2011 年 7 月 - 日本パブリックリレーションズ協会

日本パブリックリレーションズ協会会員誌
2011 年 7 月
NO.221
T
O
P
I
C
S
「ご挨拶 ∼2 年目に向けて」
(社)日本パブリックリレーションズ協会 理事長 森 健
MESSAGE P3
「東日本大震災支援募金
募金のお礼と寄付先決定のご報告」
ATTENTION P4
「特別寄稿 石巻日日新聞社を訪問して」
(社)日本パブリックリレーションズ協会 前理事 尾関謙一郎
ATTENTION P6
「広報PRアカデミー2011
PRプランナー1 次試験対応講座を 7 月開講」
ATTENTION P7
「2011 年度PRアワードグランプリ
9 月 1 日からエントリー募集を開始!」
ATTENTION P8
社団法人日本パブリックリレーションズ協会
〒106-0032 東京都港区六本木 6 丁目 2 番 31 号
六本木ヒルズノースタワー5F
電話(03)5413-6760 ファックス(03)5413-2147
URL http://www.prsj.or.jp/
関西支部 〒530-0003 大阪市北区堂島 2-1-27 桜橋千代田ビル 3F
電話(06)6344-3002 ファックス(06)6344-3005
発行人:森
健
7月∼8月のスケジュール
1
MESSAGE(メッセージ)
「ご挨拶 ∼2年目に向けて∼」
3
ATTENTION(お知らせ)
「東日本大震災支援募金 募金のお礼及び寄付先決定のご報告」
4
〃
「特別寄稿 石巻日日新聞社を訪問して」
5
〃
「広報PRアカデミー2011 メディアリレーションズ集中講座 全講師が決まる!」
6
〃
「広報PRアカデミー2011 PRプランナー1次試験対応講座を7月開講!」
7
〃
〃
「2011年度PRアワードグランプリ 9月1日からエントリー募集を開始!」
8
「PRプランナー資格 第9回1次試験 受講者募集は7月15日まで!」
10
〃
「日本PR協会ホームページをリニューアル!」
11
「第3回広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座実施報告」
13
BULLETIN(活動報告)
〃
「第4回PRプランナー交流会を開催」
15
〃
「企業部会第4回広報ゼミ開催報告」
16
〃
「PR業部会 2011年広報・PR業界実態調査実施報告」
17
〃
「PR業部会第17回PRスキル研究会開催報告」
18
「特別講演会開催報告」
19
「第132回定例研究会報告」
23
「70代の生活意識、消費行動、メディア接触に関する調査報告」
26
「ELトレンド指数で見るキーワード・ランキング 2011年5月度」
28
PRTREND(PRトレンド関西)
「関西の風:ウィスキーのふるさと サントリー山崎蒸留所見学会」
29
PLAZA(会員情報)
「入退会・変更会員紹介/住所変更」
30
協会掲載記事
PRSJ in Media
32
理事会報告
「第258回6月度理事会開催報告」
33
REPORT(講演レポート)
〃
PRTREND(PRトレンド国内)
〃
表4
第 5 回広報ゼミ(企業部会)
日 時
会 場
テーマ
講 師
:
:
:
:
7 月 8 日(金) 18:30∼21:00
トラットリア「ベニーレ ベニーレ」
「社内モチベーションをあげ、成果をあげる経営コミュニケーション」(仮)
オムロンヘルスケア㈱ 執行役員 健康サービス事業部長
健康サービス事業部長 竹林 一氏
広報PRアカデミー2011
中級コース
メディアリレーションズ集中講座
日 時
会 場
:
:
:
7 月 13 日(水) 13:15∼20:15
14 日(木)
9:00∼17:45
六本木アカデミーヒルズ 49
日 時
会 場
:
:
7 月 20 日(水) 12:00∼
日本外国特派員協会(FCCJ)
広報PRアカデミー2011
PRプランナー試験対応コース
1 次試験対応講座
日 時
:
会 場
:
7 月 20 日(水)、27 日(水)、8 月 3 日(水)、10 日(水)、17 日(水)
(全 5 回) 19:00∼21:30
六本木アカデミーヒルズ 49
会員納涼懇親会
(新入会員歓迎懇談会)
日 時
会 場
:
:
7 月 22 日(金) 18:30∼20:30
トラットリア 「ベニーレ ベニーレ」
第 8 回PRプランナー資格認定検定
3 次試験
日
場
時
所
: 7月 23 日(土) 12:30∼
: 富士通ラーニングメディア品川ラーニングセンター(東京)
富士通ラーニングメディア関西ラーニングセンター(大阪)
第 9 回PRプランナー資格認定検定
1 次試験
日
場
時
所
: 8 月 28 日(日) 10:20∼
: 東京海洋大学品川キャンパス(東京)
関西大学天六キャンパス(大阪)
北海道建設会館(札幌)
特別国際セミナー
-1-
定例理事会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 6 日(水) 12:00∼14:00
六本木ヒルズクラブ
組織委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 21 日(木) 12:00∼14:00
協会会議室
国際委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 13 日(水) 12:00∼14:00
協会会議室
教育委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 4 日(月)
協会会議室
12:00∼14:00
広報委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
8 月 1 日(月)
協会会議室
16:00∼18:00
出版委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 20 日(水) 17:00∼
協会会議室
顕彰委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 22 日(金) 12:00∼14:00
協会会議室
資格制度委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 28 日(木) 16:30∼
協会会議室
企業部会幹事会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 4 日(月) 16:30∼
森ビル㈱ 8F 会議室
PR業部会幹事会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 27 日(水) 16:00∼
㈱電通パブリックリレーションズ 会議室
IT委員会(7 月度)
日 時
場 所
:
:
7 月 1 日(金)
協会会議室
-2-
12:00∼
ご挨拶
∼2 年目に向けて∼
(社)日本パブリックリレーションズ協会
理事長 森
健
新理事長としての一年目、皆様方のご支援、ご協力を得て、何とか無事終えることができまし
た。昨年度は協会設立 30 周年の節目の年ということでしたが、その記念の周年フォーラムも滞り
なく終了。また、3 月 11 日の東日本大震災に際しましては、協会の募金の呼びかけに対して、皆
様方から多くのご賛同をいただき、協会として総額 150 万円を関係団体に寄付させていただくこ
とができました。協会の活動への皆様のご理解、ご協力に、重ねて、厚く御礼申し上げます。
さて、今回の震災は、広報・PRという観点からも数々な問題を提起いたしました。基本的な
広報・PRのあり方、広報体制のあり方、危機管理の課題、風評被害、グローバルでの情報発信、
ソーシャルメディアの役割など、社会における「広報・PR」という機能の役割が改めて問われ
たと言えます。昨年の協会ニュースの挨拶で、「メディア環境が激変し、広報・PR業界も大き
な転換期を迎えている」と申し上げましたが、それが、震災を契機にさらに浮き彫りにされた気
がいたします。と同時に、転換期は大きなチャンスであるという思いも強くいたしました。
①社会における「広報・PR」という機能、その可能性をさらに大きく広げるチャンス
②我々の仕事の質をさらに向上させるチャンス
③新しい才能、新しい人材を育てる大きなチャンス
日本PR協会は、企業の広報・PR関係者、PR業の方々の集合体で、その両者のシナジーを
特徴としております。まずはそのユニークさを十分に発揮し、協会として闊達な議論を促進し、
こうしたチャンスの芽を将来に向けて、大きく育てていけたらと存じます。
5 月 26 日の年次総会では公益法人化移行の申請をすることもご承認いただきました。本年度は
協会として次のステージへ移行する重要な年となります。そのためには、まずは「組織の強化」
「財政基盤の強化」が最優先の課題です。
理事・会員の皆様と一体となって、会員の拡大に努め、協会の充実に努めてまいりたいと存じ
ますので、皆さま方の一層のご支援、ご協力のほどを、よろしくお願い申し上げます。
-3-
『東日本大震災支援募金』
募金のお礼及び寄付先決定のご報告
2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災で被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
会員の皆様におかれましては、3 月 24 日から開始しました、大震災の被災者・被災地支援のた
めの募金「東日本大震災支援募金」にご協力をいただき、誠にありがとうございました。
4 月末日で締め切り、総額 150 万円の寄付をいただきました。
寄付先は 5 月 26 日(水)に開催されました理事会において審議した結果、100 万円を社会福祉法
人 中央共同募金会「ボランティア活動支援募金」に、50 万円を株式会社 石巻日日新聞社に寄付
することに決定し、6 月 10 日実行いたしました。
中央共同募金会「ボランティア活動支援募金」は、被災者や被災地の復旧・復興のために活動
するボランティアグループやNPOの活動を継続的に支えていくための募金で、すぐに寄付を役
立てていただきたいということから決定いたしました。
「石巻日日新聞」は、東日本大震災で甚大な被害を受けなが
ら、翌日から 6 日間、手書きの壁新聞でニュースを発信し続け
ました。その壁新聞は、困難を乗り越えた歴史的な紙面として
米国ワシントン・ポスト紙に報じられ、その後ボストンのニュ
ース総合博物館ニュージアムに展示されました。被災しながら
『手書き』の『壁新聞』という形態を取りながら、情報発信を
続けた「石巻日日新聞」が寄付先に相応しいと判断し、お贈り
することに決定しました。
なお、6 月 22 日(水)前協会理事の尾関謙一
郎氏と大原常務理事が石巻に出向き、近江 弘一
代表取締役社長に目録をお渡ししました。
近江弘一氏(左)に目録を贈呈する尾関氏
(事務局・縮)
-4-
●お知らせ
特 別 寄 稿
まだ信号は止まっている
∼石巻日日新聞社を訪問して∼
前理事・元広報委員長 尾関 謙一郎
(明治学院大学)
市内の信号はまだ止まっている。交差点は警察官の誘導だ。その背中には「警視庁」や「兵庫
県警」の文字。 震災後 3 か月以上たっても、宮城県石巻市内中心街の信号は復旧していなかっ
た。
日本パブリックリレーションズ協会が、
石巻日日新聞に 50 万円を寄贈した。その目
録を手渡しに 6 月 22 日、石巻市を訪れた。
市役所やJR石巻駅周辺は一見すると震災
を受けたとは思えない。しかし、交通信号
だけではなく、あちこちで閉店したままの
商店。津波の浸水で建物は大丈夫だったが、
中は営業できる状態ではないためだという。
市内を一望する日和山公園に登ると、海
側にかけての壊滅的な様子を見ることができる。ぽつんと石巻市立病院の 5 階建ての建物だけが。
あとはすべて津波に流され、がれきや被災した車があちこちに。
石巻日日新聞は、津波被害にあった市街地と、助かった山際の住宅地の境にあった。
「100 メートル手前まで津波の本流が来た。10 トントラック 2 台が流されてきて、それが防波堤
のような役目をして、本社屋が助かった」(近江弘一社長)という。
しかし、一階の印刷スペースまでは水が浸入、電気も止まり印刷できない状態になった。3 月
11 日夕方から夜にかけて、発行不能状態になった石巻日々新聞だが、「こうしたときこそ手書き
でも新聞を出そう」と暗闇の中での幹部会で近江社長が決断する。大正元年創刊から太平洋戦争
の時期を除き、一度も休刊していない日々新聞
の本領が発揮された瞬間だ。翌日、近江社長は
社員が見聞きした被災の状況や、対策本部の情
報を油性ペンで印刷用ロール紙に書き込んだ。
市役所、中学校など避難所 6 か所に貼り出すと、
被災者が食い入るように見つめる。
7 日目から元のブランケット(一般の新聞の大
きさ)4 面での発行(震災前は 8 面)にこぎつけ
たが、もちろん部数は減り、広告も入らない。
「他の地域紙のように廃刊になるよりは、まし
な状況だ」と近江社長は言うが、厳しい環境で
あることは間違いない。
いま、被災地の人々に必要なのは、いつ仮設住宅が建つのか、再開した地元工場はどこか、仮
店舗はどこに開設されたか、という身近な情報だ。これを伝えるのは、全国紙でも県紙でもない。
地元に根付く地域紙だ。東北地方海岸線の地域紙は震災で次々に廃刊しているという。
こうした時こそメディアと表裏一体の企業広報は、広告で支援するべきではないか、との思い
を強くして帰京した。
-5-
●お知らせ
広報PRアカデミー2011
「メディアリレーションズ集中講座」全講師が決まる!
