派遣者レポート(PDFファイル / 658KB)

延岡学園尚学館高等部 2年 廣木優里
《スケジュール》
7月27日(火) 延岡出発→メドフォード到着
ホストファミリー:サラ・メイスン(Sarah Mason)の家へ(7月27日~8月3日まで滞在)
7月28日(水)
サラとサラのお母さんとボストンで買い物
スワンボートに乗る
7月29日(木)
メドフォード(Medford)高校・タフツ(Tufts)大学見学
7月30日(金)
ボストン市内観光「Boston Duck Tour」
Museum of Science に行く
サラと矢野さんとウィルとウィルの友達2人とボウリング
7月31日(土)
ジョンF・ケネディ大統領の図書館/博物館
(JOHN F. KENNEDY PRESIDENTIAL LIBRARY & MUSEUM)見学
サラと一緒にベビーシッター
8月1日(日)
メイン州の海岸に行く
8月2日(月)
ハーバード大学見学「Harvard tour」
サラの友達のヘレン(Helen)の家に遊びに行く
8月3日(火)
メドフォード市長(マイケル・マッグリン氏)表敬訪問
アサヒアメリカ社の工場訪問
レッドソックス試合観戦
8月4日(水)
サラの家からジャック・ヘーズ(Jack Hayes)さんの家へ
ハーバード広場(Harvard square)で買い物
メイン州のビーチに行く
8月5日(木)
メドフォードエルクスホール(Medford Elks Hall)でメドフォードロータリークラブの例会に参加
2回目のレッドソックス試合観戦
8月6日(金)
ジャックさんの家からトニー・ギアンベラリディノ(Tony Giamberardino)さんの家へ
ニューハンプシャー州にあるトニーさんの別荘に滞在
8月7日(土)
トニーさんの別荘からパット・テベルジュ(Pat Theberge)さんの家へ
お別れパーティー
8月8日(日)
メドフォード出発
↓
8月9日(月)
延岡到着
7月27日(火)
延岡発
□
7:12
さわやかライナー3号
宮崎空港着
□
8:42
宮崎空港発
□
9:55
全日空(ANA)604便
羽田空港着
□
【所要時間:1時間30分】
【所要時間:1 時間35分】
11:30
リムジンバス(12:10~13:30)
成田空港着
□
13:30
成田空港発
□
16:00
ユナイテッド航空(UA)838便
【所要時間:9時間18分】
サンフランシスコ空港着
□
9:18
(日本時間 28日 1:18)
サンフランシスコ空港発
□
11:59
(日本時間 28日 3:59)
ユナイテッド航空(UA)862便
ボストン(ローガン)空港着
□
20:45
【所要時間:5時間46分】
(日本時間 28日 9:45)
メドフォードロータリークラブの会長のダッグ・シュープ(Doug Shoop)さんとデービッド・キーン
(David Keane)さんが空港まで迎えに来てくれました。
デービッドさんの車でホストファミリーのサラ・メイスン(Sarah Mason)の自宅へ。
いよいよメドフォートでの10日間がスタート!ドキドキ!
寝る前にサラと Wii をして遊びました。日本製の Wii と全く同じで全
て英語(当たり前ですけど)なので不思議な感じでした。
サラの部屋はとっても可愛かったです。ベッドの上に枕がたくさん
ありこんなにたくさん必要なのか、と思いました。
これも文化の違いなのかなあ。
7月28日(水)
サラと一緒にボストンでショッピングをしました。洋服や靴を見たり、
サラのいとこのお店に行ったりしてとても楽しかったです。
途中からサラのお母さんと一緒に3人でスワンボートに乗りました。
バスほどの大きさがあるボートを1人の人がペダルを漕いで動かす仕
組みになっていて、日本では見たことがなかったので驚きでした。
ボストンの町並みを歩いて、日本との違いをたくさん見つ
けることができました。例えば、建物の色使いが赤を基調
とした落ち着いた雰囲気だったことや、また、至る所にあっ
た教会もそれぞれ趣がある作りだったことです。建物の1
つ1つがとてもきれいでした。
7月29日(木)
サラと矢野さんのホストファミリーのウィリアム・ダーニ
ー(William Durney)と一緒に2人が通っていたメドフォード
高校を見学しました。机の形やロッカーが廊下に並んでい
るところなど日本の学校と違うところをたくさん発見しまし
た。
サラが通っているタフツ(Tufts)大学も見学しました。とて
