CSR Report2012

CSR Report 2012
ソマール 社会貢献・環境保全への取り組み
1 目次 / 会社概要 / I R 情報
目次
1.
目次 / 会社概要 / IR 情報
2.
経営者からのメッセージ
S
会社概要
p.1
p.2
経営者からのメッセージ/沿革
3.
事業紹介
p.3-5
設立
1948 年 2 月
代表者
代表取締役社長 曽谷 太
資本金
51 億 1,522 万円 '2012 年 3 月末現在(
上場市場
東京証券取引所市場第二部 '1988 年 10 月(
従業員数
連結 368 名、単体 296 名'2012 年 3 月末現在(
主要取引先
旭化成ケミカルズ、デュポン、
高機能材料部/環境材料部/食品材料部/海外拠点紹介/新設拠点紹介
4.
ステークホルダーとのかかわり
デュポン帝人アドバンスドペーパー、
東レ、東レ・デュポン'五十音順(
p.6
お客さま/お取引先さま/投資家さま/地球環境/地域国際社会/従業員
5.
環境保全への取り組み
6.
環境配慮型製品の開発
IR 情報
p.7-9
環境方針/インプット・アウトプット/アイドリングストップバス
緑のカーテンと緑地の活用/省エネ/PRTR/環境目標と結果
連結売上高
経常利益
(百万円)
(百万円)
p.10-11
高機能フィルム/高機能樹脂/環境材料/R&D
リーマンショック
7.
コーポレート・ガバナンス強化に向けて
p.12
内部監査室/BCP の制定/ご意見箱
8.
社会貢献
p.13
復興支援活動/省エネ型自販機/インターンシップ/防災訓練/エコキャップ
9.
ネットワーク / 対象事業所 / 対象期間
p.14
2008
※表紙の写真:栃木県鬼怒川水系上流域の山中
2009
2010
2011
(年度)
東日本大震災、タイ洪水
1
2 経営者からのメッセージ
当社は、戦後まもない昭和23年に設立して以来、化学材料に関わる当時の優れ
①の課題では、当年度4月に宮城県にソマテック㈱の竣工式を開催しました。
た欧米の先端技術や製品をわが国の産業界に紹介し、電気・電子、自動車、製紙と
②の課題では、事業インフラの構築はほぼ終了し生産・販売活動を本格化させる
いった幅広い業界の発展に貢献してまいりました。そして良きお取引先さまをはじめ
段階へと進んでいます。これら課題の解決にあたっては、前述した社会の変化や要
とする多くのパートナーに恵まれ、そこで培った皆様からの「信頼」は、現在に至る当
請に応えつつ、当社の企業風土を生かした特長ある提案をしていくことがきわめて
社の事業活動の大きな支えとなり、また、その「信頼」が、当社の旺盛な「チャレンジ
重要と考えておりますが、その際、従来にも増してきめ細かなコミュニケーションに留
精神」や「知恵を生かす」といった企業風土を形成してきました。
意し、相互の「信頼」を更に深められるよう最善の努力をしてまいります。
いま、世の中はまさに大きな変革のときを迎えています。
引き続き、皆様の一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
アメリカに端を発したリーマンショックやわが国の東日本大震災が与えた影響は、甚
大かつグローバルに及ぶ広範囲なもので、その影響は産業界に留まらず、世界の
人々の価値観までも大きく変えています。そして将来に対する様々な不安も増し、
例えば、地球環境の保全や省資源・省エネルギー、更には「安全で安心のできる持
続可能な社会への転換」が多くの人たちの共通的課題となってきております。
当社は、こうした社会の変革に対して的確に先を見通し、社会がかかえる課題の
解決に向けて、当社が果すべき役割を明確にさせながら事業活動を行っていくこと
代表取締役社長
が、当社の重要な責務であると認識しております。そうした認識の上で、当社は新た
な中期経営計画のもと、事業の健全な発展を目指した諸施策を鋭意進めておりま
すが、これら諸施策の中心的課題をなすものは次の2点であります。すなわち、
① 重点コア事業の一層の強化
コーティング製品や高機能樹脂製品に関わる事業基盤の更なる強化と新たな
社会ニーズへの対応
② 中国・タイでの海外生産の推進とグローバルな事業展開
中国・アジアを中心としたグローバルな成長市場において、顧客に密着した
サービスの提供を行うための海外生産の推進と適切かつ特長ある製商品の
提供活動
<ソマールの沿革>
1948 年
1956 年
1962 年
1984 年
1988 年
1995 年
2001 年
2006 年
2007 年
2008 年
丸正産業(株)を創業者の曽谷 正が設立
東京都足立区に研究所を設立
研究所をソマール工業(株)として分離し設立
ソマール工業(株)と合併し、ソマール(株)に名称変更
東証二部に上場
品質の ISO 9001 を取得
