ネットワークカメラ SNC-HM662 Edge Storage マニュアル ~SD / microSD で映像録画、再生~ 目次 1. Edge Strage 機能について 1-1. 1-2. 1-3. Edge Storage 機能とは Edge Storage 機能を使用する上での注意点 使用可能なメモリーカード 2. Edge Storage 機能使用時の推奨設定 3. Edge Storage 機能の使い方 3-1. 3-2. 3-3. 3-4. 3-5. メモリーカードの初期化 カメラの時刻設定 Edge Storage の録画設定(常時記録) Edge Storage の録画設定(センサー入力) Edge Storage の録画設定(複合条件) 4. 記録された動画の再生、保存、削除 1.Edge Storage 機能について 1-1. Edge Storage 機能とは ネットワーク切断などのアラーム検出結果から、映像及び音声をカメラのメモリーカードスロットに装 着した microSD メモリーカードへ録画する機能です。 カメラへのメモリーカードの装着については、カメラに付属のインストレーションマニュアルを参照 してください。 1-2. Edge Storage 機能を使用する上での注意点 メモリーカードの挿入および交換は、カメラの電源が切れている状態で行ってください。また、 カメラの電源を切る前には必ず Edge Storage の記録を停止させてください。 メモリーカードが入った状態でカメラの電源を切るときは、Edge Storage の記録を停止させて ください。 メモリーカードをお使いになる前に、初期化(フォーマット)してください。 メモリーカードへの録画件数が 500 件を超える場合、検索や表示に時間がかかることがあります。 録画された動画ファイルの容量が大きい場合、再生開始するまでに時間がかかることがあります。 メモリーカードの[上書き設定]のチェックをはずしている場合、録画容量が最大に近づいたと ころで新規の記録は停止します。[上書き設定]のチェックが入っている場合、古い録画から上 書きされます。 ビデオコーデックの設定によっては、記録データが非常に大きくなり映像や音声が途切れるとき があります。運用前にビデオコーデック設定・環境を確認してください。 動画、静止画の記録中は、ビューアーのモニター画像のフレームレートや操作性が低下すること があります。 実際に記録される静止画の間隔は、設定した間隔より長くなる場合があります。 記録データの破損等による損害は、弊社では一切の責任を負いかねます。 メモリーカードには寿命が有ります。長期間使用されますと正常に記録できない場合が有ります ので、その場合は新しいメモリーカードに交換してください。 メモリーカードには寿命が有り、常時記録はイベント記録よりもメモリーカードの寿命に影響を 与えますので、イベント記録での運用を推奨いたします。 1-3. 使用可能なメモリーカード Edge Storage 機能で録画する場合は、CLASS 10 で動作保証温度が 85 度以上に対応した microSDHC カードを使用してください。この条件に対応していない microSDHC カードを使用した場合、正しく記 録されない場合があります。 尚、この条件に対応したすべての microSDHC カードで動作を保証するものではありません。 このネットワークカメラでは SanDisk 社製 Extreme シリーズの microSD メモリーカードで動作確認 しております。 1 2.Edge Storage 機能使用時の推奨設定 Edge Storage 機能を使用する場合、カメラのパフォーマンスが記録映像に影響しないようにビデオコーデッ クの設定などに注意する必要があります。 次の表は、カメラのパフォーマンスが記録映像に影響しないようにビデオコーデックの設定を行う上での目 安です。但し、カメラの設置環境や撮影条件によっては、推奨設定であっても記録映像に影響する場合も有 りますので、運用開始前に十分なテストを行ってください。 長時間録画したい場合は、画像サイズを小さくする、フレームレート、ビットレートを下げてください。 【 推奨設定 】 推奨設定 映像 1 映像 2 映像 3 コーデック H.264 H.264 H.264 画像サイズ 2560 x 1920 640 x 480 640 x 480 I ピクチャ間隔 1 sec 5 sec 5 sec フレームレート 10 fps 1 fps 1 fps ビットレート 3 Mbps 128 kbps 128 kbps ※ 録画対象 2 【 録画可能時間 】 * 上書き設定をオフし、常時記録した場合の記録時間です。 * 録画時間は使用するメモリーカードや撮影環境で変化します。 Audio codec: AAC 128Kbps 設定 記録可能時間の目安 Video Size Frame Bit Codec [pixel] rate rate [fps] [bps] 4GB 8GB 16GB 32GB H.264 2560 x 1920 10 3M 3 時間 6 時間 12 時間 24 時間 H.264 2560 x 1920 5 1M 8 時間 16 時間 1.3 日 2.6 日 H.264 1600 x 1200 5 512k 14 時間 1.2 日 2.3 日 4.6 日 H.264 640 x 480 5 256k 22 時間 1.9 日 3.8 日 7.5 日 Audio codec: G.711 設定 記録可能時間の目安 Video Size Frame Bit Codec [pixel] rate rate [fps] [bps] 4GB 8GB 16GB 32GB H.264 2560 x 1920 10 3M 3 時間 6 時間 12 時間 24 時間 H.264 2560 x 1920 5 1M 8 時間 17 時間 1.4 日 2.9 日 H.264 1600 x 1200 5 512k 16 時間 1.3 日 2.6 日 5.3 日 H.264 640 x 480 5 256k 1.2 日 2.4 日 4.7 日 9.5 日 Audio codec: OFF 設定 記録可能時間の目安 Video Size Frame Bit Codec [pixel] rate rate [fps] [bps] 4GB 8GB 16GB 32GB H.264 2560 x 1920 10 3M 3 時間 6 時間 12 時間 24 時間 H.264 2560 x 1920 5 1M 9 時間 18 時間 1.5 日 3日 H.264 1600 x 1200 5 512k 18 時間 1.5 日 3日 6日 H.264 640 x 480 5 256k 1.5 日 3日 5.9 日 11.9 日 3 3.Edge Storage の使い方 Edge storage 機能は、常にメモリーカードに録画する常時記録と、カメラのスケジュール又はトリガ入力を もとに録画するイベント記録の 2 種類が有ります。 