医療・ライフサイエンスグループ ブローシャー

医療・ライフサイエンス
東京
技術革新の実現に向けて
競争が激しい今日の医療機器、バイオテクノロジー業界では、各社とも
独自性を打ち出すために、独創的な事業展開を行っています。買収や提
携、そしてライセンシングは自社開発を補完するばかりか、主力事業と
なることもあります。また、製造から治験までの各段階におけるアウト
ソーシングは、開発期間の短縮やコスト圧縮に役立ち、業績の向上に結
びついています。
最終的にはこれら先進的なアプローチを取り入れながら、基盤となるビ
ジネスを手堅く運営して行くことが重要と言えます。各社とも精力的な
営業活動、慎重な契約と綿密な研究開発に取り組み続けていかなければ
なりません。企業は定期的に規制・法律上の義務・会社法などに注意を
払いながら、知的財産権の保護や税務戦略を構築する必要があります。
ベーカー&マッケンジー東京事務所では、医療・ライフサイエンス・グル
ープを立ち上げ、医薬・ヘルスケア業界に迅速且つ的確なアドバイスを提
供できる体制を整えています。これまで数多くの国際的医薬ヘルスケア関
連企業にサービス提供して来た実績から、この業界に精通したパートナー
とアソシエイトから成る産業フォーカス・グループを設立することは必然
性があったと言えます。それぞれのプラクティス・グループでは、単にア
ドバイスを提供するだけでなく、所内の各プラクティス・グループ(独占
禁止法、コーポレートM&A、訴訟・仲裁、知的財産及び税務プラクティ
ス・グループ等)で行った先例を共有し、よりよいサポートを心がけてい
ます。当グループは、次のページに記載する法律取扱分野における医療業
界の状況に精通する専門家集団により構成されています。
ベーカー&マッケンジーでは、世界各地において、医療部門の300余名の
弁護士が、このダイナミックで困難な市場の課題とビジネスチャンスに
対応しています。
アジア太平洋地域における医療部門で
唯一Band 1に選出
Chambers Asia Pacific 2014
「アジア太平洋地域に広がるネットワ
ークによって総合的なサービスを提供
し、商事取引に関わる法規制やそれら
の遵守、さらには知的財産の問題も取
り扱うことでよく知られている」「非
常に優れたリーガルサービスとアドバ
イスを提供する法律事務所」
Chambers Asia-Pacific 2014
「医療: 会社・商事および知的財
産」の分野において推奨すべき法律
事務所
PLC Which Lawyer 2008-2012
「ベーカー&マッケンジーは国内市場
において引き続き活発な動きを見せて
おり、特に製薬、電気通信、小売、
保険の各産業における案件で活躍し
ている」
IFLR1000 2011
ベーカー&マッケンジーが提供するサポート
腐敗行為防止及び詐欺防止 経験豊富な弁護士により、医療技術メーカ
ー、その他のライフサイエンス関連企業に対する、コンプライ
アンスの構築、検討、監査、実施、そして研修プログラムなどを提供
します。また、当事務所の弁護士は、米国海外腐敗行為防止法(FCPA)を
含め、日本法とその他の主な法域の法律に基づき、腐敗行為防止/詐欺
防止の問題へのアドバイスの提供にも実績があります。
独占禁止/公正競争 独占禁止法と競争法に特に精通し、合併規制、不正競争、
カルテル、不正取引慣行を含めた、日本の様々な独占禁止法上の問題を専門と
する、企業法務及び訴訟を取り扱う弁護士を擁しています。これらの弁護士は、
業界団体が策定し、日本の公正取引委員会が認定した公正競争規約に基づく、
国内医療技術業界に特有の規制にも精通しています。
消費者保護 消費者保護や製品安全に関する課題に精通しており、製品
のリコール手続対応、製造物責任問題への対処、さらに、近年設置され
た消費者庁やライフサイエンス業界を広く管轄する厚生労働省等の所轄
官庁との折衝の経験を有しています。
薬事規制 薬事法に基づく製造、販売、流通に必要な各種許認可に関する
アドバイスや、製造販売承認の取得及びその譲渡、試験データの保護
の問題、価格設定、製品の回収と薬価基準からの削除、「医薬品及び
医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準(GMP)」、「医薬品の臨床
試験の実施に関する基準(GCP)」、副作用等に関する報告義務、
リコール、その他の規制上の問題についてアドバイスを提供します。
商取引及び契約 医療・ライフサイエンス業界のクライアントに
対し、販売、流通、ライセンス、OEM、代理店契約とこれに類する契
約、反ダンピング、輸出規制、関税及び関連する外国為替問題を含む国内
外の様々な商取引と契約上の問題に関連してアドバイスを提供しています。
当グループでは、日常的なアドバイスの提供を通じて、国内の医療技術業界
に特有の流通構造や商習慣について深い知識を持っています。
個人情報 個人情報保護法の施行時に、クライアントに向けて先導的
立場でアドバイスを提供しました。当事務所の専門家は、多くの個人情報
を保有・管理する医療技術業界のクライアントに向けて、コンプライア
