科目名 授業方法 単位/時間数 必修・選択 成人看護学概論 講義 2 単位/30 時間 必修 担当教員 古地 順子 科目の目標 現代社会に生きる成人の特徴と成人期特有の健康問題を踏まえ, 効果的な看護の働きかけに必要な基本的知 識・技術を修得する。 学習の具体的な目標 1)成人期にある人の特徴について説明できる。 2)成人期にある人の健康を構成する要素を記述できる。 3)成人期にある人の生活の多様性および健康破綻をもたらす要因を記述できる。 4)成人期にある人の看護に有用な概念および援助技術について説明できる。 5) よりよい看護を提供する思考プロセスについて説明できる。 授業計画 回 月日 曜日 時限 1 4 月 13 日 金 成人看護学の目的と学習方法 成人と生活 2 4 月 20 日 金 生活と健康(1) 3 4 月 27 日 金 生活と健康(2) 4 5 月 11 日 金 生活ストレスと看護 5 5 月 18 日 金 成人への看護アプローチの基本(1) 6 5 月 25 日 金 6月 1日 担当者 テーマ 成人への看護アプローチの基本(2) 3限 7 講義室 C302 金 健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 古地 8 6月 8日 金 健康生活の慢性的な揺らぎの再調整を促す看護 9 6 月 15 日 金 障害をもちながらの生活とリハビリテーション 10 6 月 22 日 金 新たな治療法、先端医療と看護 11 6 月 29 日 金 侵襲的治療を受ける患者への看護技術 12 7月 6日 金 人生の最後のときを支える看護 13 7 月 13 日 金 14-15 7 月 20 日 退院調整のための看護技術 2限 C301 よりよい看護を提供する思考プロセス(1) 3限 C302 よりよい看護を提供する思考プロセス(2) 金 評価方法 1. 出席点(各回 1 点;15 点) 2. 自己学習への取り組み状況および 到達度評価:85 点 3. 再試験の有無:有 教科書・参考書 教科書 1.成人看護学総論:系統看護学講座専門 5 医学書院 2.その他プリント 履修上の注意・履修要件 ○講義 1 時限(90 分)に対して自己学習(180 分) することを基本として講義を進行する。 講義開始前後に適宜テスト等を行い、自己学習の 取り組み状況を確認しながら講義を進行する。 授業内容 1. 成人看護学の目的と学習方法・成人と生活 日 時: 4 月 13 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 成人看護学の目的と成人看護学概論の学習方法を説明できる。 2. 看護の対象としての成人について説明できる。 ・看護の対象とは ・ライフサイクルの考え方 3. 成人各期にある人の特徴について説明できる。 ・生涯発達という概念 4. 成人各期にある人の発達課題を説明できる。 2. 生活と健康(1) 日 時: 4 月 20 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 生活を営むということについて説明できる。 2. 大人の生活からとらえる健康について説明できる。 3. 生活と健康(2) 日 時: 4 月 27 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 生活と健康を守りはぐくむシステムについて説明できる。 ・保健・医療・福祉システムの概要 4.生活ストレスと看護 日 時: 5 月 11 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. ライフスタイルとストレスについて記述できる。 2. 健康をおびやかす要因を記述できる。 5.成人期にある人への看護アプローチの基本(1) 日 時: 5 月 18 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 健康行動のとらえ方について説明できる。 ・アンドラゴジーの考え方と看護 2. 危機状況への対処について説明できる。 ・危機理論の考え方と看護 3. 患者-看護師関係について説明できる。 6.成人期にある人への看護アプローチの基本(2) 日 時: 5 月 25 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 個人へのアプローチ方法について説明できる。 ・ケア/ケアリングの概念 2. 集団へのアプローチ方法について説明できる。 3. 看護マネジメントについて説明できる。 4. 看護における倫理判断について説明できる。 7.健康生活の急激な破綻から回復を促す看護 日 時: 6 月 1 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 健康の破綻について説明できる。 ・病期の区分とその特徴 2. 急激な健康破綻とその特徴について説明できる。 3. 情緒的支援のための看護技術について説明できる。 ・ストレスと危機 4. 患者とその家族を支える看護技術 8.健康生活の慢性的な揺らぎの再調整を促す看護 日 時: 6 月 8 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 慢性的な健康の揺らぎと慢性病/慢性疾患について説明できる。 2. 慢性病/慢性疾患との共存について記述できる。 ・セルフケアという考え方と看護 ・病みの軌跡という考え方と看護 3. 慢性病/慢性疾患患者への看護技術について説明できる。 ・エンパワメントという考え方と看護 ・セルフマネジメントという考え方と看護 9.障害をもちながらの生活とリハビリテーション 日 時: 6 月 15 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 障がい・リハビリテーションの概念を記述できる。 2. 病期各期におけるリハビリテーションについて説明できる。 ・急性期 ・回復期 ・維持期 10.新たな治療法、先端医療と看護 日 時: 6 月 22 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 新たな治療法とその看護について説明できる。 ・低侵襲性手術 2. 先端医療とその看護について説明できる。 ・移植医療 11.侵襲的治療を受ける患者への看護技術 日 時: 6 月 29 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 主体的療養行動の促進について説明できる。 2. コーピング強化のための看護について説明できる。 3. ボディイメージの変化に対する看護について説明できる。 12.人生の最期のときを支える看護 日 時: 7 月 6 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 終末期医療について説明できる。 2. 人生の最期のときを過ごしている人の特徴について記述できる。 ・人間にとっての死 ・全人的苦痛 3. 人生の最期のときを支える看護について説明できる。 ・緩和ケア ・death education ・グリーフワーク/グリーフケア 13. 退院調整のための看護技術 日 時: 7 月 13 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 退院をめぐる医療制度について説明できる。 2. 患者とその家族にとっての退院の意味について説明できる。 3. 退院調整活動 14.よりよい看護を提供する思考プロセス 日 時: 7 月 20 日(金)2 限 担当者: 古地 内 容: 1. 看護的思考について説明できる。 2. 看護的専門性について説明できる。 3. 看護における科学的思考について説明できる。 4. 問題解決過程と成人看護学における看護過程の展開について説明できる。 15.よりよい看護を提供する思考プロセス 日 時: 7 月 20 日(金)3 限 担当者: 古地 内 容: 1. 看護の対象としてその人を理解することについて説明できる。 ・情報収集 ・アセスメント 2. その人にとって必要な援助を科学的・論理的に導くことについて記述できる。 ・看護計画の立案 3. 実践した看護を考察することについて説明できる。 ・評価 4. 看護に有用な理論の活用方法について説明できる。
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