目 次

目 次
15 燃焼
…………………………………………………………………………
ジャンル別
[ 排出ガス ][ 排出ガス浄化装置 ]
…………………………………………………………………………
1 基礎工学[ 1 ]
3
[ 材料 ][ 機械要素 ][ 燃料 ]
2 基礎工学[ 2 ]
19 電気装置[ 4 ]
11
20 電気装置[ 5 ]
13
21 電子制御装置[ 1 ]
15
22 電子制御装置[ 2 ]
17
23 法 令[ 1 ]
[ 車両法 ][ 保安基準 ]
19
…………………………………………………………………………
模擬試験
21
…………………………………………………………………………
[ バルブ機構 ]
[ バルブ・タイミング・ダイヤグラム ]
23
[ 概要 ][ オイル・ポンプ ][ オイル・フィルタ ]
25 模擬試験 第1回
51
26 模擬試験 第2回
57
■ 正解一覧
25
[ オイル・フィルタ ][ ロータリ・エンジンの潤滑 ]
[ 冷却装置の概要 ][ ラジエータ ]
27
[ ラジエータ ][ サーモスタット ][ ファン ]
[ 不凍液 ]
14 燃料/吸排気装置
49
[ 保安基準 ]
[ バルブ機構 ]
13 冷却装置
45
47
24 法 令[ 2 ]
[ クランクシャフト ][ フライホイール ]
12 潤滑/冷却装置
43
[ 冷却系統 ][ 制御系統 ][ 装置全般(各種装置)]
[ コンロッド ][ クランクシャフト ]
11 潤滑装置
41
[ 吸気系統 ][ 燃料系統 ]
[ ピストン・リング ][ ピストン・ピン ]
10 エンジン本体[ 4 ]
39
[ イグニション・コイル ][ スパーク・プラグ ]
[ ピストン ][ ピストン・リング ]
9 エンジン本体[ 3 ]
37
[ 充電装置 ][ 点火装置 ][ イグニション・コイル ]
[ シリンダ/シリンダ・ヘッド ]
8 エンジン本体[ 2 ]
35
18 電気装置[ 3 ]
9
[ 電気回路 ]
7 エンジン本体[ 1 ]
17 電気装置[ 2 ]
[ 始動装置 ][ 充電装置 ]
[ ベルト機構 ][ 燃焼室 ][ 電気回路 ]
6 基礎工学[ 6 ]
[ 電気用図記号 ][ 半導体 ]
7
[ 整備作業 ][ 速度 ][ トルク ][ 駆動力 ]
5 基礎工学[ 5 ]
33
[ バッテリ ][ 始動装置 ]
[ 基礎的な原理・法則 ][ 燃焼 ][ 整備作業 ]
4 基礎工学[ 4 ]
16 電気装置[ 1 ]
5
[ 燃料 ][ 潤滑剤 ][ 基礎的な原理・法則 ]
3 基礎工学[ 3 ]
31
29
[ フューエル・タンク等 ][ エア・クリーナ ]
[ マフラ ][ 吸排気装置 ]
−1−
63
はじめに
1.収録問題と構成
過去に実施された12回の国土交通省の検定/日本自動車整備振興会連合会の登録試験を収録してあります。
「ジャンル別」問題では、過去の試験問題を、①基礎工学、②エンジン本体,③潤滑装置、④冷却装置、⑤燃料/吸
排気装置、⑥燃焼、⑦電気装置、⑧電子制御装置、⑨法令、に区分して配列してあります。
出題時期は、各問題の最後に[
]で表示しました。複数表示されている場合は、類似問題も含めて過去に複数回出
題されていることを示しています。
また、各問題には「
」マークを付けました。これにチェックを入れることで、問題の習熟度を知ることができます。
また、問題の最後に「編」とあるものは、編集部で作成した独自の問題です。
「模擬試験」では、試験問題をいったん別々にして、その後に再び実際の試験問題と同じ出題パターンに編集してあ
ります。従って、「ジャンル別」と「模擬試験」の両方を終えれば、過去12回分の問題に取り組んだことになります。
回 数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
実施年月
24 .10
24 .3
23 .10
23 .6
23 .3
22 .10
22 .3
21 .10
21 .3
20 .10
20 .7
20 .3
登録試験
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
検定試験
2.試験の出題形式及び合格基準について
出題形式は四肢択一式で、解答はマークシート方式です。試験時間は60分です。
試験問題は全部で30問出題されます。採点は1問1点で、合計30点満点です。合格基準は70%以上の成績といわれて
います。
3.正解について
試験を行う国土交通省や日整連は,問題の正解を公表しています。従って,公表されている正解をそのまま掲載しま
した。ただし,設問の中には,編集部でも正解を迷うケースがあります。このような場合は,理論的な考え方のほかに,
出題者側の出題意図も十分に考慮して判断しました。設問が不適切であっても,出題者側には必ず「正解」が用意され
ているためです。
−2−
1
基礎工学[ 1 ]
番号
氏名
問/14問 3G
■[ 材料 ]
【1】自動車に用いられるウインド・ガラスに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .3 ]
1.部分強化ガラスは,安全ガラスではない。
2.ガラスは,一般に,ケイ砂,ソーダ灰,石灰などを混ぜて約600℃に加熱して溶かし,形枠などに入れた後,
冷却して成形する。
3.強化ガラスは,破損したときに破片の一部がやや粗くなるように特殊加工を施している。
4.合わせガラスは,2枚以上の板ガラスの間にプラスチックを中間膜として接着したものである。
【2】自動車に用いられるウインド・ガラスに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[22 .10 ]
1.部分強化ガラスは,破損したときにガラス全体が細片となる特性がある。
2.ガラスは,一般に,ケイ砂,ソーダ灰,石灰などを混ぜて約600℃に加熱して溶かし,形枠などに入れた後,
冷却して成形する。
3.強化ガラスは,破損したときに破片の一部がやや粗くなるように特殊加工を施している。
4.合わせガラスは,2枚以上の板ガラスの間にプラスチックを中間膜として接着したものである。
【3】自動車に使用されている鉄鋼の熱処理に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .10 ]
1.焼き入れとは,鋼の硬さ及び強さを増すために,ある温度まで加熱した後,水や油などで急に冷却する操作をいう。
2.窒化とは,鋼の表面層から中心部まで窒素を染み込ませ硬化させる操作をいう。
