第58回会誌 (pdf)

千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
巻頭言
東陽病院 佐藤 隆史
新年明けましておめでとうございます。新年早々のお忙しい中、千葉撮影技術研究会に
ご参加いただきありがとうございます。本年も千葉撮影技術研究会をどうぞよろしくお願
いいたします。
前回、前々回と一旦基本に戻り整形領域の腰椎,膝関節に対する各モダリティーでの撮影
のコツと診断医が求める画像について開催させていただきました。そして今回は、肩関節
をメインテーマに、ワークショップで肩関節に対する各モダリティーでの撮影のコツにつ
いて話していただきます。
又技術講演で骨・関節の MRI の撮像法とコツを村上新町病院の西谷衛先生にご講演いた
だき、教育講演で船橋整形外科病院の菅谷啓之先生に臨床医が画像診断で求めている画像
について臨床医の立場からご講演いただきます。
これらワークショップ・技術講演・教育講演を聞いて、日ごろ肩関節の撮影をしていて、
疑問に思ったことやどうしようか悩んでいたことが、少しでも解消していただければ幸い
です。
又レクチャーとして、看護師の立場から CT 検査の造影剤副作用について千葉大学医学部
附属病院の堀あつ子先生に講演していただきます。我々放射線技師の立場から考える造影
剤副作用についてとは違った視点での考え方が聞けて、今までの造影剤副作用についての
知識にさらにプラスされると思いますので、今後の検査に役に立てていけるのではないか
と思います。
今回より以前から行っていこうと言っていたグループ研究活動としてまずは EOB を使っ
た検査に関するアンケート調査から開始させていただきました。まだ皆様に参加していた
だく為の窓口が出来ていないので、早急に開設して何らかの形で連絡を行い、これからは
皆様にも参加していただき、グループ研究活動を行っていきたいと思っています。
最後に皆様、
年に 2 回の千葉撮影技術研究会に毎回熱心に参加して盛り上げていただき、
一幹事として深くお礼を申し上げます。
今後とも研究会やグループ研究活動に、参加していただき一緒に勉強させていただけれ
ばと思います。
1
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
グループ研究
EOB を使った検査に関するアンケート調査
䛤Ύ⫈䛒䜚䛜䛸䛖䛤䛦䛔䜎䛧䛯
千葉大学医学部附属病院 放射線部 佐藤 広崇
5
アンケート内容
EOBを使った検査に関する
アンケート調査
対象:千葉県内のEOB検査を行っている施設(38施設)
方法:メール
調査期間:平成22年12月1日~12月17日
千葉大学医学部附属病院 放射線部
回答率:26施設(68%)
佐藤広崇
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
MRI肝臓造影検査における
造影剤の種類(EOB実施施設のみ)
100
75
12%
32%
50
20%
36%
EOB検査の検査件数(1ヶ月平均)
平均値15.1件
中央値5件
Gd検査4.9件
SPIO検査1.0件
25
EOB+Gd
EOB+SPIO
EOB+SPIO+Gd
EOBのみ
0
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
2
施設
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
造影剤の使い分けを行っている?
造影剤の使い分けを行っている?
15
17/26施設
10
5
15
症例による使い分け
0
血管腫の鑑別はGdで撮影
10
症例
腎機能
副作用歴
その他
血管腫の鑑別はSPIOで撮影
HCC,Meta検索はEOB、その他はGdで撮影
5
腎機能による使い分け
0
症例
腎機能
副作用歴
腎機能が悪い場合はSPIOを使用する
その他
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
(初回HCC)
Dy-CT検査との使い分けについて
15
15
10
10
5
5
0
(初回HCC)
0
5
必ず両方の検査を行うが5施設
MRIを先に行うが2施設
(経過観察HCC)
0
3割弱の施設がEOB検査を優先している
Dy-CTのみ
Dy-CTを先に行い、場合によってMRI 20
Dy-CTを先に行い、場合によってMRI
高分化HCCが疑われる
USでの所見がCT検査で確認できない場合
その他
(初回転移性肝癌)
医師の主観、好みによる
2011年1月11日火曜日
(経過観察HCC)
15
Dy-CTを先、場合によってMRI
MRI検査のみ
その他
10
30
MRIを先に行い、場合によってDy-CT
10
MRIのみ
必ず両方
0
その他
Dy-CTのみ
MRIを先、場合によってDy-CT
必ず両方
2011年1月11日火曜日
(初回転移性肝癌)
15
10
30
20
10
5
0
0
ほとんど施設がDy-CTを優先する
2施設がEOB検査を優先
Dy-CTを先に行い、場合によってMRI
その他
Dy-CTでLDAを疑われた場合のみMRIを行う
医師の指示、好み
USで行い、必要に応じてDy-CTを行う
前回と同様の検査
2 3ヶ月ごとにDy-CTとEOBを交互
MRI検査のみ
CTは全身検索を行い、肝臓転移を疑った場合はEOBのみ
その他
医師の主観、好みによる
造影USが第一選択、次がDy-CT
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
3
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
装置の振り分けは行うか?
Dy-CT検査との使い分け まとめ
(複数台装置を保有している施設のみ)
10
初回HCC検査では
EOBを優先する施設が3割程度
9/26施設
5
経過観察HCC 、 初回転移性肝癌ではDy-CT
が優先される
0 前回と同一装置
その他
体内金属の有無
決まっていない
その他
装置を限定している
依頼科別に装置を振り分ける
1.5Tに限定している
3T保有施設(2施設) 体内金属の有無(金属がなければ3Tでも行う)
1.5T限定で行う
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
検査時間
検査内容
20
15
10
5
0
撮影条件、撮影シーケンス等
シーケンス
2011年1月11日火曜日
25
45
60 (min)
オプション
単純
T1WI(dual phase)
T2WI,T2WI(fat sat),DWI
Dy
pre+3相
後期動脈相
肝細胞相
axial
coronal
その他
DWI,T2WI
T2WI(fat sat),SSFP
造影剤について
26施設
造影剤の使用法
25
20
15
10
10
5
5
原液
0
希釈法
10
生理食塩水の使用量
30
8
20
4
10
無し
15
20
25
30
40
50
0
(ml)
原液
希釈法
10
生理食塩水の使用量
6
4
2
有り
2011年1月11日火曜日
4
上位7施設
造影剤の使用法
8
10
2
0
生理食塩水の有無
20
6
有り
40
一般的
15
生理食塩水の有無
2011年1月11日火曜日
30
シーケンス
20
0
0
25
2011年1月11日火曜日
造影剤について
30
20
無し
0
15
20
25
30
40
50
(ml)
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
造影剤の注入法
注入法
25
15
20
10
注入速度
0
手押し
0
インジェクター
動脈相のタイミング
20
2
2.5
3
0
記載なし (ml/sec)
注入時間
固定
固定法の開始時間
25
16施設
固定法
ボーラストラッキング
テストインジェクション
0
手押し
インジェクター
動脈相のタイミング
20
記載なし
35
0
(sec)
2011年1月11日火曜日
2
2.5
3
注入時間
固定
記載なし
(ml/
sec)
固定法の開始時間
3施設
注入速度:2ml/sec
5
5
30
1
10
10
25
0
15
15
20
6施設
5
5
1
上位7施設
注入速度
10
10
5
5
15
15
15
10
造影剤の注入法
20
10
15
注入法
25
23施設
5
5
0
第58回千葉撮影技術研究会
10
15
25
2011.1.15
固定法
ボーラストラッキング
テストインジェクション
0
20
25
30
(sec)
注入時間固定
35
2011年1月11日火曜日
注入速度(ml/s)
撮影開始時間固定法
手押し
2
手押し
2
2
2
3
3
1
2
2
2
2.5
記載なし
記載なし
2
撮影開始時間
20
20
25
25
25
25
25
25
30
30
30
30
30
30
35
記載なし
kスペース充填法
centric
sequential
centric
sequential
centric
sequential
sequential
記載なし
centric
centric
centric
sequential
sequential
radial
centric
sequential
ボーラストラッキング使用
撮影時間
24
18
20
15
20
16
31
19
16
20
17
20
19
16
16
20
kスペース中心時間
(sec)
腹部大動脈
5
kスペース充填法
手押し
centric
腹部大動脈
centric
腹部大動脈
2
sequential
2
記載なし
2
centric
体重により変更
2
sequential
2
10
腹部大動脈
10
12
18
上行大動脈
不明
1
5
腹部大動脈
上行大動脈
その他
1
15
腹部大動脈
centric
体重により変更
2011年1月11日火曜日
ROIの位置
注入速度
15
右室
sequential
15
肺動脈
20
2011年1月11日火曜日
ダイナミック撮影の条件
条件
アンケート平均
造影剤使用法
原液
生理食塩水
20∼40ml
注入法
インジェクター
注入速度
2ml/sec
撮影開始時間(固定法)
25∼30sec
kスペース中心時間(固定法)
約30sec(20∼40sec)
ボーラストラッキングのROIの位置
腹部大動脈
kスペース中心時間(BT)
約10sec(5∼15sec)
2相目以降の撮影タイミング
25
20
15
15
5
5
造影剤注入開始後
1相目撮影開始後
1相目撮影開始後 2施設
2相目
60sec
80sec
1相目撮影終了後
3相目
120sec
270sec
1相目撮影終了後 2施設
2相目
20sec
25sec
2011年1月11日火曜日
2011年1月11日火曜日
5
22施設
10
10
0
26施設
造影剤注入開始後
(2相目)
3相目
180sec
75sec
0
60
70
80
90
(sec)
造影剤注入開始後
(3相目)
10
22施設
5
0
90
100 110 120 130
150 170 180
240 300
(sec)
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
2相目以降の撮影タイミング 上位7施設
25
20
造影剤注入開始後
(2相目)
15
15
肝細胞相について
20
6施設
10
10
5
10
5
0
造影剤注入開始後
1相目撮影開始後
0
1相目撮影終了後
60
1施設
2相目
20sec
70
80
90
0
(sec)
造影剤注入開始後
(3相目)
10
1相目撮影終了後
6施設
0
18
20
10,15
10,15,20
20
20
15
90
100 110 120 130
150 170 180
240 300
(sec
)
5
0
0
降ろさない
医師確認
降す
技師確認
終了時間
ROI
その他
固定
2011年1月11日火曜日
上位7施設
肝細胞相は造影剤注入後,何分後
撮影条件
収集法(2Dor3D)
25
10
matrix
FOV(mm)
SENSE
スライス厚(mm)
20
撮影時間
(sec)
3D
256 224
360
1.5
20
4.4
15
3D
400 240
350
1.5
18
4.6
3D
256 154
350
2
20
3
3D
320 128
320
2
15
5
3D
320 192
380
2
17
4
3D
256 166
350
2
18
3.5
3D
224 224
360
2
18
4
5
15
18
20
10,15
10,15,20
肝細胞相までに寝台から降ろすか
25
20
20
15
15
0
(min)
5
5
0
降ろさない
降す
2D
肝細胞相の画像確認は?
