学校法人エリザベト音楽大学 2014(平成 26)年度 事 業 報 告 書 1.法人

学校法人エリザベト音楽大学
2014(平 成 26) 年 度
2014( 平 成 26) 年 4 月 1 日 か ら 2015( 平 成 27) 年 3 月 31 日 ま で
事
業
報
告
書
1. 法 人 の 概 要
当 法 人 の 設 置 する 大 学 は 、 次 の と おり で す 。
エ リ ザ ベ ト 音 楽大 学 ((
)内は入学定員/収容定員)
音楽学部
音楽文化学科
( 30 人 /120 人 )
演奏学科
( 70 人 /360 人 )
合計
( 100 人 /480 人 )
大 学 院 音 楽 研 究科
修士課程
音楽学専攻
(3 人/6 人)
宗 教 音 楽 学 専 攻 (2 人 / 4 人 )
声楽専攻
(3 人/6 人)
器楽専攻
( 12 人 / 24 人 )
合計
( 20 人 /40 人 )
博士後期課程
音楽専攻
(3 人/9 人)
2014 年 5 月 1 日 現 在 に お け る 学 生の 状 況 は 、 次 の と おり で す 。
音楽学部
( 単位 : 人 )
1年
音楽文化学科
2年
3年
4年
計
8
12
13
16
49
演奏学科
52
66
52
67
237
計
60
78
65
83
286
大 学 院 音 楽 研 究科
( 単位 : 人 )
1年
修士課程
2年
3年
計
15
24
39
博士後期課程
0
1
6
7
計
15
25
6
46
2014 年 5 月 1 日 現 在 に お け る 専 任教 職 員 の 状 況 は 、 次の と お り で す 。
専任教員
26 人
専任職員
21 人
1
2. 事 業 の 概 要
(1)大学経営
① 全 国 の 動 向 と募 集 活 動 に つ い て
全 国 の 私 立 音楽 大 学・音 楽 学 部 の 入 学 者 は 2009 年 度 よ り 入 学 定 員 充 足 率が
100%を 割 り 、 その 後 も 減 少 傾 向 が 続き 、 2014 年 度は 84.5%ま で 低 下 し ま し た
( 私 学 事 業 団 によ る 21 私 立 音 楽 大 学 ・ 音 楽 学 部 調 査報 告 )。 さ ら に 音 楽 専 攻
課 程 を 持 つ 私 立 大学 も 合 わ せ 全 国 29 大 学 に ま で 調 査 を 広げ る と 入 学 者 総 数
は 2013 年 度 3720 人 に 対し 2014 年 度 は 3464 人 で 6.9%減 と な っ て い ま す (下
表 参 照)。 そ の 内 訳 を 地 域 別 入 学 者比 率 で み る と 関 西 ・中 部 地 域 は 2013 年 度
25.2%、 2014 年 度 24.2%と 若 干 減 少 し 、 関 東 地 域 は 2013 年 度 65.7%に対 し 、
2014 年 度 66.8%と 若 干 上 昇 し て い ます 。一 方 九 州 地 域 では 上 昇 が み ら れ ま す 。
こ の よ う な 全 国的 減 少 ま た 隣 接 す る九 州 地 域 の 増 加 の 影響 を 中 四 国 地 域 は
受 け た と 思 わ れ、学 校 訪 問 や 出 前 授業 等 の 強 化 に 取 り 組ん で き ま し た が、2014
年 度 入 学 者は 60 人 と 厳 し い 結 果 とな り ま し た 。2015 年 度 募 集 に 向け 2014 年
度 は 募 集 ス タ ッフ を 1 人 増 員 し 取り 組 ん で き ま し た が、入 学 者 は 2014 年 度 と
同 数 の 60 人 と な り ま し た。現 状 分 析 を 踏 ま え た 更 な る取 り 組 み が 求 め ら れま
す。
〔2013 年 度 、 2014 年 度 私 立 音 楽 大学 ・ 音 楽 学 部 ・ 音 楽専 攻 課 程 入 学 者 一 覧〕
地
域
2013 年度入学者数〔人〕(占有率)
2014 年度入学者数〔人〕(占有率)
前年度との差〔人〕
99(2.7%)
78(2.3%)
-21
北 海 道・東 北
関
東
2,443(65.7%)
2,313(66.8%)
-130
中
部
238(6.4%)
220(6.4%)
-18
関
西
700(18.8%)
618(17.8%)
-82
中 四 国
174(4.7%)
146(4.2%)
-28
九
州
66(1.8%)
89(2.6%)
+23
合
計
3,720
3,464
-256(-6.9%)
( 29 私 立 大 学 本 学 集 計 )
② 入 学 定 員 数 の変 更
全 国 の 音 楽 大 学・ 音 楽 学 部 の 入 学 者減 少 傾 向 と 中 四 国 地域 の 状 況 を 鑑 み て