も広くて、それぞれの建物もとてもきれいでした。タフツ大
学の建物も赤を基調としていました。日本文化を学んでい
る学生もいるそうです。タフツ大学のマスコットキャラクター
は象のジャンボで、キャンパス内にジャンボの像がありま
した。
7月30日(金)
ボストン市内観光「Boston Duck Tour」に参加し、ボストンの
あちこちを見て回りました。右の写真のような水陸両用車に乗
りました。
その後Museum of Scienceに行きました。色々な分野の科学
の展示品などがあり、とても楽しめました。
夜は、サラと矢野さんとウィルとウィルの友達2人とボウリン
グをしました。アメリカのボウリング場は、夜は照明を落とし、
カラフルなライトを点灯させ、大音量で音楽をかけて、まるで
ディスコのような雰囲気でびっくりしました。昼は普通の明る
いボウリング場だそうです。
7月31日(土)
ジョンF・ケネディ大統領の図書館/博物館
( JOHN F. KENNEDY PRESIDENTIAL LIBRARY &
hhhMUSEUM)に行きました。ケネディ大統領がとても偉大
な大統領だったということが分かりました。月の石やたくさ
んの素晴らしい展示品を見ることができました。
夕方にサラのベビーシッターについていきました。6歳の
エイヴァ(Ava)と4歳のステラ(Stella)と一緒に遊んだりア
ニメを見たりしました。2人ともとっても可愛かったです。
8月1日(日)
サラの家族と一緒にメイン(Maine)州に行きました。とてもきれいな海
でした。海の水温はとても低いそうです。人気の観光スポットで、海水浴
をしたり、海岸沿いを散歩したりして楽しむ人がたくさんました。
私はみんなと一緒に海岸沿いを散歩しました。風がとても気持ちよか
ったです。
近くにおみやげ屋さんがあり、私はたくさんのお菓子を買
いました。雑貨屋さんで、サラとおそろいのアクセサリーを
買いました。
その後サラと一緒にゲームセンターで遊びました。日本の
ゲームセンターと違って、機械からクーポン券が出てきまし
た。クーポン券と引き換えに景品をゲットできるそうです。
8月2日(月)
「HARVARD tour」に参加し、憧れのハーバード大学に行ってきま
した。ガイドさんがツアー参加者に出身国を尋ねたところ、何と10ヵ
国以上でした。学校内は、学生がどの人か分からないくらい観光客
が多かったです。
お昼に、サラの友達のマイケル(Michael)とジェシカ(Jessica)と
一緒にメドフォード広場(Medford square)に行きました。そこでメドフ
ォードのお土産をたくさん買いました。
夕方、サラの友達のヘレン(Helen)の家に行きました。何と、ヘレン
の家にホームステイ中の日本人の大学生がいました!久々に日本
語を話しました。
ご飯の後に Wii で遊びました。みんなおもしろくてとても楽しかった
です。
8月3日(火)
メドフォード市長(マイケル・マッグリン氏)表敬訪問しました。メドフ
ォードのロゴが入ったトレーナーと帽子をいただきました。
お昼に、アサヒアメリカ社の工場を訪問しました。工場について
色々説明をしてくださった坂本さんはとてもユニークな方でした。お
土産として、アサヒアメリカ社のプレミアムTシャツをいただきました。
夜に、ジェニファー・サンダーズ(Jennifer Sanders)さんと、日本語
を勉強しているジェニファーさんのお友達と一緒にレッドソックスの試
合を観戦しました。初めて見た大リーグの試合はとても興奮ました。
帰りに、レッドソックスのグッズを売っているお店で松坂のTシャツを買
いました。
8月4日(水)
サラの家からジャック・ヘーズ(Jack Hayes)さんの家へ行きま
した。サラの家族とお別れをするのはとても寂しかったです。
ジャックさんと2人の息子〔15歳のパトリック(Patrick)と12歳
のダニエル(Daniel)〕と一緒にお気に入りのスイーツ屋さんに行
きました。アメリカの生クリームはとっても甘かったです。
その後、2回目のハーバード見学に行きました。大学の設立
者のジョン・ハーバードの銅像の足に触るといいことがあるそう
です。ハーバード広場(Harvard square)で買い物もしました。
夕方、メイン州の海に行き遊びました。
夜ご飯はビッグサイズのピザでした。2切れ食べるのがやっ
とでした。アメリカの食べ物は全てが大きい!