ンス・ルールやポリシーの策定から社員教育、そしてコンプ
ライアンスの実施段階までサポートしています。
M&A/企業間取引 当事務所の国際的M&Aグループは、特に医療産業の
M&Aに精通しており、日本企業同士の買収や、日本企業の買収を行った外
国法人による日本法人の統合において外資系企業を代理するなど、多く
の実績を有しています。また、M&Aグループではマネジメント・
バイアウト(MBO)やプライベート・エクイティ、事業再生や破産に精通する
弁護士を必要に応じて登用します。当事務所では、国際的企業に対し、
合弁、業務提携や国際的提携、事業再生についてアドバイスを提供する
ことにおいて、国内有数の法律事務所の一つでもあります。
コーポレート・ファイナンス キャピタル・マーケット・プラクティス・
グループは、日本においてトップクラスのプラクティス・グループ
の一つと評価されており、国内外の市場における新規株式公開(IPO)に
おいて日本の発行体を代理しています。
医療・ライフサイエンス産業に対する
深い理解
ベーカー&マッケンジーは、医療・ラ
イフサイエンス産業において、60年
以上の実績を有しており、これらの
産業のメーカー、販売業者、研究機
関、臨床試験機関、保健当局、規制
当局等に関する深い知識を蓄積して
います。
製薬・医療・ライフサイエンス産業に
おける長年の経験
ベーカー&マッケンジーの最初の多国
籍クライアントは製薬会社でした。
このクライアントは今日でも重要な
クライアントとして、関係を保って
います。
同グループは、ルール144Aの募集、ユーロ建て募集(IPOを含む)そし
て香港証券取引所やニューヨーク証券取引所への上場を多数取り扱っていま
す。また、日本市場でソブリン債やサムライ債を発行する外国の発行体も
多数代理しており、さらに、債権証券化、不動産証券、資産担保証券も
幅広く扱っています。
紛争解決 多数のライフサイエンス関連の多国籍企業を代理し、
製品安全や法令による規制の問題等を含め、様々な責任を追及される場面に
おいて当該企業を支援し、有利な解決を導き出しています。特に日本の
贈賄防止関連諸法違反に関する刑事事件において、弁護人として米国の
医療企業の利益を擁護しました。
政府関係 医療会社に向けて、薬価基準、臨床試験や医療費還付その他
政府が管轄する問題について、当局(厚生労働省、独立行政法人医薬品
医療機器総合機構等)との折衝におけるサポートを提供しています。
知的財産権 知的財産権プラクティス・グループは、調査、法的意見、
登録出願手続、異議申立、取消・無効訴訟、実用新案、意匠・商標権、
企業機密、著作権法を含め、この分野に関連する幅広い案件を取り
扱っています。当事務所は、国内外の特許権の管理やライセンス許諾に
ついてもアドバイスを提供することが多く、各種知的財産権の侵害に
ついて、裁判所や関税当局に提起された訴訟手続にも対応しております。
税務 国内外向け投資の組成、国際的な税務計画、金融取引と金融商品
の組成に特に重点を置いて、国内のすべての直接税と間接税について
アドバイスを提供しています。また、税務紛争の案件についても豊富な
経験を積んでおり、税務監査を実施し、税務訴訟や所轄官庁の手続に
関するアドバイスの提供の経験も有します。当事務所の税務グループは、
様々な業界にわたる移転価格税制に関し、日本の税務当局と折衝した豊富
な経験があります。特に、同グループは、医療技術業界における移転価
格税制の問題に関し、幅広い経験を有しています。
創設当初からDNAに刻まれたグローバルの視点
ベーカー&マッケンジーは、45カ国以上に4,200名の弁護士を擁する国際
総合法律事務所です。グローバルな視点と多文化的アプローチを通じ、
各国オフィスの協力体制のもと、クライアントに実務的かつ革新的な
サービスを提供しています。私たちは世界の国々における固有のビジネス
文化を深く理解するとともに、国境や法域をまたぐ複雑な案件に深い経
験と知見を有しています。
www.bakermckenzie.co.jp
ベーカー&マッケンジー法律事務所
(外国法共同事業)
〒106-0032
東京都港区六本木1-9-10
アークヒルズ仙石山森タワー28F
Tel: 03 6271 9900
Fax: 03 5549 7720
©2015 Baker & McKenzie. All rights reserved. ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)はスイス法上の組織体であるベーカー&マッケンジー インターナショナルのメンバーファームです。
専門知識に基づくサービスを提供する組織体に共通して使用される用語例に倣い、「パートナー」とは、法律事務所におけるパートナーである者又はこれと同等の者を指します。同じく「オフィス」と
は、かかるいずれかの法律事務所のオフィスを指します。
チームメンバー
乘越 秀夫
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ代表
• 1994年にイングランドおよびウェールズの弁護士資格取得、1999年に日本で
外国法事務弁護士登録