10
10
医師確認
技師確認
ROI
終了時間
固定
SENSEの有無
撮影時間
スライス厚
2D収集
(5施設)
1施設
3施設
18sec
7.4mm
3D収集
(20施設)
3施設
17施設
18.7sec
4.65mm
※変更例(高分解能)
2D:304 213→3D:400 228
3D:256 192(5mm)→3D:384 256(4mm)
Dy-2相目以降および肝細胞相の条件
条件
アンケート平均
造影剤注入開始後 60 70sec
3相目のタイミング
造影剤注入開始後 110 180sec
肝細胞相の撮影開始時間
造影剤注入開始後 15 20min
肝細胞相の画像確認
終了時間は固定
肝細胞相の撮影条件
アンケート平均
撮影時間
18.7sec
撮影収集法
スライス厚
SENSE
記載なし
動脈相と条件を
変えるか?
2011年1月11日火曜日
2相目のタイミング
3D
平均
その他
2011年1月11日火曜日
3D
4.65mm
YES
2011年1月11日火曜日
6
上位7施設の条件
収集法
10
0
肝細胞相の画像確認は?
10
5
肝細胞相について
0
(min)
肝細胞相までに寝台から降ろすか
25
10
2011年1月11日火曜日
20
15
15
5
3相目
180sec
26施設
肝細胞相は造影剤注入後,何分後
25施設
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
レクチャー
CT 検査の造影剤副作用について
䛤Ύ⫈䛒䜚䛜䛸䛖䛤䛦䛔䜎䛧䛯
-看護師の立場から-
千葉大学医学部附属病院 看護部 堀 あつ子
5
C T造影検査室での取り組み
C T造影検査とは・・・
画像診断検査
(X線、C T、M R I、超音波)
‐造影剤による身体反応の具体的な説明を心がけて‐
C T造影検査では、造影剤を
使用
画像コントラスト(濃淡)を
強調
外来
堀
地下1階
あつ子
三浦永恵
山本ゆかり
湯口
梓
水溶性ヨード造影剤
ヨード造影剤による副作用とは«
軽度の副作用
千葉大学病院のC T検査数(1ヵ月)
吐気、動悸、皮膚のかゆみ、発疹
軽度の副作用の出現する確率
総検査数 ⇒2700件
外来検査数⇒1850件
造影検査 ⇒824件
!%
"造影剤要覧!#$#第!%版より&
造影剤による身体反応
造影剤
水分が急速に血管内に移行
血漿量が増加
血管が急激に拡張
熱く感じる
7
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
C T造影検査室の看護師の役割
C T造影検査説明活動の目的
'(造影検査室において
'(造影検査について説明
1.造影剤による副作用症状の出現状況
の実際を明らかにし対策を検討する
末梢静脈留置の実施
2.対策を実施し、評価する
検査終了後
留置針抜去
活動前の副作用の出現状況調査とその結果
副作用症状の聴取
調査期間:2010/1/18∼2010/2/15 約1ヶ月間
C T造影検査数:805件
「全身がかぁーと熱くなり驚いた」
「強いお酒を飲んで急に回って、ふわっとし
た感じになった」
「口の中まで熱くなって、身体が燃える感じ
がした」
「お小水を漏らした気がして、どうしようと
思ったら動悸がしてきて気分が悪くなった」
副作用が出現した割合 3.0%(24名)
副作用の内訳
・吐気
・発疹及びかゆみ
・顔面紅潮
・軽度血圧低下
・ 頭痛
・くしゃみ
・熱感
・喉の違和感
1.0%(9名)
0.5%(4名)
0.5%(4名)
0.2%(2名)
0.2%(2名)
0.1%(1名)
0.1%(1名)
0.1%(1名)
造影剤による身体反応に対して
二次的に生じた気分不快??
造影剤による身体反応
副作用を軽減させる看護活動の実施
さまざまな感じ方
患者の用いた言葉を使用して造影剤
による身体反応について説明
「全身がかぁーと熱くなります」
「強いお酒を飲んで急に回ってふわっとする
感じになりますが、それは副作用ではあり
ません」
「口の中まで熱くなる方がいて、身体が燃え
る感じがする方がいます」
「女性の方はオシモの方が熱くなってお小水
を漏らした感じになりますが漏らした方は
一人もいません」
患者に生の言葉を伝える
'(造影検査のイメージがつく
不安が軽減
8
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
活動後の副作用の出現状況調査とその結果
考
副作用症状:吐き気
調査期間:2010/4/1から2010/5/31の2ヶ月間
C T造影検査数:1668件
活動前
1.0%(9名)
副作用が出現した割合 0.4% (8名)
副作用の内訳
0.3% (5名)
0.06%(1名)
0.06%(1名)
0.06%(1名)
・発疹及びかゆみ
・吐き気
・くしゃみ
・顔面紅潮
考
察
活動後
0.06%(1名)
造影剤による身体反応による二次的な症状
察
まとめ
「聞いていたのでこのことかと思いました」
「聞いていたから大丈夫でした」
C T造影を受ける患者
同様の身体反応はおきている
「悪いものかもしれない」
「再発かもしれない」
C T造影検査による予期された反応
病気に対する不安+検査に対する不安
具体的な説明
不安が軽減
気分不快と捉えなかった
不安の軽減+安心
9
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
ワークショップ
「肩の撮影法について」
䛤Ύ⫈䛒䜚䛜䛸䛖䛤䛦䛔䜎䛧䛯
1:画像解剖
千葉労災病院 放射線部 相澤 健太
5
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
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第58回千葉撮影技術研究会
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第58回千葉撮影技術研究会
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
ワークショップ
「肩の撮影法について」
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2:一般撮影系
亀田メディカルセンター 画像診断室 岩上 亜矢
5
第!"回
千葉県撮影技術研究会
肩および肩関節は、あらゆるスポーツ等で外傷
を受けやすく、痛みや不安定感などを誘発する。
その症状は、明らかな外傷による骨折や脱臼およ
び投球障害肩のように一定の動作の繰り返しによ
る腱板断裂、不安定症などいろいろである。この
障害に対して、疾患や機能などその目的に対して
様々な一般撮影方法がある。今回、肩関節におけ
る一般撮影方法について当施設での撮影方法を紹
介したいと思います。
当施設における肩関節単純撮影
画像診断室
岩上 亜矢
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第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
当施設における肩関節一般撮影
1)正面撮影
2)正面60 内旋位撮影
3)正面45 外旋位撮影
4)軸位撮影
5)スカプラY
6)ウエストポイント
7)ストライカービュー
8)結節間溝
9) 拳上位正面撮影
10) 5Kg重鎮ストレス
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∼整形領域(肩関節)を探る∼
亀田メディカルセンター
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当施設における肩関節一般撮影
1)正面撮影
2)正面60 内旋位撮影
3)正面45 外旋位撮影
4)軸位撮影
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7)ストライカービュー
8)結節間溝
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10) 5Kg重鎮ストレス
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
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#"正面 内旋位撮影
!"正面撮影
○体位
背筋を伸ばし非検側の体軸を中心にフィルム面より30 前方に出し、
検側をフィルム面に密着させる。肘関節は内外旋中間位で90 屈曲する。
○中心点
頭尾方向15 ∼20 で肩峰上腕関節中央にフィルム面に入射する。
○投影像
関節裂隙が明瞭に投影されていること
鎖骨中央より遠方側が肩甲上腕関節に重複しない
肩峰の前方、後方が重複していると肩峰下関節が広く上腕骨大小結節がさる
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
○体位
肩関節正面の体位から、上腕部を最大内旋した体位。
○中心点
頭尾方向15 ∼20 で肩峰上腕関節中央にフィルム面に入射する。
○投影像
関節裂隙が明瞭に投影されていること
鎖骨中央より遠方側が肩甲上腕関節に重複しない
肩峰の前方、後方が重複していると肩峰下関節が広く描出される
上腕骨大小結節が描出される
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
当施設における肩関節一般撮影
$"正面 外旋位撮影
1)正面撮影
2)正面60 内旋位撮影
3)正面45 外旋位撮影
4)軸位撮影
5)スカプラY
6)ウエストポイント
7)ストライカービュー
8)結節間溝
9) 拳上位正面撮影
10) 5Kg重鎮ストレス
○体位
肩関節正面の体位から、上腕部を最大外旋をした体位。
○中心点
頭尾方向15 ∼20 で肩峰上腕関節中央にフィルム面に入射する。
○投影像
関節裂隙が明瞭に投影されていること
鎖骨中央より遠方側が肩甲上腕関節に重複しない
肩峰の前方、後方が重複していると肩峰下関節が広く描出される
上腕骨大小結節が描出される
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当施設における肩関節一般撮影
%"軸位撮影
1)正面撮影
2)正面60 内旋位撮影
3)正面45 外旋位撮影
4)軸位撮影
5)スカプラY
6)ウエストポイント
7)ストライカービュー
8)結節間溝
9) 拳上位正面撮影
10) 5Kg重鎮ストレス
○体位
背臥位
検側上肢を外転させる。
○中心点
肩甲骨内側縁に水平に腋窩を通りフィルム面に垂直に入射する。
○投影像
関節窩が明瞭に描出されていること
小結節が前方に位置し、大結節は中央よりやや前方に位置する
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第58回千葉撮影技術研究会
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当施設における肩関節一般撮影
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1)正面撮影
2)正面60 内旋位撮影
3)正面45 外旋位撮影
4)軸位撮影
5)スカプラY
6)ウエストポイント
7)ストライカービュー
8)結節間溝
9) 拳上位正面撮影
10) 5Kg重鎮ストレス
○体位
肩甲三角と上腕骨大結節を結んだ線をフィムル面に対して垂直にする。
また肘関節を屈曲し上腕骨と肩甲骨が重複するようにする。
○中心点
頭尾方向10 ∼15 で肩甲三角に向けてフィルム面に入射する。
○投影像
肩甲上角から肩甲下角まで投影されること
上腕骨頭がY字の交点より上方で肩峰、烏口突起との裂隙が明瞭であること
骨頭辺縁が明瞭であること
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第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
("結節間溝
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○体位
腹臥位検側上肢を90
○体位
背臥位
上腕骨を体軸に対し平行にして手掌を上方に向ける。
又肩と肘の高さを同じにする。
○中心点
上腕骨に対して頭尾方向で上方より10 外側より10
フィルム面に入射する。
○投影像
上腕骨頭に丸く窪んだ結節間溝が描出される
外転させ回旋中間位とする。
○中心点
肩甲内側縁に平行で、方向で上方より25
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で腋窩に向けて外側より25
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ルム面に入射する。
○投影像
関節窩の形態、特に関節窩前下方部の変化、骨頭の安定度を知る上で有用である
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で結節間溝部に向け
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)"ストライカービュー
*"拳上位撮影
○体位
立位もしくは背臥位
検側上肢をフィルム面より30 前方に出し、150 拳上させる。
○中心点
肩峰上腕関節に向けてフィムル面に垂直に入射する。
○投影像
肩甲骨関節窩と上腕骨頭の関係、肩鎖関節が鮮明に描出される。
肩甲棘および上腕骨頭、肩鎖関節、烏口突起が描出される。
動揺性肩関節における骨頭の後下方へのすべりの判定、関節窩後下縁の骨増殖
などの診断にもちいる。
○体位
背臥位
検側の肩関節を90 屈曲させ、手掌部を頭頂部に置く。上腕は正中矢状面と平行
に持させ、内外転は0 の肢位とする。
○中心点
尾頭方向で上方より30 で腋窩に向けてフィムル面に入射する。
○投影像
習慣性肩関節脱臼に見られる上腕骨骨頭後外側の骨欠損を確認する為の撮影方法
である。
17
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
救急撮影(症例)
!+"5kg重鎮ストレス
○体位
肩関節正面撮影に準ずる。(単純撮影との比較を行う)
検側のみの負荷だと体が側屈位になりやすく、必ず両側に5Kgのストレスをかけ、
片側ずつ撮影する。
○中心点
頭尾方向15 ∼20 で肩峰上腕関節中央にフィルム面に入射する。
○投影像
関節裂隙が明瞭に投影されていること鎖骨中央より遠方側が肩甲上腕骨関節に重複し
ない肩峰の前方、後方が重複していると肩峰下関節が広く描出され上腕骨大小結節が
描出される.