環境の ISO 14001 を草加事業所にて取得
索馬龍'香港(有限公司 設立
索馬龍精細化工'珠海(有限公司 設立
ソマテック(株)、台灣索馬龍股份有限公司 及び
SIAM SOMAR CO., LTD. 'タイ( 設立
2010年 環境の ISO 14001 を全社にて取得
索馬龍精細化工'珠海(有限公司上海分公司 開設
2
3 事業紹介
高機能材料部(商品)
環境材料部
高機能材料部ではメーカー各社から優れた商品を
環境材料部は主要顧客の製紙会社を中心に製商品
仕入れお客様へ販売しています。その中のひとつに
を販売させていただいております。2011年3月11日に
ノーメックス紙があります。ノーメックス紙は優れた耐熱
発生した東日本大震災でお客様の一部は大きな被害を
性・電気特性により、ハイブリッド車や風力発電などク
受けましたが、危機を乗越える強い意志で見事復旧・復
リーンエネルギーに必要な変圧器やモーターの小型
興を遂げていく様子は、驚嘆と賞賛に値しました。
そのマシン復旧にあたり、当社メイン製品の歩留剤
化、高性能化に活躍しています。また最近では環境を
意識したスマートグリッドへのビジネス展開も模索中に
▲風力発電にも貢献しています
▲製紙用薬剤
'アクシーズシステム)、殺菌剤(ミクロサイド、ソマサイド)、
あり、自社製品だけでなく商社機能においても常にエ
商品(ラテックス)等で薬剤と設備面から微力ながらご協
コを意識した営業活動を心がけています。
力できたのではと実感しています。
今後もお客様にご満足いただけ、他社と差別化でき
る製商品のご紹介をすることで、企業の社会的責任をも
高機能材料部(製品)
▲高機能材料部 部長 高見澤 栄治
独自のコア技術である「フォーミュレーション」「コーティング」「ラミネーション」を応用し
て開発・製造した工程用粘着フィルム、光学機器用遮光フィルムや電気絶縁用樹脂、部
品実装用接着剤を販売しています。また、新たな市場ニーズに向けて開発を完了した
機能性ハードコートフィルムを各種タッチパネル向けに展開を開始しました。
また、環境配慮型の製品販売にも注力しており、均一薄膜に塗装が可能な電気絶縁
粉体塗料を積極的に提案し、お客様の歩留向上や使用量削減に大きく貢献しています。
今後もお客様のご要望に応じ、テクノロジーパートナーとしてお役に立てるよう提案して
まいります。
果たしていけるよう進めてまいります。
▲環境材料部 部長 見崎 宜男
食品材料部
当社創業(1948年)から遅れる事約20年、196
8年に食品業界向けグァーガム輸入ビジネスでス
タートした食品材料部は、現在では、各種天然ガ
ム、乾燥野菜等自然食材の輸入・販売を幅広く
展開しています。どれもが天然産品の為、その年
の気候による品質・収穫状況が重要な情報のひ
とつです。当部は長年培った仕入先との緊密なコ
ミュニケーションで得られた現地状況を情報として ▲お取引先様と社長を囲む 食品材料部の面々
迅速・正確に市場へ届けています。
顧客の皆様のご期待に沿うべく、安全な食材、
安定した品質、需要に応じた供給確保を心掛け、
▲光学機器用遮光フィルム 「ソマブラック」
常に皆様の声に耳を傾けて 益々食品業界へ貢
献させていただきたいと思っています。
▲高機能材料部の面々
▲機能性ハードコートフィルム 「SOMAGUARD」
▲輸入しているバジルの収穫風景
3
Somar Corporation (H.K.) Ltd.
(香港)
Somar (Taiwan) Co., Ltd.
当社グループの中国・アジア初の海外拠点として2007年4月に香港に設立されまし
(台湾)
台湾索馬龍股份有限公司は2008年8月に索馬龍
た。オフィスはビジネスマンや観光客が集まる九龍半島の尖沙咀にあります。
'香港(有限公司の出資の下、台湾国内のお客様や、
香港事務所は中国国内外への製品販売だけでなく、中国広東省にある珠海工場・台
中国へ進出している台湾系のお客様へのソマール製
湾・タイ現地法人の親会社として当社グローバ
品の販売・サービスの提供を目的に設立されました。
ル戦略を担う重要な役割も果たしています。
近年の世界的な景気不安やアジア各国の競争の中、
今後益々ボーダレスが進む中、ソマール海
台湾は中華圏の文化的側面と日本企業との高い親和
外拠点からも「メイド・イン・ソマール」製品・
性を活かし、日系企業とのアライアンスの実施や日系大手の
サービスを海外のお客様に提供し続けてまい
開発センターが台湾に設立されるなど、アジアの重要な拠点
ります。
と位置付けられています。台湾索馬龍もそれらのお客様が開
発している新しい製品や工法、環境負荷の低減に対するご要
望など、ソマールグループの支えを基に対応に努めています。
Somar Fine Chemicals (Zhuhai) Ltd.
