兼本 - 和木町

平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
兼 本 議 員
質問2番
2番議員
兼本
信昌君。
おはようございます。通告に従い質問致します。
最初、小学校校舎改築工事の経過を伺います。平成23年度
から始まった小学校校舎の改築工事ですけど、現在その工事も
真っ只中、新しい体育館それから東側の校舎、これは1階が玄
関で2階に円形の図書館ができる部分ですけど、このような部
分も今工事を進めております。ただ、古い体育館が先月までに
取り壊されまして、若干スケジュールが変わったんではないか
というふうに思っております。
当初は新しい体育館が出来てから古い体育館を壊すという
ような予定だったんですけど、この間ちょっと若干スケジュー
ルの変更があったわけですけど、新校舎の完成が来年25年の
3月を予定しているというふうになっておりますけど、どうも
その予定がですね、来年の3月まであわただしいとは思うんで
すけど、この校舎改築工事のですね、現在の進捗状況そしてそ
の工事が予定の変更があったですねそういう経過ともですね、
もう少し詳しく伺いたいと思います。よろしくお願いします。
議
長
河内教育委員会事務局長。
河 内 教 育
それでは兼本議員の質問にお答えいたします。
委
議会初日の町長の行政報告でも報告させて頂きましたけど
員
会
事 務 局 長 も、その繰り返しになると思いますが、ご報告させていただき
ます。
昨年度より小学校校舎着工しておりますけども、最初のです
ね建築確認という申請がございます。その建物の耐震にかかる
設計当初の検査日数、当初は3ヶ月を予定しておりました。そ
れがですね、ご存知のとおり東日本大震災の影響がございまし
て、このあたりの審査が非常に慎重になっておりましてです
ね、3ヶ月を見込んでいた確認申請の日にちがですね、約6ヶ
1
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
月要したということで、当初予定ではですね8月からの着工と
いうことで予定しておりましたが、これが3ヶ月ずれ込みまし
て、11月からの着工になったというのが現状でございます。
その為にですね、当初の計画では、先程議員が申されました
とおり、新しい体育館を含む今の東側の校舎ですね、これが完
成した後に古い体育館を取り壊して子供たちの体育の授業の
場を確保してですね、それから古い体育館を壊すというふうな
工程で予定しておりましたけども、その3ヶ月ずれ込んだこと
によりましてですね、全ての完成の時期が来年の3月というこ
とに、もし3月に完成するように計画をするためにはですね、
途中の工程を組みなおさなければいけないということになり
ました。
その為にその工程をですね再検討致しまして、旧体育館を取
り壊す作業と今の東側の校舎を建築する作業これを同時進行
することによってですね来年3月の完成を目指そう、というふ
うな工程変更をしております。その結果、今申されたとおりで
すね、今同時進行で、既に古い体育館は無くなっておりますけ
ども、壊しながら今の建築もしていくということになっており
ます。
この工程の見直しによりまして今の東側部分につきまして
は、この12月までには完成するというふうな工程になりまし
た。ですから12月からは今の東側部分は既に使用が可能にな
ります。そして、残りの部分を来年3月までに完成して全てを
完了するというふうな計画になっております。今この計画にの
っとって、順調に工事が進んでおるところでございます。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
その内容よく分りました。旧校舎の解体工事がその後に続い
て行われると思います。またプールの工事、それから放課後の
児童教室または外構の工事の予定も入っていると思うんです
2
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
けど、この辺の工事予定はそのまま同じような予定で進まれる
んでしょうか。
議
長
河 内 教 育
委
員
河内教育委員会事務局長。
おっしゃるとおりですね、今年度中、来年3月までに今の新
会 築工事がすべて完了する予定です。そして来年25年度当初か
事 務 局 長 らですね今の古い校舎になりますけどこれの取り壊しにかか
ります。その取り壊したのちにですね、グラウンド整備や周辺
の外構の整備、それと今の放課後留守家庭教室ですね、そして
プールそうしたものの建築に取り掛かっていく予定で、25年
度中には全ての工事が完了する予定ということで変わりはあ
りません。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
旧校舎の解体、その後の工程は分りました。
新校舎完成、3月に予定することですけど、25年のですね、
机や椅子の備品の搬入しなければいけないと思うんですけど、
4月からのですね、授業が新入生受け入れ、そして授業が開始
するというときにはですね、3月中にはもうこの搬入等ができ
