close

Enter

Log in using OpenID

ダウンロード(約3.7MB)

embedDownload
126
2016.1
NO.126 2016.1
ニュースアカサカ
NEWS AKASAKA
目 次
ごあいさつ…………………………………………………………………………………………………………… 1
製品紹介
最新鋭小形UE機関の生産拡大に向けて
UEC33LSE-C2 / UEC35LSE-Eco-B2形機関… … 2
5UEC45LSE-1形機関
振動計測報告… ………………………………………… 6
技術解説
UE機関のNOx3次規制適合技術
低圧EGRと低圧SCR…………………………………… 8
ディーゼル機関を順調に取り扱うために その5 燃料噴射ポンプ… …………………………………… 10
就航船の保守・点検
就航船のリモコン点検
安全航海を願って… ………………………………… 12
未来技術遺産
微粉炭ディーゼル機関
重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録… … 13
品質向上
中部運輸局静岡運輸支局長表彰……………………………………………………………………………… 14
当社10人目の舶用マイスター誕生… ………………………………………………………………………… 14
舶用機関整備士の国土交通省公認について………………………………………………………………… 15
ANAエンジンテストセルにて大扉稼働中… ………………………………………………………………… 15
アカサカ相談室
摩擦クラッチのスリップ防止………………………………………………………………………………… 16
「主要部品納入実績表」について… …………………………………………………………………………… 17
トピックス
「夏休み!海でつながるプロジェクト」工場見学会開催… ………………………………………………… 18
加茂鉄工業協同組合 工場見学……………………………………………………………………………… 18
遠洋かつお一本釣り漁船「第百十一日光丸」
… ……………………………………………………………… 19
ちょっとブレイク
焼津の鰹… …………………………………………… 19
機関一覧表 … ……………………………………………………………………………………………………… 20
表紙写真
「山の手さくら」
当社の地元焼津市の朝比奈川沿いには、約200本の河津桜が
植えられています。焼津市の街おこしグループ「山の手未来の
会」が定植したもので、「山の手さくら」と呼ばれています。
毎年2月下旬ごろから3月上旬にかけて、朝比奈川左岸の全長
約2kmに渡り菜の花と一緒に楽しむことができます。
ごあいさつ
代表取締役社長 赤阪 全七
2016年の新春をご健勝にてお迎えのこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り心より感謝申し上げます。本年も引き続きご厚情を賜りますようよろし
くお願い申し上げます。
わが国経済は、企業業績や雇用情勢の堅調さが下支えとなり全体的に緩やかな回復基調が続いてお
りますが、個人消費・設備投資など一部では弱い動きとなっております。また、海外経済は、中国を
はじめとする新興国の景気減速や資源価格の下落、それに伴う米国の利上げ観測の動きなど、先行き
不透明感が増しております。このような状況の中、わが国海運・造船関連業界は、円安効果による業
績回復はあるものの、依然として世界的な船腹・設備過剰の状況が継続し船価は厳しく、更に、中国
経済の減速影響から荷動きの悪化や用船料の低下などの状況が続くものと懸念されております。
こうした環境の中、弊社ではお客様の船舶の環境改善や省エネ・環境対応・安全運航のニーズにお
応えすべく機種の充実に加え、各種装置の開発とサービスの充実に力を注いでおります。昨年の本誌
ご挨拶でも申し上げております環境対応形UE機関UEC45LSE-Eco-B2形電子制御機関(1,000TEU
コンテナ船)と6UEC33LSE-C2形機関(7,300G/T ケミカル船)搭載船が一昨年末に就航し一年間フォ
ローしてまいりました。この知見を生かし、今後のフォローの糧にしていきます。また、昨年夏には、
一層の省エネを目指して開発した5UEC45LSE-1形機関(12,200G/T ケミカル船)と国内船主様では
最初のご採用となった4サイクルロングストローク省エネ形AX34A形機関(1,057G/T LPGタンカー)
搭載船が就航致しました。前述の機関と同様に全力でフォローしてまいります。
こうした中で現在、弊社得意の分野である4ストローク中形機関AXシリーズと2ストローク小形UE
機関の充実に力を注いでおります。AXシリーズでは、船内環境に配慮した油圧動弁機構をシリーズ
全機種にオプションとして取り揃えました。また、UEC-LSEシリーズでは、就航船のフォローから
得られた知見をフィードバックするとともに、ライセンサと一体となってプロジェクトチームを組織
してUEC35LSE-Eco-B2形電子制御機関とUEC33LSE-C2形機関の玉成に向けた取り組みを進めて
おります。その内容の一部を本誌で紹介しておりますのでご高覧をお願い致します。その他にも数々
の船内環境改善や省エネ・環境対応商品等、お客様のニーズに応えるための技術開発に力を注ぎ、本
年も顧客第一主義を貫き皆様に満足いただける製品造りに努めてまいる所存であります。
新しい年を迎えるにあたり、皆様のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げますとともに、一層のご
指導ご鞭撻と倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
−1−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
製 品 紹 介
最新鋭小形UE機関の生産拡大に向けて
UEC33LSE-C2/UEC35LSE-Eco-B2形機関
1. はじめに
35LSE形 機 関 はMHI-MME( 開 発 当 時 は 三 菱 重 工
本年より開始されるIMO(国際海事機関)NOx3次規
(MHI))とWinterthur Gas & Diesel(開発当時はバルチ
制や段階的に強化されるEEDI(エネルギー効率設計指
ラスイス)が共同で開発を行いました。両社の優れた技
針)規制等、船舶に対する環境規制が年々厳しさを増す
術を融合させて競合他社機関を凌駕する高性能、高信頼
中、お客様自身が利益を享受できる機関へのニーズが
性、親環境性を実現した究極の小形2ストローク機関で
益々高まっています。
す。
こ の よ う な 状 況 下、 当 社 で はUEC33LSE-C2形 機
33LSE形機関は35LSE形機関をベースモデルとして
関(本誌123,125号を参照)とそのベースモデルである
ダウンサイジングし超ロングストローク、ワイドレー
UEC35LSE-Eco-B2形機関(本誌125号を参照)を重点
ティングマップ仕様として開発されました。燃料消費率
機種として生産拡大を計っていく予定です。
の低減に加えA-ECL(電子シリンダ注油装置)により
これを実現するため、社内全部署のみならずライセ
卓越した低シリンダ注油率を実現しました。
ンサである三菱重工舶用機械エンジン株式会社(MHI-
図−2に33LSE形機関と35LSE-Eco形機関の主要目
MME)とプロジェクトを組み、
国内外の全UEファミリー
を、図−3にレーティングマップを示します。
の就航実績を共有して、メンテナンス性の向上、造り易
さや調達性等の改善による製造リードタイムの短縮、安
定した高品質を追及した改良設計を進めました。
本稿では現状モデルの構造や就航状況を紹介すると共
に、これをベースとして進めた改良設計の取組みを紹介
します。
350
330
1,550
1,550
4.4
4.7
5.220
4,980
167
167
2.10
2.25
8.6
8.6
167
174
図− 2 33LSE/35LSE-Eco 形機関主要目
図− 1 6UEC33LSE-C2 初号機(2014 年 5 月完成)
2. 現状モデルの開発コンセプト/主要構造と
就航実績
図− 3 33LSE/35LSE-Eco 形機関レーティングマップ
【開発コンセプト/主要構造】
UEC33LSE-C2/UEC35LSE-Eco-B2形機関(以下
図−4に33LSE/35LSE形機関の主要構造を示します。
33LSE/35LSE-Eco形 機 関 ) は、13,000 〜 20,000DWT
MHI、バルチラ両社技術の融合の例としては、ハイトッ
クラスのバラ積み船、12,000 〜 15,000DWTクラスのケ
プランドスピード冷却式ピストン、3本仕様クロムセラ
ミカルタンカー、小形LPGC、コンテナ船、セメント
ミックコーティングピストンリング、フルホーニング仕
船、フェリー、RORO船など多様な小形/中形船にベス
様シリンダライナ、スイングレバー式ピストン冷却油供
トフィットすることを狙って開発されました。
給装置、低合金鋼ツインタイボルト等があります。
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−2−
製 品 紹 介
図− 4 33LSE/35LSE 形機関主要構造
図−5に33LSE形機関と35LSE形機関の構造相違点を
図−7と図−8に示します。
示します。燃焼室部品をダウンサイジングし、レーティ
ピストントップランドのスラッジ堆積は少なく、また
ングで決まる過給機や空気冷却器を除き、その他の部品
ピストンリング摺動状況も非常に良好であることから3
は共用化されています。
本ピストンリング仕様の良好なシール性と摺動特性を確
部品
相違点(35LSE⇒33LSE)
ピストン
ダウンサイジング
シリンダライナ
ダウンサイジング
シリンダカバー
ダウンサイジング
過給機
空気冷却器
形式(レーティングによる)
認しました。
シリンダライナは近年のUE機関として初めて採用し
たフルホーニング仕様ですが非常に良好な摺動状況を確