教
育 委
員 会
来る 7 月 13、14 日の 2 日間、六本木アカデミーヒ
ルズにて開講する「メディアリレーションズ集中講
座」の全講師が決まりました(以下の表参照)。
本講座の冒頭では野村総合研究所の総務部長(前
広報部長)柴山慎一氏を迎え、企業広報の概念と、
メディアをはじめとするステークホールダーへのコ
ミュニケーションのポイントについて解説いただき、
導入とします。
2 日間の講座を通じて、経済新聞、通信社、ビジネ
模擬記者会見の実施風景
ス誌、テレビ、ネットメディア等の様々なメディ
アの特性について、それぞれのメディアで中心的に活躍するキーパーソンから解説いただき、広
報・PRパーソンとして不可欠な各メディアへの適切かつ効果的なアプローチ法を学びます。
さらに緊急時におけるメディア対応法について、クライシス・コミュニケーションの専門家の
指導による記者会見を模した迫真的なトレーニングを通じ、そのポイントを実践的に習得するこ
とができます。
受講申込の締切りは、7 月 8 日(金)です。講座の詳細と申込み手続きは、次の協会 Web サイ
トをご参照ください。皆様の受講をお待ちします。
http://event.prsj.or.jp/event/
■「メディアリレーションズ集中講座」プログラム
7 月 13 日(水)
時間
講座テーマ
講
13:30
∼
15:00
これからの企業広報と広
報担当者のミッション
15:15
∼
16:45
17:00
∼
18:30
18:45
∼
20:15
通信社の編集体制・方
針、配信と広報・PR担当
者に望むこと
テレビ局の編成体制・方
針と広報・PR担当者に
望むこと
ネットメディアの編集体
制・方針と広報・PR担当
者に望むこと
7 月 14 日(木)
師
時間
講座テーマ
講
野村総合研究所
総務部長
柴山慎一氏
9:30
∼
11:00
ビジネス誌の編集体制・
方針と広報・PR担当者
に望むこと
時事通信社
編集局解説委員
北原斗紀彦氏
日本テレビ放送網
報道局経済部長
狐野由久氏
毎日新聞社
デジタルメディア局
統括プロデューサー
岩沢武夫氏
11:15
∼
12:45
13:45
∼
17:45
新聞社の編集体制・方針
と広報・PR担当者に望
むこと
クライシス・コミュニケー
ション(緊急時のメディア
対応と演習 模擬記者会
見)
師
東洋経済新報社
「週刊東洋経済」
編集長
大滝俊一氏
日本経済新聞社
編集局産業部長
丹治信広氏
井澤リスクマネジメ
ント事務所
所長
井澤幹夫氏
(事務局・真部)
-6-
●お知らせ
広報PRアカデミー2011
「PRプランナー1次試験対応講座」を7月開講!
教
育
委
員
会
広報・PRの資格として評価と人気が高まっている
PRプランナー、8 月末に予定されている第 9 回 1 次
試験に先立ち、来る 7 月 20 日より「PRプランナー1
次試験対応講座」が開講します。
1 次試験では、パブリックリレーションズの基本概
念をはじめとして、メディアリレーションズ、IR、
エンプロイーリレーションズ、ネットPR等、幅広い
分野における基礎的知識が問われます。本講座では、
かねてより定評のある株式会社プロペラ・コミュニケ
ーションズ代表取締役の永井昌代氏が全講座を担当、
これらの分野における基礎的知識を 5 回にわたって
解説し、受講者の 1 次試験合格をサポートします。
昨年のPRプランナー1次試験風景
なお、「PRプランナー3 次試験対応講座」に続いて本講座においても、遠隔地等の会場外か
らの受講、講義データのアーカイブによるオンライン再履修が行えるライブストリーミング
「Watershed(ウォーターシェッド)」受講サービス(視聴期間限定)もあわせて提供いたします。
講座の詳細と受講申込みは以下URLの協会 Web サイトをご参照ください。
http://event.prsj.or.jp/event/prp/3rd_exam
■PRプランナー1次試験対応講座(予定)
回
日 程
内
1
7 月 20 日(水)
パブリックリレーションズ概論
企業経営とパブリックリレーションズ活動
2
7 月 27 日(水)
メディアリレーションズ
マーケティングとPR
3
8 月 3 日(水)
インベスターリレーションズ
エンプロイーリレーションズ
ネットPR
4
8 月 10 日(水)
企業の危機管理
行政、団体等のパブリックリレーションズ
5
8 月 17 日(水)
PR活動のマネジメント
パブリックリレーションズと倫理
資格制度説明、質疑応答、その他
容
(事務局・真部)
-7-
●お知らせ
予
告
2011 年度「PRアワードグランプリ」
9 月 1 日からエントリー募集を開始!
顕
彰 委
員 会
優秀な活動を表彰・公開し、コミュニケーション技術の質的向上を図る目的としてスタートし
た「PRアワードグランプリ」のエントリー募集を 9 月 1 日から開始いたします。
今年度の応募部門は、コーポレート・コミュニケーション部門、マーケティング・コミュニケ
ーション部門、ソーシャル・コミュニケーション部門、イノベーション部門の 4 部門です。
募集要項の詳細は改めてご案内させていただきますが、皆様におかれましては、今のうちから
エントリー作品選定等の準備を進めていただき、奮ってエントリーをお願いいたします。
■「PRアワードグランプリ」募集概要
・募集開始:平成 23 年 9 月 1 日(木)
・告知
:協会HP/告知パブリシティ
・応募作品:(社)日本パブリックリレーションズ協会の会員社ならびに非会員の企業・団体が
実施あるいは参加したコミュニケーション活動
・対象期間:・最近 1 年間(2010 年 10 月∼2011 年 9 月)に成果があがった活動
・または現在でも継続している活動
・応募部門:
■コーポレート・コミュニケーション部門
■マーケティング・コミュニケーション部門
■ソーシャル・コミュニケーション部門
■イノベーション部門
・募集締切 :平成 23 年 10 月 31 日(月)必着
・エントリー方法
・郵送
・エントリー条件
・会 員:無料
・非会員:21,000 円/1 作品(消費税含む/振込手数料別途)
・審査方法
<部門審査>
各部門ごとにあらかじめ選定された部門審査員が一堂に会し、対象となる作品をエントリー
シートをもとに審査・協議のうえ、上位 3 作品を選出する。
部門審査員(敬称略):
■コーポレート・コミュニケーション部門(5 名)
・部門審査員長:猪狩 誠也(東京経済大学 名誉教授・日本広報学会 副会長)
・部門審査員 :会員から 4 名
■マーケティング・コミュニケーション部門(5 名)
・部門審査員長:田中 洋(中央大学 大学院戦略経営研究科教授)
・部門審査員 :会員から 4 名
-8-
●お知らせ
■ソーシャル・コミュニケーション部門(5 名)
・部門審査員長:岡本 享二(ブレーメン・コンサルティング㈱ 代表取締役社長/東北大学
大学院 環境科学研究科 非常勤講師)
・部門審査員 :会員から 4 名
■ イノベーション部門(5 名)
・部門審査員長:濱田 逸郎(江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 教授/日本広報
学会 理事長)
・部門審査員 :会員から 4 名
<最終審査>
■最終審査会・発表:平成 23 年 12 月 5 日(月)
最終審査会では、部門審査を通過した作品について各エントリー企業・団体からのプレゼン
テーションを行う。(1 社 10 分)
・特別審査員 6 名(敬称略)
部門審査委員長 4 名
徳力 基彦(アジャイルメディア・ネットワーク㈱ 代表取締役)
あと 1 名は検討中
・一般審査員(日本PR協会会員および非会員から公募により選出/1 社から 2 名まで)
・表彰
「PRアワードグランプリ」
1 作品(表彰盾と副賞 10 万円を授与)
「PRアワード 最優秀部門賞」 4 作品(各部門 1 作品/表彰盾と副賞 5 万円を授与)
「PRアワード 優秀賞」
7 作品(各部門 2 作品以内/最終審査に残った作品
表彰状を授与)
・「PRアワードグランプリ」上位入賞者メリット
・次回「PRアワードグランプリ」部門審査員への推薦
・PR協会HPでの紹介
・PR協会発表のイヤーブックにて紹介
なお、詳しい応募内容は、下記協会ホームページ
http://www.prsj.or.jp をご参照ください。
(事務局・縮)
-9-
●お知らせ
「PRプランナー資格認定制度/第9回1次試験」締め切り迫る!
受験者募集は7月15日まで!
資 格 制 度 委 員 会
平成 19 年からスタートした「PRプランナー資格認定制度」に基づく第 9 回「資格認定検定第
1 次試験」(平成 23 年度後期)の受験者募集を 7 月 15 日(金)に締め切りいたします。
募集・実施の概要はこれまでと同様です。会員の皆様には、社員の皆様の受験を促進していた
だきますよう、ご協力のほどお願い申し上げます。
なお、「PRプランナー資格認定検定試験」では、これまでに 1 次試験(第 1∼8 回)を 3,479
名が受験し 2,824 名が合格、3 次試験(第 1∼7 回)は 1,444 名が受験し 989 名が合格、PRプラ
ンナー補認定資格取得者累計は 1,337 名、准PRプランナー認定資格取得者累計は 240 名、PR
プランナー認定資格取得者累計は 989 名となっています。
当協会ニュースでは特別に参考問題を掲載させていただきます。(予想正答率:90%以上)
※正解は、8 月上旬に「協会資格ホームページ>参考問題(1次試験)」にて公表いたします。
◇試験実施日程、会場
1)1 次試験 平成 23 年 8 月 28 日(日)
東京会場:東京海洋大学 品川キャンパス(東京都港区)
大阪会場:関西大学天六キャンパス(大阪市北区)
札幌会場:北海道建設会館(札幌市中央区)
2)2 次試験 平成 23 年 11 月 13 日(日)
東京・大阪
3)3 次試験 平成 24 年 1 月 21 日(土)
東京のみ
◇受験応募・申込方法
協会資格ホームページにアクセスし、受験予約を行った上、事務局宛お申込ください。
詳細はホームページをご覧ください。
http://pr-shikaku.prsj.or.jp
参考問題にチャレンジ!
アメリカ有数のPR会社バーソン・マーステラの名誉会長ハロルド・バーソンは広報・PRの
役割期待を4つ挙げている。その役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものを1つ選び
なさい。
a.センサーとしての役割
社会の変化を感知し、経営陣に対しその予兆を説明し、それがビジネスに打撃を与えるも
のであるかどうかを説明する。
b.企業の良心としての役割
「企業の良心」として機能すること。他の経営陣よりも保守的で順法観念が強くなければ
ならない。
c.コミュニケーターとしての役割
社外に対しては「いつでも質問に答える」という企業姿勢を十分納得させ、社内に対して
は企業行動の現状、理由、期待を全社員に理解させる。
d.モニターとしての役割
企業の政策や計画が社会の期待に応えているかどうかを確かめるモニタリングが重要な職
務の 1 つである。
(事務局・宮松)
- 10 -
●お知らせ
日本PR協会ホームページ(http://www.prsj.or.jp)
をリニューアル!