なきゃいけないんですけど、この辺はしっかり予定されている
でしょうか。
議
長
河 内 教 育
委
員
河内教育委員会事務局長
工事の完成は3月の中旬を予定しておりますので、それから
会 いろいろな諸準備にかかります。機材も全部揃えてですね、4
事 務 局 長 月からは新校舎で全ての子供たちが学べる状態にしたいとい
うふうな計画で進んでおります。
3
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
予定通りということで、来年の4月からはですね、新入生を
受け入れることが出来る、新しい校舎で受け入れることが出来
るということでございます。
次にですね、工事中の教育環境また安全対策について伺いた
いと思います。予定が若干今年度少し変わったということでで
すね、小学校校舎の改築工事が古い校舎で勉強しながらすぐ隣
で新校舎の工事がガタガタやっているというような、並行する
形でやっている訳です。先月は古い体育館も壊さなければいけ
ないということで非常に慌しい工事になったんではないかと
いうふうに推測します。校庭も見ますとですね、工事車両とか
工事機械、こういう物が行ったり来たりということで騒音が結
構激しかったんではないかと思います。それから埃、トラック
での交通が結構校庭の中にも入ったりしてですね子供たちの
遊ぶ場所がまず無くなったというのがありますし、ストレスと
か溜まったり、或いは授業に影響があったというような話がで
すね、この辺はどうだったんでしょうか。対策は取られたとは
思いますけど急にその工期が変わってそういうような形にな
って子供達の影響が無かったのかどうか、その辺を伺いたいと
思います。
議
長
河村教育長
河村教育長。
兼本議員の、工事中にも関わらず子供たちが落ち着いて学習
できる環境整備、及び安全に関しての事はどうなんだろうとい
うお尋ねに対してお答えをしたいと思います。
現在、屋内体育館及び調理室が利用することが出来ません。
また運動場は限られたスペースの活用となっております。その
ため教育課程に支障の無いように、町内の他の教育施設を活用
しております。体育の授業においては町の体育館及び中学校の
4
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
体育館を活用しております。調理実習におきましては、中学校
の調理室を利用するように致しました。
騒音につきましても、工事関係者の配慮により、大きな支障
は無く学習に取り組めていると判断をしております。他の施設
を利用する場合の子供の安全につきましては、行き帰りの特に
安全については、複数教職員が対応するなど十分に配慮をして
おります。
また、工事現場での安全対策に対しましては、月一度行われ
る工事関係者との打ち合わせ会に、教育委員会及び小学校の管
理職も参加し、学校の行事等も認識をしていただき、安全に学
校教育活動が実施するように協議を行っております。
学校でも児童に対して立ち入り禁止場所の指導や、工事車両
への注意喚起、警備員の指示に従うなどの指導を行っておりま
す。
教育委員会と致しましても、工事関係者に対して、警備員の
常駐、或いは工事車両の安全について要望しております。
このように安全に配慮しながら、安心して日々の教育活動が
実施できるように、和木町教育委員会としても学校の現状と要
望を適切に今後も把握して参りたいとこのように考えており
ます。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
安全対策、或いは授業への障害はないように極力もう一生懸
命努力されているということですけど、子供さんにですね、ス
トレスが出たりとかいうような事は報告がないんでしょうか。
議
長
河村教育長
河村教育長。
今のことは私も大変心配をしておりまして、校長と情報交換
をしているとこでございます。ストレスが全くゼロということ
5
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
はございませんが、小さなスペースを利用して子供にしっかり
運動をさしたり、或いは中学校、或いは町の体育館等、やや子
供に落ち着きがないなと判断したときには、そういったところ
を利用してですねストレスが溜まらないような配慮をしてお
る、このように情報を掴んでおります。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
中学校ができまして今度小学校もできますので、和木の教育
環境は非常に整うということでですね、もう少し、あと1年切
りましたけど、もう少し我慢すれば立派な校舎が出来るという
ことで、みな期待しております。
2番目の質問に入っていきたいと思います。財政の健全化と
町づくりについて伺いたいと思います。
まず1点目、財政運営課題の取り組みについてですけど、本
町の財政状況、長引く景気の低迷、特にヨーロッパの金融危機
というような問題も今発生しておりますし、その大きな影響が
町に直接関わっている訳ではございませんけど、法人・住民税
の大きな落ち込みも顕著でございますし、固定資産税を含めて
