バンド経験がない指導者でもバンド運営はできる!!

バンド経験がない指導者でもバンド運営はできる!!
全日本小学生金管バンド連盟
2013 年6月7日 発行
第3章 【指導者が心がけておきたいこと】
「OOに思い当たりありませんか?」例えば、どうしてよそのバンドはこんなに演奏が上手いのか?どうして、
小学生なのに音色が美しいんだろう?はたまた、なぜよその子は音楽に対して食いつきがいいのか?など。
ここでは、バンド指導者が日常的に気にかけ心がけておくことで、ご自身の金管バンドのがグンとよくなる!
そんな秘訣をご紹介いたします。
◆
指導者が心がけておきたいこと
●指導者自身が音楽(CD)をたくさん聴く。
●子どもたちにも音楽(CD)をたくさん聴かせる。
●音源(CD)のある曲を演奏させることが良い演奏(上達)への近道です。
●定期的な講師招聘も必要
子どもたちに指導するには講師招聘も必要になりますが、講師には遠慮をしないことです。
「実際に吹いて叩いて、見せて聴かせてくれる講師」を選ぶこと。また、講師に気兼ねすることなく、こちらが教え
てほしいことを前もって伝えておくことや、講習の後には、次回講習までの課題を与えてもらうことなどを心がける
ことが大切です。講師が教えてくれた内容を定着させないで次の講習会を行うと、また前回の復習(ひどいときには
一からやり直し)に時間をかけることになり、ステップアップが上手くいかないことになります。
◆ドイツ音名と自分の楽器の音名(音階)と合わせて覚えさせよう!
金管バンドで使用する楽器には、トランペット(コルネット)・アルトホルン・トロンボーン・ユーフォニアム・
バス・があります。英国式のブラスバンドになると、Eb コルネット・フリューゲルホルン・バリトンホルン・バス
トロンボーン・Eb バスが加わります。
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吹奏楽譜や金管バンド楽譜では、トランペット(コルネット)やアルトホルンはト音記号で記譜されていますが、
トロンボーンやユーフォニアム・バスについてはヘ音記号で記譜されています。チューニングをする時には、「トラ
ンペットの人はドの音」
「トロンボーン・ユーフォニアム・バスの人はシbの音」
「アルトホルンの人はソの音」と指
示を出さなければなりません。それを解消しようと思えばドイツ音名と自分のパートの音を合わせて覚えさせること
が最善だと思います。
また、英国式ブラスバンドでは、バストロンボーン以外はすべてト音記号での記譜になっていますので、すべての
指番号が同じになります。両方の楽譜を併用して使う場合には「ト音記号読み」と「ヘ音記号読み」で理解させると
良いと思います。子どもの場合、詳しい説明をしても意味が分かりませんので、単純に「ト音記号読み」と「ヘ音記
号読み」で覚えなさいで、結構使い分けています。ドイツ音名が分かってくると、
「全員 Bb の音を吹いて!」という
だけで、
「トランペットはド」
「アルトホルンはソ」
「トロンボーンやユーフォニアム・バスはシbの音」を吹きます。
※ 別表参照
作成者:Edward Swan
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