I T 委 員 会
2011 年 6 月 30 日に当協会ホームページ(http://www.prsj.or.jp)をリニューアルいたしまし
た。
新しいホームページでは、閲覧用のID、パスワードを廃止して、協会の会員のみならず会員
以外の皆さまの利便性を高め、わかりやすく、見やすいホームページとすることを目指しました。
また、会員一覧やPR用語、協会刊行物のページも充実させました。
日本PR協会では、今後も皆さまにより有益かつ新鮮な情報をご提供するために、ホームペー
ジの改訂も含めて継続した取り組みを進めてまいります。
■今回のリニューアルのポイント
・メインのページのデザインを変更し各メニューのボタンを配置し直し、見やすくかつ情報を探
しやすくいたしました。それぞれのコンテンツ(内容)についても一新し、検索機能や各種リ
ンクにより、得たい情報の検索を容易にいたしました。
・協会活動のセミナー/イベントページの内容を充実し、募集受付中のセミナーイベント(会員
向け、一般向け)が一目でわかるよういたしました。
http://event.prsj.or.jp/event
・広報PRアカデミー「PRプランナー資格試験対応コース」では動画での聴講も可能とし、遠
隔地からの受講者の利便性を向上させました。
■日本PR協会ホームページ構成
日本パブリックリレーションズ協会
URL:http://www.prsj.or.jp/
内容:【日本PR協会について−入会申込】
【協会刊行物】
【調べる】等
日本パブリックリレーションズ協会のセミナー・イベント
URL:http://event.prsj.or.jp/
内容:【セミナー/イベントを探す】
【動画配信アーカイブを見る】
【お問合わせ】等
- 11 -
●お知らせ
日本パブリックリレーションズ協会PRプランナー資格制度
URL:http://pr-shikaku.prsj.or.jp/
内容:【資格認定制度について】
【受験する】
【認定申請する】
【試験対策】
【PRプランナーの広場】
【お問合わせ/その他】等
(事務局・宮松)
- 12 -
広報PRアカデミー2011 特別セミナー
広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座
(第 3 回)を 6 月 3 日に実施
当日参加者は 140 名+WEB視聴者
教育委員会・IT委員会・組織委員会
IT技術の進展により広報・PRを取り巻くメディア環境も急速に変わろうとしています。ま
た、スマートフォンに代表される新しい電子機器の浸透によって、人々のコミュニケーションの
あり方自体も多様化しています。
2 月 14 日の初回講座では、企業・団体の広報・PRにおけるソーシャル・メディアの活用に関
する課題と展望について検討を行いましたが、第 2∼4 回の講座は、広報・PRの現場で、各ソー
シャル・メディアをどのように活用していくのかを、より実践的に論じてまいります。
今回のテーマは「facebook 活用法」。
6 月 3 日、3 回目となる同時生中継セミナー「広報P
Rアカデミー特別講座 広報担当者のためのソーシャ
ル・メディア実践講座(第 3 回)」は、アカデミーヒル
ズ 49Fで 19 時より開催され、当日の会場には、140 名
以上の受講者が参加されました。
今回の講師には、パネリストとして、池田 紀行氏(㈱
トライバルメディアハウス 代表取締役社長)、風間 公
太氏(㈱良品計画 WEB事業部 コミュニティ担当)、
高柳 直明氏(全日本空輸㈱ 営業推進本部 WEB販売部 リーダー)、コーディネーターとして
鶴野 充茂氏(ビーンスター㈱ 代表取締役/協会理事)を迎え、前半の第 1 部では、「広報担当
者のための facebook 活用法」と題し、各パネリストのご紹介からはじまり、各社の facebook の
位置づけから活用歴等をお話しいただきました。
後半の第 2 部では、「広報・PR活動における facebook 活用事例紹介」と題し、facebook ペ
ージ開設から運営まで、現場ご担当者レベルの業務についてお話いただきました。
池田紀行氏
風間公太氏
- 13 -
高柳直明氏
●活動報告
また、今回の講座でも、講座中の質問・感想を「セミナー/イベント」サイトにある日本PR
協会のオリジナル Twitter で受付し、左側スクリーンでツイートをリアルタイムに表示し、パネ
リストの事例紹介を右画面のスクリーンで表示。その様子は USTREAM を介し、同サイトのトップ
画面でWEB生中継いたしました。
その結果、来場者最大で 40 名の方がWEB視聴をされ、Twitter には 50 件以上の書き込みが
ございました。Twitter で寄せられたツイートの中には、実際に講座内で取り上げた実務に役立
つ質問や、「今日の池田さん、すげーカッコいいなー!感動」とのツイートもありました。
なお、この「広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座」は、第 1 回を 2 月 14 日、第
2 回を 3 月 3 日に実施し、今回の第 3 回を含め、過去のアーカイブとしてご参照いただくことが
できます。
※第 1 回∼第 3 回までのご視聴は、当協会「セミナー/イベント」の中の「動画配信アーカイ
ブ」よりご視聴ください。(http://event.prsj.or.jp/event/special)
次回、第 4 回となる「広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座」は、9 月 6 日(火)
19:00∼を予定しております。
(事務局・宮松)
- 14 -
●活動報告
第 4 回PRプランナー交流会を開催
・・・ 約 70 名の参加のもとに広がる交流の輪 ・・・
資 格 制 度 委 員 会
7 月 17 日、銀座・㈱アサツー ディ・ケイ 11Fのラウンジにおいて、第 4 回となる「PRプラ
ンナー交流会」(主催:PRプランナー交流会実行委員会、日本パブリックリレーションズ協会)
が開催されました。交流会には、約 70 名のPRプランナーが参加、講演会と懇親パーティを通じ
て相互の交流を深めました。
PRプランナー交流会は、一般企業や各種団体、PR/PR関連会社等の様々な舞台で活躍する
PRプランナー資格取得者が、自己研鑽と親睦を目的として、企業・団体や業界の垣根を超えて
交流する催しです。2009 年 11 月の第一回以降、約半年おきに開催され今回で 4 回目を迎えてい
ます。
本交流会の第 1 部の講演会には、日本マイクロソフト㈱ コーポレートコミュニケーション部長
の岡部 一志氏が講師として登壇しました。岡部氏は「日本マイクロソフト社におけるデジタルP
Rの取り組みとソーシャルメディアの活用」とのテーマのもとに、Twitter や facebook、コーポ
レートブログ等を生かした企業広報における取り組みを紹介し、満場の関心を集めました。また、
同社が「マイクロソフト」から「日本マイクロソフト」へと社名を変更したねらいにも触れ、日
本に根付き定着した企業をめざすとの同社の姿勢が多くの共感を呼びました。
第 2 部の懇親パーティでは、日本PR協会 資格制度委員会委員長の野村武史氏(株式会社野
村総合研究所 広報部長)が冒頭に挨拶を行い、PRプランナーの活躍を称えました。会場ではP
Rプランナー同士の交流の輪が随所で花開き、閉会を告げるアナウンスも届かぬほどの大きな盛
り上がりをみせていました。
参加者はこの日の名残を惜しみながら、また半年後の再会を約して第 4 回PRプランナー交流
会は閉幕しました。
(事務局・真部)
日本マイクロソフト 岡部一志氏による講演
相互の交流を深めた懇親パーティ
- 15 -
●活動報告
第 4 回「広報ゼミ」開催報告
コーポレートコミュニケーション経営
∼広報戦略が会社を変える∼
企
第 4 回目となる「広報ゼミ」を 5 月 24 日(火)に開催い
たしました。「広報ゼミ」は他社の広報活動事例やマスコミ
担当者の本音を身近に聞き、広報の感覚を身に着けていくと
いう定員制ゼミナール形式の勉強会。前回好評だった、原宿
のイタリアンレストラン「トラットリア ベニーレ ベニー
レ」でおいしい料理をいただきながら、知識・スキルの向上
と会員同士の親睦を深めました。
企
業 部
業 部
会
会
今回はPR協会の前理事である㈱野村総合研究所 総務部
長 柴山 慎一氏(前広報部長) をお招きし、協会ニュース
4 月号でも紹介されていた柴山氏の著書「コーポレートコミ
ュニケーション経営」から、広報活動とコーポレートコミュ
ニケーション経営について、事例もふまえながらお話いただ
きました。
柴山氏は、企業の差別化はビジネスモデルよりも「コミュニケーションモデル」によって体現
されるという仮説をたて、それには企業内部の「対内的コミュニケーションモデル」と企業と社
会の間の「対外的コミュニケーションモデル」が自転車の両輪のように必要であるといいます。
相乗効果を生み出すためにどのように考えるべきか、概念と実務の両面からご説明いただきまし
た。新人担当者はもちろん、マネジメント層の方々にも大変勉強になる内容だったのではないで
しょうか。
後半は食事を楽しみながらの意見交換と質
疑応答。今回は柴山氏より総務部長としての震
災対応についてもお話しいただき、各社の対応
なども活発に意見交換が行われました。企業と
してどのように動き、社内外に対してどのよう
な発信を行ったか、また小人数制の広報ゼミだ
からこそ聞ける「ここだけの話」もあり、親睦
を深めながら危機管理対応について学ぶ良い
機会となりました。
次回は 7 月に開催を予定しております。コミュニケーション重視のため定員制にてご案内・実
施しておりますが、ご興味をお持ちの方は事務局までお問い合わせください。
企業部会 幹事 望月 彩子
(㈱アイデム)
- 16 -
●活動報告
2011 年「広報・PR業界実態調査」
を実施いたしました
P R 業 部 会
PR業部会では、3 月に『2011 年
広報・PR業実態調査』を実施いたしました。
• 調査 目的
– 広報・PR業 界の企業およびその事業内容の実態を 把握 する。
– 日本パブ リックリレーションズ協 会に対する評価・期待を把握する。
– 必要に応じて 、前回 (2009年)およ び前々 回調 査(2006年)以降の時系列変化を把 握する 。
• 調査 対象
– 社団法人日本 パブリックリレーションズ協会の会員企業195社、当業界内の非会員企業19社、合計214社。
• 調査 方法
– 協会会員企業に対しては、インターネッ トのウェブサイトを利用したアンケート調査。
– 非会員企業に対しては、アンケート用紙を郵送で 配布・回収する郵送法。
• 調査 実施 時期
– 2011年3月
• 有効 回収
? 会員企業
? 非会員企業
? 合計
– 回答の機密保 持のため、広報・PR業界外の第三 者機関である株式会社マーシ ュが調査を行った。
1
[ 取扱いア イテ ムの推 移] (%)
80%
10 0%
71 .7
81 .6
61 .7
73 .5
71 .7
73 .5
6 3.3
73 .5
68.3
71.4
61 .7
6 9.4
5 5.0
67 .3
5 5.0
6 5.3
66 .7
6 5.3
5 0.0
6 3.3
パブ リシテ ィ企画 ・実施
ネッ ト広報・デジタル コミュニケーション
リテナーでのPRコンサル ティング業務
記者発表会の実施 ・運営
マス コミ対応
情報収集分析
セミナー・シ ンポジウムの企画 ・運営
タイア ップ広告
モ ニター・クリッピング作業
展示会 ・ショー・催事の企画・運営
38 .3
[ 注力 して いるアイテムの 推移 ](% ) ( 5つ まで回答 )
ブランディング業務
PR誌(紙)の制作
メディア トレーニン グ
2 6.7
広報・P R効果測定業務
一般消費者との コミュニケーション活動の企画 ・実施
0%
2011年3月 全体[N=49]
マ ーケティング調査
P R映画・スライド・ビデオの制作
会社案 内の制作
社内 報の制作
リスクコンサルテ ィング業務
ヘルスケア・リレーションズ業務
CS R・環境 関連業務
インナーコミュニケーション業務
海外におけるPR業務
社員教育・研修業務
地域 住民とのコミュニケーション活動の企画・実施
インベス ター・リレーションズ(IR)業務
経営広報(M&A・TOB関連)
社 会調査
6 1.2
53 .3
5 5.1
46 .7
53 .1
58 .3
53 .1
4 0.0
5 1.0
マーケティングコンサル ティング業務
一般の広告
60 %
ファ イナンシャル ・コミュニケーション業務
ガバメント・リレーションズ業務
コンプライアンス関連業務
5 1.0
53 .3
5 1.0
アニュアルレポート(事業報告年報)の作成
その他
無回答
38 .3
46 .9
• 2 009年 調査 より減 少が 目立 つのは 、「 ブランディン グ業 務」
( 15%→ 8%) 、「C SR・ 環境 関連 業務」 (13% →6% )、 「広報 ・PR
効 果測 定業 務」 (13%→ 6%) 、「情 報分 析」 (12% →4% )など 。
• 注 力ア イテムを 2009 年調 査と 比べ ると、上位 の「 リテ ナーで
の PRコンサ ルテ ィン グ業 務」 (45% →57 %)、「パブ リシ ティ企
画 ・実施 」(3 7%→4 5%)は 大き く増 加、「ネット広報 ・デジタル コ
