HUAWEI Global Nodes & Links 世界のファーウェイから協業とイノベーションで英国経済の発展に寄与するファーウェイUK 大規模な投資計画 2012年9月、ファーウェイの創業者兼 CEO任正非（レン・ジェンフェイ）が英国を訪れ、デーヴィッド・キャメロン（ D a v i d Cameron）英国首相と会談しました。そこで、 2017年までに英国内で13億ポンド（約 2,210億円 ※ ）の投資と調達を行うこと、ファーウェイUKの従業員数を当時の800 名から1,500名まで増加させることを発表しました。こうした計画に基づき、2013年6月ファーウェイは170以上の国々に事業拠点を持つグローバル企業です。このにはロンドンの西60kmに位置するレディンコーナーでは世界中に広がるファーウェイのビジネス・ネットワークの中から毎回グに、今後のさらなる事業拡大の拠点となひとつのオフィスを紹介し、各国でファーウェイがどのようにビジネスを展開してる新たな本社オフィスを開設しました。いるのか、また現地との文化交流の様子などを、各地の広報部員によるレポートでお伝えします。今回は、大規模な投資計画に基づき英国での事業を拡大すファーウェイUKは、英国内の主要な大学や研究機関との提携も進めています。今年1月、インペリアル・カレッジ・ロンドンるファーウェイUKを、同社の広報部ディレクター、エド・ブルースター（ Ed と共同で、ビッグデータを活用するデータ・ Brewster）がご紹介します。サイエンス研究を推進し、スマート・シティやeヘルスなどへの応用を促進するデーファーウェイUK 設立：2001年所在地：ロンドン、レディング、イプスウィッチ、ブリストルほか計10か所従業員数：約900名、うち70％が現地採用（2014年10月現在）タ・サイエンス・イノベーション研究所を設立することを発表しました。また、イングランド南東部のサリー大学が2015年1月に開設を予定している5Gイノベーション・センターの設立にも出資しています。これらを英国の通信事情固定電話加入者数・普及率：3,338万人・52.9％携帯電話加入者数・普及率：7,814万人・123.8％インターネット普及率（利用者ベース）：89.8％固定ブロードバンド加入者数・普及率：2,256万人・35.7％（ITU調べ、2013年現在）主要通信事業者：BT、EE、O2（テレフォニカ傘下）、ボーダフォン、ヴァージン・メディア、ハチソン3G UK（3 UK）含め、ファーウェイUKは過去5年間で合計1,000万ポンド（約17億円 ※ ）を英国内の大学に投資してきました。研究開発においては、2012年にイングランド東部のイプスウィッチにあるCIP （Centre of Integrated Photonics：集積フォトニクス・センター）を統合したことに加え、今年6月にはICT用チップなどの研究を行うR&Dセンターをブリストルに新設することを発表しました。英国内でR&Dに携わる従業員はこれら2施設をあわせて UK 2014年末までに140名に達する見込みで、2017年までに300名まで増員することを計画しています。お客様との協業に支えられた成長欧州最初のオフィスとして開設されたファーウェイUKは、常にお客様のニーズを 26 / OCT.2014 1 ■2012年9月に会談したデーヴィッド・キャメロン首相（写真左）とファーウェイCEO任正非 1 2 ■新本社オフィス開設を祝う英国労働年金省雇用担当大臣マーク・ホーバン氏（写真右）とファーウェイ取締役兼CFO孟晩舟（キャシー・メン） 3 ■今年7月にはアーセナルをフィーチャーしたスマートフォンの限定モデル『Ascend P7 Arsenal Edition』を発表。リアカバーにチームのエンブレムをあしらい、新旧のホーム・スタジアムの画像や今年のFAカップの優勝祝賀風景の壁紙など、アーセナル・ファンをう 2 3 ならせるこだわりが細部まで詰まっている原動力として成長してきました。2005年にのモバイル通信事業者と主要な販売業ブリストルのR&Dセンター開設に際し、欧州のTier1通信事業者として初めて契者に端末製品を提供しています。英国のジョージ・オズボーン（ G e o r g e 約を締結したBTとは、10年近くにわたって 2012年にはフラッグシップ・スマート Osborne）財務相は、「世界最大規模のともに超高速ブロードバンドの実現を目指フォン『Ascend P6』のグローバル発表通信機器メーカーであるファーウェイが英しており、両社がサービスを提供した世帯会をロンドンのライブハウス『ラウンドハウ国でイノベーションに取り組むと決定した数は2012年には1,000万に達しました。ス』で開催し、大きな話題となりました。まことは、英国の高度に成熟した労働力の最近では、既存の銅線接続を利用して光た今年1月、ファーウェイは英国が誇る世質の高さを裏付けるもので、その長期経接続と同等の速度での通信を可能にする界有数のサッカー・チーム、アーセナル済計画が順調に機能していることを示し FTTdp（Fibre To The Distribution F Cの公式グローバル・スマートフォン・ています」と語りました。英国は、技術革新 Point） G.FAST技術のフィールド・テストをパートナーとなりました。とグローバルな交易によって発展してきた共同で実施しています。国です。ファーウェイUKは今後も技術力とオープンな協業体制を最大限に生かし開始したほか、ロンドンのテックシティで世サイバー・セキュリティ評価センター界最速のLTE-Aネットワークを展開するファーウェイがグローバルで確立している客様やエンド・ユーザーの皆様に新たな価ことを発表しています。現在EEの4Gサーエンド・ツー・エンドのサイバー・セキュリティ値を提供し続けていきます。ビス利用者数は400万人を超えており、保証システムの一環として、英国では2010 ファーウェイは国内主要都市での4Gロー年にオックスフォードシャー州のバンベリールアウトをサポートしています。にHCSEC（Huawei Cyber Security また、英国に本社を置くボーダフォン・グ Evaluation Center：ファーウェイ・サイバー・ループは、世界中で通信品質の改善にセキュリティ評価センター）を設立していま向けた投資を拡大する「プロジェクト・スプす。「多くの目、多くの手、多くの確認」とリング」プログラムの第1フェーズとして、いうアプローチのもと、ファーウェイのお客 2014年3月、SingleRANをはじめとする様と英国政府が共同で運営するこのセンファーウェイのソリューションを採用する5 ターは、当社の製品とソリューションがサ年間の契約を締結しました。ファーウェイイバー・セキュリティ上の脅威に耐えうるは同社から2012年には最優秀サプライ品質を備えていることを検証する機能をヤー、2013年には責任あるサプライヤー担っています。 EEとは、英国全土での4Gサービスをとして賞を授与されています。存在感を増すファーウェイのスマートフォンて、英国のICT産業の発展に寄与し、お ※1ポンド170円換算エド・ブルースター（Ed Brewster）ファーウェイUK 広報部ディレクターイノベーションと協業で英国ICTの発展に寄与大手保険会社やハチソン3G UKを経て、2011年12月ファーウェイに入社。ロンドン中心部のオフィスはエコノミストやBBCなどの国際的なメディアやイギリ英国内で事業を開始して十数年、ス政府とも近く、コミュニケーションがとネットワーク事業の成長と同時に、端ファーウェイは通信機器ベンダーから総りやすいことが気に入っている。愛犬の末事業もその存在感を高めています。合的なICTソリューション・プロバイダーへと暮らす2児の父。ファーウェイUKは現在、英国内のすべてと成長を遂げてきました。イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル / OCT.2014 27