2015 年 度 よ り 入 学 定 員 を 80 人 と す る こ と を 決 定 し 、外 部 環 境 に 対 応 し た体
制 を 整 備 す る こと と し ま し た 。
③ 新 3 号 館 建 設の 決 定
入 学 者 減 少 と いう 厳 し い 状 況 に 対 し、 募 集 増 加 に つ な がり 、 広 島 を 中 心 と
2
し た 中 四 国 地 域 社会 に 対 す る 芸 術 文 化振 興 へ の 貢 献 と い う使 命 を 果 た す た め
に 、建 築 後 46 年 と な る 3 号 館 を 耐震 補 強 工 事 で 済 ま せず に 、改 築 す る こ と を
決 定 し ま し た 。ま た 3 号 館 改 築 に 合 わ せ て セ シ リ ア ホー ル 、 ザ ビ エ ル ホ ー ル
の 改 修 等 、 他 の 建物 に つ い て も 教 育 ・演 奏 環 境 を 向 上 さ せる た め 一 体 的 に 取
り 組 む こ と を 決 定し ま し た 。 そ の た め本 学 既 存 施 設 の 建 築を 主 に 担 当 し て き
た 清 水 建 設 株 式会 社 を 施 工 業 者 に 選定 し 、
「 地 域 に 開か れ た 音 楽 の 交 差 点 」と
の コ ン セ プ ト の もと 、 生 涯 学 習 の 場 ・生 涯 学 習 大 学 と し ての 活 用 も 視 野 に 入
れ て 検 討 を 重 ね、 2015 年 度よ り 着 工 す る こ と を 決 定 しま し た 。
④ 戦 略 目 標 の 実施 、 教 職 員 の 質 と 能力 の 向 上 に つ い て
BSC( バ ラ ン ス・ス コ ア カ ー ド)に よ る 重 要 戦 略 目 標 の遂 行 を 各 部 署 で 進 め、
9 月 の 専 任 教 職 員研 修 会 で 進 捗 を 確 認し ま し た 。 ま た 、 教職 員 の 評 価 シ ス テ
ム の 検 討 を 進 め、2015 年 度よ り 試 行 の 形 で 導 入・実 施 す る こ と を 決 定 し、さ
ら に 学 内 に お ける IR の 取 り 組 み を 開 始 し ま し た 。
FD・ SD と し て の 教 職 員 研 修 会を 9 月 と 2 月 に 実 施 し まし た 。 9 月 研 修 会 で
は 理 事 長 ・ 学 長 をは じ め 各 部 門 担 当 者に よ る 本 学 の 内 外 状況 に つ い て 現 状 と
将 来 に つ い て 発 表し 、 専 任 教 職 員 全 員に 周 知 を 図 り ま し た。 2 月 研 修 会 で は
場 所 を イ エ ズ ス 会長 束 修 道 院 に 移 し 、本 学 の 創 立 者 ・ イ エズ ス 会 関 係 者 の 墓
参 を 含 め て 本 学 のル ー ツ を 確 認 す る とと も に 、 心 身 の 整 えに 有 効 な マ イ ン ド
フ ル ネ ス 瞑 想 を 体験 し 、 教 育 理 念 を 支え る キ リ ス ト 教 精 神を 深 め る 機 会 と し
ました。
⑤ イ エ ズ ス 会 から の 財 産 贈 与
7 月 に 本 学 の 設 立 母 体 で あ る イ エズ ス 会 よ り 107 百 万円 の 寄 附 を 受 け、
「イ
エ ズ ス 会 使 徒 職 支援 基 金 」 と 名 付 け た基 金 を 設 け ま し た 。本 学 に お い て イ エ
ズ ス 会 教 育 の 理 念や カ ト リ ッ ク 精 神 を推 進 す る た め の 諸 活動 に 活 用 し て い き
ま す。ま た 、12 月 に は イ エ ズ ス 会 から 大 学 に 隣 接 す る 神父 館 を 無 償 譲 渡 さ れ 、
改 修 後 教 育 設 備と し て 利 用 す る こ とと し ま し た 。
( 2 ) 教 学 に つい て
① 大 学 教 育 全 般に つ い て
2014 年 度 事 業 計 画 で は 、学 期 制 度 の 見 直 し 、新 カ テ ゴ リ ー 制 へ の 移 行、宗
教 音 楽 の よ り 一層 の 充 実、学 生 証・教 職 員 証 の IC カ ー ド 化 、保 証 人 を 対 象 と
3
し た 教 育 懇 談 会の 実 施 、 大 学 院 博 士後 期 課 程 入 学 試 験 の見 直 し の 6 点 を 挙 げ
ました。
学 期 制 度 の 見直 し に つ い て は 、 当初 念 頭 に 置 い て いた 4 学 期 制 で は な く 、
授 業 時 間を 115 分 に す る こ と で 授 業回 数 を 半 期 12 回 に 決 定 し ま し た。こ の こ