ミュニケーション 」は3 7%で横ば いである。
• 「マ ス コミ対 応」「記 者発 表会 の実 施・運 営」 「 ヘルス ケア・ リ
レー ション ズ業務 」な どを含 め、上位 のアイテム に注力 が集
中 している傾向 は 、前 回よ り強いと 見られ る。
2009年3月 全体[N=60]
40 %
ポスター・チラシ制作
1
16.注力しているアイテムの推移
• 20 09年 より減 少が 目立つ のは 「リスクコン サル ティング業 務」
(4 5%→ 39%)、「CSR・環 境関 連業 務」 (42% →35% )、「インベス
タ ー・リレー ショ ンズ(I R)業 務」( 40%→ 25% )、「 ガバメン ト・リ レー
シ ョンズ業 務」 (27% →16 %)、「コンプ ライア ンス 関 連業 務」
(3 0%→ 12%)な ど 。
• 上 位で 増加 がより 目立 つのは 、「 セミナー・シ ンポ ジウムの 企
画 ・運営 」(5 5%→6 7%)、 「タ イアッ プ広告 」(5 5%→ 65% )、「 展示
会 ・シ ョー・催 事の 企画 ・運営 」(50 %→6 3%)、「ポスター・ チラ
シ制作 」(38 %→6 1%)な ど。「一 般の 広告 」も27%→ 51% に大きく
伸 びている 。
20 %
48社 (回収率24.6%)
1社 (回収率5.3%)
49社 (回収率22.9%)
• 調査 実施 機関
14.取扱いアイテムの推移
• 取 扱いアイテムを 2009 年調 査と 比べる と、上位 で は「パ ブリ
シティ企画 ・実 施」(7 2%→ 82%) 、「ネット広報 ・デジ タル コミュ
ニケーシ ョン」( 62%→ 74%) 、「 記者発 表会 の実 施・ 運営」
(6 3%→ 74%) など 、軒 並み 増加 して いる。
0%
1
【調査概要】
本調査は、当協会に加盟するP
R会社・PR関連会社に加え、協
会非加盟のPR会社も対象に実施。
合計 49 社から回答を得ました。
本調査は 2 年毎に実施しており、
今回が 3 回目。
これまでは『PR業界の市場規
模の推計』を目的のひとつにして
おりましたが、今回は回収率が低
く推計が難しいため見送り、『業
界の経年変化』と『業容やニーズ
の変化』を中心に纏めております。
20%
40 %
60 %
80%
1 00 %
0%
20 %
4 0%
30.0
4 4.9
3 5.0
42.9
38 .3
42.9
3 3.3
40 .8
4 5.0
38.8
30.0
3 6.7
41 .7
34 .7
38 .3
34 .7
30.0
34 .7
26 .7
32 .7
3 3.3
30 .6
4 0.0
24 .5
1 5 .0
24 .5
23 .3
24 .5
20.0
1 8.4
26 .7
16 .3
30.0
1 2.2
21.7
8 .2
5 .0
4 .1
1.7
2.0
リテナーでのPRコンサルテ ィング業務
36.7
4 4 .9
36.7
36.7
パブ リシテ ィ企画・実施
ネット広報・デジ タルコミュニケーション
2 0.0
2 6 .5
2 0.0
24 .5
マス コミ対応
記者発表会の実施・運営
ヘルスケア・リレーションズ業務
8 .3
マーケティングコンサルテ ィング業務
海外におけるPR 業務
展示会・ショー・催事の企画・運営
リスクコンサルテ ィング業務
セミナー・シ ンポジウムの企画・運営
メ ディアトレーニング
一 般消費者とのコミュニケーション活動の企画・実施
タイアッ プ広告
PR誌(紙)の制作
ブランディング業務
ポスター・チラシ 制作
モ ニター・クリッピング作業
10 .0
2 0 .4
23 .3
2 0 .4
2 0 .4
1 1.7
16 .3
1 5.0
1 4.3
8 .3
12 .2
6.7
12 .2
6.7
12 .2
3 .3
10.2
10 .0
8 .2
1 5.0
8 .2
1 .7
8 .2
8 .3
8 .2
2009年3月 全体[N=60]
60 %
4 5.0
57.1
8 0%
2011年3月 全体[N=49]
0%
C SR・環境関連業務
PR映画 ・スライド・ビデオの制作
インベスター・リレーションズ(IR)業務
20%
6.1
1.7
6.1
6 .7
6.1
1.7
6.1
40 %
6 0%
80 %
13 .3
マーケテ ィング調査
13 .3
広報・PR効果測定業務
6.1
1.7
経営広報(M& A・TOB関連) 4.1
社員教育・研修業務
社内報の制作
情報収集分析
地域住民とのコミュニケーション活動の企画・実施
アニュアルレポート(事業報告年報)の作成
インナーコミュニ ケーション業務
ガバメント・リ レーションズ業務
ファイナンシャル・コミュニケーシ ョン業務
一般の広告
1.7
4.1
3.3
4.1
11 .7
4.1
3.3
4.1
6 .7
2.0
3.3
2.0
3.3
2.0
1.7
2.0
3.3
2.0
6 .7
2.0
3.3
会社案内の制作
コンプライア ンス 関連業務 1.7
社会調査 その他
無回答
3.3
4.1
1 0.0
2.0
1
25.経営の重点課題
• 企 業経 営における重 点課 題は 、「売 上拡 大」 74%、「社 員の モ
チベーシ ョンア ップ 」51% が特に高 い。次 いで「他社 との 連携 」
41 %、「 即戦 力の 中途 採用 者の確 保」 39%、「財 務体 質の 強
化 」37% 、「経 営者 の後 継者 育成 」35% と続 く。
• 専 業企 業で もほ ぼ同 様の 傾向 である が、 「 社員 のモチベー
ションアップ 」60% 、 「即戦 力の 中途 採用 者の 確保 」46 %、 「経
営 者の 後継 者育成 」41 %といった、マン パワーの 整備 は、全
体 より特 に重視 され ている 傾向 がうか がえ る。
※
詳細は、協会ホームページに 7 月 11 日にアッ
プしますので、ご参照下さい。
[経 営の 重点 課題 ](%)
0%
20%
40%
6 0%
他社との提携
即戦力の中途採用者の確保
財務体質の強化
経営者の後継者育成
コスト削減
人事・経理システムの改善・IT化
資金繰り
新卒者の確保
リストラ
その他
特にない --
80%
10 0%
73.5
75. 7
売上拡大
社員のモチベーションアップ
51.0
59.5
40.8
32.4
38.8
45.9
36.7
35.1
34.7
40.5
20.4
18.9
12.2
13.5
12.2
16.2
4.1
5.4
2.0
2.7
4.1
2.7
2011年3月 全体[N=49]
専業[n=37]
PR業部会 部会長 大石 哲也
(㈱スパイスコミニケーションズ)
- 17 -
●活動報告
第 17 回PRスキル研究会
「これからの広報パーソンのあり方」
∼専門性と情報の発信力をどのように身につけていくのか∼
P R 業 部 会
6 月 22 日(水)、第 17 回「PRスキル研究
会」が開催されました。今回は、日本ケロッ
グ合同会社 広報室 室長 栄養・PRマネ
ージャー/博士の井出 留美氏を迎え、「これ
からの広報パーソンのあり方」をテーマにお
話を伺いました。
まず「東日本大震災」における日本ケロッ
グ社の被災地支援活動についての紹介があり
ました。被災地支援リリースの配信をはじめ、
自らが被災地を訪れて物資の仕分けや様々な
ボランティア活動等の体験から感じた事や現
地の状況、メディアに取り上げられた事例な
どをご紹介していただきました。
次に日本ケロッグ社の紹介。続いて広報室の業務について説明がありました。広報室は井出氏
がお一人で担当しており「ひとり広報」の基軸となっている施策として「広報室ニュースレター」
を発信しています。これは、社員を元気づける事を目的にスタートし、今日では会社全体のイン
タラクティブな関係をつくる重要なツールとなっているそうです。
メール本文の他、A4 一枚に自社の掲載/放
送情報や各種情報(本社、工場、営業、業界情
報、法律改正、社員アンケート、等)を、社長
以下全社員に随時配信しています。これに対し
て各社員から様々な情報が多数よせられる環
境が出来上がり、「広報室ニュースレター」が
情報配信するだけではなく、双方向の意見共有
の場となり会社全体をつなぎあわせている事
が大変興味深く参考となりました。その他、海
外の社内情報の収集からPRへの活用事例や
ソーシャルメディア(twitter)の実施状況な
どご紹介していただきました。
まとめとして、「広報室ニュースレター」が日本ケロッグ広報の強みであり、企業の情報配信
力を高めている点や、広報パーソンの大切なポイントとして「広報は親の目線でなく担当教師の
目線」「広報の広報が必要」などを語っていただきましたが、一貫して感じられた事は井出氏の
人間味にあふれた一面であり、人に接する上での姿勢・気持ちが改めて重要であると感じさせら
れました。
PR業部会 駒田 直人
(㈱フルハウス)
- 18 -
特別講演会
「震災後に見えてきたネットメディアの位置付けと役割」
講師 日経ビジネスオンライン
副編集長
瀬川 明秀 氏
<講師略歴>
早稲田大学大学院理工学研究科修了後、1990 年日経BP社入社。
「日経ビジネス」記者、日本経済新聞社産業部記者(自動車担当)、「日経ベンチャー」などを
経て 2006 年からは日経ビジネスのオンライン版の開発に参画し現職。
毎日 10∼20 本のコラムを掲載中。雑誌・新聞・ネット・書籍を知るデスクとして、「メディアミ
ックスの 喰える化 」が最近のテーマ。
<講演内容>
■日経ビジネスと日経ビジネスオンラインの編集方針
日経ビジネスと日経ビジネスオンラインは「紙と
インターネット(=Web)」という媒体の違いだけで
はない。掲載している記事も別だし、編集方法も違
う。最近、公開している記事の内容が同じだと思っ
ている人たちがとても多いことを知った。機会があ
ればその違いを説明したいと思っていた。
自分はもともと日経ビジネスの記者だが、日経新
聞の産業部、中小企業向けの経営誌やいくつかの雑
誌、ラジオもやった。あとテレビもやれば「グラン
ドスラム」。多様な媒体の経験があるため、今日、
講演に招かれたと思っている。
日経ビジネスは 1969 年の創刊。今年で 42 年目。週刊ダイヤモンドや東洋経済はもっと古いが、
日経ビジネスの発行部数は 27 万部でナンバー1。定期購読が 93%、3 年以上の購読者が 7 割くら
い、役職をみると課長、部長等の管理職が 48%である。
2000 年頃に日経ビジネスアソシエを創刊し、自分も立ち上げから携わった。アソシエは企業戦
略やトップより、現場で働いている人々の話を聞きたい、という要望に応えてきた。それ以来 11
年ほどたっており、次のステップに来ていると感じている。
日経ビジネスオンラインは 2006 年 4 月にスタートした。雑誌の「日経ビジネス」には、記者が
37 人、副編集長 8 人の合計 45 人。一方、オンラインは 6 人の副編集長だけで、外部の筆者の方々
と毎日発信している。無料の会員登録制で 150 万会員、2620 万ページビュー。ビジネス系のコラ
ムマガジンとしてトップだ。平日に公開し、毎日 10∼15 本のコラムを配信している。面白いのは、
読者の滞在時間は平均約 8 分 55 秒と長いことだ。記事を毎日 3、4 本読んでもらっている。登録
会員の平均年齢は 44 歳で、課長以上が半数近い。
- 19 -
●講演レポート
最初に申し上げたように、編集方針は紙(日経ビジネス)と Web(日経ビジネスオンライン)
では違う。雑誌の方は新聞の作り方と近い。専門記者がマクロ経済、官庁対応、遊軍等、ほとん
どの記者担当をもち、毎週、掲載内容を編集長以下、デスク、キャップらと会議で相談しながら
進めている。
Web は各副編集長の判断で企画を立て、何本ものコラムを編集している。部員同士で企画内容
を事細かに相談し合うことはない。仲が悪い訳ではないが、オンラインメディアは、すぐに結果
が分かるので、内部だけで議論してもあまり意味がないのだ。準備期間をかけ過ぎるよりも、途
中段階でも、いち早く世の中に出した方がいい。
■コンテンツの発想について
ネットの記事はどのようなものか。当初は、雑誌に載らないコンテンツということで、海外、
技術、スキルアップ、パーソナルな情報を積極的に載せていた。原稿を書きなれた人よりも、第
一線で働いている人に書いてもらうことがコンセプトだ。海外の金融関係者等の原稿を書いたこ
とがない人々に、今、起きていることを書いてもらった。
毎日掲載している 15 本のコンテンツどの記事の評判がよいというのがすぐにわかり、コラムの
選別をすぐにできる。2006 年は「大河ドラマ」を作る感じで年間に 10 本できればよいと思って
いたが、この 5 年間でネット環境は変わった。スピードが早くなり、同じテレビドラマに例えれ
ば、長くても 10 回、今では1か月半で完結するようなコラムが多い。
紙のコンテンツをそのまま Web にそのまま載せると、 硬くて 読みにくい。反対に Web を紙
に載せると情緒的になるので、実はかなり書き換えている。Web のコンテンツは、新聞等と異な
り、興味がある人しか読まないので、専門用語の使用を薦め専門性を高めている。新聞記事とは、
書き方がまったく異なっている。
あと、Web の記事は読まれるスピードがとても速い。見出しだけを読み飛ばすように読まれて
いる。紙では文章のロジックが複雑でもわかるが、Web では意味が分かりにくくなる。そのため
