CAD向けデスクトップPCラインアップ プロユース向け

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近年のPCはCPUなどの基本性能の向上により、
ワークステーションクラスの
グラフィック制作などの従来はワークステーション
パフォーマンスを実現可能なため、CAD、
が得意とした分野に取って代わる存在となってきています。
当社がラインアップするデスクトップPCは、
ハイパフォーマンスCPUやプロユース向けGPU、
さらに大容量メモリーの搭載といったハイスペック構成で、
ワークステーションに匹敵する性能
コストパフォーマンスに優れた環境をご提供いたします。
をデスクトップPCの価格で実現できる、
CAD 向けデスクトップ PCラインアップ
New Model
高拡張モデル
高速演算モデル
NVIDIA® Quadro® K4200と 第6世代
のインテル® Core™ i7 プロセッサー、
さらに大容量の1000W電源が選択可能。
またHDDを容易に交換できるフロントア
クセス機能に加え、最大 3 枚の
PCI ボードが装着できるため、
パフォーマンスと拡張性に優れ
ています。
8コア 16 スレッドのハイパフォーマンス
CPUと、DDR4 規格のメモリーをクアッ
ドチャネルで接続。 最大 128GBの高速
大容量メモリーを搭載可能。 優れた高
速演算性能を発揮するモデルです。
New Model
New Model
スタンダードモデル
省スペースモデル
コンパクトなミニタワーにNVIDIA® Quadro®
K4200と第6世代のインテル® Core™ i7 プ
ロセッサーを搭載可能。
パフォーマンスとコンパクトサイ
ズを両立したモデルです。
幅 98mm のスリムケースでありながら、
NVIDIA® Quadro® K620を
搭載可能。 狭いスペースなど
限られた場所にも設置ができ
ます。
プロユース向けNVIDIA® Quadro® シリーズを搭載可能
NVIDIA® Quadro®の主な仕様一覧
NVIDIA® Quadro® K620
NVIDIA® Quadro® K2200
NVIDIA® Quadro® K4200
コアクロック 1058MHz
メモリー
DDR3 2GB
メモリークロック 1800MHz
1045MHz
コアクロック
GDDR5 4GB
メモリー
メモリークロック 5010MHz
コアクロック 771MHz
GDDR5 4GB
メモリー
メモリークロック 5400MHz
NVIDIA® Quadro® K620/K2200/K4200搭載モデルは Dassault Systèmes Corporation の
3次元CAD SolidWorksの動作環境リストに掲載されております。
本製品は3次元CAD SolidWorksのソリューションパートナー製品として登録されています。
高いシステム性能を実現するハイスペックCPU
より高度な用途への対応が可能になるインテル® Core™ シリーズの上位CPUである、
インテル® Core™ i7 プロセッサーをご用意。
さらに、Pro8100では、8コア16ス
レッドによる優れた処理能力を生み出す、
インテル® Core™ i7 プロセッサー Extreme Editionが搭載可能。上位CPUを搭載することで、
ワークステーションに近いハ
イパフォーマンスな環境を構築できます。
ワークステーション用CPUとのスペック比較
Pro8100
機種名
インテル® Core™ i7 プロセッサー
Endeavor
デスクトップPC
搭載CPU
Pro5700 / MR7400 / MR4600E
5960X(3.0GHz)
8コア/16スレッド
5930K(3.5GHz)
6コア/12スレッド
5820K(3.3GHz)
6コア/12スレッド
6700K(4.0GHz)
4コア/8スレッド
インテル® Xeon® プロセッサー
ワークステーション
搭載CPU
E5-1660 v3 (3.0GHz)
8コア/16スレッド
E5-1650 v3 (3.5GHz)
6コア/12スレッド
E5-1620 v3 (3.5GHz)
4コア/8スレッド
E3-1286 v3 (3.7GHz)
4コア/8スレッド
E3-1285 v3 (3.6GHz)
4コア/8スレッド
パソコン導入事例
http://www.epson.jp
セイコーエプソン
1990年代からCADにPCを活用しているセイコーエプソン。
グループのCAD業務を支えているのは、エプソンダイレクトのPC
CADはPCで十分に対応可能。それがセイコーエプソングループの選択
セイコーエプソンおよびそのグループは電子デバイスからプリンターなどのパソコン周辺機器まで数多くの精密機械
を設計している。
常に市場競争力が求められる中、
1990年代後半から従来CADワークステーション一辺倒だった環境
を改め、
PCをCADに活用し始めたという。
さまざまな経緯を経て、
今回はセイコーエプソングループで導入するCAD用
PCの標準仕様を定めている担当の方々に、PCでCADを活用するためのポイント、推奨環境について聞いてみた。
エプソンのパソコンを選択した経緯
キッカケ
CAD環境のダウンサイジングとコストダウンを目指しPC活用を検討
エプソンダイレクトのPCをCAD用標準機として導入した経緯をセイコーエプソン株式会社 IT推進本部 情報化推進部 課長 高橋 一哲氏は
