取組成果ご報告 青葉区内市民センター各館

青葉区中央市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3 地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
「多様な主体の参画による顔の見える関係づくり」を図る取組みとして,懇話会を
開催しました。都市デザインワークス榊原氏にも加わってもらいながら,地域内の問
題・課題等について地域団体間で共通意識を持ち,ともに取り組むことで連帯意識を
高められるよう,話し合いを行いました。
第 1 回目は,交流があまりなかった地域内の小学校・幼稚園・町内会・商店街・民
生委員児童委員連絡協議会の方々に集まっていただき,地域の自慢や抱えている問題
点などを話し合い,
「顔の見える関係づくり」を進めていく第一歩となりました。
第 2 回目は,前回出された意見を確認し,市内中心部商店街の通行量調査結果や地
域情報ファイルを参考にしながら話合いを進めました。
地下鉄東西線の開業が間近に迫るなか,地域は今後どのように変わっていくのかな
どを話し合うことで,地域商店街や企業の協力体制が強まり,センター事業や地域活
動に積極的にかかわるなど,関係が深まりました。今後も「顔の見える関係づくり」
を進める必要性を確認し合うことができました。
柏木市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
2
市民の皆さまが学びや情報を活かして地域で活動するようになる。
「地域元気クラブ」は,住民参画,問題解決型学習推進事業として青葉区中央市民セ
ンターと共催で,平成 23 年度からスタートした事業です。平成 24 年度には自主活動
サークル『元気アップ柏木(GAK)
』実行委員会が立ち上がり,活動を開始しました。
平成 25 年度は,地域の課題と活動目的について話しあった結果,人のつながりを地
域に築き,もっと元気にしていきたいとの考えがまとまり,下記の様々な内容で実践し
ました。地域の魅力を発掘し取り入れたGAKの活動には,小学校・児童館など地域の
諸団体から要請の声がかかるようになりました。市民センターでは,活動の振りかえり
の機会とさらなる学びの充実をめざし,マネジメント研修を行い,GAKメンバーのス
キルアップも図ることができました。
今後も地域の皆様の思いを運営に反映し,地域の活性化,世代間交流が促進されるよ
う職員一同努めてまいります。
平成 25 年度活動内容
6/25(火)
もっと地域を知りたい!in 通町小学校
(教職員・保護者を対象とした地域学習会)
7/27(土)
地域の達人を発掘
~和裁の達人技~
(和服・小物の展示と巾着・小物作り)
8/17(土)
柏木渋柿プロジェクト
~青柿で柿渋染め~
(地域の柿を採取し液を抽出)
8/18(日)
柿渋液で絵付け作業
8 月 21(水) もっと地域を知りたい!in 通町小学校
地域ぶら通り
9/21(土)
(7 月の学習会を基にまち歩き)
マネジメント研修
「考えよう!楽しい活動のつづけ方」
10/6(日)
柏木ふれあい祭り参加
(活動の紹介・柿渋染め小物販売)
11/6(水)
通町児童館の子ども達と柿もぎ
12/25(水) 仙台元気アップ・チャレンジ事業
「あそびでつながるまちづくり」
たこづくり・たこあげコーナーに参加
1/16(木)
マネジメント研修「活動を振り返って」
1/25(土)
柏木渋柿プロジェクト
~干し柿スイーツ作り~
北山市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
4 市民の皆さまのご意見が市民センター運営に反映できるようにする。
当館は,平成 23 年秋のリニューアル後に児童館が無くなり,新たに親子室が出来まし
たが,子どもたちの賑わいがなくなり入りづらくなったらしく,来館する親子はまだまだ
少ない状況です。また,地域の保護者から「近隣に子供を遊ばせる公園が無く,どこで遊
ばせたら良いか」との声もありました。そこで,平成 25 年度より『ルンルン子育て講座』
を企画し,施設案内も兼ねて未就学児親子向けの様々な講座を開催しています。
「フラワーアレンジメント」で子育て中の母親が花を生けながらおしゃべりし,ゆとり
の時間を過ごす講座を開催。
「ベビーマッサージ」では,0歳児親子がわらべ歌やマッサー
ジでスキンシップを楽しみ,互いに育児の悩みをQ&A!! 先輩ママからのアドバイスにう
なずく新米ママの光景も・・・。当館の図書ボランティアさんによる読み聞かせ会や,青