(中国
[珠海])
また、既存製品についてもお客様の製品の品質向上、安定に役立つ製品・サービスの
提供を心掛け、台湾の地よりソマールグループの一員として今後も尽力してまいります。
索馬龍精細化工(珠海)有限公司は2007年4
月に中国広東省珠海市に設立された海外初の
Somar Fine Chemicals (Zhuhai) Ltd. Shanghai Branch
(中国
[上海])
生産拠点であり、当年度で創業から早5年目を迎
当上海分公司は、「世界の工場」から「一大消費地」
えます。主要生産品目は現在、高機能樹脂製品、
高機能フィルム製品です。中国国内をはじめ、香
へと変貌を遂げつつある中国の華東・華北地区に対す
港や台湾、一部タイへの製品供給を行っていま
る営業の拠点として、索馬龍精細化工(珠海)有限公司
す。上海にも販売拠点の分公司があるため、華
の分公司として2010年3月に設立されました。
中国華東・華北地区は当社にとって重要な顧客であ
東・華北地区へのお客様にもよりスピーディなサービスを提供できます。また近年、中国
では環境問題が深刻化しており、当社の置かれた業界に
る自動車電装品メーカーや電子部品メーカー、製紙
は逆風が吹いておりますが、対策として常に関係当局か
メーカー等が多数あり、上海分公司は多種多様な課題に対し迅速な対応を行っており
らの情報や法令を事前に入手してブレークダウンできる
ます。また、現在重要な課題である「環境」というキーワードを
法務担当の現地社員を育成しており、問題発生を未然に
常に意識しながら営業活動を行っております。変化の激しい
防止しております。これからも法令を項守した生産販売活
中国市場におけるお客様に対し、常に的確なソリューションを
動できるよう、十分な従業員教育に努めてまいります。
提案し、お客様にとってなくてはならない存在でありたいと考
えております。
4
ソマテック株式会社
New!
Siam Somar Co., Ltd. [Head Office](タイ[バンコク])
▼ソマテック㈱大和工場
▼オフィスの様子
2008年6月、ソマテック
SIAM SOMAR バンコクオフィスは、2008年10月に
株式 会 社 はソ マー ル 株式
設立され、ソマール製商品と当年度3月に量産をスタートした
会社の100%子会社として
タイ チョンブリ工場製品を、タイ国内、東南アジア諸国及び
宮城県に創立しました。工
インドへの販売とサービス提
場は仙台市から北へ20km
供を行っております。今後、ますます経済発展が期待され
の黒川郡大和町に位置して
るタイをはじめとした東南アジア諸国、インドの重要性は
います。
増してきております。その中で、生産工場を持つ拠点とし
リーマンショックや東日本
大震災を乗り越え、2012年
て、お客様のニーズをキャッチし、新しい提案を積極的に
行ってまいります。
4月17日 宮城県知事の村
井様、大和町長の浅野様を
Siam Somar Co., Ltd. [Chonburi Factory]
始め、多くのお客様にご臨席頂き、ソマテック㈱大和工場の竣工式を執り行うことが出来
タイ チョンブリ工場は2011年5月に
ました。工場内には、コーティングマシン、液調合設備、検査室、スリットマシン、自動倉
竣工し、幸い洪水の被害を受ける事無く、
庫を配備しております。コーティングマシンはクラス100のクリーンルーム内に設置され、
無事1年を迎える事が出来ました。工場は
温度・湿度の管理を徹底し、品質の安定化が可能です。また、検査室はクラス1000のク
首都バンコクから南東へ約80km離れた
リーンルームになっており、光学特性、膜厚、表面特性の測定などといった品質管理を
チョンブリ県に位置し、タイでも有数のアマ
行っております。
タ工業団地内にあります。また、東南アジ
New!
