系統
的に表したもの。
*ENJOY リスト(小学校版)
CAN-DOリストの小学校版。小学校5・6年生の外国語活動について、各学年におけ
る到達すべき目標を系統的に表したもの。
*ENJOY チャレンジ
小学校高学年を対象に、児童の英語でのコミュニケーション能力向上を目的として、夏季
休業中などに実施するALTとの1対1での簡単な英会話体験のこと。
*イングリッシュ・キャンプ
小学校6年生児童を対象に、「英語」を使って生活する場を設け、英語でのコミュニケー
ション能力向上につなげることを目的に、実施しているキャンプのこと。
*イングリッシュ・ウォーク
小学校6年生を対象に、英語でのコミュニケーション能力の向上を図ることを目的とし、
ALTとともに加古川ツーデーマーチに参加する活動のこと。
*「ことばの力」配達人
子どもたちがことばのよさを知る機会を増やすために、各学校に派遣することばのプロの
こと。
(配達人の例:アナウンサー、作家、記者等)
*兵庫型教科担任制
小学校5・6年生において、学力の向上や小学校から中学校への円滑な接続を図る観点か
ら、兵庫県教育委員会が「教科担任制」と「尐人数学習集団の編成」を組み合わせた学習シ
ステムとして導入した制度のこと。平成 24 年度から県内全小学校で実施している。
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*全国学力・学習状況調査
全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、学校における児童生徒への教育指導
の充実や学習状況の改善等に役立てるとともに、教育に関する継続的な検証改善サイクルを
確立することを目的とした文部科学省による全国調査のこと。小学校6年生、中学校3年生
の児童生徒を対象として、平成 19 年度から実施している。調査の内容として、「教科に関す
る調査(国語・算数・数学)」及び「学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関
する質問紙調査」が行われる。平成 24 年度及び 27 年度は、理科が追加実施された。
*学校支援貸出
図書館法には公共図書館による学校教育への援助の規定があり、当市では、中央図書館よ
り貸出希望のある学校に対して、学年単位で1年間、図書の貸出しを受けることができるサ
ービスのこと。貸出冊数の上限は、1クラス当り 40 冊である。
*団体貸出
図書館が、市内の官公署、学校、事業所、地域の団体等に対して、50 冊1か月以内の範囲
で図書を貸出しするサービスのこと。学校では、主に学級担任が代表者で登録し、授業に必
要な図書を利用する例が一般的である。
*第2次「加古川市子どもの読書活動推進計画」
読書活動を通じて子どもたちが心豊かに成長することを願い、環境の整備を図ることを目
的として、国及び県の計画を踏まえつつ本市の状況に応じた取組を総合的・計画的に推進す
るために策定した計画のこと。
*道徳教育推進教師
小・中学校学習指導要領に「校長の方針の下に、道徳教育の推進を主に担当する教師(以下
「道徳教育推進教師」という。
)を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開する」と示されて
いる教師のこと。役割として、学習指導要領解説には、道徳教育の指導計画の作成に関する
こと、全教育活動における道徳教育の推進・充実に関すること、道徳科の充実と指導体制に
関することなどが例示されている。
*情報モラル教育
情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度を、各教科等の指導の中で身に
付けさせる教育のこと。具体的には、他者への影響を考え、自他の権利を尊重し、情報社会
での行動に責任を持つことや、情報を正しく安全に利用できること、情報機器の使用と健康
との関わりを理解することなどである。
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*ESD(持続可能な開発のための教育)
Education for Sustainable Development の略であり、個人個人が地球上の資源の有限性
を認識するとともに、自らの考えを持って、新しい社会秩序を作り上げ、地球的な視野を持
つ市民を育成するための教育のこと。環境、福祉、平和、開発、ジェンダー、子どもの人権
教育、国際理解教育、貧困撲滅、識字、エイズ、紛争防止教育など多岐にわたる。
*ユネスコスクール
ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する
学校のこと。
*わくわくオーケストラ
中学1年生と養護学校中学部1年生に、本格的な交響楽団の演奏に親しませる機会を設け、
音楽を愛好する心情を育て、豊かな情操や感性を身に付けた人材を育成する事業のこと。
*心の絆宣言
平成 24 年度に加古川市が導入した「心の絆プロジェクト(児童会・生徒会を中心にした
心の絆を深める主体的活動)」の取組の一つで、学校に関わる全ての人たちとの「心の絆」
を深めていくことを目的に、各中学校の生徒会の代表によって作成された5つの宣言のこと。