町税収入年々減少しております。
例えばこの町税ですけど、平成17年度23億6,000万
円、平成20年度16億6,000万円、そして今年度の予算
では14億3,500万ですけど、7年間で9億円近い町税の
落ち込みとなっております。これは大きな落ち込みといえると
思いますけど、更に少子高齢化の進展で労働力人口の減少、地
方交付税も人口増がなかなか期待できないので横ばいのよう
な状態になっております。和木町の財政運営なかなか厳しい中
で、運営をやっていかなければいけないというこういう現実で
ございますけど、こんな中で新規の施策とかあるいは新規の事
業、今後はどの程度取り組んでいくか、そういうものを判断す
るために、町の今後の収入見込と経常的に必要な財政需要を作
6
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
ったのが『和木町中期財政計画』ですけど、5ヵ年計画なんで
すけど、平成23年度から27年度の5カ年計画、この財政計
画を中心に少し質問をしたいと思います。
まず税務課長に伺いたいんですけど、この財政計画を作られ
た中で、今後のですね、数年の和木町の歳入見込についてどう
推計されますか。この数字は出ておるんですけど、特に町税で
あります町民税や固定資産税の動向を伺います。固定資産税で
は地価の下落傾向や景気の低迷、企業の設備投資、個人住宅の
新築なども考慮してお答えしていただければと思います。
議
長
竹本税務課長。
竹
本
兼本議員のご質問にお答えしたいと思います。
税 務 課 長
先程申されましたように、町税全体では平成17年度の23
億6,300万円をピークに減少しておりまして、23年度、
前年度の決算額でございますけれども、平成17年度に比べて
8億7,000万円少ない約14億9,200万円となります。
平成24年度の当初予算におきましても、平成23年度の決算
額よりも更に厳しいことが予想されまして、14億3,530
万円を計上しているところでございます。
減収の要因でございますけれども、法人税につきましては現
在底の状態というように考えておりますけれども、固定資産
税、特に償却資産の落ち込みが大きいということになっており
ます。これから先、財政計画を作成するに当たっては、固定資
産、特に償却資産についてですね、精査が必要になるものと考
えております。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
併せてちょっと伺うんですけど、今回の三井の爆発事故によ
ってですね、税の動向、固定資産税等の動向等は何か影響があ
7
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
ると思われますか。
議
長
竹 本 税 務
竹本税務課長。
現在のところではですね、影響がないというふうに判断して
課
長 います。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
この町税の収入が低迷している中ですね、自主財源の確保が
大事になってくるんですけど、税の徴収率というような問題で
はどうでしょうか。
議
長
竹 本 税 務
課
竹本税務課長。
調定額につきましては、議員が指摘されますように非常に厳
長 しい状況にありますけれども、税務課では収納率の向上に向け
てですね取り組んでおりまして、平成23年度では大きな成果
を挙げているというように自負をしております。ご報告をさせ
ていただきます。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
そのような中ですね、例えば大竹市で実施されております、
また周南市等も実施されることで少し問題になっております
都市計画税というのは、税の問題もあちこちで話題になっては
おるんですけど、この都市計画税というような問題、和木町に
はあまり今相応しくないとは思うんですけど、そのような話も
少し出てきているんではないかと思うんですけど、そのような
問題、町長あまりお考えになったことはございませんか。
8
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
古 木 町 長
古木町長。
都市計画税というお尋ねですが、今のところ私は考えており
ません。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
次に、歳入の見込みを伺ったんですけど、歳出の事について
ちょっと伺いたいと思います。
この入ってくるお金がですね少ない、その場合当然出る方も
少なくしていかなければいけないということなんですけど、ど
うしても必要な義務的経費、人件費とかですね、扶助費、交際
費等が必要になってきます。このような部分を義務的経費も少
しずつ増加はして参りますけど、その場合各種事業の見直し或
いは、行政改革等の実施が必要になるんではないかと思います
けど、各種事業の見直し、或いは行政改革等の成果はあがって
おるでしょうか。その辺を伺います。
議
長
岡 本 企 画
岡本企画総務課長。