認しました。
製造元
船種
機種
主機納期
本船就航
1
A
【その他の部品は 33LSE/35LSE で共用化】
2
赤阪
図− 5 33LSE/35LSE 形機関の構造相違点
3
B
1100TEU C/S 6UEC33LSE-C2 2014年7月 2014年9月
4
B
1100TEU C/S 6UEC33LSE-C2 2014年9月 2014年11月
【就航実績】
図−6に33LSE/35LSE-Eco形機関の実績表を示しま
す。これまで国内外の他ライセンシ製造分を含めて計4
台就航しており、いずれも良好な就航実績を重ねていま
す。
その代表として35LSE-Eco形機関、33LSE形機関そ
フェリー(CPP船) 6UEC35LSE-Eco-B2 2013年8月 2014年6月
11.5CT
6UEC33LSE-C2 2014年6月 2014年11月
5
赤阪 アスファルト船 6UEC33LSE-C2 2016年5月
6
赤阪 アスファルト船 6UEC33LSE-C2 2016年6月
7
赤阪 アスファルト船 6UEC33LSE-C2 2016年7月
8
赤阪 アスファルト船 6UEC33LSE-C2 2016年7月
9
赤阪 石 灰 石 船 7UEC35LSE-Eco-B2 2017年7月
10 赤阪 石 灰 石 船 7UEC35LSE-Eco-B2 2017年11月
れぞれ初号機の就航状況を示します。
①6UEC35LSE-Eco-B2初号機
(4,350kW×167min-1、国内他UEライセンシ製造、フェ
11 赤阪
6UEC33LSE-C2 2017年11月
12 赤阪
6UEC33LSE-C2 2018年3月
13 赤阪 石 灰 石 船 7UEC35LSE-Eco-B2 2018年6月
リー、2014年6月就航)
就航後6,015時間経過時点でのピストンクラウン・ピ
(A,B:他 UE ライセンシ)
ストンリングの状況とシリンダライナの状況をそれぞれ
図− 6 33LSE/35LSE-Eco 形機関受注実績表
−3−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
製 品 紹 介
3. 改良設計への取組み
【33LSE/35LSE-Eco形機関2ndバージョン】
MHI-MMEと当社で昨年2月に改良設計プロジェクト
を立ち上げ活動を推進しました。
図−11にプロジェクトの推進体制を示します。
MHI-MMEと当社のトップマネージメントからなる
STEERING COMMITTEEの下にプロジェクトマネー
図− 7 6UEC35LSE-Eco-B2 初号機ピストンクラウン・ピ
ストンリングの状況(2015 年 5月8日 運航時間 6,015 時間)
ジャーを置き、設計、製造、鋳造、調達、制御の5つのワー
キンググループ(WG)を配置し活動を展開しました。
またお客様へ十分な説明ができるように最新鋭小形
UE機関の勉強会を全営業スタッフ参集のもとに実施し
たうえで、お客様の声を製造に反映させるための顧客訪
問を行い、生産拡大に向けた準備を進めています。
図− 8 6UEC35LSE-Eco-B2 初号機シリンダライナの状況
(2015 年 5 月 8 日 運航時間 6,015 時間)
②6UEC33LSE-C2初号機
(3,400kW×142min-1、当社製造、11.5ケミカルタン
カー、2014年11月就航)
就航後3,916時間経過時点でのピストンクラウン・ピ
ストンリングの状況と就航後のスタフィングボックスド
レン量推移をそれぞれ図−9と図−10に示します。
35LSE-Eco形機関初号機と同様に、ピストントップ
ランドのスラッジ堆積は少なく、またピストンリング摺
動状況も非常に良好であることから、3本ピストンリン
図− 11 プロジェクト推進体制
グ仕様の良好なシール性と摺動特性を33LSE形機関で
も確認しました。 スタフィングボックスドレン量は就航
後のなじみ進展と共に減少し、なじみ後は約3L/day・
プロジェクトの成果として大小合わせて数十件の改良
engine以下の良好な状況で推移しています。
設計が採用されており、その代表例を以下に示します。
【2ndバージョン改良設計の例】
①台板鋳物化
当社では70年以上の長きに亘り鋳造工場を有してい
ることから、現標準の板金溶接構造の台板に変え、WG
活動として特殊鋳鉄製台板を開発し当社標準としました。
図− 9 6UEC33LSE-C2 初号機ピストンクラウン ・ ピストン
リングの状況(2015 年 7 月 18 日 運航時間 3,916 時間)
開発においては3次元有限要素法(3D-FEM)による
強度解析や主軸受の弾性流体潤滑(EHD)解析による
軸受油膜解析等を行い、十分な強度と軸受性能を確保す
ると共に機関重量を板金溶接製台板採用時に比べて約
3%増に抑えることができました。
図−12に開発した鋳鉄製台板を示します。
図− 10 6UEC33LSE-C2 初号機スタフィングボックスドレ
ン量推移
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−4−
製 品 紹 介
④第四世代Ecoコントロールシステムの適用
図−15にEcoコントロールシステムの変遷を示します。
2013年よりリリースされた第三世代Ecoコントロールシ
ステムは2017年度製造分より第四世代Ecoコントロール
システムにリニューアルする予定です。
第四世代はEcoコントロールシステムとA-ECLコント
ロールシステム(シリンダ注油)を統合することにより
第三世代に比べて配線数の大幅な削減を実現しました。
図− 12 鋳造製台板
また今後付加されていく環境規制対応装置等の制御に対
②架構開き戸の排気側配置
して拡張性を持たせるなどシンプルさと高機能性の両立
現状のカム側配置から作業頻度の高い排気側に架構開
を図り、時代のニーズにマッチするようにバージョン
き戸の配置を変更してメンテナンス性の向上を実現しま
アップされたコントロールシステムです。
した。
図−13に排気側配置架構開き戸の外観を示します。
図− 15 Eco コントロールシステムの変遷
4. おわりに
33LSE/35LSE-Eco形機関は初号機の市場投入以降、
図− 13 排気側配置架構開き戸
良好な就航実績を重ねており、お客様の期待に応えるこ
③ピストン冷却油温度計の位置変更
とで市場での高評価を獲得しております。
クランクケース内でクロスヘッドから放出されるピス
本文で紹介しておりますように、この度、ライセンサ
トン冷却油の出口温度を直接計測するために、従来は温
のMHI-MMEと共同でプロジェクトを立ち上げメンテナ
度計をクランクケース内部に配置しキャピラリ配線を固
ンス性や作り易さを更に改善する数々の改良設計に取組
縛していましたが、温度計を架構側壁に変更し、ピスト
みました。この改良設計は2016年製造分から段階的に
ン冷却油をそこまで導く樋を装備する構造としました。
適用し33LSE/35LSE-Eco形機関の2ndバージョンとし
これによりクランクケース内での配線作業の廃止、温
て市場投入する予定です。
度計の容易な交換を実現でき組立作業の低減とメンテナ
当社は2016年以降の製造として33LSE/35LSE-Eco
ンス性の向上が図れました。
形機関を既に9台 受注しています。また有望引合案件も
図−14にピストン冷却油温度計位置の変更状況を示
多く、2016年度には、既に確定している4台に加え、新
します。
た に6台 の 商 談 が 進 め ら れ て お り、2ndバ ー ジ ョ ン の
33LSE/ 35LSE-Eco形機関を戦略機種として生産拡大
していく計画です。2ndバージョンは全UEファミリーの
経験・知見・実績を結集すると共に発展的なアイデアを
付加することでお客様にご満足のいただける機関として
開発した当社自信作です。
変わらぬご愛顧と倍旧のご鞭撻をお願い申し上げます。
製品本部 副本部長 阪口勝彦
図− 14 ピストン冷却油温度計位置の変更
−5−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
製 品 紹 介
5UEC45LSE-1 形機関
振動計測報告
1. はじめに
この度当社は、新機種5UEC45LSE-1形機関をリリー
スしました。本機種は5シリンダ機関であるため、6シ
リンダ機関に比べコンパクトであることや、同出力レン
ジの小径6シリンダ機関より低燃費である等、様々な利
点があります。しかしH形振動及び主運動部のアンバラ
ンスモーメントが6シリンダ機関より大きく、機関振動
が大きくなる傾向にあります。そのため5UEC45LSE-1
形機関初号機及び二号機の海上試運転において機関振動
計測を実施し、問題の無いことを確認しましたので、そ
の概要を紹介します。
図− 2 摩擦式防振ステー
2-2 油圧式防振ステー
摩擦式防振ステーと同様に、主機と船体を結合するこ
とで機関振動共振回転数を追い上げる装置です。共振回
転数追い上げに加え、油圧ダンパーにて振動を減衰させ
る効果を持ちます。
図− 1 5UEC45LSE-1 形機関
2. 振動低減装置
本機種は、機関振動低減のため摩擦式防振ステーを標
図− 3 油圧式防振ステー
準装備しています。またオプションとして、油圧式防振
ステーの装備も可能となっています。
3. 計測内容
2-1 摩擦式防振ステー
本計測においては、摩擦式防振ステー装備状態並びに
主機架構上部と船体側を防振ステーにて結合し、機関
油圧式防振ステー装備状態の両方を検証すべく、初号機
振動共振回転数を機関定格回転数以上に追い上げること
及び二号機において計測を実施しました。
を目的とした装置です。
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−6−
製 品 紹 介
3-1 計測方法
主機デッドスロー
回転数から定格回転
速度までのトラッキ
ング計測及び、主機
負荷率76%、90%、
100%の負荷率一定
における振動計測を
実施しました。
図− 4 計測位置
3-2 計測位置
図− 7 トラッキング計測結果
シリンダジャケット上部にて計測を行い、加速度ピッ
クアップを用いてデータを採取しました。