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
救急撮影(症例)
救急撮影(症例)
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
第!"回千葉県撮影技術研究会 #!$% &'( )*##
おわりに
謝辞
亀田メディカルセンター
整形外科、放射線科の先生方
画像診断室の皆様方に感謝申し上げます
正確な体位にて撮影をするには、解剖の知識や撮
影技術の向上、 また患者さんや医師とのコミュニ
ケーションが重要であり、適切な撮影が出来れば、
臨床で有効な画像が提供できると思われる。
参考文献
‡
‡
‡
‡
18
骨・関節,線写真の撮りかたと見かた
医学書店
単純,線写真の撮影法と読影のポイント
スポーツ外傷診断のための骨単純撮影法 日本放射線技術学会
亀田メディカルセンター 一般撮影マニュアル
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
ワークショップ
「肩の撮影法について」
䛤Ύ⫈䛒䜚䛜䛸䛖䛤䛦䛔䜎䛧䛯
3:CT
千葉大学医学部附属病院 放射線部
澤田 晃一
5
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
はじめに
ワークショップ
「∼整形領域
整形外科領域におけるC T撮影は、目的
とする対象が微小であり、装置の性能を
フルに活用し、ポジショニング等の工夫
が必要である。ヘリカルC Tの登場により、
T hin Sliceボリュームデータから構築した
M PR(M ulti Planar Reconstruction)画像
がや3Dを構築することが容易にでき、
治療法の選択や手術支援画像として有用
である。
肩関節を探る∼」
「肩の撮影法について」
CT
千葉大学医学部附属病院
澤田 晃一
放射線部
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
肩撮影の注意点
ガントリーセンターに近い
他部位からのアーチファクト除去
なるべく真っ直ぐに入れる
とにかく動かないこと
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
19
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
整形外科領域のC T撮影 :脊椎撮影
-
2011.1.15
G u L A C T I C 2009
第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
整形外科領域のC T撮影 :脊椎撮影
-
X
Y平面分解能: F O Vの依存性
1.0
MTF
0.8
MTF
1.0
0.75sec/rot
0.8
A ctivion 16
0.4
0.4
0.2
0.2
0
0.5空間周波数 [1.0
1.5
cycles/mm
C hiba]University Hospital
Z軸分解能: F O Vの依存性
0. 5sec/rot
0.8
A ctivion 16
FOV
FOV
FOV
FOV
S
M
L
LL
0.5
1.0
1.5
2.0
空間周波数 [ cycles/mm ] C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
1.0
-
Pitch:0.875
0.6
F O V: L
F O V: L L
0
G u L A C T I C 2009
Z軸分解能: F O Vの依存性
0.75sec/rot Pitch:0.875
0.6
-
位置依存性‐X Y‐
Pitch:0.828
ガントリーセンター
A quilion64
0.6
オフセンター15cm
FOV S
FOV M
FOV L
0.4
FOV LL
0.2
0
0.5
1.0
空間周波数 [ cycles/mm ]
1.5
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
撮影体位-肩-
位置依存性‐Z‐
ガントリーセンター
VZLPPHU¶VSRVLWLRQ
オフセンター15cm
検査側をガントリー
センターに寄せる
検査側は下垂
体幹はやや側屈位
肩は中間位(手掌は
上向き 回外)
息止めは必須
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
20
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
撮影体位-肩-
撮影体位-肩-
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
M PR切り出し
撮影条件
120 K V
300m As程度
C T-A E C機能がある機種は
線量(mAs)
C T-A E C使用
A E C条件
画像SDが8∼10程度
スキャンスライス厚
可能な限り薄層のスライス厚
0.5s程度
スキャン(回転)時間
ピッチファクター(P F) 0.6∼1.0
N/A
総スキャン時間
150mm程度
再構成F O V
再構成スライス厚
最小スライス厚
50%オーバーラップ
再構成スライス間隔
再構成関数
骨観察用関数
M PR厚、間隔
2mm以下
管電圧(kv)
M PR切り出しのポイント
撮影条件
再現性
何に対しての「 前額断 ・ 矢状断 」
なのか?
技師による差の防止
再構成条件
関節基準面を設定する!
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
M PR切り出し
M PR切り出し
始めにでてきた三断面
(1) 基準となる水平断を切り出す
基準線
三角形
臼蓋部の中心付近
富永草野病院
野水 敏行氏 提供
富永草野病院 野水 敏行氏提供
C hiba University Hospital
21
C hiba University Hospital
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
M PR切り出し
M PR切り出し
(2) 基準画像に対して矢状断を切る
(3) 基準画像に対して前額断を切る
基準線
基準線
基準画像
基準画像
前額断
富永草野病院 野水 敏行氏提供
前額断
富永草野病院 野水 敏行氏提供
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
M PR切り出し
Volume Renderin(V R)作成
(4) 前額断から正確な水平断作成
V R作成のポイント
全体像、上腕骨を外した画像、肩甲骨
を外した画像を作成
骨折線の過少表示、ギャップ・骨片の
過大表示、消去を避ける
前額断
臨床医との合議の上、あまり過度に多
い方向を作成せず、的確に的を絞った
方向に厳選する。
水平断
富永草野病院 野水 敏行氏提供
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
V R作成
臨床例
全体像
上腕骨を
外した画像
肩甲骨
を外した画像
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
22
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
脱臼骨折
脱臼骨折
脱臼骨折
関節内への骨折の伸展・ギャップ・転位を確認
axi
脱臼骨折
関節内への骨折の伸展・ギャップ・転位を確認
sag
cor
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
反復性肩関節脱臼
脱臼骨折
反復性肩関節脱臼
反復性肩関節脱臼
関節内への骨折の伸展・ギャップ・転位を確認
Bankart lesionやH ill-Sacks lesionの描出
Bankart lesion
axi
sag
cor
Bankart lesion
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
石灰性腱炎
石灰性腱炎
石灰性腱炎
石灰化の位置、場所の把握
cor
石灰性腱炎
石灰化の位置、場所の把握
sag
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
23
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
2011.1.15 第58回千葉撮影技術研究会
逐次近似法
まとめ
検査側をガントリーセンターに寄せる
他部位からのアーチファクト除去
装置の特性の理解
正確なM PR、V R作成
処理前
SD17
正確な診断 ・ 的確な治療法の選択 ・ 手術支援
処理後
SD10
C hiba University Hospital
C hiba University Hospital
24
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
ワークショップ
「肩の撮影法について」
4:MRI
船橋整形外科病院 放射線部 小森 雄樹
【はじめに】
当院では肩関節専門外来を設置しており腱板疾患や肩関節不安定症の患者が多数来院する。症
状によっては鏡視下修復術を施行するケースがある。このような背景から肩関節MRI検査では鏡
視下修復術を前提とした撮像を行っている。今回は当院で行っている斜位矢状断(oblique SAG)で
捉える腱板断裂のMRIおよび反復性肩関節前方不安定症のMRアルトログラフィーにおける下垂
位のポジショニングについて述べる。
【斜位矢状断(oblique SAG)で捉える腱板断裂のMRI】
腱板断裂修復術後のMRI評価として修復した腱板部分を評価することに加え、腱板筋群の評価も
していく必要がある。腱板断裂により腱板筋群の萎縮、脂肪変性が生じることが報告されており、そ
の変性は術後の臨床成績に影響することが知られている。当院では腱板筋群を斜位矢状断T2W
Iにて撮像し萎縮および脂肪変性の状態を評価している。
【反復性肩関節前方不安定症の MR アルトログラフィーにおける下垂位のポジショニング】
肩関節MRアルトログラフィー(MRアルトロ)における外転外旋位(ABER位)撮像の有用性の報告
はあるが、下垂位における至適肢位についての報告は少ない。当院ではMRアルトロ時の下垂位
を内転内旋位(ADIR位)にて撮像している。脱臼整復後の固定肢位は内旋位固定とするよりも外
旋位固定としたほうが Bnakart lesion を密着することができる。その逆に内旋位にてポジショニング
することで関節包靭帯の弛緩を誘発し、造影剤を前方関節唇周辺に蓄積することができる。我々
の調査ではADIR位はABER位に類似する有用性を示しておりABER位が困難な症例でも有用
な撮像肢位である。
【結語】
肩関節MRIを行うにあたり診断医が画像のどこを重要視して観察しているのかを知り、肩関節の解
剖や機能を理解し検査を施行していくことが重要であると考える。
25
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
技術講演
骨・関節のMRI —その撮像方法とコツ—
䛤Ύ⫈䛒䜚䛜䛸䛖䛤䛦䛔䜎䛧䛯
村上新町病院 診療放射線部 西谷 衛
5
2011.1.15 第58回 千葉撮影技術研究会講演
本日の内容と要点
MRI
骨・関節MRI検査の留意点
その撮像方法とコツ
部位別撮像面とポイント(上肢・下肢)
固定方法のコツ
(医療法人 三良会)
村上新町病院 診療放射線部
まとめ
肩関節
肘関節
上腕骨に対して近位橈尺関節が同じ斜位冠
状断面内に描出されること
棘上筋腱の描出
関節窩と平行な斜位矢状断及び横断像
内旋・外旋の画像の描出の違いを知ること
側副靱帯・屈筋腱・伸筋腱の描出も向上
疼痛の問題
モーションアーチファクトの原因
側副靱帯損傷
MAEの回避
T2WI撮像との比較は必須
肘部管症候群で尺骨神経の評価を目的とす
る場合
AxでT1WI,STIRを撮像
26
冠状断でPDWI&STIR
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
股関節
手関節・手
両側対比撮像が基本
手関節
CorとAxを中心にSagは追加
非特異的な骨盤部や股関節症状,疲労骨
折,筋損傷,骨頭壊死
両側CorT1,STIR,Ax T2WI
三角線維軟骨と手根骨の評価にはCor
手根管・Guyon管・及び腱の評価
肩関節同様に関節唇,関節軟骨,関節内
遊離体の評価等・・・
MR関節造影も・・・???