3.浸炭とは,高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。
4.焼き戻しとは,粘り強さを増すために,ある温度まで加熱した後,急速に冷却する操作をいう。
【4】自動車に使用されている鉄鋼の熱処理に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[23 .3 ]
1.窒化とは,鋼の中心部に窒素を染み込ませ硬化させる操作をいう。
2.焼き戻しとは,焼き入れした鋼に粘り強さを増すため,ある温度まで加熱した後,徐々に冷却する操作をいう。
3.高周波焼き入れとは,高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。
4.焼き入れとは,鋼の硬さ及び強さを増すために,ある温度まで加熱した後,水や油などで急に冷却する操作をいう。
【5】自動車に使用されている鉄鋼の熱処理に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[21 .10 ]
1.焼き戻しとは,焼き入れした鋼に粘り強さを増すため,ある温度まで加熱した後,徐々に冷却する操作をいう。
2.高周波焼き入れとは,高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。
3.焼き入れは,鋼の硬さ及び強さを増すために用いられ,その効果は炭素の含有量の多い鋼ほど大きくなるが,
材質はもろくなる。
4.窒化とは,鋼の中心部に窒素を染みこませ硬化させる操作をいう。
【6】自動車に使用されている鉄鋼の熱処理のうち,焼き戻しに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
[23 .10 ]
1.高周波電流で鋼の表面層を加熱処理する焼き入れ操作をいう。
2.鋼に粘り強さを増すため,ある温度まで加熱した後,徐々に冷却する操作をいう。
3.鋼の硬さ及び強さを増すため,ある温度まで加熱した後,水や油などで急に冷却する操作をいう。
4.鋼の表面層に窒素を染み込ませ硬化させる操作をいう。
【7】自動車に用いられる非鉄金属に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[24 .3 ]
1.ケルメットは,銀に鉛を加えたもので,軸受合金として使用されている。
2.アルミニウムは,比重が鉄の約1/3と軽いが,線膨張係数は鉄の約2倍である。
3.黄銅は,銅に亜鉛を加えた合金で,加工性に優れているので,ラジエータなどに使用されている。
4.青銅は,銅にすずを加えた合金で,耐摩耗性に優れ,潤滑油とのなじみもよい。
−3−
7
エンジン本体[ 1 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ シリンダ/シリンダ・ヘッド ]
【1】シリンダ・ヘッドに用いられている一般的な材料として,適切なものは次のうちどれか。[20 .3 ]
1.アルミニウム合金
2.炭素鋼
3.鋳鉄
4.特殊鋼
【2】シリンダに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[20 .10 ]
1.シリンダの摩耗は,下部より上部の方が大きい傾向がある。
2.シリンダ内径の測定は、シリンダの上部と下部の2箇所で行う。
3.シリンダ内径の測定は,クランクシャフトの軸方向で行えば,その直角方向で行う必要はない。
4.シリンダ内径の測定はノギスで行う。
【3】4サイクルのレシプロ・エンジンの構造に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .10 ]
1.シリンダ・ヘッドには,燃焼室及びバルブ・シート部の冷却用のウォータ・ジャケットが燃焼室の外周に設け
られている。
2.アルミニウム合金ピストンは,熱伝導性が低いので,高速往復運動に適している。
3.燃焼室は,シリンダ・ブロックとピストンのみで形成される。
4.エキゾースト・マニホールドは,シリンダ・ブロックに組み付けられる。
【4】4サイクル・エンジンの構造に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[22 .10 ]
1.シリンダ・ヘッド・ガスケットは,シリンダ・ヘッドとシリンダ・ブロックの合わせ面に組み付けられる。
2.インレット・バルブとエキゾースト・バルブは,シリンダ・ヘッドに組み付けられる。
3.インレット・マニホールドは,シリンダ・ブロックに組み付けられる。
4.燃焼室は,シリンダ・ヘッドとピストンなどで形成される。
【5】レシプロ・エンジンの本体を構成する部品の点検・修正に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
[23 .10 /22 .3 ]
1.シリンダ・ヘッドのインレット・ポートに著しくオイルの付着がある場合は,インレット・バルブからのオイ
ル下がりが考えられる。
2.シリンダ内径の測定の結果,摩耗が著しい場合は,ボーリング及びホーニング加工を行い,オーバサイズのピ
ストンに適合する内径に修正する。
3.シリンダ・ヘッドのき裂の点検は,必要に応じて染色浸透探傷法などによって行い,き裂があるものはサーフ
ェース・グラインダで研磨して修正する。
4.シリンダ・ブロック上面のひずみ点検の結果,限度を超えているひずみで軽微なものはサーフェース・グライ
ンダで研磨して修正するが,著しいものは交換する。
■[ ピストン ]
【6】スリッパ・スカート・ピストンでボス方向のスカート部が切り欠いてある理由として,適切なものは次のうちど
れか。[23 .6 /21 .3 /20 .7 ]
1.ピストンの質量を小さくする。
2.ピストンの摩耗を軽減させる。
3.熱膨張によるピストンの変形を防ぐ。
4.ピストンとシリンダとの気密性を向上させる。
− 15 −
11
潤滑装置
番号
氏名
問/12問 3G
■[ 概要 ]
【1】全流ろ過圧送式潤滑装置のオイルの流れ方として,適切なものは次のうちどれか。[23 .6 /20 .10 ]
1.オイル・ポンプ→オイル・ストレーナ→オイル・フィルタ→オイル・ギャラリ
2.オイル・ストレーナ→オイル・ポンプ→オイル・フィルタ→オイル・ギャラリ
3.オイル・ストレーナ→オイル・フィルタ→オイル・ポンプ→オイル・ギャラリ
4.オイル・フィルタ→オイル・ポンプ→オイル・ストレーナ→オイル・ギャラリ
