平成 25 年 8 月 “宝くじ購入経験者”が初めて 8,000 万人を超え推計人口で 8,344 万人に「第 13 回宝くじに関する世論調査」調査結果ダイジェスト財団法人日本宝くじ協会財団法人日本宝くじ協会では、宝くじに関して、経験の有無をはじめとする購入行動のほか、単価や賞金額に関する要望、数字選択式宝くじについての感想、希望など、さまざまな見地から消費者の意識や評価、購入実態等を把握することを目的に、「宝くじに関する世論調査」を昭和 51 年（1976 年）から 3 年毎に実施しています。第 13 回目にあたる本年は、全国 47 都道府県に居住する満 18 歳以上の男女から無作為に抽出した 9,699 人を調査対象として、この 4 月に直接面接法によって調査を行いました。なお本調査では、母集団となる満 18 歳以上の男女の全人口を、平成 24 年 3 月末の住民基本台帳から約 1 億 624 万人と推計し、調査結果のパーセンテージを対比させた人数をもとにレポートをまとめています。主な調査結果は下記の通りです。１．宝くじ購入経験者について ■宝くじ購入経験率は 78.5%。推計人口で約 8,344 万人は過去最高。・宝くじを過去に 1 度でも購入したことのある購入経験者の割合は、78.5％（前回調査比 3.3 ポイント増）で、そこから推計される購入経験者数は約 8,344 万人（同約 353 万人増）と調査開始以来はじめて 8,000 万人を超え、過去最高を記録しました。・最近の１年間に１回以上の購入経験がある「宝くじ人口」は 52.6％で、推計人口にして約 5,592 万人と、前回調査と比べて 1.8 ポイント、推計人口で約 195 万人の減少となっています。・また、最近 1 年間に月１回以上購入した「宝くじファン」は 11.3%で、推計人口にして約 1,206 万人と、前回調査比で 2.1 ポイント、推計人口で約 218 万人の減少となりました。宝くじ購入経験者／宝くじ人口／宝くじファン単位：万人今回（平成2 5 年）前回（平成22年）宝くじ購入経験者 8 ,3 4 4 7 8 .5 % 7,991 75.2% 宝くじ人口（最近1年間に1回以上宝くじを買った人） 5 ,5 9 2 5 2 .6 % 5,787 54.4% 宝くじファン（最近1年間に月1回以上宝くじを買った人） 1 ,2 0 6 1 1 .3 % 1,424 13.4% -1- ■「数字選択式宝くじ」の購入経験者・「ナンバーズ」「ミニロト」「ロト６」に加え、今年の 4 月からは「ロト７」の発売が始まった「数字選択式宝くじ」。自分で数字を選んで買える宝くじを買ったことのある方は、どのくらいいるのでしょうか。・「数字選択式宝くじ」購入経験率は 30.8％（前回 28.9％）と、過去最高の値になりました。・性別では男性 36.8％（前回 33.1％）、女性 24.9％（同 25.0％）で、男性の方が女性よりも高い結果でした。・年齢別では 40 代（44.6％）がもっとも多く、次いで 30 代（41.9%）、50 代（33.7%）の順でした。数字選択式宝くじ購入経験者[性・年齢・職業別] 0% 全【性別】 20% 40% 体[N=6406] 28.9 36.8 男性[n=3165] 33.1 24.9 女性[n=3241] 【年齢別】 25.0 21.5 18∼29歳[n= 516] 25.8 41.9 30∼39歳[n= 907] 44.3 40∼49歳[n=1058] 36.9 32.4 31.1 60∼69歳[n=1435] 26.3 14.5 70歳以上[n=1439] 12.0 [n= 148] 11.9 20.3 41.7 ／商工ｻｰﾋﾞｽ業 [n= 386] ／自由業家族従業／農林漁業 36.7 [n= 128] [n= 47] 5.3 23.4 27.2 [n= 268] [n=1091] 無職／学生[n= 127] 36.2 39.9 36.3 35.5 ／事務・専門技術職[n=1335] ／労務職 41.4 30.5 ／商工ｻｰﾋﾞｽ業・自由業[n= 130] 被傭者／管理職 44.6 33.7 50∼59歳[n=1051] 【職業別】自営業／農林漁業 60% 30.8 35.3 40.1 37.0 5.5 8.0 ／主婦[n=1640] 22.6 24.0 24.3 ／その他[n=1065] 21.5 今回前回 ■宝くじ（数字選択式以外）の購入経験者・「ジャンボ宝くじ」や「スクラッチ」など、数字選択式以外の「宝くじ」の購入経験率は 76.6％で、前回調査（74.7％）と比べると 1.9 ポイント増加し過去最高の値となりました。