*地域で育む福祉教育推進パワーアップ事業
加古川市社会福祉協議会が進めている、福祉教育を通じて、子どもたちの豊かな成長を促
すとともに、地域と連携し、福祉コミュニティの形成と地域福祉を推進する事業のこと。
*部活動外部技術指導者
部活動顧問による技術指導が困難な運動部や文化部の支援と活性化を図るために派遣す
る技術指導に優れた指導者のこと。
*全国体力・運動能力、運動習慣等調査
全国的な子どもの体力の状況を把握・分析し、学校における体育・健康に関する指導など
の改善に役立てるとともに、子どもの体力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立す
ることを目的とした文部科学省による全国調査のこと。小学校5年生、中学校2年生の児童
生徒を対象として、平成 20 年度から実施している。調査内容は、「実技に関する調査(新体
力テスト8種目)
」と、
「生活習慣、食習慣、運動習慣に関する児童生徒質問紙調査」が行わ
れる。
*かこがわウェルネス手帳
生活習慣が大きく変化しはじめる小学校5年生から中学校3年生までの5年間にわたり、
自らの体力や食習慣をはじめとする生活習慣を定期的にチェックしながら、健康づくりに関
心を持ち、実践をサポートするための手帳のこと。
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*運動プログラム
平成 21 年度、兵庫県教育委員会が、児童生徒の基本的な動きづくりや体力づくりを目指し
て作成した、
「運動と安全」
「運動と生活」の内容を含めた「運動プログラム 2009」のこと。
各学校においては、児童生徒の体力・運動能力向上に向けて、効果的に活用している。
*「心の健康教育」プログラム
子どもたちが生き生きとした生活が送れるよう、児童生徒のコミュニケーション能力の向
上を図り、暴力行為やいじめ、不登校などの問題行動等の未然防止、ストレスと上手につき
あう方法等、
「心の健康」のための教育として系統立て、児童生徒の実態に応じて実践でき
るプログラムのこと。
*キャリア教育
児童生徒一人一人が将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしなが
ら、自分らしい生き方を実現するための力を育てる教育のこと。
*トライやる・ウィーク
中学2年生と養護学校中学部2年生が、5日間、事業所や地域における様々な体験活動を
展開することで、豊かな感性を育み、将来の目標や自分なりの生き方を見つけられるように
支援する事業のこと。本市では、全 13 校のうち、前期(6月)に8校、後期(11 月)に5
校の中学校及び養護学校が実施している。
*インクルーシブ教育システム
障がいのある者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会
に効果的に参加することを可能とするという目的の下、障がいのある者と障がいのない者が
共に学ぶ仕組みのこと。
*スクールアシスタント
小学校の通常学級に在籍している行動面や学習面において適応しづらい児童及び学級の
指導補助を行う教員免許を有する職員のこと。
*個別の教育支援計画
発達障がいを含む障がいのある児童生徒の就学前から卒業後までをも視野に入れた、教育、
福祉、医療、労働等の多角的な視点から策定する一貫した支援計画のこと。
*サポートファイル
特別な支援や配慮を必要とする子どもたちが、一貫した支援を受けることを目的に、保護
者と関係機関が子ども一人一人の情報を共有するために作成したファイルのこと。
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*補助指導員
小・中学校に在籍する肢体に障がいのある児童生徒や重度の知的障がい及び情緒障がいの
ある児童生徒に対し、校内における移動介助、身辺処理に関する介助、学習活動時における
介助等を行う職員のこと。
*特別支援教育コーディネーター
特別支援教育の推進に関して中心的な役割を担い、学校園内の関係者や関係機関との連
絡・調整や、保護者に対する窓口として相談業務を行う教員のこと。
*ブロック別交流学習会
市内の学校園を6つのブロックに分け、そのブロック内の幼稚園、小・中学校及び養護学
校の子どもたちが、様々な学習を共に行いながら交流を行う活動のこと。
*子ども多文化共生サポーター
日本語指導が必要な外国人児童生徒が在籍する学校において、教員と児童生徒及び保護者
とのコミュニケーションの円滑化を図るとともに、生活適応や学習支援、心の安定を図るな
ど、学校生活への早期適応を促進する目的で県から派遣されるサポーターのこと。
*外国人児童生徒支援サポート員
日本語指導が必要な在留期間 24 ヵ月までの外国人児童生徒が在籍する学校において、県
から派遣される子ども多文化共生サポーターの取組を引き継いで、市が派遣するサポート員
のこと。
*学校食物アレルギー等対応マニュアル
学校において、児童・生徒の食物アレルギーに適切に対応するため、「アレルギーのメカ
ニズムや原因」
、
「給食での受入れの手順」、「発症時の対応」などをまとめたマニュアルのこ
と。
*(学校園)危機管理マニュアル
学校園での事故や事件、災害、不祥事などにおいて、