「Web 用の原稿は、ロジックはシンプルに、内容の専門性は高めて」と筆者たちにお願いしてい
る。
Web はパーソナルなメディアだ。読者はテレビより親しい感覚で、Web を見ている。そのため、
個人の悩み、スキルアップのような内容が比較的読まれる傾向にある。
ヒット企画は時代の流れと無関係ではない。短期的なトレンドはアテにならないが、5 年、10
年スパンでの「時代の流れ」を意識しているかどうかで企画の立て方は大きく違ってくる。私も
普段意識している大きなトレンドがいくつかあるが、今日は 1 つだけ紹介する。
ビジネス関連の企画を振り返ると 1997 年がターニングポイントになる。この年から給料が下が
り続ける時代となり、職場では成果主義が始まった。個人に対して厳しくなってきた。
成果主義のため職場で先輩がいなくなり、先輩が後輩の面倒をみなくなった。個人が勉強する
場がなくなり、個人がノウハウを探し出すことに苦労し始めたのが、この年。従来、ビジネス書
というのは難解な経営書だったが、それが次第に変わったのもこの年以降だ。
日経ビジネスアソシエは、この潮流を意識した雑誌だった。当初のコンセプトは、「著名経営
者が若い頃に勉強した経験」を取材しては特集を組んでいた。それが次第に、手帳の使い方のよ
うなより身近なノウハウが受けるようになっていった。
2006 年に登場した日経ビジネスオンラインもハードな経済学から経営論からサブカルまで雑多
なメディアとしてスタートした。だが、Web の特性もあり、やはりパーソナルなテーマへの関心
が高く、スキルアップの企画が相対的にウケていた。
- 20 -
●講演レポート
こうした「お勉強、スキルアップ」への関心が高まったトレンドのピークに登場したのが「勝
間和代」さんだ。
ところが、個人のスキルアップへの関心
は、2009 年のリーマンショックの余波で終
焉した。従来のケースを集めた経営学に詳
しくても、カタストロフィカルに暴落して
しまった市場では通用しなかった。それを
機に MBA の本よりも、思考を鍛える哲学、
教養(リベラルアート)がもてはやされる
ようになった。
「1997 年からのマニュアル・ブーム」と
「2009 年の終焉」というトレンドを踏まえ
ると、実は、ダイヤモンド社さんの「もし
ドラ」は「ヒットすべくしてヒットした本」
と言える。
1997 年以降、個人向けのノウハウ本が増え、誰もが「個人的な仕事のノウハウ」には詳しくな
った。そのマニュアル世代が今やリーダーになり、マネジメントをする立場になった。彼らは新
しいマニュアルを探した。だが、マネジメントやチームビルディングの「マニュアル本」などな
かった。個人向けのスキルアップのノウハウは誰もが経験しているので、極論すれば誰もが書け
る。が、リーダーの本はリーダーにしか書けない。だからこそ、チームビルディングの企画を出
せばヒットするだろう、と皆で雑談をしていた。その流れで出できたのが「もしドラ」だった。
あれは経営書だから読まれたのではない。ドラッカーという「教養」であり、野球チームをまと
めるという「チームビルディングのマニュアル」という流れでヒットした。こうした教養やチー
ムビルディングの流れは続くと思う。
■3・11 以後のネットメディア、ソーシャルメディア
3・11 の地震情報の収集では Twitter が役に立った。ただ、原発についての情報では、Twitter
は役に立っていない。原発に関しては当事者が誰も発信してないからだった。Facebook の利用は
企業が主役だったが、CF同様、多くの企業は自粛しておりこの 2 か月はあまり使用されていな
いようだった。
評論家の東浩紀さんが「3・11 以降見えないルールのゲーム が始まった」と語っていた。迂闊
な発言がたたかれてテレビやネットでも、突然登場しない人たちが増えている。裏の取れない、
保証できない内容を発言することはネットでも難しくなった。
その中で、日経ビジネスと日経ビジネスオンラインが震災直後に伸びたのは、毎日、記者らが
直接取材した情報を更新してきたからだろう。さらに自分たちが取材した情報をもとに、専門家
の方々に分析、ロジックを重視した記事を書いてもらったのが好評だった。瞬間で消えるニュー
スを避け、揺らがない情報をできるかぎり積み上げて分析していく。誰もが情報発信できる時代
だけに、メディアの役割はここにあるのではないかと思っている。
地震直後からは、通常の企画はほとんどボツになってしまった。過剰な自粛モードの中で、普
通の経済活動がしばらくできない状況になった。いま普通の企画を実現するためには、新しい理
由付けが必要になっている。
- 21 -
●講演レポート
3・11 以後、読者からソーシャルメディアを通じて多くの情報を得た。そのまま新聞記事にな
りそうな情報も多く得た。米国でも、そのような例は増えていることを自分たちのメディアで知
った。
地震からの 2 カ月間で、速報や後追いの話題、ウソのニュース、それを否定する記事などいろ
んな情報に大量に接してきたので、我々の情報リテラシーはかなり高くなったと思う。皆、真偽
を慎重に確かめるようになった。デマも流れたが、Twitter 等でそれを否定する情報の掲載も早
くなっている。使い方によっては、ソーシャルメディアは情報を検証するフィルターになるかも
しれない。
一方で、「ソーシャルメディアを使えば、新しいコミュニティができる」とよく言われるが、
コミュニティには、やはり積極的に関わってくれる人が不可欠。多くの人が関わることによって
生まれるリアリティこそが重要だ。
ネットでテストマーケティングを活発に行いながら、紙の書籍や電子書籍、アプリを作ってい
る。ネットを利用した事前調査で企画を大失敗させないで済むノウハウがたまってきた。
ただ、メディアが変わるとうまくいかないケースも多い。電子書籍は特に難しいので、事業と
して手掛ける人は注意が必要だ。
今日はご静聴、どうもありがとうございました。
※上記は、本年 5 月 26 日開催の「第 23 回通常総会」における特別講演の要旨をまとめたもので
す。
(事務局・真部)
- 22 -
●講演レポート
第 132 回定例研究会
「週刊ダイヤモンドの読み解き方と広報のアプローチ」
講師 ダイヤモンド社 雑誌編集局
「週刊ダイヤモンド」編集長
田中 久夫氏
<講師略歴>
1985 年
1996 年
2009 年
ダイヤモンド社入社
週刊ダイヤモンド副編集長
週刊ダイヤモンド編集長
過去、電機、証券、保険、
小売、ゼネコン・不動産業界
などを担当
<講演内容>
◎ 雑誌ができるまで
1.40 人の編集体制
・編集長 1 人 副編集長 8 人 記者 27 人 契約記者 3 人・・・企画のテーマに応じて、その業界
に詳しいフリーライターを活用。ほかのビジネス誌に比べると人は少ないほう。
・記者が担当する業界は基本的に 3 年で変更している。
・記者の半分は新聞など外部の出身。中途採用を積極的に進めている。
2.編集スケジュール
・毎週水曜日 16 時から編集会議、さらにデスク会議があり 22 時ごろ終了。
・企画が決まらない場合は深夜になることもある。
・記者と接触するなら、水曜の午後 3 時半頃はほとんど在席しているのでこの時間帯がいい。
(会う、会わないは記者が判断しますが)
・「特集」は 1∼3 ヶ月前に決めることが多い。何ページにも渡るランキングを掲載する号などは、
アンケートやデータ収集などの作業が必要になり時間が必要なため。
・ 4 月、10 月はキャンペーンと称して 大特集 を組んでいる。
・「企業レポート」は 1 ヶ月前から決める。
・ 締め切りは金曜日から始まって、月曜日∼水曜日がピーク。
・ 以前は ネットの「ダイヤモンドオンライン」を軽視する傾向があったが、最近は早いという
特長を記者も理解しているので印刷された雑誌と同じように重視している。
・ 東北大震災後、一般週刊誌の売れ行きは大変良かったが、ゴールデンウィーク後は大きく売れ
行きが下落した。
- 23 -
●講演レポート
3.記者のネタのつかみ方
・ 業界によっては新製品の発表会などが多く、それらに出席しているだけで業界を回っている気
分になってしまうが、自分でテーマを決めて自主的に取材をするように指導している。経済誌
なので、記者は会社の数値に強くなければならない。そのために財務データの分析なども必須。
そこから業界や各企業のテーマも見えてくる。
・できる記者はどの業界を担当してもできる。担当して 3∼4 ヶ月で業界・会社のキーパーソンを
見つけてくる。
◎ 編集方針
1.日本の産業・企業の発展に寄与
・ 問題提起・分析・解説・批判・支援記事などを通して日本経済の発展に寄与していきたい。
2.ニュース回り
・ 以前は、突発のニュースなどが起きても特集などで忙しくニュースを追いきれない記者もい
たが、現在はタイムリー性を重視し、書くべきときに書くように指導している。
3.産業・企業レポート
・ 単なる企業紹介に終わらず、緻密な経営・財務分析に基づく記事を目指す。ビジネス誌の強み
が発揮されるコーナーである。
4.特集
・ ここ 10 年くらいは、日本の産業界・各業界のテーマだけではなく、仕事や生活に密着したテ
ーマも選んでいる。
5.よい記事とは?
・ 定義はいろいろある。知られていない事実、新しい切り口、わかりやすい解釈などが組み込
まれた記事。
・ 難しい記事 が多いというイメージを払拭して、女性や年輩者でも読みたくなるような雑誌
にしたい。
◎ 雑誌の特徴
1.特集が一番の評価
・ 経済誌の強みを発揮した企画→経済のお勉強もの、業界特集(金融、小売、外食、ゼネコン……)
株式特集……。
・ 仕事や私生活に有益な情報を掲載した企画→ツイッター、フェイスブック、相続、宗教
・ 独自指標によるランキング→ゼネコン,倒産危険度、マンション,有料老人ホーム ゴルフ場
など。ランキングは下位の企業からクレームがくることも多いが、定番ものとしておおむね評
価を受けている。
2.産業・企業レポート
・ 記者の力量が試されるページである。 財務分析に加えて、数字をつくっている人の評価もき
ちんとできるか。広報とも時にはきびしいやり取りが要求される。
・「起業人」として、ベンチャーや中小企業の経営者も紹介。無名でも、将来有望であれば積極
的にとりあげる。
◎広報との関係
1.ありがたい広報とは?
・ 会社・業界の動向に関する知識がある。
・ トップや創業者の思想、考え方を理解
しているか。
・ 世論、社外からの視点を重視しているか。
・ 経営陣との良好な関係にあるか。
- 24 -
●講演レポート
2.嫌われる広報とは?
・ 高飛車,本音ベースの話し合いができない。
・ 経営陣に会わせない。
3.厳しい状況の時に真価が問われる。
4.記者の心を揺さぶるアプローチ
・ 記者は自身が書いた記事に対する反応を一番気にしている。「内容が良かった」「どのように
して取材したか?」等々記者に聞いてみるのも良いのでは。
5.経済誌と広報
・ 優良企業、優秀な経営者の記事に対するニーズは高い。同業他社が参考にできるような記事を
掲載していきたい。
・ 記者は基本的に一業種を 3 年担当する。新聞の社会部のように切り捨て御免ではなく、長い
付き合いになる。親密な関係を通じて、独自性の高い記事を提供したい
◎その他
・「週刊ダイヤモンド」:発行部数 約 11 万部
(定期購読約 4 万 5 千部、一般書店売り約 5
万 5 千部)読者は 40 代を中心としたビジネ
スマン。
・ ネット上の「ダイヤモンドオンライン」で、
雑誌の発売前にニュースを提供している。
記事は無料で閲覧できる。「ダイヤモンド
オンライン」は広告収入で成り立っている。
有料の課金システムや ipadなどでの拡
販は今後の重要な課題である。
※上記は、本年 5 月 24 日開催の「第 132 回定例研究会」での講演の要旨をまとめたものです。
広報委員会 委員 和泉 正水
(㈱エル・ビー・エス)
- 25 -
博報堂DYメディアパートナーズ
70代の生活意識、消費行動、メディア接触に関する調査報告
∼70代は我がままに生きる。消費も質にこだわり自分のやりたいこと好きなものを楽しむ∼
㈱博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:大森 壽郎氏、以下博報堂DY
メディアパートナーズ)は、シニアの新しい生き方を牽引していくと思われるリーダー層を探る
ため、70歳代の生活者に注目し、生活意識や消費行動、メディア接触に関する調査結果を発表し
ました。その概要を同社のニュースリリース(2011年6月8日)からご紹介します。
【概要】
70歳代の生活者は、時代背景として、戦争を幼少時に経験し、働き盛りで高度成長期を経験し
ている世代です。男性は企業戦士として、女性はそれを支える専業主婦として、自分たちがゼ
ロから現在の社会を作り上げてきたという自負を持つタフでパワフルな人達であると考えられ
ます。また現在の生活環境としては、親の介護から解放されている人も多く、孫も大きくなっ
ていることで、自由な時間とお金を持っていると思われる生活者と言えます。今回の調査で、
70歳代生活者の意識として、ただ長生きするだけでなく、人生を健康で長く楽しみ、自分らし
く生きたいと考えていることや、周囲に迷惑をかけず、人の役に立ちたいと考えていることが
浮かび上がりました。
また、物質的な満足度が高いことから、より質の高さへのこだわりを持った消費意識があるこ
とがわかりました。さらに、メディア接触に関しては、テレビや新聞などマスメディアへの長