8月5日(木)
メドフォードエルクスホール(Medford Elks Hall)でメドフォードロー
タリークラブの例会に参加しました。ロータリークラブのミニフラッグ
と筆記具とメドフォードの歴史書をいただきました。
夕方ボストンに行きました。雨がとても強くてびしょ濡れになりまし
た。レッドソックスのツアーに参加し、球場内を探索し、野球の歴史を
学びました。そして、何と2回目のレッドソックスの試合を観戦しまし
た。さらに、松坂が投手でした。みんなに「運がよかったね!」と言わ
れました。とても嬉しかったです。
夜に、みんなに日本からのお土産を渡したら、とても喜ばれまし
た。みんなおもしろくて笑いが止まりませんでした。右の写真は、兄
弟3人とお父さんと撮った写真です。パトリックは早速甚平を着てご
機嫌でした。
8月6日(金)
ジ ャ ッ ク さ ん の 家 か ら ト ニ ー ・ ギ ア ン ベ ラ リ デ ィ ノ ( Tony
Giamberardino)さんの家へ BMW に乗って行きました。トニーさんの
家にはプールがあり、とても驚きました!
さらにニューハンプシャー州のウィニスカム湖の湖畔に別荘があ
り、そこに滞在しました。別荘もとても立派で、ボートが4隻、ビリヤ
ード台等もあり、バカンスを楽しむには十分な場所でした。
ボートに乗りロブスターを買いに行き、実際に調理して新鮮な
ロブスターを食べました。とってもおいしかったです!
夜はビリヤードを教えてもらい、対決〔トニーさん+私 VS トニーさ
んの奥さんのダイアン(Diane)さん+矢野さん〕をしました。2人とも
見事な技を披露してくれました。
8月7日(土)
右の写真はトニーさんが撮影した幻想的な朝のウィニスカム湖
の写真です。
お昼前に、湖で浮き具に乗りその浮き具にロープをつないでボ
ートで引っ張ってもらう遊びをしました。スリリングでとっても楽しかった
です。海と違って湖の水はとても温かかったです。
お昼に湖から「アイスクリームの歌」が聞こえてきました。アメリカで
は、音楽を流しながらアイスを売るボートがあり、みんなはその音楽を
「アイスクリームの歌」と言うそうです。実際にアイスを買いにそのボート
に近づいている人がいました。
夕方トニーさんの家に戻り、最後のホストファミリーのパッ
ト・テベルジュ(Pat Theberge)さんの家に行きました。レッドソ
ックスの帽子をプレゼントとしてもらいました。
パットさんの家でお別れパーティーを開いてくれました。私
達のためにたくさんの方がお別れパーティーに来てくれまし
た。お別れパーティーのときに浴衣を来て参加したら、みん
なが「pretty」「very beautiful」と言ってくれました。
パットさんの奥さんのエレイン(Elaine)さんの手作り料理
はとてもおいしかったです。パットさんの甥は日本の女性と
結婚していて、日本語を話していました。
楽しくて時間が経つのがあっという間でした。みんな帰る
ときに「気をつけて帰ってね。」と言ってくれました。みんなと
お別れしたくありませんでし
た。
8月8日(火)
パットさんの家を出発
□
4:15
(日本時間 8日 17:15)
デービッドさんの車でボストン(ローガン)空港へ
ボストン(ローガン)空港発
□
6:10
(日本時間 8日 19:10)
ユナイテッド航空(UA)171便
サンフランシスコ空港着
□
9:39
(日本時間 9日 1:39)
サンフランシスコ空港発
□
11:26
(日本時間 9日 3:26)
ユナイテッド航空(UA)837便
成田空港着
□
13:20
成田空港発
□
14:10
【所要時間:6時間29分】
【所要時間:9時間54分】
リムジンバス(14:10~15:50)
羽田空港着
□
15:50
羽田空港発
□
17:45
全日空(ANA)604便
宮崎空港着
□
19:20
宮崎空港発
□
20:09
快速ホームライナー2号
延岡着
□
【所要時間:1時間35分】
【所要時間:1時間18分】
21:27
最後の日は朝の3:30に起き、デービッドさんの車で空港まで行きました。飛行機が飛び立つ時に
とてもさびしい思いがしました。
残念なことに、私のスーツケースは鍵をかけて預けたためにアメリカの荷物検査官に鍵の部分を壊さ
れてしまいました…。今度から海外に行く時には絶対に鍵をして預けないように心がけようと思いまし
た。
さらに、羽田―宮崎の飛行機が遅れて予定の電車に間に合わず、