Tel: 03 6271 9452
[email protected]
• クロスボーダーM&A(上場会社と非上場会社の双方)、合弁会社の設立、
企業法務及びコーポレート・ファイナンスに精通。製薬および医療産業での
取引において幅広い経験を有する。
近藤 浩
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 1987年に日本の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9448
[email protected]
• M&A、プライベートエクイティ、企業法務一般、労働法を専門とする。
製薬、飲料食品、通信、保険業界等における大型M&A案件において重要な
役割を担う。
武藤 佳昭
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 1992年に日本の弁護士資格取得、1998年にニューヨーク州の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9451
[email protected]
• 特に製薬をはじめとする産業において、国内外の訴訟・仲裁、企業再建、
不良資産投資、企業法務及び商事全般、契約法、競争法をめぐる案件を主に
扱う。
渡邊 早波里
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 1994年にカリフォルニア州の弁護士資格取得、2001年に日本で外国法事務
弁護士登録
Tel: 03 6271 9480
[email protected]
• M&A(企業買収・再編)、合弁、企業・資産売却案件を中心に、とりわけ
大型クロスボーダー案件を多く扱う。国際的合弁事業や企業間の戦略的提携
等も専門とする。
西垣 建剛
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2000年に日本の弁護士資格取得、2005年にニューヨーク州の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9473
[email protected]
• 国際訴訟・紛争解決、国内外の上場企業の不正に関する調査、米国
FCPA(Foreign Corrupt Practices Act)のコンプライアンス、製薬・医療技術
メーカーのコンプライアンスを行う。
達野 大輔
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2000年に日本の弁護士資格取得、2005年に日本の弁理士資格取得
• 知的財産の登録、保護、紛争、ライセンシングに関わる案件を主に扱う。
商標権侵害品をめぐる訴訟において広範な経験を有する。
Tel: 03 6271 9479
[email protected]
松本 慶
パートナー
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2001年に日本の弁護士資格取得、2006年にニューヨーク州の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9469
[email protected]
• 特許権を中心に知的財産権の紛争、ライセンシングに関わる案件を主に扱う。
また、医療、ヘルスケアに関連する各種契約(フランチャイズ、共同研究等)
に関する案件にも豊富な経験を有する。
末冨 純子
カウンセル
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2000年に日本の弁護士資格取得、2006年にニューヨーク州の弁護士資格取得
• 通商法、貿易規制、通商紛争(WTO紛争処理)、民事訴訟、刑事訴訟、独占
禁止法、倒産法、企業法務全般を専門とする。
Tel: 03 6271 9741
[email protected]
山田 愛子
カウンセル
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2000年に日本の弁護士資格取得、2007年にニューヨーク州の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9744
[email protected]
• 医療業界におけるコンプライアンスに関するアドバイス等を手がける。
企業法務全般、M&A(企業買収・再編)、コンプライアンス全般、医療業界
関連法全般に幅広い経験を有する。
呂家鋒(ロ・チア・フィン)
アソシエイト
医療・ライフサイエンス産業フォーカスグループ所属
• 2012年にニューヨーク州の弁護士資格取得
Tel: 03 6271 9757
[email protected]
• 主にライフサイエンス産業における一般企業法務及び規制法に従事。医薬
品、バイオテクノロジー、医療機器を扱う企業に対し、経営企画、コンプ
ライアンス法規制の順守、製品発売、価格設定、償還価格など商事上の問
題や規制に関するアドバイスを提供。