と に よ り 、2015 年 度 か ら は 当 該 計 画の 目 的 で あ っ た 祝 祭日 に お け る 授 業 実 施
の 回 避 や 夏 季 およ び 春 季 休 暇 の 十 分な 確 保 を 達 成 で き るよ う に な り ま す 。
2015 年 度 か ら の 移 行 を め ざ し 、新 カ テ ゴ リ ー 制 度 の制 度 設 計 に 努 め ま し た
が 、結 論に は 至 り ま せ ん で し た。し か し 大 枠 は 定 ま っ てお り 、2016 年 度 か ら
の 移 行 を 決 定 して い ま す 。
宗 教 音 楽 の 充 実に つ い て は 、 計 画 どお り に 実 施 で き た だけ で な く 、 さ ら に
グ レ ゴ リ オ 聖 歌の 固 有 唱 を 学ぶ 2 年次 必 修 授 業 を 新 設 し 、2015 年 度か ら 実 施
す る こ と と し まし た 。
学 生 証・教 職 員 証 を IC カ ー ド 化 し 、授 業 の 出 欠 管 理や 学 内 設 置 飲 料 自 動販
売 機 で の 購 買 な どの 運 用 を 始 め ま し た。 導 入 初 年 度 で も あり 、 出 欠 管 理 で は
一 部 ト ラ ブ ル が 発生 し ま し た が 、 今 後よ り 効 果 的 な ツ ー ルと な る よ う 改 善 を
図ります。
2 回 目 と な る 保証 人 対 象 教 育 懇 談 会を 、 定 期 演 奏 会 に あわ せ て 本 学 内 で 開
催 し ま し た 。 事 前に 実 施 し た 保 証 人 アン ケ ー ト の 集 計 結 果の 報 告 の 他 、 本 学
の 特 色 あ る 学 修 制度 ま た 在 学 生 の 学 修状 況 に つ い て 説 明 しま し た 。 そ の 後 、
ア ン ケ ー ト の 集 計結 果 や 教 育 懇 談 会 での 質 問 事 項 へ の 回 答を ま と め た 報 告 書 、
お よ び 新 設 し た教 員 と の 面 談 制 度 の申 込 書 を 送 付 し ま した 。
大 学 院 で は 博 士後 期 課 程 へ の ス ム ーズ な 接 続 を 図 る た めに 、 本 学 修 士 課 程
に 在 籍 す る 学 生 に対 し て 、 博 士 後 期 課程 入 学 試 験 に お け る専 攻 科 目 の 一 部 免
除 、 演 奏 系 の 修 士課 程 学 生 の 修 了 方 法の 見 直 し 等 取 り 扱 いに つ い て ル ー ル 作
り を 検 討 の う え 、 5 月 に 文 書 化 し 、 その 後 の 入 学 試 験 に 適用 す る こ と に し ま
した。
② 学 生 支 援 に つい て
支 援 を 必 要 と す る学 生 の 状 況 を 授 業 の欠 席 状 況 ・ そ の 他 の情 報 収 集 に よ り
的 確 に 把 握 し 、 学生 生 活 で の ト ラ ブ ル、 学 生 が 抱 え る 諸 問題 に 迅 速 に 対 応 す
る よ う 努 め て き まし た 。 さ ら に 、 学 生の 悩 み や さ ま ざ ま な相 談 へ の 臨 床 心 理
カ ウ ン セ ラ ー( 学 生 相 談 室)、看 護 師( 保 健 室 )に よる 対 応 が 定 着 し 、学生 の
心 の よ り ど こ ろに な っ て い ま す 。
ま た 、 定 期 的 に 臨床 カ ウ ン セ ラ ー 、 看護 師 、 キ ャ ン パ ス ・ミ ニ ス ト リ ー 担
4
当 、 学 生 生 活 セ ンタ ー 室 長 、 学 生 生 活事 務 担 当 者 が 集 ま り、 気 が か り な 学 生
の 情 報 交 換 を し、よ り 迅 速 な 対 応 がで き る よ う 図 り ま した 。学 生 支 援 の た め、
引 き 続 き 学 生 生 活セ ン タ ー 室 長 を 中 心に 、 ホ ー ム ル ー ム 担任 、 学 生 相 談 室 や
保 健 室 の 担 当 者 、そ し て 学 生 生 活 担 当の 教 職 員 に よ る 連 携を よ り 一 層 強 固 に
し て 、 学 生 一 人ひ と り へ の 指 導 、 支援 に 力 を 注 ぎ ま す 。
な お 、 奨 学 金 に つい て は 、 受 給 学 生 の成 長 を 支 え る た め 、昨 年 度 に 引 き 続
き 受 給 意 識 向 上 を促 す 個 別 指 導 を 実 施し ま し た 。 制 度 と 利用 現 状 の バ ラ ン ス
