OPENWAY FT Windows 版 (Ver3.3 Rev80) リリースノート

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OPENWAY FT Windows 版(Ver3.3 Rev80)リリースノート
OPENWAY FT Windows 版 (Ver3.3 Rev80) リリースノート
OPENWAY FT Windows 版(Ver3.3 Rev80)では、前バージョン(Ver3.3 Rev71)に対して、以下
の仕様変更・改善、および不具合対応を行っています。
≪仕様変更・改善≫
【1】 多重度制御機能の改善(ABEND 時の動作変更)
多重度制御において、処理の異常終了が多発するとファイル識別が多重度キューに残った
ままになり、同時実行数を埋め尽くしていました。この場合、異常終了したファイル識別以外
は動作させることができませんでしたが、異常終了した場合に該当のファイル識別を多重度
キューから削除することで、処理の異常終了が多発しても他のファイル識別の処理に影響を
与えず動作するよう改善しました。
【2】 ログ削除モジュールのプログラム化
ログを削除するモジュールである uftplod は従来バッチにて提供しておりましたが、実行モジ
ュール(プログラム)に変更しました。これに伴い、ログ削除に失敗した場合でも進捗ログにメッ
セージが出力されるようになりました。また、ログファイルの検索方法も見直しました。
なお、プログラム化により、以下のバッチのご提供を廃止しました。
%DRIVE%¥%TOOLS_PATH%¥bin¥[email protected]
%DRIVE%¥%TOOLS_PATH%¥cmd¥[email protected]
【3】 仕掛り処理の自動再開機能の改善
仕掛り処理の自動再開機能(uftpdown)にて、自動再開されるべきステータスで自動リカバリ
の設定「無」、相手マシン状態「DEAD」の場合にも処理が再開されるよう改善いたしました。
【4】 相手ホスト DEAD 状態時のログ改善及びエラーメッセージ
既に相手マシン状態が「DEAD」であった場合、処理を停止した状況がログからでは分かりに
くかったため、ステータス更新時には警告メッセージを、ソケット通信時にはエラーの詳細メッ
セージとして「Already_DEAD」を出力するよう改善いたしました。
【5】 FTP メッセージファイルおよび FTP 結果ログの入出力異常発生時の詳細エラー追加
FTP 結果チェックにおいて、FTP メッセージファイルの読込み異常および FTP 結果ログファ
イル書き込みエラーが発生した場合に、内部(システム)エラーを取得し、エラーログに出力
するよう改善いたしました。
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【6】 バッチファイル内の lib 環境変数セット処理の削除
cmd 配下のバッチファイル内において、lib 環境変数に$TOOLS_PATH¥lib をセットする処理
が存在していましたが、$TOOLS_PATH¥lib は現在、インストールディレクトリに含まれておら
ず、また他のアプリケーションとの競合を避けるため、この処理を外しています。
【7】 処理状況取得コマンドの戻り値変更
本来ステータス 05 は Abend、DEAD、WAIT 状態にはならないステータスにもかか
わらず、ファイル識別実行中に画面からステータスを 05 に変更した場合、管理画面の「ジョ
ブ状態」や処理状況取得コマンド(u@fpspd ‐chk)の戻り値では、異常と判定していましたが、
正常と判定するよう変更しました。
≪不具合修正≫
【1】 コード変換ユーティリティの不具合対応
コード変換ユーティリティ(uconvuth)にて、フリーフォーマット変換時、最終行に改行コードが
存在しない場合、コード変換後のデータが不正になる不具合を修正しました。
(最終行に改行コードが存在する場合は、当不具合は発生しません。)
【2】 管理画面の不具合
OPENWAY FT 管理画面に、以下のような修正を加えました。
・
ユーティリティ(文字コード変換、圧縮・拡張)の設定画面にて、入出力ファイル名の選択
ウィンドウで<ファイル名未設定>もしくは空白のまま選択ボタンを選ぶと、管理画面が異
常終了する不具合を修正いたしました。
・
ユーティリティ(圧縮・拡張)の設定画面にて、「ファイル可変機能を使用する」のチェック
ボックスを ON にした場合に、パラメータが正しく取得できない不具合を修正しました。
【3】 文字コード変換、圧縮・拡張ユーティリティの不具合
・
文字コード変換、圧縮 :
入力ファイルのオープン失敗時に、0 バイトの出力ファイルができてしまう不具合を
修正しました。
・
文字コード変換 :
フリーフォーマット変換にて、KEIS 文字コードのシフトコードを改行コードと誤認する
不具合を修正いたしました。
・
圧縮・拡張 :
扱える最大レコードサイズ「32768」を入出力できるよう、入出力バッファサイズの不
具合を修正しました。
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【4】 コード変換実行結果リストの出力項目の修正
コード変換時に出力される詳細実行結果リストの項目に、オプション表記もれや表記
判定ミスがあったため、全オプション、設定ファイル名、設定内容が出力されるよう
実行結果リストの見直しをいたしました。
具体的な修正内容は以下のとおりです。
・ 以下のオプション表記もれについて、表示するよう修正しました。
・ エラー出力最大行数
・ 先頭(末尾)空白文字削除指定
・ 符号オプション(-spac_pf、-pac_f、-szone_pf)
・ 外部特殊変換の使用(Special convert)の判定に 1 バイト文字特殊変換の有無が考慮さ
れていなかった不具合を修正いたしました。
・ SJIS⇔EUC 変換において-resmax(エラー出力最大行数指定)を指定すると、オプション
エラーとなる不具合を修正しました。またエラー出力最大行数(Conver error list max)が
出力されるよう修正いたしました。
・ 外部特殊変換情報の出力では一律で「HOST ÙUNIX(NT)」が出力される誤りを以下の
ように修正しました。
対ホスト文字コード変換
: HOSTÙUNIX(Windows)
SJIS→EUC
: SJISÙEUC
EUC→SJIS
: EUCÙSJIS
・ 全表記の先頭文字を大文字に統一し、誤字も修正しました。
【5】 エラーメッセージの修正
・ ソケット通信前後でファイル識別情報のステータス以外のデータに差異がある場合、以
前のバージョンでは 222N が出力されておりましたが、本来異常を示すメッセージである
ため、222E に変更いたしました。
・ エラーメッセージの改行コードが CR+LF(0d0a)ではなく、CR(0a)となっている誤りを修正
しました。
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