Ax中心
足関節と足部
膝関節
3軸いずれかの任意断面でSTIR
ACL・PCL及び半月板の描出
足関節の腱は内外顆で円弧状を描く
軽度屈曲位
GRE
GRE,SE,T2WIを追加
足関節の進展位
Sag,Corで任意の断面にSTIR
静磁場方向と健とが形成する角度を
変化させるなどの工夫が必要
代表的な肩関節疾患
足部
1)腱板損傷・Impingement症候群
疲労骨折,足底筋膜炎,Morton神経腫
(腱板損傷・石灰沈着性腱板炎)
2)反復性肩関節脱臼・SLAP lesion
適切な断面と撮像範囲の設定
(脱臼・Sports障害・主に関節唇)
適正な撮像法の選択が必要
臨床的な病態により
撮像法を変えることが必要!
27
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
Shoulder-joint Planning
Shoulder-joint Planning
RC Tear・Impingement (腱板損傷の場合)
Point
Localize Axial
☆肩甲上腕関節を基準
Point
Point
O.Sagitta
D.O.C.P
☆肩甲骨に直交及び
l
関節窩を含む
D.O.A.P
☆関節窩に平行・直交
Shoulder-joint Planning
Shoulder-joint MRI
Small Tearの場合A.O.Sag追加
肩甲関節窩は矢状断でやや前方に傾いている
Localize line したがって肩甲関節窩長軸に平行・垂直な撮像面
post.
Point
Point
ant.
Double oblique coronal plane
( DOCP )
A.O.S.P
Planning
Double oblique axial plane
( DOAP )
☆棘上筋腱断裂部に直交 (大きさ・範囲がより明瞭)
Right shoulder joint
Shoulder-joint Planning
Shoulder-joint MRI
Sports・脱臼(関節唇主体の場合)
Rotator cuff tear (complete tear)
Point
Point
Point
AOSP
D.O.C.P
Double oblique coronal plane
( DOCP ) ( T2WI )
Angled oblique sagittal plane
( AOSP ) ( T2WI )
D.O.A.P
☆関節窩の範囲に平行・直交
28
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
肩関節におけるMRIの利点
肩関節におけるMRIの欠点
1)非侵襲性?(時間と固定は侵襲性かも?)
2)腱板完全断裂では,断裂の部位・大きさが判別できる.
3)腱板不全断裂の診断が可能である?
4)関節唇損傷などの不安定性の診断も可能である.
5)繰り返し検査(査定される?)でき,
再現性が高い?(技師の技量に左右される?)
1)コストの高いMRI装置が必要.(MRI装置が高値)
2)拘縮がある場合など関節内容量の判定は困難である.
しかも,疼痛を訴える患者様が多い.
しかし«
整形外科においてMRIは第一選択とすべき検査法
断裂の部位・大きさが判別できる
手術後の評価にも使用が期待できる.
T2*W coronal image
Elbow-joint Planning
肘関節の冠状断像の撮像面
Elbow-joint Planning
肘関節の冠状断像の撮像面
Localize Planning
Point
肘関節撮像面
上腕骨の内側上顆下端と
外側上顆下端を結んだ線
に平行に設定.
Point
T1W coronal image
肘関節の矢状断像の撮像面
Point
上腕骨内側上顆下端と
外側上顆下端を結んだ線に平行
内側側副靱帯(UCL)を
明瞭に描出することが重要
Point
肘関節冠状断像より,
関節面に平行な
横断像を撮像.
近位橈尺関節
に平行に設定
Wrist-joint Planning
Elbow-joint Planning
Localize Planning
手関節の冠状断像
肘関節 T1 sagittal image(正常例)
手関節冠状断の撮像面
肘関節の矢状断像の撮像面
B
Point
近位橈尺関節に平行
橈骨と尺骨の茎状突起を
結んだ線に平行な横断像
蝶番関節である上腕骨滑車と
尺骨の滑車切痕の観察には有用
29
Point
横断像より
遠位橈尺関節面に
垂直な冠状断を撮像
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
Hip-joints
上肢におけるPoints
Positioning
・楽な体位,Ptの協力
Small FOV
・SN,装着性の良いCoilの開発を望む
Protocolの選択
・Tumor or 関節疾患
Localize Planning
Point
問題点
・被験者の体位と検査部位の固定方法
・撮像面
・撮像時間の短縮
Localize
O.Axial T1WI
左右の大腿骨骨頭上端を基準
Knee-joint
Hip-joints
Localize Planning
膝関節矢状断像の撮像面
膝関節の矢状断像の撮像面
Point
膝関節の矢状断像の撮像面
Point
Point
D.O.Coronal T2WI
Localize
大腿骨外顆外縁に平行に設定
左右寛骨臼上端を基準
Knee-joint
ACL靱帯走行に沿うように矢状断像を撮像.
3次元ロカライズを得て,横断像と冠状断像
を用いて撮像断面を決定.
大腿骨外顆関節窩
から脛骨顆間窩に
撮像面を設定.
Ankle joint
膝関節冠状断像の撮像面
Axial Planning
T2*W coronal image
Localize
Point
大腿骨内外顆後縁に平行に撮像
半月板の描出能を高める
脛骨と距骨の関節面に平行
T1WI
内外側の半月板や前・後十字靭帯
付着部の診断を行う.
30
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
Ankle joint
Ankle joint
Coronal Planning
Sagittal Planning
Point
Point
Point
Point
Localize
脛腓靱帯結合に平行
Localize
脛腓靱帯結合に直交
T2WI
Ankle joint
T1WI
下肢のPlanning Points
T2*
前距腓靱帯(ATFL)
◎Tumor・Meta
・撮像面・Sequenceは多種・多様
臨機応変に対処
◎関節は
・ 関節面に直交or平行で撮像
◎靱帯・腱は
・走行に沿って撮像
◎両側比較の同時撮像
・Coilの選択
☆関節のLocalizeにはいろいろ論議されている
検討すべし!
D.O.Axial
T1
Localize
距骨下関節面に平行
我々MRユーザーが骨・関節のMRI
で悩むこと・疑問に思うことは・・・
骨・関節のMRI
適切な撮像断面
ほぼ同じこと???
受信コイル
要は,・・・撮像面と固定方法!
撮像シーケンスの選択
31
重要!
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
整形外科領域における
MRIに必要なポイントとは?
骨・関節領域MRI撮像
基本!
・解剖の熟知
関節は可動に必要な靱帯・筋・腱
素早いシーケンスの選択・撮像面の決定
・撮像部位の確実な固定
固定方法の工夫、固定具の使用
・病変の知識
病変を見逃さない
病変とその周囲組織との関係を描出する
3軸方向の断面
薄層画像
脂肪抑制の追加撮像
臨床医への確実な情報提供
整形領域の撮影技術ということで«
MRIは非侵襲的?拘束は侵襲的かな?
少し考察を«
X線被ばくが無く,任意の断面が得られるうえに,コントラス
ト分解能が非常に優れている.
骨髄の変換を直接的に画像化したのは,MRIが初め
てである.
X線検査やCTでは,描出不十分である関節の緒構造(関
節軟骨,骨膜,靱帯,半月板,関節唇など)や関節液,筋肉,腱
などの関節周囲の状態を把握するのに有用な検査.
骨挫傷は,MRIの出現により臨牀において初めて用
いられるようになった用語である.
また,骨髄内の異常にも優れており,Bone bruiseや単純X
線像では,捉えられないいわゆるOccult fractureの診断,
骨腫瘍の大きさ,広がりの診断にも有用.
MRIは,特に骨・関節領域において一番恩恵
を受けたModalityといえる。
脂肪抑制画像の活用
骨髄病変において Multislice CTがMRIに勝る点はない
Multislice CTの優位点
なぜなら,
・数十秒単位で検査が終了する
単純写真よりもはるかに感度良く描出が可能
・無理な肢位で長時間待たせること必要がない
しかしながら,
・撮影条件,ポジショニング不良による再撮が回避できる
MRIで骨梁の描出はできない.
・苦痛な体位変換のよる多方向撮影が不要
画像再構成が可能なMultislice CTが有効で骨折におい
ては圧倒的にMultislice CTがMRIより有用と考える.
・広い撮像範囲が任意に選択可能
・高分解能画像再構成が検査終了後にできる
特に,関節内骨折等や歯科領域の嚢胞性疾患には有用
速い 細かい
魅力である
32
お好みの画像再構成 はCTの
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
・基本的に単純写真が最初に施行されるべきである.
・超音波は,簡便で且つ筋層の把握ができ,非侵襲的
安価・アクセスの良さ・および骨組織に関わる情報量
という利点があるが,検査部位に制限があり術者依
の多さ(MRIやMultislice CT の時代になっても変わる
存性が高い.
ことはない?)
・MRI²単純写真に続く検査として圧倒的な病変への
所詮!
CR,CT,US等もModalityの違いはあれど,特にMRI
感受性の高さからMRIが行われるべきと考える.
・CT²骨折とくに骨片転位の強い症例,重要器官や臓器
などは(機器:メーカー・グレード),施設,操作する
技師:Operatorによって違う画像となりやすい.
に隣接した骨折,解剖的に複雑な部位の骨折,および
関節内骨折,石灰化を有する骨・軟骨形成性腫瘍,及び
がんばろう!
化骨性筋炎.
33
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
教育講演
画像診断とその応用 —臨床医が求めるもの—
船橋整形外科病院 スポーツ医学センター 肩関節・肘関節外科部長 菅谷 啓之
肩関節における画像診断としては,単純 X 線,CT,MRI が汎用され,近年では超音波などもよく
用いられるようになった.しかしながら,肩関節は機能的関節であるがゆえに,局所の画像所見が
病態を反映しているとは限らず,画像診断は,症状と機能診断と併せて行って始めて意義をもつ.
