フラッシュを活用した 次世代ストレージ基盤の構築例

フラッシュを活用した
次世代ストレージ基盤の構築例
Nimble Storage Japan合同会社
シニアセールスエンジニア
竹内 洋
2016/04/28
© 2016 Nimble Storage
Nimble Storage について
Nimble Storage, Inc.
• 設立:
2008年 1月
• 製品出荷: 2010年 8月
• CEO:
Suresh Vasudevan
• 本社:
San Jose, California, USA
• 従業員数: 1,200名以上
• 売上高:
3億2,220万ドル (FY2016)
© 2016 Nimble Storage
Nimble Storage Japan合同会社
設立: 2013年12月27日
Nimble Storage, Inc.の
100%出資会社として設立
2
全世界顧客数7500を突破!
400社を超えるグローバル企業
フォーチュン・グローバル500社中 78社
600社を超えるサービスプロバイダーが
Nimble Storageを採用
© 2016 Nimble Storage
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Leader on 2015 Magic Quadrant for General-Purpose Disk Arrays
Gartner has positioned Nimble Storage as a Leader
based on its completeness of vision and ability to
execute.
On the Magic Quadrant for General-Purpose Disk Arrays
Gartner includes providers of midrange, high-end and networkattached storage (NAS) systems, and hybrid arrays, and positions
these vendors into one of four quadrants—Leaders, Challengers,
Visionaries, and Niche Players.*
*Gartner Magic Quadrant for General-Purpose Arrays, Stanley Zaffos, Roger W. Cox, Valdis Filks, Santhosh Rao, 21 October 2015 : This graphic was published by Gartner, Inc. as part of a
larger research document and should be evaluated in the context of the entire document. The Gartner document is available upon request from Nimble Storage. Gartner does not endorse
any vendor, product or service depicted in its research publications, and does not advise technology users to select only those vendors with the highest ratings or other designation. Gartner
research publications consist of the opinions of Gartner's research organization and should not be construed as statements of fact. Gartner disclaims all warranties, expressed or implied,
with respect to this research, including any warranties of merchantability or fitness for a particular purpose.
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4
ビジネスにおけるストレージの位置づけ
ストレージはビジネスに必要なデータを格納するITインフラ基盤
止まってはならない
金融機関では1時間のシステム停
止が7億円以上の損害に
※
データを失っては
ならない
失われたデータは買い戻すことが
できない
遅くてはいけない
ストレージの遅延がビジネスの遅延
を引き起こし機会損失が発生
ストレージは
ビジネスに直接
影響を及ぼす
最重要基盤
ストレージに多大な投資が必要に
※Source: https://www.nipron.co.jp/product_info/technical_dictionary/3_4.htm
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5
ストレージ業界の変遷
ストレージがビジネスへインパクトを与える時代に
フラッシュ
クラウド
ビッグデータ分析
1980年代
DASの時代
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1995年以降
ネットワーク・ストレージの時代
今日
新たな時代が到来
6
データへの素早いアクセスが世の中の必須事項に
© 2016 Nimble Storage | Confidential:Do Not Distribute
© 2016 Nimble Storage
7
データアクセスの遅延がユーザー体験に影響する時代に
© 2016 Nimble Storage |
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8
アプリケーションとデータ、その間に潜むギャップ
eDiscovery
コール
センター
製品
開発
決定
サポート
コラボレーション
重大な
ビジネス
プロセス
サプライ
チェーンの
最適化
アプリケーションと
データ間のギャップに
よりデータ配送が遅延
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アプリケーションとデータ間ギャップによるビジネスインパクト
 74% が業務上で利用するソフトウェア
の遅延を経験
 46% が時折 遅延を経験、28% はいつも
経験すると回答
業務でアプリケーションを使用
する際、遅延を経験したことは
ありますか。
50%
パフォーマンスの遅さは、顧客満足に
どの程度悪い影響を与えますか。
83% のIT部門意思決定者が、顧客満足に
ソフトウェア パフォーマンスの遅さが影
響すると回答
[ソフトウェア パフォーマンス遅延の顧客
満足に与える影響]
9% 最も顧客満足に影響すると認める
37% 非常に影響すると回答
37% 何らかの形で影響すると回答
A lot
Somewhat
Very little
More than anything else
Not at all
0%
50%
100%
Don't know
46%
45%
40%
35%
28%
30%
25%
Somewhat
18%
20%
15%
7%
10%
5%
0%
時折
いつも
パフォーマンスの遅さは、顧客維持に
どの程度悪い影響を与えますか。
80% のIT部門意思決定者が、顧客維持に
ソフトウェア パフォーマンスの遅さが影
響すると回答
たまに
Yes, but
Yes, all the
Yes, but
経験する
経験する
経験する
only
time
very rarely
occasionally
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いいえ
No
[ソフトウェア パフォーマンス遅延の顧客
維持に与える影響]
10% 最も影響すると回答
30% 非常に影響すると回答
40% 何らかの形で影響すると回答
A lot
Very little
More than anything else
Not at all
Don't know
0%
50%
100%
年間75億ドルの生産性を損失
*Source: Nimble Storage App Data Gap Report, March 2016
10
アプリケーションとデータ間のギャップの根本原因
eDiscovery
アプリケーションとデータ間の
ギャップの原因*
コール
センター
製品
開発
決定
サポート
コラボレーション
サプライ
チェーンの
最適化
ストレージ
関連
構成上の
問題
相互接続性の
問題
ストレージ以外の
ベスト
プラクティス
ホスト、
CPU、VMなど
*出典:7,500を超す顧客から得られた InfoSightデータによる分析結果
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ストレージ高速化のためのフラッシュの最適な利用方法とは?