【2】全流ろ過圧送式潤滑装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .3 ]
1.オイル・フィルタのバイパス・バルブは,潤滑系統の油圧を一定に保つ働きをする。
2.オイル・ポンプのリリーフ・バルブは,エンジン回転速度が上昇して油圧が規定値より高くなったときに閉じる。
3.オイル・フィルタのエレメントのろ材には,化学処理をした特殊ろ紙が用いられている。
4.オイル・パンのオイルは,オイル・フィルタのエレメントでろ過されてからオイル・ポンプに吸入され,各潤
滑部へ送られる。
【3】全流ろ過圧送式潤滑装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .10 ]
1.オイル・フィルタのバイパス・バルブは,潤滑系統の油圧を一定に保つ働きをする。
2.オイル・パンのバッフル・プレートは,オイルが揺れ動くのを防止する役割などがある。
3.トロコイド式オイル・ポンプのボデー・クリアランスとは,アウタ・ロータの山とインナ・ロータの山とのす
き間をいう。
4.オイル・プレッシャ・スイッチは,オイル・ストレーナからオイル・ポンプまでの油圧が規定値に達している
かどうかを運転者に知らせている。
【4】全流ろ過圧送式潤滑装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .3 /22 .10 ]
1.オイル・パン内のオイルは,オイル・フィルタのエレメントでろ過されてからオイル・ポンプに吸入され,各
潤滑部へ送られる。
2.オイル・プレッシャ・スイッチは,オイル・ストレーナからオイル・ポンプまでの油圧が規定値に達している
かどうかを運転者に知らせている。
3.オイル・フィルタのエレメントのろ材は,化学処理した特殊ろ紙が用いられ,その形状は,ろ過面積を大きく
するために,ひだ状になっている。
4.オイル・フィルタのバイパス・バルブは,エレメントの出口側の圧力が規定値以上になると開く。
【5】全流ろ過圧送式潤滑装置に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[21 .3 ]
1.オイル・パンのオイルは,オイル・フィルタのエレメントでろ過されてからオイル・ポンプに吸入され,各潤
滑部へ送られる。
2.オイル・フィルタのバイパス・バルブは,フィルタのエレメントが目詰まりしたときに開く。
3.カートリッジ式オイル・フィルタは,エレメントとケースが一体になっていて,エレメントだけを交換するこ
とはできない。
4.オイル・ポンプのリリーフ・バルブは,エンジン回転速度が上昇して油圧が規定値より高くなったときに開く。
■[ オイル・ポンプ ]
【6】トロコイド式オイル・ポンプに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[24 .3 ]
1.ボデー・クリアランスとは,ポンプ・ボデーとアウタ・ロータとのすき間をいう。
2.タイミング・ベルト又はクランクシャフトなどにより,アウタ・ロータが駆動され,これによりインナ・ロー
タが回される。
3.ポンプ・ボデー内には,歯数の異なるインナ・ロータとアウタ・ロータが偏心して組み付けられている。
4.サイド・クリアランスとは,ロータとカバー取り付け面とのすき間をいう。
− 23 −
13
冷却装置
番号
氏名
問/12問 3G
■[ ラジエータ ]
【1】ラジエータヘ流れる冷却水の流量を制御する部品として,適切なものは次のうちどれか。[21 .3 ]
1.バイパス・バルブ 2.バキューム・バルブ
3.プレッシャ・バルブ 4.サーモスタット
【2】水冷式冷却装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .10 ]
1.シュラウドは,ファンが吸い込む冷却空気を,エンジン側から逆流するのを防止している。
2.不凍液には添加剤が含まれず,その主成分は,エチレン・グリコールである。
3.一般にウォータ・ポンプのインペラは,ポンプ・シャフトにナットで固定されている。
4.薄型のラジエータでは,フィン・ピッチを広くして,フィンを少なくすることで放熱面積を大きくしている。
【3】冷却装置のサブタンクの機能に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[20 .3 ]
1.冷却系統の圧力が高くなり過ぎることを防止する。
2.走行後の冷却水が冷えたときにラジエータ内に大気を導入する。
3.冷却水の沸点を高くする。
4.冷却系統の圧力が高くなったときにラジエータからあふれた冷却水を蓄える。
■[ サーモスタット ]
【4】サーモスタットのバルブが閉じているときの冷却水の流れ方として,適切なものは次のうちどれか。[22 .10 ]
1.シリンダ・ブロックのウォータ・ジャケットの冷却水が,ラジエータを通って循環する。
2.ラジエータのアッパ・タンクの冷却水が,ロアー・タンクヘ循環する。
3.ラジエータのロアー・タンクの冷却水が,シリンダ・ブロックのウォータ・ジャケットへ循環する。
4.シリンダ・ヘッドの冷却水が,バイパス通路を通ってシリンダ・ブロックのウォータ・ジャケットへ循環する。
【5】ワックス・ペレット型サーモスタットに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .3 ]
1.冷却水温度が高くなると,液体のワックスが固体となって膨張する。
2.スピンドルとペレットは,ねじにより固定されている。
3.冷却水温度が低いときは,スプリングのばね力によってバルブは開いている。
4.スピンドルは,ケースに固定されている。
【6】ワックス・ペレット型サーモスタットの作動,点検に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
[20 .7 ]
1.エア抜き孔は冷却水の給水時などにウォータ・ジャケット内のエア抜きを容易にしている。
2.ペレット内のワックスが漏れると,サーモスタットは常時開いたままとなる。
3.冷却水温が低いときは,スプリングの力によってペレットが押されてバルブは閉じている。
4.サーモスタットの作動点検は,バルブが開き始めるときの水温と全開したときの水温及びリフト量を測定して
行う。
【7】エンジンの冷却水温が低い(極低温時)ときのバイパス・バルブ付きサーモスタットの作動に関する記述として,
適切なものは次のうちどれか。[23 .10 ]
1.サーモスタットのバルブ,バイパス・バルブ共に閉じている。
