平成27年度 - 日本航空協会

平成27年度 事業報告書
自 平成 27 年 4 月 01 日
至 平成 28 年 3 月 31 日
事業概況
平成 27 年度の日本経済は国の政策の推進により且つ原油価格の低下等により緩やかな回復基
調となりました。航空界を取り巻く話題も、我が国初のジェット旅客機・MRJ が初飛行し、Honda-Jet が
FAA からの型式証明を得たという明るいニュースをもたらしました。
日本航空協会は従前より航空宇宙諸般の進歩発展に邁進し、文化事業におきましては、話題の内
容や著名なる方々を招いての定例講演会を開催し、機関誌である「航空と文化」では時代の航空に関
する貴重な証言や具体的な航空宇宙技術を紹介しその伝統ある発行に努め、シリーズ発行の航空統
計要覧では当該年度版を発行、また複数年に亘る研究調査の結果、登録記号で再現する戦前の民
間航空史(J-BIRD)を発行出来ました。加えて特に貴重な文化的経済的な航空遺産である日本航空
協会所有の三式戦闘機(飛燕)については開発・製造に携わった今日の川崎重工業(旧川崎航空機)
(株)の協力を得て修復を行う事になりました。
また航空スポーツ事業につきましては、大正 8(1919)年に加盟した FAI(国際航空連盟)正会員と
して我が国の航空スポーツの普及、振興に努め、大会記録の公認や世界選手権への参加等の支援
を行い、結果、個人及び団体における世界チャンピオンの誕生する種目もあり、また毎年の日本国内
開催の選手権大会の後援や協力を確実に行う事により今日における航空スポーツの認知度の向上を
図ると共に航空スポーツ人口の増勢に活動を精力的に行いました。加えて日本航空協会はアジアに
おける航空スポーツ振興の為に地域各国からの提唱を受け発足したアジア航空スポーツ連盟への設
立にも参画、活動し普及・発展に努めました。
日本航空協会は地方自治体の要請に基づき全国地域航空システム推進協議会の事務局業務を
受託、今日に至っており、現在地方公共団体(県・市・町・村)と地域航空事業者を含む賛助会員と共
に幅広い事業活動(調査研究、国への要望、研修会、地域航空フォーラムなど)を展開しております。
特に数年ぶりの地方開催(於、鹿児島)となったフォーラムは「地方創生と航空」をテーマに開催をしま
した。
日本航空協会が平成 19 年に国より委嘱を受けた国際空港の発着調整事務を行う国際線発着調
整事務局業務は、我が国の国際空港に係る諸制約を踏まえつつ IATA のガイドライン等に則って公
正な発着調整を行い国内計 5 空港のダイヤ調整を行い公益性の高い業務を実施しました。
以上の主なる事業を本年度も予定通り実施し、その遂行に欠かせない収入の財源である航空会館
運営事業につきましては、その収入の最大化と費用の圧縮に努め黒字体質への転換とその成果が表
れてきた年度でありました。
第1
Ⅰ.会
庶 務 事 項
議
1.評議員会
第5回評議員会を平成27年6月9日に開催し、平成26年度の決算、理事・監事の選
任について承認可決した。
2.理事会
第10回理事会を平成27年5月19日に開催し、平成26年度事業報告並びに平成2
6年度決算(貸借対照表、正味財産増減計算書、並びに同付属明細書)、平成26年度 公
益目的支出計画実施報告書、評議員会の招集、顧問の選任について承認可決した。
会長(代表理事)、副会長、専務理事並びに常務理事の選定について、第11回理事会
の書面によるみなし決議として平成27年6月9日に承認可決した。
第12回理事会を平成28年3月28日に開催し、平成28年度 事業計画及び予算につ
いて及び新橋一丁目18番街区 法定市街地再開発事業への参画方針について承認可決した。
3.常任理事会
平成27年度は常任理事会を11回開催し、重要な案件について審議し、協会事業の確
実な執行と監督を実施した。
第1回
平成27年 4月21日
重要航空遺産の認定について承認。各事業活動状況の報告。
第2回
平成27年 5月14日
平成26年度事業報告及び決算の件、平成26年度公益目的
支出計画実施報告書の件、評議員会招集の件、理事・監事の選
任の件、顧問の選任の件、会長(代表理事)、副会長、専務理事、
常務理事(執行理事)の職務状況報告の件について承認。各
事業活動状況の報告。
第3回
平成27年 6月23日
日本航空協会 ロゴの制定について討議し次回へ継続審議と
なった。各事業活動状況の報告。
第4回
平成27年 7月21日
日本航空協会 ロゴの制定について承認。各事業活動状況の
報告。
第5回
平成27年 9月29日
各事業活動状況の報告。
第6回
平成27年10月27日
各事業活動状況の報告。
第7回
平成27年11月24日
各事業活動状況の報告。
第8回
平成27年12月21日
各事業活動状況の報告。
第9回
平成28年 1月26日
各事業活動状況の報告。
第10回
平成28年 2月23日
日本航空協会航空遺産継承基金専門委員委任について、お
よび【新橋一丁目18番街区】法定再開発事業への参画方
針について承認。各事業活動状況の報告。
第11回
平成28年 3月22日
平成28年度 事業計画及び予算の承認について、新橋一丁
目18番街区 法定市街地再開発事業への参画方針について
および新橋一丁目18番街区 法定再開発検討委員会の設置
について承認。各事業活動状況の報告。
Ⅱ.役員人事
1.理
事
平成27年 6月9日
就任(24名)
野村
吉三郎、久保
佐藤
信之、松浦
光昭、小柳
幸男、
松井
康一、武田
洋樹、東
昭、
伊藤
義郎、岩崎
貞二、大岩
正和、
大河内
平成28年
2.監
2月29日
辞任(1名)
暁男、岡田
和明、
淳造、
川内
秀光、近藤
晃、佐藤
髙橋
寿夫、髙橋
朋敬、戸矢
濱尾
豊、深谷
小柳
幸男
6月9日
辞任(1名)
河野
明男
平成27年 6月9日
就任(3名)
福島
進、宮本
6月9日
辞任(1名)
落合
一夫
6月9日
辞任(1名)
湯淺
康司
3.評議員
平成27年
問
平成27年
裕康、
清、釡
憲一、牧
博道、
譲
事
平成27年
4.顧
小七郎、萩尾
春樹、吉川
謙三
Ⅲ.賛助員
平成20年に「公益法人制度改革関連法」が施行され、それに則り日本航空協会は平成24
年 7 月2日に一般財団法人に移行を完了した。これを機に新定款にて新賛助員制度を設け、
日本航空協会の事業全般に賛同する法人及び個人の方々へ賛助をお願いしている。
平成27年度実績
法人賛助員
第2
121口(3法人)
事 業 実 績
Ⅰ.文化事業
1.講演会の開催
(1)「航空と宇宙」定例講演会の実施
昭和58年の開講以来、幅広い分野から講師を迎えて航空と宇宙に関する定例講演会を開催
している。平成27年度の定例講演会は、航空会館に於いて下表のとおり開催した。
回/
演
開催日
題
・
講
師
参加人数
「成田空港の現状と第3ターミナルビルについて」
267回
成田国際空港㈱事業部門
5月14日
旅客ターミナル部
LCC専用ターミナルビル供用準備室
室長
川瀬
仁夫
75名
『空の日・宇宙の日』記念特別講演会
1.「無人航空機が拓く未来」
268回
9月8日
宇宙航空研究開発機構
航空技術部門
ハブ
次世代航空イノベーション
航空安全技術研究チーム長
石川
和敏
2.「電気ロケットの研究開発動向と宇宙探査への貢献」
宇宙航空研究開発機構
宇宙科学研究所
宇宙探査イノベーションハブ
宇宙飛翔工学研究系
教授
ハブ長
國中
均
85名
269回
「操縦技術世界一のパイロットを目指して」
11月18日
270回
レッドブル エアレース/エアショー パイロット
室屋
義秀
200名
「民間パイロットのパイオニア武石浩玻の『米国日記』」
2月17日
茨城大学名誉教授
50名
佐々木靖章
(注)第268回の『空の日・宇宙の日』記念特別講演会は、例年通り一般社団法人日本航空宇宙学
会ならびに公益社団法人日本航空技術協会との共催である。
2.展示会の実施
航空会館6階展示コーナーにおける展示を下表の通り行った。
展
示
期
間
展
平成27年4月~
示
内
容
『JSC presents デスクトップモデルの世界 外国のエアライン編』
模型42機
3.航空図書館
(1)利用状況
(H27.4~H28.3の実績)
項
目
当該期
月 平 均
1日平均
開館日数
(日)
243
20
━
入館者数
(人)
3015
251
12
貸出登録証発行数(件)
34
3
━
(一般)
30
2
3
━
━
━
2
━
━
内
訳
(件)
(大学・短大等の学生)
(小・中・高生)
貸出利用者数
(人)
578
48
2
貸出冊数
(冊)
1329
111
6
複写利用者数
(人)
650
54
3
2371
198
10
52
4
━
資料照会・利用案内件数(件)
ビデオ利用本数
(本)
(2)資料受入状況
(H27.4~H28.3の実績)
購
国内
図
書(冊)
雑
資
入
寄
国外
計
国内
贈
国外
総計
計
10
4
14
282
90
372
386
誌(種類)
6
33
39
51
6
57
96
料(件数)
1
0
1
26
0
26
27
ビデオ・DVDソフト(本)
0
0
0
12
0
0
12
4.機関誌・図書の刊行
機関誌冊子版「航空と文化」は年2回発行し、広く航空宇宙にテーマを求めて編集してい
る。当協会ウェブサイト内に開設のWEB版「航空と文化」は冊子版から記事の転載を含め
て随時更新している。インターネット時代を反映し、多くの読者からアクセスされている。
(1)冊子版「航空と文化」
№111(1,600部)
、No.112(1,600部)を発行した。
「航空と文化」№111 夏季号
平成27年7月15日発行
「航空と文化」№112
平成28年1月15日発行
新春号
(2)WEB版「航空と文化」
2015年7月、2016年3月の各月に更新した。
(3)航空宇宙年史
更新を行わなかった。
(4)航空統計要覧
「航空統計要覧2015年版」
平成27年12月17日発行。
(1)及び(2)の概要は、別表1(付1~2頁)の通り。
Ⅱ.航空遺産継承基金事務局業務