次のように語る。
「当社では、1990 年代半ばよりハイエンドCADソフトを導入し設計の業務改革を進めてきておりましたが、1990 年代後半からは設計者の
作業性や効率性を考え、PCへのダウンサイジングに取り組み始めました。加えて、CAD 環境のコストダウンも当社にとって重要な取り組みの
一つとなっておりました。その流れの中で現在は概ね5 年周期でのPC 入れ替えを実施しています。今回のリプレイスにあたってもセイコーエプ
ソングループに限らず、数社での評価を行い、我々が望む基準を満たせるかどうかを十分に吟味しました」。
セイコーエプソン株式会社
IT推進本部 情報化推進部
課長
高橋 一哲氏
決め手
エプソンのパソコンを選んだ理由
CADのためのPCとしてビデオボードなど必要十分なスペックを装備
IT推進本部 情報化推進部 河西 由郎氏は導入決定の理由について次のように続ける。
「私が所属する部署では、ほぼ毎年、社内で活用する標準PCを機種選定しています。CAD用途の標準PCの機種選定にあたっては、主に利用す
とくに
るハイエンドCADの Creo Elements Pro をはじめとした、各種の技術系のアプリケーションが問題なく動作する為のスペックが必要で、
CADベンダーが推奨するビデオボードを選定できることが重要になります。エプソンダイレクトの製品はBTOでカスタマイズできるため、その条
件を満たすことができ、他のベンダーと比較しても、
コストパフォーマンスが良かったため導入を決定しました。最近のPCはCPUが64bitになりメ
モリーの使用可能領域が広がっており、CAD使用時のパフォーマンスが向上しています。CAD専用に設計されたワークステーションにこだわり
エプソンでは従来、
グループ企業にこだ
がちですが、
もはやCADやCAMを専用機だけですべてをこなす時代ではなくなってきていると思います。
セイコーエプソン株式会社
ワークステーションだけにこだわる必要がな
わることなく他社のワークステーションを活用してきましたが、PCのパフォーマンスが上がるにつれ、
IT推進本部 情報化推進部
エプソンダイレクトのBTOで選択できるCADベンダー推奨の
くなり、PCを活用することでコストパフォーマンスを向上できるようになりました。
河西 由郎氏
Open GL対応ビデオボードは、エプソンダイレクトで動作評価がされており、我々の評価においてほとんど問題は発生していません。CPUも、4コ
ワークステーション向けのXeonクラスのCPUに引けをとらない性能となっています。
メモリーやデータのやりとりに必要なバスは、
スピードと信頼性
ア/8スレッドなど、
ワークステーショ
が上がっているので、従来のようにECCメモリにこだわる必要もありません。実際にエプソンダイレクトのPCでCADを使用する現場の担当者からも、
ンを活用していた当時と違和感のないパフォーマンスを得られているといわれています。エプソンダイレクトのPCは、費用対効果という面で優れていると思います。現
どうしても必要なバックエンドの部分については専用機で処理しています。前述のように技術の進化にともない、
フロン
在、
当社ではフロントエンドの部分はPCで行い、
だからこそワークステーションだけにこだわらず、CAD用としてPCを選択
トエンドの部分は、PCでも専用機と変わらないパフォーマンスを得られる時代になっています。
肢に入れているのです。他社製品も視野に入れた中で、
パフォーマンスに優れ、
またコストメリットがあったのがエプソンダイレクトのPCだったのです」。
今後の展望
より設計環境を充実させるために
データ作成はもちろん、データ活用へ。今後もエプソンダイレクトに期待
高橋氏は今後も新たな用途でPCを積極的に活用したいと語る。
「 CADやCAE 等の設計アプリケーションは常に進化していますし、業務的にも利用者は単にモデリングや作図だけでなくシミュレーション機能等も必要不可欠と
当社内のアプリケーション利用のニーズにあった、高性能で安定性の高いハードウエアを
なっているため、
より高度なスペックのPCが必要になってきています。今後も、
さらに期待するのは、CAD
安価に提供いただくとともにCAD用途に向けたビデオボードのラインナップ強化などのBTOメニューの一層の充実などを期待しています。
の環境だけでなく、CADなどのデータをいかに活用できるかです。
エプソンダイレクトでもタブレットPCを発売していると思いますが、
タブレットを使ってCADデータや
設計図面などを部品製造や検査の工程等で上手に活用し、品質や生産性を向上するような業務プロセスを構築していきたいと思っています。CADワークステーション
さらなるものづくり環境の充実を実現していきたいと考えています」。
からPCやタブレットに切り替えることでローコストでフットワークのよい環境を構築し、
※引用した会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。※写真と実物は異なる場合があります。※記載の内容は2015年10月14日現在のものです。仕様、価格、外観などは予告なく変更する場合があります。
〒399−8703
長野県松本市村井町南 2 丁目 21 番 45 号
■お求め、ご相談は信用とサービスの行き届いた当店へ。
詳しい製品情報はエプソンダイレクトショップの
ホームページをご覧ください。
http://shop.epson.jp/
(2015 年 10 月 14 日現在)