を 注 視 し な が ら 、よ り 充 実 し た 学 生 生活 を 送 る た め に 改 善を 継 続 検 討 し て い
ます。
適 切 な 就 職 支 援 につ い て は 、 卒 業 後 の進 路 を 就 職 だ け に 限定 せ ず 、 大 学 院
進 学 等 も 鑑 み て 、キ ャ リ ア 支 援 と いう 観 点 で 学 生 支 援 を行 い ま し た 。2014 年
度 は 、進路 オ リ エ ン テ ー シ ョ ンを 3 回 、就 職 講 座を 2 回開 催 し ま し た。11 月
の 進 路 オ リ エ ン テー シ ョ ン で は 、 1・2 年 生 は 、 キ ャ リ ア 教育 Ⅰ ・ Ⅱ の 授 業 と
連 動 さ せ た 学 生 参加 型 の オ リ エ ン テ ーシ ョ ン を 行 い 、 3・4 年 生 は 、 内 定 者 な
ら び に そ れ ぞ れ の分 野 で 活 躍 し て い る卒 業 生 を 招 聘 し て 個別 相 談 コ ー ナ ー を
設 け る な ど 、 学 生 の ニ ー ズ に あ っ た オ リ エ ン テ ー シ ョ ン を 行 い ま し た 。 3・4
年 生 全 員 の 個 別 相談 に つ い て は 、 1 回だ け の 面 談 に 限 ら ず、 必 要 な 学 生 に は
複 数 回 の 面 談 を 重ね 、 先 生 や 関 連 部 署か ら の 協 力 を 得 な がら 、 本 人 が 納 得 で
き る 進 路 選 択 の支 援 を し ま し た 。
③ 国 際 交 流 に つい て
本 学 の 教 育 理 念 の一 つ で あ る 「 平 和 を愛 し 、 地 域 社 会 お よび 国 際 社 会 、 と
り わ け ア ジ ア 地 域に 貢 献 す る 人 材 を 育成 す る 」 を 実 現 す るた め に 、 本 年 度 も
様 々 な 国 際 交 流の プ ロ グ ラ ム 活 動 を実 施 し ま し た 。
5 月 に は 、 新 た な協 定 校 と し て 東 北 師範 大 学 人 文 学 院 ( 中国 ・ 長 春 市 ) か
ら 呂 院 長 は じめ 5 人 の 先 生 方 が 来 学さ れ 、 本 学 に て 友 好交 流 協 定 を 締 結 し ま
し た 。ま た 5 月 25 日 か ら 6 月 4 日ま で 、協 定 校 の 一 つ で あ る ア サ ン プ シ ョン
大 学( タ イ・バ ン コ ク 市 、カ ト リ ッ ク 大 学 )か ら 学 生 14 人 と 引 率 教員 1 人が
短 期 滞 在 研 修 の ため 訪 れ ま し た 。 こ の間 、 学 生 達 は 特 別 講義 の 受 講 に 加 え 、
滞 在 中 に 行 わ れ た避 難 訓 練 に も 参 加 す る な ど の ほ か 、 音 楽産 業 や 音 楽 施 設 の
見 学 な ど 多 く の活 動 を 行 い ま し た 。
7 月 に 韓 国の 協 定 校 で あ る 国 民 大 学( ソ ウ ル 市 ) の 学 生 4 人 が 教 員 1 人 と
と も に 来 学 し 、7 月 4 日 に は 本 学 学 生 と の 交 流 演 奏 会 を行 い ま し た 。
8 月 末 に は ASEACCU(Association of Southeast and
5
East Asian Catholic
Colleges and Universities 東 南 ア ジ ア ・ 東 ア ジ ア カ ト リ ッ ク 大 学 連 盟 ) 年
次 総 会 お よ び 国 際学 生 会 議 が 、 ア テ ネオ ・ デ ・ ダ バ オ 大 学( フ ィ リ ピ ン ・ ダ
バ オ 市 ) に お いて 開 催 さ れ ま し た。「 社 会 正 義 の た め のカ ト リ ッ ク 高 等 教 育 」
(Catholic Higher Education for Social Justice) の テ ーマ の も と 、 総 会 に
は 学 長 が 、 国 際学 生 会 議 に は 学 部生 2 人 と 引 率 教員 1 人 が 、 各 プ ロ グ ラ ム に
参 加 し ま し た 。総会 の プ ロ グ ラ ム には 、基 調 講 演 、パ ネ ルデ ィ ス カ ッ シ ョ ン 、
プ レ ゼ ン テ ー シ ョン 、 ワ ー ク シ ョ ッ プ等 が あ り ま し た 。 学生 の プ ロ グ ラ ム で
は 、 カ ト リ シ ズ ムに 基 づ く 社 会 正 義 につ い て 講 義 を 受 け た後 、 フ ィ リ ピ ン の
原 住 民 文 化 維 持 施設 や イ ス ラ ム 教 研 究施 設 な ど を 訪 問 し まし た 。 学 生 達 は 、