2.サーモスタットのバルブ,バイパス・バルブ共に開いている。
3.サーモスタットのバルブが閉じて,バイパス・バルブは開いている。
4.サーモスタットのバルブが開いて,バイパス・バルブは閉じている。
− 27 −
14
燃料/吸排気装置
番号
氏名
問/10問 3G
■[ フューエル・タンク等 ]
【1】フューエル・タンクの構造に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[ 編 ]
1.バッフル・プレート ( セパレータ ) は,走行中の燃料の揺動を防ぐ働きをする。
2.鋼製のタンクの内面は,防錆処理が施されている。
3.タンク・キャップには,加圧弁が設けられている。
4.タンクには,フューエル・ゲージのセンダ・ユニットが設けられている。
【2】フューエル・ブリーザ・パイプを通ってチャコール・キャニスタに送られるものとして,適切なものは次のうち
どれか。[23 .10 /20 .10 ]
1.フューエル・タンク内の燃料蒸発ガス
2.ブローバイ・ガス
3.排気ガス中の未燃焼ガス
4.エア・クリーナから吸入された空気
【3】フューエル・タンクに関する次の文章の(イ)∼(ロ)にあてはまるものとして,下の組み合わせのうち適切な
ものはどれか。[ 編 ]
一般的に,鋼製のフューエル・タンクは,タンク内面に(イ)が施されている。また,軽量で錆びないなどの利点
から(ロ)のタンクも一部使われている。
(イ)
(ロ)
1.摩耗処理 樹脂製
2.防錆処理 樹脂製
3.耐久処理 アルミニウム製
4.摩耗処理 アルミニウム製
【4】フューエル・タンクに関する次の文章の(イ)∼(ロ)にあてはまるものとして,下の組み合わせのうち適切な
ものはどれか。[ 編 ]
フューエル・タンク内には,坂道,悪路走行時など燃料残量が少量のときでも燃料供給ができるように(イ)が備
えられている。また,タンク・キャップには(ロ)が設けられている。
(イ)
(ロ)
1.サブタンク 負圧弁
2.フューエル・ブリーザ・パイプ 負圧弁
3.フューエル・ブリーザ・パイプ 加圧弁
4.サブタンク 加圧弁
■[ エア・クリーナ ]
【5】エア・クリーナに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[24 .10 /22 .10 ]
1.エア・クリーナには,エンジンの空気吸入騒音を低減する働きがある。
2.エア・クリーナには,吸入空気中のごみやほこりを取り除く働きがある。
3.ビスカス式エレメントでは,規定された期間使用したものは交換する。
4.エレメント(ビスカス式を除く)を清掃するときは,外側(空気の流れの上流側)から圧縮空気を吹き付けて
清掃する。
− 29 −
15
燃焼
番号
氏名
問/9問 3G
■[ 排出ガス ]
【1】ブローバイ・ガスの主な有害物質として,適切なものは次のうちどれか。[23 .6 /20 .10 ]
1. CO
2. NOx
3. H2O
4. HC
■[ 排出ガス浄化装置 ]
【2】図に示す排気ガスの三元触媒の浄化率において,下の(イ)∼(ロ)の組み合わせのうち,適切なものはどれか。
[23 .10 /22 .3 ]
(イ)
1
NOx
(ロ)
100
CO
2. CO2
NOx
3. H2O
CO
4. CO
NOx
(イ)
浄
�
化
�
率 50
�
�
�
HC
理論空燃比
(ロ)
制御範囲
0
小さい(濃い)
空燃比
大きい(薄い)
【3】EGR 装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .10 /23 .3 /21 .10 ]
1. EGR 装置は,燃焼ガスの最高温度を下げて NOx の低減を図る。
2. EGR 装置は,燃焼ガスの最高温度を下げて CO の低減を図る。
3. EGR 装置は,燃焼ガスの最高温度を上げて NOx の低減を図る。
4. EGR 装置は,燃焼ガスの最高温度を上げて CO の低減を図る。
【4】EGR 装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .3 ]
1.燃焼室からピストンとシリンダ壁のすき間を通ってクランクケース内に吹き抜けた未燃焼ガスを,再び燃焼室
に戻して燃焼させるものである。
2.低温始動時などの排気ガス中の CO,HC を再燃焼させて,触媒の活性化を早めている。
3.フューエル・タンクなどから燃料が蒸発して,大気中に放出されることを防止する装置である。
4.排気ガスの一部を吸入混合気に混合させることで,燃焼ガスの最高温度を下げて NOx の低減を図るものである。
【5】ブローバイ・ガス還元装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[22 .10 ]
1.低温始動時などの排気ガス中の CO,HC を再燃焼させて,触媒の活性化を早めている。
2.燃焼室からピストンとシリンダ壁のすき間を通ってクランクケース内に吹き抜けた未燃焼ガスを,再び燃焼室
に戻して燃焼させるものである。
3.排気ガスの一部を吸入混合気に混合させることで燃焼ガスの最高温度を下げて NOx の低減を図るものである。
4.フューエル・タンクなどから燃料が蒸発して大気中に放出されることを防止する装置である。
− 31 −
16
電気装置[ 1 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ 電気用図記号 ]
【1】次の電気用図記号と名称の組み合わせとして,適切なものは次のうちどれか。[20 .7 ]
図記号
名称
1.
ダイオード
2.
ホト・ダイオード
3.
ツェナ・ダイオード
4.
発光ダイオード
【2】図に示す電気用図記号によって表されるものとして,適切なものは次のうちどれか。[23 .3 ]
1.発光ダイオード
2.ホト・ダイオード
3.ツェナ・ダイオード
4.ダイオード
【3】図に示す電気用図記号によって表されるものとして,適切なものは次のうちどれか。[24 .10 /23 .6 ]
1. PNP 型トランジスタ
2.ホト・トランジスタ
3. NPN 型トランジスタ
4.ツェナ・ダイオード
【4】図に示す電気用図記号によって表されるものとして,適切なものは次のうちどれか。[22 .3 /20 .10 ]
1.ツェナ・ダイオード
2.ホト・トランジスタ
3. NPN 型トランジスタ
4. PNP 型トランジスタ
【5】PNP 型トランジスタとして,適切なものは次のうちどれか。[23 .10 ]
1. 2. 3. 4.