それでは、歳出面からどのような格好で対応しているかとい
総 務 課 長 うことについてお答えさせていただきます。
まず町ではですね、特に留意すべき事項、これを6項目挙げ
ておりまして、まずは事業する場合の財源の確保、それと受益
者負担金の適正化、それとコストの縮減、補助金の再点検、事
務事業の見直し、国の制度変更への適切な対応、こういったこ
とを適切に対応しながら財政運用をやっていこうということ
で、具体的に申しますと、今年度から公共施設の使用料や手数
料を見直すと共に、減免基準を見直すことによって住民間の負
担の公平性に配慮し、受益者負担の適正化を図っていくこと
や、町補助金につきましても、50万円以上の団体につきまし
9
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
ては、ヒアリングを実施し、その内容を精査しているところで
ございます。
また物件費につきましても、効率的効果的な行政運営に取り
組み、コストの削減に取り組んでいるところでございます。以
上でございます。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
その効果は出てるというふうに判断されていますでしょう
か。
議
長
岡 本 企 画
岡本企画総務課長。
これは一例をあげて申しますと、昨年度からですね、電気料
総 務 課 長 金、光熱費を含む、CO₂の削減の意味もございましてですね、
全庁的にそういったエネルギーの削減ということで、いろんな
ことに取り組んでおります。ガソリンの使用料、電気量その他
のものにつきましてもですね、これは効果が上がっておりま
す。
ちなみに、今ここで全て申し上げる訳には行きませんが、和
木町、この庁舎ですが、この電気料金は昨年度1年間でですね
約45万ぐらいの削減というのが図られております。以上でご
ざいます。
議
長
兼 本 議 員
兼本信昌君。
ある程度事業の見直しあるいは行財政改革等の成果が上が
っているというお答えでした。このバランスを考えてですね、
歳入歳出、事業の見直し、行財政改革もやっているということ
でですね、課長、財政の健全化は保たれているというふうに判
断されますか。
10
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
岡 本 企 画
岡本企画総務課長。
毎年ですね、議会の方に報告させていただいてると思うので
総 務 課 長 すが、実質公債比率とかですね、そういったものにつきまして
も、昨年の9月にも報告させていただいていると思うんです
が、そういった数値も全て他の市町村に比べてですね非常に低
い水準を保っていると思います。
そういったことをみましてもですね、和木町の財政につきま
しては他の自治体と比べまして非常に安定したですね体制運
用がされているというふうに考えております。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
確かに、借金のことを考えればですね、借金の支払いそのよ
うな部分も考えれば確かにその健全化はある程度図られてい
るというふうに、ある程度私も思っております。
ただ、その見直し、行財政改革等もですね、引き続き強めて
やっていかなければいけないというふうに思っております。
次の2点目の質問に入ります。企業城下町和木町の今後の町
づくりについて伺いたいんですけど、和木町の経済基盤はご存
知のように石油精製、石油化学、製紙、紙を中心にした工業に
依存し、この企業の業績がそのまま町の経済動向を左右してい
ると言って過言ではないと思います。この企業によって和木町
は発展してきたと言えるかも知れません。
しかし、ご存知のように瀬田の日本板紙工場が閉鎖をしまし
て数年が経ち、地域に若干影をさしているような風景を呈して
おります。
また先程述べましたように、景気の低迷で法人税の減少、ま
た追い討ちを掛けるように今回の三井化学の爆発事故が発生
しました。何か企業城下町という和木町にですね何か厚い雲が
11
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
覆ってきたようなちょっと重い気持ちになるような状況なん
ですけど、そんな状況の中ですね、今後の和木町の将来、企業
城下町といわれた和木町、今後どのような形で考えていくの
か、町づくりの中心に何を据えてやって行くのか、この辺をで
すね伺ってみたいんですけど、町独自の地域振興策、そのよう
なものは今後あるのかどうか、根本的な町の運営っていうこと
に関わってくるんですけど、町長の方で何かお考えありました
らお答えいただきたいと思います。
議
長
古 木 町 長
古木町長。
これからの町づくりについてのお尋ねでありますが、これに
は先程来質問がありました町の財政問題も非常に大きく絡ん
でおりますので、これらを含めて今のご質問にお答えしたいと
思いますが、町の財政については以前にもお答えしているかと
思いますが、私は毎年、前年の決算が確定した後に向こう5ヵ
年の中期的な財政計画の確認と調整を行っていると、これは申