4-2 負荷率一定計測結果
図−8に負荷率一定における計測結果を示します。図
中の値は各計測位置における最大値を表しています。油
圧式防振ステー及び摩擦式防振ステー装備状態ともに計
測値全てが推奨域内となりました。
図− 5 トラッキング計測用機器
図− 8 負荷率一定計測結果
以上により、油圧式防振ステー装備状態、摩擦式防振
ステー装備状態の全計測条件において機関振動に問題が
図− 6 負荷率一定計測用振動計& FFT 分析器
無いことを確認しました。
4. 計測結果
4-1 トラッキング計測結果
5. おわりに
図−7にトラッキング計測結果を示します。図中の実
2台の機関における振動計測により、5UEC45LSE-1
線及び破線は、ロイド船級基準に準拠した値であり、実
の機関振動について問題の無いことが確認できました。
線が許容値を表し、破線が推奨値を表しています。破線
また、計測を実施した2台の機関は、現在順調に稼働し
以下が推奨域となります。
ています。引続き、信頼性の高い製品開発に向け精進し
防振ステー無状態では許容内ではあるものの、一部推
て参りますので、今後とも当社製品をご愛顧いただきま
奨値を超える結果となりましたが、防振ステーを装備す
すよう宜しくお願いいたします。
ることで振動が低減され、全て推奨域に収まる結果とな
技術グループ ディーゼル設計チーム 竹安公博
りました。
−7−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
技 術 解 説
UE機関のNOx3次規制適合技術
低圧EGRと低圧SCR
1. はじめに
表- 1 NOx3 次規制適合技術の区分
NOx3次規制はECA(Emission Control Area排出規制
機種
海域)内限定の適用ではありますが、既に北米地域は
ECA設定が宣言されており、2016年を迎えNOx3次規制
適合船の計画が本格的に増加しています。
NOx3次規制適合には幾つかの技術がありますが、当
社では低圧EGR及び低圧SCRの2つの技術を、機種の特
性に合わせて選択しています。
本稿では、両技術の適用機種の区分とそれぞれの特長
を紹介します。
Eco/カム
EGR
SCR
UEC45LSE
Eco
○
△
UEC45LSE
カム式
-
○
UEC35LSE
Eco
△
○
UEC33LSE
カム式
-
○
UEC43LSⅡ
カム式
-
○
UEC37LSⅡ
カム式
-
○
UEC33LSⅡ
カム式
-
○
○:適用を推奨 △:ご希望により適用可能
2. NOx3次規制適合技術
3. EGRについて
表-1に当社が製造するUE機関のNOx3次規制適合技
EGRはエンジン排ガスの一部を掃気に戻すことによ
術の区分を示します。
りNOxを削減する技術です。掃気を空気と再循環ガスの
燃焼をコントロールしやすいEco(燃料噴射・排気
混合気とすることにより燃焼を緩慢にしてNOxの生成を
弁駆動電子制御)機関においては低圧EGR(Exhaust
抑制します。
Gas Recirculation排ガス再循環)と低圧SCR(Selective
UE機関の低圧EGRシステム概要図を図-1に示しま
Catalytic Reduction選択触媒還元)の選択が可能です。
す。排ガスエコノマイザの後流から分流した排ガスの一
中形のUEC45LSE-Eco形機関ではEGRユニットの機関
部をEGRスクラバで洗浄しデミスタで水分除去を行っ
上配置が可能で、またランニングコストが低く抑えられ
た後、過給機の吸込み側へ戻します。船体側の追加項目
ることから、低圧EGRの適用を推奨します。
としてはエコノマイザからの戻り配管と開閉バルブ、ス
その他の機種は比較的小形であるため、初期コスト、
クラバ水の処理システム(図-2に詳細を示します)
、タ
配置性で低圧SCRの方がメリットがあると考えています。
ンク類が必要となります。
図- 1 EGR システム概要図
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−8−
技 術 解 説
図- 2 水処理システム詳細
水処理システムは、スクラバ循環水を常時清浄に保つ
図-3にUE機関のSCRシステムの概要図を示します。
ためのプライマリと排水を基準値以下の清浄度にするた
過給機後流の排ガスに還元剤(尿素水)を噴射して触媒
めのセカンダリの2つの遠心分離機、諸ポンプ、諸タン
の入った反応器を通過する間にNOxを分解します。船体
ク、熱交換器、バルブ類、及びセンサ類で構成されてい
側への追加項目としては排気切替バルブ、還元剤噴射装
ます。
置、還元剤タンク、反応器が必要となります。
本低圧EGRシステムは、過給機後流の排ガスを利用
本低圧SCRシステムは、過給機後に装置を設置する
するため、過給機前の高圧の排ガスを利用するシステム
ため、エンジン側は従来エンジンとほぼ同構造であり、
に比べ扱う排ガスが低圧であり、各機器の構造がシンプ
過給機前に装置を設置する高圧システムとは異なり、制
ルで部品や配管を少なくできます。また、制御も過給機
御安定性への心配がありません。また、触媒の反応温度
運転モードなどの変更もなくシンプルで、取り扱いが簡
を確保するため掃気の抽気(放風)等が必要となります
便です。
が、一般海域では低圧EGR同様、低圧SCRは使用しな
なお一般海域では、バルブによって排ガス戻り経路を
いので、NOx2次規制適合機関と全く同様の取扱いが可
遮断し低圧EGRは使用しないため、NOx2次規制適合機
能です。
関と全く同様の取扱いが可能です。
5. おわりに
4. SCRについて
EGR、SCRの両技術については、ライセンサである
SCRは排ガス中に含まれるNOxを、触媒を使用した
三菱重工舶用機械エンジン㈱を中心にUEファミリー全
還元反応で無害な窒素と水に分解する技術です。
体で開発に取り組んでいます。低圧EGRに関しては一
般財団法人日本海事協会の「業界要望による共同研究」
スキームによる研究支援を受けて開発され、現在初号機
搭載船が既に稼働中で、着々と実運航での実績を積み重
ねております。また、低圧SCRについては既報(本誌
119号)の通り、公益財団法人日本財団殿助成による一
般社団法人日本舶用工業会殿の開発事業にて、実船試験
が当社も参加する中行われ、十分な性能を有することが
確認されています。
詳しいご説明が必要な場合は当社の営業担当者にご一
報ください。
図- 3 SCR システム概要図
技術グループ ディーゼル設計チーム 清水隆明
−9−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
技 術 解 説
ディーゼル機関を順調に取り扱うために その5
燃料噴射ポンプ
1. はじめに
があれば迅速に整備を実施し、性能のバラツキを最小限
燃料噴射ポンプの点検整備を怠ると、
機関の始動不良・
に抑えることが肝要です。表−1に燃料噴射ポンプの保
出力不十分・回転変動(ハンチング現象)
・機関急停止・
守点検項目・点検方法・判定基準等の要点を示します。
燃料噴射弁〜燃料噴射ポンプ損傷など、機関が運転不能
本表は保守点検の参考例を示すもので、実際には使用者
に陥る事態を引き起こしかねません。本稿では、燃料噴
が実績に基づいて各々の機関に適した点検整備手法を構
射ポンプの適切な点検整備方法について紹介します。
築する必要があります。また、燃料噴射ポンプは、燃
料油の性状によりラック目盛等の指標が変化するので、
2. 燃料噴射ポンプの点検整備
データを比較検討する際には、取扱説明書に基づき、機
⑴燃料噴射ポンプの監視
関出力の推定を厳格に行う必要があります。
機関運転中に燃料噴射ポンプの状態を把握することは
非常に大切です。排気温度・シリンダ内最高圧力の各シ
⑶燃料噴射ポンプの部品交換
リンダ間のバラツキや不安定な挙動を運転中に監視し、
下記事項の総合的な判定により、燃料噴射ポンプの部
その数値がメーカの規定する偏差及び上下範囲を超えた
品交換の要否を判断します。
場合は異常と判断されるので、燃料噴射ポンプの点検整
・機関性能から推定する噴射ポンプの性能低下
備を計画してください。尚、排気温度の変化については、
・ラック目盛及び、ポンプ漏油量(ドレン)の変化
燃料噴射系だけでなく、燃料油性状の影響も考えられる
・シリンダ内最高圧力(Pmax)の変化
ので注意が必要です。
・プランジャ圧力保持テスト
また、排気温度・シリンダ内最高圧力に影響を及ぼす
・燃料油性状変化との関連性
要因として、燃料噴射ポンプの噴射タイミングがありま
また、分解点検時には、特にプランジャ・バレルの摺
す。取扱説明書に基づき、噴射タイミングを計測・記録
動部摩耗・角部欠損・スカフィング、デフレクタの潰蝕、
し、前回の記録と比較確認します。タイミングが早すぎ
バネ類(吐出弁・プランジャ)発錆や損傷など、目視観
たり遅れが生じると、一般的にシリンダ内圧力線図に図
察・触指点検により、部品交換の要否を判断します。
−1に示すような変化が現れます。噴射タイミングを早
めるとNOx排出量が増大するため、NOx規制対象機関は
⑷燃料噴射ポンプのプライミング
テクニカルファイルに定められた許容値を遵守する必要
燃料ポンプの分解点検後、また長期間機関を停止した
があります。
時や燃料供給系へのエア混入が疑われる時には、機関起
動不能を防止するために、始動前のプライミングが必要
となります。ポンプラックを最大目盛(100%負荷)位
置に置き、噴射ポンプエア抜き用プラグを緩め、プライ
ミングハンドル要具を使ってプランジャを上下させてエ
ア抜きを励行してください(図−2参照)。
図− 1 噴射タイミング遅早と
シリンダ内最高圧力線図変化
⑵燃料噴射ポンプの保守点検
燃料噴射ポンプの保守点検は、燃料噴射弁と同様に、
図− 2 燃料噴射ポンプのプライミング要領
燃料噴霧・燃焼状態悪化や排気温度・排気色の異常を防
止するために重要です。毎日、運転状況を監視し、異常
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−10−
技 術 解 説
3. 燃料噴射ポンプの不具合事例
微粒子として残留し、プランジャ・バレルの早期摩耗を