・「飛燕」の知覧特攻平和会館での展示を8月末で終了し、川崎重工業(株)の全面的な協力のもとに
9月初旬に川崎重工業岐阜工場において修復を開始した。
・戦前の民間航空機に関する書籍『J-BIRD 写真と登録記号で見る戦前の日本民間航空機 満州航
空・中華航空などを含む』を発行した。
・ 東日本に所在する航空機の悉皆調査を進めた。
・ その他、航空遺産の調査寄贈資料の整理・修復、資料の貸出などの活動を実施した。
1.賛助員
平成27年度賛助員の状況は以下の通り。
特別賛助員(累計)10名、1団体
法人賛助員
36口(11法人)
個人賛助員
35口(34名)
2.特別顧問及び専門委員
(1)特別顧問
林
良博
独立行政法人国立科学博物館館長
三輪
嘉六
前独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館館長
(2)専門委員
鈴木
一義
独立行政法人国立科学博物館科学技術史グループグループ長、当協会
評議員
中山
俊介
独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所保存修復科学センター
近代文化遺産研究室長
藤田
俊夫
航空史家
藤原
洋
航空史家、当協会評議員
横山
晋太郎
前かかみがはら航空宇宙博物館参事、独立行政法人国立文化財機構東
京文化財研究所客員研究員
3.活動報告
(1)航空資料保存に関する研究
前年に引き続き、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所と共同で実施している資
料保存に関する研究を継続した。
(2)寄贈資料
以下の資料を初めとする寄贈を受けた。
1)九七式重爆撃機の取扱説明書
2)大日本航空株式会社で機関士を務めていた鈴木正一氏の手帳のデジタルデータ
3)日向美智子氏および藤倉三郎氏が所蔵していたグライダーに関する資料
4)松下航空機に勤めていた西松雄氏が保管していた航空に関する資料
5)海軍搭乗員であった梶山治氏が保管していた航空に関する資料
6)YS-11に関するパーツカタログやオペレーションマニュアルなど計18冊
7)飛燕のエンジン等に関する資料4冊
8)全日本学生航空連盟の活動を記録したアルバムなど
9)1965年11月入間基地で撮影の当航空協会が所有する三式戦闘機「飛燕」の写真
10)ロケット戦闘機「秋水」などの青焼図面
11)1945年に飛行機事故で亡くなられた甲斐茂吉航空局航空官の事故に関するデジタル
データ
12)1944年9月に発行されたニッポン号のソリッドモデル製作用の図面
13)日本海軍の搭乗員・山本昇氏の写真2枚
14)「ニューポール24(甲式3型)」の写真データ
15)日本最初の人力飛行機「リネット」の青焼図面一式(合計21枚)
16)1960年代に発行された日本航空等の海外旅行に関するパンフレットなど
17)鳴尾競馬場で1924年に開催された「鳴尾飛行機大展覧会と各種飛行実演の大絶技」
のチラシ
18)日本最初の人力飛行機「リネット」を撮影した動画のデジタルデータ
(3)写真資料等の貸出
1)伊藤音次郎のスケッチ帳のデジタルデータを公益財団法人千葉市みどりの協会に
2)『日本航空史年表』掲載の松本飛行場の写真1枚のデジタルデータをNBS長野放送に
3)グラーデなどの写真12枚のデジタルデータをニュートンプレスに『別冊ニュートン
飛行の原理から最新鋭の航空機まで
航空機のテクノロジー』掲載用として
4)1925年に空撮された代々木練兵場の写真など2枚のデジタルデータを洋泉社に書籍
『写真と地図で歩く!軍都東京・占領下の東京』掲載用として
5)木製戦闘機キ106の写真2枚のデジタルデータを中日新聞岐阜支社報道部に
6)木製戦闘機キ106の写真1枚のデジタルデータを岐阜県立高山工業高等学校に
7)零戦などの写真4枚のデジタルデータをフジテレビジョンに
8)九五式一型中間練習機の写真など計2枚のデジタルデータを中央大学に
9)B-29の写真1枚のデジタルデータを所沢航空発祥記念館に
10)1925年に空撮された代々木練兵場の写真 1枚のデジタルデータを㈱ドキュメンタ
リージャパンに
11)安井式第3号の操縦席に座る安井荘次郎の写真1枚のデジタルデータを京都放送に
12)徳川好敏大尉およびアンリ・ファルマンの写真、計2枚のデジタルデータを㈱スマ
イルオンに
13)横廠式イ号甲型水上練習機の写真1枚のデジタルデータを汐文社に書籍『柳田理科
雄の一日一科学
冬の空想科学』掲載用として
14)ハ140エンジンの写真1枚のデジタルデータをかかみがはら航空宇宙科学博物館に
(4)その他
1)「飛燕」の知覧特攻平和会館への貸出を上半期で終了した。
2)「飛燕」の修復を川崎重工業(株)の協力を得て実施することとし、川崎重工業岐阜
工場に 9 月初旬に移設し修復を開始した。
3)故山崎好雄氏、平木國夫氏の図書・写真などの資料の整理作業を、東京文化財研究所
において実施した。
4)文化庁で開催された近代産業遺産(鉄道、船舶、航空機等)の保存・活用に関するヒ
アリングに出席し、航空機に関する情報を提供した。
5)7月 28 日に東京大学安田講堂で開催されたシンポジウム「日本の旅客機開発とその
意義~引き継がれる未来への夢」に航空遺産継承活動の紹介パネルおよび航空遺産を
展示した。
6)戦時中に海軍の秘匿飛行場があった徳島県阿波市市場町で出土した部品の鑑定などに
ついて徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会・山下釈道会長から依頼があり、錆やこびりつい
た泥などの除去についてアドバイスを行い、鑑定については当基金賛助員でもあり戦
時中の航空機エンジンに詳しい福澤計人氏を紹介した。鑑定の結果、戦時中の日本の
航空機エンジンの部品ということが判明した。
7)DFS マイゼ・オリンピアの青焼図面 116 枚および人力飛行機「リネット」の青焼図面
21 枚のデジタル化を専門業者に依頼し実施した。
8)航空機の悉皆調査の一環として、所沢航空発祥記念館および航空科学博物館が所蔵す
る航空機の調査を東京文化財研究所と共に実施した。
9)戦前の民間航空機に関する書籍『J-BIRD 写真と登録記号で見る戦前の日本民間航空
機 満州航空・中華航空などを含む』を発行した。
Ⅲ.航空スポーツ普及・振興事業
1.概況
航空スポーツ活動において、大会開催や競技者数は大きな変化はなく、数年来の平均的な
実績で推移している。国際航空連盟(FAI)の活動は、総会・委員会については、例年の
通り、年次総会(オランダ)に当協会の萩尾副会長、岸航空スポーツ部長が出席し、また各
国で開催されたFAI種目別7委員会に、航空スポーツ統括団体から代表委員が出席し、選
手権も例年の通りに参加した。
アジア地域における航空スポーツの認知度向上、普及と振興、他組織へのアピール等を目
的に、マレーシアとタイのNACから提唱を受け2015年2月にアジア航空スポーツ連盟
(AFA:Airsports Federation of Asia)設立準備会議がマニラで行われた。
また、AFA発足会合が2015年11月にタイで開催され、タイ、マレーシア、香港、
韓国、インドネシア、ラオス、ベトナム、日本(岸航空スポーツ部長)が参加した。(サウジ
アラビア、フィリピン、インド、台湾は委任状)。会合では、会長の選出と事務所設置、定款
を含む規定類の設定・承認が行われた。
愛好者に目を向けると、若い世代の減少や余暇の過ごし方の変化などが相まって各種目と
も減少傾向が続いており、構成年齢も高齢化の道を辿っている。若い世代への興味を喚起す
る努力と子供達への地道で継続的な情報発信や働きかけを継続することが、航空スポーツを
普及・振興し、かつ、愛好者を獲得して、活動の活性化するための重要な課題となっている。
一方、世界選手権では、オーストラリアで7月に開催された模型航空F3Cラジオコント
ロール・ヘリコプター世界選手権において、伊藤寛規選手が通算5回目の世界チャンピオン
となり、団体でも日本代表チームが通算11回目の団体優勝に輝いた。
「五輪アジェンダ2020」にて開催都市がその五輪に限り、種目単位で追加を提案でき
ることとなったためFAIにも案内が入り、開催国NACとして日本航空協会に航空スポー
ツ種目候補の打診があった。統括8団体に意見を求めた結果、パラグライダーのアキュラシ
-競技を推薦した。FAI執行役員会での協議の結果、パラグライダーのアキュラシ-とク
ロスカントリーにて応募したが、6月22日の書類審査結果(一次選考)で落選となった。
国内におけるマルチコプター等ドローンの飛行が社会的な問題になったことを受けて、い
わゆるドローン(マルチコプター)やラジコン機は無人航空機と定義され、航空法が平成2
7年9月に一部が改正され、平成27年12月10日に施行された。
当協会が把握している日本国内で発生した航空スポーツ重大事故(対象期間:平成27年
4月1日から平成28年3月31日)は、15件(死亡者数17名)であった。各統括団体
に対して組織的な安全対策構築に取り組むように、また、愛好者一人一人には機材整備・技
量向上・地域気象判断は勿論のこと、航空スポーツのモットーである「安全に楽しく・他人
に迷惑をかけない自己責任」の認識を徹底するように、引き続き各統括団体を通じて働きか
けを行った。航空スポーツ団体の活動状況は、別表2(付 3 頁)の通りである。
2.国際航空連盟(FAI)に関する活動
(1) 第109回FAI総会が開催され、日本代表として当協会より2名が出席した。
会
議
名
第109回 総会
期
間
開 催 地
出
席
者
2015年9月24日
ロッテルダム
萩尾
裕康
~26日
(オランダ)
岸
周豊
(2) 種目別国際エア・スポーツ委員会、技術委員会に関する活動
各委員会の開催期間、開催地及び出席者は下表の通り。
会
議
名
国際模型航空委員会
国際医学生理学委員会
国際曲技飛行委員会
国際マイクロライト・
パラモーター委員会
国際ハング・パラグライ
ディング委員会
国際滑空委員会
