LCM20 - インテクノス・ジャパン

オイル・パーティクルカウンタ
Oil Particle Counter
株式会社インテクノス・ジャパン
LCM20
LCM20
On -Site Fluid Contamination Monitoring.
ver.1406
ISO表示の例
(MTD校正:4、
6、14~μm)
NAS表示の例
(ACFTD校正:2、
5、
15~μm)
オイル清浄度管理の基本ツール
ISO4406, NAS1638 対応
www.intechno.co.jp
Oil cleanliness
オイル清浄度を監視し、
Monitoring
トラブルを未然に防ぐ
Trouble
オイル・パーティクルカウンタLCM20は、オイル清浄度管理の基本ツールとして、
その精度はもちろん、非常に簡単な操作性、インライン/オフライン兼用の汎用性、
ポータブルな可搬性から、あらゆる分野で世界的に活躍をしています。
Prevent
品質管理や設備保全では、欠かせない機器です。
その
潤滑油はキレイですか?
is it clean oil?
サンプルの汚染度は目視では判別がつきません。
01
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
作動油を数値管理していますか?
do you manage
a number?
重量法・パッチテストなどは的確とはいえません。
インテクノス・ジャパン それは先進のセンサを活用したオイル監視技術の代名詞です
ハンドセット
プリンタカバー
電源スイッチ
液晶ディスプレイ
ハンドセット
ヒーター電源
(LCM20.Sのみ)
リレー出力
(LCM20.Sのみ)
本体ホース
操作バルブ
「Mode」変更ボタン
印字ボタン
カーソル移動ボタン
記録紙送りボタン
バッテリーケース
英数字入力ボタン
求められるオイル清浄度とは
最近の機械装置は、高性能・高効率を目指して技術的な進歩をした反面、この目的のために、各部品の隙間を狭めたり、複雑な
部品を採用しています。この結果、機械装置や各部品は極小のコンタミ
(夾雑物)に対しても、非常に敏感になってきました。
製造メーカーにおいてManufacturer
設備診断において
製造メーカーは、設計・開発・実験・生産・検査・サービスの各段階に
工場やプラントは、油圧装置や潤滑装置の故障リスクが、オイルの
おいて、オイル中や洗浄油のコンタミを測定し、製品中のコンタミや
清浄度に起因することを再認識しなければなりません。
残渣を少なくしなければ製品の初期トラブルにつながってしまします。
機械の故障プロセスにおける初期原因である機械摩耗やオイル中の
品質向上と信頼性を維持するためには、コンタミ・清浄度の管理は
コンタミナントを管理し、
クリーンなオイルを心がけることが、機械寿命
欠かせません。
の延命に効果するのです。
適用業界例
Application
適用業界例
Maintenance
Application
●
航空機・防衛機器
●
発電所・風力
●
自動車・自動車部品
●
製鉄・非鉄・製紙
●
建設機械・エンジン
●
タービン・回転機械
●
造船・原動機
●
石油化学プラント
●
出荷検査
●
フラッシング
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
02
Quality Control
品質管理では
On-Site
Oil Particle Counter
LCM20
LCM20
Equipment Maintenance
設備保全 では
オイル・パーティクルカウンタ(自動粒子計数器)とは?
オイルが汚染されているかは目視では確認できません。
それは汚染の原因となる粒子の大半が肉眼では見
えないマイクロメーター単位のサイズだからです。
オイル・パーティクルカウンタLCM20とは、
オイル中の異物(コンタミ)に光を照射し、その影から大きさと
個数を測定する自動粒子径数器です。従来の方法では、熟練の作
業者しか行えなかった清浄度管理を、現場で誰もが簡単に行
えるようになったことで、
より正確でリアルタイムなオイル
管理が実現します。
もちろん、粒子径や粒子数だけではなく、清浄度
(汚染度)のコード表示について、
これまで多用さ
れてきたNAS 等級(NAS1638)
とISO やJIS でサ
ポートされている清浄度コードISO4406-1999、
国際規格のSAE AS4059を表示します。
LCM20の校正は、認定校正装置ならびに認定作
業者実施を義務づけた校正手順において実施さ
れます。
年 一 度 の 校 正 で は 、オ ン ラ イ ン 校 正 原 則
Flushing
フラッシングでは
LCM20
ISO11943に基づきISO11171第1次校正標準
機を使用して校正されたパーティクルカウンタで
あることが証明され、ISO4406:1999の汚染度
コードの校正記録が添付されます。
測定結果の表示
LCM20で測定した一例です。
決められた粒子サイズのコンタミ
個 数と国 際 基 準 の I S O 4 4 0 6 、
NAS等級、SAE AS4059などの規
格が表示されます。
Service
サービスでは
Laboratory
実験室では
03
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
ISO表示の例
(MTD校正:4、
6、
14~μm)
NAS表示の例
(ACFTD校正:2、
5、
15~μm)
Fluid Contamination Monitoring.