メモリーカードには寿命が有り、常時記録はイベント記録よりもメモリーカードの寿命に影響を与えますの で、イベント記録での運用を推奨いたします。 3-1. メモリーカードの初期化 [Edge storage]の[SD メモリーカード]で、「SD カードの初期化」をクリックしてください。 4 3-2. カメラの時刻設定 1. コンピューターの時刻に同期させる場合 [システム]の[日付/時刻]で、時間設定を[PC 同期]に設定し、タイムゾーン選択を適切なタイム ゾーンを選択し、[OK]をクリックする。 2. 手動で設定する場合 [[システム]の[日付/時刻]で、時間設定を[手動設定]に設定し、適切な日付/時刻を選択し、 [OK]をクリックする。 5 3-3. 1. 2. Edge Storage の録画設定(常時記録) [ビデオ / オーディオ]の[ビデオコーデック]を開く。 2 節の推奨設定に従って各設定項目を設定し、[OK]をクリックする。 このとき、[映像 2], [映像 3]の設定も推奨設定に従って設定する。 3. SD カードに録画する際に上書き設定で書き込む場合、[Edge storage]の[SD メモリーカード]を開 き、[SD メモリーカードコントロール]の[上書き設定]にチェックをし、OK をクリックする。 6 4. [Edge storage]の[SD メモリーカード]を開き、[SD メモリーカード]の[ステータス]が“準備完了” であることを確認する。 5. [録画] の [録画設定]メニューを開き、[追加]をクリックする。 7 ① 録画エントリー名を入力する ② [トリガー]の曜日が選択され、[時刻]が常時になっていることを確認する。 ③ [2.保存先]をクリックし、録画ファイル管理の設定を入力する。[OK]をクリックし、[Close]を クリックする。 8 6. [録画] の [録画設定]メニューに常時録画の設定が追加される。 [ステータス]で[OFF]をクリックし、[ON]にすることで録画が開始される。 9 3-4. Edge Storage の録画設定(センサー入力) センサー入力があったときに録画する設定手順です。 1. 2. [ビデオ / オーディオ]の[ビデオコーデック]を開く。 2 節の推奨設定に従って各設定項目を設定し、[OK]をクリックする。 このとき、[映像 2], [映像 3]の設定も推奨設定に従って設定する。 3. [Edge storage]の[SD メモリーカード]を開き、[SD メモリーカード]の[ステータス]が”準備完了” であることを確認する。 10 4. [イベント]の[イベント設定]で[追加]をクリックする。 5. イベント設定画面の[1. スケジュール]をクリックする。 曜日を選択してチェックする。また、[時刻]を[常時]を選択する、または[開始時間]、[終了時間]を 入力する。 11 6. イベント設定画面の[2. トリガー]をクリックする。 [センサー入力]を選択し、[アクティブ]、[ノーマルからアクティブに移行]、[アクティブからノーマ ルに移行]から検出する条件を選択する。 7. イベント設定画面の[アクション]をクリックする [ファイルフォーマットの追加]をクリックする。 12 8. [設定名]を入力し、[ビデオクリップ]を選択する。 [映像 1]を選択、[イベント前録画]、[最大録画時間]、[最大ファイルサイズ]、[ファイル名の接頭語] を入力し、[OK]をクリックした後、[Close]をクリックする。 (注) 設定した最大録画時間、または設定した最大ファイルサイズのどちらかに達したときに、録画 は終了します。 9. [アクション]で、[Edge storage]にチェックをし、[ファイルフォーマット]で、[センサー検知録画] を選択する。 13 10. [イベント名]に名前を入力し、[このイベントを有効にする]をチェックする。 [次の動体検知またはデジタル入力を検出]の欄で、何秒後に検出するか、数値を入力する。 [OK]をクリックした後、[Close]をクリックする。 11. [イベント設定]で[イベント]と[ファイルフォーマット]に設定が増えている。以上で、センサー入力 があった場合に録画されます。 14 4.録画された動画の再生、保存、削除 メモリーカードに録画した映像の再生、保存、削除は[Edge Storage]の[コンテンツマネージメント] 画面で行います。 1. [更新]をクリックすると、録画された記録データのリストが表示される。 15 2. [検索]にトリガー日時やファイルフォーマット、トリガーの種類について文字列を入力すると、該 当するファイルのみが表示される。 3. リストからファイルを選択し、[ビュー]ボタンをクリックすると、選択した動画が再生される。 4. 録画した動画を保存したい場合は、リストからファイルを選択し、[ダウンロード]ボタンをクリッ クすることでダウンロードを行う。 16 5. 録画した動画を削除したい場合は、リストの左側にチェックを入れ[削除]をクリックする。 6. 録画した動画を誤って削除したくない場合は、リストの左側にチェックを入れ[ロック/ロック解除] をクリックすることで、指定したファイルがロックされ、[ロック済み]の項目が[Yes]になる。 ロックを解除する場合は、再度[ロック/ロック解除]をクリックする。 17
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