葉区家庭健康課の栄養指導員による幼児期の食生活のポイント,2~3歳児向け手作りお
やつの実習なども行いました。
講座開催後は,少しずつ親子の利用も増えて交流の輪が広がっています。
「フラワーアレンジメント」
「ベビーマッサージ」
「絵本の読み聞かせ会」
また,講座に参加した親子がその後も来館しやすいよう,
月2回『北山子育てサロン』も開催しています。子供同士
仲良く遊び,ママ達も子育てについていろいろな事を話し
合えるお友達が出来ました。最近は外国人親子も来館し,
日本人との交流も生まれています。
皆さん,ぜひ一度北山市民センターに遊びに来てみてく
ださい。
講話と実習「簡単手作りおやつ」
福沢市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
平成 25 年度から複数年かけての取組みとして 講座「災害に備えよう」
を実施しています。3.11の大震災後,地域で防災への意識が高まり,共
に避難所運営を経験した北六番丁小学校と当館でその意識の持続・定着を図
る方法について協議を重ね,地域の公的諸団体と防災組織を作る必要性を認
識し,各種団体に呼びかけて,
「北六・中江地域防災連絡会」を立ち上げま
した。
2回の防災会議で組織が確立し,具体的な活動が始まりました。避難所運
営ゲームを実施して避難所運営の基本を習得し避難所の運営を体験し,応急
手当講座では日ごろの緊急処置について学び,北六番丁小学校で地域合同防
災訓練を行いました。更に,
「新地域防災計画の要点と地域の活動」をテー
マにした講義を受講し地域の防災意識をさらに高めました。
これらの活動から,北六・中江の両連合町内会が初めて合同で防災訓練を
行い相互の連携が進みつつあります。また,中江連合町内会では中江防災小
委員会が新たに組織され,単位町内会間のつながりが深まってきています。
旭ヶ丘市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3 地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
復興支援 音楽の力によるふれあい事業
「音楽の力で元気になろう!旭ヶ丘みんなのコンサート」
震災から 2 年が経っても故郷に帰れない旭ヶ丘・台原地区に住む被災者の方や,
ひとり暮らしの高齢者の方に,音楽に触れ,生きる力や心の潤いを得て明日への
活力につなげてもらうため,「支えあいセンターあおば」「音楽の力による復興
センター・東北」との共催により2回のコンサートを開催しました。
1回目(6月)は仙台チェンバーアンサンブル7名によるクラッシック音楽の
演奏,歌,詩の語りなど,2回目(12月)のコンサートでは,仙台市オペラ協
会の声楽家とピアニスト7名によるクリスマスソングのメドレー演奏,歌やオペ
ラの一幕を披露してもらいました。台原中学校1年に在籍している,復興支援ソ
ング作詞者の方にも参加出演していただき,児童生徒の震災復興への思いも伝え
てもらいました。
各回のコンサート終了後には,旭ヶ丘地区社会福祉協議会,近隣地域町内会,
旭ヶ丘地区民生委員と連携して,出演者と地域に住む被災者との茶話会を実施。
参加された方には心の癒しだけでなく,地域の方々との新しい交流や出会いの場
を得る貴重な機会となり,地域に親しむきっかけとなりました。また,市民セン
ターへの関心につながり,センターまつりや講座などに参加してくださるように
なりました。
【コンサートの様子】
【茶話会の様子】
三本松市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
地域住民に自然豊かな三本松緑地を周知し活用してもらうために,複数年かけ
ての「三本松緑地活性化委員会」事業に取組みました。定期的な会議と清掃活動
の他に,三本松緑地の散策路と特色を掲載した地図を作成して,市民センターま
つりで展示し,近隣町内会へ配布しました。また,三本松緑地活性化委員会のメ
ンバーが案内役となり,三本松緑地探訪会を開催しました。地域の親子が中心に
参加し,三本松緑地の魅力を知る機会となりました。
これらから,地域活性化に向けて取り組む人達が着実に増えつつあります。三
本松緑地活性化委員会メンバーと地域の方々の交流により,地域の方々のつなが
りが強くなりました。また,平成 26 年度に「三本松緑地の落ち葉堆肥を作ろう!」
講座を開催することにもなりました。
皆様も三本松緑地へぜひ足を運んでみてください。