国際気球委員会
期
間
開 催 地
2015年04月23日
ローザンヌ
~25日
(スイス)
2015年09月18日
~20日
2015年10月23日
~25日
出
席
者
日本模型航空連盟
廣瀬
オックスフォード (公社)日本滑空協会
(イギリス)
ブダペスト
嶋田
(ハンガリー)
鐘尾
みや子
ローザンヌ
日本パラモーター協会
~7日
(スイス)
五十嵐
2016年02月18日
ローザンヌ
~21日
(スイス)
~27日
ルクセンブルク
和人
(公社)日本航空機操縦士協会
2015年11月5日
2016年02月26日
春信
亮弥
(公社)日本ハング・
パラグライディング連盟
岡
芳樹
(公社)日本滑空協会
(ルクセンブル)
丸山
毅
2016年03月16日 パルマ・デ・マヨルカ 日本気球連盟
~19日
(スペイン)
市吉
三郎
3.選手権等
平成27年4月~平成28年3月に実施された日本選手権、日本で開催された国際競技会
(カテゴリーⅠ、Ⅱ)は、熱気球、模型航空機、ハング・パラグライダー、マイクロライト
(モーターパラグライダー)の4種目、計23サブクラスが公認され、内21が成立した。
NACとして、海外で開催されたFAI国際競技会(世界選手権、大陸選手権)に、熱気
球、滑空機、模型航空機、パラグライダー種目に日本選手を派遣した。
また、2009年イタリア開催以来6年ぶりにFAIワールド・エア・ゲームズが、2
015年12月(1~12日)にドバイで開催された。
なお、熱気球 (5名)、模型航空 (ラジコンパイロンレース1名 )、グライダー (曲技1
名)、パラグライダー(アキュラシー1名)、ヘリコプター(2名)がノミネートされたが、最
終的には気球(5名)、パラグライダー(1名)、模型(1名)の各選手が選出され、小柳
航空スポーツ室長を団長とした日本選手団を結成し、派遣した。
各種競技会の実績は、別表3(付4~8頁)の通り。
4.記録の公認等
平成27年4月~平成28年3月に当協会が認定した日本記録は、滑空機2件、模型航空
機2件、ハンググライダー1件、パラグライダー3件であった。また、FAIより認定され
た国際記録は、滑空機1件(アジア大陸記録)、模型航空機1件(世界記録)、
パラシューティング1件(アジア大陸記録)であった。
別表4(付9~10頁)を参照。
5.航空スポーツ教室、こども模型飛行機教室
「スカイ・キッズ・プログラム」の開催
子供達に航空スポーツを安全に楽しむ機会を提供することにより、空に対する憧れや科学
する心、自然に親しむ心を醸成することを目的に理論と体験を組み合わせた「航空スポーツ
教室」と「こども模型飛行機教室」(こども模型飛行機教室全国推進委員会共催)を「スカ
イ・キッズ・プログラム」として昨年に引き続き実施した。
(1) 航空スポーツ教室
以下3箇所で開催し、熱気球の係留体験搭乗後、模型飛行機教室(ゴム動力飛行機
製作、飛行)及びパラグライダーふわり体験を実施した。指導については、日本気
球連盟、日本模型航空連盟、(公社)日本ハング・パラグライディング連盟の協力
を得た。
東京臨海広域防災公園(8月1日~2日、参加者:677名)
江戸川区立ニ之江小学校(2月7日、参加者:53名)
名取市立相互台小学校(3月19日、参加者:50名)
(2) こども模型飛行機教室(こども模型飛行機教室全国推進委員会共催)
20箇所(参加者617名)で開催した。教室では、オリジナルの座学用DVD
(飛行の歴史、航空スポーツ紹介)や揚力実験装置等を用いて座学を行ない、オリ
ジナルゴム動力模型飛行機(スカイ・キッズ号)の製作、飛行調整・ミニ競技を実
施した。
6.青少年航空宇宙絵画国際コンテスト
国際航空連盟(FAI)が主催する青少年を対象とした国際絵画コンテスト「2016FAIヤ
ング・アーティスト・コンテスト」の国内予選を、昨年に引き続き開催した。
今回は「自然と調和している航空スポーツ(原題;A i r S p o r t s i n H a r m o n y w i t h
N a t u r e )」をテーマに全国より総数199名から応募があり、平成28年2月23日開催の
審査会の結果、下表の通り10名が入賞した。なお、優秀賞9作品は、FAI国際コンテストに
日本代表として出品した。
優秀賞
クラス
氏
名
住
渡部 朔矢
6~ 9歳
(年少)
10~13歳
中島
所
埼玉県上尾市
舞
題
名
金色のステージに舞う
神奈川県海老名市 草原の上の気球
松尾
真愛
神奈川県海老名市 ききゅうでそらのたび
村上
汐音
神奈川県横浜市
因島、空の旅
関口
碧
神奈川県横浜市
感動、天空の世界
堀口
結
大阪府大阪市
自然の中をフライト
なつみ
静岡県浜松市
空の思い出
佐藤
史菜
静岡県浜松市
飛ぶ。
北澤
冴佳
静岡県浜松市
宇宙をとぶ気球
(年中)
山下
14~17歳
(年長)
審査員特別賞
賞名
審査員特別賞
氏名
上藤
幸歩
住所
題名
徳島県名西郡
緑のじゅうたん
7.主催・後援事業
主催・後援事業等は、別表5(付12~14頁)の通り。
Ⅳ.表彰・弔慰援護事業
1.表彰
(1)平成27年度表彰
6月29日開催の表彰委員会で、平成27年度の日本航空協会賞各賞の受賞者を決定し、
9月18日に国際航空連盟(FAI)賞各賞の伝達式、日本記録証授与式を兼ねた航空関係者表
彰式を航空会館において行った。
1)日本航空協会賞
種
類
受
賞
者
(敬称略)
航 空 亀 齢 賞
髙橋 貞雄、玉河 晉次
航 空 功 績 賞
大橋 洋治、中坪 博之、浅井 達朗、石川 隆司
空
HondaJet開発プロジェクトチーム
の
夢
賞
航空スポーツ賞
伊藤 寛規、模型航空世界選手権F3C日本代表チーム
2)国際航空連盟(FAI)賞
種
類
FAIグループ・ディプロマ・
オブ・オナー
ポール・ティサンディエ・
ディプロマ
フランク・エリング・
ディプロマ
FAIエア・スポーツ・メダル
受
賞
者
(敬称略)
アサヒガスバルーンクラブ
町田 耕造
山科 達雄
牧 恭彦、吉田 善彦、櫻井 玲子、山本 満則
協会賞及びFAI賞の詳細は、別表7(付15~17頁)の通り。
日本記録の詳細は、別表4(付9~10頁)の通り。
2.弔慰援護
航空関係物故者7名について、航空育英会を継続実施し、平成27年度の給付奨学金総額
は1,152千円、受給奨学生の人数は9名で、その内訳は、小学生2名、中学生5名、大学
生2名であった。
Ⅴ.航空交流事業
1.新年賀詞交歓会
当協会が世話役の代表となって毎年開催する恒例の賀詞交歓会は、平成28年1月4日
航空会館において、武藤浩国土交通審議官、田端浩大臣官房長、佐藤善信航空局長、航空
関係者423名が出席して盛大に行われた。
2.航空神社祭事
平成27年9月18日に航空会館9階において、航空各社代表、祭神である航空殉職
者・功労者の遺族の参列を得て、靖国神社神官の出張奉仕により航空神社平安祈願例大祭
を実施した。
平成28年1月4日に新年祭を執り行った。
Ⅵ.全国地域航空システム推進協議会
事務局業務
平 成 2 7 年 6月 1 5 日の通 常 総 会 に て承 認 さ れた事 業 計 画 及 び収 支 予 算計画 に 基 づ
き 、 次 の 通 り事 業 活 動を行 っ た 。 昨 年度 か ら 開始さ れ た 羽 田 空港 に お ける新 た な 発 着
枠 配 分 に お ける 政 策 コンテ ス ト 枠 を 使用 し た 、山形 ・ 鳥 取 ・ 石見 の 3 路線の 運 航 に つ
い て 、 国 に よる 評 価 が行わ れ 、 そ れ ぞれ 平 成 28年 3 月 2 7 日よ り 、 山形路 線 は 3 年
の 延 長 、 鳥 取路 線 と 石見路 線 は 2 年 の延 長 が 決定さ れ た 。 ま た、 当 協 議会の 要 望 で も
あ る 国 内 地 方路 線 の 維持活 性 化 方 策 とし て 募 集され た 「 地 方 航空 路 線 活性化 プ ロ グ ラ
ム 」 に お い ては 、 8 路線が 選 定 さ れ 、昨 年 度 下期か ら モ デ ル 的な 取 り 組みと し て 評 価
さ れ る 事 業 の実 証 調 査を行 う 場 合 の 経費 の 一 部助成 が 開 始 さ れ、 今 年 度は国 に よ る 中
間 評 価 が 実 施さ れ た 。また 、 乗 員 の 養成 ・ 確 保対策 の 検 討 が 航空 機 操 縦士養 成 連 絡 協
議 会 で 進 め られ 、 国 として の 短 期 的 な課 題 解 決策と し て ① 自 衛隊 操 縦 士の活 用 、 ② 外
国 人 操 縦 士 の活 用 、 ③健康 管 理 向 上 等に よ る 現役操 縦 士 の 有 効活 用 等 の具体 策 が 講 じ
られた。
1.研究調査
以下のテーマにて、欧州における地域航空の現状について、特に LCC 伸張にともなう地
域航空への影響と、大手航空と地域航空との連携の形態(フランチャイズ方式、ウエット
リース方式)、機材更新の方向性を含むわが国の将来の地域航空の有り方に対する示唆を
得、提言を行うことを目的とし、東京工業大学大学院屋井鉄雄教授及び桜美林大学橋本特
任教授に海外現地調査を含み下記の研究調査を委託した。調査内容については総会の特別
講演の開催や調査報告書を作成し、会員に周知する。
テーマ
委託先
欧州地域航空の動向とわが国地域航空
への省察
東京工業大学大学院 教授 屋井
桜美林大学 特任教授
橋本
運輸政策研究所客員研究員
鉄雄
安男
2.研修会等の開催
平成 28 年 1 月 27 日、「研修会」を開催し、以下のテーマと講師による講演を実施した。
参加者数は 130 名。研修内容については、資料・講演録を取り纏め会員に周知した。
テーマ
講
航空事業の現状と今後について
混雑空港の発着調整について
師
国土交通省
航空局
航空事業課
課長補佐(総括)
一般財団法人
航空ネットワーク部
松島
宇大
氏
武田
洋樹
氏
岡野
まさ子氏
日本航空協会理事
発着調整事務局
事務局長
国土交通省 観光庁
インバウンド観光を巡る最近の動向
国際観光課