時間接触が日常の習慣となっており、マスメディアが生活に深く入り込み、社会とつながるポ
ータル的役割を果たしていることがわかりました。一方で、インターネットやメールなどパソ
コンや携帯電話も使いこなしている実態が把握できました。パソコン普及の時期と照らし合わ
せてみると、70歳代の生活者はビジネスでのパソコン利用を経験している世代であることから、
マスメディアもデジタルメディアも使いこなす70歳代の現在の生活実態は必然的だと言えるで
しょう。
【生活意識についての6つのキーワード】
①
②
③
④
⑤
⑥
70歳代は我がままに生きる (中心は我=自分。/人の目を気にせず、自分に我がままに生
きる。/やりたいこと、食べたいもの……etc. 我慢しない。)
70歳代は夫婦に回帰する (「夫を残して死ねない」妻、「結局は妻しかいない」夫。/大
病後、健康回復。健康のありがたみを感じ、体力維持に努める日々。)
70歳代は縁を大事にする (血縁は大切。冠婚葬祭を中心に親戚と付き合う。/子や孫とは
距離感をとりつつ、良い縁=円を築く。/趣味、近所づきあい、色々なところで縁を結ぶ。)
70歳代は近場で活動する (70歳代は行動範囲が狭くなる。旅行も近場化。/子どもや孫は
スープの冷めない至近距離に住む。/ご近所づきあいも健在。)
70歳代は祭りで賑わう (伝統の継承というより家族が集まるきっかけという新たな祭り事。
/お誕生日、節句に入学。70歳代は家族イベントの祭司。/一家で豪華ディナー。ハレと
ケを使い分ける。)
70歳代は美を意識する (女性は年相応に美しくありたい。いまの自分にあったスキンケア
やメイクがしたい。/男性は年をとったら、見苦しくないようにしたい。男女とも身(美)
だしなみは大切。/食事は量より質。量は少なく美味しいものを食べたい。)
- 26 -
●PRトレンド(国内)
【消費傾向についての4つのキーワード】
① カケコミ消費: 残り少ない自由な時間を謳歌するために、いま、楽しみながら消費する。
② ホンモノ消費: 旅行も食事も量ではなく、質を重視にした本物志向。
③ イケイケ消費: 自分のやりたいことを実現し、自分の好きなものを誰の気兼ねなく買う。
④ メリハリ消費: 財布(財源)は限られているから、メリハリをつけて消費する。
【メディア接触についての傾向】
① テレビ:終日テレビ視聴。タイムシフト視聴も。好きな番組は教養番組や趣味番組。
② 新聞:読まないと落ち着かない。個性・意見や社説・解説の充実求める。広告も大事なニ
ュース。
③ ラジオ:面白さを高評価。パーソナリティーは大きな魅力。趣味を楽しみながら「ながら」
ラジオ。
④ 雑誌:エンタテインメントであり参考書でもある。望む雑誌は、自分に合ったおしゃれな
雑誌。
⑤ パソコン:頼れる生活必需品。ネットは楽しみのひとつ。
⑥ 携帯電話:なくてはならないもの。家族や友人との大切なコミュニケーションツール。
■
調査概要
シニアの新しい生き方を牽引していくと思われるリーダー層を探るため、生活レベルは中以
上で、デジタルスキルがある70歳代男女16名(男性8名、女性8名)に対する日記式調査およ
びグループインタビュー(70歳代男女13名=男性6名、女性7名)に対するグループインタビ
ューを実施。(2010年10月実施)
■
この件に関するお問い合わせ先
博報堂DYメディアパートナーズ 広報グループ 03-6441-9347
(事務局・森戸)
- 27 -
●PRトレンド(国内)
ELトレンド指数で見るキーワード・ランキング
2011 年 5 月度
㈱エレクトロニック・ライブラリーは、2011 年 5 月度の「話題のキーワード・ランキング」を
発表しました。
これは、5 月に発行された新聞 96 紙・雑誌約 100 誌のうち、「ELNET」に登録されている
キーワード約 263 万語のヒット数の増減を数値化した「ELトレンド指数」等をもとに「一般キ
ーワード」と「企業キーワード」に分けて分析したものです。
「一般キーワード」と「企業キーワード」のTOP10 は以下の通りです。
■ 2011 年 5 月度
順位
EL一般キーワード TOP10
トレンド
指数
キーワード
順位
トレンド
指数
キーワード
1位
36.61
東日本大震災
6位
7.71
浜岡原子力発電所
2位
19.32
原発事故
7位
7.71
放射線量
3位
15.35
福島第一原子力発電所
8位
7.59
電力不足
4位
9.71
被災地
9位
7.31
放射性物質
5位
8.17
焼肉酒家えびす
10位
6.94
被災者
■ 2011 年 5 月度
EL企業キーワード TOP10
順位
トレンド
指数
1位
5.69
東京電力
6位
2.14
LIXIL
2位
5.41
フーズフォーラス
7位
2.06
三越伊勢丹
3位
4.95
大和屋商店
8位
1.89
日本原子力発電
4位
3.13
中部電力
9位
1.86
JCO
5位
2.95
東北電力
10位
1.84
三陸鉄道
キーワード
順位
トレンド指
数
キーワード
※詳細はELNETホームページをご参照下さい。
一般キーワード http://www.elnet.co.jp/el/keyword/trnd1105/gk20.html
企業キーワード http://www.elnet.co.jp/el/keyword/trnd1105/or10.html
※なお、2011 年 6 月より、ELNETホームページでは毎月の発表を週刊にバージョン
アップした上で、「ELウィークリートレンド」として毎週水曜日に発表しています。
詳細は以下ご参照ください。
http://www.elnet.co.jp/el/trend/index.html
(事務局・縮)
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<コラム
関西の風>
ウイスキーのふるさと サントリー山崎蒸溜所見学会
サントリーホールディングス㈱
広報部 藤原 智子
6 月 16 日(木)の関西部会の第 207 回定例会では、当社のウイスキー蒸溜所での見学会を企画
いただき、関西部会会員 26 名様が山崎蒸溜所へご来場されました。
大阪府と京都府の境、天王山の麓に位置する山崎蒸溜所は、日本初のモルトウイスキー蒸溜所
として 1924 年より蒸溜を開始しました。山崎は万葉の歌にも詠まれた名水の里であり、自然豊か
で独特な地形と、桂川・宇治川・木津川の三川の合流地点から発生する霧による湿潤な気候がウ
イスキーづくりに最適な土地であることから、この地に蒸溜所が建てられました。
定例会ではまず当社広報部部長の西島より当社の広報活動についてご説明。続いて山崎蒸溜所
工場長の藤井より蒸溜所の概要をご紹介させていただいた後、ウイスキーセミナー「シングルモ
ルト楽しみ方講座」を会員の皆さんに体験していただきました。
セミナーはまず工程見学から。麦芽の仕込・発酵工程を見学後、形の違う六対の蒸溜釜が左右
に並ぶ蒸溜工程へ。釜の形によってウイスキーの味に違いが出るとのご案内担当者の説明に、皆
さん少々驚かれたご様子でした。工程見学の最後は熟成中の樽が並ぶ貯蔵庫へ。一歩足を踏み入
れたとたんに芳醇なウイスキーの香りで身体全体が包まれます。「ここに居るだけで酔っ払いそ
う」というお声も聞かれました。
工程見学から戻った後は、テイスティングタイムです。4 種類のシングルモルトウイスキーを
比較。蒸溜所の風土によって、色・香り・味にはっきりとした違いがあり 4 種類それぞれの特徴
と個性を楽しんでいただきました。どのシングルモルトがお好みかという人気投票では、繊細で
甘いバニラ香が特徴である山崎蒸溜所の「山崎 12 年」が圧勝。最後はハイボールのおいしい作り
方をご紹介させていただき、皆さんご自身で作った「山崎 12 年」のハイボールで乾杯! 普段ウ
イスキーは飲まれないという女性会員の方も「ハイボールだと飲みやすい。おいしいので今後も
飲みたい」と喜んでいただけました。
山崎蒸溜所では、ウイスキーの持つ魅力や奥深さを知っていただけるよう、今回体験いただい
たセミナーの他、無料・有料の各種ツアーやセミナーを実施しています。お勤め先や各種団体様
での企画やプライベートでのお越しをお待ちしています。
- 29 -
■ 入退会・変更会員
入
会
◇ 個人正会員A
能村 海苗氏
退
6 月度の理事会で審議・承認された入会・変更の皆さまを
ご紹介します。
1名
アクティオ㈱ 管理部 広報担当
推薦者 川廷
明氏
(TSP太陽㈱)
推薦者 森
健氏
(㈱電通)
会
◇ 6月度理事会時点の退会者は1名
変
更
◇ 法人正会員
池浦 幹子氏
1名
から
小林
萩氏
◇ 個人正会員A
2名
髙木 幸子氏
から
柏 美代子氏
金子 利昭氏
から
山田
寿氏
◇ 法人登録会員
2名
関
喜文氏
から
武浪
裕氏
井上 瑞穂氏
から
押賀 信吾氏
(アボット ジャパン㈱ 広報部 シニアスペシャリスト)に交代
(チバビジョン㈱ コミュニケーションズ マネージャー)に交代
(㈱ヤマダ電機 経営企画室 上席理事 部長)に交代
(シャープ㈱ 広報室 東京広報グループ チーフ)に交代
(パナソニック㈱ コーポレートコミュニケーション本部
広報グループ リーダー)に交代
会員数(平成23年6月度理事会時点)
法人正会員
個人正会員A
個人正会員B
法人登録会員
個人賛助会員A
個人賛助会員B
個人賛助会員C
特別会員
206名
173名
30名
24名
20名
11名
40名
9名
総 会 員 数
法人賛助会員
513名
1社
- 30 -
●会員情報
■ 会員住所変更
ボン・インターナショナル㈱
〒101-0047 東京都千代田区内神田 2-7-11 互興ビル
TEL:03-3255-1163
FAX:03-3254-4308
編集担当より
会員のみなさんの情報をお寄せください!!
本誌では会員の動向・消息や、会員から会員へのお知らせなどを積極的に掲載いたします。
ビジネスに直結する情報に限らず、会員交流に関するものでも結構ですので是非ご一報くだ
さい。
- 31 -
●協会掲載記事
PRSJ in Media
● 6 月 20 日(月) 『電通報』No.4704
1 面「スポット」で、日本PR協会による「PR Yearbook 2010-11」の刊行について掲載され
ました。本書の内容、判型、ページ、価格、問合せ先が紹介されています。
● 6 月 20 日(月) 『企業と広告』7 月号
「PR Yearbook 2010-11」の刊行について掲載されています。記事では、本書の概要、掲載
内容が、判型、ページ、価格とともに紹介されています。
● 6 月 23 日(木) 『読売新聞』東京本社版
津波の被害を受けながら新聞の発行を継続した石巻日日新聞社に対して、日本PR協会が義
援金 50 万円を贈呈したことが紹介されました。本記事は、当協会の尾関前理事と大原常務理
事が同社を訪れた際の取材にもとづくものです。
● 6 月 23 日(木) 『読売新聞』宮城県版
当協会の大原常務理事が石巻日日新聞社を訪問し、義援金 50 万円を贈呈したことが取り上げ
られました。震災後の困難な状況にもかかわらず手書きの新聞を発行し続けた同社を称える
大原常務理事のコメント、地元地域に貢献するために義援金を生かすとの同社社長の意向が、
写真入りで紹介されています。
(事務局・真部)
- 32 -
●理事会報告
第 258 回 6 月 度 理 事 会 開 催
6 月 8 日(水)12:00∼14:00
委員会・部会・特別委員会報告と活動予定(理事会報告(6 月 8 日現在))
◎組織委員会
◇組織委員会
・5 月 19 日(金)開催の委員会報告は以下の通り。
①理事会報告 ②会員交流 ③シナジー推進 ④なでしこカウンシル
⑤広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座 ⑥その他
◇会員交流
・「通常総会 懇親パーティ」
通常総会終了後、講師に日経BP社「日経ビジネスオンライン」副編集長 瀬川 明秀氏をお迎
えして、「震災後に見えてきたネットメディアの位置づけと役割」をテーマにご講演いただい
た。20 分ほどの講演であったが、好評であった。終了後、懇親パーティを開催、133 名が参加
した。【別掲P19】
・「会員納涼懇親会」(新入会員歓迎懇談会)
7 月 22 日(金)に 18:30∼20:30 、JR原宿駅(明治神宮前)のイタリアンレストラン「ベニ
ーレ ベニーレ」で開催する。組織委員会のメインテーマのひとつである、「会員交流」の場を
提供することと、新入会員歓迎懇談会を兼ね、既存会員との親睦を図り、会員相互のコミュニ
ケーションを通して、協会加入のメリットを感じてもらうことを目的とする。今回は、新入会
員と既存会員をバランスよくチームわけし、各チームに理事を配し、協会活動について説明。
組織委員会委員がリーダーとなって、歓談タイムを進行(1 チーム 10 名程度を想定)すること
としたい。また、当日は「ソーシャル・メディアと広報活動(仮)」についてレクチャーを鶴野
理事にお願いする。
◇シナジー検討
・広報学会の総会が 6 月 9 日開催される。今年は執行部が大幅に変動する。総会後、改めて学会
幹部と懇談の場を設けていきたい。
◇なでしこカウンシル
・10 月∼11 月頃開催の予定。テーマはこれから検討する。会の内容に関しては今後検討して詰め
ていく予定。
◇広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座【別掲P13】