例えば,MRI 上の腱板断裂や単純 X 線上の石灰沈着は,単なる画像所見であることが多く必ずし
も病態を反映していない.腱板断裂においては無症候性腱板断裂が多く存在するし,X 線上石灰
沈着を認めても,症状が炎症性の疼痛である場合,拘縮を来たしている場合,あるいは拘縮はなく
て特定の動作時の引っ掛かり(インピンジメント)である場合など様々である.それでも尚,近年の
肩関節における画像診断技術の進歩は著しく,反復性脱臼における単純 X 線撮影法である
Bernageau 変法をはじめ,3DCT や MRA は不可欠な術前検査となっている.また,投球障害にお
ける ABER 位での MRA は,関節唇損傷や腱板関節面断裂では多くの有益な情報をもたらしてくれ
る.これらの進歩の著しい画像検査を,肩関節が機能的関節であるということを認識した上で有効
利用することにより,診断精度を高めていくことが可能になると考えられる.本講演では,肩関節の
解剖から,疾患別の画像検査のポイント,および近年の肩関節画像診断の進歩等について述べ
る.
34
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
千葉撮影技術研究会抄録インデックス
(第1回~第58回収録)
第1回撮影技術研究会(1985年7月20日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ1 「腰椎の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
高田啓一 先生
【2】パネルディスカッション「卖純撮影から」
(1)卖純写真のサイン 千葉県救急医療センター 高柳秀隆
(2)撮影法、条件等
船橋二和病院 樋口恵一
第9回撮影技術研究会(1989年3月4日)
(千葉放射線技術誌 No.14 p.41 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ4 「脊椎の撮影について考える」
【1】脊椎撮影それぞれの対応
(1)スポーツ整形外科における撮影法
川崎製鉄千葉病院 千田 茂
(2)脊椎損傷を中心にした撮影法 千葉労災病院 水間康夫
(3)当院における脊椎撮影の現状
旭中央病院 寺口力生
【2】脊椎領域における特殊検査の現状と将来展望
(1)CTから
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
(2)MRIから
千葉大学医学部附属病院 渡辺 浩
【3】パネルディスカッション 「救急撮影法とノウハウ」
千葉県救急医療センター 鴇田允男
君津中央病院 庄司直和
船橋市立医療センター 星野 健
第2回撮影技術研究会(1985年11月16日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ2 「頚椎の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
渡部恒男 先生
第3回撮影技術研究会(1986年2月18日)
(千葉放射線技術誌 No.10 p.63 掲載)
診断情報シリーズ3 「上肢(肘、手)の解剖と読み方」
今井克己 先生
千葉大学医学部附属病院 整形外科
第4回撮影技術研究会(1986年5月17日)
(千葉放射線技術誌 No.11 p.57 掲載)
診断情報シリーズ4 「下肢の解剖と読み方」
千葉大学医学部附属病院 整形外科
西山秀木 先生
第10回撮影技術研究会(1989年7月15日)
(千葉放射線技術誌 No.14 p.41 掲載)
画像理論&画像解析シリーズ1「アナログ画像とデジタル画像を学ぶ」
【1】アナログ画像の評価と手法(フィルム/スクリーン系の画質評価)
コニカ(株) 阿部俊二 先生
【2】CR画像とCRT画像の現状と将来展望
東芝メディカル(株) 綿鍋 歓 先生
第5回撮影技術研究会(1986年11月29日)
(千葉放射線技術誌 No.11 p.57 掲載)
診断情報シリーズ5 「胸部卖純写真の読み方」
(呼吸器系より)
千葉大学医学部附属肺癌研究施設 山口哲生 先生
第6回撮影技術研究会(1987年11月28日)
(千葉放射線技術誌 No.12 p.51 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ 「耳鼻科領域の撮影について考える」
(1)卖純撮影から
千葉大学医学部附属病院 花澤保司
(2)断層撮影から
千葉大学医学部附属病院 砂堀昭三
(3)CTから
千葉労災病院 是枝泰隆
(4)ディスカッション
第11回撮影技術研究会(1990年2月24日)
(千葉放射線技術誌 No.15 p.23 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ5「How to Radiography」
(1)肩の撮影について
川崎製鉄千葉病院 金城正樹
(2)膝の撮影について
千葉大学医学部附属病院 黒川正行
第12回撮影技術研究会(1990年7月14日)
(千葉放射線技術誌 No.15 p.23 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ6「How to Radiography」
(1)手部(手関節、手根骨)の撮影について
千葉大学医学部附属病院 平塚千恵
(2)足部(足関節、足根骨)の撮影について
亀田総合病院 加藤 融
第7回撮影技術研究会(1988年3月5日)
(千葉放射線技術誌 No.13 p.43 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ2 「胸部撮影について考える」
(1)卖純撮影から
化学療法研究所付属病院 林 太郎
船橋二和病院 石原典武
(2)小児撮影から
君津中央病院 山本幸治
君津中央病院 國見泰則
(3)断層撮影から
千葉県がんセンター 佐藤安男
(4)ポータブル撮影から 千葉大学医学部附属病院 菊池孝二
千葉県救急医療センター 広木修一
(5)パネルディスカッション「衣朋等の影響、撮影条件等」
船橋市立医療センター 星野 健
結核予防会千葉県支部 渋谷昌子
千葉県救急医療センター 遠藤 進
第13回撮影技術研究会(1991年3月2日)
(千葉放射線技術誌 No.16 p.39 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ7「How to Radiography」
(1)肘関節の撮影について
川崎製鉄千葉病院 鴇田 修
(2)股関節の撮影について
亀田総合病院 有家政夫
(3)宿題報告「腰椎斜位撮影について」
千葉大学医学部附属病院 渡辺 浩
第8回撮影技術研究会(1988年7月2日)
(千葉放射線技術誌 No.13 p.43 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ3 「腹部撮影について考える」
【1】
(1)肝・胆道系から
船橋市立医療センター 林 圭吾
(2)泌尿器系から
旭中央病院 五十嵐隆元
(3)血管系から
千葉大学医学部附属病院 保田忠広
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第14回撮影技術研究会(1991年7月13日)
(千葉放射線技術誌 No.16 p.39 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ8「How to Radiography」
(1)歯科、口腔領域の撮影について(上顎、下顎、顎関節等)
千葉大学医学部附属病院 小池要治
(2)眼窩領域の撮影について(X線卖純撮影中心に)
船橋市立医療センター 林 圭吾
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第15回撮影技術研究会(1992年2月29日)
(千葉放射線技術誌 No.17 p.78 掲載)
撮影理論&撮影技術シリーズ9「How to Radiography」
(1)乳房撮影のCR像
千葉県がんセンター 毛利快晴
(2)婦人科領域の撮影について(グースマン・マルチウス撮影中心に)
国立習志野病院 伊勢谷昌士
(3)婦人科領域の撮影時における被曝線量の県内数施設間の比較
旭中央病院 五十嵐隆元
第16回撮影技術研究会(1992年7月11日)
(千葉放射線技術誌 No.17 p.78 掲載)
撮影技術探究シリーズ1「胸部撮影系を探る」
(1)線質と画質の関係について
化学療法研究所付属病院 前田美香
(2)塵肺撮影について
千葉労災病院 武藤俊一
旭中央病院 林 典行
(3)撮影装置の違いによる撮影の工夫
(4)撮影被曝線量の県内数施設間の比較 パート2
(胸部撮影時の皮膚線量と生殖腺線量)
撮影技術研究会被曝測定班
(5)千葉県下における胸部撮影システムの現状
撮影技術研究会アンケート調査班
第17回撮影技術研究会(1993年3月)
(千葉放射線技術誌 No.18 p.37 掲載)
撮影技術探究シリーズ2「胸部撮影系を探る−Ⅱ」
(1)装置の性能と信頼性
①県下数施設における三相12ピーク装置の動作特性について
船橋市立医療センター 林 圭吾
②ホトタイマーの特性評価 船橋市立医療センター 宮崎孝行
(2)高圧撮影における付加フィルターについて
千葉市立海浜病院 高木 卓
(3)関連文献の紹介
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
第18回撮影技術研究会(1993年7月)
(千葉放射線技術誌 No.18 p.37 掲載)
撮影技術探究シリーズ3「胸部撮影系を探る−Ⅲ」
−−小児科領域における胸部撮影について−−
(1)放射線技師の立場から
①撮影条件等の検討 帝京大学医学部付属市原病院 山本智朗
②小児撮影技術学会からの報告 千葉県こども病院 小原信也
③撮影補助具の検討
日興ファインズ 金田信爾
④千葉県内各施設の現状調査
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
⑤千葉県内各施設の被曝線量の推定 千葉労災病院 多田浩章
(2)臨床医の立場から
千葉大学医学部附属病院 放射線科 高野英行 先生
第19回撮影技術研究会(1994年3月)
(千葉放射線技術誌 No.19 p.79
撮影技術探究シリーズ4「胸部撮影系を探る−Ⅳ」
−−ポータブル撮影について−−
1)ポータブル撮影装置の動作特性について
船橋医療センター
2)ポータブル撮影時の環境線量について
千葉市立海浜病院
3)ポータブル撮影における技術的諸問題とその対策
千葉県救急医療センター
4)ポータブル撮影の実態調査 船橋市立医療センター
5)ポータブル撮影における感染対策について
船橋市立医療センター
第20回撮影技術研究会(1994年7月)
(千葉放射線技術誌
掲載)
林 圭吾
高木 卓
单 大作
宮崎孝行
デジタル画像について語ろう
1.CRってなんだろう? −パネルディスカッション−
①CRシステムの概要・解説
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
②CRの利点
亀田総合病院 丸 繁勘
③CRの疑問点
千葉市立海浜病院 高木 卓
④CRに関するディスカッション
テーマ:ⅰ)デジタル画像の今後
ⅱ)コストパフォーマンス
ⅲ)日常業務における対策
ⅳ)導入に関する問題点、その他
2.CRの最新情報
①システム7000と9000の比較
国立がんセンター東病院 佐藤 敬
②現在の全国状況(文献紹介)
千葉大学医学部附属病院 飯森隆志
3.県内CRシステムの被曝線量の現状と推定
千葉撮影技術研究会被曝線量低減班 磯辺智範
第21回撮影技術研究会(1995年3月4日)
(千葉放射線技術誌 No.20 p.64 掲載)
デジタル画像シリーズ②「螺旋状CTスキャンについて」
1.螺旋状CTスキャンの基礎
①螺旋状CTスキャンの原理と概要
東芝メディカル株式会社 武藤安弘
②螺旋状CTスキャンの性能評価の現状
千葉県救急医療センター 山口賢一
③螺旋状CTスキャンの被曝について
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
2.螺旋状CTスキャンを使用している立場から
①SOMATOM-PULS(シーメンス)“スパイラル・スキャン”を使用して
千葉市立海浜病院 大塚泰通
②SOMATOM-PULS(シーメンス)“スパイラル・スキャン”を使用して
川崎製鉄千葉病院 梅澤貴行
③TCT-900S(東芝)“ヘリカル・スキャン”を使用して
旭中央病院 板橋幸夫
④X-force(東芝)“ヘリカル・スキャン”を使用して
船橋二和病院 福田 修
⑤CTW-2000(日立)“ボリューム・スキャン”を使用して
船橋医療センター 田中千夏
第22回撮影技術研究会(1995年7月8日)
(千葉放射線技術誌 No.20 p.64 掲載)
デジタル画像シリーズ③「日常のCT検査を考える」
1. 教育講演1 「CT用測定器について」
東洋メディック株式会社 桑山光一
教育講演2 「コーンビームCT装置について」