1時間遅れて延岡に到着しました。延岡駅に到着した時にとても懐かし
い感じがしました。みんなが出迎えてくれてやっと帰って来たと感じまし
た。
右の写真は帰ってきた時の写真です。顔がとても疲れています…。
日本の夜はとても蒸し暑くて夜はメドフォードで過ごしたいな、と思い
ました。
《派遣を通して》
あっという間の14日間でした。最初、派遣が決まった時には、嬉しいのと同時にちゃんと英語が話せるか
どうか、延岡市の高校生代表として姉妹都市メドフォード市との架け橋に少しでもなることができるのか、等
の不安もありました。出発前に本当に行って大丈夫なのか、と心配もしました。しかし、体験した後となっては
行ってよかった、と本当に思います。10日間という短い期間の間に国際交流の素晴らしさや、日本とのあら
ゆる面での違いなど、日本では絶対学べないことをたくさん知ることができたからです。
私は、「アメリカの食文化を知る」ということを今回の派遣の目的としていました。アメリカの食べ物は大き
いことはみんな知っていますが、実際にどれくらい大きいのかはアメリカに行かないと知ることができません。
私もその中の一人でした。今回アメリカで家庭料理やレストランでの料理を知り、大きさはもちろん、味付け
や食べ方なども知ることができました。アメリカの食べ物の大きさは予想以上で、おなかを壊しそうで心配で
した。ピザを注文した時に、ピザが大きすぎて手で持って食べることができないので、ピザと一緒にフォーク
とナイフも出てきました。アメリカの人は大きい人が多いイメージがあるので、食事もたくさん必要なのかな、
と思いました。味付けの方は、ベーコンやチーズを使ったこってり味が多かったです。ホテルの洋食バイキン
グといった感じでした。朝からオレンジジュースが食卓に並び、いつも飲んでいる麦茶が恋しくなりました。レ
ストランに行った時に食べ方が分からなかったので、その度にホストファミリーの方に教えてもらいました。
滞在中に一番日本との違いを感じたのは生活様式と気候の違いです。私は行く前にアメリカの人は家の
中では寝る時以外はずっと靴を履いている、と思っていましたが、靴を履いている時もあれば素足の時もあ
ったのでどっちで過ごすべきか分かりませんでした。家の造りも日本と全然違いました。1軒1軒の家がとて
も大きくて、ソファーも家に約3組あり、ゆったりくつろげました。最も驚いたことは私の滞在先のほとんどの
家に地下室があったことです。地下室にはソファーや卓球台などもあり本当に驚きました。久しぶりに自分の
家に帰ってきたとき「家が小さい!」と感じました。
また、北海道よりも北に位置するため、夏はカラッとしていて、朝と夜はガーディガンを着ておかないと肌
寒いくらいでした。しかし、冬は車が雪の中に埋もれる程雪がたくさん降るそうです。その時の写真も見せて
もらいました。家の中を暖めるための薪をくべて火をつける暖炉もありました。私は今まで暖炉を見たことが
なかったので、今度は実際に使っているところを見たいです。
最初に英語が話せるかどうか不安だった、と書きましたが、確かに最初は話している内容が分からなかっ
たり、自分が話す時に発音や学校で習う文法などを気にしたりしてなかなか自信を持って話せませんでした
が、慣れてくると相手が何を言っているのかも大体聞き取れるようになり、自分も多少間違っていても話そう、
という気持ちになりました。上手く言い表せない時には単語を並べたり、ジェスチャーで表したりするだけでも
ちゃんと伝わりました。自分に自信を持つことで楽しくコミュニケーションをとることができました。そして、帰
国した今でも、インターネットを使ってホストファミリーや、滞在中に会ったホストファミリーの友達やロータリ
ークラブの方と連絡を取り合っています。滞在中にたくさんの人と交流することができて、たくさんの思い出
ができました。
今回行かせていただいたことにとても感謝しています。今回の派遣で体験できたことは、これからの私の人
生において大きなプラスになりました。高校生の時にこのような素晴らしい経験をすることができて本当に幸
せだと思います。機会があれば、是非また訪れたいです。そして、今度は1年くらい留学してもっとアメリカの
ことについて知りたいです。
最後に、これからも延岡市とメドフォード市との交流がますます深まることを願います。
滞在先にいた犬(∪・ω・∪)
Sally
Lucy
Fretwell
Codi