▼チョンブリ工場
環境にも配慮し、発生する溶剤ガスは屋外に設置された VOC ガス燃焼設備にて
ア・インドのお客様への供給を目的に、工
無害化しております。ソマテック㈱大和工場では、FPC 工程用粘着フィルム「ソ
場敷地面積24,000㎡、総延べ床面積
マタック」、ハードコートフィルム「ソマ
6,700㎡と将来多彩な要求に応えられるよう余裕を持って建設されています。
ガード」、この他にも多様化するニー
チョンブリ工場では当年度3月より自動車関連の高機能液状樹脂製品を生産し、タイ、
ズに対応する高品質なフィルム製品
インドネシア、ベトナム、インドのお客様へ供給を開始する事が出来ました。今後更に多
を生産してまいります。これからも、ソ
くの製品、お客様へ供給を増やしていく計画です。
マールグループの一員として、「企業
現在、ISO9001の取得を目指し体制構築を進めています。
の社会的責任」の一端を果たしてい
タイの化学物質規制など法令を項守する仕組みを作り、2012
きたいと考えています。
年末までに認定を受ける予定です。お客様により一層ご満足
いただけるよう、サービス、品質向上に取り組んでまいります。
5
4 ステークホルダーとのかかわり
(化学物質調査)
(にこにこゴルフ会)
(育児休暇制度の利用)
1年間の産休育休を取得させていただき、4月に
復職しました。入社して2年程度での産休取得という
ことで若干の不安もあったのですが、先輩たちの前
例がたくさんありましたので休むことに迷いはありま
せんでした。おかげさまで1年間ゆっくりと子供と向
き合うことができました。
復帰後の今は時短制度を使わせていただいてお
ります。産休に入る前は残業等もしていましたが、早
く帰るということで時間のやりくりという新たな課題と
直面する毎日ですが、
周囲の方のサポートの
おかげで充実した日々
を過ごすことができて
います。
にこにこゴルフ会は当年度も1月7~9日の3日
間、ソマールの顧客、メーカー、銀行関連等のお取
引先様を幅広くご招待して開催致しました。
本ゴルフ会は当年度で47回目を数えますが、ソ
マールの創業当初から、長くお取引先様とソマール
の間を結ぶイベントの一つとなっています。今後もこ
の会を通じて、お取引先様との絆を更に強めること
▲にこにこゴルフ会
でお客様との絆を大切にしていきたく思います。
「仕入先様における品質保証要領」
(工場周辺の美化活動)
ふけんみやぎ
(ソマテックが富県宮城に協力)
▲ソマテック㈱大和工場竣工式
▼工場周辺のごみ拾い
ソマールグループの中核工場である草加事業所
は、埻玉県の草加八潮工業団地内にあります。
事業所の近隣には住宅のほか、小学校、公園、
河川といった公共施設があるため、周辺環境の
保全には特に配慮しなければなりません。
当社は1965年の草加事業所開所時に埻玉県
と「地球環境の保全・美化の協定」を締結して以来、地球環境の
保全や美化を重要事頄として積極的に取り組んでまいりました。
現在、その取り組みは2008年8月に発足した「Innovative SOMA
R」活動の一環として、全従業員で実施する美化活動へと引き継
がれています。
▲お子さんとくつろぐR&D部 植木社員
当社グループ国内二番目の生産拠点となるソマテック㈱大和工場
が、仙台市に隣接する黒川郡大和町に完成しました。平成 19 年に宮
城県が策定した将来ビジョン「富県宮城」の実現に向けては、経済活動
の主体のひとつである企業の役割は重要なものでした。その後の震災
で甚大な被害に見舞われ、経済・産業を含む様々な分野で大きなダ
メージを受けた宮城県ですが、「復興へ頑張ろう!みやぎ」を合言葉に
県民一丸となり活動に取組まれています。
最新鋭の設備を備え、最先端の製品を
生産するソマテック㈱大和工場が地域の
復興に、そして「富県宮城」の実現に尐
しでも力になれればと思います。当社グ
ループは地域社会の一員としての意識
をもち、その責務を果たしてまいります。
環境安全性、法規制に対するお客様のお問い合わ
せにお答えしております。また環境安全性、法規制の
チェックと項守の為に「グリーン調達ガイドライン」「仕入
先様における品質保証要領」等のツールを活用し、仕
入れから出荷までの管理を行っております。また原材
料については検査値異常を検
料については検査値異常を検知するシステムを構築
知するシステムを構築し、当社
し、当社調達部門を通じて異常の調査把握と
調達部門を通じて異常の調査
改善に向けて日夜フォローをしています。
把握と改善に向けて日夜フォ
ローをしています。
「グリーン調達ガイドライン」▲
(そまろんグッズと情報公開)
▼そまろん、ソマリン、ソマルル
化学素材の仕入・製造・販売を行っている当社ですが、それら化学素材のほとんどは
一般消費者の方々の目に直接触れることが尐ないものばかりです。しかし当社が取り
扱っている化学素材は、実は普段の生活で使われている様々なモノに使用されており
'自動車、電子・電気機器、紙、食品等々(、大切な役割を果たしています。取り扱って
いるものが“縁の下”であるからこそ、それらの重要性や技術力をきちんと伝えていかねばなりません。当社の