課長
3.国への要望等の取り組み
地域航空システム推進のため、以下の項目について国への要望活動を実施した。
(1)6月15日
国土交通省
宛
総会終了後、会長の蒲島郁夫熊本県知事により、次の6項目の要望を行った。
① 首都圏への地域航空の安定的乗り入れの早期実現について
② 地方が管理する空港の老朽化対策及び整備等に対する助成制度の拡充について
③ 離島航空路線維持対策の拡充について
④ 地方航空路線の維持対策について
⑤ 地域航空事業者の経営強化対策について
⑥ 震災、災害を踏まえた空港機能の強化について
(2)12月1日
国土交通省
宛
会長県の藤井一恵 熊本県交通政策課長を中心に、6月15日の要望のうちの重点項目に
緊急性のある項目を入れて下記3項目を掲げ、特別要望を行った。
① 混雑空港への地域航空の安定的乗り入れの実現について
② 離島航空路線維持対策の拡充等について
③ 地域航空事業者の経営基盤強化対策について
4.地域振興のための啓発活動
地域振興のための啓発活動として「地域航空フォーラム/15」(第16回)を下記のとおり
開催した。また、翌11月28日には日本エアコミューター㈱協力のもと空港施設見学を実施し
た。終了後、「フォーラム実施報告書」を取り纏め、会員に周知した。
日
時:2015年11月27日(金)13:30~17:10
場
所:
鹿児島サンロイヤルホテル(鹿児島市与次郎1-8-10)(開聞の間)
参加人数:130名(参加無料)
テ ー マ:『地方創生と航空』(第1回)
(1)基調講演
「地方航空路の活性化と地方創生」
衛藤
謙介氏(国土交通省航空局航空事業課地方航空活性化推進室長)
(2)論点整理
「航空・空港を地方創生にどう活かす?」
加藤一誠氏(慶応義塾大学商学部教授)
幕
亮二氏(㈱三菱総合研究所社会 空港民営化事業チームリーダー)
(3)パネルディスカッション
「地方創生と航空・空港を考える」
コーディネーター :加藤 一誠氏 (慶応義塾大学商学部教授)
パネリスト :
衛藤
幕
謙介氏(国土交通省航空局航空事業課地方航空活性化推進室長)
亮二氏(㈱三菱総合研究所空港民営化事業チームリーダー)
安嶋
新氏(日本エアコミューター㈱代表取締役社長)
吉村
孝司氏(天草エアライン㈱代表取締役社長)
Ⅶ.「空の日」・「空の旬間」実行委員会事務局業務
平成27年度は、以下の通年事業を実施した。
(1)第63回「空の日」航空関係功労者大臣表彰
9月18日に国土交通省共用大会議室にて実施した。
(2)広報活動
青少年向けに開設している空の日ホームページの普及と充実、Facebook、協賛各社・団体
保有の機関誌等紙面への空の日に関する記事掲載 (無償)、航空教室、空港イベント等
での「空の日」ポスター告知、普及振興グッズの配布、「くにまる」の着ぐるみを各イベン
ト会場等で活用し、広報活動に努めた。
(3)中学生派遣事業
海外派遣コース(4泊6日)は、成田地区の中学生5名を対象とし、 B787の製造を
行っているボーイング・エバレット工場等の航空関連施設見学、本邦航空会社の操
縦士養成施設見学、現地高学生との交流会等を実施した。
(4)絵画コンテストの支援
応募チラシ印刷費一部補助と国際コンテストに入賞した2名へ複製パネルを贈呈した。
(5)地方事業の支援
全国の空港等で開催される空の日イベントを実施する全ての実行委員会に少額配賦す
ることとし、意欲的なイベントを計画している空港等(10箇所)に追加配賦を行った。
(6)啓発事業の支援
青少年を対象とする「航空教室等」および航空スポーツ分野の安全に関する講演会、
講習会等の取り組みに対して事業費の一部を支援した。
(7)その他
関東近郊の中学生 10 名を対象とし、ANA 訓練センター、JAL メインテナンスセン
ター等の羽田空港周辺航空関連施設見学を 8 月 24 日に実施した。
Ⅷ.国際線発着調整事務局業務
平成20年1月我が国の混雑空港である成田国際空港及び関西国際空港の国際線発着調整
業務が当協会に委嘱されたが、平成22年2月新たに東京国際空港(羽田)における国際線・国
内線発着調整業務が追加委嘱された。加えて、平成24年8月新千歳空港における国際線・国内
線発着調整業務が追加となり、更には平成27年8月福岡空港における国際線・国内線発着調整
業務が追加委嘱された。従って、平成27年度においては、成田、関西、羽田、新千歳、福岡空
港の5空港における国際線・国内線に関する冬ダイヤ、夏ダイヤの調整作業を中心として、IA
TA(国際航空運送協会)会議等への貢献に加え、事務局の中立性、公平性、透明性等を更に推
進するため下記に示すような業務を実施した。
1.2015年冬ダイヤ、2016年夏ダイヤの調整
成田国際空港、関西国際空港、東京国際空港(羽田)、新千歳空港及び福岡空港の国際線・
国内線スケジュールに関し、IATAのWSG(Worldwide Slot Guidelines) 及び当該空港
のローカル・ガイドラインに基づき、下記の調整を日本乗り入れ航空会社(約100社)と
実施した。
(1)2015年冬ダイヤ(10.25,2015 – 3.26,2016)の調整
1)IATA SC (Slot Conference) 事前調整
2015年冬ダイヤの調整に当たり、前年同期の運航実績を各航空会社に送付(4月下
旬)、運航実績の相互確認を行い、各航空会社からの希望スケジュールの提出(5月中
旬)を受け、希望スケジュールを規制値内に収めるよう調整し、一次回答(6月中旬)
を内外の航空会社に対して行った。
2)IATA SC(Slot Conference) 136回会議への参加
SC136回会議がカナダ・バンクーバーにて6月23日~25日の間開催され、日本乗り
入れ航空会社と個別面談方式により2015年冬ダイヤにおけるスケジュール調整を行った。
(2)福岡空港関係者との調整
2016年夏ダイヤから、福岡空港の発着調整業務が追加委嘱になったことから、大阪航空局
福岡空港事務所、福岡空港AOC、福岡空港ビルディング株式会社等と各々調整会議を持った。
この調整会議により、発着調整に関する各機関の役割分担を明確化した。
(3)第5回首都圏空港発着調整委員会の開催
レベル3の混雑空港(成田、羽田空港)を対象として、空港当局、管制機関、参入航空会
社等で構成される首都圏空港発着調整委員会が平成22年度に設置された。
2016年夏ダイヤに向けて、第5回首都圏空港発着調整委員会を9月29日航空会館7
階大会議室において開催した。主たる議題は、成田国際空港に関する施設拡張計画、運用
実績、スロットの監視、東京国際空港(羽田)に関する施設拡張計画、運用実績、スロッ
トの監視、2016年夏ダイヤに向けた調整方針等であった。また、福岡空港がレベル3
空港の混雑空港となったことから、現在の委員会の名称、規約変更を行い、次回からは福
岡空港も包含する方針が確認された。
(4)2016年夏ダイヤ(3.27 – 10.29,2016)の調整
1)IATA SC(Slot Conference) 事前調整
2016年夏ダイヤの調整に当たり、前年同期の運航実績を各航空会社に送付(9月中
旬)、運航実績の相互確認を行い、各航空会社からの希望スケジュールの提出(10月初
旬)を受け、希望スケジュールを規制値内に収めるよう調整し、一次回答(10月下
旬)を内外の航空会社に対して行った。
2)IATA SC(Slot Conference) 137回会議への参加
SC137回会議がシンガポールにて11月10日~13日の間開催され、日本乗り入れ航
空会社と個別面談方式により2016年夏ダイヤにおけるスケジュール調整を行った。特に、
福岡空港に関しては、新規航空会社、現在乗り入れている航空会社から、スケジュールの改
善に向けた多くの要望があった。
2.WWACG、IATAのJSAG会議への貢献
発着調整事務局の国際的組織であるWWACG(Worldwide Airport Coordinators Group)会議
のコアーメンバー(7ヶ国)と、IATAのJSAG(Joint Slot Advisory Group:航空会社の
スケジューラー(7航空会社)と空港の発着調整事務局(7ヶ国)との合同会議)会議のメン
バーが2年ぶりに改選されることとなった。
国際線発着調整事務局長が、WWACGのコアーメンバーとして立候補していたが、SC13
6会議に並行して開催されたWWACG/23会議において承認された。WWACGのコアーメ
ンバーの承認を受けたことで、JSAG会議のメンバーとして自動登録され、引き続き今後2年
間活動することとなった。
これらの会議では、スケジュール調整に関する問題点の抽出、問題の解決に向けた議論、得ら
れた解決案を反映するためIATAのWSGの規則改定の実施等について幅広く議論がなされる
が、これら会議に日本及びアジア太平洋地域の代表として参加し各種提言を行った。
(1)WWACG/C24コアーメンバー会議、JSAG/46会議への参加
IATA SC136回会議に先立ち、WWACG/C24コアーメンバー会議が6月21日、
IATAのJSAG/46会議が6月22日、カナダ・バンクーバーにて開催され、問題点解
決に向けた議論を行った。
(2)WWACG/C25コアーメンバー会議、JSAG/47会議への参加
WWACG/C25コアーメンバー会議が9月9日、IATAのJSAG/47会議が9
月10日、スイス国ジュネーブのIATA本部にて開催され、問題点解決に向けた議論を
行なった。
(3)WWACG/C26コアーメンバー会議、JSAG/48会議への参加
IATA SC137回会議に先立ち、WWACG/C26コアーメンバー会議が11月8日、
IATAのJSAG/48会議が11月9日、シンガポールにて開催され、問題点解決に向け
た議論を行った。
(4)WWACG/C27コアーメンバー会議、JSAG/49会議への参加
WWACG/C27コアーメンバー会議が3月1日-2日、IATAのJSAG/49会
議が3月3日カナダ国モントリオールのIATA本部にて開催され、問題点解決に向けた
