内視鏡を用いた甲状腺手術のご案内

内視鏡を用いた甲状腺手術のご案内
手術後の痛みが少なく、頚部に傷跡が残りません
こぶ
従来手術の傷跡
甲状腺は頸部の気管の前にあるため、
従来は手術の場合は首に傷が出来ること
は避けられませんでした。甲状腺の病気
は女性によく見られるため、美容上の問
題があり、甲状腺の手術を受けた方は、
広い襟の衣服をつけることをためらわれ
る場合がよくありました。
新しく考案された内視鏡を用いた甲状腺
手術法(VANSと呼ばれます)は、鎖骨
の下の胸部に約3cmほど傷をつけ、そこ
より直径5mmの内視鏡と手術器具を甲状
腺まで進め、ビデオ画面を見ながら甲状腺
を切除します。
首に傷がつかないため手術後の痛みが少
なく、入院期間も短くてすみます。また、
広い襟の衣服を着ても傷が見えません。
適応は良性甲状腺腫瘍、バセドウ
氏病、早期の甲状腺癌などの甲状腺
の病気です。
詳しいお話をお聞きになりたい方は
担当医までご相談下さい。
手術後の傷跡(一ヶ月後)
手術風景
当病院では甲状腺のVANS手術法
を採用しています。
わ ら に
医療法人社団 和楽仁
芳珠記念病院 外科