・6 月 3 日に第 3 回「フェイスブック編」を開催。トライバルメディアハウス㈱ 池田 紀行社長、
㈱良品計画 風間 公太氏、全日本空輸㈱ 高柳 直明氏、コーディネーター 鶴野理事が登壇。第
4 回は以前から予定していた動画配信編ではなく、震災後の対応で注目されたマスメディアの
ソーシャル・メディア担当によるパネルディスカッションで検討予定。9 月 6 日(火)開催する。
◇その他
・次回 6 月度の委員会は 6 月 16 日(木)12:00∼開催する。
◎国際委員会
◇国際委員会
・5 月 18 日(水)開催の委員会報告は以下の通り。
①理事会報告 ②特別国際セミナー ③英文ホームページ作成
④その他
- 33 -
④震災についての国際報道
●理事会報告
◇特別国際セミナー
・英文でニュースリリースを出すにあたり、その注意点や要点を国際委員会、ビジネスワイヤ・
ジャパン㈱ 代表の小林 明央氏を講師に迎ええ、5 月 17 日に開催した。参加者は、46 名。最近
ネットでニュースを掲載することも多く、その場合の企業情報や写真の埋め込みなどをいくつ
も実例をあげて解りやすく解説した。遠方からの参加者もあり、海外発信の実務の重要性を認
識した。
◇海外研修
・震災で今企画を考える時ではないので、時期をずらす。
◇英文ホームページ作成について
・7 月に新しいホームページのレイアウトができるので、それにあわせて内容を再確認し、要ら
ない情報、必要な情報を列挙している最中。日本語の文章は英語に訳しにくいところもあり、
日本語文章を読みやすくしてから英訳するという手間がかかる。協会からドラフトが送られて
きたので、各自で内容を吟味して、直し、6 月中にもう一度ホームページプロジェクトだけで
集まり、編集する必要がある。
◇震災の国際報道
・震災の報道で海外メディアは、日本に何を望み、PRの観点から今後どのような提案をできる
か。議題が大きいが、何のためにやるかを含めてテーマを考える。時期的には遅くなるとだん
だん印象もうすれるので 7 月あたりという意見がある。また、事態の変化もあり、日本の報道
と海外の報道のどちらが正しい報道をしているかも変化してきている。どの時勢、どの段階で
やるかで変わってくるので、現時点でのドキュメンタリーとして語ってもらえればいいのでは
ないか、広報人としての役割を果たせばいいのではないかとの意見が出た。講演をお願いする
方は、報道を直にやっている方に講演してもらいたいので、その線で人選する。
参考メディア:CNN、BBC、ロイター、NYタイムス、中国の新聞など。
◇その他
・アジア進出での各国のPR状況について、アジアの国のメディア状況を把握している報道関係
者やジェトロの方に地域別にお話を伺う。
・内向き日本を外向きにするにはどうしたら良いか、ご意見をいただきたい。セミナーを開催す
るにあたり、人が集まらないと採算性の面でプレッシャーがかかる。担当理事として責任が重
い。
・次回 6 月度の委員会は 6 月 15 日(水)開催する。今回は中村副理事長のお別れ会も兼ねて、日
本プレスセンター10F レストラン「アラスカ」で 12:00∼開催する。
◎教育委員会
◇教育委員会
・6 月 1 日(水)開催の委員会報告は下記の通り。
①理事会報告 ②定例研究会 ③広報PRアカデミー ④その他
◇定例研究会
・第 132 回定例研究会を 5 月 24 日(火)12:00∼14:00 六本木アカデミーヒルズ 40「キャラント
C」で開催した。講師はダイヤモンド社「週刊ダイヤモンド」編集長 田中 久夫氏。テーマは
「週刊ダイヤモンドの読み解き方と企業広報としてのアプローチ」。参加者は 61 名。
【別掲P23】
・第 133 回定例研究会を 6 月 23 日(木)12:00∼14:00 六本木アカデミーヒルズ 40「キャラント
C」で開催する。講師は日刊工業新聞社 論説委員長 山下 郁雄氏。テーマは「日本を変えた東
日本大震災と日刊工業新聞社の報道姿勢」。参加申し込み者は 6 月 7 日現在で 17 名。
・第 134 回定例研究会は 9 月開催とし、日本テレビの早朝番組「ZIP!」プロデューサーを招
聘予定。
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●理事会報告
◇広報PRアカデミー
・特別セミナー「広報担当者のためのソーシャル・メディア実践講座」
第 3 回を 6 月 3 日(金)19:00∼21:00、「facebook の活用」をテーマに開催した。パネリス
トは、㈱良品計画 WEB事業部 風間 公太氏、全日本空輸㈱ 営業推進本部 WEB販売部 高
柳 直明氏、トライバルメディアハウス㈱ 代表取締役社長 池田 紀行氏。参加者は会員・非会
員を合わせて 140 名。【別掲P13】
・「春期講座 中級コース」【別掲P6】
実務経験 2 年∼5 年の広報担当者を対象に、メディアリレーションズ集中講座(旧広報・PR実
務講座)を 7 月 13 日∼14 日に開催する。講師には第一線で活躍されている有力報道関係者、企
業広報部長経験者、クライシス・コミュニケーションの専門家を迎えて1日半の講座を実施す
る。概要は以下のとおり。
【7 月 13 日(木)】
「これからの企業広報と広報担当者のミッション」
講師:㈱野村総合研究所 総務部長(前広報部長) 柴山 慎一氏
「通信社の編集体制・方針、配信と広報・PR担当者に望むこと」
講師:時事通信社 編集局特報本部長兼解説委員 北原斗紀彦氏
「テレビ局の編成体制・方針と広報・PR担当者に望むこと」
講師:日本テレビ放送網 報道局経済部長 孤野 由久氏
「ネットメディアの編集体制・方針と広報・PR担当者に望むこと」
講師:毎日新聞社 デジタルメディア局 プロデューサー 岩沢 武夫氏
【7 月 14 日(金)】
「ビジネス誌の編集体制・方針と広報・PR担当者に望むこと」
講師:東洋経済新報社「週刊東洋経済」編集長 大滝 俊一氏
「新聞社の編集体制・方針と広報・PR担当者に望むこと」
講師:日本経済新聞社 編集局産業部長 丹治 信広氏
「クライシス・コミュニケーション」(緊急時のメディア対応と演習 模擬記者会見)
講師:井澤リスクマネジメント事務所 所長 井澤 幹夫氏
・「春期講座 PRプランナー試験対応コース」
・「PRプランナー3 次試験対応講座」
「PRプランナー資格認定・検定第 3 次試験」の課題となるプレスリリースの作成法、広報・
PR計画の立案方法について集中的に習得することを目的としており、3 次試験の受験準備
として推奨している。昨年まで開講されていた「広報ジュニア・カレッジ」のカリキュラム
をベースに、3 次試験の合格にフォーカスした内容に改訂した。概要は以下のとおり。
【6 月 7 日講義/14 日演習】
「合格するニュースリリースの作成法」
講師:㈱ミラ・ソル 代表取締役 田代 順氏
【6 月 21 日講義/28 日演習】
「広報・PR企画の立案作成(マーケティング分野)」
講師:㈱インテグレート 第 2 アカウント プランニング部 ダイレクター 赤坂 幸正氏
【7 月 5 日講義/12 日演習】
「広報・PR企画の立案作成(コーポレート分野)」
講師:㈱電通パブリックリレーションズ シニアコンサルタント 岡本 純子氏
6 月 7 日現在参加者 26 名(+WEB視聴 10 名)。
・「PRプランナー1 次試験対応講座」【別掲P7】
7 月 20 日から、
「PRプランナー資格認定・検定第 1 次試験」合格を目指す方を対象として、
「PRプランナー1 次試験対応講座」を開講する。1 次試験の対象となる広報・PRの幅広い
知識のポイントを 5 回にわたって平易に解説し、1 次試験の合格をサポートする。講座の詳
細と受講の申込み手続きは、6 月 1 日から協会WEBサイトで開始した。
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●理事会報告
◇その他
・4 月開催の「広報・PR入門講座」(4 月 13 日∼19 日)の参加者アンケートを集計し、分析中。
概ね高い評価を得ているが、今回は昨年の参加者に比べて参加者年齢が高くなっているなど、
諸般の経済情勢から広報新任者の採用、および教育プログラムへの参加意欲が減少していると
推察されるが、来年に向けての課題を抽出し、改善につなげるべく解析の上、講師にもフィー
ドバック予定。今後の課題として、ロールプレーイングや具体的な実務視点のレクチャーが高
い評価を得ていた点を考慮して企画に反映する。
◎広報委員会
◇広報委員会
・5 月 30 日(月)開催の委員会報告は下記の通り。
①新委員長ご挨拶 ②理事会報告 ③協会ニュース ④メディアリレーションズ
⑤ホームページ ⑥その他
◇協会ニュース
・協会ニュース 6 月号は 6 月 3 日に会員に発送した。
・協会ニュースの郵送の方に対し、WEB配信への移行を再度お願いすることとした。また、ホ
ームページ掲載の内容について、会員への配信内容と一般向けへの掲載内容を分けること、そ
の線引きが必要とのことで意見が一致した。
◇メディアリレーションズ
・4 月 30 日(土)「月刊広報会議」6 月号と 5 月 5 日(木)「新聞改造」に、2 次・第 3 次試験
に対応したテキストとして「広報・PR実務」を出版したことについて掲載された。「広報・
PR概論」の続編としての位置付け、また経営、CSR、危機管理やマーケティング、ブラン
ディングなど幅広い分野を一冊でカバーしていることが特徴として紹介されている。
・5 月 31 日(火)東商記者クラブに「北海道で広報・PR資格検定試験を初実施」の報道資料を配
布した。8 月 28 日に実施する第 9 回PRプランナー資格認定検定第 1 次試験を今夏から北海道・
札幌市で実施する。
・ニュースリリース配信用のメディアリストを今後、最新版に整備することとした。
◇ホームページ
・5 月のアクセス状況(PVとUU)は以下のとおり。
WEB名
PV
UU
協会(www.prsj.or.jp)
9,747
3,389
内 会員ページ
610
411
海外
81
57
セミナー・イベント(event.prsj.or.jp)
4,087
1,247
資格(pr-shikaku.prsj.or.jp)
26,478
4,230
インデックス(www.prsj.jp)
7,223
2,468
合 計
47,535
11,334
・ホームページのリニューアルを 6 月中に実施するとの報告があり、掲載内容の精査を含めたチ
ェック機能が重要ということで一致した。【別掲P11】
◇その他
・次回広報委員会は 6 月 27 日(月)16:00∼協会会議室で開催する。
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●理事会報告
◎出版委員会
◇出版委員会
・5 月 18 日(水)開催の委員会報告は以下の通り。
①理事会報告 ②PR手帳 ③PRイヤーブック ④出版企画 今後の方向性
④その他
◇PR手帳
・「広報ハンドブック」としての実用価値を高めるために、チエックリスト、業務フロー、広報
関連データ、トピックス用語などを編集。20∼30 ページを電話一覧や用語を入れ替え、刷新す
る。
・PR手帳委員会(WG)にて試案作成(3 月 23 日・4 月 8 日・4 月 14 日)。5 月 13 日に PR 手
帳作業部会を開催し、時代のニーズにあわせて追加するコンテンツと削除するべきコンテンツ
とを分別。
・5 月 18 日の委員会で審議し、検討事項を作業部会に持ち帰り。次回 6 月 23 日の委員会にて、
コンテンツの大枠の最終決定および執筆分担について検討する。理事、幹事など主要会員には
執筆ご協力をお願いいたします。
◇PRイヤーブック
・2010 年版 5 月 26 日総会前に会員に送付済み。 2011 年版については、発行時期、仕様など今年
度版を踏襲する。
・コンテンツについては、「東日本大震災」に関するものが主要コンテンツとなるが、通常のP
Rテーマとのバランスを勘案する。
・「東日本大震災」に関するものは、状況変化が大きいため継続的に情報を収集し、PR業部会
の「震災事例プロジェクト」と連携し、9 月頃より企画編集に入る。
◇その他
・次回委員会は 6 月 23 日 17:00∼協会会議室で開催する。
◎顕彰委員会
◇顕彰委員会
・5 月 27 日(金)開催の委員会報告は以下の通り。
①理事会報告 ②PRパーソン・オブ・ザ・イヤー ③PRアワードグランプリ
④その他
◇PRパーソン・オブ・ザ・イヤー
・従来どおりの選出に加え、震災関連の「特別賞」を設定する。これは今回の震災・原発関係で
顕著な活動をした個人・団体を顕彰する。従来の「PRパーソン・オブ・ザ・イヤー」は今後、
委員会で選定基準を検討・確定し、7 月度理事会で報告、9 月に小委員会で候補者の一次選出を
行い、委員会で検討。10 月度委員会で候補者の絞込みを行い、11 月初め、会員に投票依頼する
予定。その後委員会で候補者を決定し、12 月度理事会で承認いただく。「特別賞」も同様のス
ケジュールとする。
◇PRアワードグランプリ【別掲P8】
・従来どおりとする。5 月・6 月度委員会で募集概要検討・確定し、7 月度理事会で報告。9 月中
旬案内を開始する。今後PRアワードグランプリプロジェクトで概要等、内容の検討を行う。
なお、「PRアワードグランプリ」最終審査会は 12 月 5 日(月)に決定した。また、震災特別
賞だが、震災・原発関連事例を推薦していただき、委員会で数例に絞込む。