「未然防止」
「危機発生時の対応」
「再
発防止」の観点から、学校園が取るべき適切な対応をまとめるなど、学校園の危機管理能力
を高めるために平成 22 年に策定したマニュアルのこと。
*学校生活に関するアンケート
困難を抱える子どもの支援を行うための選択方式のアンケートのこと。子ども自身が感じ
ている困り感を測定できる。
(小学校3年生~中学校3年生で実施)
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*いじめ相談シート調査
いじめによる悩みを抱えた子どもの実態を把握して適切な対応を行うための市内統一の記
述方式による調査のこと。家庭で子どもと保護者が話し合い回答する。(小学校4年生~中
学校3年生で実施)
*いのちと心サポート相談員
いじめ、不登校などの学校不適応に関する相談者に対して、適切な助言やアドバイスを行
い、必要に応じて学校を訪問し、問題解消及び軽減が図られるよう支援する相談員のこと。
*メンタルサポーター
学校生活に不適応を起こしている子どもたちの心に寄り添い、話し相手や学習補助、家庭
訪問等を通して解決に向けた支援を行う補助員のこと。
*適応指導教室「わかば教室」
心理的・情緒的要因等により、不登校状態にある児童生徒の学校生活への復帰を支援する
ため、児童生徒の在籍校と連携を取りつつ、基本的な生活指導、個別カウンセリング、教科
学習支援等を行うための教室のこと。
*小集団体験活動「アタック・ゴー」
学校に行きづらい児童生徒を対象に、様々な体験を通して社会性や自立心を育成するとと
もに、集団生活を通して基本的生活習慣や規範意識を身に付けさせることを目的とした小集
団体験活動のこと。
*自立支援教室「ふれ愛教室」
ぐ犯・不良行為などの問題行動を起こしている不登校児童生徒に焦点を当て、学校復帰や
立ち直りに向けての直接的な指導、支援をするとともに、学校・保護者に対して適切な援助
を行うための教室のこと。
基本的方向3
*学校園評価
平成 19 年6月に改正された学校教育法により、各校園は運営の改善を図り、教育水準の
向上に努めることが規定されたことにより、各校園が教育活動等の成果を自ら検証し、学校
園運営の改善と発展を目指して行う評価のこと。
*学校組織マネジメント研修
学校運営の中心的な役割を担う管理職と主任クラスの教職員に対して、企業や自治体で実
施されている組織マネジメントのエッセンスを提供することにより、変化に対応した新しい
学校づくりのノウハウを獲得し、学校運営の改善に資することを目的とする研修のこと。
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*校務用コンピュータ
児童生徒や教員が授業等で使用するパソコン等を教育用コンピュータと呼ぶのに対し、教
職員が学校運営事務や成績管理などの校務に使用する機器のこと。
*教職員の勤務時間適正化新対策プラン
教職員が児童生徒と向き合う時間をしっかりと確保できるよう、兵庫県教育委員会が業務
改善を目的に、平成 25 年2月に策定したプランのこと。このプランを基に、本市において
も学校の実情に応じて「定時退勤日」「ノー会議デ―」「ノー部活デ―」を設定し、勤務時間
の適正化に努めている。
*メンタルヘルス
心の健康のこと。近年、家庭、職場、学校等、地域社会のあらゆる場面において、うつ病、
心身症、神経症、睡眠障害、摂食障害、不登校等が増加しており、ストレス対処法や支援体
制づくりの重要性が高まっている。
*学校安全衛生委員会
労働安全衛生法により、常時使用する労働者数が 50 名以上の事業所は、安全委員会及び
衛生委員会を設置すべき義務があり、本市では、同法 19 条の規定により、それぞれの委員
会設置に代えて2つの委員会を兼ねる安全衛生委員会を、労働者数に関係なく全ての学校に
設置している委員会のこと。
*学校園訪問
教育委員会が、幼稚園・小・中・養護学校に訪問し、保育参観・授業参観を中心とした懇
談や協議等を通して、学校園の運営全般の状況を把握するとともに、それぞれの学校園が抱
える学校園経営、教育課程、その他の課題について指導助言等を行う取組のこと。
*研究員
教育長が任命し、教育に関する今日的な課題等について研究を行う教員のこと。2月に開
催される研究員発表会において、その研究成果を広く市内の学校に提供することにより、本
市教育の一層の充実発展に寄与している。
*教員免許状更新講習
平成 19 年6月の改正教育職員免許法の成立により、平成 21 年4月1日から導入された制
度のこと。教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることができるよ
う、定期的に最新の知識技能を身に付け、教員として必要な資質能力が保持されことを目的
としている。有効期間を更新して免許状の有効性を維持するには、2年間で 30 時間以上の
免許状更新講習の受講・修了が必要となる。
- 22 -
*教職員支援担当相談員
兵庫県教育委員会が行う指導力向上を要する教員のフォローアップの一環として、児童生
徒の学習機会を確保するため、指導力不足教員や所属する学校を支援する相談員のこと。
*ICT