議論を行なった。
3.APACA( アジア太平洋発着調整事務局連合 )会議の
開催
オーストラリア・日本が中心となってアジア太平洋地域における発着調整事務局の連合設立の働き
かけを行ない、SC127会議において正式にAsia/Pacific Airport Coordinators Association
(APACA)が発足した。このAPACAの目的は、アジア太平洋地域の各コーディネーターが抱える問題
点の共有、解決策の模索、IATAガイドラインの啓蒙等であり、発着調整組織の国際的組織である
WWACGの下部機関として活動することである。
(1)APACA/10会議
SC136会議期間中の6月23日、第10回APACA会議を開催した。第10回会議では、W
WACGの選挙結果、間違い易いコールサイン問題、WSG改訂(Post SAL)
、調整パラメター等につ
いて議論を行った。
(2)APACA/11会議
SC137会議期間中の11月10日、第11回APACA会議を開催した。第11回会議では、
APACA議長、副議長の緊急選挙の提案、APACA規約の変更、SHL&SALの通知問題、W
WACGの将来組織についての議論を行った。
4.国際線発着調整事務局の中立性等の推進
IATAのWSGには、国際線発着調整事務局の中立性、公平性、透明性等の確保に関するガ
イドラインが定められているが、当協会として更にこれらを推進するため、又アジア太平洋地域
の主要メンバーとして下記に示すような種々の取り組みを行った。
(1)アジアン・ブリーズ第39号(日本の国際線発着調整事務局特集)を発刊した。
(4月)
(2)アジアン・ブリーズ第40号(バンクーバー国際空港発着調整事務局特集)を発刊した。(6
月)
(3)アジアン・ブリーズ第41号(カルガリー国際空港発着調整事務局特集)を発刊した。
(8月)
(4)第5回首都圏空港発着調整委員会を開催した。
(9月)
(5)アジアン・ブリーズ第42号(モントリオール国際空港発着調整事務局特集)を発刊した。
(1
0月)
(6)アジアン・ブリーズ第43号(ケベック国際空港発着調整事務局特集)を発刊した。
(12月)
(7)航空保安大学校へ講師を派遣し、これから全国各地に赴任していく航空管制官、航空管制運航
情報官、航空管制技術官を対象として、国際線発調整業務概要の説明を行った。(28年2月)
(8)アジアン・ブリーズ第44号(トロント国際空港発着調整事務局特集)を発刊した。
(28年2
月)
5.日本乗り入れ航空会社数
現在、国際線発着調整事務局において、スケジュール調整を行っている日本乗り入れ航空会社
数は、延べ100社であり空港毎に下表のとおりである。
地
域
成田国際
東京国際空港
関西国際
新千歳空港
福岡空港
空港
(羽田)
空港
日本
9
8
8
9
12
北米
9
5
6
2
2
欧州
13
3
5
1
1
アジア・オセアニア、
45
26
22
24
6
2
0
0
82
44
34
39
(カナダ、メキシコ含)
46
南太平洋
その他
3
(中東、アフリカ等)
合
計
68
Ⅸ.航空会館運用事業
1.会館運営活動
(1)航空会館のテナント貸室事業
日頃寄せられるテナントからのご意見に対して、安全・衛生的、快適に利用出来るよう
に日々のきめ細かな管理・運営に努めた。
4月1日より4階の日比谷公園クリニックの賃貸スペースについてワンフロアー全体に
増床した。8階のレストランの跡に4月1日から新テナントと賃貸借契約を締結した。
3階ワンフロアー全体と1階のカフェを賃借していた航空会館最大テナントが6月30
日をもって退去となった。新テナントとして、1階は7月1日から、3階は9月16日
から新テナントと契約する事ができた。これにより航空会館テナントスペースは満室と
なった。
(2)貸し会議室事業
近隣の貸会議室との競争の中、サービスレベルを維持し、引き続き顧客へのきめ細やか
な対応に努めた。27年度は、8月の閑散期に採用面接で連日ご利用頂くことができ、
また1Fテナント退去に伴い、外注していたペットボトル販売を内部で行うなどの結果、
年度予算を達成することができた。
営業:日祝営業の推進、Web広告対策(Web広告とSEO対策)
設備:2F、5F、7F自動販売機の設置
システム:プログラム一部改修
(3)設備管理業務の見直し
9月1日からALSOKの機械警備システムならびに防犯用録画カメラを各フロアのエレベー
タホール等に増設し犯罪防止力の向上を図った。
また、これにより夜間の機械警備化ができる様になった為、夜間の宿直人員費用を削減
する事もできた。
(4)立体駐車場の保全工事
5月2日から5月6日に立体駐車場の保全工事として、安全センサーの追加および出入
口扉の交換工事を実施した。
Ⅹ.航空クラブ
広く航空に携わる人々を中心に設立された航空クラブは発足から37年目を迎えた。
平成27年度の会員動向は、ご高齢の会員の退会もあり407名となった。
航空クラブの活動としては、岡本行夫氏、小久保晴代氏を講師とした卓話会の開催、
首都圏工場(サントリー武蔵野ビール工場、キリンビール横浜工場)見学会、ハンガリー
大使館においてワインの夕べを実施した。
また、航空局次長の重田雅史氏による新春卓話会を開催した。
同好会の活動としては、囲碁、書道、太極拳、写真の各同好会は、航空会館の会議室を
利用して毎月、定例会や大会を開催し、会員相互の親睦と啓発に努めた。
機関誌「航空クラブニュース」は3回刊行し、卓話会の内容や各同好会の活動紹介など
を掲載し、会員に情報を提供した。
会員数並びに活動実績は、次の通り。
(1)会員数(平成28年3月31日現在)
東 京
地 方
個 人 会 員
51
8
59
推 薦 会 員
87
13
100
特 別 会 員
76
2
78
特別法人会員
155
15
170
369
38
407
合
計
(2)航空クラブニュース
発行号
発行月
121
平成27年4月
122
平成27年8月
123
平成28年1月
計
附属明細書
「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則」第34条第3項に規定する附属
明細書「事業報告の内容を補足する重要な事項」に該当する事項はありません。
別
表
付 -0-
別表1
(1)冊子版「航空と文化」№111、112号目次
111号(夏季号)
・HondaJet World Tour in Japan
日本航空協会
文化情報室
・リチウム電池と危険物輸送
キノシタ・エビエーション・コンサルタンツ代表
木下達雄
・成田空港の現状と第3ターミナル
成田国際空港株式会社
準備室長
旅客ターミナル部LCC専用ターミナルビル供用
川瀬仁夫
・2015青少年航空宇宙絵画国際コンテスト(2015FAIヤングアーティストコンテス
ト国内予選)
日本航空協会
・陸軍三式戦闘機「飛燕」の修復を行います
日本航空協会
航空遺産継承基金事務局
・一般財団法人 日本航空協会 平成26年度事業報告および平成27年度事業計画
日本航空協会
112号(新春号)
・新年のご挨拶
日本航空協会会長 野村吉三郎
MRJ初飛行 ~Flying into the future~
三菱航空機株式会社技術本部副本部長 佐倉潔
宇宙探査から発するイノベーション ~「はやぶさ」
「はやぶさ2」小惑星探査機の事例~
宇宙航空研究開発機構宇宙探査イノベーション・ハブハブ長 國中均
無人航空機が拓く未来 ─JAXAにおける実用化に係る研究開発と社会状況─
宇宙航空研究開発機構航空技術部門 次世代航空イノベーションハブハブマネージャ
石川和敏
FAI世界記録飛行に立ち会って 1971年1月22日、米海軍P-3Cの距離記録挑戦の思
い出
元日本航空協会参事 元FAI Offi cial Observer 佐藤一郎
「国際線発着調整事務局」による福岡空港の発着調整業務の開始
日本航空協会国際線発着調整事務局
平成27年度「空の日」航空関係者表彰式
日本航空協会
(敬称略)
付 -1-
(2)WEB版「航空と文化」
掲載日
2015. 7.15
2016. 3.15
平成27年度の掲載内容
タ
イ
ト
ル
執筆者
陸軍三式戦闘機「飛燕」の修復についてのお知らせとお 日本航空協会
願い
紫電改から救難飛行艇US-2/ 日本独創技術航空 石丸寛二
機・開発秘話
(敬称略)
付 -2-
(
ト
ピ
ッ
ク
ス
含
)
備
考
機
体
数
愛
好
者
全
体
数
会
員
数
実
施
種
目
付 -3-
鳥人間に応募する数は約
35団体、出場者は約20団
体、その他記録挑戦のた
めおよそ3団体ほどが活
動している。
全体として低調である。
自作機の活動とあわせ今
年からLSAの機体にも力
を注ぎ連盟の活動の柱と
なるよう育てたい。
国土交通省航空局通達
(国空乗第2077号)に基づ
く「航空安全講習会」の
開催、飛行訓練装置(F
TD)での技量維持訓練
等を実施した。
飛行機 約380機
ヘリコプター 約210機
約590機
544人
国土交通省航空局通達
(国空乗第2077号)に基づ
く「航空安全講習会」等
を実施した。
全国の愛好者数はほぼ変
わらず、毎年200人程度
の出入がある。
国土交通省への登録機数
は655機
約282機
全国の現在活動している
団体、クラブ所属者から
の推定人数
約3,000人
JSA会員のうち個人会
員の合計人数
会員数は、平成13年から国際航空連盟(FAI)へ報告する実活動者に合わせて有効会員数とした。
日本航空協会認定団体の活動状況 (★:現在認定統括団体なし)
会員数、機体登録機数は
過去数年大きな変化はな
い。
公認大会数は15大会
(延べ参加機数468機)
固定翼機及び
ヘリコプター 109機
ジャイロプレーン 163機
(2010年12月現在)
国土交通省への登録機数
約200機
381機
上記は有効機体登録数。
気球連盟への累計機体登
録数は1516機
個人所有が主なので機体
数からの推定人数
鳥人間コンテスト出場者
数を含む
全国の気球クラブ数や大
会等の参加者数からの推
定人数