◇その他
・次回顕彰委員会は 6 月 22 日(水)12:00∼協会会議室で開催する。
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●理事会報告
◎資格制度委員会
◇資格制度委員会
・5 月∼6 月の進捗状況報告は以下の通り。
①総会議案書(平成 22 年度収支報告と平成 23 年度予算)②実施運営報告
③試験専門委員会 ④参考図書出版状況報告 ⑤広報普及 ⑥PRプランナー交流会
⑦その他・資格制度ホームページ等
◇実施運営
・5 月 14 日(土)に 3 月 12 日の振替面接審査(71 名)を東京会場で実施。PRプランナー取得
者は 989 名。
・第 8 回 2 次試験を 5 月 15 日実施(学習院大学、関西大学天六キャンパス)。受験申込状況の確
認と実施状況の報告。
・受験者 291 名(東京 250 名うち学生 11 名、大阪 41 名うち学生 2 名)
※受験申込者 312 名(東京 264 名うち学生 24 名、大阪 48 名うち学生 2 名)
・4 科目合格者 159 名(東京 136 名うち学生 9 名、大阪 23 名うち学生 1 名)※累計合格者含む
・第 8 回PRプランナー補認定者確定(117 名、うち学生 34 名)。第 1∼8 回の累計は 1,337 名
となる。
・5 月 30 日より第 8 回 3 次試験と 6 月 1 日より第 9 回 1 次試験の予約受付同時開始。第 8 回 3 次
試験受験予約は下記の通り。(6 月 6 日現在)
・東京 145 名:会員社員 63 名、一般 82 名
・大阪 35 名:会員社員 7 名、一般 28 名
計
180 名
・第 9 回 1 次試験受験予約は下記の通り。(6 月 6 日現在)【別掲P10】
・東京 100 名:会員社員 7 名、一般 81 名、学生 12 名
・大阪 58 名:会員社員 5 名、一般 23 名、学生 30 名
・北海道 0 名:会員社員 0 名、一般 0 名、学生 0 名
計
158 名
現在時点で北海道の受験予約がないことから、理事各位へのご協力依頼が理事長と野村委員長
からあった。また、初めての地方での開催であることから、これを成功させ、次のステップに
進みたいことから、30 名(最小催行数 20 名)を目標に協力することとなった。
・准PRプランナー認定申請予約は下記の通り。(6 月 6 日現在)
・会員社員 15 名、一般 37 名、学生 6 名 計 58 名
◇試験専門委員会
・猪狩委員長が名誉委員長、駒橋副委員長が委員長として就任した。
第 8 回 2 次試験採点結果の精査、合否判定会議実施。
第 8 回 3 次試験問題の作成。
第 9 回 1 次試験問題の作成スケジュールの確認。
◇テキスト出版
・会員向け書籍販売時のアンケートの結果、試験問題集発刊の検討作業開始。電子書籍販売、試
験問題について検討を続ける。
◇広報普及
・第 9 回PRプランナー試験の北海道実施についてニュースリリースを配布した。(5 月 31 日)
・第 9 回PRプランナー試験に向けて広告出稿を実施。
◇PRプランナー交流
・第 4 回交流会を 6 月 17 日に実施予定。募集受付を 5 月 30 日より開始。申込状況-企業:48 名、
PR業:22 名、各種団体等:8 名、計 78 名(6 月 8 日現在)。第 1 部の講師には岡部 一志氏
(日本マイクロソフト株式会社 広報部長)を招聘。【別掲P15】
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●理事会報告
◇その他
・PRプランナーの上位資格について議論した。
上位資格の個人賛助会員Bとの差、ニーズと事業の継続性について更なる審議が必要との見解
となった。また、上位資格の認定基準および取得については、APR(Accredited in Public
Relations)資格を参考に検討する。PR業部会で予定されているコンサルタント資格検討とも
連携していく。
・試験専門委員会との合同懇親会を 7 月 28 日委員会終了後に開催する。
・次回委員会は、6 月 30 日(木)12:00∼協会会議室で開催する。
◎企業部会
◇幹事会
・中村 隆晴副理事長の理事退任を踏まえて杉山 順子氏(㈱スヴェンソン)を理事として推薦。
・副理事長として山田 悦朗理事(富士通㈱)を推薦。
・選挙制度検討委員会として尾関 謙一郎氏(明治学院大学)、福地 研氏(国際社会研究所)を
推薦。
・幹事メンバーの退会等により幹事会メンバーの追加を検討(数名程度)。
◇企業部会フォーラム・メディア研究会
・9 月開催に向けて、講師、日程、テーマ等検討中。
◇広報活動研究会
・10 月を目途に森ビル㈱・六本木ヒルズの防災対策等の見学を検討
(東京の巨大模型、屋上水田と免震装置、震災井戸、震災備蓄倉庫の見学と地域発電所の話等)。
◇広報ゼミ
・7 月 8 日(金)「第 5 回広報ゼミ」を開催する。講師はオムロンヘルスケア㈱ 執行役員 健康サ
ービス事業部長 竹林 一氏。
◇その他
・次回幹事会は 7 月 4 日(月)森ビル㈱ 会議室で開催する。
◎PR業部会
◇幹事会
・5 月 25 日(水)16:00∼協会会議室にて開催。出席は大石部会長以下、副部会長 2 名、幹事 3 名、
大原常務理事、田門事務局長 計 8 名。
◇PRスキル研究
・第 17 回PRスキル研究会を、6 月 22 日(水)㈱電通パブリックリレーションズ会議室で開催す
る。講師は日本ケロッグ㈱ 広報室長の井出 留美氏。栄養学の博士号とPRプランナー資格を
持つ同氏の広報術がテーマ予定。企業部会会員への案内も検討したい。 【別掲P18】
◇PR業調査
・調査概要をPR業部会会員へ配信する事とした。また 今回の調査内容を協会としてリリース
配信する事は検討を重ねたが、取りやめにした。【別掲P17】
・今後なんらかの方法で、PR業界市場規模を調査検討したい。
◇PRインデックス
・印刷版PR業インデックスは終了。協会HP内のWEB版PR業インデックスは 7 月をめどに
改定する。主管するIT委員会、事務局と協議検討中。これにより、受益社負担金一律 3 万円
も取りやめとした。
◇PR業近未来予測研究会
・活動の軸となるメンバー現在 7 社 7 名。6 月より活動スタート。
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●理事会報告
◇コンサルタント資格制度(仮)検討会
・長江氏、江良氏、越智氏を中心に検討会を 6 月 22 日に開催する。その後、資格制度委員会との
調整に入る。
◇震災事例プロジェクトに関して
・今回の震災を、広報PRの協会として共有、発信する事を目的にスタートする当該プロジェク
トは横断的活動が必須より、各委員会とのコラボ連係を検討中。
【展開案】
①海外プレスから見た当震災とその報道の姿…シンポジウム(国際委員会との協業)
②その時広報パーソンは…特別寄稿及び座談会(出版委員会「PRイヤーブック」との連動)
③ソーシャルメデア事例研究(IT委員会との連動)
④PR功労賞の設定 他(顕彰委員会 事業支援)
⑤風評被害事例研究
⑥広報・PRの目線からの震災報道基調講演
等々
◇その他
・PR業見積ハンドブック初版在庫切れに伴い、6 月より改訂版の作成に入る。
・次回幹事会は 6 月 22 日(水)15:00∼㈱電通パブリックリレーションズ 会議室で開催する。
その際に、副部会長、幹事等の活動および分担を見直すことにしたいとの報告が大石部会長か
らあった。
◎関西部会
◇定例会
・第 207 回定例会は 6 月 16 日(木)午後 2 時∼16 時 45 分。「サントリー山崎蒸溜所」見学会開
催。(現地集合・解散)【別掲P29】
・ウイスキー特別セミナー、試飲会。
・ウイスキー館見学。
・「サントリーの広報活動について」広報部長 西島 憲治氏
6 月 2 日現在の参加者は 25 名。
・第 208 回定例会は 7 月 14 日(木)15:30∼17:00。中央電気倶楽部にて開催。講師は、毎日新
聞大阪本社 社会部長 白神 潤一(しらが・じゅんいち)氏。テーマは、「東日本大震災の取
材現場からの提言∼非常時企業広報の基本姿勢∼」(仮称)。終了後、サントリー屋上ビアガ
ーデンにて懇親会開催。
◇広報基礎講座
・5 月 12 日(木)∼13 日(金)中央電気倶楽部にて開催、併せて全講座終了後、懇親交流会を開
催した。参加者は 16 名。今回は、例年に比べ参加者数が少なめだったが、講座内容は充実して
いたので、アンケート結果と、懇親交流会では、大変好評だった。
◎特別委員会
◇IT委員会
・6 月 3 日(月)開催の委員会報告は下記の通り。
・協会ホームページ(HP)のデザインについて、「用語」ページ、「企業文化施設紹介」ページな
どを中心に進捗状況を確認した。6 月中旬までには完成予定。【別掲P11】
・PRインデックスは、プラグインという検索機能を入れて、PR会社の得意分野を検索し易く
する。得意分野については別途アンケートし、9 月中完成予定。
・facebook のオフィシャル登録に関し、並行して協会としてのソーシャルメディアポリシーない
しガイドラインを作成する必要があることを確認。
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●理事会報告
・ソーシャル・メディア実践講座 1 回、2 回ではそれぞれ、動画視聴者は約 180 名、90 名の実績
あり。今後動画配信予定は以下のとおり。
ソーシャル・メディア実践講座 3 回(6 月 3 日)、4 回(未定)
PRプランナー3 次試験対応講座(6 月 7 日∼)。1 次試験対応講座(7 月 20 日∼)
3 次については、34 名申し込み中動画のみ視聴希望者が遠隔地からを中心に 10 名にのぼり(6
月 3 日現在)、ニーズがあることが確認された。
・次回は 7 月 1 日(金)協会事務局で開催する予定。
◇公益法人移行推進委員会
・5 月 26 日開催の第 23 回通常総会において第 6 号議案(公益認定申請手続き承認の件)・7 号議
案(公益認定に伴う定款変更(案)並びに諸規則(案)承認の件)が承認されたので、今後の予定
として、6 月に認定申請書の作成、8 月に内閣府への仮提出、本提出、公益法人移行認定を経て、
登記することとなる。順調にいけば平成 24 年 4 月 1 日に公益社団法人としてスタートすること
になる。
・次回の専門家との打ち合わせは 6 月 21 日(水)を予定。
◇選挙制度検討委員会
・今年度末に選挙が実施されるため、「理事及び監事候補の選任についての規則」に従って、新
公益法人化を見据えて現行の選挙制度の見直しを行い、理事会に提言する。
・委員会メンバーとして、福地 研氏(国際社会経済研究所・元NEC)、曽根 進氏(㈱P&I)、
尾関 謙一郎氏(明治学院大学)が選任され、了承された。
◎その他
◇新役員(理事)選任の件
・キッコーマン㈱ 中村理事(副理事長)が仕事の関係で辞任することになり、後任として、企業部
会から法人正会員 ㈱スヴェンソン 広報・PRディレクター 杉山 順子氏が推薦され、新役員
として承認された。
◇新副理事長選出の件
・キッコーマン㈱ 中村副理事長の後任として富士通㈱ 山田理事が、新副理事長として審議・承
認された。
・上記のとおり新副理事長、新理事が承認されたので、組織体制の素案を事務局で作成する。各
委員会・部会で検討いただき、次回理事会において、審議いただきたいとの依頼が大原常務理
事からあり、了承された。
◇会員拡大の件
・前回の会員拡大キャンペーンでは企業部会・PR業部会・関西部会が主になって行い、各部会
30∼40社を担当分担してノルマ的に入会を推し進めたが、今回はメリットがあると感じて入会
していただき、基本的に協会を理解して入会してもらいたいとの意見が理事からあった。目標
50社として各部会・各委員会で担当してもらい、自治体・大学・医療団体等は事務局からアプ
ローチする等、次回理事会で具体案を再度検討することとなった。
◇平成23年度4月度・5月度収支報告の件
・4月度・5月度収支結果が大原常務理事より報告され、了承された。
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●理事会報告
◇その他
・5月26日開催の臨時理事会議事録を配布した。
・9月度以降の理事会開催日について検討した結果、原則として毎月第2水曜日に開催することで
了承された。9月度は9月14日(水)12:00∼開催する。
・今後の日程として、「PRアワードグランプリ」最終審査会は12月5日(月)、「新春PRフェ
スタ2012」は平成24年1月18日(水)に開催するとの報告が大原常務理事からあり、了承された。
・「東日本大震災支援募金」の送り先について 5 月 26 日の臨時理事会で審議した結果、協会予算
の予備費 26 万円を加えた 150 万円のうち、100 万円を中央共同募金会に、50 万円を「石巻日日
新聞」に寄付することとなった。「石巻日日新聞」からは受諾する旨の連絡をいただいたので、
今月中に石巻に行って、目録をお渡ししたいとの報告が大原常務理事からあった。【別掲P4】
・理事会の最後に長らく協会活動にご尽力・ご協力いただいた中村副理事長から退任のご挨拶が
あった。
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