E
C
E
B
B
C
B
E
C
B
C
E
【6】図に示す PNP 型トランジスタに関する次の文章の(イ)∼(ロ)に当てはまるものとして,下の組み合わせのうち,
適切なものはどれか。[22 .10 /21 .3 ]
ベース電流は(イ)に流れ,コレクタ電流は(ロ)に流れる。
(イ)
(ロ)
C
B
1. E から C E から B
E
2. C から B E から B
3. E から B E から C
4. B から C E から C
− 33 −
17
電気装置[ 2 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ バッテリ ]
【1】鉛バッテリの構造に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[24 .3 /22 .10 ]
1. MF バッテリの極板格子の材質には,陽極板・陰極板共にカルシウム鉛合金を使用している。
2. MF バッテリは,普通型バッテリと比較して自己放電が多い。
3.普通型バッテリの低アンチモン・バッテリは,陽極板と陰極板で異なる材質の格子を使用している。
4.普通型バッテリのハイブリッド・バッテリは,陽極板・陰極板の両格子に,アンチモン含有量の少ない鉛合金
を使用している。
【2】鉛バッテリに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[22 .3 ]
1.充電状態のバッテリの陰極板は二酸化鉛,陽極板は海綿状鉛である。
2.充電状態のバッテリの陰極板は硫酸鉛,陽極板は二酸化鉛である。
3.放電状態のバッテリの陰極板は硫酸鉛,陽極板も硫酸鉛である。
4.放電状態のバッテリの陰極板は海綿状鉛,陽極板は硫酸鉛である。
【3】鉛バッテリに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[20 .7 ]
1.5∼20時間率放電の場合,1セル当たりの放電終止電圧は1 .75 V である。
2.一般にバッテリの容量とは,完全に充電されたバッテリを一定電流で連続放電した場合に,セル電圧が放電終
止電圧になるまで取り出すことのできる電気量をいう。
3.バッテリ液が不足している場合は,希硫酸を補充する。
4.定電流充電法とは,充電の開始から終了まで一定の電流で充電を行う方法である。
【4】鉛バッテリの極板の活物質に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[21 .10 /20 .3 ]
1.放電したバッテリの陰極板は,二酸化鉛である。
2.放電したバッテリの陽極板は,海綿状鉛である。
3.充電したバッテリの陽極板は,二酸化鉛である。
4.充電したバッテリの陰極板は,硫酸鉛である。
【5】放電状態にある鉛バッテリに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .3 /21 .3 ]
1.陰極板の活物質は,二酸化鉛に変化する。
2.陽極板の活物質は,海綿状鉛に変化する。
3.陽極板の活物質は,硫酸鉛に変化する。
4.電解液の希硫酸は,充電状態に比べてやや濃い。
【6】鉛バッテリに関する次の文章の(イ)∼(ロ)に当てはまるものとして,下の組み合わせのうち,適切なものは
どれか。[23 .6 /21 .10 /20 .3 ]
電解液の比重は,バッテリが完全充電状態のとき,液温(イ)に換算して(ロ)のものが使用されている。
(イ)
(ロ)
1. 20℃ 1 .26
2. 20℃ 1 .28
3. 25℃ 1 .26
4. 25℃ 1 .28
【7】鉛バッテリの定電流充電法に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[22 .10 ]
1.充電電流の大きさは,定格容量を表す数値の2分の1程度の値とする。
2.充電電流の大きさは,定格容量を表す数値の3分の1程度の値とする。
3.充電が進むにつれて充電電圧を徐々に高くする必要がある。
4.充電初期には充電電圧を高くする必要がある。
− 35 −
18
電気装置[ 3 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ 始動装置 ]
【1】図に示すスタータのアーマチュアを表す記号として,適切なものは次のうちどれか。[20 .3 ]
1.イ
イ
2.ロ
リヤ・カバー
3.ハ
4.ニ
シフト・レバー
ブラシ
ニ
ロ
ハ
【2】リダクション式スタータに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[23 .10 /22 .3 ]
1.減速ギヤによって,アーマチュアの回転を減速して伝えているため,ピニオンには,駆動トルクが増大されて
伝えられる。
2.モータのフィールドは,ヨーク,ポール・コア(鉄心),アーマチュア・コイルなどで構成されている。
3.マグネット・スイッチは,ピニオンをリング・ギヤにかみ合わせる働き及びモータに大電流を流すためのスイッ
チの働きをする。
4.モータを高速型にしているので,直結式スタータより小型軽量化ができる利点がある。
【3】リダクション式スタータに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .6 /21 .10 ]
1.アーマチュアの回転速度よりピニオンの回転速度の方が速い。
2.アーマチュアとピニオンの回転速度は同じである。
3.アーマチュアとピニオンの回転力は同じである。
4.アーマチュアの回転力よりピニオンの回転力の方が大きい。
【4】リダクション式スタータのモータに用いられるフィールドの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。
[24 .10 /23 .3 ]
1.コンミュテータ
2.ポール・コア(鉄心)
3.フィールド・コイル
4.ヨーク
【5】リダクション式スタータにおいて,ピニオンをリング・ギヤにかみ合わせる働きをするものとして,適切なもの
は次のうちどれか。[20 .3 ]
1.マグネット・スイッチ 2.アーマチュア
3.アイドル・ギヤ 4.リダクション・ギヤ