情報発信には当社キャラクター『そまろんクン』も一肌脱いでいます。
6
5 環境保全への取り組み
環境方針
アイドリングストップバス
当社では電車通勤の社員のために、松原団
ソマール株式会社は 「ソマールは知恵を生かします」 を経営理念とし、
地駅・草加事業所間を朝3回、夕方6回の計9
地球温暖化を含むさまざまな環境問題に継続的に取り組みます。
回送迎バスが運行しています。その送迎バスを、
2011年4月より、バスの発進・停車に合わせて
エンジンの自動停止・始動を行うアイドリングス
1.ISO 14001 の規格に適合する環境マネジメントシステムを採用し、継続的に以下に取り組みます。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
トップバスに変更しました。信号待ちなどにより
環境に配慮した製品の設計・開発及び販売
産業廃棄物の排出抑制及びリサイクル化
化学物質の使用に伴う汚染の予防
エネルギーの消費削減
グリーン調達の取組み
頻繁に行われる停止時のアイドリングを自動で
ストップさせることで、停止中の排出ガスを出さず、燃料費の削減につながります。実際
の燃料使用量は、2010年度5,928L、2011年度5,250Lと、678L、約11%の燃料使
用量削減につながりました。
2.適用される法規制、条例及び同意したその他の要求事頄を項守するとともに、
自主的な管理基準を設定し管理します。
緑のカーテンと緑地の活用
3.明確な目的・目標を定め、その達成に努めるとともに達成状況や社会情勢を考慮して
定期的に見直しを行い、システムを継続的に維持改善します。
Innovative SOMAR の活動の一つとして、緑のカーテン、ゴーヤー栽培と、緑地の活用
にヒマワリの種をまきました。緑のカーテンは初の試みでしたが、すくすくと育ち夏には
ゴーヤーの収穫もでき、希望者で分けて大地の恵みに感謝しました。
インプット・アウトプット
また、毎週木曜の一斉清掃の時間を利用して応援者を募り、緑地の石拾い、草取り、
INPUT
OUTPUT
資源
原材料
副資材
5,327 t
259 t
エネルギー資源
電力
7,241,793 KWh
都市ガス
1,152,461 Nm3
LPG
3,081 Nm3
ガソリン+灯油+軽油
9,902 L
水
167,347 t
草加事業所
製品
肥料やり、種まきなどの活動を行っています。植物の持つ癒しの力、生命力をもらい、こ
れからも構内の緑化を進めてまいります。
4,284 t
二酸化炭素
t
t
t
t
t
炭化水素類
0.46 t
廃棄物
889 t
5,030
電力
2,737
都市ガス
2,259
LPG
9
ガソリン+灯油+軽油
25
※
※廃棄物の大部分はサーマルリサイクル資源として有効活用されています。
▲ヒマワリ
▲ゴーヤーで緑のカーテン
▲
▲
7
省エネ対策の実施例
PRTR制度
当年度、草加事業所では夏季の電力負荷調整と地道な省エネ活動を行いました。
PRTR'Pollutant Release and Transfer Register:化学物質排出移動量届出制度(とは、
有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出
○夏季の電力負荷調整
・東京電力「夏季休日契約」に加入、6月~9月の木・金曜日を休日に変更
・電力デマンドの監視、予測デマンドが契約電力を超えないように管理
・自家発電機のレンタル、需要電力のピーク低減のため借入れを延長
・節電パトロール、7月~9月に毎週1回のパトロールを実行
されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握
し、集計し、公表する仕組みです。
この制度によって、毎年どんな化学物質が、どの発生源から、どれだけ排出されている
かを知ることができるようになりました。
諸外国でも導入が進んでいますが、日本では1999年、「特定化学物質の環境への排
出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」'化管法(により制度化されました。
○地道な省エネ活動
・コンプレッサーの省エネ:新機種に更新してランニングコストを削減
ソマールにおいても毎年データを集計し、届出を行ってその推移を確認しています。
・照明器具の省エネ:水銀灯をLED照明に交換して消費電力を削減
・蒸気配管の省エネ:蒸気のムダを省く第一歩は务化トラップの交換から
PRTRデータ2010年度集計(草加事業所)
(kg)
・省エネ意識の啓発:電気・ガス・用水使用量などを掲示して意識向上
4,500
・省エネの教育:『LEDの基礎講座』等を開催して省エネ知識を習得
4,101
4,000
大気への排出
3,500
排
出
・
移
動
量
▲サーバー用自家発電機
▲コンプレッサーの更新
▲蒸気トラップの交換
▲
事業所の外への移動
3,000
2,500
2,405
2,000
1,500
1,000
▲
637
500
▲LED 照明に交換
▲省エネ啓発の電光掲示板
0
0
メチルテトラヒドロ
無水フタル酸
118
トルエン
0
201
4,4-ジアミノ