片平市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3 地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
当館では,講座から結成されたボランティアグループ『広瀬川をゆっくり歩く会』
の活動を 市民センターだより「げんべえ」などでお知らせしていましたが,片平丁
小学校社会学級の方々から「もっと地域を知りたい」という声があり,同会を紹介。
平成 25 年 10 月の社会学級講座でガイドをすることとなりました。
当日は実際に地域を歩き,地元の歴史や自然環境,まちづくり計画の話などを案内。
社会学級のみなさんは,話を聞きながら地域について考えを深める 1 日となりまし
た。広瀬川をテーマにした当館の主催講座では市内全域からご参加いただくことが多
いのですが,今回は地域の方々への説明ということもあり,地域の話題で盛り上がっ
たり,地元再発見のお手伝いになれば・・と解説はいつもより一層熱が入り,ボランテ
ィアと社会学級のみなさんの交流も図られました。立ち上がって半年余りの同会にと
っても,実践を増やすいい機会となりました。
当館ではこれからも地域の皆さんをつなぐセンターとして色々な情報の発信をし
ていきたいと思います。
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遊歩道を
歩きながら
大橋を渡り
キリシタン殉教碑を
訪ねました
花壇自動車学校前からは経ヶ峯の地層が良く見えます
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片平地区のまちづくり計画などを・・・
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片平市民センターで解散しました
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水の森市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
当館では,北仙台地域防災ネットワーク会議と連携して,地域の防災力向上をテーマ
に毎年「水の森防災学校」を開催しています。平成 25 年度は,町内会防災担当者を対
象に3講座を開催しました。第2回講座では北仙台中学校を会場に指定避難所運営演習
を実施し,町内会,学校,関係機関から 164 人にご参加をいただきました。
当館と荒巻社会学級,北仙台社会学級との共同開催2年目の「ほっとタイムコンサー
ト」は,連携の輪が広がって次年度は中山社会学級にもご参加いただくことになりまし
た。
当館を拠点にした市民グループの活動も活発に行われており,当館主催講座の受講者
を中心に結成された「水の森公園に親しむ会」の皆さんによる水の森公園情報コーナー,
街歩きグループ「はんてん木」の皆さんによる地域の魅力紹介コーナーの展示運営は,
地域情報の新たな発信源としての役割が期待されています。
また,襖や障子,網戸などの張替えをボランティアで行う「住まいのサークル」の活
動も地域に浸透し好評を得ています。
上記のグループのほか,昔遊びグループ「わらすっこ」,子育てグループ「にこママ
研究所」の活動も活発に行われており,当館事業への参加協力,出前講座の実施など,
地域活動として定着しています。
こうした地域活動情報を共有し,顔の見える関係づくりと地域連携を促進するため,
平成 25 年度は,新たに当館管内の小中学校 5 校の地域連携担当教諭と地域団体代表
者にご出席をいただき地域連携担当者会議を開催しました。
今後も,市民センターがつなぎ役となり,地域連携の輪と和を広げてまいります。
市民センターが地域とのつなぎ役となり,
「指定避難所運営演習」 北仙台中学校体育館
‘わらすっこ’の「昔遊び指導」北仙台小学校
「ほっとタイムコンサート」 当館ロビー
「水の森公園紹介コーナー」 当館ロビー
貝ヶ森市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3 地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
当館では,地域の音楽サークルに活動の場を提供し,市民の皆さんに気軽にセンターを訪れて頂
こうと「四季の杜サロンコンサート」を開催しました。
春は,琴やオカリナ,バイオリンなど地域の方中心の「父の日のコンサート」,夏は,定禅寺ス
トリートジャズフェスティバルでも活躍している,ヴェーリャ仙台とホーダ・ジ・ショーコによる
「ブラジル音楽の夕べ」を開催しました。