海 外 で 初 め て 遭 遇す る 社 会 問 題 に 衝 撃を 受 け つ つ も 、 異 文化 、 他 宗 教 へ の 理
解 を 促 進 し 、 その 維 持 に 向 け た 実 践的 教 育 を 学 ぶ 貴 重 な機 会 を 得 ま し た 。
広 島 国 際 大 学 との 共 同 プ ロ グ ラ ム であ る 、 ア メ リ カ の ベル ビ ュ ー 大 学 ( ネ
ブ ラ ス カ 州 オ マハ 市 )で の 語 学 研 修(8 月 17 日 か ら 9 月 3 日 )は 、ベ ル ビ ュ
ー 大 学 の 受 け 入れ 体 制 の 事 情 に よ り 、 2014 年 度 の 実 施 は 延 期 と な り ま し た 。
中 国 の 四 川 音 楽学 院(成 都 市 )と の 協 定 に 基 づ き、9 月 に は 初 め ての 1-2-1
プ ロ グ ラ ム に よる 留 学 生 が 入 学 し 本学 で 2 年 間 学 ぶ こと に な り ま し た。ま た 、
10 月 には 同 学 院 若 手 教 員 2 人 を 特定 研 究 生 と し て 迎 えま し た 。約 3 ヶ 月 の 研
究 期 間 中 、 本 学 の専 任 教 員 か ら 実 技 指導 ( ヴ ァ イ オ リ ン 、ト ロ ン ボ ー ン ) を
受 け 、 帰 国 前の 1 月 15 日 に は 演 奏 会 を 行 い ま し た 。
④ 演 奏 活 動 に つい て
2014 年度 は 、 第 74 回 定 期 演 奏 会を 10 月 12 日 に セ シ リ ア ホ ー ル お い て 開
催 し ま し た。宗 教 音 楽 を 重 視 す る 本学 の 特 色 と な っ て いる「 イ エ ス の み 心
ス
ピ リ チ ュ ア ル コン サ ー ト」( 6 月 27 日 、 世 界 平 和 記 念 聖堂 ) で は 典 礼 音 楽 を
中 心 に 行 い ま し た。 9 月 に は 世 界 中 で活 躍 す る 声 楽 ア ン サン ブ ル 「 ヒ リ ヤ ー
ド ・ ア ン サ ン ブ ル」 を 招 聘 し て 演 奏 会を 行 い 、 本 学 付 属 室内 合 唱 団 エ リ ザ ベ
ト シ ン ガ ー ズ が共 演 し ま し た 。
そ の ほ か 本 学 にお い て 数 多 く の 演 奏会 ( 下 表 参 照 ) が 行わ れ ま し た 。 エ リ
ザ ベ ト 音 楽 大 学コ ン サ ー ト シ リ ー ズと し て の 演 奏 会を 5 回 、 エ リ ザ ベ ト シ ン
ガ ー ズ の 演 奏 会を 2 回 開 催 し 、 い ずれ も 好 評 を 博 し ま した 。
2014 年 度 の 本 学 の 主 な コ ン サ ート 開 催 は 以 下 の と おり で す 。
日
程
5/10( 土 )
演奏会名・行事名
エレーナ・クシュネローバ
ピアノコンサート
6
備
考
シ リ ー ズ ①
6/27( 金 )
7/4( 金 )
7/27( 日 )
9/9( 火 )
イエスのみ心
スピリチュアルコンサート
シ リ ー ズ ②
国民大学(韓国)学生交流演奏会
サマーコンサート
シ リ ー ズ ③
秋季大学院新人演奏会
9/15( 祝 )
ヒ リ ヤ ー ド ・ア ン サ ン ブ ル 演 奏 会
9/27( 土 )
ラインホルト・フリードリッヒ
トランペットコ
シ リ ー ズ ④
ンサート
10/12( 日 )
第 74 回 定 期 演 奏 会
11/30( 日 )
エ リ ザ ベ ト シ ン ガ ー ズ 第 27 回 定 期 演 奏 会
12/5( 金 )
チャリティークリスマスコンサート
1/9( 金 )
ニューイヤーコンサート
3/5( 木 )
春季大学院新人演奏会
3/8( 日 )
卒業研究発表・演奏会、卒業演奏会
3/29( 日 )
シ リ ー ズ ⑤
エ リ ザ ベ ト シ ン ガ ー ズ 第 28 回 定 期 演 奏 会
⑤ 学 生 募 集 お よび 広 報 活 動 に つ い て
定 員 の 80 人 入 学 を め ざ す べ く、教 職 協 働 の 体 制 で 学 生募 集 に 取 り 組 み ま し
た。
入 試 状 況 の 概 要は 、 志 願 者数 77 人 ( 75)、 合 格 者 数 72 人 (73)、 入 学 者 数
60 人(60)で し た 。
((
)内 は 前 年 度 の 人 数 )オ ープ ン キ ャ ン パ ス へ の 参 加 者
数( 保 護 者 の 数 は 除 く )は 、前 年 と 比 較 す る と 30% 増 加 し ま し た 。出 前 授 業
は 、目 標 の 30 校 に 対 し て 、32 校 に 出 向 き ま し た 。福 岡 で は 、