第2種航空身体検査受検
者からの推定人数(飛行
機・回転翼・滑空機)
約2,700人
約400人
約7,000人
約550人
JAPA会員(約6300
名)のうち自家用操縦士
技能証明所有者の推定人
数
約100人
EXALへの加盟クラブ
数からの推定人数
NKR個人、家族、 法人
会員として登録された人
数
1,579人
(モーターグライダー)
・ジャイロプレーン
(グライダー)
滑空機
動力滑空機
ヘリコプター
(JSA)
(公 社 )日 本 滑 空 協 会
・ヘリコプター
飛行機
(JAPA)
・固定翼機
( NKR)
(公 社 )日 本 航 空 機
操縦士協会
自作航空機
( EXAL)
日本気球連盟
熱気球
エクスペリメンタル
航空機連盟
2015年航空スポーツ団体別活動状況
明
全体的に中高年齢層に愛
好者が多い。
12月小型無人航空機に関
する航空法が施行され、
既存ラジコン機も対象と
なった。
機体個別の登録制度なし
不
模型の売上からの推定人
数
約80,000人
JMAの正会員及び準会
員の合計人数
7,330人
・模型ロケット
8,352人
明
会員数は年々減少してい
るが、技能証の発行は増
加している。
安全については、パラグ
ライダーパイロット向け
の安全セミナーを都道府
県連盟主催で開催。
・ハンググライダー 372機
・パラグライダー 1,105機
安全性委員会への型式登
録数(累計)
不
過去からの更新・新規登
録による推定人数
約30,000人
JHF会員数の内訳
ハンググライダー
809人
パラグライダー
7,283人
マイクロライトは40代か
ら50代を中心とした30代
以上の社会人の愛好者が
多く、 女性は少ない。
一般小型航空機の事故が
重なり、都度会員へ「安
全と無許可飛行防止」の
啓蒙文書を発した。
併せて「定期安全講習
会」を各地域組織と連携
し開催した。
(2015年12月現在)
・舵面操縦型
1,184機
・体重移動操縦型 314機
国土交通省への登録機数
約1,500機
国土交通省への登録機数
からの推定
約1,500人
JML会員登録者数
578人
・パラシュート型
・ヘリコプター他
・グライダー
・舵面操縦型
(超軽量動力機)
マイクロライト
(JML)
・体重移動操縦型
(補助動力付を含む)
・パラグライダー
・ハンググライダー
(JHF)
(NPO)日 本 マ イ ク ロ
ライト航空連盟
・電動機
・エンジン機
・ゴム動力機
模型航空機
(JMA)
日本模型航空連盟
(公 社 )日 本 ハ ン グ ・ パ ラ
グライディング連盟
活動数と有効数はほぼ維
持されている。
40代~60代の愛好者が多
い。
不明
過去からの登録機数より
推定人数
約4,000人
JPMA会員登録者数
1,013人
(RWF1、RWF2)
・パワードハング
グライダー
(RPF1、RPF2)
・パラモーター
(JPMA)
日本パラモーター協会
-
-
-
・フリーフライイング
・フリースタイル
・フォーメーション
スカイダイビング
・アキュラシー
パラシューティング
★パラシューティング
2014年12月31日現在
別表2
別表3
1)日本で開催したFAI国際競技会(FAI CategoryⅠ)
種
目 (名
称)
1.熱気球
2015佐賀インターナショナ
ルバルーンフェスタ
(FAI CategoryⅠ)
選手権者名
開 催 日
Rokas
2015.10.30
~
11.03
KOSTIUSKEVICIUS(LTU)
場
所
佐賀県
佐賀市
参加国/数
日本人成績
19カ国
73機/チーム
3,10
2)公認した日本選手権
種
目
(名
称)
1.熱気球
平成27年度(第32回)
熱気球日本選手権
2.模型航空機
F1A フリーフライト・グライダー
F1B フリーフライト・ゴム動力機
F1C フリーフライト・エンジン機
選手権者名
藤田
雄大
開 催 日
2015.5.02
~05
不成立
菅原 隆郎
不成立
2015.11.01
~02
場
所
参加数
長野県佐久市
千曲川スポーツ交流広場
35機
6名
22名
5名
千葉県旭市
F1D
フリーフライト・室内機
柳沼
徳弘
2015.10.25
長野県松本市
やまびこドーム
12名
F2B
コントロールライン・曲技
村松
督浩
2015.09.11
~13
岐阜県高山市
飛騨エアパーク
42名
F3A
ラジオコントロール・曲技
音田
哲男
2015.10.14
~18
長野
佳祐
2015.10.17
~18
埼玉県児玉郡上里町
上里模型グライダー場
40名
40名
2qqF3B ラジオコントロール・
グライダー
鹿児島県薩摩川内市
39名
F3C
ラジオコントロール・
ヘリコプター
伊藤
寛規
2015.10.02
~04
岐阜県各務原市
一宮ヘリフライヤーズクラブ
F3D
ラジオコントロール・
パイロンレーシング
大槻
篤志
2015.10.09
~10
福島県福島市
F3J
ラジオコントロール・
手曳航グライダー
大塚
保英
2015.05.16
~17
埼玉県児玉郡上里町
模型グライダー場
27名
F3K
ラジオコントロール・
ハンドランチグライダ
金子
和生
埼玉県児玉郡上里町
模型グライダー場
28名
ー
F4C
ラジオコントロール・
フライングスケール
石川
智明
2015.11.06
~08
(九州地区)
2015.09.20
(関西地区)
2015.10.11
(関東地区)
2015.11.23
11名
ふくしまスカイパーク
(九州地区)
都城RC飛行場
(関西地区)
木津フライイングクラブ飛行場
(関東地区)
尾島RCスカイポート
(九州地区)
F4C 2名
F4F 3名
(関西地区)
F4C 5名
F4H 8名
(関東地区)
F4C 3名
F4H 5名
付 -4-
F4H
ラジオコントロール・
フライングスケール
田村
基代治
F5B
ラジオコントロール・
電動グライダー
小川
和徳
F5D
ラジオコントロール・
電動パイロンレーシング
松井
宏純
3.ハング・パラグライディング
2015 ハンググライディング
日本選手権 in 足尾
(FAI CategoryⅡ)
2015 パラグライディングアキュ
ラシー日本選手権 in GETO
(FAI CategoryⅡ)
2015 ハンググライディング・
クラスⅤ日本選手権 in 足尾
(FAI CategoryⅡ)
(九州地区)
2015.09.20
(関西地区)
2015.10.11
(関東地区)
2015.11.23
2015.10.24
~25
1.21
木津フライイングクラブ飛行場
(関東地区)
尾島RCスカイポート
千葉県野田市
野田市スポーツ公園
(九州地区)
F4C 2名
F4F 3名
(関西地区)
F4C 5名
F4H 8名
(関東地区)
F4C 3名
F4H 5名
12名
2015.1 三重県伊賀市下拓植
KFC飛行場
8名
総合 田中元気
女子 磯本容子
2015.09.19
~23
茨城県石岡市
足尾エリア
55名
総合 吉富周助
女子 不成立
2015.10.10
~12
岩手県北上市
夏油スキー場
18名
2015.10.31
~
11.04
茨城県石岡市
足尾エリア
板垣
直樹
2016ハンググライディング
日本選手権 in板敷山スプリング
フライト(FAI CategoryⅡ)
総合 大門浩二
女子 礒本容子
2016.3.17
~21
2015パラグライディング
日本選手権 in 足尾
(FAI CategoryⅡ)
総合 若山朋晴
女子 平木啓子
2015.10.09
~12
4.マイクロライト
パラモーター
(九州地区)
都城RC飛行場
(関西地区)
不成立
2015.08.21
~23
21名
茨城県石岡市板敷
エリア
58名
茨城県石岡市
足尾エリア
74名
北海道天塩群遠別町
みなくるビーチ
付 -5-
9名
3)後援した競技会等
種
目
(名
称)
1.熱気球
2015熱気球ホンダ・グランプリ
第1戦
渡良瀬バルーンレース2015
第2戦
佐久バルーン
フェスティバル2015
第3戦
一関・平泉バルーン
フェスティバル2015
第4戦 2015佐賀インター
ナショナル・バルーンフェスタ
第5戦
鈴鹿バルーン
フェスティバル2015
第42回 北海道バルーン
フェスティバル
第40回 おぢや風船一揆
2.ハング・パラグライディング
ニセコスカイラリー2015
(FAI CategoryⅡ)
選手権者名
開 催 日
場
所
参加数
総合1位
YAZUYA BALLOON
TEAM
(パイロット
藤田 雄大)
(西澤
(藤田
(上田
明)
2015.04.03
~05
栃木県栃木市藤岡町
渡良瀬遊水地周辺
30機
雄大)
2015.05.02
~05
長野県佐久市
千曲川スポーツ交流広場
37機
諭)
2015.10.10
~12
岩手県一関市
一関水辺のプラザ
24機
2015.10.30
~11.03
佐賀県佐賀市
嘉瀬川河川敷
73機
2015.11.21
~23
三重県鈴鹿市
鈴鹿川河川緑地
鈴鹿サーキット
28機
2015.08.07
~09
北海道河東郡上士幌町
航空公園と近隣一帯
Rokas
KOSTIUSKEVICIUS(LTU)
(藤田
雄大)
奈良女子大学気球部
(パイロット
真茅 英美)
不成立
総合 岩崎 拓夫
女子 山下 敦子
2016.02.27
~28
2015.09.19
~22
競技機
29機
新潟県小千谷市西中
北海道
虻田郡
ニセコ町
52名
付 -6-
種
目
(名
称)
2.滑空機(グライダー)
選手権者名
開 催 日
第55回 全国七大学総合体育大会
航空の部
第18回 東京六大学対抗
グライダー競技会
田中 努
(早稲田大学)
団体 慶応義塾Discus
2016.03.01
~08
埼玉県熊谷市
妻沼滑空場
16校
19チーム
48名
柴田 翔
(東京大学)
東京大学
2016.02.18
~25
千葉県関宿町
NPO関宿滑空場
7校
50名
舩橋 友和
(東京大学)
団体 法政大学
2015.08.30
~09.06
埼玉県熊谷市
妻沼滑空場