秋に行った「管弦楽の調べ」には,宮城第一高校管弦楽部,仙台フィルのバイオリニスト,ネス
トル・ロドリゲス,タタル・ヘンリの両氏,そして,当館で活動しているアンサンブル・ムジカ・
コレーグが出演しました。
「地域の学生と一緒にみんなで何か演奏できないだろうか。
」というサー
クルからの提案もあり,学校での打ち合わせ,合同練習を行い,コンサートを開催しました。近隣
からは勿論,遠方からも約200人の方にご来場頂き,
「プロの演奏家と高校生,地域のサークル
が一緒に作り上げた管弦楽の調べに感動!」「近所でこんなコンサートを聴くことができて良かっ
た。
」などの感想が寄せられました。
冬は,貝ヶ森在住のプロの演奏家による「クリスマススぺシャルコンサート」を行いました。帰
り際,
「ご近所ですね。感動しました。」と楽しそうに出演者と談笑する方もいらっしゃいました。
この講座は,回を重ねるごとに楽しみに来場される方が増え,人と人がつながり,新しい出会い
が生まれる場となりました。そして,出演者にとっては,他の地域で演奏会を開くなど活動が広が
るきっかけにもなりました。
「地域との関わりが考慮されていて良かった。」というご意見も頂きま
した。
当館では,コンサートに限らず,今後もみなさまの活躍等の情報を広く発信し,地域の学校や他
の団体とも連携しながら,その活動の場を広げていくお手伝いをしていきます。
広瀬市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
4 市民の皆さまのご意見が市民センター運営に反映できるようにする。
当館では,どなたでも気軽に自由に参加できる「お茶っこサロン」を開催しました。
どなたでもお気軽に!と言っても市民センターを利用したことのない方にとっては
敷居が高いのでは?ということで,テーマを決めて開催しました。
市民センターだより等で参加者を募り,12 月,季節がら「ニットカフェ」と題し
て実施しました。編みかけの物を持って来た方,編み物が初めての方等 7 人が集い,
様々な話題で盛り上がりました。その後,「ニットカフェ」として 7 回開催し,毎回
おなじみの方と初めて参加する方など,各回 12~13 人が参加されました。
1 月は「つけもの談義」と題し,お漬物を持ち寄っての和やかなサロンになりまし
た。参加者は 11 人で,男性参加者もあり,話題は男性の社会参加について等にも発
展しました。
2 月には「フォト談義」を開催し,男女合わせて 7 人の参加,3 月の「フォト談義」
2 回目は 6 人の参加がありました。
参加された方からは「どの回も自由に出入りができ堅苦しくなく,楽しい時間を過
ごすことができました」
「参加したことがきっかけとなり,共通の趣味を持った仲間づ
くりができました」との感想をいただきました。
当館も「お茶っこサロン」をとおして地域の皆様と親しく交流させていただき,運営
についてのご意見もいただきました。これからも市民センターが「気軽に集い交流で
きる場所」となるよう,職員一同取り組んでまいります。
20/20 フォト談義
12/17 ニットカフェ
1/16 つけもの談義
宮城西市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
当館の所在する周辺地域は,少子高齢化が進み地域課題となっていますが,地域
資源・地域の伝統・地域人材に恵まれている豊かな地域でもあります。
このすばらしい地域財産のひとつである「食」をとおして広範囲な地域を結ぶ「絆」
として発信するためにそれぞれの地域の食の知恵を記録として残すことにしまし
た。また次世代に繋げるために,地域の特徴を広く紹介し,地域の方々の生きがい
づくりとなるよう「ふるさと食だより」事業として複数年かけて取り組んでまいり
ました。
この事業の 2 年目となる平成 25 年度に,既に数年前から収集してきた貴重な書
の知恵の集大成として,冊子にして残すことができました。引き続き,3 年目はそ
れを広く伝えるために,県内外にも広報しています。さらに「食」をテーマに,数
年後には地域を支える人づくりに役立て実りのあるものとなるよう進めてまいりま
す。
活動記録
・ ばあちゃんの味 伝えるために・・・・
(調理実習)
・
(実習者と編集委員の話し合い)
調理実習スタッフと編集委員の関わり
・ 何を残し 何を伝えるか・・・
(実習者と編集委員の話し合い)
・ どんな方法で・・・
(編集委員)
・ 地域を知ってもらうために
(ライターと地域の方の聴き取り)
・ まとめと編集
(全員)
・ 南三陸入谷地区と宮城西部地区「食」の交流会