Information and Communication Technology の略であり、情報通信に関連する技術一般の
総称のこと。従来、使用されてきた「IT」とほぼ同様の意味で用いられる。「情報通信技
術」と訳され、ITの「情報」という意味に加えて、「コミュニケーション」が重視され、
ネットワーク通信による情報や知識を「互いに共有し合う」という概念が含まれる。
*こどもを守る 110 番の家
子どもが事件や事故等に遭遇する恐れがある場合の緊急避難場所として指定した特定の
民家、店舗等のこと。子どもの保護と警察署等への通報を依頼している。
*不審者情報マップ
注意や警戒を要する事案を加古川市ホームページ上の地図に表示し、地域での情報共有や
防犯活動等に活用することにより、安全・安心なまちづくりの推進及び犯罪の発生・拡大を
未然に防止することを目的としたもの。平成 26 年9月から運用を開始している。
*子ども安全ネットかこがわ
学校園に寄せられた子どもに関わる不審者・変質者等の情報を、教育委員会から保護者等
に迅速に情報提供し、注意喚起を行うことを目的にしたメール配信サービスのこと。平成 18
年6月から運用を開始している。現在は、保護者や学校関係者に限定して周知している。
基本的方向4
*レファレンスサービス(調査相談)
図書館利用者の学習、調査研究に必要な資料や情報について、職員が検索、提供、回答す
る業務のこと。
*ふれあいフェスティバル
市民の人権感覚や人権意識を高めることを目的とし、人権を尊重する社会づくりのきっか
けとなるよう明るく親しみやすい雰囲気の中で、子どもから大人まで親しみながら身近な人
権について学べるイベントのこと。
*加古川市人権・同和教育協議会
「差別の現実から深く学び、人を大切にする」同和教育の理念を身近な生活に位置付け、
人権が尊重される地域、家庭、学校園、職場づくりを目指して、人権・啓発活動を中心とな
って推進する協議会のこと。
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*第4次加古川市男女共同参画行動計画
「男女共同参画基本計画」に基づき、加古川市における男女共同参画社会形成の促進に関
する施策を総合的かつ計画的に推進するために、施策の方向性を示す基本計画のこと。
*男女共同参画社会
男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活
動に参画する機会が確保され、男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受
することができ、かつ、共に責任を担うべき社会のこと。
*加古川市スポーツネットワーク委員会
市内の主要なスポーツ団体である「加古川市体育協会」
「加古川市スポーツ推進委員会」
「N
PO法人加古川総合スポーツクラブ」が、ウェルネス都市加古川の実現と市民の健康づくり
に寄与することを目的として平成 25 年度に設立された委員会のこと。行政との連携を図り
ながら、本市スポーツ施策の今後の取組について討議を行っている。
*加古川市民スポーツカーニバル
加古川市スポーツネットワーク委員会が主催のスポーツイベントのこと。市民の運動・ス
ポーツの実施率の向上を図り、本市の生涯スポーツを推進することを目的に、毎年 11 月に
開催している。
*スポーツ実施率
成人の週1回以上スポーツを行う人の割合のこと。加古川市スポーツ振興基本計画(平成
20 年策定)では、50%以上という数値目標を掲げている。
*加古川市スポーツ振興基本計画
生涯スポーツの推進によるウェルネス都市加古川の実現と市民の健康づくりに寄与する
ため、平成 20 年から平成 29 年までの 10 年間を見据えた本市におけるスポーツ振興の方向
を示す長期計画のこと。
*後期アクションプラン
加古川市スポーツ振興基本計画の計画期間の後半5年間(平成 25~29 年度)について、前
半の結果に基づく課題の解消に向けた具体的な取組を掲げた計画のこと。
*加古川総合スポーツクラブ
市民が日常生活の中で自発的にスポーツを楽しみながら、健康・体力を保持増進すること
を目指した、多世代・多種目・他志向の総合型地域スポーツクラブのこと。傘下に市内 12 の
エリアクラブを置き、その中には 31 の活動クラブがある。会員登録はNPO法人で一括管
理され、所属するエリアクラブ以外のスポーツクラブにも自由に参加できる。
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*スポーツライフセミナー
スポーツ実施率の低い 20~50 代を対象に、気軽に参加できるスポーツの体験を通じて、ス
ポーツの楽しさを体感し、継続的にスポーツを行ってもらうことを目的として開催されるセ
ミナーのこと。
*スポーツ推進委員
スポーツ基本法により教育委員会に設置される非常勤の委員のこと。
市のスポーツ活動を推進するため、スポーツ推進のための事業の実施に係る連絡調整、住
民へのスポーツの実技指導、その他スポーツに関する指導助言など、市民スポーツのコーデ
ィネーターとして活動している。旧の「体育指導委員」をいう。
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