⑴燃料噴射系のキャビテーションエロージョン
誘発させます。
燃料噴射系部品は高圧の脈動波が伝播するので、燃料
油中のエア抜きや供給圧力・アキュムレータ等の管理を
4. おわりに
怠ると各所にキャビテーションエロージョンが発生しま
排ガス規制対応のため、今後は潤滑性に劣る低硫黄燃
す。燃料噴射ポンプでは、特にプランジャ・バレルの入
料油が使用されるなど、燃料噴射ポンプを取り巻く状況
口ポート部、デフレクタ、吐出弁等で発生します。図−
は厳しさが増すものと考えられます。そのため燃料噴射
3にポート廻りのキャビテーション発生メカニズムを示
ポンプ、その他の燃料噴射系関連部品は、従来以上の点
します。この防止対策としては、最大限、燃料供給圧力
検整備を励行することが求められます。燃料噴射系部品
を上昇させることが有効です。
の保守点検詳細は、各機種により異なりますので、機関
取扱説明書(運転構造編・保守整備編)、工場試験成績書、
及び下記サービスニュースをご活用ください。
関連サービスニュース
・燃料ポンプ圧力テスト(2ストローク機関、ASN-2-047)
・燃料噴射ポンプ(F・O・P)プランジャのキャビテー
ションエロージョンについて
図− 3 燃料噴射ポンプ ポート廻りの
キャビテーション発生メカニズム
(2ストローク機関、ASN-2-086)
・等圧弁の保守について(等圧弁装備機関)
(4ストローク機関、ASN-4-097)
⑵燃料噴射ポンプのプランジャ・バレル早期摩耗
・PF型インジェクションポンプXシリーズ用プランジャ
低質重油中に異物が混入している場合に、急速に摩耗
変更について (4ストローク機関、ASN-4-122)
が進む事例があります。特にFCC油(接触分解重油)は、
技術グループ
触媒として使用されるアルミナ・シリカが研摩性のある
表− 1 燃料噴射ポンプの保守点検要領(参考)
点検項目
燃料噴射ポンプ
外観検査
点検内容・部分
点検方法
◦吐出弁・フランジ部・継 ◦目視観察
手部等からの漏れ
◦ラック目盛不揃い・ハン
チング
判定基準・方法
◦各シリンダ使用時間相異確認
◦合せ面の面荒れ(潰蝕・腐蝕)
◦締付ボルト弛みなど
噴 射 タ イ ミ ン グ ◦噴射突始めタイミング計 ◦ポンプ本体のプランジャ位置点検窓 ◦タイミング変化、 カム及びローラガイ
ド系統の異常摩耗など
確認
測
マークが一致する時のクランク角度計
◦タイミングは機関性能に大きく影響す
測
るので安易な調整は不可
◦前回テスト記録と比較
吐出弁
燃料噴射ポンプ
分解点検
(全分解)
◦シート面当り状況、潰蝕・ ◦目視観察
◦光明丹塗布による摺合せ、拡大鏡観察
腐蝕など
◦Oリング、パッキンの損傷
◦ポンプ性能
◦軽微なものラッピング修正
◦著しいものは交換
◦機関性能より噴射ポンプ性能低下推定 ◦比較結果に基づき原因追求
◦ラック目盛進み具合、ポンプ漏油量(ド ◦プランジャ・バレル(完備品)交換な
ど関連部品交換の要否を判定
レン)、シリンダ内最高圧力などにより
診断(分解前)
◦工場試験成績表、前回記録などと比較
◦プランジャ圧力保持テス ◦プライミングハンドルあるいはターニ ◦燃料ポインタ100%負荷時の位置、圧力
ト
ングモータを用いてプライミングし、 保持状態が良好であれば問題ない
圧力低下状態を確認(分解前)
◦プランジャ・バレルの摺 ◦目視観察
動 部 摩 耗、 角 部 欠 損、 ス ◦触指点検
カフィング、カジリ
◦燃料油性状及び管理との関連
◦プランジャ・バレルは一対で交換
◦性能低下の場合、全シリンダ同時交換
(使用時間揃え)
◦デフレクタの潰蝕
◦実績に基づき定期的交換
◦燃料油性状により大きく左右される
◦目視観察
◦バネ類(吐出弁、プラン ◦目視観察
ジャ)発錆、損傷など
◦異常が認められたら微細であっても交
換
−11−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
就航船の保守・点検
就航船のリモコン点検
安全航海を願って
1. はじめに
処置:ゴムカップリングと主機回転計発電機を新品
お客様のニーズに応えるべくバージョンアップと新機
に交換。ゴムカップリングの定期的メンテナ
種の開発を進めてきた「赤阪製リモコン」は1995年に
ンスが必要です。
開発を始めて以降現在までに1,100台を超える実績を積
3)状況:主機回転速度(ガバナ)制御を空気圧で行う
み上げてきました。これもユーザ各位のご愛顧の賜物と
リモコンで、操舵室操縦ハンドルから指示し
深く感謝しております。そこで更にリモコンを長く安全
た回転数より低い回転数になる。
にお使いいただくために、考えられる不具合を事例にリ
原因:操舵室操縦ハン
モコン部品の整備不足による急なトラブル発生を回避す
ドル付コント
るための当社の定期点検への取組みをご案内します。
ロールバルブか
らのエアー漏れ。
2. 主機リモコン定期点検のお奨め
要因:操舵室操縦ハン
ドックを迎える各船に対して、機器の耐用年数を
ドル付コント
踏まえた交換部品の見積書を沿えてリモコンの点検
ロールバルブの
をお奨めしています。担当営業者がお届けしますの
ダイアフラムの
で、定期的なメンテナンスに向けた取組みをご検討願い
経年劣化。
処置:ダイアフラムを
ます。尚、部品やサービス員の手配などの都合がありま
給排気弁完備品
すので、早めのご依頼をお願いします。
で交換。
3. リモコン不具合事例
4)状況:主機回転速度(ガバナ)制御を電子ガバナで
行うリモコンで、「ガバナシステム異常」とリ
1)状況:主機回転計発信器DPC-10-Sを採用している
リモコンで、主機回転計の指示が大きく変動
モコン「操舵室操縦条件不備」警報が発生して、
するが、実回転数に変動は無い。
操舵室操縦ハンドルによる速度制御ができな
い。
原因:主機回転計発信器の検出異常。
原因:電子ガバナ用アクチュエータードライブユ
要因:センサー部の磁力により、鉄粉が付着して発
ニットの作動不良。
信器が誤作動を起こした。
要因:ドライブユニットの経年劣化。
処置:センサー部の清掃後、リセット押釦操作で復
旧した。対策としてセンサー部の定期的な清
処置:ドライブユニットを新品に交換。
掃を依頼。
※「ガバナシステム異常警報」が発令されると、主機の
ガバナ制御運転ができなくなりますので、事前に当社
サービス員より緊急時の機側での非常操縦方法の指導
を受けておいてください。また、電子ガバナ異常警報
発令時はガバナシステムの保守・点検要領書でトラブ
ル内容を確認してから、当社サービスグループにご連
絡願います。
4. おわりに
2)状況:主機回転計発電機を採用しているリモコンで、
リモコン定期点検の内容やメンテナンスプランに関し
主機回転計指示が実回転数より低く指示され
ては、当社営業窓口またはサービスグループにお気軽に
る。
ご相談ください。今後ともお客様に満足していただける
原因:主機回転計発電機のベアリングの損傷。
サービスを心がけて参りますので宜しくお願いいたしま
要因:主機回転計発電機の駆動用ゴムカップリング
す。
技術グループ 制御技術チーム 佐藤和彦
が経年劣化で摩耗していた。
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−12−
未 来 技 術遺産
微粉炭ディーゼル機関
重要科学技術史資料
(未来技術遺産)
に登録
独立行政法人 国立科学博物館では、日本の科学技術
シリンダカバーには圧縮比変更装置を搭載し、微粉炭
史資料のうち、「科学技術の発達上重要な成果を示し、
と重油の両焚きを可能としています。社史によると、本
次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国
機関の設計製造に際し創業社長赤阪音七は「このような
民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与え
機械をほかに引き受けるところはないだろう。よし! たもの」に該当する資料を重要科学技術史資料(未来技
一つやりましょう」と引き受けたと伝えられています。
術遺産)に選定し、
「重要科学技術史資料登録台帳」に
なお、この登録制度は2008年から始まり、今年度は25
登録しています。
品目が登録されました。今年度は、ソニーの「家庭用犬
今年度、当社が昭和14年(1939年)に製造し、現在は
型ロボットAIBO(1999年)」や、NECの国産初期の「8ビッ
当社中港工場にて屋外展示している「微粉炭ディーゼル
トパーソナルコンピュータPC-8001(1979年)
」といっ
機関(図−1)
」が審査・認証され、重要科学技術史資料
たまだ比較的記憶に新しいものの他に、「国産初のSPレ
台帳に登録されました(登録番号00187号)
。2015年9月
コード(1909年)」や、夏目漱石の小説「我輩は猫である」
15日、授与式が国立科学博物館で行われ、登録証及び記
に出てくる漱石本人も飲んでいたという現第一三共の胃
念盾(図−2)を授かりました。
腸薬「タカヂアスターゼ(1909年)
」等、大変興味深い
ものも登録されました。興味ある方は、国立科学博物館
産業技術史資料情報センターのHPをご覧ください。
http://sts.kahaku.go.jp/material/index.html
先人が残した遺産に対してこの度いただいた栄誉を糧
とし、社員全員が一丸となって新たなる技術、皆様に役
立つ技術への挑戦を続けていく所存です。
製品本部長 美澤啓介
図− 1 微粉炭ディーゼル機関(登録番号 00187 号)
図− 2 登録証と記念盾
選定の理由は、「ディーゼルエンジンの発明者である
ディーゼルの元々の考えは、燃料として微粉炭を用いる
というものであった。その後、効率の良い液体燃料とし
ての重油が現れたので微粉炭は廃れていったが、戦争に
よる燃料入手難から微粉炭を燃料とする検討が始まっ
た。本資料は川口市の国立燃料研究所の依頼で赤阪鐵工
所が製作したものである。ディーゼルエンジンでの微粉
炭燃料はきわめて難しい技術であり、実用化までは至ら
なかったが、試験データは木炭ガス機関などに引き継が
れた。
」とあり、
「日本のディーゼル機関研究の多様性を
図− 3 授与式参列企業集合写真