比較
フラッシュ
ランダム IOPS / $
30-100X
ディスク1本あたりの
書き込み性能
ディスク
1X
5000 IOPS
5,000
4,500
4,000
3,500
シーケンシャル IO / $
1X
3X
3,000
2,500
2,000
容量 / $
1X
15X
1,500
1,000
500
書き込み耐久性
低
高
0
70 IOPS
7.2K HDD
180 IOPS
15K HDD
MLC SSD
ポイントはフラッシュとディスクのお互いの利点を生かせるように上手く組み合わ
せる事
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Nimble Storage CASLアーキテクチャ: 書き込み最適化レイアウト
• インライン圧縮
– 様々なアプリケーションブロックサイズに対する高速インライン
圧縮により入ってくる書き込みデータを最大75%削減
• ランダムIOはシーケンシャルに書き込まれる
– フル書き込みストライプを形成できるだけの様々なサイズのブ
ロックが蓄積すると、CASLはデータをディスクに書き込む
– もし書き込まれるデータがアクティブデータであれば高速読込み
のためのSSDキャッシュにもコピーされる。HDDに書き込まれる
データはディスク同時3本障害にも耐えられるトリプルパリティ
RAIDで保護
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実はフラッシュはそんなに必要無い?
100%
90%
80%
Working Set Size
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
Exchange
VDI
Windows File SQL Server
Server
Sharepoint
Oracle
Other
Database
Other
Flash-Only
Array
Source: InfoSight analytics based on 1,000s of systems
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1414
ストレージ以外による遅延原因も・・・
データ遅延を引き起こして
いる主な要因
1
2
ストレージ関連
28%
構成の問題
3
相互接続性の問題
4
ベストプラクティス違反
5
ホスト、VM
46%
11%
8%
7%
*Source: InfoSight analysis across more than 7,500 customers
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InfoSight: クラウドベースのモニタリングとデータ分析サービス
包括的なテレメトリー
• ログファイル
• センサー (1日3,000万以上!)
• ヘルス・ステータス
5分間隔のハートビート
InfoSight
エンジ
ン
 アレイ <------> Nimbleサポート
 予兆監視
1台のアレイから1日あたり30,000,000以上のセンサーデータを収集
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InfoSight予測分析による絶え間ない可用性
問題を未然に防いで
ダウンタイムを回避
インフラ全体を跨いだ
迅速な根本原因分析
将来のニーズを予測
して計画を簡素化
実際に発生する前に
問題を検出
マルチテナント
SaaSポータル
実測データに基づくア
ップタイム
予測
分析
<1
分
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高度なサポートエンジニア
に話すまでの待機時間
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Nimble CSアレイのポートフォリオ
CS700
CS500
 非常に高性能で統合環境に最適
 125K+ IOPS
All-Flash Shelf
 ベストな価格性能比
とIOPS単価
CS300
 90K IOPS
 CS300/500/700でサポート
 ベストな容量単価
CS235
 システムあたり16TBまでキャッシュ
を拡張
 30K IOPS
 コスト効果の高い容量
CS210/215
 小規模環境向けFC接続
 15K IOPS
 小規模環境に最適
 15K IOPS
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The Adaptive Flash
Platform
 パフォーマンス & 容
量
 組み込み済みの
データ保護機能
 Scale-to-Fit
 Proactive Wellness
Flash
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ビジネス要件の変化に応じて柔軟な拡張が可能
CS700
4 Node CS700
Cluster
125K IOPS
AFS
最大 500K IOPS
最大25.6TB
のflash
2+ PBの容量
メインストリー
ム
アプリケーショ
ン
CS500
90K IOPS
CS300
パフォーマンス
30K IOPS
CS215 / 235
~15K IOPS
容量
106TB
336TB
*with CS300, CS500,
CS700
606TB
*with CS300, CS500,
CS700
小規模構成からエンタープライズ・レベルまで拡張
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1919
無停止でのアプリケーションライブマイグレーション
ハイブリッドアレイおよびオールフラッシュ・アレイ間の無停止でのアプリケーションの移行
ハイブリッドアレイ
オールフラッシュ
Test & Dev
Test & Dev
パフォーマンスとキャパシティのバランス
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待機時間の影響を受けるワークロード
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他社ストレージとの構成比較例
他社ストレージ
 本体:コントローラ x1
台
 本体:CS235-2P-24T-1200F x1台
 拡張シェルフ x13台
 拡張:ES1-H90T x3台
 Disk:HDD x312本
 Disk:HDD 57本
 IOPS:20,000 IOPS
 IOPS:15,000 IOPS
 実効容量: 331TB
 実効容量: 321TB (圧縮率1.5倍を想定) ※
 Flash容量:512GB
 Flash容量:6,900GB
 ラックスペース: 78U
 ラックスペース: 12U
Disk
Rack
Space
Power
(kW)
他社
ストレージ
Nimble
CS235
Savings
312
57
▲255
78U
12U
▲66U
6.4kW
1.7W
▲4.7kW
同等容量・性能で、消費電力・ラックスペースの大幅削減を実現!