シリーズの特長
Characteristics of the series
粒径レンジ
試料 1ml 当たりの粒子数
ISO コード番号
超え
以下
24
80 000
160 000
23
40 000
80 000
22
20 000
40 000
21
10 000
20 000
20
5 000
10 000
19
2 500
5 000
18
1 300
2 500
17
640
1 300
16
320
640
15
160
320
14
80
160
13
40
80
12
20
40
11
10
20
10
5
10
9
2.5
5
8
1.3
2.5
範囲に区分し、1mL中の粒子数から割り当てられるスケール番号(0~
7
0.64
1.3
28)
を斜線(/)によって区分し、3桁表示します。
6
0.32
0.64
5
0.16
0.32
4
0.08
0.16
3
0.04
0.08
2
0.02
0.04
1
0.01
0.02
Particle Size Range
潤滑油・作動油をはじめとした工業用液体の大半は、下記の決められた
粒径範囲を計測し報告されることが国際基準化されています。
MTD:4,6,14,21,38,70μm
(C)
ACFTD:2,5,15,25,50,100μm
ISO 4406での表示 (4、6、14μm(C))
In View of ISO 4406
ISO 4406 汚染度コード:
(JISB9933)
オイル・パーティクルカウンタを用いた場合の汚染度コードの国際規格
です。
サンプル中の粒子数を、≧4,≧6,≧14μmという各微粒子の粒径
表示例
ISO code :
18
4μm(C)
/
16
6μm(C)
/
13
14μm(C)
NAS 1638 汚染度コードでの表示
Volume Percent
過去広く使用されてきた航空宇宙規格です。
サンプル中の粒子数を、>5
~≦15,>15~≦25,>25~≦50,>50~≦100,>100μmという
各微粒子の粒径範囲に区分し、100mL中の粒子数から割り当てられる
等級(00~12)
を各粒径範囲毎に表示します。1桁で表示するNAS総合
等級は各粒径範囲毎の等級で最も数値の高いものが採用されます。
NAS Classes
00
0
1
2
3
4
5
500
1000
2000
4000
8000
44
89
178
356
712
1425
8
16
32
63
126
253
1
2
3
6
11
22
45
0
0
1
1
2
4
5-15
125
250
15-25
22
25-50
4
50-100
over 100
6
7
8
9
11
8
12
5-15
16000
32000
64000
128000
256000
15-25
2850
5700
11400
22800
45600
91200
182400
25-50
506
1012
2025
4050
8100
16200
32400
50-100
90
180
360
720
1440
2880
5760
over 100
16
32
64
128
256
512
1024
ボトルの測定もインライン測定も可能
オイルをボトルに採取して、測定する
車両や航空機、
テストベンチなどの油
場合には、
ボトルサンプラーをご利用
圧・潤滑システムに直接接続して測
ください。
定することができます。
ボトル測定のメリット
10
512000 1024000
Botle & Inline Percent
インライン測定のメリット
・自由な計測ポイントを採取できる。
・計測の誤差が少ない。
・分析室・検査室で利用できる。
・リアルタイムで判定ができる。
・導入後、
すぐに運用できる。
・廃油廃材が出ない。
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
04
シリーズの特長
Characteristics of the series
測定原理
Meaasuring Principle
OUT
LCM20シリーズに採用されている「光遮蔽式自動粒子計数法」は、産業界をはじめ
各 分 野 で 長 年 に わたりサ ポートさ れてい る 信 頼 性 の 高 い 測 定 原 理 です。また
IN
⑥
LCM20の内部構造もオイル測定に最適に設計されており、オンライン/ボトルサン