示す証左」と判断されました。
−13−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
品 質 向 上
中部運輸局静岡運輸支局長表彰
昨年7月23日、
「海の日」の式典において、当社従業
員2名が、海事関係功労者に授けられる「中部運輸局静
岡運輸支局長表彰(永年勤続)
」を受彰しました。
【受彰者】
営業グループ参与 大野光利
援助の賜物と深く感謝しております。気持ちも新たに自
己研鑽と技術の伝承に励み、船の安全運航に貢献できる
よう努めて参ります。」 大石博俊
技術グループ部長 大石博俊
両名は受彰の喜びと今後の抱負を以下のように述べ、
決意を新たにしました。
「昭和45年4月入社以来、据付・技術指導員を経て営
業マンとなり、先達に追いつき追い越せの努力が認めら
れ「中部運輸局静岡運輸支局長」表彰をいただきました。
責任の重さを感じます。今後は知識・経験を次世代に継
承することで今までお世話になったお客様にご恩返しす
る所存です。
」
大野光利
「入社以来41年間、電気制御技術者として日々業務に
励んできたことが評価されたものと喜びと誇りを感じる
と共に、先輩、後輩ほか多くのお客様からのご指導とご
中部運輸局静岡支局長表彰 受彰者
(左:大石、右:大野)
技術グループ 渡瀬守
当社10人目の舶用マイスター誕生
舶用マイスターは(一社)日本舶用工業会が平成19
年よりスタートさせた、現在活躍している優秀な技能工
質向上に取り組ん
できました。また
の長年にわたる研鑽の努力を讃えるとともに、その技能
を後進に伝承するための各企業における仕組み作りの一
助とするための認定制度です。
今年度は28名が認定され、昨年10月15日に認定証交
付式が行われました。当社からは製造グループ部長とし
て製品チームを率いる増田博部長が認定されました。
増田は入社以来42年間、4ストローク機関及び2スト
ローク機関の組立・運転・就航船のアフターサービスに
生産全体を調整す
ることに加え、安
全衛生委員長とし
て製造現場の設備
や作業環境の改善
など、安全で働き
やすい職場作りを
進めてきました。現在は長年培ってきた経験を活かし、
製造に関わる様々なノウハウを次世代に引き継ぐべく、
後継者育成を進めています。
以下は受賞者のコメントです。
「この度舶用マイスターに認定いただきました。昭和
49年に入社以来、エンジンの組立・運転・サービスエ
従事、豊富な経験と幅広い知識を兼ね備えると共に、製
造工程全体に目を光らせ当社のディーゼルエンジンの品
ンジニアとして取組んで参りましたが、今回の認定は諸
先輩方から技術・技能を懇切丁寧に指導いただいた賜物
と感謝しております。モノ作りの最終工程の一員として、
今までの経験から得た知識と諸先輩から伝承された技能
を後進に伝え、お客様のご期待に沿えるアカサカの技術
を提供できるよう、更なる努力を重ねて参る所存です。
」
増田博
製品本部 副本部長 成岡芳夫
写真左が増田部長
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−14−
品 質 向 上
舶用機関整備士の国土交通省公認について
日本舶用機関整備協会は平成7年7月10日に設立され、
るためと考えております。
当社も舶用機関整備技術の向上のために同協会に所属し
また平成27年1月には「舶用内燃機関整備技術者認証
ています。当社では、舶用機関の整備に係わるサービス
機関の証明制度」に基づく証明書が発行され、舶用機関
部門のみならず、各部門で舶用機関の技術を広く習得す
整備士は国土交通省の公認資格となりました。
るために整備士資格取得をめざして日々励んでおり、現
「国土交通省公認」の名に恥じぬよう、舶用機関整備
在、1・2・3級合わせて約50名が舶用機関整備士の資格
士資格保持者一同、日々研鑽に努めて参りますので、今
を取得しています。
後とも当社機関をご愛顧いただけますよう宜しくお願い
舶用機関整備士は、例えばNOx規制のパラメータ記録
いたします。
品質保証グループ 大石敏明
簿に整備責任者として署名することが認められるなど、
従来から高い技術を有していると評価されていました。
平成21年に、舶用機関整備士が定期点検を実施するこ
とで中間検査時の開放検査が免除されることなどが盛り
込まれた「船舶検査の合理化制度」改革が実施されたの
も、国土交通省(JG)及び日本小型船舶検査機構(JCI)
において、舶用機関整備士の技術力が高く評価されてい
国土交通省公認マーク
名刺への印刷例
ANAエンジンテストセルにて大扉稼働中
当社が平成7年に三菱重工業㈱誘導推進システム製
<大扉の概要>
作所より受注し、詳細設計・製作・現地設置を行った
1.寸法:高さ13m×幅8m×厚さ0.3m
ANAエンジンテストセルの大扉装置が、活躍を続けて
2.重量:約15トン×2枚扉
います。設置から20年が経過し、設備継続のための大
3.構造:吊下げ式の防音構造の自動扉
がかりな点検を実施することになりました。
この大扉は、航空機用エンジンを点検・整備するエン
ジンテストセルの建物のエンジン整備室と運転テスト室
との境界部分に装備されており、テスト時には自動で開
閉する装置となっています。
本扉は、2枚の独立した防音構造の扉が整備室側とテ
スト室側に別々に設置されており、扉の開閉時には、2
枚の扉が各々の駆動装置により同時に移動します。また、
扉本体は、リンク機構の天井レールに吊るされた構造で、
2枚の扉が閉まると扉間を負圧状態にして、扉が壁に密
接する仕組みとなっています。そのため、エンジンテス
ト時に騒音や振動が外部に伝わることなく遮断すること
が可能です。
ANAエンジンテストセル装置は、航空機設備におけ
エンジンテストセル大扉の外観
る最先端の設備機器であり、当社の技術が、このような
設備のお役に立てていることを大変光栄に思います。
技術グループ 開発設計チーム 市川伸洋
今後も、お客様にご満足いただけるような技術の研鑚
に努め、様々な物件にチャレンジして参ります。
−15−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
アカサカ相談室
⑵リンクピンの点検・交換
摩擦片③側リンクピン⑦をドック毎に点検、定検ドッ
ク毎に交換することを推奨します。
相
談
室
その他のピンについては定検ドック毎に摩耗、固着若
しくはクラックなどの異常がないかの点検をお願いし
ます。
⑶ライニングの点検・交換
3 ヶ月毎のグリスアップ時にはライニング厚さの計測
をお願いします。
製造時の厚さは8.0mmです。1枚でも12%減の7.0mm
になった場合は全てのライニングを交換してください。
⑷サーボシリンダ
油量の点検を毎月実施してください。
摩擦クラッチのスリップ防止
定検ドック毎に分解点検とOリングの交換を推奨しま
す。エア抜きの要領は“赤阪サービスニュースASN-
【質問】
4-215”を参照してください。
御社製A38形機関を搭載しているタンカー(1997年竣
工)
の機関長です。最近、
摩擦クラッチ
(1380形)
のスリッ
プが発生するようになりました。取扱い並びに調整、保
3. 操作、運転中の点検
守・点検についてアドバイスをお願いします。
⑴主機起動前には嵌脱操作を実施し、操縦装置切換弁
(ス
プール弁・電磁弁)が正常に作動するか。
【回答】
⑵嵌脱操作時、移動金寄せ⑩が常に嵌側若しくは脱側に
摩擦クラッチのライニングの摩耗やリンク系に異常が
押したままの状態になっていないか。
発生すると、摩擦片の張り力が低下してスリップを発生
することがあります。特に時化などの荒天時に発生し易
⑶運転中、移動金寄せ⑩からの発熱がないか。
く、「平穏時には良好に航行するが荒天時に発生した」
⑷運転中、異音の発生がないか。異音発生の要因として
という他船の報告もあります。
は摩擦片案内②と摩擦片③との隙間過大が考えられま
以下に取扱い、調整並びに整備の要点を示します。
す。摩擦片③に装着の調整板の新替え若しくはシムに
よる隙間調整を推奨します。
1. 取扱い、調整
3 ヶ月毎に、以下の要領で張りの点検をお願いします。
本稿では、A38形機関について記述しましたが、他機
⑴主機制御空気圧力を0.80MPaに下げる。
種については以下のサービスニュースを参照願います。
⑵機側操縦装置クラッチ嵌脱レバを操作して、クラッチ
⑴ASN-4-177 摩擦クラッチの定期的な張りの確認
⑵ASN-4-199 摩擦クラッチの取扱いについて
嵌入操作をする。
⑶ASN-4-215 摩擦クラッチサーボシリンダのエア抜き
⑶0.80MPaで嵌入可能な場合は、張りが弱いため以下の
⑷ASN-4-219 摩擦クラッチ調整板点検時の注意
調整を継続する。調整ボルト⑪の外側に装備されてい
る調整ナット⑫を緩めた後に脱にする。
⑷調整ナット⑬を1/4、1/2と徐々に調整して、0.80MPa
では嵌入せず0.90MPaで嵌入するよう張りを調整する。
この時、合わせて摩擦片案内②のT・B・P・S側隙間
の差が0.05mm以内になるように調整する。
⑸制御空気圧力を常用時の0.90 〜 1.00MPaに戻す。
2. 保守・点検
⑴リンク系統の注油
3 ヶ月に1回の頻度で各グリスニップルよりグリス
アップをしてください。但し、過剰にグリスアップす
るとはみ出したグリスが運転中に飛散、ライニング表
摩擦クラッチの構造
面に付着するとスリップの原因となります。はみ出し
サービスグループ 修理サービスチーム 平良哲哉
たグリスは必ず拭き取るようお願いします。
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−16−
アカサカ相談室
主殿へ「主要部品納入実績表」を持参して訪問し、本船
において使用されている純正ではない部品は何か、また、
スリランカの造船所で撮影した 1 枚
このまま使い続けることによりどのようなリスクが発生
相
談
室
するか説明したところ、その危険性について理解いただ
き、以後は純正品を購入することで安全な運行を継続さ
れている例も多くあります。
2. 技術相談時の配付
メンテナンスや運航状態の情報がない船からの不具
合相談時には、「主要部品納入実績表」の納入実績から、