ジフェニルメタン
0
200
ノルマル-ブチル
-2,3-エポキシ
260
0 0
2,2-ジブロモ-2シアノアセトアミド
0
1,3-フェニレンジアミン
252
0
アンチモン及び
その化合物
0
126
酢酸ビニル
3
エチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート
0
119
クロム及び3価
クロム化合物
0 25
3-(3,4-ジクロロフェニル(
-1,1-ジメチル尿素
プロピルエーテル
▲
▲
8
環境に関する部門目標
部門
製造及び
生産技術
技術
間接
営業
国内拠点
環境目標
結果
判定
製造(フィルム)
作業環境測定:管理区分Ⅰ
一部で区分Ⅱ以下
△
製造(樹脂、薬品)
環境測定/粉塵管理区分Ⅰの維持、有機溶剤管理区分Ⅲ→Ⅰ
粉塵:区分Ⅰ、有機溶剤:区分Ⅲ
△
生産技術
エネルギー原単位の前年度比1%以上低減の為の設備改善
LED 化、回転機器インバータ制御化など
○
フィルム
ホルムアルデヒド削減、溶剤排出濃度低減
UV フィルム改良品の顧客認証終了、継続
○
樹脂
環境負荷を低減できる製品の拡販・開発'採用2件以上(
IR-180HF'ハロゲンフリー製品(等、3件採用
○
薬品
アクシーズの板紙分野での採用1件以上
1件採用
○
R&D
熱伝導粘着剤の開発・上市
サンプルを顧客にて評価中、上市未達成
△
IRC
本社電力量5%削減、本社廃棄物の前年同期比5%以上減
本社電力量3.7%削減、廃棄物は増
△
人事
総残業時間削減'前年同期比95%(
前年同期比92%
○
L&I
契約検討書類の電子化
計150文書を電子化完了し、尚継続中
○
F&A
残業時間(電力使用量)・紙使用量の削減
残業30%削減、紙使用量7%増
△
システムネットワーク
書類切り替え(紙→電子フォーム)
5フォーム分を新規に作成
○
グローバルビジネス
環境配慮型原材料の提案3件
物資部への提案3件
○
物流・調達
紙使用量削減50%、紙削減効果のプロセス変更3件、廃棄物削減(1%)
12%、3件達成、廃棄パレットの削減
△
生産管理
保管期限切れの在庫(材料・製品)の低減
材料:未達、製品:達成
○
品質管理、品質保証
工程内不良の低減、苦情前年度比20%削減
昨年度比45%削減、23%削減
○
高機能材料(商品)
溶剤再生装置の販売、節電及び紙利用低減
販売未達、節電・省資源に努めた
△
高機能材料(製品)
環境配慮型製品の売上拡大
粉体塗料、粘着フィルム等の拡大により目標値の117%を達成
○
環境材料
アクシーズの板紙分野での採用1件以上、キュサイドの展開
アクシーズ採用1件、キュアサイド展開中
○
食品材料
再生可能な天然食品素材の取扱い、輸送エネルギー削減
新規開拓1件、納入形態変更提案中
△
仙台・苫小牧
環境影響評価項目について半期2回の点検・確認
点検1回実施
△
日立
環境配慮型製商品の拡販及び提案4件、エネルギーの節約・削減
エピフォーム1液グレード等提案4件、電機・空調使用量3%増
△
名古屋
環境薬剤レクサー販売を目指す
取り組み中
△
大阪
溶剤再生装置拡販、キュアサイド拡販、配送エネルギー削減
提案中
△
福岡
エネルギー及び紙の使用低減、環境配慮型製商品の提案・拡販
前年より減尐、リアライザー提案中
△
9
6 環境配慮型製品の開発
高機能フィルム製品
高機能樹脂製品
環境に配慮した新製品、および開発の取組
高機能樹脂製品においては、素材の選定
みとしては以下が挙げられます。
からお客様がご使用後の廃棄までのライフサ
当年度上市したものでは、 従来、粘着フィ
イクルを一貫として考え、より安全で環境負
ルムに必要としてきたセパレーターを無くした
荷の小さい製品づくりに取り組んでいます。
製品“ソマタック PS-1251CR”、 既存製品の
電気絶縁用樹脂“エピフォーム”、実装用
性能をリニューアルして構成を見直し (裏面
接着剤“ソマコート”、半導体部品保護剤“ソ
コート層を無くす)、大幅に工程短縮および生
▲技術開発部の面々
産性改善を成し遂げた“SDC C6H”がありま
使用エネルギーの軽減を実現する製品やハ
す。 顧客での廃棄物削減や、使用および製
造時のエネルギー削減に寄与する製品になり
マテクト”では、より低温で熱処理できるなど
ロゲンフリー対応化など環境への負荷物質
▲
の排出低減を実現する製品を数多く提案し
ます。
最近では資源の有効活用といった点に着
し使用可能な電子部品製造工程用粘着フィル
目し、「塗膜の均一性を向上することにより従
ム(CR フィルム)の開発や、耐熱粘着剤の開発
来よりも尐ない塗料で同等の機能が得られる
▲生産性改善の「ソマグラフ」
耐熱粘着剤は、当初は顧客での煩雑なプロ
セスやエネルギーを必要とする硬化型接着剤
▲
てまいりました。
また、従来からの取組みとして継続して繰返
も進めています。
▲技術開発部の面々
絶縁用粉体塗料」や「従来よりレアメタル使用
率を低減した高比重バランスパテ」等の提案
▲
に置換わる接着方法の提案を狙ったもので、
を積極的に進めるなど、ますます活動の
▲レアメタルを低減した「バランスパテ」
フィールドを拡げております。