し上げている通りで、議員からも質問の中にもございました
が、これによりましてですね、私は、景気の動向や制度の変更
等についても適切に補正することができまして、そしてまた、
続く明年度の予算編成を含め、将来の財政計画についても、無
理を来たさないように努めながら、計画した事業を円滑に今、
進めてきているところでございます。
それと大事なことはですね、やはり、和木町の財政規模から
して、身の丈にあった事業計画とする、という事は何よりも大
事であると考えておりますことから、新たな事業の選択につき
ましては、この点を十分考えて今選択をしていこうと、このよ
うに基本的に思っております。
それと、今後の財政的な課題と致しましては、私はですね、
今、世の中の景気のあり方や景気の動向、さらには企業経営の
あり方が、以前とは大きく異なって参りました関係で、当町で
12
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
は先程もご指摘がありましたように、法人税収入が以前のよう
に見込まれない状況にもなっております。
従ってこれに匹敵する財源の確保、それも恒久的な財源を確
保するにはどのような手法が考えられるのか、また取り組んで
いけばよいのか、この答えを求めることが極めて大事であると
今ずっと私は考えているところであります。
そこで、これからの今後の町づくりについてでありますが、
私は今、今後の町づくりにつきましては、もちろん今進めてお
ります第4次総合計画に基づいた町づくりを引き続き続けて
いこうと想定しておりますが、中でも災害に強い安心安全な町
づくりや、更なる企業用地の開発などにより活力のある町づく
りも大事であります。
そして健康と福祉の充実した、潤いとやさしさのある町づく
りなどが大事で、企業城下町と致しましての和木町らしさのあ
る安心と夢が共にある個性豊かな町づくりを進めて参りたい
と、このように考えているところでございます。
ただ、これの実現には、やはり今申し上げたような財源の問
題あるいは長期的に取り組んでいかなければならないいろん
な課題がございますので、随分な時間と事業費も必要であると
このようにも思っておりますので、先程も申し上げた財源確保
というのは非常に大事なことであろうかと、それに基づいてい
ろいろ町づくりをすすめて行きたい、このように思っておりま
すので、どうかそういう方向でご理解を賜ればと思っておりま
す。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
財源確保が必要ってのは私も大変賛成するとこでございま
す。この財源確保をですね、しっかり考えてですね、今後和木
町の将来の為にですね、やっぱり町民皆が考えながらやってい
かなければいけない大きな問題だというふうに思っておりま
13
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
す。身の丈にあった問題、財政運営というのは私も必要だと思
います。こういう財政の健全化をしっかりやっていかないと和
木町の将来は無いというふうに思っております。しっかり私共
も考えていきたいと思っております。
3番目に入って公共施設の維持管理ということであげてい
るんですけど、これ5ヵ年の財政計画からで結構なんですけど
公共施設の改修改築計画または大きなハード事業、主要事業も
ですね、併せて今後の予定もですね、これ平成23年11月、
つまり町長言われた決算が終わった後に出来た財政計画でご
ざいます。これに則ってですね、大きな事業を説明していただ
けますか。
議
長
岡 本 企 画
岡本企画総務課長。
それでは、この財政計画に基づきましてですね、事業の大き
総 務 課 長 なものから簡単に説明させていただきます。
まず平成23年度から25年度、これは皆さんご承知のとお
り小学校の建て替え事業、これは入札が終わっている部分もご
ざいますけど、今から事業にかかるものもございまして、総額
で約20億ぐらいかかると思います。それと25年度ですが、
放課後児童教室の整備工事、これ約5,000万、与三野地大
毛保線の道路改良これが約4,000万。26年度ですが、こ
れは幼稚園整備工事、これが4億8,200万、それと蜂ケ峯
公園のテニスコートの改修工事これが2,700万、蜂ケ峯公
園ローラー滑り台改修工事これが4,000万。それと27年
度になりますが、これは瀬田・関ケ浜分館の改修工事これは1
億9,600万、それと和木ポンプ場の自動除塵機の改築工事
これが4,500万円、それと蜂ケ峯公園アスレチック遊具の
改修工事これが約6,000万円。
これは昨年度作成しました財政計画に基づいて数字を述べ
させていただきました。これにつきましてはですね、今年度2
14
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
3年度の決算ができたのちにですね、この計画については見直
すこととしております。以上です。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