現状どのような整備がされているかを推測してアドバイ
スしています。
「主要部品納入実績表」について
3. 定期的な配信(配付)
【質問】
ある工務監督殿から、注文した部品がメーカから間違
外航貨物船数隻を運航している海外の管理会社です。
いなく発送されているか確認したいため、定期的に「主
最近、管理船の主機関で、始動不良やピストンリング折
要部品納入実績表」を配信して欲しいという要望があり
損の不具合が発生したため御社に問い合わせ、アドバイ
ました。
スをいただいた経緯があります。
また、各船が定期的にメンテナンスを施工しているか、
不具合が発生するまでは安価な現地調達品を使用して
並びに定期整備部品(ノズルチップ・ピストンリングな
いましたが、純正燃料弁ノズルチップ及び燃料ポンププ
ど)はいつ発注したらよいかを判断するために3 ヶ月毎
ランジャに交換することで始動不良が解決し、シリンダ
に配信して欲しい、若しくは予算申請のために重要なの
ライナ交換及び燃料弁の整備によりピストンリング折損
で期末3 ヶ月前に配信して欲しいという船主殿もありま
が解決しました。純正部品を使用してからは船の運航に
した。
支障が出るような不具合の発生はなく、大変感謝してい
ます。
当社は今後とも「主要部品納入実績表」を活用して、
この際に今までの主要な部品注文の履歴を記した「主
主機関の良好な稼働と各船の安全運航に貢献していきま
要部品納入実績表」をいただきましたが、本表はどのよ
す。
うに活用すれば良いでしょうか。
サービスグループ 修理サービスチーム 相澤祐一
【回答】
1. 船主殿・管理会社殿へ訪問時に持参
日本国内の船主殿・管理会社殿へは、営業チーム担当
者が定期的に訪問し、各船の状態を把握する努力をして
います。また、訪問時に得た各船のドック情報から、必
要な部品を確保したり、サービスエンジニア派遣の必要
性を検討したりしています。
海外の船主殿・管理会社殿へも同様に訪問活動を実施
していますが、国内と同様の頻度では訪問できていない
のが実情であり、それを補うために部品商社殿や修理代
理店殿との連携を密にして、船主殿・管理会社殿へのケ
アに取組んでいます。
「主要部品納入実績表」の例
訪問時には「主要部品納入実績表」を持参しています
が、例えば次回ドック時に交換すべき部品はどんなもの
があるかをお客様に把握・検討していただくための重要
な情報となります。
また、純正部品ではないものを使用している海外の船
−17−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
「夏休み!海でつながるプロジェクト」工場見学会開催
7月20日の「海の日」にあわせて、
日本財団主催の「あ
なたのまちの海の日サポートプログラム」関連事業とし
て、国土交通省、
(一社)日本造船工業会、
(一社)日本
中小型造船工業会、
(一社)日本舶用工業会ご協力のもと、
「夏休み!海でつながるプロジェクト」
が行なわれました。
当プロジェクトは、次代を担う子供たちに海や船、地
元産業の大切さを理解してもらうために実施された全国
的協調イベントです。当社では7月29日に船舶に搭載さ
れている機器や大形設備を間近で見学する「豊田工場見
内部の動きや当社の製造工程を簡単に説明。その後、豊
学会」を実施し、35名の地元小学生とその保護者の方
田工場に移動し、鋳造・機械加工・製品組立工場の順に
が来社されました。
見学しました。
当日は、エンジンとは何かという説明から、エンジン
鋳造工場では、まずキュポラでの注湯の様子を見学。
飛び散る火花の迫力に皆驚かれていました。その後、鋳
造で使用する砂を実際に触り、その感触を楽しみました。
機械加工工場を見学した後は、いよいよ製品組立工場へ
移動。エンジンの大きさには付き添いの父兄たちも圧倒
されていました。また、普段は目にすることができない
組立で使用する工具や部品の一部の展示コーナーでは、
その重さと大きさに驚きの声が上がっていました。
総務経理グループ 佐々木雄也
加茂鉄工業協同組合 工場見学
去る11月20日、新潟県加茂市より加茂鉄工業協同組
質疑応答では、同じ製造業ならではの技術的質問も多く
合の皆様が工場見学に来社されました。加茂鉄工業協同
寄せられるなど、活気のある会となりました。
組合は、新潟県加茂市・田上町・三条市・新潟市内にあ
今後も積極的に工場見学を開催し、お客様は当然のこ
る機械加工・プレス・組立・塗装・設計などの様々な加
とながら地域経済にも貢献し、皆様に訪れていただける
工業者数十社をまとめて構成されています。
ような会社を目指して精進して参ります。
営業グループ プラント営業チーム 森川洋行
同組合では、①職人気質、②中小企業の絆、③まじめ
集団、④挑戦、の4つの項目を座右の銘として掲げ、
「新
潟の部品製造プロ集団」として共同受注や企業紹介など
に積極的に取組んでいます。
今回、当社を訪問された目的は、工場見学と最近の企
業環境に伴う作業環境、経営方針理念や作業安全・教育
などについての視察研修です。
最初に、当社の歴史や製品紹介などの簡単な会社概要
を説明。その後、鋳造工場、機械工場、製品工場を見学
しました。鋳造工場では鋳鉄の溶解の様子を、機械工場
では大形五面加工機を見て廻りました。最後に製品工場
でエンジン組立工程を見学し、エンジンの運転の様子を
加茂鉄工業協同組合の皆様
見て、その大きさに驚かれていました。また、見学後の
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
−18−
遠洋かつお一本釣り漁船「第百十一日光丸」
平成27年7月30日㈱三保造船所殿にて建造された第
本船の心臓部である主機関を任せられた当社として、
百十一日光丸は多くの関係者が安全航海と大漁を祈念す
今後十分なアフターサービス体制により本船をフォロー
るなかで進水しました。
していきます。
わが国は世界第6位の排他的経済水域を持ち、1972年
主要目
から88年まで17年間世界第1位の漁獲量を誇ってきまし
たが、1984年の1,282万トンをピークに水揚げの減少が
続きました。この現状を打破すべく、水産庁は「漁業構
造改革総合対策事業(もうかる漁業創設支援事業)の推
総トン数
GT
599
機関形式
-
E28BSFD
定格出力
kW
1,471
回転速度 プロペラ/機関
進を決定。国際競争力のある水産業を育成する対策事業
min
-1
199.6/455
営業グループ 本部営業チーム 大原誠史
が開始され、第百十一日光丸は「高い収益性が出せる体
制」への転換をコンセプトとし「漁業構造改革総合事業
の遠洋かつお一本釣り漁船」として計画されました。
外国船の隻数増加や大形化などにより国際競争が激化
しており、遠洋のかつお漁はまき網漁船が主流のなかで、
資源保護の観点から一本釣り漁は見直されています。
第百十一日光丸は省エネ、省力設備など最新機器を搭
載し、労働・居住環境を改善した国内最大級のかつお一
本釣り漁船です。本船は遠洋かつお一本釣り漁業界とし
て10年ぶりの新造船となり、業界の期待を一身に寄せ
られています。平成27年11月25日に焼津港にて内覧会
を行い、12月7日に初航海へ出港しました。
第百十一日光丸
ちょっとブレイク
焼津の鰹
静岡県の平成24年度における鰹の漁獲量は、三重県
洋を北上してくる
や東京都を押さえて全国1位になり、全国に占める割合
「初鰹」と、脂の
は31%となっています。また、生産額、輸出量、輸出
たっぷりのった秋
額も全国1位となっています。その中で焼津港は、
「冷凍
が旬の「戻り鰹」
鰹」の上場水揚げ量日本一の漁港です。
があり、初鰹は戻
焼津は江戸時代から鰹を中心とした漁業が盛んで、徳
り鰹に比べ脂質が
川家との繋がりも深く、1614年に駿府城に隠居した徳
10分 の1と あ っ さ
川家康公に焼津の鰹や甘鯛を献上した記録があります。
りしておりそれぞれの味わいを楽しめます。
また、江戸時代は漁船の櫓は7丁までと決められていま
私は刺身の上に薬味として生姜とにんにくをおろして
したが、焼津は特例として8丁櫓が許されており、鰹漁
ご飯の上に乗せ、熱いお茶を掛けたお茶漬けが大好きで
に有利なスピードのある船が用いられました。今では、
す。鰹好きにはこたえられません。
焼津港で江戸時代の8丁櫓を再現した和船でのレースが
春と秋には、焼津のグルメイベント 「焼津鰹三昧」 が
恒例行事となっており、観光の目玉になっています。焼
行われます。焼津中心街の食堂、寿司屋、レストラン等
津に来た折には体験してみてはいかがでしょうか。
で同じ料金でランチが提供され、色々な鰹料理が味わえ
鰹は捨てる部分が殆ど無く、刺身、たたき、鰹節、な
るようになりました。機会がありましたら、味わってい
まり節、塩辛、へそ(心臓)
、はらも、角煮等色々な料
ただきたいと思います。
サービスグループ 修理サービスチーム 石田智
理で食べられます。その鰹は、春から初夏にかけ太平
−19−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
4 ストロークディーゼル機関 一覧
NOx2次規制適合機関
1,800 320 6 280 600
4,882
26.3
○
AX31R
1,323
1,800 290 6 310 620
5,575
33.3
○
1,618
2,200 310 6 330 620
5,613
33.3
○
1,765
2,400 280 6 340 660
6,090
41.8
○
AX34FD
1,765
2,400 280 6 340 660
7,164
48.5
AX34AR
1,912
2,600 270 6 340 720
6,090
45.3
AX34AFD
1,912
2,600 270 6 340 720
7,288
52.0
A34CR
1,618
2,200 310 6 340 620
5,995
40.3
A34CFD
1,618
2,200 310 6 340 620
6,519
44.4
A34CFD
1,618
2,200 310 6 340 620
6,524
44.3
A37R
1,912
2,600 250 6 370 720
6,680
51.7
○
A A38R