6校
38名
個人
団体
個人
4)選手を派遣した世界選手権、アジア選手権
目
(名
称)
選手権者名
FAI World Air Games 2015
28th FAI World Aerobatic
Championships
個人 Alexandre
ORLOWSKI(FRA)
団体 フランス
3.滑空機(グライダー)
ドイツ滑空選手権
スタンダードクラス
Levin Felipe(GER)
第18回欧州滑空選手権
18m クラス
Sebastian Kawa (POL)
20m 複座クラス
Andreas Lutz /
Wolfgang Janouritsch
(AUS)
4.模型航空機
F1A フリーフライト
グライダー
F1A
F1A
F3A
開
催
日
場
所
2015.12.1
~12
ドバイ
アラブ首長国連
邦
2015.08.20
~29
Chateaur
Airport
フランス
2015.05.26
~06.05
ULM(EBACH)
ドイツ
2015.07.12
~25
Osceny
ハンガリー
個人 Eyal Galor
(ISR)
団体 イスラエル
フリーフライト
ゴム動力機
個人 Gongor Mijiddorj
(MGL)
団体 ウクライナ
フリーフライト
エンジン機
個人 Viacheslav
Alexandrov(UKR)
団体 中国
ラジオコントロール
曲技
参加数
等
1.熱気球
2.エアロバティック
所
個人
第56回 全日本学生グライダー競技
選手権大会
種
場
個人 Paysant-Le Roux
Christophe(FRA)
団体 アメリカ
2015.07.27
~08.03
2015.08.06
~16
Ulaanbaatar
モンゴル
Dubendorf
スイス
参加国
日本人
成績
55カ国
熱気球
9,32,45
,52,56
パラ
9
模型
12
17カ国
機体破損
58名
のため参
(内 女性
加中止
7名)
参加機数
が多く参
加出来ず
18mクラス
19カ国
28名
20
(参考
順位)
20mクラス
16カ国
46名
2
(参考
順位)
32カ国
76名
21,53,
団体22
29カ国
76名
22,39,
58
団体12
18カ国
45名
14,43,
44
団体12
35カ国
101名
2,9,17
団体2
付 -7-
F3B
ラジオコントロール
グライダー
F3C
2015.07.26
~08.02
Arnhem
オランダ
17カ国
57名
24,42,
51
団体14
ラジオコントロール
個人 伊藤寛規
ヘリコプター
(日本)
団体 日本
2015.07.02
~12
Klopeinersee
オーストリア
18カ国
51名
1,3,4
団体1
F3D
ラジオコントロール
パイロンレーシング
個人 Bridge Randyy
(USA)
団体 チェコ共和国
2015.07.07
~11
Olomouc
Airport
チェコ共和国
19カ国
50名
36,42,
48
団体12
F3K
ラジオコントロール
手投げグライダー
個人 Alex Hewson
(NZL)
団体 ニュージーランド
2015.07.19
~26
Ludbreg
クロアチア
33ヵ国
90名
33,35,
51
団体12
個人
2015.08.09
~17
プンチャック
インドネシア
19カ国
121名
6,35,42
,61,68,
89,94,9
7,115
団体8
女子16
5.ハング・
パラグライディング
第8回 FAI パラグライ
ディング・アキュラシー
世界選手権
個人 Herrig Martin
(GER)
団体 ドイツ
Dede Supratman
(INA)
団体 タイ王国
女子Nunnapat Phuchong
(THA)
付 -8-
別表4
1)記録の公認
1. FAI国際記録(FAIより認定された記録)
種
目
氏
名
記
録
滑空機(アジア記録)
15m級 一般
三施点距離
齋藤 岳志
758.82 km
模型航空機(世界記録)
F1D室内模型
滞空時間(天井高さ 8M 未満)
檀上 彰宏
20分35秒
パラシューティング(Asian)
Largest Formation 一般
※アジア大陸記録
青野 昌
池田 武彦
岡田 浩孝
甲斐 鮎子
小林 信敏
嶋田 理
志村 詠子
志村 直茂
眞貝 源太
高嶋 孝行
中野 郷
西本 有希
平岡 かほり
平野 陽子
広野 和彦
前原 大介
増田 大輔
松本 智晴
宮城 隆之
村上 学
目崎 奈々
山本 航介
依田 育子
Kim Son Yong
Chisholm
24名で構成する
Formation
飛行年月日・飛行場所・
(FAI)認定日
2015.05.10
宮城県
角田滑空場
2015.11.02
2015.07.24
東京都
大田区総合体育館サブアリーナ
2015.10.07
2015.02.15
アメリカ合衆国
アリゾナ州 Lake Elsinore
2015.06.26
2. 日本記録(当協会が認定した記録)
種
目
氏
名
記
録
滑空機
15m級 一般
三施点距離
齋藤 岳志
758.82 km
滑空機
15m級及びオープン級 女子
100km三角コース速度
市川 朱美
145.53 km/h
模型航空機
F1D室内模型
滞空時間(天井高さ 8M 未満)
檀上 彰宏
20分35秒
飛行年月日・飛行場所・
(当協会)認定日
2015.05.10
日本国
角田滑空場
2015.06.23
2015.10.24
オーストラリア
ナロマイン飛行場
2016.02.15
2015.07.24
東京都
大田区総合体育館サブアリーナ
2015.08.12
付 -9-
模型航空機
F1D室内模型
滞空時間(天井高さ 30M 以上)
柳沼 徳弘
22分35秒
ハンググライダー
一般/女子
目的地直線距離
礒本 容子
367.6km
パラグライダー
一般
25km 三角コース速度記録
阿部 章吾
39.91km/h
パラグライダー
一般/女子
直線距離
平木 啓子
パラグライダー
一般/女子
目的地直線距離
平木 啓子
2015.10.25
長野県
信州スカイパークやまびこドーム
2016.01.08
2016.01.07
オーストラリア
(フォーブス~ウォルゲット)
2016.03.30
2015.07.18
フランス
(プランフェ~タロワール)
2015.08.10
353km
2015.11.02
ブラジル
(キシャダ~アルト・ロンガ)
2015.12.15
301km
2015.11.02
ブラジル
(キシャダ~カステロ・デ・ピアウイ)
2015.12.15
※ 国際記録は平成26年度にFAIより認定された記録、日本記録は平成27年度に認定した記録を記載。
2)FAIスポーティング・ライセンス(2015年1月1日~12月31日)
種
FAIスポーティング・ライセンス発行
目
熱
気
新規発行
更
新
合
計
有効登録者数
(12月31日現在)
球
6
9
15
人 力 飛 行 機
0
0
0
5
滑
機
1
1
2
83
模 型 航 空 機
19
13
29
133
パラシューティング
13
10
23
35
ハンググライダー
(含パラグライダー)
26
37
63
241
超 軽 量 動 力 機
0
0
0
4
飛
0
0
0
7
空
行
機
そ の 他 (Rotor craft)
合
計
85
0
0
0
0
65
70
132
588
3)資格証の発行数(2015年1月1日~12月31日)
1.滑空機
種
目
1. FAI国際滑空記章
種
目
件
銀
章(※認定証のみ)
3(0)
金
章(※認定証のみ)
3(0)
ダイヤモンド距離章
4
ダイヤモンド高度章
1
平 成 22年 4月 1日 よ り 、認 定証 書
ダイヤモンド目的地章
3
のみ発行し、バッジは申請者の
3ダイヤモンド章
1
※(
)内は、内数
数
付 - 10 -
選択性とした。
2. 飛行成績証明書
750km章(※認定証のみ)
1(1)
1,000km以上章
0
滞
空
5時間
(5H)
18
距
離
50km(5K)
5
高
度
1,000m(1M)
8
距
離
300km(3K)
2
高
度
3,000m(3M)
3
目的地
300km(3D)
3
高
度
5,000m(5M)
1
距
離
500km(5D)
4
※記章発行(単一科目達成時及
距
離
750km(7D)
0
び複数科目の最終項目達成
距
離 1,000km(10D)
0
時)を除く。
距
離 1,500km(15D)
0
2.模型航空機
種
目
種
目
件
数
1. 技能証
R/C ヘリコプター
C/L 飛行機
A級
11
B級
18
C級
9
D級
1
E級
0
A級
5
B級
4
C級
1
D級
0
付 - 11 -
3.パラシューティング
種
目
種
1.落下傘降下士技能証
2.国際パラシューティング技能証
目
件
数
A技能証
12
B技能証
9
C技能証(銀)
1
D技能証(金)
0
A技能証
0
B技能証
0
C技能証
0
D技能証
0
別表5
1)主催事業
名
称
開 催 日
場
2015.08.01
東京臨海広域防災公園
~02
所
参加人数
677名
(第13回「空を見上げて」IN東京共催)
航空スポーツ教室
スカイ・キッズ・プログラム
2016.02.07
江戸川区立二之江小学校
53名
2016.03.19
名取市立相互台小学校
50名
(第32~34回)
こども模型飛行機教室
(全国20箇所、参加者数617名)
2015.04.19
*参加者数は子供のみ
2015.05.04
2015.05.10
2015.05.16
高知ラジコンクラブ飛行場
/高知県高知市
安来市立十神小学校
/島根県安来市
山口きらら博記念公園
/山口県山口市
渋谷区立上原小学校
/東京都渋谷区
15名
(吉岡嗣貴)
12名
(長谷川克)
37名
(安藤由隆)
60名
(吉岡靖夫)
2015.06.21
千葉県立現代産業科学館
/千葉県市川市
24名
(渡久地政光)
2015.07.03
高知市立第六小学校
/高知県高知市
26名