千葉大学医学部附属診療放射線技師学校 鎌形 望
教育講演3 「循環器領域のCT検査について」
千葉大学医学部附属病院 第三内科 高須準一郎 先生
2.ワークショップ 「各施設におけるCT検査の現状と問題点」
頭頚部領域
千葉大学医学部附属病院 白崎智子
胸部(肺、縦隔、乳房)領域
日本医科大学千葉北総病院 塩野純子
腹部(肝臓)領域
亀田総合病院 石田智子
腹部(泌尿器)領域 東京歯科大学市川総合病院 山田敏之
小児領域
千葉県こども病院 清水孝行
第23回撮影技術研究会(1996年3月2日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70 掲載)
「今、撮影技術に望まれるもの」
1.撮影技術と診断情報 =CRからの再認識=
横浜労災病院 佐藤律夫
2.心血管領域におけるIVR治療の最新情報と技師の役割
千葉県立鶴舞病院 佐藤次男
星野 健
No.19 p.79 掲載)
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第24回撮影技術研究会(1996年7月13日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70
「胸部領域へのアプローチ」
1.胸部領域の撮影を考える
1)卖純撮影の立場から
川崎製鉄千葉病院
2)CR撮影の立場から
千葉労災病院
3)CT撮影の立場から 千葉大学医学部附属病院
4)血管造影撮影の立場から
日本医科大学千葉北総病院
5)核医学の立場から
社会保険船橋中央病院
2.フレッシュマン企画コーナー
1)CR撮影における周波数処理の検討
千葉大学医学部附属病院
2)脳動脈瘤の計測について
千葉県救急医療センター
3)撮影時の着衣についてのアンケート調査
船橋二和病院
第25回撮影技術研究会(1996年11月6日)
(千葉放射線技術誌 No.21 p.70
「マンモグラフィーの近年の動向について」
乳房撮影の精度管理
旭中央病院
高コントラストS-F系について
旭中央病院
CRマンモグラフィーについて
千葉労災病院
装置メーカーの立場から
GE横河メディカル
感材メーカーの立場から
富士メディカルシステム
第58回千葉撮影技術研究会
掲載)
石井雅恵
黒川貴光
飯森隆志
原田耕次
酒井良介
福知芳和
稲垣美華子
石井 緑
掲載)
五十嵐隆元
高橋 彰
武藤俊一
関口淳子
笹井正秀
第26回撮影技術研究会(1997年3月8日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.51 掲載)
デジタル画像シリーズ -DSAについて語ろう-
Ⅰ.プロフェッショナル・トーク
DSAの概要
東芝メディカル 保坂健一
Ⅱ.ユーザー・トーク
1)INTEEGRIS V-3000(PHILIPS) 国立千葉病院 山野一義
2)DFP-2000A(東芝)
千葉労災病院 深山英子
3)ANGIOSTAR(SIEMENS)千葉県救急医療センター 单 大作
Ⅲ.テクニカル・トーク
DSA装置における特性曲線について
船橋市立医療センター 宮崎孝行
DSA装置におけるコントラスト分解能について
船橋市立医療センター 林 圭吾
IVRにおける被曝線量の現状とその低減方法について
川崎製鉄千葉病院 中村博和
第27回撮影技術研究会(1997年7月12日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.52 掲載)
〜〜〜被曝について語ろう〜〜〜
Ⅰ.各分野からの被曝について
1)自然放射線による被曝
千葉リハビリテーションセンター 竹村朊恭
2)医療被曝について
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
3)画質と被曝について視覚評価から(ROC解析を中心に)
旭中央病院 五十嵐隆元
4)RIの被曝について 千葉大学医学部附属病院 白崎智子
5)MRI検査における生体への影響について
筑波大学 磯辺智範
Ⅱ.フレッシュマントーク
「Mammographyにおける被曝線量の求め方について」
日本医科大学千葉北総病院 中村亜矢
Ⅲ.ワンポイントアドバイス
造影CTにおける造影剤注入のタイミングについて
千葉大学医学部附属病院 福知芳和
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第28回撮影技術研究会(1997年12月13日)
(千葉県放射線技術研究会誌 創刊号 p.52 掲載)
第1部 Digital Radiography(DR)について
1.DR装置の最近の動向について
島津製作所 医用技術部 尾崎 毅
2.DR装置の使用経験
1)検診用DR装置の使用経験 千葉社会保険病院 長田 健
2)CC・DRの使用経験 -消化管撮影を中心とした有用性-
亀田総合病院 平野千賀也
3)ワンポイントアドバイス
デジタルラジオグラフィーの有用性について
(被曝の観点から)
国立がんセンター東病院 石原敏裕
第2部 オーダリングシステムについて
1.メーカーサイドから
オーダリングって何? NEC医療システム事業部 永井 肇
2.ユーザーサイドから
1)船橋市立医療センターにおけるオーダリングシステムについて
船橋医療センター 田中千夏
2)千葉大学病院におけるオーダリングシステムの構築過程
千葉大学医学部附属病院 石井照之
3)船橋市立医療センターのオーダリングシステム見学
第29回撮影技術研究会(1998年3月7日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.93 掲載)
Ⅰ.ドライイメージャーについて
県内(国内)のドライイメージャーの現状について
千葉県救急医療センター 稲垣美華子
【プロフェッショナルトーク】
ドライイメージャーの現状と問題点、将来性について
・「Dry Viewの現状と問題点、将来性について」
イメーション(株) 三枝紀雄
・「ラージフォーマット・イメージャー ドライスター3000」
日本アグファ・ゲバルト(株) 冨井 進
・「コニカレーザーイメージャー ドライタイプについて」
コニカメディカル(株) 情野理介
・「AC-3ドライプリントシステムとFM-DP3543Tについて」
富士メディカルシステム(株) 岩崎信之
【ユーザートーク】 ドライイメージャーの使用経験
・「コニカレーザーイメージャーの使用経験」
東邦大学附属佐倉病院 小林康雄
・「Dry Viewの使用経験」
亀田総合病院 吉野良雄
【パネルディスカッション】
Ⅱ.トピックス
・「DICOM時代のパソコン活用」
千葉労災病院 多田浩章
Ⅲ.ワーキンググループ報告
・医療被曝調査班−活動報告
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
第30回撮影技術研究会(1998年7月4日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.94 掲載)
どうやってとったらいいの? −肩関節について−
1.解剖について
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
2.撮影方法概論 千葉リハビリテーションセンター 竹村朊恭
3.当院における撮影について
①
千葉県救急医療センター 安西 徹
②
東邦大学附属佐倉病院 秋山直紀
③
川崎製鉄千葉病院 中村博和
④ 帝京大学医学部付属市原病院 渡辺晴之
4.教育講演 「肩関節領域における画像診断について」
川崎製鉄千葉病院 整形外科部長 菅谷啓之 先生
5.フィルムディスカッション
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第31回撮影技術研究会(1998年11月7日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第2号 p.94 掲載)
放射線科の情報ネットワークについて
1.医療画像情報システムの最新動向 横河電気(株) 塚本 孝
2.当センターにおけるDICOMネットワークについて
千葉県循環器病センター 黒田秀也
フレッシュマントーク
「当センターにおける頭部疾患患者の検査」
千葉県救急医療センター 高橋宏之
【3】教育講演 「手の外科における画像診断について」
千葉大学医学部附属病院 整形外科教室 斉藤 忍 先生
【4】フィルムディスカッション
第36回撮影技術研究会(2000年7月8日)
「どうやって撮ったらいいの? 股関節について」
1.ワーキンググループ報告
『サルでもわかる法令改正の要点とその解説』
医療被曝検討班代表 加藤英幸
2.教育講演 『整形外科医が求める股関節撮影の写真』
千葉大学医学部附属病院 整形外科 三橋 繁 先生
3.撮影技術(我々の施設では、こんな撮影やってます)
(1) どうやって撮ったらいいの、股関節軸位撮影
旭中央病院 五十嵐隆元
(2)RA患者さんに対する股関節撮影のこだわり
千葉リハビリテーションセンター 竹村朊恭
(3)CTを利用した人工関節の計測
千葉大学医学部附属病院 深谷美絵
4.フィルムディスカッション
第32回撮影技術研究会(1999年3月20日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.94 掲載)
第1部 サルでもわかる計測学
1.放射線の卖位、何があるの?
結核予防会結核研究所放射線学科 星野 豊
2.フイルムバッジの役割
千代田テクノル(株) 福田光道
第2部 放射線防護の再認識
1.過剰防護論についての検証
a)ポータブル撮影時の医療従事者の過敏反応について
−病室撮影時の空間線量−
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
b)X線撮影時の患者さんのプロテクタは必要か?
−胸部撮影時の生殖腺線量−
千葉大学医学部附属病院 越智茂博
c)放射線防護の考え方 化学療法研究所付属病院 石田有治
2.総合討論
第37回撮影技術研究会(2000年12月2日)
「胸部について」
(1)施設紹介 銚子市立総合病院 銚子市立総合病院
(2)特別講演 「院内感染対策」
旭中央病院 消化器内科医長 中村
(3)教育講演 「胸部検査に必要な解剖について」
千葉大学医学部附属病院
(4)一般発表
○HRCTについて
船橋市立医療センター
○らせんCTを用いた胸部検診
結核予防会千葉支部
○Tcガスによる肺換気シンチについて
旭中央病院
第33回撮影技術研究会(1999年7月10日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.95 掲載)
どうやってとったらいいの? −膝関節について−
1.解剖について
千葉県救急医療センター 高橋宏之
2.膝関節の撮影の実際(VTRによる撮影法の紹介)
千葉大学医学部附属病院 飯森隆志
3.デジタルからのアプローチ
千葉市立海浜病院 高木 卓
4.撮影方法概論
日本医科大学千葉北総病院 渡辺典男
5.教育講演 「膝関節における画像診断について」
川崎製鉄千葉病院 整形外科 土屋明弘 先生
6.フィルムディスカッション
田仲 篤
朗
先生
飯森隆志
林
矢部
圭吾
勤
五十嵐隆元
第38回撮影技術研究会(2001年3月10日)
「マンモグラフィの基礎と現状」
(1)施設紹介 千葉県対がん協会 千葉県対がん協会 立原雅子
(2)講演
・感材系、CR
船橋市立医療センター 石井 悟
・精度管理(X線装置を中心に)
北里大学病院 石川光雄
・ポジショニング
聖路加国際病院 小山智美
(3)フィルムディスカッション
第34回撮影技術研究会(1999年10月23日)
(千葉県放射線技術研究会誌 第3号 p.95 掲載)
「マルチスライスCTってしってる?」
1.メーカー発表
【Multislice CT GRANDPRIX’99】…ここがいいんだうちのCT…
(1)シーメンス旭メディテック
大澤勇一
(2)GE横河メディカルシステムズ
高橋紀夫
(3)東芝メディカル
武藤安弘
2.Presentation New Comer
頭蓋底領域における画質について
千葉大学医学部附属病院 深谷美絵
3.フィルムディスカッション
第39回撮影技術研究会(2001 年 7 月 14 日)
「胸部卖純写真を読む」
トピックス 「モニタ診断の現状」
[メーカーサイドから]
・「東芝画像ネットワークシステムの技術動向」
東芝メディカル(株) 石井克尚
[ユーザーサイドから]
・「PACS の使用経験(導入から1年経過して)」
千葉県救急医療センター 高橋宏之
一般演題
・「胸部卖純画像の評価法の紹介」
千葉大学医学部附属病院 奥村健一郎
・「一般撮影領域の被曝線量測定法について」
千葉大学医学部附属病院
加藤英幸
・
「胸部CR画像の評価の試み」 千葉市立海浜病院 高木 卓
教育講演 ・
「呼吸器科医が読む胸部卖純写真」
千葉大学医学部附属病院呼吸器内科 潤間隆宏 先生
フィルムディスカッション
第35回撮影技術研究会(2000年2月26日)
どうやってとったらいいの?