「ピ ア ノ レ ッ ス
ン in 福 岡 」 を 行 い 、 定 員 満 員の 6 人 が 参 加 し ま し た 。
オ ー プ ン キ ャ ンパ ス へ の 参 加 者、志 願 者 と も に、増 加 傾 向 に あ り ま し た が 、
入 学 者 に つ な がら な か っ た こ と を 踏ま え 、さ らな る 対 策 を 検 討 し て い き ま す 。
広 報 活 動 に つ い ては 、 大 学 案 内 の 内 容の 刷 新 の た め に 、 4 社 の 参 加 に よ る
コ ン ペ テ ィ シ ョ ンを 実 施 し ま し た 。 新し い 業 者 に 決 定 し たこ と で 、 予 算 を 低
価 格 に 押 え な が らも 新 し い ア イ デ ィ アを 取 り 入 れ る こ と がで き ま し た 。 さ ら
に 、情 報 発 信 力 の 強 化 の た め に 、Facebook、You Tube に 加 え 、LINE を導 入 し 、
現 代 の 生 徒 が 情報 を 受 信 し や す い 方法 を 加 え ま し た 。
⑥ 教 職 員 研 修 およ び 教 職 員 評 価 に つい て
大 学 を 支 え る人 材 の 育 成 強 化 、 組織 の 活 性 化 の た め に教 職 員 を 対 象 に 研 修
7
の 機 会 を 設 け てい ま す 。
毎 年 後 期 開 始 の時 期 に 行 う 教 職 員 研修 会 は 9 月 16 日 に 開 催 し ま し た 。2014
年 度 の 入 学 状 況 を中 心 と し た 現 状 と 重点 的 取 り 組 み で あ る学 生 募 集 活 動 を 中
心 に 、 戦 略 会 議 の全 体 的 状 況 と 各 部 署か ら の 進 捗 報 告 に 加え 、 大 学 運 営 に 係
る 今 後 の 新 た な動 き に 関 す る 報 告 がな さ れ ま し た 。
最 初 に 柳 田 理 事 長よ り 「 エ リ ザ ベ ト 音楽 大 学 を 取 り 巻 く 現状 と 今 後 に 向 け
て 」と 題 し て 、2014 年 度 の 私 立 音 大系 の 入 学 状 況 に 関 して 詳 細 な デ ー タ 資 料
を も と に し た 現 状分 析 と 今 後 に 向 け ての 取 り 組 み 案 が 提 示さ れ ま し た 。 続 い
て、そ れ ぞ れ の 担 当 者 か ら、18 歳 人 口 の 減 少 と 私 立 音 大の 定 員 充 足 率 の 分 析 、
2015 年度 に 向 け て の 学 生 募 集 状 況が 報 告 さ れ 、現 状 認 識 を 深 め ま し た 。戦 略
会 議 メ ン バ ー によ る 戦 略 目 標 の 進 捗状 況 の 報 告 後 、
「 大 学 の 財 務 状 況 」の 説 明
と 、2014 年 度 か ら 新 た に 始 ま っ た「 大 学 ポ ー ト レ ー ト」に 関 し て の 説 明 が あ
り ま し た 。 ま た、 自 己 評 価 ・ FD 運 営 委 員 長 に よ る 「 次回 認 証 評 価 に 向 け て 」
の 説 明 で は 、2017 年 度 に 迫 った 2 度目 の 認 証 評 価 へ の 取り 組 み を 確 認 す る こ
と が で き ま し た。 最 後 に 川 野 学 長 から 「 新 3 号 館 建 設 計 画 の 進 捗 状 況 」 お よ
び 「 近 年 の 答 申 に見 る 大 学 改 革 と 本 学の 状 況 に つ い て 」 の報 告 が あ り 、 本 学
を 取 り 巻 く 状 況の 厳 し さ を 改 め て 認識 す る 研 修 と な り まし た 。
毎 年 オ リ エ ン テー シ ョ ン 期 間 中 に 開催 し て い た 、 大 学 創設 者 の 名 を 冠 し た
「 ゴ ー セ ン ス 記念 講 演 」 は 、2014 年 度 は 時 期 を 2015 年 2 月 25 日 と 27 日 に
変 え 、 場 所 を イ エズ ス 会 長 束 修 道 院 に 移 し て 開 催 し ま し た。 専 任 教 職 員 は 柳
田 理 事 長 に よ るマ イ ン ド フ ル ネ ス 瞑想 体 験 講 座 を 受 講 し 、
「今この瞬間を価値
判 断 す る こ と な くあ る が ま ま に 気 づ くこ と で 、 自 分 の 感 覚・ 感 情 ・ 思 考 に よ
る と ら わ れ か ら の自 己 解 放 を 図 る 」 瞑想 を 体 験 し ま し た 。ま た 、 ゴ ー セ ン ス