①
プリング用のサンプラーを利用することで多彩なアプリケーションに対応します。
②
測定開始用の操作バルブを回すとシリンジポン
フォトダイオードでは、通 過するコンタミの影の
プ(⑤)が起動し、流入したサンプルはシリンジポ
大きさにより光電変換が行われ、遮蔽された光
ンプにより一定にコントロールされた流速で測
電量により生じる電圧低下量から導き出された
定部(①)を通 過します。測定部を通 過するサン
面 積を円に換 算し、その直径をコンタミの大き
① 測定部
プルはレーザー 光 源(②)から発 せられるレー
さとして処理します。また各粒径レンジごとに粒
② レーザー光源
ザー光に照射され、サンプルに含まれるコンタミ
子数を計数し、ISOやNASの等級に換算し粒子
③ フォトダイオード
は測定部通 過時にレーザー光を遮蔽し、その先
数および等級を表示します。
③
④
④ 切換バルブ
⑤
にあるフォトダイオード(③)に影を落とします。
⑤ シリンジポンプ
⑥ フローセンサ
測定部イメージ ①②③
切換バルブイメージ ④
その他の特長
06
スイッチを回すだけの簡単操作、
数分のトレーニングでどなたでも使用可能
Other Features
09
事前の設定なども不要なので、どなた
でも簡単に正確な測定が可能です。
07
高速2分測定
専用ケース・専用ソフト・
専用RS232ケーブル付属
輸送に便利な専用ケースやデータ転送用
の専用ソフトとケーブルが付属します。
10
遠隔監視ができる(Sタイプのみ)
1回のテストに要する時間はわずか2分
です。前 準 備と数回のテストを行って
も10分程度です。
専用の制 御ソフトで 無 人 測 定が 可能
です。また、多点中央の管理システムで
監視する事が出来ます。
面倒な前準備は全自動
寒冷期に便利なヒーターホース機能
約2分の前準備で自動的に加圧消泡と
フラッシングを行います。面倒な希 釈
も不要です。
寒冷期・寒冷地でオイルの粘度が高くな
り測定に支障が出ることを防止します。
08 (ボトルサンプラーBSA.Lを利用した場合) 11 (Sタイプのみ)
05
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
シリンジポンプイメージ ⑤
インライン時に便利な自動測定機能
12 (SとAタイプのみ)
インライン測定時にわざわざ人員を配
置する必要がありません。
テスト名を入力可能
13 (SとAタイプのみ)
データの整理に便利です。
アグレッシブオイルにも対応
14 (Aタイプのみ)
シール、ゴム材、合成樹脂に影響を与える
アグレッシブオイルの測定が可能です。
LCM20 Lineup
製品ラインナップ
産業界の汚染度解析のディファクトスタンダード
オイル・パーティクルカウンタ スタンダード
もっとも利用されている APC
LCM20
LCM20.S
LCM20.S
一般的な油圧作動油から潤滑油、洗浄油、ATFなどの測
定に最も適している標準的な機種です。
オプションのボ
トルサンプラーを利用することで、ボトルに採取した試
料を測定することができます。
また、
インラインのサンプ
ラーを選択することで、潤滑・油圧システムに直接つな
げて、
オイルの清浄度を知ることができます。
LCM20.SM (MTD)
LCM20.SA (ACFTD)
LCM20.S の精度をそのままエコノミー価格に
オイル・パーティクルカウンタ エコノミー
シンプルな測定に特化したモデル
LCM20.E
LCM20.E
LCM20.Sの操作性と精度をそのままに、高粘度対策の
ヒーターホースや警報出力機能、
データインプット、
自動
運転モードなどの多機能性とACアダプタや付属品を省
くことでエコノミーな価格を実現しました。一般的な作
動油(32-46cSt)
を、ボトル測定したり、手動でのインラ
インテストをシンプルに行えます。
LCM20.EM (MTD)
LCM20.EA (ACFTD)
ブレーキフルイドやアグレッシブオイル専用
アグレッシブオイル専用パーティクルカウンタ
測定が困難であった試料に
LCM20.A
LCM20.A
民間航空機に使用されるリン酸エステル系難燃性作動
油「スカイドロール(商品名)」やブレーキオイルなどシー
ル、
ゴム材、合成樹脂に影響を与えるアグレッシブオイル