AX33BR AX AX34R
○
○
○
○
○
A41R
2,427
3,300 230 6 410 800
8,005
74.8
○
A41SR
2,647
3,600 240 6 410 800
8,005
74.8
○
A45SR
3,309
4,500 220 6 450 880
8,332
93.9
○
K26SR
956
1,300 410 6 260 480
4,459
16.6
○
K26SFD
956
1,300 410 6 260 480
4,957
18.7
956
1,300 410 6 260 480
5,007
18.1
1,400 420 6 260 480
4,459
16.6
K26SKFD
1,029
1,400 420 6 260 480
4,957
18.7
K26SKFD
1,029
1,400 420 6 260 480
5,007
18.1
K28BR
1,029
1,400 380 6 280 480
4,459
18.1
K28BFD
1,029
1,400 400 6 280 480
4,957
20.2
K28BFD
1,029
1,400 400 6 280 480
5,007
19.6
K28SR
1,176
1,600 410 6 280 500
4,459
18.6
K28SFD
1,176
1,600 410 6 280 500
4,987
21.1
K28SFD
1,176
1,600 410 6 280 500
5,037
20.5
K31R
1,325
1,800 370 6 310 530
5,004
24.5
K31FD
1,325
1,800 370 6 310 530
5,467
27.1
K31FD
1,325
1,800 370 6 310 530
5,527
27.0
K31SR
1,471
2,000 380 6 310 550
5,244
26.3
K31SFD
1,471
2,000 380 6 310 550
5,707
28.1
K31SFD
1,471
2,000 380 6 310 550
5,737
28.1
E28BR
1,323
1,800 420 6 280 480
4,880
22.9
E28BFD
1,323
1,800 450 6 280 480
5,227
24.4
E E28BFD
1,323
1,800 450 6 280 480
5,277
23.8
E28BSFD
1,618
2,200 470 6 280 500
5,347
26.0
E28BSFD
1,618
2,200 470 6 280 500
5,407
25.0
AH41AKED 2,942
4,000 350 6 410 640
8,487
67.5
AH41AKED 2,942
4,000 350 6 410 640
8,547
64.5
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
ク無
ク有
ク無
1,323
1,800 290 6
310 620
――
5,078
――
31.5
1,765
2,400 280 6
340 660
5,658
4,880
38.5
36.5
AX34A
1,912
2,600 270 6
340 720
――
4,884
――
40.0
A34C
1,618
2,200 280 6
340 620
5,658
4,880
38.0
36.0
A37
1,912
2,600 250 6
370 720
6,350
5,390
50.0
46.0
A38
2,059
2,800 240 6
380 740
6,350
5,390
51.0
46.5
A38S
2,206
3,000 250 6
380 740
6,350
5,390
51.0
46.5
A41
2,427
3,300 230 6
410 800
7,695
6,365
77.0
72.0
A41S
2,647
3,600 240 6
410 800
7,695
6,365
77.0
72.0
A45S
2,942
4,000 210 6
450 880
8,215
7,000
92.4
86.0
A45S
3,309
4,500 220 6
450 880
8,215
7,000
92.4
86.0
減速機付中速機関
形 式
○
○
○
○
○
回転
連続最大出力 速度
kW
PS
min
-1
㎜
○
52.4
ク有
AX34
シリンダ
52.4
6,680
㎜
ton
AX31
シリンダ数
6,680
3,000 250 6 380 740
PS
質量
機関全長
㎜
行程
径
2,800 240 6 380 740
2,206
1,029
AH
○
2,059
K26SKR
K
○
A38SR
K26SFD
kW
min-1
㎜
1,323
連続最大出力 速度
シリンダ
AX28R
回転
形 式
シリンダ数
ton
自己逆転式機関
径
㎜
減速機付
㎜
逆転機付
行程 機関全長 質量
減速
逆転機付
min
㎜
PS
シリンダ
kW
-1
シリンダ数
形 式
回転
連続最大出力 速度
径
シリーズ
逆転機・減速逆転機・減速機付機関
行程 機関全長 質量
㎜
㎜
ton
6U28AK
1,838
2,500 720 6
280 380
5,763
24.5
6U28AK
1,838
2,500 720 6
280 380
5,793
24.2
8U28AK
2,427
3,300 720 8
280 380
6,828
31.2
8U28AK
2,427
3,300 720 8
280 380
6,858
30.7
備 考
CPP用
CPP用
備考:CPP用はCPP変節装置組込形減速機付きを示します。
減速機の仕様により機関全長、質量は変更される場合があります。
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
−20−
AX28R 1,323kW
赤阪–三菱 UE ディーゼル機関 一覧
NOx2次規制適合機関
UEC–LSE 機関
kW
min-1
%
シリン
ダ内径
行程
機関
全長
機関
質量
機関
定数
㎜
㎜
㎜
ton
C
形 式
連続最大 回転 過負
出力 速度 荷率
シリン
ダ内径
行程
機関
全長
機関
質量
機関
定数
ton
C
min-1
%
㎜
㎜
㎜
11.0476
5UEC50LSE–B1
8,750 124
10
5
500
2,050
5,520
186 33.5430
79
13.2571
6UEC50LSE–B1
10,500 124
10
6
500
2,050
6,400
217 40.2517
89
15.4666
7UEC50LSE–B1
12,250 124
10
7
500
2,050
7,280
248 46.9603
6,234
97
17.6762
8UEC50LSE–B1
14,000 124
10
8
500
2,050
8,160
279 53.6689
4,398
70
12.4273
5UEC50LSE–Eco–B1
8,750 124
10
5
500
2,050
5,520
188 33.5430
5UEC33LSE–C2
4,150
167
10
5
330
1,550
4,398
68
6UEC33LSE–C2
4,980
167
10
6
330
1,550
5,010
7UEC33LSE–C2
5,810
167
10
7
330
1,550
5,622
8UEC33LSE–C2
6,640
167
10
8
330
1,550
5UEC35LSE–Eco–B2
4,350
167
10
5
350
1,550
kW
シリンダ数
連続最大 回転 過負
出力 速度 荷率
シリンダ数
形 式
6UEC35LSE–Eco–B2
5,220
167
10
6
350
1,550
5,010
82
14.9128
6UEC50LSE–Eco–B1 10,500 124
10
6
500
2,050
6,400
219 40.2517
7UEC35LSE–Eco–B2
6,090
167
10
7
350
1,550
5,622
92
17.3982
7UEC50LSE–Eco–B1 12,250 124
10
7
500
2,050
7,280
251 46.9603
8UEC35LSE–Eco–B2
6,960
167
10
8
350
1,550
6,234
100 19.8837
8UEC50LSE–Eco–B1 14,000 124
10
8
500
2,050
8,160
281 53.6689
5UEC45LSE–1
6,225 130
10
5
450
1,840
5,102
168 24.3866
6UEC45LSE–1
7,470 130
10
6
450
1,840
5,894
195 29.2639
7UEC45LSE–1
8,715 130
10
7
450
1,840
6,686
222 34.1413
8UEC45LSE–1
9,960 130
10
8
450
1,840
7,478
252 39.0186
5UEC45LSE–Eco–1
6,225 130
10
5 450
1,840
5,102
162 24.3866
6UEC45LSE–Eco–1
7,470 130
10
6 450
1,840
5,894
189 29.2639
7UEC45LSE–Eco–1
8,715 130
10
7 450
1,840
6,686
215 34.1413
8UEC45LSE–Eco–1
9,960 130
10
8 450
1,840
7,478
243 39.0186
シリン
ダ内径
行程
機関
全長
機関
質量
5UEC45LSE–B2
6,900 128
10
5
1,930
5,102
158 25.5794
形 式
連続最大 回転 過負
出力 速度 荷率
シリンダ数
450
UEC–LSⅡ機関
機関
定数
kW
min-1
%
㎜
㎜
㎜
ton
C
2,830
215
10
5
330
1,050
3,765
52
7.4839
6UEC45LSE–B2
8,280 128
10
6
450
1,930
5,894
183 30.6953
5UEC33LSⅡ