以上のように,地域の皆さんと共に当館がこの数年,食の冊子づくりを目標に進めて
まいりました。「ふるさと食だより」の発刊や南三陸町入谷地区秋まつりに参加し,
食や踊りをとおしての交流で喜んでもらえたことの感動と達成感を皆さんそれぞれが
得ることができ,さらにお互いの活動の活性化に繋がりました。
大沢市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
4
市民のみなさまのご意見が市民センター運営に反映できるようにする。
大沢地域は,大きく分けて大沢地区と川前地区から成り立っていますが,そのうち
の川前地区は当館から遠く,コミュニティーセンターや集会所などを利用できるため,
当館を利用する人は数少ない状況でした。さらに,高齢化が進み交通の便も悪いこと
から,地域懇談会では出前講座の開催が要望にあげられていました。
そこで,川前地区の町内会や各団体と連携し,3 回の「大沢地域出前講座」を開催し
ました。
第 1 回 赤坂ニュータウン町内会連絡協議会共催 「そば打ち体験講座」
第 2 回 向田町内会共催 「新春お笑い劇場」
第 3 回 上川前町内会共催
「新春お笑い劇場」
各町内会の方々からは大変好評で,「またお願いしたい」「楽しい一日でした」「これか
らも続けて下さい」などの感想をいただき,次年度の開催につながりました。
これからも,地域の声を当館の運営に反映し,みなさんに学習の場の提供と,市民
センター事業へのご理解ご協力をいただけるよう取り組んでまいります。
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集
会
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落合市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
1
市民の皆さまが市民センターを快適にご利用できるようになる。
市民の皆さまへの学習情報提供となるチラシの配架について見直し,さらに手に
とっていただきやすいようラックスタンドの位置を変更しました。
以前は,館内で手にとりやすいことを念頭に工夫していましたが,そのため,玄
関で履物をぬぎ,ロビーの奥まで行かなければ,チラシを手にとることができませ
んでした。
当館には,施設利用や講座参加でなくても玄関まで来られるご年配の方が多数い
らっしゃいます。今回,玄関脇にスタンドを移動したことで,そうした方でも,す
ぐに必要なチラシ類を手にしていただけるようになりました。また,スタンドの位
置が窓口の真正面になったことで,お客様への対応もよりスピーディーにできるよ
うになりました。
これからも,市民の皆さまが当館を快適にご利用できるよう,職員一同取り組ん
でまいります。
中山市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
○花と緑のエコタウンづくりボランティア育成事業―「落葉で堆肥づくり」
町内会,老人クラブ,中山中学校の地域清掃で収集した落葉や雑草等から堆肥を作り,
公園,児童館,市民センターの花壇や畑で活用するという事業を通して,地域活動を広げ
るための取組みを行いました。
堆肥づくりには,11月からの5回で述べ63人が参加。毎年地域清掃奉仕活動を行っ
ている中山中学校と中山西第ニ町内会,公園花壇を整備している老人クラブ中山西寿会,
中山児童館,青葉区等と連携して事業を実施することができました。
ゴミとして排出される落葉をリサイクルし,花壇や畑で堆肥として活用でき,見事な花
や野菜となってその成果が目に見えることにより,世代を超えた地域の方々の,循環社会
へつながるコミュニティーづくりへの意識が共有されました。
○昔遊びを楽しもう
市民センターを会場に中山小学校1年生が,地域の方に教わりながらいっしょに「昔あ
そび」を楽しみました。小学校と調整し,老人クラブや市民センター利用サークル,シル
バー人材センターなどに呼びかけ,22 人がボランティアとなり活躍しました。また父兄の
方々のお手伝いもあり,楽しい時間を過ごすことができました。
ボランティアの方々からは,
「久しぶりに童心に返って一緒に楽しむ事ができました。来
年もぜひ参加したい」
「市民センターに来るのは初めてだが,今後もこの様な機会があれば
参加したい」などの感想があり,市民センターを拠点に学校と地域が結ばれ,世代間交流
の場となって,地域で子どもを見守ることにつながりました。
事業を通して,多くの方が市民センターに来館していただけるような雰囲気づくりがで