2点ほどちょっとその中で大きいもので伺いたいんですけ
ど、26年とですね27年に蜂ケ峯公園の整備を大きくあげら
れております。26年には蜂ケ峯公園子供広場、多目的広場の
駐車場、テニスコート、ローラー滑り台。27年になりますと
アスレチック、蜂ケ峯公園の花見山の上ですね、それから子供
広場の整備工事というふうにですね、これ再編交付金を使った
整備工事なんですけど、この26年、27年に蜂ケ峯公園をど
っと整備する、これは前から要望は沢山出てたんですけど、こ
の辺はある程度目的、考えはおありなんでしょうか。
議
長
末 岡 都 市
末岡都市建設課長。
蜂ケ峯公園を管理しております都市建設課としましては、公
建 設 課 長 園の大型遊具これの更新、これは大きな今後の課題となってお
ります。それで26年、7年以降改修が集中しておりますのは、
やはり財政的なもので、大きな小学校の建て替え、これを考え
た上でですね、その後順次やっていこうということで、大きな
遊具の改修計画これは課独自で予定表というものは作ってお
りますが、これを基に財政部局と協議しながら実施年度、詳細
を決めていくというふうな考えでおります。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
もう一個ですね、これは毎回の財政計画には載せておられる
んですけど、蜂ケ峯新道の道路工事というのはこれは14億と
いう大雑把な金額で載せられておるんですけど、これは以前と
15
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
ですね蜂ケ峯新道の状況が随分変わってきたんではないかと
いうふうに思っているんですけど、町長の、これはマニフェス
トというかですね公約でもあった訳ですけど、上のですね蜂ケ
峯へリポートとの県とのいろんな問題の中で、蜂ケ峯に1本ア
クセス道路を造ろうという話が浮かんで参りましたし、以前の
町長の公約でありました蜂ケ峯新道がですね、これはある程度
ぶつかっておるわけですね、まあマッチしたと。町長の方では
希望を持たれておるんじゃあないかと思うんですけど、この辺
で何かお考えがありましたらお願いします。
議
長
古 木 町 長
古木町長。
蜂ケ峯の防災道路でありますが、私これは13年からずっと
求めてというか、是非とも造り上げていきたいとしていた事業
の一環であります。
ただ、途中においてですね、今その道路がですね、和木町の
行政エリア内だけで今までは考えてきたわけです。そうします
と計画路線の中で土地取得することが非常に困難なところが
計画地内にありましたもんですから、なかなか事業進展がしな
かったと。
これについては以前もお答えをしたかと思いますが、今度で
すね、実は今議員がおっしゃるように、県の設備が蜂ケ峯の一
角に防災広場ができます。
そうしますと、今度はそれを結びつくものであるならば、県
事業でお願いできないもんだろうかと、そうしますと、例えば
防災広場から勿論和木町のエリアでありますが、その和木町の
エリアも含めて装束地区の裏山なども考慮するならばですね、
もっと違ういい形のものもできるんじゃなかろうか。
仮にそうすることになりましたら、先程申し上げていたよう
な非常に困難な土地の問題も解決しそうな気がします。
従いまして、これから県に対してですね、我々今求めている
16
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
ような防災広場から和木駅に通じるような道、これについては
しっかり求めて、県事業としてやっていただきたいとこういう
ことを強く申し上げていきたいと、このように思います。
勿論それと含めて、岩国の方に下りる道もできれば一緒にお
願いしようと、こういう思いで、しっかりこれから県の方々に
お願いをしていこうと、こういう思いで今おります。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
蜂ケ峯の防災道路を以前私、財政の面で反対をしておったん
ですけど、状況が変わればですね、県主体ということになれば
ですね状況は変わりますので、1本アクセス道路はぜひ欲しい
というふうに思っております。
最後の質問なんですけど、同僚議員からも先程出てた劣化ウ
ランの問題なんですけど、これは副町長の方にご質問するって
ことになっておったんですけど、あんまり細かい話私共わかり
ませんからですね、新聞紙上で判断するしかないんでですね。
なかなか質問がしにくいような問題なんですけど、私たちがこ
の和木町でですね、マイクロシーベルトを私たちが使わなきゃ
いけなくなったというようなことは、福島があってですね、と
てもこの町でそんなことを、或いは放射性廃棄物とかウランと
かいう言葉をですね、町の中で日常的に使うようになるとは全
く考えなかったんですけど、この放射線を心配なんで、事故対
策協議会の会長をされています上岡副町長の方が町議会でで
すね文科省の方に検査をしてくれということを依頼してです
ね、5月17日に文科省入って検査をされましたけど、この数
字なんですけど0.10とか0.16、或いは0.15とか0.
