パラ・ボブスレーに関する ボブスレー国際競技規則 付属書8(2015 年版) パラ・ボブスレーに関するボブスレー国際競技規則 付属書8(2015 年版) パラ・ボブスレーに関するボブスレー国際競技規則 付属書8 この 2015 年ボブスレー国際競技規則の付属書は、パラ・ボブスレー種目で特別に適用されるル ール変更及び追記を記載したものである。 この文書の参照番号は、2015 年ボブスレー国際競技 規則の条項番号と一致している。以下の特記を除くと、2015 年ボブスレー国際競技規則は、パラ・ ボブスレーにも同等に適用する。 第1項- 競技大会 パラワールドカップ及びパラ世界選手権大会が、IBSF競技大会一覧に加えられる。 第1.4項 - 国際トレーニング期間 パラ世界選手権大会の主催者は、大会に備えるために国際トレーニング期間を1回提供しなけ ればならない。国際トレーニング期間は、計画されているパラ世界選手権大会と同じ競技シーズ ン中に行われなければならない。主催者が、前競技シーズンに同じトラックでワールドカップを 開催した場合は、この国際トレーニング期間の実施は免除される。 パラ世界選手権大会を控えた期間中、主催者は、モノボブの練習滑走を最高で 15 ユーロの料金 で提供しなければいけない: 第1.6項 ― 性別 パラワールドカップ及びパラ世界選手権大会において、競技は男女混合である。 第2項 - 種目 パラ・ボブスレー(座位)及びパラ・ボブスレー(押し)が加えられる。 第3項 - 参加資格 他の特定要件に加え、パラ大会のために、選手は、IBSFパラスポーツクラス分けマニュア ルで定められたクラス分け作業を完了していなければならず、PB(パラ・ボブ)あるいはPB S(パラ・ボブ(座位))のいずれかに分類されなければならない。 第4項 - 大会参加資格 パラ世界選手権大会において、各国から各種目に2名以上の参加となる場合を除いて、各種目 の上位 10 位までの選手は参加資格がある。各種目の上位 10 位に2名以上の選手がいる国があっ た場合、10 名の選手がすべて割り当てられるまで下位の選手に参加資格がある。 当該シーズンに少なくても2つの異なったトラックにおいて開催された大会に最低3回参加し、 順位結果を持つパイロットだけが参加資格を有している。 - 1 - パラ・ボブスレーに関するボブスレー国際競技規則 付属書8(2015 年版) パラワールドカップにおいては、すべての国のすべての選手が参加できるが、最終競技結果順 位における各国の上位3選手のみが、IBSFランキングポイントを獲得できる。主催者は、ト ラックの限界に起因する必要に応じて、種目ごとの最大参加者数を制限することができる。この 制限は招待状において告知される。最大参加者数を越えた場合、各国は、1種目につき3人まで の選手に限定され、参加資格は登録時間の早さにより決定される。 第5項 - 大会運営 パラ競技大会において、IBSFが統括組織である。 第6項 ジュリーと技術代表 パラ世界選手権大会及びパラワールドカップにおいては -技術代表 1名 -ジュリープレジデント 1名 -ジュリーメンバー 2名 -ジュリーアシスタント 必要い応じて 第8.4項 - ライセンス パラ・ボブスレー(座位)及びパラ・ボブスレー(押し)に最低参加年齢は、ボブスレー と同じとし、モノボブとは同一ではない。 第8.6項 - エントリー パラ・ボブスレー大会のエントリー代は、IBSFと大会主催者間で相互合意され、大会 招待状により告知される。 第8.12.2項 - 利用自由な広告箇所 パラ・ボブスレー種目において、そりはIBSFに100%所有される。すべてのそりは IBSFのスポンサーシップのために保有されている。 第9項 - 医療 パラワールドカップ及びパラ世界選手権大会において、救急車1台のみが、競技日に必要 である。 第 10.1項 - 公式練習 練習滑走は、ジュリーにより決定され、大会招待状あるいは最初のチームキャプテンズミーテ ィングで告知される。すべてのパラ競技大会では、転倒せずに成功した練習滑走2本が、競技大 会への参加のために求められる。 - 2 - パラ・ボブスレーに関するボブスレー国際競技規則 第 10.6.1項 - 付属書8(2015 年版) 競技滑走 パラ世界選手権大会では、4本の滑走が行われる。パラワールドカップでは、2本の滑走が行 われる。 第 10.6.4項 - スタートナンバー パラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座位)において、スタートナンバーは、そ りではなくパイロットに割り当てられる。そりには1番から最終番号までを無作為に競技前に割 り当て、この番号は変更しない。 各競技ヒートにおいて、最初に滑走する選手には番号 1 のそりが割り当てられ、2番目に滑走 する選手には番号2のそりが割り当てられ、以下同様に行われる。 第 10.6.8項 - スタート パラ・ボブスレー(座位)では、選手は、そりがスタートに到着する前に、ドライバーの位置 に乗り込むものとする。IBSFから提供された機械式発射装置が、一様な圧力でスタート地点 のすべてのそりを押すことに使用される。機械式発射装置が利用できない場合、そりがスタート 近くの定位置まで搬送されて、滑走を開始するために放たれる重力スタート(gravity start)を、 ジュリーが監督する。 第 10.6.13 項 - 試滑走そり(パイロットスレッド) パラ・ボブスレー競技の前に、2人乗りボブスレーあるいはモノボブを試滑走そりとして使用 できる。 第 10.8.2項 - ランナー 第 10.6.8 項に記載されているパラ・ボブスレー(座位)に関することを除いて、いかなる推進 力の使用も禁じられている。 第 10.9項 - 技術検査 パラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座位)において、そり及びランナーはIB SFによって所有・管理されており、競技中にさらなる技術検査は行われない。 第 10.11 項 - ランナー温の計測 パラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座位)において、ランナー温は、そり置き 場(パルク・フェルメ)で競技のスタートの 15 分前に計測される。 第 10.14 項 - 重量 パラ・ボブスレー(座位)において、選手及びおもりの最大重量は 100kg とする。 パラ・ボブスレー(押し)において、選手及びおもりの最大重量は 110kg とする。 - 3 - パラ・ボブスレーに関するボブスレー国際競技規則 第 11.1項 - 付属書8(2015 年版) 競技シリーズのランキング表 パラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座位)は、競技シリーズランキング及び賞 が適用される競技シリーズ一覧に加えられている。 第 11.2項 - IBSFランキング表 パラワールドカップのパラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座位)のランキング 表は、NAC/ECシリーズの競技と同様に取り扱われ、付属書Aの同じポイント表が使用される。 第14項 - ボブの構造 第15項 - 図面 これらのすべての条項は、適用できない。パラ・ボブスレー(押し)及びパラ・ボブスレー(座 位)は、IBSFが所有・管理するモノボブを使用する。競技に提供されるすべてのモノボブは、 同一の製造業者からのもので、構造と仕様は基本的に同一のものである。 - 4 -
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