② 区画線工 1.適 用範 囲 本資料 は、市 場単 価方 式に よる、 区画 線工 に適用 する 。 1−1 市 場単価 が適 用で きる 範囲 (1) 道路に設 置す る区 画線 、道路 標示 の設 置、消 去。 (2) 設置作業 のう ち、 溶融 式(手 動 ) 、溶 剤型 及び 水性 型ペイ ント 式( 車載式 、手 動)。 1−2 市 場単価 が適 用で きな い範囲 (1) 特別 調査等 別途 考慮 する もの。 1) 特殊地域 にお いて 労務 費の補 正が 適用 される 工事 の場 合。 2) コンクリ ート 舗装 の上 に施工 され た区 画線、 道路 標示 の消 去。 3) 溶融式( 手動 )の うち 、非鉛 系の 路面 標示用 塗料 (黄 色) を使用 して 施工 する場 合。 4) 区画線消 去( ウォ ータ ージェ ット 式) のうち 、1 工事 の施 工規模 が 100m 未満 の場 合。 5) そ の他 、規格 ・仕 様等 が適 合せず 、市 場単 価が適 用で きな い場 合。 2.市 場単 価の設 定 2−1 市 場単価 の構 成と 範囲 市場単 価で対 応し てい るの は、機 ・労 ・材 の○及 びフ ロー 図の 実線の 部分 であ る。 ○ ○ 塗 料塗 布 ・ 養生 ○ 掃 材 清 労 図 機 プラ イ マ ー 塗 布 ・ 養 生 面 種 区 画 線 設 置 (溶融 式) 路 作 市場単 価 工 (注) 1. 単価に は、 使用 材料 のロス 及び 諸雑 費(プ ライ マー 、プ ロパン ガス 、雑 器具等 )を 含む 。 2.交通 誘導 員を 必要と する 場合 は別途 計上 する 。 ○ ○ ○ 掃 材 清 労 図 機 塗 料塗 布 ・ 養生 面 種 区 画 線 設 置 (ペイ ント 式) 路 作 市場単 価 工 (注) 1. 単価に は、 使用 材料 のロス 及び 諸雑 費(雑 器具 等) を含 む。 2. 水性 型ペ イン ト式に よる 区画 線設置 で発 生し た塗 料廃液 の処 分費 を含む 。 3.交通 誘導 員を 必要と する 場合 は別途 計上 する 。 Ⅵ−1−②−1 2−2 市 場単価 の規 格・ 仕様 区画線 工の市 場単 価の 規格 ・仕様 区分 は、 下表の とお りで ある 。 表 2.1 区画線設 置( 溶融 式・ 手動) 規 格 ・ 仕 様 実 線・ ゼブラ 破 線 矢印・ 記号 ・文字 単位 標準単価コード 15cm m I0300 20cm m I0301 30cm m I0302 45cm m I0303 15cm m I0306 20cm m I0307 30cm m I0308 45cm m I0337 15cm 換算 m I0360 ( 注) 1.塗 布厚 は 1.5mm とする 。 2.線 色は 白色 又は 黄色と する 。 3.破 線は 塗布 延長 とする 。 4.矢 印・ 記号 ・文 字は所 要材 料換 算長と し、 溶融 式に限 り適 用で きる 。また 、自 転車 マーク の ように 構成 する線 幅が 10 ㎝未 満の 矢印・記号・文字 及び 、シー ル等 の貼 り付 け式に は適 用で き ない。 表 2.2 区画線設 置( ペイ ント 式・車 載式 ) 規 格 ・ 仕 様 実線 溶剤型 破線 実線 水性型 破線 単位 標準単価コード 加熱式 15cm m I0340 常温式 15cm m I0341 加熱式 15cm m I0344 加熱式 30cm m I0345 常温式 15cm m I0346 加熱式 15cm m I0363 常温式 15cm m I0364 加熱式 15cm m I0365 加熱式 30cm m I0366 常温式 15cm m I0367 ( 注) 1.線 色は 白色 又は 黄色と する 。 2.破 線は 塗布 延長 とする 。 