『次世代高効率エネルギー利用型住宅システム技術開発・実証事業』 - パナソニック電工の直流配線システムへの取り組み - 平成21年7月29日 藤岡 透 パナソニック電工株式会社 パナソニック電工の“生活快適ソリューション” 1 空間商材 配線・防犯・防災設備 空間部材 健康・美容器具 照明器具 住宅構造 住宅の配線インフラを支える豊富な商材 2 分電盤 分電盤 :: 電力+情報を集積した高機能化で業界をリードするトップメーカ 電力+情報を集積した高機能化で業界をリードするトップメーカ 配線器具 配線器具 :: 高信頼性スイッチ、コンセント等のトップメーカ 高信頼性スイッチ、コンセント等のトップメーカ 住宅分電盤 発電所 電柱 発電所 防犯機器 変電所 防災機器 配線器具 照明器具 防犯機器 配線器具 送電線 配線器具 背景 3 洗濯機の場合 75%↓ 消費電力量 [Wh] エアコンの場合 利用機器数増加 電化機器の増加 大型電化製品の省電力化 2,500 43%↓ 2,000 1,500 1,000 500 0 11年前 電化製品の増加 一家に数台 一家に一台 リビングに 寝室に 子供部屋に 現在 昭和35年 コードレスFAX電話 黒電話 新たに増加 パソコン・情報端末機器 新製品 電力 常時・長時間利用機器の数:増 大型電化製品の消費電力:減 →ベース値:増加 →ピーク値:減少 7:00 12:00 17:00 時間 家庭でのエネルギマネジメントシステムが必要 研究開発の目的 【A】 交流・低電圧(48V以下)直流システムの実証 ・交流・低電圧直流システムの設計、試作、施工 ・安全等実運用に関わる技術課題の抽出と検討 ・実験住宅における、10%以上の省エネルギー効果の実証 【B】 さらなる省エネを実現するための技術の調査研究 ・高電圧直流配線対応技術の調査 ・直流配線と情報ネットワークの融合による省エネ制御技術の開発 4 住宅用直流配線の課題 5 ■ 家庭用直流配線システムの早期普及のため、 安全性を確保可能な領域(DC48V以下)から先ずはスタート <直流配線の課題> 高電圧直流系 DC電圧( V) 200 ■コンセントの抜き差し時の アーク放電への対策が必要 (発火・発煙の危険性) エアコン 冷蔵庫 ~ ~ ■住宅向けでの高電圧遮断の 対策が必要 60 48 安全確保が可能な領域(48V以下) 液晶テレビ 24 パソコン 12 電話 低電圧直流系 LED照明 スイッチ ■コンセント形状の 規格・規定の制定必要 研究開発項目 6 目的【A】 交流・低電圧(48V以下)直流システムの実証 ①住宅内交流・直流併用システムの実証の研究開発 (1)低電圧(48V以下)直流配線の実住宅での設置 ・ 交流・低電圧直流システムの設計・試作・施工 (2)安全等実運用に関わる技術課題の抽出と検討 ・ 交流・低電圧直流システムの安全性に関わる技術課題の抽出と検討 ・ 高電圧直流配線対応技術の調査 (3)交流・低電圧直流システムによる省エネルギー可能性検討 ・ 実験住宅における、10%以上の省エネルギー効果の実証 ②住宅内直流配線・情報ネットワーク融合可能性の研究開発 (1)システム運転状態の見える化技術開発 (2)直流配線と情報ネットワークの融合による省エネ制御技術開発 目的【B】 さらなる省エネを実現するための技術の調査研究 交流・低電圧直流システムのイメージ 7 交流系 商用電源 AC100V 接地極付 コンセント 交流分電盤 第1ステップ 低電圧直流システム LED照明 直流分電盤 スイッチ 24時間 換気ファン センサ パソコン 低電圧 直流コンセント 太陽電池 電話 薄型テレビ 第2ステップ 次世代直流システム 蓄電池 高電圧・高容量直流コンセント 我が国の産業競争力への貢献 8 研究開発・製品化実績 ◆住宅用配電機器の国内トップメーカ ◆住宅関連の電気設備・情報設備・建築材料を 綜合的に提供 ・ブレーカー、コンセントなどの配線器具技術 ・電力変換技術、太陽光発電システム技術 ・センサ・センシング技術、機器制御技術 ・情報通信技術、省エネ制御技術 本事業への参画 我が国の産業競争力への貢献 ◆交流・直流システム ・グローバルな規格 を取得することにより、日本の産業競争力に貢献 ・直流配線システムのインフラ構築 →直流機器・システムを開発する中小企業、ベンチャー企業の活性化 ◆セキュリティ機器との連動 ・火災感知器、人感センサなど直流設備機器との連動による安心・安全の提供 ◆スマートグリッドへの展開 ・住宅分電盤をインタフェースとした連携が可能
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