室温から高温までの高い接着性を簡便な貼付
限りある資源を有効に活用し、かつ安全で
け方法(プロセス短縮)によって実現させること
価値ある製品づくりを行なうため、引続き技術
を目指しました。
力の向上に努めてまいります。
▲
最近では要求に合わせて再剥離性を付与
したり、両面タイプにしたりするなど、さらに特
殊な付加価値の高い製品の開発へ拡がりをみ
せています。 上市へ向け、継続して力を入れ
ていきます。
▲セパレーターレスの「ソマタック」
▲実装用接着剤の「ソマコート」
▲
▲
10
環境材料製品
R&D
環境材料製品の主要なお客様である製紙
R&D部では、素材開発から加工技術、評価
会社は、環境への取組みということで、製造工
技術まで、当社製品開発の基盤となる独自技
程で生じる環境負荷の低減に努めています。
術の確立、技術力の向上を目指しています。
紙の製造工程で使うエネルギーのほとんど
当年度は、天然増粘多糖類を用いた新規機
は、工場内の発電設備で生み出す電力と蒸気
能性素材”ソマクルーズ”を上市しました。”ソマ
でまかなっています。これら全ての工程から排
クルーズ”を使って作成した牛乳プリンは口どけ
出される大気汚染物質、水質汚濁物質、廃棄
▲薬剤の効果を確認
物などの環境負荷物質を低減する必要があり
ます。
が良く、フレッシュな味わいが好評でした。現
歩留材“リアライザー”の効果
▲
…フロック内部にピッチを取り込む
環境材料製品の“アクシーズシステム”は歩
留剤・凝結剤として、原料に古紙等が多い紙
疎水性ピッチ
の製造工程中で使用します。パルプスラリー
▲R&D部の面々
在、”ソマクルーズ”の技術を応用した他分野で
の製品開発を進めています。
▲
また、高充填フィラー系における粘着性保持
技術を応用し、熱伝導粘着シートや蓄光粘着
中の微細繊維を紙の中に取込み、歩留をアッ
パルプ繊維表面
プさせることで、スラッジ等の廃棄物を減尐、
フィルムの開発、高機能化を検討しています。
蓄光粘着フィルムでは、当社従来品”ソマブライ
白水の濁度を下げ、水質汚濁物質の低減及
ト”の高輝度化に成功しました。明かりを消して
びコスト低減に大きく効果を発揮することがで
も、蓄光フィルム、そまろんクンが浮かび上がっ
きます。
▲牛乳プリンなどに使われる「ソマクルーズ」
ています。省エネ、安全対応です。
また、無機系殺菌剤“キュアサイド”は従来
の有機系と比較して、皮膚への刺激も尐なく、
次年度は、”ソマクルーズ”の応用製品開発
環境に優しい殺菌剤として近年多くの製紙工
を継続するとともに、バイオ関連分野、耐熱性
場で使用されています。今後も、環境に優しく
樹脂分野、表面加工分野における新素材・新
かつコスト削減に貢献できる製品を、継続して
技術の開発に注力し、お客様のご要望にお応
提案してまいります。
▲
えできる製品作りを進めてまいります。
▲明かりを消しても光る「ソマブライト」
▲繰り返し使うコンテナに充填された製紙薬剤
▲
▲
11
7 コーポレート・ガバナンス強化に向けて
内部監査室
BCP(事業継続計画、Business Continuity Plan)の制定
東日本大震災、円高の定着、欧州財政危機…
東日本大震災や海外における洪水被害等、企業の事業継続に大きな影響を与える
数えてもキリがないほど試練は続いております。こ
事象が続いています。企業は、かかる緊急事態に直面した場合でも的確な判断をくだ
のような折、当社グループの拠点が新たに二つの
し、事業の早期復旧・継続を果たしていくことが求められます。
産声を上げました。二つ共、新たな生産拠点とし
当社もBCP'事業継続計画(を策定し、またその内容に検討を加えることで、予期せ
て仲間入りをいたしました。
ぬ事態に遭遇しても、事業資産の損害を最小限に抑え、事業の早期復旧を可能たらし
当社は、創業以来64年になりますが、「第二の
めるための備えを行っています。BCPの策定・見直しを行うことで、自社の経営・業務実
創業」をキーワードに進めてきて5年が経過します。
事業インフラの構築もほぼ終了し、生産、販売の本
態も把握でき、それらの改善点も見えてきます。
▲内部監査室 藤基佳久
格化を一歩進める節目にあります。事業計画のうちグローバル化をさらに進める中で、
▲
一元管理のツールにも磨きをかけ、またコーポレート・ガバナンス体制の維持、改善の
努力に向けて一層の活動をしてまいります。
グローバリゼーションの進展において、お客様のさまざまなニーズに心を注ぎ、知恵
を活かす事業活動を進めるとともに、お客様との変わらぬ「信頼」をさらに厚く繋いでい
けますよう、努力してまいります。
▲草加事業所に咲く季節の花々
ご意見箱の設置
▲
ソマールでは、社員の声が直接社長に届く仕組みを取り入れています。業務日報は
パソコン上で社長、部長、課長、GLに直接送信されるので、進捗状況の報告に加え、
業務上で感じた各々の意見がそのまま上長に届けられます。気軽に個人の意見や不
安な点を発言でき、アドバイスのコメントを得ることが出来ます。
また、当社では、社長に直接の意見がある場合を踏まえて
“ご意見箱”制度を実施しており、草加事業所でも2008年6月
から食堂に “ご意見箱”が設置されました。箱には鍵がかけら