表 2.3 区画線設 置( ペイ ント 式・手 動式 ) 規 格 ・ 仕 様 常温式 溶剤型 水性型 実線・ ゼブ ラ 実線・ ゼブ ラ 15cm 単位 標準単価コード m I2706 常温式 30cm m I2707 常温式 45cm m I2708 常温式 15cm m I2709 常温式 30cm m I2710 常温式 45cm m I2711 ( 注) 1.線 色は 白色 又は 黄色と する 。 Ⅵ−1−②−3 表 2.4 区 規 格 ・ 仕 様 単 位 標準単 価コ ード 式 15cm 換算 m I0371 ウォー ター ジェッ ト式 15cm 換算 m I0373 削 り 分 区画線消 去 取 り (注) 1. 一般的 なア スフ ァル ト舗装 の上 に施 工され た区 画線 、道 路標示 の消 去は 削り取 り式 を標 準と する。 2. 排水性 舗装 の上 に施 工され た区 画線 、道路 標示 の消 去は ウォー ター ジェ ット式 とす る。 Ⅵ−1−②−4 2−3 加 算率・ 補正 係数 (1) 加算 率・補 正係 数の 適用 基準 表 2.5 規 格 ・ 仕 様 加算率・ 補正 係数 の適 用基準 適 用 基 準 記号 S0 1工事の施工規模が、標準より小さい場合(実線 15cm 換 算) は、対象となる規格・仕様の単価を率で加算する。 S1 S2 時間的 制約 を受け る場 合 通常勤 務す べき1 日の 作業 時間 (所定 労働 時間 )を7 時間以 下4 時間以 上に 制限 をす る場合 は、 対象 となる 規格・ 仕様 の単価 を係 数で 補正 する。 K1 夜間作 業 通常勤 務す べき時 間( 所定 労働 時間) 帯を 変更 して、 作業時 間が 夜間(20 時∼ 6時) にか かる 場合 は、対 象 となる 規格 ・仕様 の単 価を 係数 で補正 する 。 K2 係 塗布厚 1.0mm の場合 区画線 の塗 布厚が 1.0mm の場合は 、対 象と なる規 格・ 仕様の 単価 を係数 で補 正す る。 K3 数 加算率 標準 排水性 舗装 に施工 する 場合 排水 性舗 装に 施工 する 場合 は、 対象 とな る規 格・ 仕様 の単価 を係 数で補 正す る。 K4 未供用 区間 の場合 未供用 区間に おい て施工 する 場合は 、対 象とな る規 格・仕 様の 単価を 係数 で補 正す る。 K5 ペ イ ン ト 式 の 区 画 線 を 消 去 ペイ ント 式の 区画 線、 路面 標示 を消 去す る場 合は 、対 する場 合 象とな る規 格・仕 様の 単価 を係 数で補 正す る。 K6 施工規 模 補 正 Ⅵ−1−②−5 備 考 全体数 量 対象数 量 (2) 加算 率・補 正係 数数 値 表 2.6 加算率・ 補正 係数 の数 値(区 画線 設置 ) S2 区画線設置 (溶融式) (500m以上) 0% (100m以上 500m未 満) 30% (100m未満) 60% 区画線設置 (ペイン ト式 車 載) (2000m以 上) 0% (500m以上 2000m未満) 15% (500m未満) 30% 区画線 設置 (ペイ ント 式 手動 ) (500m 以上) 0% (100m 以上 500m 未満) 30% (100m 未満) 60% 時間 的制 約 を 受ける 場合 K1 1.30 1.15 1.30 夜間作 業 K2 1.20 1.10 1.20 K3 0.90 − − K4 1.20 − − K5 0.90 0.90 0.90 区 分 記号 加 S0 算 施工規 模 S1 率 補 正 係 数 塗 布 厚 1.0mm の場合 排水 性舗 装 に 施工す る場 合 未供 用区 間 の 場合 (注) 1. 施工規 模加 算率 (S 1 )又 は( S 2 )と時間 的制 約を 受け る場合 の補 正係 数(K 1 ) が重複 する 場 合は 、施工 規模 加算 率の みを対 象と する 。 2. 区画 線設 置の 施工規 模は 、溶 融式 、溶剤 型ペ イン ト式 、水 性型ペ イン ト式 それ ぞれ 1工事 の全 体数 量で判 定す る。 