専 用 に 作 ら れ た モ デ ル で す 。基 本 機 能 と 構 成 は
LCM20.Sと同様ですが、
シールにFFKMが使用され、ポ
ンプ部品・ケースも特殊材質が用いられています。
※ボトルサンプルの場合は、
UBS.Aとのセットになります。
LCM20.AM (MTD)
LCM20.AA (ACFTD)
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
06
Measurement
測定の方法
Bottle Sampling
ボトルサンプリング
ボトルサンプラー加圧式を使う
ボトルサンプラーBSは清浄なボトルに採取した試験サンプルを、LCM20に送りボトル測定を可能にします。
BSは、
オイル中の気泡を空圧で加圧することにより自動的に消泡し、測定障害となる気泡を除去します。
この気泡
除去機能は、
ISO VG220程度の高粘度潤滑油まで、希釈することなく機能します。
Bottles Sampling
INLET
LCM20
OUTLET
M
In-Line Sampling
インラインサンプリング
インラインサンプラーを利用する
油圧・潤滑油システムにインラインサンプラーを恒久設置し、
LCM20へオイルを供給する方式。
配管にインラインサンプラーを設置することで、
自動的にオイルがLCM20に流入してきます。
カウンタでの測定が
終わると配管下流へ戻り、
オイルを捨てずにサンプリングができます。
INLET
OUTLET
LCM20
インラインサンプラー
In-Line Sampling
Point Sampling
ポイントサンプリング
スロットルバルブを利用する
油圧・潤滑油システムにテストポイントを設け、直接LCM20へオイルを供給する方式。
配管にインラインサンプラーが取り付けられない場合には、
システム中の圧力ゲージやテストポイントなどを利
用して、
ブリードオフ回路を作りオイルをカウンタへ送ります。
システム
INLET
延長ホース
OUTLET
延長ホース
LCM20
※ポンプユニットとの接続を外し、延長ホースを介しオンラインで接続出来ます。
07
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
Point Sampling
Sampler
LCM20
各種サンプラー
ボトルサンプラー BS
(ボトルに採取し測定する方法)
専用ボトルにサンプルオイルを採取し、ボトルサンプラーに取り付け、自動消
泡・フラッシングした後にLCM20に圧送し測定する方法です。
システムへの組
込みが必要無く、購入すればすぐに測定が可能なため、多くの分野で幅広く使
われているサンプラーです。
装置
加圧式消泡
粘度範囲
2~220cSt
最高使用温度
5~50℃
テスト時間
2分(LCM用)
重量
7.5kg
付属品
ボトル10本、RS232Cケーブル、電源ケーブル
BS
インラインサンプラー STI
(システムに組込み測定する方法)
より正確でスピーディーな測定のためにはインライン測定が最適です。
インラ
STI-2144
インサンプラーをシステム配管に取り付け、LCM20の油圧ホースをダイレク
STI-1144
トに接続しリアルタイムで測定します。航空関係、電力関係をはじめ、海外でも
STI-0144
幅広く使われている方法です。
サイズ
製品番号
圧力範囲
0.2~42Mpa
圧力損失
0.1Mpa(最大流量、30cSt時)
0.5
粘度範囲
1~100cSt
G3/4
1.5
材質
ハウジング/快削鋼ニッケルコーティング
G1 1/4
4.4
部品
真鍮・ステンレス
流量範囲
l/min
接続
重量
kg
STI-0148
6~25
G3/8
STI-1144
STI-1148
20~100
STI-2144
STI-2148
80~380
標準
アグレッシブ
0
STI-0144
1
2
スロットルバルブ
(システムから排出しながら測定する方法)
ポイントサンプラー
(システムから排出しながら測定する方法)
インライン測定用のインラインサンプラーを組
使用方法はスロットルバルブと同じで
み込めないポイントでの測定には、
スロットル
すが、
より高圧のラインからサンプル
バルブが有効です。LCM20へのサンプル吸入
を吸入する場合にはポイントサンプ
はシステムから直接行い、測定後はシステムに