神 父 を は じ め 院 内の 墓 地 に 眠 る 本 学 に ゆ か り の あ る 神 父 の墓 参 を 通 じ 、 本 学
の 歴 史 の 一 端 に触 れ る 機 会 を 得 ま した 。
自 己 評 価・FD 委 員会 で は 、年 度 の 重 点 評 価 項 目 と し て「 研 究 活 動 」、
「経営・
管 理 と 財 務 」を 取 り あ げ 、1 年 か け て 点 検・評 価 を 行 い 、3 月 に は 報 告 書 を作
成 、 ホ ー ム ペ ージ に 掲 載 し ま し た 。
教 職 員 評 価 に つ いて は 、 自 己 記 入 に よ る 年 度 目 標 の 設 定 と 、 そ の 結 果 に 対
す る 自 己 評 価 表 を基 礎 と す る 教 職 員 評価 制 度 を 2015 年 度か ら 試 行 の う え さ
ら に 精 査 し 、2016 年 度 に は 実 施 する 方 向 で 進 め て い ます 。
8
( 3 ) 管 理 に つい て
新 3 号 館 建 設 につ い て は 、 7 月 理 事 会 に て 業 者 を 選 定 し、 学 長 を 中 心 と し
た 業 者 と の 設 計等 打 ち 合 わ せ 会 議 を重 ね ま し た 。 そ の 結果 、 新 3 号 館 の 概 要
が 具 体 化 し 、2015 年 4 月 準 備 工 事 、5 月 解 体 工 事 、 8 月 建 設 工 事 開 始 、 2016
年 9 月 新 3 号 館竣 工 、 2017 年 1 月 付 随 工 事 等 完 了 の 工程 が 決 ま り ま し た 。 3
号 館 だ け で は な く、 セ シ リ ア ・ ザ ビ エル の 両 ホ ー ル の 改 修も 含 む 計 画 と な っ
て い ま す 。2015 年 3 月 に は旧 3 号 館部 分 の 移 転 作 業 を 開始 、図 書 館 部 分 を 含
む 書 物 や 備 品 は、 学 内 各 所 、 西 条 学舎 5 号 館 お よ び 旧 神父 館 に 移 動 す る こ と
ができました。
経 年 に よ る 問 題へ の 対 策 と し て 、 中央 監 視 装 置 ・ 学 内 サー バ シ ス テ ム ・ 給
与 シ ス テ ム な ど 主要 な 学 内 シ ス テ ム 等の 更 新 を 行 い 、 今 後の 管 理 運 営 に 備 え
ま し た 。 ま た 、 1 号 館 セ シ リ ア ホ ー ルで の 演 奏 会 等 の 来 場者 へ の 安 全 面 に 配
慮 し 、 階 段 部 分に 手 す り を 設 置 、 防火 シ ャ ッ タ ー の 更 新も 行 い ま し た 。
こ の ほ か 、2 号 館 ガ ラ ス ブ ロ ッ ク 部分 外 壁 補 修 の ほ か 、校 舎 の エ ア コ ン の
取 替 や 空 調 関 係 の補 修 を 行 い 、 快 適 な環 境 で 教 育 ・ 研 究 が行 え る よ う 努 め ま
した。
2014 年度 行 っ た 主 な 更 新 ・ 改 修 工事 関 係 は 次 の と お りで す 。
月
5月
内
容
図書館システム導入
1 号館空調ダンパー修理
6月
222・338・408 教 室 エ ア コ ン 修 理
7月
301・332 教 室 エ ア コ ン ・ 室 外 機 修 理
8月
11 月
12 月
1月
2月
1・ 2 号 館 空 調 熱 源 修 理
学生寮厨房ガスレンジ更新
2 号館南面ガラスブロック部分外壁補修
学生寮浴室用給湯設備修理・厨房給湯器更新
1 号館 2 階防火シャッター更新、階段手すり設置
4 号 館 (425・626・627・731)空 調 設 備 更 新
1 号館空調ダンパー更新
中央監視装置故障対応工事
学内サーバシステム更新
3月
給与システム更新
中央監視装置一式更新
本 学 図 書 館 資 料の デ ー タ ベ ー ス 化 およ び 図 書 シ ス テ ム 導入 を 、2013 年 度 よ
り 3 年 計 画 で 進め て い ま す が 、2014 年 度 は 楽 譜 の デ ー タベ ー ス 化 を 開 始 し ま
9
し た 。 5 月 に は シス テ ム 運 用 の た め のパ ソ コ ン な ど 機 器 類を 導 入 、 一 部 な が
ら 図 書 シ ス テ ム の運 用 を 開 始 し 、 従 来の 目 録 カ ー ド 方 式 によ る 貸 出 ・ 返 却 処
理 か ら OPAC( オ ン ラ イ ン 検 索 ) によ る 資 料 検 索 が 可 能 と な り ま し た 。
学 校 教 育 法 改 正に 伴 い 、 学 部 お よ び大 学 院 の 学 則 、 教 授会 規 程 、 研 究 科 委