【6】リダクション式スタータのマグネット・スイッチの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。[24 .3 ]
1.プランジャ
2.ホールディング・コイル
3.クラッチ・ローラ
4.ドライブ・スプリング
− 37 −
19
電気装置[ 4 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ 充電装置 ]
【1】オルタネータにおいて三相交流が発生する部品として,適切なものは次のうちどれか。[22 .3 /20 .10 ]
1.ダイオード
2.ロータ・コア
3.ロータ・コイル
4.ステータ・コイル
【2】オルタネータの構成部品のうち,三相交流を整流する部品として,適切なものは次のうちどれか。[23 .6 /21 .3 ]
1.トランジスタ
2.ブラシ
3.発光ダイオード
4.ダイオード
【3】オルタネータに用いられている全波整流回路のダイオードの数として,適切なものは次のうちどれか。[23 .10 ]
1.2個
2.3個
3.6個
4.9個
【4】オルタネータにおいて,ロータ・コイルに流す電流を増減させることにより行っている機能として,適切なもの
は次のうちどれか。[23 .3 /21 .3 /20 .3 ]
1.出力制御
2.回転速度制御
3.全波整流
4.半波整流
【5】オルタネータ(IC 式ボルテージ・レギュレータ内蔵)に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
[24 .10 ]
1.オルタネータは,ロータ,ステータ,オーバランニング・クラッチなどで構成されている。
2.一般にロータの前後には,一体化された冷却用ファンが取り付けられている。
3.ボルテージ・レギュレータは,発生電圧を規定値に調整する働きをしている。
4.ステータ・コアは薄い鉄板を重ねたもので,ロータ・コアと共に磁束の通路を形成している。
【6】オルタネータ(IC ボルテージ・レギュレータ内蔵)の構造及び機能に関する記述として,不適切なものは次の
うちどれか。[24 .3 /22 .10 ]
1.エンジン運転中は,ボルテージ・レギュレータにより,発生電圧を規定値に調整している。
2.ステータは,ステータ・コア,ステータ・コイル,スリップ・リングなどで構成されている。
3.ステータ・コイルを3個用いたスター結線の場合,ステータ・コイルをそれぞれ120°ずらして配置している。
4.ステータ・コイルに発生する誘導起電力の大きさは,磁束の変化が大きいほど,また,コイルの巻き数が多い
ほど大きくなる。
− 39 −
20
電気装置[ 5 ]
番号
氏名
問/12問 3G
■[ イグニション・コイル ]
【1】イグニション・コイルに関する次の文章の(イ)∼(ニ)にあてはまる語句の組み合わせとして,適切なものは
次のうちどれか。[20 .7 ]
イグニション・コイルは,線径が(イ),巻数の(ロ)一次コイルと,線径が(ハ),巻数の(ニ)二次コイルが鉄
心に巻かれている。
(イ)
(ロ)
(ハ)
(ニ)
1.細く 少ない 太く 多い
2.細く 多い 太く 少ない
3.太く 少ない 細く 多い
4.太く 多い 細く 少ない
【2】点火装置に用いられるイグニション・コイルに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。[23 .6 ]
1.イグニション・コイルは,鉄心に一次コイルと二次コイルを巻いたものをケースに収めている。
2.一次コイルは,直径0 .3∼1 .2 mm の絶縁された銅線が100∼300回重ねて巻いてある。
3.二次コイルは,直径0 .04∼0 .1 mm の絶縁された銅線が10000∼30000回重ねて巻いてある。
4.鉄心は,薄い鉄板を重ね合わせたもので,一次ボビンの外側に配置されている。
■[ スパーク・プラグ ]
【3】図に示すスパーク・プラグにおいて,次の文章の(イ)∼(ニ)に当てはまるものとして,下の組み合わせのうち,
適切なものはどれか。[22 .3 ]
図(2) のスパーク・プラグを標準熱価型プラグとすると,
図(1)
(1)
(2)
(3)
のプラグは(イ)プラグで,碍子脚部 A が短く,放熱(ロ),
また,図 (3 ) のプラグは(ハ)プラグで,碍子脚部 A が長く,
放熱(ニ)。
(イ)
(ロ)
(ハ)
(ニ)
1.低熱価型 しにくく 高熱価型 しやすい
2.高熱価型 しにくく 低熱価型 しやすい
3.低熱価型 しやすく 高熱価型 しにくい
4.高熱価型 しやすく 低熱価型 しにくい
A
A
A
【4】低熱価型のスパーク・プラグに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[23 .3 ]
1.ホット・タイプと呼ばれる。 2.コールド・タイプと呼ばれる。
3.碍子脚部が短い。 4.冷え型と呼ばれる。
【5】中心電極の碍子脚部が標準熱価型と比較して短いスパーク・プラグに関する記述として,適切なものは次のうち
どれか。[24 .3 /22 .10 ]
1.放熱しにくく電極部が焼けやすい。 2.冷え型と呼ばれる。
3.低熱価型と呼ばれる。 4.ホット・タイプと呼ばれる。
【6】中心電極の碍子脚部が短いスパーク・プラグに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。[21 .3 ]
1.冷え型と呼ばれる。 2.ホット・タイプと呼ばれる。
3.熱放散の度合いが小さい。 4.低熱価型と呼ばれる。
− 41 −
21
電子制御装置[ 1 ]
番号
氏名
問/11問 3G
■[ 吸気系統 ]
【1】電子制御式燃料噴射装置において,アイドリング時にスロットル・バルブのバイパス通路の空気量を調整するも
のとして,適切なものは次のうちどれか。[20 .3 ]
1.インジェクタ
2.バキューム・センサ
3.プレッシャ・レギュレータ
4. ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)
【2】電子制御式燃料噴射装置において,エンジンの吸入空気量を求めるために用いられる部品として,適切なものは