ラーを推奨いたします。
戻さず排出ボトルに排出する方法です。
001002001-745
SPS2021
SPS2061
圧力範囲
0.2~42Mpa
圧力範囲
0.2~1Mpa
粘度範囲
2~500cSt
粘度範囲
2~320cSt
最高使用温度
5~80℃
最高使用温度
5~80℃
接続
M16ミニメス
接続
M16ミニメス
外形寸法
45×123mm(重量500g)
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
08
Oil Cleanliness Management
新しいサンプラー
Oil Feeder
オイルフィーダー
(OF)
220
タンクやフローコントローラーを
60ml / 120ml
(150rpm / 300rpm)
利用できない圧力0.5Mpa以下
の回路から、ポンプを利用してコ
ンタミセンサに一定流量を供給
する装置です。
INLET
1MPa
OUTLET
LCM20
205
165
スイッチ一つで流量を切り替え
0.4cc
/ rev
出来るので、パーティクルカウン
ターだけではなく、IPDにも対応
出 来る、一 台 二 役 の 優 れ も の
です。
※200cSt程度まで、
システムの気泡を気に
せず利用できます。
流量
仕様
オイルフィーダー
電源(100VACアダプタ付)
入力電源
24V DC
AC100~240
60ml/min(LCM20適正),
120ml/min
圧力範囲
周囲温度
0.5Mpa迄
0~50°
コンタミの基礎知識
OF001
Oil Cleanliness Management
潤滑・油圧システムにおける故障原因の大半は、
オイル中の汚染(コンタミ)によるものです。特に金属・砂・ゴムなどをはじめとした固形微粒子によって起こります。
こ
の汚染は、
システム製造の当初から存在し、外部からの侵入、内部からの発生などでアブレシブ摩耗や疲労摩耗に繋がります。
しかし、潤滑油管理を行い、目標となる
清浄度レベルまでコンタミをコントロールする事により、
システム本来のパフォーマンスを発揮し継続させることができるのです。
このオイル・パーティクルカウンタを利用した高い清浄度管理技術は、生産品の品質管理・設備の点検・フラッシング判定・フィルトレーションの最適化へ活用できます。
コンタミの大きさ
パーツの隙間
システムを構成するポンプ・油圧モータ・バルブなどの部品は飛躍的に
1μm = 0.001mm
サイズの一例
食卓塩(一粒)
高圧/高性能/高効率化され、制御系統にも電子・油圧が利用されるよう
一般的な粒径
100µm
髪の毛の断面
70µm
裸眼での最小可視粒径
40µm
小麦粉(一粒)
25µm
赤血球
8µm
バクテリア
2µm
油圧機器清浄度の目安
09
になりました。
油圧システム構成要素のクリアランス
コンポーネント
転がり軸受
0.5
ベーンポンプ 0.5-1
ギアポンプ
0.5-5
サーボバルブ
1-4
静圧軸受
1-25
ピストンポンプ
5-40
サーボ制御装置
ISOコード 17/14/11
サーボバルブフラッパ壁
風向計、ピストン
ISOコード 19/16/13
アクチュエーター
ポンプ、モーター
ISOコード 19/16/13
サーボバルブオリフィス
コントロールバルブ、ギアポンプ
ISOコード 20/17/14
流量コントロールバルブ
ISOコード 21/18/15
シリンダ、新油
ISOコード 21/18/15
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
ミクロンサイズ
18-63
50-250
130-450
Intechno Technical Services
インテクノス・テクニカルサービス
LCM20
Technical Support
テクニカルサポートの重要性
オイル・パーティクルカウンタLCM20などの潤滑油・作動油の測定機器は、
その運用方法や設置環境などのノウハウが
非常に重要です。
しかし、
日本国内にそのベースとなる規格やノウハウの情報が少なく、関連文書を探しても正確な情報
がはいりません。
インテクノス・ジャパンはこの分野で約20年に渡り測定機器の販売だけでなく、オンライン測定や結果解析、
コンタミ
ネーションコントロールのコンサルティング業務に携わって参りました。