宝くじ（数字選択式以外）の購入経験者の推移単位：％購入経験率第7回 (H.7) 第8回 (H.10) 65.8 61.3 第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回 (H.13) (H.16) (H.19) (H.22) (H.25) 65.3 -2- 67.9 74.2 74.7 76.6 2．「ジャンボ宝くじ」１等と前後賞を合わせた賞金の希望額 ■ 最も多いのは「3 億円」の 17.3％。一方で「3 億円超」の合計は 26.3％と大幅増。・「ジャンボ宝くじ」の１等と前後賞を合わせた賞金の希望額では、回答率の高い順に「3 億円」（17.3％）、「1 億円」（15.8％）、「1 億円未満」（14.7％）となりました。「3 億円」と答えた人の率は前回の 26.7％から 9.4 ポイント減少しています。・このほかに目立つところでは、「6 億円」が 9.1％と前回の 1.0％から 8.1 ポイント増加している点が挙げられます。3 億円超の希望者は合計で 26.3％（前回 10.3％）となっており、1 等と前後賞を合わせた希望額の高額化傾向がうかがえます。「ジャンボ宝くじ」1 等と前後賞を合わせた賞金の希望額 0% 20% 40 % 60% 14.7 1億円未満 17.0 15.8 1億円 15.4 10.3 11.0 17.3 2億円 3億円 2.7 4億円 1.2 5億円 26.7 5.9 4.7 今回 [N=6406] 9.1 6億円 1.0 0.5 3億円未満（計） 40.8 43.5 1.1 3億円超（計） 26.3 10.3 7億円 0.2 8億円 * 9億円 * 0.1 *・・・前回集計区分なし 3.5 10 億円 1.7 10億円超 1.5 3.5 0.9 その他 0.7 わからない前回 [N=639 0] 14.7 18.8 今回[N=6406] 前回[N=6390] -3- 3．宝くじの「収益金の使いみち」と「知らせてほしいことがら」 ■宝くじの「収益金の使いみち」の認知は 53.1％ ■「宝くじ」について知らせてほしいことがらの第 1 位も「収益金の使いみち」・宝くじの収益金がどのように使われているかについての認知を尋ねたところ、53.1％が知っていると答えました。・また「宝くじ」について知らせてほしいことがらについては、「収益金の使いみち」（34.8％）が最も高く、次いで「宝くじの売上金の使われ方」（26.7％）、「受け取りに来なかった当せん金の行方」（24.4％）の順となっています。・前回と比べると、「収益金の使いみち」が 9.9 ポイント増、「宝くじの売上金の使われ方」が 5.6 ポイント増となっており、宝くじの仕組みについての関心の高さがうかがえます。宝くじの「収益金の使いみち」についての認知[性・年齢・職業別] 0% 全【性別】【年齢別】体[N=6406] 男性[n=3165] 女性[n=3241] 18∼29歳[n= 516] 30∼39歳[n= 907] 40∼49歳[n=1058] 50∼59歳[n=1051] 60∼69歳[n=1435] 70歳以上[n=1439] 【職業別】自営業／農林漁業 [n= 148] ／商工ｻｰﾋﾞｽ業 [n= 386] ／自由業 [n= 128] 家族従業／農林漁業 [n= 47] ／商工ｻｰﾋﾞｽ業・自由業[n= 130] 被傭者／管理職 [n= 268] ／事務・専門技術職[n=1335] ／労務職 [n=1091] 無職／学生[n= 127] ／主婦[n=1640] ／その他[n=1065] 20% 4 0% 60% 53.1 57.4 48.8 34.9 51.7 57.3 59.4 57.6 48.3 58.8 56.2 60.2 38.3 51.5 63.4 57.2 51.0 32.3 49.0 54.3 認知者 -4- 80% 100% 宝くじについてもっと知らせてほしいこと（複数回答） 0% 20% 収益金の使いみち 24.9 24.4 10.2 発売される「宝くじ」の種類、賞金額、当せん本数 23.1 10.4 9.7 発売日 9.4 8.9 「宝くじ」発売のしくみ 7.9 8.7 当せん番号 10.9 7.1 抽せん日宝くじファンの声 7.1 3.9 4.0 3.8 4.6 2.3 2.4 海外にはどんな「宝くじ」があるか 2.0 その他 1.8 2.3 1.2 特にない ∼本件に関するお問い合わせ先∼ 日本宝くじ協会〒102-0093 東京都千代田区平河町 2-4-9 TEL.０３−３２６１−８５４０ -5- 35.4 43.3 今回[N=6406] 財団法人 34.8 21.1 受け取りに来なかった当せん金の行方「宝くじ」高額当せん者について 60% 26.7 「宝くじ」の売上金の使われ方「宝くじ売場」の案内 40% 前回[N=6390]