次のうちどれか。[19 .10 ]
1.エア・フロー・メータ
2.スロットル・ポジション・センサ
3. ISCV( アイドル・スピード・コントロール・バルブ )
4. O2センサ
【3】エンジンの吸入空気量検出装置のうち,吸入空気量の検出に発熱抵抗体に流れる電流値の変化を用いているもの
として,適切なものは次のうちどれか。[21 .10 /20 .3 ]
1.熱線式エア・フロー・メータ
2.メジャリング式エア・フロー・メータ
3.バキューム・センサ
4.カルマン渦式エア・フロー・メータ
【4】電子制御式燃料噴射装置において,エンジンの吸入空気量を求めるためにインレット・マニホールド内の圧力を
検出しているものとして,適切なものは次のうちどれか。[24 .3 /23 .10 /22 .3 /20 .10 ]
1.エア・フロー・メータ
2.スロットル・ポジション・センサ
3. ISCV(アイドル・スピード・コントロール・バルブ)
4.バキューム・センサ
【5】電子制御式燃料噴射装置で,吸入空気量を求めるために用いられるセンサとして,適切なものは次のうちどれか。
[19 .3 ]
1.バキューム・センサ
2.スロットル・ポジション・センサ
3.水温センサ
4. O2センサ
■[ 燃料系統 ]
【6】電子制御式燃料噴射装置のインジェクタの構成部品として,不適切なものは次のうちどれか。[23 .6 /21 .3 ]
1.ソレノイド・コイル
2.ニードル・バルブ
3.プランジャ
4.ダイヤフラム
− 43 −
23
法令[ 1 ]
番号
氏名
問/12問 3G
■[ 車両法 ]
「道路運送車両法」に照らし,自動車の種別として,不適切なものは次のうちどれか。[20 .7 ]
【1】
1.軽自動車 2.小型自動車
3.普通自動車 4.大型自動車
「道路運送車両法」及び「道路運送車両法施行規則」に照らし,自動車の種別に該当しないものは次のうちどれか。
【2】
[20 .3 ]
1.普通自動車 2.小型特殊自動車
3.大型自動車 4.軽自動車
「道路運送車両法施行規則」に照らし,自動車の種別のうち小型自動車の長さの記述として,適切なものは次の
【3】
うちどれか。[20 .3 ]
1. 3 .40 m 以下 2. 4 .70 m 以下
3. 4 .90 m 以下 4. 5 .00 m 以下
「道路運送車両法」及び「道路運送車両法施行規則」に照らし,自動車の種別に関する次の文章の( )に当て
【4】
はまるものとして,適切なものは次のうちどれか。[20 .10 ]
ガソリン・エンジンの小型四輪自動車にあっては,その総排気量が( )のものに限る。
1. 1 .50ℓ以下 2. 1 .80ℓ以下
3. 2 .00ℓ以下 4. 2 .50ℓ以下
「道路運送車両法」に照らし,普通自動車分解整備事業の対象車種に該当しないものは,次のうちどれか。
【5】
[24 .10 /22 .10 /21 .3 ]
1.四輪の小型自動車
2.普通自動車
3.大型特殊自動車
4.検査対象軽自動車
「道路運送車両法」に照らし,分解整備記録簿の保存期間として,適切なものは次のうちどれか。[20 .10 ]
【6】
1.記載の日から1年間
2.記載の日から2年間
3.記載の日から3年間
4.記載の日から4年間
− 47 −
23
模擬試験第1回
番号
点/30点 3D
氏名
【1】ジーゼル・エンジンの燃焼に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.燃料の噴射開始と同時に,燃焼が始まる。
2.燃料と空気の混合気を圧縮し,電気火花によって点火燃焼させている。
3.複合サイクル(サバテ・サイクル)では,一定容積,一定圧力のもとで燃焼が行われる。
4.ガソリン・エンジンと比較して,圧縮比は小さい。
【2】着火順序が1−2−4−3の4サイクル直列4シリンダ・エンジンにおいて,第4シリンダが圧縮上死点の状態
からクランクシャフトを回転方向に1回転させたときに,インレット・バルブ,エキゾースト・バルブ共にバルブ・
クリアランスのないシリンダとして,適切なものは次のうちどれか。
1.第1シリンダ
2.第2シリンダ
3.第3シリンダ
4.第4シリンダ
【3】排出ガスに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1. PM(粒子状物質)は,黒煙を主成分とする混合物である。
2.ブローバイ・ガスに含まれる主な有害物質は,HC(炭化水素)である。
3. EGR 装置(排気ガス再循環装置)は,最高燃焼ガス温度を上げている。
4.燃焼ガス温度が高いときは,N2(窒素)が O2(酸素)と反応して NOx(窒素酸化物)を生成する。
【4】ジーゼル・ノックに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.噴射時期が早過ぎると,ジーゼル・ノックが発生しやすい。
2.燃料が噴射されてから着火するまで噴射された燃料の気化が悪いと,ジーゼル・ノックが発生しやすい。
3.圧縮圧力が高いときのほうが低いときより,ジーゼル・ノックが発生しやすい。
4.スロットル・ノズルでは,噴射の初期に噴射量を少なくして,ジーゼル・ノックの発生を抑えている。
【5】ピストン及びピストン・ピンに関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.ピストン上部の径は,下部(スカート部)よりも大きい。
2.ストラット入りピストンは,スカー卜部にストラットを鋳込んだものである。
3.ピストン・ピンは,スナップ・リングで固定されていて,自由に回転することができない。
4.ピストン・ピンは特殊鋼で造られており,表面硬化処理が施されている。
【6】図に示す燃焼室に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.渦流室式である。
ノズル
2.噴射された燃料の全部を副室で燃焼させる。
3. 一般的には,大型エンジンには用いられていない。
4.深皿形(トロイダル形)の燃焼室の形状である。
【7】図に示すコンプレッション・リングの断面のうち,テーパ・フェース型ピストン・リングとして,適切なものは
次のうちどれか。
1.
2.
3.
− 47 −
4.