いくらマイクロシーベルトという数字がですね、その保管庫の
近くで測定されたんですけど、この数字に関してですねある程
度これで、ある程度住民の安全意識っていうのは確保されたと
いうようにお考えでしょうか。
17
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
上岡副町長
上岡副町長。
放射線量の基準につきましては、ICRP(国際放射線防護
委員会)の勧告によれば、一般の人に対する平常時の放射線量
は年間1ミリシーベルトとされております。
国の原子力安全委員会に於いてもこの勧告を踏まえた考え
を示しております。
三井化学では、この放射線量をもとに核原料物質核燃料物質
及び原子炉の規制に関する法律に基づきまして、放射線業務従
事者の被ばく線量を管理区域、これ倉庫内ですが、1時間あた
り20.8マイクロシーベルトを許容値として周辺管理区域の
境界、倉庫外のフェンス周辺で0.5マイクロシーベルトを許
容値と設定しておりますが、5月17日の文部科学省による測
定では、管理区域では0.15~9.15マイクロシーベルト、
周辺管理区域で0.10~0.16マイクロシーベルトと大き
く下回っております。
なお、過去にもこの許容値を超えたことはないとのことでご
ざいます。
また工場外への影響ですが、工場敷地境界では0.09~0.
12マイクロシーベルトであり、山口県内の空間放射線量これ
は県の環境政策課の発表ですが、平成21年度の平常時の最小
値、最大値の0.084~0.128マイクロシーベルトの範
囲内に入っております。
なお、立ち入り調査時に三井化学本事務所1階裏をバックグ
ラウンドとして測定しており、測定結果は0.09~0.11
マイクロシーベルトで、工場敷地境界とほぼ同等の数値であ
り、自然放射線量の範囲内であり、工場郊外への影響は無いも
のと判断すると文部科学省の検査管理官より公表されておら
れます。以上です。
18
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
数字を言われてもなかなかピンとこないんで分かりにくい
んですけど、この文部科学省の検査測定数値で、住民の安全性
がある程度確保されたというふうに思ってらっしゃるのかど
うか聞きたかったんですけど、やっぱり一番心配なのは、私た
ちここに和木町に暮らしている住民がですね、この劣化ウラン
がすぐ傍にあるということに対してですね、安心な気持ちが持
てるかどうかということなんですけど、この数字であればです
ね安心だというふうに文科省は言っているわけですね、適切に
保管されている、問題ないというふうに言われてるんですけ
ど、何かちょっとまだ本当に大丈夫なんかなという一抹の不安
があるんですけど、もう少し住民に対してですね、もう少し懇
切丁寧な説明をした方がいいんじゃないかと思いますけど、そ
の辺いかがでしょう。
議
長
上岡副町長
上岡副町長。
この文部科学省の公表結果等ホームページ等に掲載して、安
心安全の確保を図って参りたいと考えております。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
この結果を踏まえてですね、事故対策協議会ではですね、今
後この劣化ウランの保管問題についてなにか今後先々ある程
度の対応を検討して行くようなお考えはあるのでしょうか。こ
れである程度幕が引いたというか、この数字が出たんで安心だ
というふうに、もうこれで終わりというような考えでしょう
か。
議
長
上岡副町長。
19
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
上岡副町長
新たな問題等が出てくれば、また対策協議会を開いて協議し
て参りたいと考えております。
議
長
兼 本 議 員
兼本
信昌君。
このですね、劣化ウランが保管されている場所も、それ程し
っかりした保管場所ではないんでですね、もう少し対応がとら
れてもいいんじゃないかなというふうに思っているんですけ
ど、実際細かい部分は私たちもよくわかりませんので、あまり
立ち入って質問することができないんですけど、住民側は、も
うちょっと安心な説明を願いたいというふうに思っていると
ころが多いんじゃないですか、勿論新聞紙上で、ある程度出て
はおるんですけど、もう少し町の側から、しっかりした安全な
説明を受ければですね、もう少しこう安心が確保されるんでは
ないかというふうに思っております。これは要望です。以上で
終わります。
議
長
再質問がないようですので、兼本信昌君の一般質問を終わり
ます。
議
長
暫時休憩を致します。
こちらの時計で40分まで。
休憩
10時25分
再開
10時40分
20
平成 24 年第 2 回(6 月)定例会
21