「完全なる撮影技術は診断と治療を知ることから始まる」
−手の外科について−
【1】Hospital Information
千葉県ガンセンター画像診断部 中島英樹
【2】Study of Hand surgery
1.手の外科の解剖について
千葉労災病院 黒川貴光
2.手の外科領域の撮影について
川崎製鉄千葉病院 中村博和
3.手の外科領域のリハビリテーションについて
川崎製鉄千葉病院リハビリテーション科 松田早苗
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第40回千葉撮影技術研究会(2002 年 1 月 26 日)
『検診の被ばくと画質を考える』
第二部 臨床医が望む画像とは
脳神経外科医の立場から
千葉大学大学院医学研究院神経統御学 内野福生 先生
循環器内科医の立場から
千葉大学大学院循環病態医科学
船橋伸禎 先生
消化器外科医の立場から
千葉大学大学院先端応用外科学
首藤潔彦 先生
第三部 ディスカッション
「造影剤の適正使用について」
エーザイ株式会社 情創部 二宮里江
特別講演 「検診における放射線被ばくの捉え方」
埼玉工業大学 飯沼 武
シンポジウム 「検診の被ばくと画質を考える」
胸部検診について
東京医科歯科大学附属病院 横田 浩
消化器検診について 社会保険群馬中央総合病院 新井敏子
乳がん検診について
東京都がん検診センター 小林 剛
総合討論
指定発言 「検診の放射線被ばくをどう捉えているか」
総合病院国保旭中央病院 五十嵐隆元
第44回千葉撮影技術研究会
第5回千葉乳房画像研究会 合同研究会(2004 年 1 月 10 日)
『一般撮影領域での特殊撮影~乳腺撮影のこれからを考える~』
話題提供1「イオメロン 350 シリンジの有用性」
エーザイ株式会社 領域二室 長谷川清
話題提供2「エビデンスについて考える」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
教育講演1「マンモグラフィの現状と今後の展開」
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会 寺田 央 先生
教育講演2「マンモグラフィの撮影技術」
社会保険群馬中央病院 新井敏子 先生
教育講演3「デジタルマンモグラフィの評価基準などについて」
国立がんセンター東病院 永井優一 先生
第41回千葉撮影技術研究会(2002 年 7 月 6 日)
『CRについて考える』
「非イオン性MRI造影剤 プロハンスシリンジ 13ml/17ml」
エーザイ株式会社 医薬部 今西良一
講演1 「FCRの画像処理:歴史と将来像」
富士フィルムメディカル株式会社 五十嵐昭人
講演2 「マルチ周波数処理の臨床
―その有効性とパラメータ設定のポイント」
日本医科大学千葉北総病院 渡辺典男
講演3 「CR乳房撮影の臨床-従来型 FCR9000 と
MMG 専用機 FCR5000MA の比較」
国立がんセンター東病院 永井優一
総合討論
第 45 回 千葉撮影技術研究会(2004 年 7 月 3 日)
『ここまで変わる一般撮影!』
-FPDの臨床応用-
話題提供1「造影剤の有害事象、その原因の可能性」
エーザイ株式会社 東京エリア企画 藤野隆裕
話題提供2「エビデンスについて part2」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
話題提供3「がん 3.2% 診断被ばく原因(真相は?)」
千葉大学医学部附属病院 加藤英幸
FPD開発側メーカーより 「言わせてほしいFPDの魅力」
1)『一般撮影領域におけるFPDの利点』
キャノン株式会社 医療機器事業部 篠原 剛 先生
2)『FPD一般撮影装置の臨床における有用性』
GE横河メディカルシステムズ株式会社
X線営業部 企画グループ 守部芳生 先生
3)『島津FPD一般撮影システムのご紹介』
株式会社島津製作所 医用マーケティング部 高濱公大 先生
4)『トータルシステムの視点から考える
フラットディテクタの利点・欠点』
シーメンス旭メディテック株式会社
AXビジネスマネジメントグループ 黒木慎也 先生
5)『一般撮影用FPDシステム Radnext(R)Genesys
による検査効率の向上』
株式会社日立メディコ
XR マーケティング統括部 小田和幸 先生
6)『FPD搭載一般撮影システムの新しいワークフロー』
フィリップスメディカルシステムズ株式会社
営業推進部アプリケーション 日笠直子 先生
FPD利用施設より
1)『フラットパネル(FPD)導入による
一般撮影の変貌と長尺撮影の試み』
東京労災病院 放射線科 竹内修一 先生
2)『卖純撮影領域におけるFPDでの撮影の実際』
北里研究所メディカルセンター病院
中央放射線科 柳田 智 先生
3)当院におけるFPD(Digital Diagnost)の使用経験』
NTT東日本 関東病院 放射線部 佐藤 達 先生
第42回千葉撮影技術研究会(2003 年 1 月 18 日)
『マルチスライス CT の現状と最新技術』
「イオメロンの臨床的有用性について」
エーザイ株式会社 医薬部領域2室 村上 聡
一般研究発表
「マルチスライス CT の使用施設から」
・千葉県がんセンターにおける MDCT の使用経験
(腹部領域を中心として)
千葉県がんセンター画像診断部 石津 誠
・8DAS-MDCT における循環器領域の検査法
千葉市立海浜病院 放射線科
高木 卓
・東京歯科大千葉病院における MDCT の使用経験
(口腔外科領域の撮影について)
東京歯科大千葉病院 放射線科 小林紀雄
技術講演
「マルチスライス CT の最新情報」-4DAS から 256DAS へ-
東芝メディカル株式会社 技術本部 平柳則之
教育講演
「今、ホットなマルチスライス CT」
Multidetector-row CT による血管疾患の CT Angiography:
臨床応用とその適応の拡大
日本医科大学 放射線医学教室 林 宏光 先生
第43回千葉撮影技術研究会
第4回千葉アンギオ技術研究会 合同研究会(2003 年 7 月 5 日)
『MDCT vs Angio ~CT 検査は血管造影検査を不用にするか~』
「造影剤関連の最近の話題」 エーザイ株式会社 長谷川清
第一部 装置を探る 線量と画質
「シネアンギオ装置・MDCT 装置を用いた
冠状動脈造影時の線量比較」
大阪府立成人病センター 鈴木敬一 先生
「アンギオ装置と MDCT 装置の画像比較」
昭和大学藤が丘病院 加藤京一 先生
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第 46 回千葉撮影技術研究会 (2005 年 1 月 15 日)
『X 線診断と核医学の融合 -PET/CT-』
「CTにおける造影剤使用方法」 エーザイ株式会社 長谷川清
「撮技研幹事からみた 2004RSNA」
千葉大学医学部附属病院 梁川範幸
「PET/CT の現状と将来」
シーメンス旭メディテック
核医学ビジネスマネジメントグループ 渡部一雅
第 49 回千葉撮影技術研究会(2006 年 7 月 15 日)
『CT・MRI 検査による脳卒中の診断』
~検査法から画像診断まで~
話題提供
『MR の最新情報 -ISMRM(国際磁気共鳴学会)に参加して-』
東京慈恵会医科大学附属病院 放射線部 庄司友和 先生
「PET/CT によるがん検診」
旭中央病院 PET 画像診断センター長 吉田勝哉 先生
「CT の新たな利用(PET/CT)」
旭中央病院 五十嵐隆元
第 47 回千葉撮影技術研究会(2005 年 7 月 9 日)
『脳卒中の撮影技術』
CT JFE 健康保険組合川鉄千葉病院
放射線科 中村博和
MRI
釧路脳神経外科病院 診療放射線部 山本綱記
教育講演
『脳卒中:画像診断の使命』
東京都立荏原病院放射線科 井田正博 先生
『FPD 搭載型 X 線 TV 装置の現状と展望』
第 50 回千葉撮影技術研究会(2007 年 1 月 13 日)
『画像診断最前線』
-画像診断に求められることとは-
メーカー講演
エーザイ株式会社
トピックス
Dual Source CT / SOMATOM Definitionについて
シーメンス旭メディテック株式会社
マーケティング本部 CTグループ 一平 珠
教育講演
最新撮影技術、3D workstation
千葉大学医学部附属病院 放射線部 梁川範幸
医療被ばくの捉え方と最近の動向
千葉大学医学部附属病院 放射線部 加藤英幸
第50回記念シンポジウム
『最新医療!-今求められている画像診断とは?-』
特別講演1
画像診断の進歩と脳神経血管内治療
千葉県救急医療センター センター長 小林繁樹 先生
特別講演2
呼吸器疾患の画像-医師の望むこと、
「技師スクリーナー」への期待
千葉大学大学院医学研究院
加齢呼吸器病態制御学 講師 滝口裕一 先生
特別講演3
肝臓領域における最先端の診断法とその展望
千葉県がんセンター センター長 竜 崇正 先生
話題提供「造影剤腎症について」
エーザイ株式会社 造影剤領域室
石井晶一
教育講演「ディジタル画像の画質評価 Part2-
SN比の概念を用いた画質評価法-」
群馬県立県民健康科学大学
診療放射線学部
教授
下瀬川正幸
先生
パネルディスカッション「FPD 搭載型 X 線 TV 装置の現状と展望」
「直接交換方式 FPD 搭載、Sonialvision Safire の使用経験」
信州大学医学部附属病院
放射線部
平野浩志
「東芝社製 FPD 搭載型 X 線 TV 装置(Ultimax) の使用経験」
亀田メディカルセンター 画像診断室 平野千賀也
「FPD+C アーム搭載型 X 線 TV 装置の有用性」
国立がんセンター中央病院 放射線診断部 小笠原哲
記念講演「学会活動を通して」
前千葉大学医学部附属病院 放射線部技師長 守田文範
第 48 回千葉撮影技術研究会(2006 年 1 月 7 日)
『DICOM画像の取得と活用』
話題提供「イオメロンの話題提供」
エーザイ株式会社 藤野隆裕
「RSNA2005報告」
帝京大学医学部附属市原病院 渡部晴之
第 51 回千葉撮影技術研究会(2007 年 7 月 7 日)
教育講演
メーカー講演
『救急医療について考える』
エーザイ株式会社
「放射線部門における病院情報システム構築のポイント」
横河電機株式会社
渡辺
~救急撮影を探る~
1)救急撮影の実態調査
真
『DICOM画像の取得と活用』