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※実際の圧縮率は環境により異なります
1.5倍はNimbleの全顧客の平均値
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運用コスト試算
Power (Watts)
Power & Cooling Cost (Cumulative)
Lower is better
Assumed $.20 per KWh
Cost = ($ per KW/h * Watts per year )
$120,000.00
$100,000.00
$80,000.00
Nimble
Watts
$60,000.00
Nimble
NetApp
他社
NetApp
他社
$40,000.00
$20,000.00
$Year 1
0
2000
4000
6000
8000
Year 2
Year 3
Year 4
Year 5
$82414 savings over 5 Years
5年間で運用(電力・冷却)コスト約1千万円を削減可能
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顧客事例
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アーレスティ様
Nimbleの利点
Nimbleソリューション
 WindowsXPからの移行に伴い新規でVDIを導入
 最終構成として1500ユーザの仮想環境をニンブルストレージで提供
VMware
Horizon6
Microsoft
Windows Server
2008 R2
サーバ
Cisco UCS C220 M3
 複数ストレージを検討したが、ストレージの能
力、コスト、電力消費量で最もバランスの良い
Nimble Storageを採用
 検証済みのアーキテクチャSmartStackを採用するこ
とで、当時のNimbleの少ない国内導入実績をカ
バー
 ストレージは多種多様だが、費用対性能において
Nimbleは最適解
 基幹システムや稼働中の仮想環境でもCS300をメ
インストレージとして採用
スイッチ
Cisco
Nexus 3048
 北米関連会社でも1筐体稼働中
WAN
Nimble Storage
CS700
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24
朝日放送様
課題事項
 既存の他社製ハイブリッドスト
レージでは、VDI環境でIOボトル
ネックが発生していた
 障害発生時にストレージベンダー
から何度もログ取得を依頼される
など、解決までに手間と時間がか
かっていた
 VM環境に特化したストレージも
検討したが、価格も高く用途が限
られることが課題に
Nimbleソリューション
 200ユーザの仮想デスクトップ環境と仮
想サーバ群をニンブルストレージで提供
VMware
Horizon
VMware
ESXi
Nimbleの利点
 高いパフォーマンスと大容量を両立
 既存ストレージで発生していたIOボトルネックが
なくなった
 他社製ストレージからのストレージvMotionが高速
に
 初期構築が非常に簡単で数時間で構築が完了し、
手離れもよい
ブレード
サーバ
 シンプルなGUIで運用が楽
 InfoSightによりサポート側で必要なログを既に保持
しているため、障害発生時の初動対応が速い
10GbEス
イッチ
他社製ストレー
ジ
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25
豪州の大手商業銀行
課題事項
 ストレージコストが
全体のIT資産コストの
30%を締め、経営の課
題に
競合のハイブリッド
Nimble
VS.
ストレージソリューション
ソリューション
6 Racks
 50%の資産コストで1.5倍の実効容量
Phase 1:
Exchange
½ Rack
 主要な判断要素:
•
•
•
パフォーマンスの拡
張性
ストレージコスト
データセンタース
ペースの削減
Nimbleの利点
3 Racks
Phase 2:
SQL Databases
¾ Rack
 電気代、冷却代が10分の1に
 圧倒的にシンプルなストレージ運用
管理
 圧倒的に安価なコストで2.5倍のパ
フォーマンスと2倍の実効容量を実
現
 電気代、冷却代を75%低減
 圧倒的にシンプルなストレージ運
用管理
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まとめ
従来、ストレージにはお金がかかってきました
なぜなら、ストレージは ビジネスに直接影響を及ぼすからです
止まってはならない
Nimbleは99.9997%の実測可用性
データを失っては
ならない
Nimbleはディスク同時3本障害に
耐えられるトリプルパリティRAIDで
データを保護
遅くてはいけない
Nimbleはフラッシュに最適化され
1ms以下の平均遅延を実現
Nimbleは低い
TCOでこれらを
実現します
でストレージ基盤を次世代へ
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