れ、社長が直接回収に訪問するため、より直接的な意見の発
信・受信が出来ます。
二つのシステムで集められた意見は改善の形で返還されるこ
ともあり、隠れた問題が早期に見つかる手助けになっていると
▲草加事業所内に咲く季節の花々
も考えています。
▲草加事業所に設置されている「ご意見箱」
▲
▲
▲
12
8 社会貢献
復興支援活動
▼消化班による訓練の様子
防災訓練
当社お取引先様が運営し、自動車関連部品・材料に関わる業者で構成される会に
草加事業所では有事の際の対応として、自衛消防
おいて、東日本大震災被災地復興支援活動として『東北3県'岩手・宮城・福島(の物産
組織を設置し、主に避難訓練と初期消火訓練を進め
品購入』が企画されました。当会会員である当社も広く社員に呼びかけ、各県の名産品
てきましたが、火災だけを想定していたのでは、東日
を購入させていただきました。
本大震災のような災害には不十分であることが分かり
岩手県の南部せんべいや冷麺、宮城県の仙台味噌、福島県の喜多方ラーメンといっ
ました。そこで、自衛消火組織を自衛防災組織と改め、
た名の知れたものから、その土地に行かないと知る機会の尐ない珍しいものまで、写真
災害救助消火班、救護班、通報連絡班、避難誘導班
入りのリストに掲載された品々を見て楽しみながら選ばせていただきました。そして大勢
の訓練を実施しました。防災用具の点検から、用具の
の社員から注文をいただきました。ささやかながらも、被災された地域の復興のお役に
整備・清掃、救護所の設営、救急活動、屋外消火栓
立てたのであれば幸いです。
操法、帰宅困難者の宿泊等まで視野に入れた活動を
注)当社は、被災地域の早期復興を願い、宮城県に相応の寄付も行いました。
▲
スタートしております。今後は工場にある、貯水タンク
省エネ型自動販売機の活用
学習省エネ型自動販売機
2011年3月11日の東北大震災直後からの、原子力発電所停止、計画
の市水96t を周辺地域の方に活用して頂くことを考え
ております。
▲救護班による訓練の様子
エコキャップの回収
▲
停電や20%以上の節電対策など省エネ、特に「節電」が震災以後、日本
▲
全体のテーマとなっています。 こうした時代の流れに合わせ、草加事業
所で、2011年秋から導入している自動販売機は、「学習省エネ」「ピーク
シフト・ピークカット機能」「ノンフロン冷媒」採用のヒートポンプ型です。例えば、「学習省
エネ」は、自販機の中にある飲料品の売れ行きを学習・予測し、タイムリーに庫内温度を
コントロールさせ、加温冷却の領域'庫内のスペース(の補正を自動で行います。この機
能により、最適最尐なエネルギーで飲料品は何時も飲み頃温度を維持しています。
当社はNPO法人「エコキャップ推進協会」が主催しているペット
ボトルキャップ回収活動を2011年度から行っております。当社の
回収ポリシーは大きな3本柱からなります。
エコキャップの回収ポリシー
①回収の目的を全社員に理解させる!
インターンシップの受け入れ
ソマールは企業での体験を通じて職業観や勤労観の醸成を目的にインターンシップ
を行っています。
当年度は埻玉県立三郷工業技術高校と埻玉県立久喜工業高校の生徒2人を受け
入れ、草加事業所における仕事内容を紹介し、品質保証や製品検査、製品の仕上げ
作業、出荷などの作業を中心に五日間の就業体験を行いました。生徒たちは、今回の
体験を通して働くことの大切さや大変さなどの認識を深めることができたようです。
800個のキャップでワクチンを1本寄贈できる事をアピールし、
3ヶ月で約5000個のペースでキャップを回収しております。
②無理をせず、出来る範囲で行う!
既に家庭で回収活動をしている社員は家庭で継続し、
回収ルートの無い社員が会社に持ち寄り、専用容器に投入。
▲たくさんの善意の
つまったエコキャップ
▲
③回収・輸送費をかけない!
近隣の小学校のエコキャップの回収ルートに加わり、
運送コストゼロを達成しております。
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9 ネットワーク、対象事業、対象期間
ネットワーク
編集後記
当社の2011年度のCSR活動を、社会貢献、環境
保全への取り組みを中心にして「CSRレポート」とし
てまとめました。
当年度のCSRレポートには社員の姿が写っている
写真を多く取り入れ、より活動をイメージしやすくなる
ような編集を心がけました。
また2011年度には、新しい拠点としてソマテック株
式会社、タイ チョンブリ工場の2拠点が竣工し、より
一層高品質な製品作りに努めてまいります。
▲CSRレポート作成に携わったQAC部の面々
対象期間
2011年度'2011年4月1日から2012年3月31日(
▲
※一部の内容に関しましては対象期間以外の活動も
掲載しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今後の参考として、ご意見・ご感想を頂ければ幸いです。
http://www.somar.co.jp
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