(笹泰典)
2015.07.04
目黒区立鷹番小学校
/東京都目黒区
36名
(渡久地政光)
2015.08.01
東京臨海広域防災公園
/東京都江東区
78名
(指導員のみ)
付 - 12 -
2015.08.09
御前崎市立図書館
/静岡県御前崎市
25名
(山科達雄)
2015.08.22
延岡市民体育館
/宮崎県延岡市
43名
(島崎一)
航空科学博物館
6名
(金川茂)
2015.09.12
2015.09.26
2015.10.24
2015.10.25
2015.10.31
2016.01.16
2016.01.24
/千葉県山武郡
東京ビッグサイト西2ホール
/東京都江東区
60名
(指導員のみ)
袖ヶ浦市民会館・陸上競技場
/千葉県袖ケ浦市
16名
(渡久地政光)
/埼玉県熊谷市
36名
(指導員のみ)
妻沼滑空場
ホンダエアポート
/埼玉県比企郡
千葉県立現代産業科学館
/千葉県市川市
田原本中央体育館
/奈良県磯城郡
24名
(山科達雄)
28名
(長谷川克)
/東京都江戸川区
16名
(石原能行)
2016.03.09
国分寺市立教育センター
/東京都国分寺市
7名
(山科達雄)
2016.03.19
名取市立相互台小学校
/宮城県名取市
25名
(渡久地政光)
2016.02.07
江戸川区立二之江小学校
43名
(山科達雄)
2)共催事業:主催実行委員会構成団体の一員として参画
名
称
第21回 スカイスポーツ
シンポジウム
(一社)日本航空宇宙学会主催
開 催 日
2015.11.28
場
所
日本大学理工学部駿河台校舎
備
考
96名
(事務局含)
3)後援事業
名
称
開 催 日
場
所
備
考
第40回 二宮忠八翁
飛行記念大会
2015.04.29
愛媛県八幡浜市
市民スポーツパーク グラウンド
来場者数
1,000人
第38回 鳥人間コンテスト
選手権大会2015
2015.07.25
~26
滋賀県彦根市
松原水泳場周辺
出場機数
34機
付 - 13 -
2015 北海道スカイスポーツ
フェア イン 鹿部
2015.08.30
北海道茅部郡
鹿部飛行場
入場者数
4,100人
埼玉スカイ・スポーツ・フェスタ2015
2015.10.25
埼玉県熊谷市
妻沼滑空場
来場者数
12,000人
第29回RC航空ページェント
2015.11.03
尾島RCスカイポート
来場者数
32,000人
2016.2.27~28
新潟県小千谷市西中会
来場者数
20,000人
開 催 日
場
第40回おぢや風船一揆
4)協力事業
名
空まつり2015
称
2015.11.15
千葉県野田市
NPO法人関宿滑空場
所
備
考
来場者数
1,300人
付 - 14 -
別表6
Ⅰ.平成27年度
日本航空協会賞 受賞者一覧
1.航空亀齢賞
<長年にわたり航空の発展に尽力され、且つ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞>
たかはし さだ お
髙 橋 貞 雄氏
(91歳)
たまがわ しん じ
玉 河 晉 次氏
(91歳)
防衛庁の戦闘機、対潜哨戒機、輸送用ヘリコプターや、民間航空機
に搭載されるエンジンの生産および開発に携わり、技術開発に尽力
するとともに品質管理体制の構築に大きく貢献されました。
〔元石川島播磨重工業(株)代表取締役副社長
推薦:
(一社)日本航空宇宙工業会〕
航空機製造並びに修理事業の充実を図り、空港関連事業の発展に尽
力するとともに、特に力を注いだ飛行艇においては、国内外で高い
評価を受け、その発展に大きく貢献されました。
〔元新明和工業(株)代表取締役会長
推薦:(一社)日本航空宇宙工業会〕
2.航空功績賞
<航空に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方またはグループに贈る賞>
おおはし よう じ
大 橋 洋 治氏
(75歳)
なかつぼ ひろゆき
中 坪 博 之氏
(73歳)
あさい たつろう
浅井 達 朗 氏
(70歳)
いしかわ たかし
石 川 隆司 氏
(65歳)
2001年の米国テロに端を発した厳しい経営環境に直面するも、コス
ト改革の実現などで卓越した指導力を発揮し、航空業界として初の
日本経済団体連合会副会長に就任するなど、航空業界はもとより日
本経済全体の活性化にも多大な貢献をされました。
〔前ANAホールディングス(株)取締役会長
推薦:全日本空輸(株)〕
国産戦闘機開発事業における我が国の技術力向上に重要な役割を果
たし、B787国際共同開発の立ち上げ時には日本代表メンバーとし
て尽力し、我が国の国産航空機産業の発展と地位向上に大きく寄与
されました。
〔元富士重工業(株)取締役兼専務執行役員
推薦:
(一社)日本航空宇宙工業会〕
H-Ⅱロケットのコンフィギュレーション策定およびロケットブースタ開発を
はじめ、M-Ⅴロケットについての開発を主導し、我が国の宇宙開発の発
展に貢献されました。
〔元(株)IHIエアロスペース代表取締役社長
推薦:
(一社)日本航空宇宙工業会〕
軽量高強度の炭素繊維強化プラスチック複合材料(CFRP)の力学特性解
明により、航空機重量低減のためのCFRP構造への転換において大きな
成果を上げ、また、複合材料試験法標準化活動を通じて我が国航空機メ
ーカーの国際競争力強化に多大な貢献をされました。
〔元(国研)宇宙航空研究開発機構 理事
推薦:(国研)宇宙航空研究開発機構〕
3.空の夢賞
<航空、宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどユニークな貢献をした者
またはグループに贈る賞>
HondaJet開発プロ
ジェクトチーム
自動車とバイクが主力のホンダが航空機の開発に取り組み、HondaJetの
開発に成功されました。この成功はその高い技術力を国内外に示すととも
に、異業種からの参入による航空業界への画期的なイノベーションをもた
らし、また話題の提供にも大きく貢献されました。
〔推薦:(一財)日本航空協会〕
付 - 15 -
4.航空文化賞<航空に関する功績が顕著で、航空界が挙がって表敬を惜しまない者に贈る賞>
該当者なし
5.航空特別賞<航空の発展、思想の普及啓蒙に顕著な功績があった者またはグループに贈る賞>
該当者なし
6.航空スポーツ賞
<航空スポーツのFAI世界記録を樹立、または、同世界選手権者となった個人、グループに贈る賞>
いとう
ひろ き
伊藤
寛 規氏
模型航空世界選
手権F3C日本
代表チーム
第16回模型航空ラジオコントロールヘリコプター世界選手権優勝
(平成27年7月)
第16回模型航空世界選手権F3Cラジオコントロールヘリコプター
種目団体優勝(平成27年7月)
(団長:国井 伸也 選手:伊藤 寛規、磯 匡敏、野々垣 貴士)
Ⅱ.国際航空連盟(FAI)賞伝達
1.FAIグループ・ディプロマ・オブ・オナー(Group Diploma of Honour)
<前年又は前年までの活動により、航空や宇宙飛行の発展に多大に貢献した団体(設計事務所、科
学技術団体、出版機関など)に授与する賞>
アサヒガスバ
ルーンクラブ
2.ポール
長きにわたり鈴鹿バルーンフェスティバルへの協力並びに熱気球
パイロットへLPGガスの取り扱いを指導し、また、青少年へ熱気球
の原理や魅力を伝える教室を開催するなど熱気球の普及に貢献され
ました。
〔推薦:日本気球連盟〕
ティサンディエ
ディプロマ
(The Paul Tissandier Diploma)
<団体組織等で指導的役割を果たし、航空スポーツの発展に顕著な業績のあった個人に贈る賞>
まちだ
こうぞう
町田 耕造 氏
日本気球連盟設立に参画し事務局長及び理事を務める一方、日本で
三度開催された熱気球世界選手権をはじめ国内外の大会運営に尽力
し、熱気球大会の発展とパイロットの技術向上に寄与するなど熱気
球の普及に貢献されました。
〔推薦:日本気球連盟〕
3.フランク・エリング・ディプロマ(Frank Ehling
Diploma )
<模型航空機を通じて航空の普及・発展に顕著な功績を成し遂げた組織又は個人に授与する賞>
やましな たつ お
山科 達 雄氏
模型航空機の設計者として機体やエンジンの技術革新を行った実績
と、日本模型航空連盟の事務局長として世界選手権などで多くの優
勝者を輩出し、また、青少年向け全国規模の模型飛行機教室実施に
尽力するなど模型航空の普及のみならず日本の航空の裾野拡大に貢
献されました。
〔推薦:日本模型航空連盟〕
付 - 16 -
4.FAI エア・スポーツ・メダル
(The FAI Air Sports Medal)
<航空スポーツに関連した委員会業務、競技会運営、若年層の教育訓練等に顕著な功績や貢献が
あった個人又は団体に贈る賞>
まき やすひこ
牧 恭彦 氏
よしだ
よしひこ
吉田 善彦 氏
さくらい
れいこ
櫻井 玲子氏
やまもと みつのり
山本 満則 氏
熱気球国際競技会への参加や自作熱気球による北アルプス横断飛行
を行う一方、長年にわたりインストラクターやインスペクターなど
として後進の指導育成や大会実行委員長を務めるなど航空スポーツ
の普及振興に貢献されました。
〔推薦:日本気球連盟〕
名古屋空港自家用機協議会の会長として、操縦士に対して安全情報
の提供など航空安全推進活動に尽力する一方、特定操縦技能審査制
度の操縦技能審査員として後進の指導育成に努め、航空スポーツの普
及振興に貢献されました。 〔推薦:(公社)日本航空機操縦士協会〕
グライダー曲技世界選手権への参加や記録飛行に挑戦し、数々の世
界記録や日本記録を樹立する一方、インストラクターとして特に安
全飛行の実現を重点に後進の指導育成に努めるなど航空スポーツの
普及振興に貢献されました。
〔推薦:(公社)日本滑空協会〕
北海道ウルトラライト航空連盟の事務局長や会長、大会役員を務め
る一方、後進の指導育成並びに北海道をはじめとした全国の愛好者
拡大に努めるなど航空スポーツの普及振興に貢献されました。
〔推薦:(NPO)日本マイクロライト航空連盟〕
付 - 17 -