亀田メディカルセンター 画像診断室 吉田弘樹
2)各施設における救急撮影の現状
・千葉県救急医療センター
渡邊 功
・総合病院国保旭中央病院
寺門真吾
・亀田メディカルセンター
森
博
教育講演
救急救命士による現場での救急活動
千葉市消防局警防部 亀山俊一 先生
特別講演
救急医療における画像診断
千葉大学大学院医学研究院救急集中治療医学 教授 織田成人 先生
「DICOM 解説 ~通信のしくみと画像フォーマット~」
亀田メディカルセンター
石川和弥
「画像データの取得と解析
~パソコンに DICOM データを取り込む方法~」
千葉労災病院
多田浩章
「画像データの活用 ~3D 構築のテクニック~」
・ZIO M900 Quadora を使用して
千葉市立海浜病院 高木 卓
・AZE Virtual Place を使用して
千葉大学医学部附属病院
佐藤広崇
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第 52 回千葉撮影技術研究会(2008 年 2 月 23 日)
第 7 回CTGUMセミナー(併催)
メーカー講演
エーザイ株式会社
CTセミナー
1.スキャンプラン設定の考え方
国立病院機構高崎病院 石原 敏裕
2.CT造影法 -体内動態を理解する-
静岡県立がんセンター 中屋 良宏
3.CT検査の被曝について
千葉市立海浜病院 高木 卓
4.胸部CTの読影とそのポイント
栃木県立がんセンター 萩原 芳広
基調講演
CTコロノグラフィの現状と展望
(社)日本海員掖済会小樽病院 技術管理部 平野 雄士
教育講演
オートプシーイメージング -死後CT画像から得られる情報-
千葉大学医学部附属病院 放射線科 講師 山本 正二 先生
第 53 回千葉撮影技術研究会(2008 年 7 月 26 日)
「~MRIについて考える~」
メーカー講演
エーザイ株式会社
最新情報提供
『がんプロフェッショナル養成プラン
-e ラーニングを取り入れた医学物理教育−』
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 磯辺 智範
『専門技師の役割と現状−CT 専門技師制度の立ち上げ−』
千葉大学医学部附属病院 放射線部 梁川 範幸
MRI基礎講座
『一から学ぼう MRI』
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 磯辺 智範
MRI撮影を探る
1)MRI の実態調査
千葉大学医学部附属病院 放射線部 佐藤 広崇
2)各施設における MRI 撮影の現状
・
「オープン型 MRI の利用法 トンネル型 MRI との使い分け」
船橋整形外科病院 放射線部 小森 雄樹
・
「3TMRI導入半年間の使用経験」
国保成東病院 放射線科 鈴木 豊
・
「亀田メディカルセンターにおける乳腺MRI」
亀田メディカルセンター 画像診断室 福田 学
教育講演
『強調法と抑制法、拡散強調像を理解するために』
新柴又駅前クリニック 田中 宏 先生
第 54 回千葉撮影技術研究会(2009 年 3 月 7 日)
製品紹介
「肝臓撮影におけるイオメロン 350 シリンジ 135mL の有用性」
トピックス
「320 列 CT の威力!」
千葉大学医学部附属病院 放射線部 梁川 範幸
最先端医療画像
『各モダリティにおける最先端医療画像技術』
1.CT
千葉大学医学部附属病院 放射線部 佐藤 広崇
2.MRI
慶応義塾大学病院 中央放射線技術室 井場
稔
3.血管造影検査
総合病院国保旭中央病院 放射線科 大木 規義
4.超音波検査
東邦大学医療センター大森病院
臨床生理機能検査部 丸山 憲一
教育講演
『肝細胞がんの診断と治療』
─ 診断基準と最新治療の現状と将来─
千葉大学大学院医学研究院腫瘍内科学、
肝胆膵重粒子線治療学講師 吉川 正治 先生
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第 55 回千葉撮影技術研究会(2009 年 7 月 18 日)
第 1 回CTGUM講演会(併催)
メーカー講演
エーザイ株式会社
CTGUMセミナー
1.CT撮影の基礎技術
・CT撮影技術の標準化 -ガイドラインの必要性と雛型-
千葉大学医学部附属病院 梁川 範幸
2.最先端技術を駆使した撮影技術
・Dual Source CT の利点を生かした撮影法
東海大学医学部付属病院 池田 秀
・256 スライス CT による心臓撮影技術
磐田市立総合病院 神谷 正貴
・320 列 CT による腹部領域の診断技術の進歩
静岡県立がんセンター 中屋 良宏
技術講演
『CT-Perfusion のデータの取り扱い(仮題)』
北海道大学病院 診療支援部 笹木 工
教育講演
『慢性閉塞性肺疾患 COPD の診断と治療』
千葉大学大学院医学研究院加齢呼吸器病態制御学 巽 浩一郎 先生
第 56 回千葉撮影技術研究会 (2010 年 1 月 16 日)
「~脊椎領域(腰椎)を探る~」
製品紹介
『イオメロン話題提供』エーザイ株式会社
レクチャ―
診療放射線技師に必要な基礎知識
-緊急時に良くオーダーされる血液検査とデータの見方-
千葉県循環器病センター検査部検査科 佐藤 正一 先生
『腰椎疾患に対する撮影のコツ』
1.一般撮影部門
東陽病院放射線科 佐藤 隆史
2.CT部門 亀田メディカルセンタ-画像診断室 渡部 大将
3.MRI部門 千葉大学医学部附属病院放射線部 佐藤 広崇
教育講演
診断医が求めている腰椎画像について
千葉労災病院整形外科 山縣 正庸 先生
第 57 回千葉撮影技術研究会(2010 年 7 月 17 日)
「~整形領域(膝)を探る~」
話題提供
『プロハンス最新情報』
エーザイ株式会社
レクチャー
『膝前十字靱帯再建術後リハビリテーション』
JFE健康保険組合川鉄千葉病院
リハビリテーション科 永瀬 数馬 先生
技術講演
『膝疾患に対する撮影のコツ』
1:膝領域に必要な画像解剖(一般・MRI)
亀田メディカルセンター 画像診断室 疋田 一成
2:一般撮影系
千葉大学医学部附属病 院放射線部 宮原 孝一
3:CT
千葉大学医学部附属病院 放射線部 越智 茂博
4:MRI(スポーツ障害の膝関節MRI)
船橋整形外科病院 放射線部 堂後 和彦
特別講演
『サッカー日本代表チームにおける医学的サポート』
JFE健康保険組合川鉄千葉病院 副院長 森川 嗣夫 先生
千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
第 58 回千葉撮影技術研究会(2011 年 1 月 15 日)
「~整形領域 肩関節を探る~」
メーカー講演
第一三共株式会社
グループ研究
「EOB を使った検査に関するアンケート調査」
千葉大学医学部附属病院 放射線部 佐藤 広崇
レクチャー
「CT 検査の造影剤副作用について -看護師の立場から-」
千葉大学医学部附属病院 看護部 堀 あつ子先生
ワークショップ
「肩の撮影法について」
1:画像解剖
千葉労災病院 放射線部 相澤 健太
2:一般撮影系
亀田メディカルセンター 画像診断室 岩上 亜矢
3:CT
千葉大学医学部附属病院 放射線部 澤田 晃一
4:MRI 船橋整形外科病院 放射線部 小森 雄樹
技術講演
『骨・関節のMRI —その撮像方法とコツ—』
村上新町病院 診療放射線部 西谷 衛先生
教育講演
『画像診断とその応用 —臨床医が求めるもの—』
船橋整形外科病院 スポーツ医学センター
肩関節・肘関節外科部長 菅谷 啓之先生
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
次回(第 59 回)開催予告
関東部会 DR 研究会と共催(予定)
開催日 2011 年 7 月 9 日(土)
会 場 未定
テーマ 「デジタル画像における一般撮影条件の考え方(案)」
おしらせ
千葉撮影技術研究会・勉強会のご案内
日時、内容が決定しだいホームページにてお知らせします。
皆様のご参加をお待ちしています。
千葉撮影技術研究会
Hp. http://crts.umin.jp/
MISG 医療情報研究会のご案内
医療情報研究会 Medical Informatics Study Group(略称 MISG)は、画像情報をはじめ
とする 医療情報全般における知識の習得と最新技術の研究、ならびに情報交換のためのコ
ミュニティ形成を目的として活動しています。
多くの方のご参加お待ちしています。
MISG Hp. http://misg.umin.ac.jp/
代表 多田 浩章 労働者健康福祉機構千葉労災病院放射線部
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千葉撮影技術研究会誌Vol.19
2011.1.15
第58回千葉撮影技術研究会
千葉撮影技術研究会規約
(総則・名称)
第1条 本会は、
「千葉撮影技術研究会」と称する。
(目的)
第2条 本会は、千葉県における放射線技術学に関する研究活動、普及、啓発活動、研究
発表、ならびに関連学会・研究会との連携をはかり、千葉県内の放射線撮影技術
の進歩・発展に寄与すること、あわせて会員相互の親睦をはかることを目的とす
る。
(事業)
第3条 本会は、前条の目的を達成するために、学術講演等の事業を行う。
(構成・会員)
第4条 会員は本会の目的に賛同し、その達成に協力する者で、千葉県及び近傍において
放射線領域の画像診断等に関心のある者とする。
(役員および事務局)
第5条 本会の役員は、次の通りとする。
会
長
:
1名
委
員
: 若干名
会計委員
:
1名
会計監査
:
2名
事務局
: 千葉大学医学部附属病院内に置く
(運営)
第6条 会長は、本会を代表し、会務をつかさどる。
会長ならびに委員は、委員会を構成し、本会則に定める事項、並びに会の運営
に必要な事項を審議する。
委員の選定・任免は、委員会で決定する。
委員会は、世話人・委員の中から当番委員を選出し、当番委員は学術講演会等
を主催する。
(会計・会費)
第7条 本会の経費は、参加費等をもってまかなう。
本会の会計年度は、4月1日から3月31日とする。
事務局は会計年度終了後、その収支報告を行う。
付則
本規約は、委員会において変更・追加することができる。
本規約は、2002 年 1 月 26 日より実施する。
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