員 会 規 程 の 改 正を 行 い ま し た 。ま た 、介 護 休 業 規 則・育 児休 業 規 則 を 改 正 し、
介 護 休 暇 ・ 子 の看 護 休 暇 を 取 得 し やす く し ま し た 。
付 属 事 業 で あ る 付属 音 楽 園 で は 音 楽 園と 大 学 教 育 の 連 携 を深 め る 様 々 な 取
り 組 み を 行 い 、園 生 の 数 は 増 加 と なり ま し た 。
エ ク ス テ ン シ ョン セ ン タ ー に お い ても 、 年 度 当 初 か ら の計 画 に あ る 講 座 お
よ び レ ッ ス ン 指 導の 実 施 の み な ら ず 、国 内 外 か ら の 実 力 の あ る 指 導 者 の 特 別
レ ッ ス ン 等 が 組 まれ 、 在 学 生 お よ び 卒業 生 等 学 外 者 に 対 して も 充 実 し た プ ロ
グ ラ ム が 実 施 され ま し た 。
3. 財 務 の 状 況
2014 年度 に お け る 財 務 の 状 況 は 、次 の と お り で す 。
収 入 面 に つ い ては 、 学 生 生 徒 等 納 付金 収 入 は 前 年 度 比 38 百 万 円 減 の 543 百
万 円 、そ の 他 収 入 は 前 年 度比 404 百万 円 増 の 1,235 百 万円 と な り ま し た 。そ の
他 収 入 の う ち、法 人 部 門 関 係 の 資 産運 用 収 入 や新 3 号 館資 金 に 充 当 す る 有 価証
券 売 却 益が 327 百 万 円 増 加 して 983 百 万 円 と な り ま し た。寄 付 金 収 入 も イ エ ズ
ス 会 の ご 厚 意 など に よ り 116 百 万 円増 加 し て 121 百 万 円と な り ま し た 。
帰 属 収 入 の 合 計は 、 前 年 度 比 365 百 万 円 増 、 当 初 予 算 を 659 百 万 円 上 回 り
1,779 百 万 円 と な り ま し た 。帰 属 収 入 1,779 百 万 円 か ら 383 百 万 円 を 基 本 金に
組 入 れ ま し た 。基 本 金 組 入 れ に つ いて は 、 第 1 号 基 本 金 へ 38 百 万 円、 奨 学 資
金 な ど の第 3 号基 本 金 へ 352 百 万 円と 将 来 を 見 据 え た 組入 れ を 行 い、さ ら に 第
2 号 基 本 金 を 取 り 崩 し て 第 1 号 基 本金 へ 7 百 万 円 振 り替 え ま し た 。
そ し て 、消 費 収 入 は 前 年 度比 295 百万 円 増 、予 算 を 490 百 万 円 上 回り 1,395
百 万 円 と な り まし た 。
支 出 面 に つ い ては 、人 件 費 は 退 職 費用 等 の 増 加 に より 468 百 万 円 と 前 年 度 と
比 べ 10 百 万 円 増 加 し ま し た。教 育 研 究 費 は 316 百 万 円と 前 年 度 比 14 百 万 円 の
減 少 、 管 理 経 費 は 64 百 万 円と 前 年 度 比 4 百 万 円の 減 少 と な り ま し た 。 こ れら
に よ り 、消 費 支 出 合 計 は 882 百 万 円と 前 年 度 比 5 百 万 円減 、予 算 を 4 百 万 円下
回りました。
10
以 上 の 結 果 、 帰 属 収 入 か ら 消 費 支 出 を 差 引 い た 帰 属 収 支 差 額 は 897 百 万 円
( 比 率 50.4% )を 計 上 し ま し た 。基 本 金 へ 383 百 万 円 組 入 れ ま し た の で、 消
費 収 入 超過 514 百 万 円 と な り ま し た。前 年 度 繰 越 消 費 収入 超 過 額 549 百 万 円に
加 算 し て 、 翌 年度 繰 越 消 費 収 入 超 過額 は 1,063 百 万 円と な り ま し た 。
2015 年 度 の 新 3 号 館 建 設 へ の 備え が 出 来 た 状 況 と なっ て お り ま す 。
以 上 、法 人 の 概 要 、事 業 の 概 要 及 び 財務 の 状 況 に つ い て 報告 い た し ま し た が、
こ れ か ら 本 学 にと っ て ま だ ま だ 厳 しい 状 況 が 続 く こ と が予 想 さ れ ま す 。今 後 も 、
大 学 教 育 研 究 の充 実 、経営 基 盤 の 確 立 に 向 け て、教 職 員 一 丸 と な り、日 々 努 力
し て ま い り ま す。
皆 様 の ご 支 援 とご 理 解 を 賜 わ り ま すよ う お 願 い 申 し あ げま す 。
11