また、数少ない同分野の海外企業と提携し、技術
情報のソースを増やすことで、多岐にわたるアプリケーションの対応力が評価されています。
当社におけるテクニカルサポート業務は、正確な知見に基づく適切な機器の選定、それを活かす技術指導から、
お客様
のコンタミ問題を効率的に改善するアフターサービスまでに至ります。
是非、
この専門性の高いテクニカルサポートをご利用ください。
校正/再校正について
Configuration / Reconfiguration
オイル・パーティクルカウンタLCM20は、
オンライン校正原則ISO 11943に基づき、
ISO 11171第一次校正標準機を
使用して校正出荷されます。校正記録とトレーサビリティ体形図は、標準付属されます。
導入後は、
「自動粒子径数器の校正方法 国際規格ISO/JIS」で定期的な校正による維持管理が求められており、
「校正
の周期は1年を超えてはならない」
とJIS(B9932 6.1抜粋)
に記述があります。
よって、
当社では対象製品をご採用頂きま
Repair
したお客様に、
トレーサビリティの継続と測定数値の信頼性を確保するために、定期校正期限の通知を行っております。
当社サービスセンタでは、最新の校正装置を備え、海外トレーニングを修了し、認定された専門員が厳密な精度調整を
行います。導入後は、
この高い技術を最小限の費用・期間にてご利用いただけます。
修理について
インテクノス・ジャパンでは、校正から修理まですべて国内にて行っております。
これらのサービス業務も、海外でのトレーニングを修了した専門員が行い、
より高
当社では、厳密な検査をクリアした製品のみを出荷しておりますが、万一不具合が
度で安定したサポートをお客様に提供するべく、定期的なトレーニングを受講しそ
発生した場合には、当社サービスセンタにおいて、総合的なアフターサービスを提
の技術を確実なものとしております。
供し、迅速且つ、高品質なサービスを心がけております。
通常の使用環境において故障した場合、
納入後1年間は無償にて修理いたします。
インテクノスジャパンその他製品
Intechno Japan Products
On-Site Fluid Contamination Monitoring.
Oil Particle Counter LCM20
10
仕様表
タイプ
LCM20.S
LCM20.E
LCM20.A
スタンダード
エコノミー
アグレッシブ
測定原理
光遮蔽式自動粒子計数法(光源:レーザーダイオード)
適用油種
鉱油、合成油、洗浄油、アグレッシブオイル(LCM20.Aのみ)
※その他はお問合せください。
測定規格
ISO4406
(7〜22等級)、NAS1638
(0〜12級)
測定粒径範囲
MTD校正: >4、>6、>14、>21、>38、>70 各μm(c)
ACFTD校正: 5-15、15-25、25-50、50-100、>100 各μm
校正方法
ISO 11943(ISO 11171 標準機を使用)
校正周期
1 回/年
校正精度
5%以内(MTD:4、6、14μm ACFTD:2、5、15μm)
サンプル温度範囲
+5℃〜+80℃
使用環境温度範囲
+5℃〜+40℃
最高使用圧力
42Mpa
測定時間
自動測定
2分/1テスト
6分間隔〜で設定可能
不可
6分間隔〜で設定可能
最大流量
インラインサンプラー参照
作動条件
インラインサンプリング 圧力0.15Mpa以上 ポイントサンプリング 圧力0.15Mpa以上
プリンタ出力
16 桁ドットプリンタ
外部出力ポート
RS232(シリアルポート)
電源
専用ACアダプタ(100V)、充電式バッテリ、単一アルカリ乾電池(6本)
※LCM20.Eは上記電源は、オプションです。
シール材質
油圧接続ポート
ヒーターホース機能
ハンドセット機能
Viton(フッ素ゴム)
FFKM
テストポイント M16 × 2 メス
テストポイント BSF5 × 8 メス
標準付属
テキスト ID 入力可能
筐体材質
ホース材質
内部パーツ材質
重量
なし
テキスト ID 入力不可
テキスト ID 入力可能
主に ABS 樹脂
ナイロン
真鍮、鋼版、ステンレス、アルミニウム、他
8kg(ケース:5kg)
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