【8】シリンダ及びシリンダ・ブロックに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.シリンダ・ブロックには,一般に特殊鋳鉄が用いられている。
2. 一般にライナ上面は,シリンダ・ブロック上面よりやや突き出ている。
3.湿式ライナの外周面下部には,水漏れ防止用のゴム・パッキンが取り付けられている。
4.乾式ライナは,特殊鋳鉄製の厚みのある円筒状のもので,シリンダに挿入されている。
【9】図に示すギヤ式オイル・ポンプに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
A
ドライブ・ギヤ
B
ポンプ・ボデー
1.ギヤの回転により発生する負圧によってオイルを吸入する。
2.ドライブ・ギヤが矢印方向(右回転)に回転すると,A 側から吸入され,B 側に吐出される。
3.ギヤの歯先とポンプ・ボデーとのすき間の点検には,シックネス・ゲージを用いる。
4.ドライブ・ギヤとかみ合っているギヤは,ドリブン・ギヤである。
【10】冷却装置に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.ラジエータ・キャップには,ジグル・バルブが設けられている。
2.シュラウドは,ファンの吸い込む冷却空気がエンジン側から逆流するのを防止している。
3.冷却水の凍結温度は,不凍液と冷却水との割合が不凍液混合率で60 % のときが最も低い。
4.ワックス・ペレット型サーモスタットは,一般にペレット内にワックスと合成ゴムが封入されている。
【11】4サイクル・エンジン4シリンダ用の分配型インジェクション・ポンプに関する記述として,適切なものは次
のうちどれか。
1. 4本のプランジャで各シリンダに燃料を供給している。
2.ドライブ・シャフトの回転速度は,エンジン回転速度の2倍である。
3.ドライブ・シャフト1回転に付き,プランジャは1回往復運動を行う。
4.プランジャのスピル・ポートは,噴射行程の終期にプレッシャ・チャンバの燃料を,ポンプ・ハウジングへ逃
がす働きをする。
【12】図に示す分配型インジェクション・ポンプに組み込まれたタイマのコントロール・スリーブとして,適切なも
のは次のうちどれか。
1. A
2. B
3. C
A
4. D
B
D
C
【13】列型インジェクション・ポンプの燃料噴射量を増減する方法に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.プランジャ・リフトを変える。
2.プランジャ・バレルを回す。
3.カム・リフトを変える。
4.プランジャを回す。
− 48 −
【14】インジェクション・ノズルのうちスロットル・ノズルに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.渦流室式エンジンに用いられる。
2.ノズル・ボデーに噴口が3個以上設けられている。
3.スロットル行程では,燃料の噴射量を少なくしている。
4.ニードル・バルブの先端が,ノズル噴口より,わずかに細い円すい状のピンになっている。
【15】電子制御式インジェクション・ポンプのシステムに用いられるセンサに関する記述として,適切なものは次の
うちどれか。
1.ブースト圧センサは,インジェクション・ポンプ内の圧力を計測している。
2.アクセル位置センサは,インレット・マニホールドのスロットル・バルブ開度を検出している。
3.燃温センサに使用されているサーミスタ(負特性)の抵抗値は,燃料温度が高いほど大きくなる。
4.クランク角センサは,エンジン回転速度及びピストン上死点位置を検出している。
【16】列型インジェクション・ポンプのメカニカル・ガバナに関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.オール・スピード・ガバナは,すべての回転域を調速する。
2.フライウェイトが外側に広がり始めると,燃料噴射量は多くなる。
3.フライウェイトは,インジェクション・ポンプのカムシャフトと共に回転している。
4.ミニマム・マキシマム・スピード・ガバナは,エンジンのアイドリング及び最高回転速度だけを調速する。
【17】吸排気装置に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.エア・クリーナは,エンジンの吸入空気騒音を低減する役目もしている。
2.マフラは,排気ガスの温度と圧力を上げて,排気騒音を低下させている。
3.マフラ内部が詰まると,排気抵抗が大きくなり,エンジン性能に悪影響を及ぼす。
4.エア・クリーナのエレメントが目詰まりを起こすと,PM(粒子状物質)発生の原因となる。
【18】鉛バッテリの充電時の注意点に関する記述として,不適切なものは次のうちどれか。
1.充電中は,電解液温度を45℃以内に保つようにする。
2.定電流充電法では,一般にバッテリ定格容量の数値と同じ大きさの電流で充電する。
3.複数のバッテリを同時に充電する場合には,直列接続で行う。
4.容量55 Ah のバッテリを急速充電する場合,充電電流は最大で55 A とする。
【19】オルタネータにおいて,励磁電流が流れる部品として,適切なものは次のうちどれか。
1.アーマチュア・コイル
2.フィールド・コイル
3.ステータ・コイル
4.ロータ・コイル
【20】予熱装置に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.コントロール・ユニットを用いた電熱式インテーク・エア・ヒータでは,始動時のエンジン冷却水温度に応じ
て,予熱時間を制御する。
2.予熱回路は,使用時でも電流は小さいので,わずかな接触不良があっても,正常に予熱を行うことができる。
3.インテーク・エア・ヒータ式予熱装置は,渦流室式エンジンに用いられる。
4.グロー・プラグを交換する場合は,ねじ径や形状が同じであれば,どれでも使用が可能である。
− 49 −
【21】次に示す諸元のエンジンの1シリンダ当たりの燃焼室容積について,適切なものは次のうちどれか。
1. 38 .5 cm3
○総排気量 :3040 cm3
2. 40 .0 cm3
○圧縮比 :20
3. 150 .0 cm3
○シリンダ数:4
4. 160 .0 cm3
【22】半導体に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1.サーミスタは,抵抗値が温度変化に対して大きく変化する半導体の特性を利用した素子である。
2. P 型半導体は,自由電子が多くあるようにつくられた半導体である。
3.ホト・ダイオードは,電気信号を光信号に変換する場合に使われている。
4.ツェナ・ダイオードは,光信号を電気信号に変換する場合に使われている。
【23】図に示す A − B 間の合成抵抗が3Ωの場合,R の抵抗値として,適切なものは次のうちどれか。ただし,配線の
抵抗はないものとする。
1. 2Ω
R
2. 4Ω
3. 6Ω
4Ω
A
4. 8Ω
4Ω
12Ω
8Ω
B
【24】測定工具の使用法として,適切なものは次のうちどれか。
1.ダイヤル・ゲージは,ピストンの外径測定に用いられる。
2.コンプレッション・ゲージは,シリンダの圧縮圧力の測定に用いられる。
3.ノズル・テスタは,インジェクション・ポンプの噴射量の測定に用いられる。
4.プラスチ・ゲージは,バルブ・クリアランスの測定に用いられる。
【25】燃料(軽油)に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
1. 一般に軽油の着火点は約45∼80℃である。
2.着火性を表すものにオクタン価があり,この数値の大きいものほど着火性がよい。
3. 一般に軽油の比重は0 .80∼0 .90である。
4.軽油の種類・品質は JIS 規格に決められており,一般には3号が用いられ,寒冷地では1号又は特1号が用い
られている。
【26】エンジンの出力(仕事率)の単位として,適切なものは次のうちどれか。
1. J(ジュール)
2. W(ワット)
3. N(ニュートン)
4. N・m(ニュートン・メートル)
「M16×1 .5」と表される「六角ナット」に関する記述として,適切なものは次のうちどれか。
【27】
1.標準締め付けトルクは1 .5 N ・ m である。
2.ねじ山の高さは l.5 mm である。
3.スパナは口径16 mm のものを使用する。
4.めねじの谷の径は16 mm である。
− 50 −
平成25年版 自動車整備士
3級ガソリン 練習問題集
■ 発行所 株式会社 自動車公論社
〒110 -0005 東京都台東区上野3−1−8
TEL 03 -3837 -5730 FAX 03 -3837 -5740
■ 定価 700円(税込)
■ 送料 200円(税込)
■ 発行日 平成24年12月15日
− 66 −