福島県立医科大学「災害医学・医療産業棟(6階~8階)」移転業務 業務委託仕様書 1 目的 福島県立医科大学が現在建設している「災害医学・医療産業棟」への一部講座等の移転に伴い、 移設実施計画の策定、進行管理及び医療機器・情報機器・什器備品・書類その他の物品の移設に関 する業務を委託し、 「災害医学・医療産業棟」への移転を円滑に実施することを目的とする。 2 業務実施場所 所在地:福島県福島市光が丘1番地「災害医学・医療産業棟(6階~8階) 」 【移転元】 4号館2~4階、8号館4階・6階、9号館3階、10号館5階 【移転先】 災害医学・医療産業棟(6階~8階) 3 移転の概要 〈移転元〉 〈災害医学・医療産業棟〉 放射線健康管理学講座(8号館4階) → 6階 甲状腺内分泌学講座(4号館3階) → 6階 放射線災害医療学講座(4号館4階) → 6階 ※実験室は除く 放射線物理化学講座(4号館2階) → 7階 災害こころの医学講座(9号館3階) → 7階 疫学講座(4号館3階) → 7階 放射線生命科学講座(10号館5階) → 8階 健康リスクコミュニケーション講座(8号館6階) → 8階 大学院修士課程、多目的実習室 → 8階 4 履行期間 契約締結日から平成28年10月31日まで 移設業務は、上記期間内に行うこと。なお、事前の現物確認や詳細な日程については福島県立医 科大学(以下「甲」という。 )と受注者(以下「乙」という。 )と別途協議する。 5 業務内容 本業務は、甲の各研究室等にある特殊装置類、医療機器類、什器類及び書類等(以下「移設物品」 という。 )の解体、梱包、搬出を行い移設物品リスト(別途データ支給)に基づき、現在建設中のふ くしま国際医療科学センター内の指定移設場所に搬入、組立、据付調整、設置又は耐震対策を行う ものである。 また、甲が指定する「廃棄物品」は必要に応じて解体し、甲の指定する場所へ搬入するものとす る。乙は以下の業務を行うこと。 (1) 移設業務計画書の作成提出 乙は、本仕様書に基づき以下の項目を示した移設業務計画書を、甲の指定する期日までに甲に 提出すること。移設業務計画書は甲と協議のうえ策定し、その承認を受けること。 また、作成にあたって必要な現場調査等は甲と協議し、移設物品リストをもとに必ず現場を確 認すること。 ①「作業日程表」及び「メーカー別作業日程表」 各分野等担当者から聴取した結果を踏まえ、安全かつ効率的に移設が完了するよう策定するこ と。 ②「詳細物品リスト」 ランク別作業内容を確認のうえ、移設物品リストを基に必ず現場を確認し、再構築に必要な作 業内容を把握すること。また、移設物品リストに機器等に対する電気・ガス等のユーティリテ ィの状況を加えた「詳細物品リスト」を作成すること。 ③「作業体制表」 ④「搬出・搬入ルート図面」 ⑤「養生計画書」 ⑥「梱包要領書」 ⑦「安全衛生に関する書類」 安全作業手順、搬入作業手順、高所作業手順及び火気作業手順(高圧ガス、特定高圧ガス) について明示すること。 ⑧「障害発生時の連絡体制図」 (2) 業務本部の設置及び管理業務 ①乙は契約締結後速やかに甲の指定する場所に業務本部を設置するとともに、業務期間中は理科 学機器・装置に精通した専任の現場責任者を常駐させ、本業務に関連した甲からの相談に応じ ること。 ②乙は、作成してある移設業務計画書を基に各分野等担当者に対して移設希望日程等の意見聴取 を行い、明確な工程を作成し、甲の承認を得ること。 ③現場責任者は、業務期間中連絡がとれる体制を有すること。連絡手段の確保に要する費用は本 調達に含むものとする。 (3) 事前説明会の開催 乙は、甲の業務責任者及び各分野等担当者に対し、業務準備に関する諸事項と留意事項を明示 し、全体又は個別の説明会を実施するものとする。 (4) 移設前準備作業 ①移設物品リストを基に現物確認を実施し、精密機器等についてはホコリ、粉塵等対策を考慮し た梱包を行うこと。 ②移設物品リストと現物が一致しないとき、誤謬又は脱漏があるとき、予期することができない 状態が発見されたときは、乙は甲へ速やかに連絡し、甲の指示に従うこと。 ③乙は、梱包資材等を甲の指定する期日までに甲が指定する資材置き場に必要枚数を供給するこ と。資材の最低限の種類は以下のとおりとする。必要に応じ、乙は以下の梱包資材以外も甲に 供給すること。なお梱包資材等の確保に要する費用は本業務に含むものとする。 ・段ボール(中) W455mm×D297mm×H272mm 程度(ダブル使用把手付) ・段ボール(大) W550mm×D348mm×H403mm 程度(ダブル使用把手付) ・布ガムテープ 50mm×25m 程度 1 ・養生テープ 50mm×25m 程度 ・行先ラベル、廃棄ラベル(再剥離タイプ) ・気泡緩衝材 1200mm×42m程度 ※対象梱包物の特性に応じ、非帯電仕様や防電仕様及び導電仕様を準備すること。 ・ミラーマット W400mm×D400mm×H1mm 程度 ・紐 ④業務にあたっては廊下・階段・柱・壁及び外部等建物工作物に破損、汚損を与えないよう十分 配慮し以下のとおり養生すること。 ・床及び廊下に関しては、搬入経路となりうる箇所(面)を青ベニヤ等で養生すること。 ・柱及び壁面に関しては、板ダンボール等を用意し養生すること。また、ウォールキーパー等 を用意し、養生材の転倒防止策を施すこと。 ・階段及び踊り場に関しては、上記床、廊下、壁面にならい養生を施すこと。 ・これらの養生に必要な資材の確保に要する費用は本業務に含むものとする。 (5) 物品移設業務 ①搬出方法 ・移設物品と廃棄物品が混在しているので、移設物品リスト、宛先ラベル、各分野等担当者の 指示により的確に分別し、移設物品を漏れなく搬出するものとする。 ・ランク A の物品は、別紙4特殊物品(ランク A)問い合わせ表にて指定されたメーカーの指 示する作業内容を実施すること。 ②搬入方法 ・宛先ラベルに基づき的確に搬入し、各分野等担当者の指示により設置するものとする。 ※搬出搬入ともにランク別作業内容に従って作業を実施すること。 (6) その他 ①甲が別途契約している業者(物品等移設・廃棄・新規購入予定物品の契約業者等)がある場合 において、本業務に影響がある場合は甲より乙に指示を行うので、当該業者と連絡を取り合い、 業務を遂行すること。 ②各室の AV 関連機器(プロジェクター、スクリーン、スピーカー、モニター、監視カメラ等) のすべての配線類を撤去および復旧すること。また、露出配線の場合は、モールも同様の措置 を講じること。ただし、特段の事由により、撤去および復旧が困難な場合は、甲の指示により 対応すること。 ③移設先で使用せずに保管が必要な物品は必ず梱包を施し、保管すること。 ④その他移動、再設置、再構築業務において付随する業務の一切を行うこと。 6 移設物品の取り扱い 移動物品の取り扱いは以下のとおりとする。 (1) ランク別作業内容に従い、それぞれの移設物品の特性、規格、用途等に応じ、最も適した方法 で作業を行い、作業中の損傷・破損等の事故がないように十分配慮すること。特にランク A につ いては、メーカー及び甲と十分に協議のうえ対応すること。 (2) 移設物品の扱いについては、以下のとおりとする。 ①甲の指定する場所に運搬し、指定する位置に機器の設置を行うこと。 2 ②機器の保護のために必要な梱包、揺れ止めの固定等を施し運搬すること。 ※ 精密な機器の運搬に際しては、緩衝器付きキャスターを装備した台車等を用い、またバリ ケード等で作業範囲を囲う等の対策を施し、安全かつ円滑に作業を実施すること。 ③移設物品リストにおいて対象としなかった物品等があった場合でも、各分野等担当者に確認の 上、対象部屋にある移設物品を漏れなく搬出、据付等を行うこと。 ④ランク A について 機器の取り外しに先立ち、甲の立合いのもと、性能試験を行い、性能報告書(様式任意)を作 成し、提出すること。また、移設物品の清掃、取り外しを行うこと。 ※ 特殊物品(ランク A)について、メーカー等と作業日程等必要な事項の調整を十分に行い、 メーカーによる事前点検・解体・組立・調整等の作業を行うこと。