☆National Gallery(ナショナル・ギャラリー) トラファルガー広場に位置する美術館。 入場料は無料。ただし、管理維持費は寄 付金でまかなっているため、入口ほか数 か所に募金箱が置いてある。初期のコレ クションは個人からの寄付だったという。 現在の建物は 3 代目で、William Wilkins という建築家が設計した。 (http://www.gallery-aoki.com/national_gallery.html) ☆Olympic Stadium(オリンピック・スタジアム) ロンドンの東部に位置するスタジア ム。2012 年のオリンピックとパラリン ピックのメイン競技場だった。全英で 3 番目に大きなスタジアム。別名、 「お椀」 と呼ばれているそう。 (http://igirisunogakko.blog98.fc2.com/blog-entry-117.html) ☆The Shard(ザ・シャード) ロンドンブリッジ駅の南西側に建設された超高層ビル。地 上 87 階、高さは 310mで、EU の中で最も高いビルである。 (http://en.wikipedia.org/wiki/The_Shard) ☆Borough Market(バラ・マーケット) 1999 年からスタートしたと言われてい る食料品市場。おそらくロンドンで 1 番大 きいマーケットとされている。木曜、金曜、 土曜日限定のマーケット。日曜日は家族そ ろって食事をする習慣が多いため、週末の み開いているのだという。Borough はも ともとはスペルの通り「ボロウ」と読んで いたが、Queen’s English であり、段々短 く発音されるようになって現在の「バラ」 になったそう。 ☆Alice’s Adventures in Wonderland 云わずと知れたディズニーの名作の一つ、『不 思議の国のアリス』。水色のワンピースに長い金 髪の可愛らしい女の子、アリス。ある日、時計を 持って走る白いウサギの後を追って穴に落ちて しまう。そこからアリスの大冒険が始まる…。と ても不思議な世界、面白い作品となっている。 (http://summaars.net/alice.html) 映画『アリス・イン・ワンダーランド』→ (http://eiga.com/movie/53230/gallery/) ☆Lewis Carroll(1832.1.27-1898.1.14) ルイス・キャロル。『不思議の国のアリス』の作者。イ ギリス北部のダーズベリー出身。23 歳という若さで、名 門オックスフォード大学の数学講師となる。数学者である 一方、聖職者、論理学者という顔も持っている人物だった。 (http://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=22214000517&GroupCD =0&no=) 全世界で有名なこの作品。一体彼はどうやって、『不思議の国のアリス』を造りだし たのだろう…。 ~誕生秘話~ 当時、ルイスは写真の世界にはまっていた。ある日、写真を撮りに大学へ行くと、一 人の幼い女の子と出会った。彼女の名前は Alice Pleasance Liddell(アリス・プレザン ス・リデル)といい、王室の血を引く名門家の三姉妹のうちの一人だった。 当時、黒髪にショートヘアという髪型は珍しく、ルイスはア リスに引き込まれ、彼女を被写体とした。その後、ルイスはア リスと家族ぐるみでの付き合いをしていた。 ←Alice Pleasance Liddell (http://roseviola.exblog.jp/14314353) ある日、ルイスはアリスと一緒に川でボートに乗り遊んでいた。すると、アリスがル イスに「何か面白い話をして」と頼んだ。そこでルイスは、アリスを主人公にした物語 を語ってみせた。アリスがうさぎを追いかけて、穴に落ちてしまい、そこから大冒険が 広がる物語…。これがまさに『不思議の国のアリス』の始まりだった。偶然出来た物語 だったのである。アリスはこの物語を大変気に入り、ルイスにぜひ本にしてくれと頼ん だ。そこでルイスはこの物語を本にし、出版した。当初は、Alice in Under World(地下 の国のアリス)というタイトルだった。その後、物語の内容を 2 倍にして改めて出版し たときに、Alice’s Adventures in Wonderland という現在の正式名称となった。初版本 は世界一高価な本とされており、その額なんと 1 億 8 千万円だという。 なぜこの物語が人気を博したのか。その理由は「ただ、おもしろい」からである。19 世紀当時のイギリスでは、道徳的な物語が多く、物語から子供たちに何かしらの教訓を 学ばせようとするものが多かった。そんななか、この『不 思議の国のアリス』には、いっさい教訓がないのである。 最初から最後まで、ただおもしろい。読む人たちが「ああ、 楽しかった!」と言って読み終わる、珍しい物語だったの である。おもしろさだけを追求した、これが人気の秘密な のである。 (http://ja.wikipedia.org/wiki/不思議の国のアリス) 物語の中には、ナンセンスな言葉遊びが多く含まれている。例えば、穴に落ちたアリ スが、自分のいる空間を見まわして言ったこの言葉。『Curiouser and Curiouser』 Curious という語を比較の意味で使いたい場合、文法的には more curious である。こ れはアリスが間違えた有名なセリフとされる。ま た、ドアノブが、アリスがドアを通れないことを 『Simple impassable』といった。本来なら不可能 と い う impossible が 正 し い の だ が 、 pass と impossible を合わせて impassable と言っている。 物語中でもアリスが『Not impossible?』と聞き返 している。このように言葉遊びのようなニュアン スが含まれている。 (http://prcm.jp/album/character/pic/27160098) 『不思議の国のアリス』が日本に紹介されたのは、1899 年、少年時代という雑誌の 中でのことだった。『鏡世界』というタイトルで紹介された。おもしろいことに、紹介 された物語の中には、アリスという名の少女はおらず、代わりに美ちゃん(みいちゃん) という名前の少女が主人公となっている。これは当時、外国人の名前が聞きなれない日 本人のために、名前を日本人風に変えたからだという。芥川龍之介など、有名な作家が 翻訳をつとめていた。 (http://www.ntv.co.jp/sukkiri/contents/check/2010/0428/check.html) ☆★感想★☆ イギリスのことを知っていけばいくほど、とても魅力ある国だということが分かって きました。Westminster Palace や Trafalgar Square など、実際目の前にしたら息をの むような光景なのだろうなと感じました。不思議の国のアリスは、幼いころに何度も映 画を見ました。オリジナルはイギリスのものであることは知っていましたが、偶然で出 来た物語ということは今回初めて知り、とても驚きました。目の前にいる女の子を喜ば せるために偶然出来たものだからこそ、教訓なども含まれていないし、ナンセンスな言 葉遊びも含まれているのかなと思いました。もう一度見てみたいと思います。
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