はじめに (1)消費税率の変更は必要ありません。 当社がプログラム入替時に設定しております。 (2)得意先マスターの締日を変更する必要はありません。 請求締処理時に締対象の得意先に末日以外の得意先を追加して締処理を行います。 請求締の流れ (1).通常の運用で請求締日で請求書を発行し、送付します。 Ex:20日締の得意先様、2月21日~3月20日 (2).税率5%(締日翌日~3月末)の請求書を発行します。 末締の得意先は、この作業は不要です 末締以外の得意先様は、3月は2度請求書は発行します。 20日締の得意先様:3月21日~末日(入金予定日は4月20日の請求締と同一日になります) (3).消費税率5%の請求書は保管します。 (4).消費税率8%の請求書発行 4月は月初~請求締日までの請求書を発行します。 20日締の得意先様:4月1日~4月20日 (5).4月の請求書を送付 末日締以外の得意先様は2枚の請求書を送付します。 統合請求書が必要な場合は、御社でご用意して頂きます ①3月の締日翌日~3月末 :消費税率5% ②4月1日~4月の請求締日:消費税率8% Ex:20日締の得意先様、3月21日~末日、4月1日~20日 仕入締の流れ (1).通常の運用で仕入締を実施します。 20日締の仕入先様:2月21日~3月20日 (2).消費税率5%(締日翌日~3月末)の仕入締を実施します。 末締の仕入先様は、この作業は不要です 末締以外の仕入先様は、3月は二度目の仕入締を実施します。 20日締の仕入先様:3月21日~末日 (3).消費税率8%の仕入締 4月は月初~仕入締日までの仕入締を実施します。 20日締の仕入先様:4月1日~4月20日 (4).4月の支払照合 事前に仕入先様の請求について、御社でご確認下さい。 3月の締日翌日~3月末 :消費税率5% 4月1日~4月の請求締日:消費税率8% 20日締の仕入先様:3月21日~末日、4月1日~20日 消費税の運用における留意点 消費税率を一律に変更する場合は、問題なく充分に運用で対応ができます。 但し、以下の運用が御社で必要となる場合は、別途ご相談とさせて頂きます。 ①.請負契約における消費税率の経過措置の対応 ②.消費税に軽減税率が採用された場合の対応 ③.非課税取引の適用事項が変更された場合の対応 【4月以降の運用方法例】 木太郎 NEXT シリーズでは日付で税率を判断している為、4月以降の税率は全て8%になります。 従って、以下のように差額訂正処理が必要になります。 ◇返品処理 売上消費税の差額訂正方法(Ver2.2 以降) (例)3 月 売上 100,000 円(税 5,000)、4 月 返品 -100,000 円(税 -8,000) 。税差額(売掛残高)-3,000 ① 「売上調整入力」で、売上消費税を直接入力して税差額(売掛残高)の訂正を行います。 ② 明細入力画面で、「2:消費税」を選択し、消費税額 \3,000 を直接入力して下さい。 ③ ヘッダ情報の入力画面で、売上金額 \0、消費税 \3,000 である事を確認し、登録して下さい。 ④ 当月消費税=-8,000+3000=-5,000 になり、当月残高が 0 円になります。 仕入消費税の差額訂正方法(Ver2.2 以降) (例)3 月 仕入 100,000 円(税 5,000)、4 月 返品 -100,000 円(税 -8,000) 。税差額(買掛残高)-3,000 ① 「仕入調整入力」で、仕入消費税を直接入力して税差額(買掛残高)の訂正を行います。 ② 明細入力画面で、「2:消費税」を選択し、消費税額 \3,000 を直接入力して下さい。 ③ ヘッダ情報の入力画面で、仕入金額 \0、消費税 \3,000 である事を確認し、登録して下さい。 ④ 当月消費税=-8,000+3000=-5,000 になり、当月残高が 0 円になります。 売上消費税の差額訂正方法 (例)3 月 売上 100,000 円(税 5,000)、4 月 返品 -100,000 円(税 -8,000) 。税差額(売掛残高)-3,000 ⑤ 「入金入力」で、-3,000 円を入力して税差額(売掛残高)の訂正を行います。 ⑥ 当月入金=-3,000 になり、当月残高が 0 円になります。 仕入消費税の差額訂正方法 (例)3 月 仕入 100,000 円(税 5,000)、4 月 返品 -100,000 円(税 -8,000) 。税差額(買掛残高)-3,000 ⑤ 「支払入力」で、-3,000 円を入力して税差額(買掛残高)の訂正を行います。 ⑥ 当月支払=-3,000 になり、当月残高が 0 円になります。
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