また、機器の設置後、甲 の立合いのもとメーカーによる事後点検を行い、事前点検の性能報告書と照合し、性能を確 認すること。確認結果については完了報告書を作成し、甲に提出すること。確認の結果、再 度精度調整が必要な場合は、甲と十分に協議しその指示に従うこと。 また、運搬作業にあたっては、メーカーの指示のもとに乙が必要な人員を配置し、重機、 資材、養生等により運搬作業を行うこと。 ⑤ランク B について 移設前に技術員による事前点検を行いユーティリティの切断・解体・梱包・輸送を行う。移設 後、開梱・組立・ユーティリティの接続・事後点検を実施し甲の管理者の承認を得る。 ⑥ランク C について 移設前に甲による事前動作確認を行う。乙は必要に応じてユーティリティの切断・解体・梱包・ 輸送を行う。移設後、乙は開梱・組立・ユーティリティの接続後、甲の管理者による動作確認 で承認とする。 什器類は、乙において解体・組立作業を行い、6.(6)のとおり耐震固定を施すこと。 ⑦ランク D について 甲の梱包作業完了後に移設すること。開梱作業も甲が行う。 ⑧ランク H について 甲の指定する分類に区別して、廃棄物品保管場所に集積すること。 また、ユーティリティの接続及び耐震固定などが接続されている物品について、切断を行うこ と。 (3) 電気・ガス・給排水・排気ダクト等が接続されている特殊物品等の取外しは以下のとおりとす る。ただし、必要により甲と協議のうえ甲の了承のもと変更できるものとする。 ①付帯設備の切断、撤去に先立ち、停電・断水・機器の使用不能等施設の業務に支障をきたすと 思われる作業については、甲の担当者と作業の手順、方法、日程等を十分に打ち合わせのうえ 作業計画をたてること。 ②電気設備については、移設機器から近傍の開閉器の二次側からケーブルを切断後、ケーブルを 引き抜くこと。 ③ケーブル以外の配線の場合は、移設機器の端子から切断すること。なお、撤去後の既存配線の 末端は絶縁テープ処理とすること。 ④三相モーターを使用している機器については、切断前に正相逆相を確認して設置し、運転時の トラブルが無いようにすること。 3 ⑤給排水・ガス等の切断工事は、移設する機器・流し等の接続管部分から切断すること。なお、 撤去後の既存給水管及びガス管の末端はプラグ止めとすること。 ⑥排気ダクトの切断工事は、機器から一番近傍のフランジから切断する。 (4) 電気・ガス・給排水・排気ダクト等の接続が必要な機器への付帯設備の接続は、以下のとおり とする。ただし、必要により甲と協議のうえ甲の了承のもと変更できるものとする。 ①機器等の設置に伴う実験室内断配線、断配管(二次側以降の断配線、断配管等の接続)を行う。 配線、配管等の取り外し、取り付けのほか試運転や調整を要する機器については、取り付け後、 調整、性能確認まで行うこと。事前に現場で甲と協議して行うこと。 ②電気設備については機器から近傍の電気設備(ブレーカー、スイッチボックス、絶縁テープ処 理してあるケーブル等)に接続配線を行う。なお、必要に応じて設備施工法令に基づく処置を 行うこと。事前に現場で甲と協議して行うこと。 ③給水設備については機器から近傍に施工された給水バルブに配管する。また、給水管材料は原 則として対衝撃性硬質塩化ビニルパイプ、硬質塩化ビニルライニング鋼管、ステンレスフレキ チューブ、耐圧ビニルホースを使用すること。ただし、使用材料は機器の特質にあわせて選択 すること。事前に現場で甲と協議して行うこと。 ④排水設備については、近傍のメクラフランジを分岐し機器まで配管する。また、排水管材料は 原則として、硬質及び軟質塩化ビニルパイプを使用すること。事前に現場にて甲と協議して行 うこと。 ⑤高圧ガス設備については、近傍の高圧ガス用バルブより分岐し機器までを配管する。詳細は次 のとおりとする。 ・高圧ガス管の材質は、SUS304BA 管以上を使用し 2φ~10φで施工すること。 ・機器の特質により必要に応じて減圧弁を設けること。 ・必要に応じて、一次側でストップバルブがない場合は、乙がストップバルブを設けること。 ・高圧及び低圧ガスの気密検査を行うこと。 ・移設先物品配置箇所から接続するガス管位置まで接続すること。 ・事前に現場にて甲と協議を行い、関係法令を遵守し作業に取り掛かること。 ⑥排気設備については機器から近傍のダクトフランジまでのダクト配管をする。詳細は次のとお りとする。 ・ダクトの材質は、機器の性質により硬質塩化ビニルパイプ、スパイラルダクト、ステンレス ダクト等を使用する。 ・必要に応じて排気ファン、活性炭チャンバー等の接続を行う。 ・移設先物品配置箇所から接続する排気ダクト管位置まで接続すること。 ・事前に現場にて甲と協議を行い、安全衛生法に従いファン及びダクト経路の選定を実施し作 業に取り掛かること。 (5) フリーザー及びフリーザー内の試料等は次のとおり保冷対策を講じ、試料等に損傷がないよう 十分配慮すること。 ①フリーザーの運搬前後に行う試料等の梱包は、甲が行う。 ②フリーザーの運搬据付後は、速やかに適正温度に戻すよう努めること。 ③保冷中の試料等の運搬方法等については、各研究室担当者と協議して取り決めること。 ④各研究室内で保有する冷蔵冷凍試料やサンプル試料等の一時保管用として、適正仕様のフリー 4 ザーを甲の指定する場所へ必要台数準備すること。なお、貸与に要する費用も本調達に含むも のとする。 (6) 移設物品リストの「耐震固定箇所数」欄に数値がある物品については、移設した物品に相応し た工法にて耐震固定作業を施すこと。尚、耐震固定箇所は各分野等担当者の指示に従うこと。 (7) フォークリフトやユニックなどを使用する場合、安全面を考慮し、動線に誘導員を配置するな ど、環境を整えてから作業を開始すること。 (8) クレーン車を使用する場合、必要に応じ鉄板養生等を行い、地面の陥没を防止すること。 (9) 「解体」 、 「取外し」 、 「取付け」 、 「組立」等の作業が必要な物品については、各分野等担当者の 指示により作業を行うこと。 (10)家具什器類(机、ロッカー、キャビネット、テーブル等)は原則として梱包は不要で、搬送時 に必要により養生を行うこと。 (11)OA 機器及びその周辺機器の断線、結線は甲担当者が行う(レンタル、リース機器を含む)。デ ータ通信用パソコン、USP、サーバー等のデータバックアップ等の処置が必要な場合も甲の担当 者が行うものとする。 (12)廃棄物品は、甲が指定する廃棄物品保管場所に集積するものとする。また、作業中に発生する 梱包資材、養生資材等の不要品については、現場に残すことなく速やかに回収し乙が処分するも のとする。 (13)法令で定める資格を要する作業については、有資格者を確保して実施するものとし、法令の規 定を遵守し、作業の安全に心がけること。 7 作業日及び作業時間 本業務の作業日は、原則として土曜日、日曜日及び国民の祝日に関する法律第3条に規定する日 を除く午前9時から午後5時までとし、それに合わせて本業務を計画するものとする。ただし、都 合により上記時間外に作業する必要がある場合は、甲、乙協議の上変更するものとする。 8 報告 (1) 乙は、当日の作業に従事する人員、車両数、作業順序、移設業務計画書からの変更事項の有無 等について、開始前に甲に報告するものとする。 (2) 乙は、作業当日の作業実施状況と終了時の報告を甲に行うものとする。 (3) 乙は、作業の内容、物品等に不測の事態及び事故が発生した場合は、速やかにその内容等を甲 に報告し、指示を受け、解決を図り、その経過を報告するものとする。 (4) 乙は、本仕様に基づき全業務完了後、業務完了報告書を甲に提出し、甲立会の上、検収確認を 行うものとする。 9 安全確保の義務 (1) 乙は、事故の防止と安全確保のため必要な対策を講じるものとする。 (2) 作業の実施にあたっては、教職員、学生及びその他第三者だけでなく、通行車両等の安全を確 認するため、必要に応じ説明資料を配布し、通路及び道路等に警備員を配置すること。 (3) みだりに通路及び道路等に移設物品及び廃棄物品等を積載し、通行の妨げにならないようする こと。 