きました。今後も,学校,地域団体,区役所,市民センターの連携を深め,事業を推進し
ていきます。
「昔遊びを楽しもう」みんなでご挨拶
「昔遊びを楽しもう」こま回し
「落葉で堆肥づくり」堆肥の切返し
「落葉で堆肥づくり」
折立市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3 地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
当館では,子ども達へ昔遊びの楽しさを伝え地域の子育て支援を担うボランティア
を育成・支援する「昔遊び伝承事業」に複数年をかけて取り組んでいます。1 年目
となる平成 25 年度のボランティア養成講座には地域の住民 10 名が参加し,昔遊
びの実技や教え方について学びました。
「昔遊び」は子どもの豊かな感性と社会性を育てるものとして注目されていま
す。現在のように物が無かった時代,受講生の方々は身近なものを使って工夫しなが
ら遊び道具を作り,近所の子ども達と夢中になって遊びまわったそうです。そんな豊
かな遊びの世界を今の子どもへ伝え,子どもの心の成長につなげていきたいとの思い
を大切に講座の中で育みました。
研鑽の一環として,児童館や小学校で実際に昔遊びを教える機会がありました。コ
マやお手玉・めんこ遊び・けん玉・おはじきなど初めて体験する遊びも多く,子ども
達は目を輝かせていろいろな昔遊びに挑戦していました。受講生の方々も子ども達と
楽しく交流する中で,ボランティアとしての自信を深め,活動への充実感と喜びを感
じることができたようです。
そして養成講座の受講生が自主グループ「昔遊びボランティア・わらすこ」を立ち
上げ,地域での活動を開始しました。昔遊びを通して大人と子どもが交流を深めるこ
の事業が,地域の子ども達の健全育成に大きな役割を果たしていけるよう,今後も継
続して力を入れて取り組んでまいります。
折立児童館行事「わくわくタイム」の様子
立町小学校「昔遊びの会」の様子
吉成市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
3
地域の方々や団体が活動を通して市民センターを拠点につながるようになる。
市立仙台青陵中等教育学校の敷地内にある「青陵の森」を地域の資源として
活用し,地域の皆さまに団地内に残る自然に親しむ機会を提案しながら,学校
と地域及び地域で活動する団体との交流を図ることを目的とした事業を春秋の
2回行いました。 (講座名:青陵の森を楽しもう!)
春は,市民センター事業から立ち上がり森の保全活動を行っている「青陵の
森愛好会」にガイドしていただくとともに,散策と同校合唱部や吹奏楽部の皆
さんによるミニコンサートを開催し,地域の方々がふれあう機会となりました。
秋には,保全のために伐採したツルを利用したグリーンボール製作を行い,
地域の自然への関心を高めることができました。
参加された方々からは,「また実施してもらいたい」「身近にこんな大自然が
あったとは驚きだ」などの声を頂きました。今後も,当館は地域の交流の拠点
として,また地域住民と学校,諸団体がつながりを増し,活動が広がっていく
よう取り組んでいきたいと考えております。
(春:青陵の森コンサートの様子)
(秋:青陵の森散策の様子)
(春:青陵の森コンサートの様子)
(秋:グリーンボール作品)
木町通市民センターの取組み
当館では,上記取組みの中で特に下記のことに力を入れて取組みました。
4
市民の皆さまのご意見が市民センター運営に反映できるようにする。
当館では,日頃から市民センターを利用しているお客様や地域の声を運営に
取り入れるために,運営懇話会を年 3 回開催しています。
平成 25 年度の運営懇話会のご意見の中に,「市民センターだよりの紙面を
充実させ,地域情報や地域のサークルなどの紹介を掲載してほしい」とのお言
葉がありました。
それを受けて,平成 25 年度の市民センターだよりに不定期ではあります
が,当館の近くにある交番と連携して「交番だより」や当館で活動している地
域のサークルの紹介記事を掲載いたしました。
その結果,多くの地域の方々から,「市民センターだよりの紙面がよくなっ
た」
「月の予定表や地域情報が掲載され,わかりやすくなった」という感想を
頂きました。
今後も市民センターだよりの紙面を充実させ,また,運営懇話会等を通して
当館の運営にご意見をいただき,それを運営に反映できるよう,そして,より
多くの方々が市民センターに関心を持って頂けるよう,職員一同取組んでまい
ります。