7UEC45LSE–B2
9,660 128
10
7
450
1,930
6,686
208 35.8112
6UEC33LSⅡ
3,400
215
10
6
330
1,050
4,345
60
8.9806
8UEC45LSE–B2
11,040 128
10
8
450
1,930
7,478
236 40.9271
7UEC33LSⅡ
3,965
215
10
7
330
1,050
4,925
68
10.4774
6,900 128
10
5
450
1,930
5,102
161 25.5794
8UEC33LSⅡ
4,530
215
10
8
330
1,050
5,505
78
11.9742
187 30.6953
5UEC33LSⅡ-Eco
2,830
215
10
5
330
1,050
3,765
53
7.4839
212 35.8112
6UEC33LSⅡ-Eco
3,400
215
10
6
330
1,050
4,345
61
8.9806
3,965
215
10
7
330
1,050
4,925
69
10.4774
5UEC45LSE–Eco–B2
6UEC45LSE–Eco–B2
7UEC45LSE–Eco–B2
8,280 128
9,660 128
10
10
6
7
450
450
1,930
1,930
5,894
6,686
8UEC45LSE–Eco–B2 11,040 128
10
8
450
1,930
7,478
240 40.9271
7UEC33LSⅡ-Eco
5UEC45LSE–C1
7,200 128
10
5
450
1,930
5,102
158 25.5794
8UEC33LSⅡ-Eco
4,530
215
10
8
330
1,050
5,505
80
11.9742
6UEC45LSE–C1
8,640 128
10
6
450
1,930
5,894
183 30.6953
5UEC37LSⅡ
3,860
186
10
5
370
1,290
4,243
83
11.5585
208 35.8112
6UEC37LSⅡ
4,635
186
10
6
370
1,290
4,893
96
13.8702
5,405
186
10
7
370
1,290
5,543
110 16.1819
7UEC45LSE–C1
10,080 128
10
7
450
1,930
6,686
11,520 128
10
8
450
1,930
7,478
236 40.9271
7UEC37LSⅡ
5UEC45LSE–Eco–C1
7,200 128
10
5
450
1,930
5,102
161 25.5794
8UEC37LSⅡ
6,180
186
10
8
370
1,290
6,193
124 18.4936
6UEC45LSE–Eco–C1
8UEC45LSE–C1
8,640 128
10
6
450
1,930
5,894
187 30.6953
5UEC43LSⅡ
5,250 160
10
5
430
1,500
4,846
121 18.1525
7UEC45LSE–Eco–C1 10,080 128
10
7
450
1,930
6,686
212 35.8112
6UEC43LSⅡ
6,300 160
10
6
430
1,500
5,602
140 21.7830
8UEC45LSE–Eco–C1 11,520 128
10
8
450
1,930
7,478
240 40.9271
7UEC43LSⅡ
7,350 160
10
7
430
1,500
6,358
159 25.4135
186 33.5430
8UEC43LSⅡ
8,400 160
10
8
430
1,500
7,114
182 29.0440
7,225 127
10
5
500
1,950
5,481
165 31.9068
5UEC50LSE–A1
8,300 124
10
5
500
2,050
5,520
6UEC50LSE–A1
9,960 124
10
6
500
2,050
6,400
217 40.2517
5UEC50LSⅡ
7UEC50LSE–A1
11,620 124
10
7
500
2,050
7,280
248 46.9603
6UEC50LSⅡ
8,670 127
10
6
500
1,950
6,361
192 38.2882
8UEC50LSE–A1
13,280 124
10
8
500
2,050
8,160
279 53.6689
7UEC50LSⅡ
10,115 127
10
7
500
1,950
7,241
220 44.6695
5UEC50LSE–Eco–A1
8,300 124
10
5
500
2,050
5,520
188 33.5430
8UEC50LSⅡ
11,560 127
10
8
500
1,950
8,121
247 51.0509
6UEC50LSE–Eco–A1
9,960 124
10
6
500
2,050
6,400
219 40.2517
7UEC50LSE–Eco–A1 11,620 124
10
7
500
2,050
7,280
251 46.9603
8UEC50LSE–Eco–A1 13,280 124
10
8
500
2,050
8,160
281 53.6689
5UEC50LSE–A2
8,300 124
10
5
500
2,050
5,520
186 33.5430
6UEC50LSE–A2
9,960 124
10
6
500
2,050
6,400
217 40.2517
7UEC50LSE–A2
11,620 124
10
7
500
2,050
7,280
248 46.9603
8UEC50LSE–A2
13,280 124
10
8
500
2,050
8,160
279 53.6689
5UEC50LSE–Eco–A2
8,300 124
10
5
500
2,050
5,520
188 33.5430
6UEC50LSE–Eco–A2
9,960 124
10
6
500
2,050
6,400
219 40.2517
7UEC50LSE–Eco–A2 11,620 124
10
7
500
2,050
7,280
251 46.9603
8UEC50LSE–Eco–A2 13,280 124
10
8
500
2,050
8,160
281 53.6689
−21−
ニュースアカサカ No.126 2016年1月
認証対象製品
ディーゼル機関
船尾軸類
遠隔操縦装置
営 業 品 目
ディーゼル機関及び関連機器
一般貨客船・漁船用主機関
船 内 補 助 機 関
動力・発電用各種ディーゼル機関
リモートコントロール装置
運 航 管 理 装 置
弾 性 継 手
プロペラ及び軸系装置
サ
イ
レ
ン
サ
工 作 機 械 ・ 産 業 機 械
土
木
建
設
機
械
各 種 鋳 造 品 ・ 鍛 鋼 製 品
微粉炭ディーゼル機関
重要科学技術史資料(未来技術遺産)に
登録されました(関連記事は13ページ)
技術と品質で奉仕する
U R L: http://www.akasaka-diesel.jp
E-mail: [email protected]
認証レベル
エコステージ 2-CMS
本 社……〒100−0006 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
有楽町電気ビル南館14階
TEL 03−6860−9081
FAX 03−6860−9083
焼 津 工 場
セ ン タ ー ビ ル……〒425−0074 静岡県焼津市柳新屋670番地の6
TEL 054−685−6080
FAX 054−685−6079
豊
田
工
場……〒425−0074 静岡県焼津市柳新屋670番地
TEL 054−627−5091
FAX 054−627−2656
中
港
工
場……〒425−0021 静岡県焼津市中港四丁目3番1号
TEL 054−627−2121
FAX 054−627−7737
営
業
本
部
営業管理グループ
業 務 管 理 チ ー ム……〒425−0074 静岡県焼津市柳新屋670番地の6
センタービル3階
TEL 054−685−6210
FAX 054−685−6209
修 理 営 業 チ ー ム……〒425−0021 静岡県焼津市中港四丁目3番1号
TEL 054−627−2121
FAX 054−627−7737
プラント営業チーム……〒425−0074 静岡県焼津市柳新屋670番地の6
センタービル3階
TEL 054−685−6166
FAX 054−685−6209
営 業 グ ル ー プ
海 外 営 業 チ ー ム……〒100−0006 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
有楽町電気ビル南館14階
TEL 03−6860−9085
FAX 03−6860−9083
東 日 本 営 業 チ ー ム……〒100−0006 東京都千代田区有楽町一丁目7番1号
有楽町電気ビル南館14階
TEL 03−6860−9081
FAX 03−6860−9083
本 部 営 業 チ ー ム……〒425−0074 静岡県焼津市柳新屋670番地の6
センタービル3階
TEL 054−685−6167
FAX 054−685−6209
中 四 国 営 業 チ ー ム……〒794−0028 愛媛県今治市北宝来町一丁目5番3号
真栄美ビル5階
TEL 0898−23−2101
FAX 0898−24−1985
製
品
本
部
サービスグループ
修理サービスチーム……〒425−0021 静岡県焼津市中港四丁目3番1号
TEL 054−627−2123
FAX 054−626−5843
ニュースアカサカ NO.126
禁無断転載
2016年1月1日発行
発 行 責 任 者 代表取締役副社長 杉本 昭
事務局・編集 技術グループ 平松 宏一
篠宮由貴子
印 刷 株式会社 共立アイコム
Author
Document
Category
Uncategorized
Views
48
File Size
3 832 KB
Tags
1/--pages
Report inappropriate content