5 10 事故の防止、補償および損害賠償責任 (1) 本業務の遂行に当たっては、関係法令を遵守し、事故の防止に万全の注意を払うこと。 (2) 研究業務等に影響がないよう注意し、苦情等にも誠意をもって対応すること。 (3) 事故及び移転物品の破損・損失等が生じた場合は、速やかに報告すること。 (4) 被害の補償等については、すべて乙の責任において処理すること。 (5) 乙は、委託業務の実施に関して甲に損害を与えたとき、又はこの仕様書に定める業務を履行し ないために甲に損害を与えたときは、ただちにその損害を賠償しなければならない。 (6) 乙は、委託業務の実施に関して第三者に損害を与えたときは、直ちにその第三者に対してその 損害を賠償しなければならないものとし、甲は、その第三者に対して損害賠償の責めを負わない ものとする。 (7) 業務の実施に必要な運送保険等の保険契約(補償額1億 5,000 万円以上)に係る保険料は、本 業務委託に含むものとする。 (8) 乙は、作業の実施にあたっては、関連する関係諸法令及び条例等を遵守し、教職員、学生及び その他第三者の安全確保に万全を期すとともに、安全作業に努め、事故の絶無を期さなければな らない。一般公道の通行には特に注意を払い、安全確保を徹底すること。 (9) 作業の実施にあたっては、豪雨、豪雪、出水、地震、落雷等の自然災害に対して、常に被害を 最小限にくい止めるための防災体制を確立しておかなければならない。災害発生時においては教 職員、学生及びその他第三者の安全確保に努めなければならない。 (10)乙は、災害防止のため必要があると認めるときは臨機の措置をとらなければならない。又、措 置をとった場合には、その内容をすみやかに甲に報告しなければならない。 (11)本業務期間中に、乙の管理責任に基づく以下の人身事故、物損事故、搬送物品の破損、遺失等 の事故が発生した場合、その損害の補償等については、すべて乙の責任とする。 ①教職員、学生その他関係者及び乙の従業員の人身事故 ②作業車両等によるすべての人身事故、物損事故 ③敷地内の縁石、植栽、建物、構造物とそれに付随する設備に対する事故 ④移設物品に対する事故 ⑤その他の乙の管理責任に基づく事故 11 秘密の保持 乙及び乙の従事者は、業務上知り得た甲の秘密またプライバシーに関することは、絶対に第三者 に漏洩しないこと。業務完了後も同様とする。 12 遵守事項その他 (1) 乙は、移設物品の取扱については特に慎重を期し、破損・汚損等のないように作業員に十分徹 底させること。なお、取扱上、甲から特に指示のあった場合は、必ずその指示に従うこと。 (2) 建屋や建物に付随するもの、路盤、外灯等を誤って破損、汚損した場合は、速やかに乙の責任 において原状回復すること。 (3) 乙の現場責任者及び作業員は、 名札及び腕章をつけ、 部外者との識別ができるようにすること。 さらに現場責任者は腕章等で作業員と識別できるようにすること。 6 (4) 本業務に関係ない場所にみだりに立ち入らないこと。 (5) 作業従事者に対し立入制限区域、事故、異変等の緊急時の対応、職員等への接遇について十分 指導すること。 (6) 乙は、運搬作業中に物品の野積み、雨ざらし等の無いようにすること。ただし、事故・故障等 やむを得ない場合は、甲と協議するものとする。 (7) 作業中に排出された屑は、その都度片づけるものとし、養生を解いた後にも最後に片づけを行 うこと。 (8) 本業務に伴う宮城県、ほか官公庁等への各種申請・届出書が必要な場合は、その作成について 協力すること。 (9) 乙は、請負業者賠償責任保険に加入すること。 (10)敷地内での喫煙は厳禁とし、防災に特段の留意をすること。 (11)その他、本仕様によりがたい細部の事項については、その都度甲と協議のうえ、その指示に従 うこと。 13 提出図書 (1) 契約時(※契約締結後7日以内) 委託業務着手届、実施体制、業務工程表、管理責任者経歴書 (2) 業務完了時 委託業務完了届、業務実績報告書 7
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