ただ し、 ペイ ント式 (車 載式 )で 、切削 オー バー レイ 工の 完了待 ちな どに より 、1 日当り の施 工数 量が標 準施 工規模 に満 たな い場 合につ いて は、 1日当 りの 施工 数量 で施工 規模 を判 定する 。 3. 区画 線消 去( ウォー ター ジェ ット 式)の 施工 規模 は1 工事 の全体 数量 で判 定す る。 ただし 、交 通規 制等の 制約 によ り、1 日当 たり の施工 数量 が標 準施 工規模 に満 たな い場 合につ いて は、 1日当 たり の 施工数 量で 施工規 模を 判定 する 。 4 .排水性 舗装 に施 工す る場合 の補 正係 数( K 4 )は 、溶融式( 手動 )に よる 施工 および 排水 性舗 装用 に開発 され た工法 ・材 料等 によ る施工 のど ちら にも適 用出 来る 。 ま た、ペ イン ト式 は舗 装の種 別に 関係 なく適 用出 来る 。 表 2.7 加算率・ 補正 係数 の数 値(区 画線 消去 ) 記号 区画線 消去 (削り 取り 式) S0 − S1 − S2 − 時間 的制 約 を 受ける 場合 K1 − 1.30 夜間作 業 K2 1.35 1.25 K3 − − K4 − − K5 − − K6 − 0.85 区 分 加 算 施工規 模 率 補 正 係 数 塗 布 厚 1.0mm の場合 排水 性舗 装 に 施工す る場 合 未供 用区 間 の 場合 ペイ ント 式 の 区画 線を 消 去 する場 合 Ⅵ−1−②−6 区画線 消去 (ウ ォー ター ジェ ット式 ) (800m以上) 0% (300m以上 600m未満) 40% (300m未満) 100% 2−4 直 接工事 費の 算出 直接工 事費 =設 計単 価(注 1)×設 計数 量 (注1 )設 計単 価= 標準の 市場 単価×( 1+ S 0 or S1 or S 2 /100)×( K 1×K 2 ×…×K n ) 3.適 用に あたっ ての 留意 事項 市場単 価の適 用に あた って は、以 下の 点に 留意す るこ と。 (1) 区画線 設置 作業 におけ る供 用区 間及び 未供 用区 間の 取り扱 いは 、下 表のと おり とす る。 表 3.1 区 分 供 用 区間 未供用 区間 工 事 種 別 維持 修繕 工事 :維持 修繕 工事 に伴う 区画 線工 事 現道 拡幅 工事 等:現 道拡 幅工 事に伴 う区 画線 工事 交通 安全 工事 (1種 ):交差 点改 良、 停車帯 等の 交通 安全 工事( 1種 ) に伴う区 画線 工事 交通 安全 工事 (2種 ):現道 の区 画線 の補修 工事 バイパ ス工 事等: バイ パス 新設 など未 供用 区間 の区画 線工 事 (2) 仮区画 線を 施工 する場 合、 区画 線工と 規格 ・仕 様が 同じで あれ ば、 適用で きる 。 (3) 溶融式( 手動 )に おける 横断 線は ゼブラ を適 用す る。 (4) 溶融式( 手動 )の 矢印・ 文字 ・記 号にお ける 「所 要材 料換算 長」 とは 、重複 施工 する 部分を 平均 20% と見込 み、 これを 施工 実延 長に 加えた 値で 、換 算長の 算出 は次 式に よる。 所要材 料換 算長( m) =設 計数 量(塗 布面 積( ㎡))÷0.15×1.20(重複 施工 ロス分 ) (5) 水性型ペ イン ト式 につい ては 、気 温5℃ 以上 、湿度 85% 未満 での 施工を 標準 とす る。ま た、 新設 舗装 上に施 工す る場合 は、 養生 期間 を経て 、路 面上 の水分 、軽 質油 成分 が消滅 した 後で の施工 を標 準と する 。 (6) 随意契約 によ る調 整を行 う追 加工 事の取 扱い は、 現工 事の施 工規 模を 考慮せ ず、 単独 工事と して 数 量を判 定す る。 Ⅵ−1−②−7
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