ショックアブソーバの機能 8 今日のあらゆる生産現場において、様々な運動形態が必要とされています。例え ば、生産設備の直動搬送機や回転テーブル、高速押出し機などが該当します。 これ らの設備はワークの運動方向を変えたり、停止したりします。 どのような運動ワークでも、その動作の結果として運動エネルギーを有します。運 動ワークが方向変換や停止した場合、破壊的な衝撃力が発生し、 ワーク自体や機 械設備システムに多大な影響を及ぼします。 運動エネルギーの値は、速度の2乗に比例して大きくなります。 また、 ワークの重量 が重いほど、速度がより速いほど、そのエネルギー値は大きくなります。生産性を向 上させる (タクトアップする)には、 このエネルギーをスムーズに消滅させ、破壊的 な衝撃力の発生を防止する必要があります。 ゴムダンパー、 スプリング、 ダッシュポット、 シリンダークッションなどを使用した、従 来のエネルギー吸収方法では、 この要求されたスムーズな減速機能を実現させる ことは不可能です。 これらの機器はリニア減速器ではないためにストロークの途中 において、高い反力ピークが発生してしまいます。 ACE 産業用ショックアブソーバを使用することで、 この高い反力ピークの発生は解 決できます。 ストロークにわたって配置された多孔オリフィスで、一定のリニア減速 を可能な限り低い反力で、かつ可能な限り短時間で実現します。 ACEはリニア減速制御のパイオニアです! ACE ワインドロップ・ディスプレイ 重さ50kgのワークの上にワインを注いだワイン グラスを置き、1.3m自由落下させACE ショック アブソーバで受けますが、 ワインは一滴もこぼ れずに着地します。 ゴムダンパー、 スプリング、 ダッシュポット シリンダークッションによる減速 結果 素材 生産性 ゴムダンパー • • • • • 生産性の低下 機械、装置の損傷 メンテナンスコストの増加 騒音の発生 設備機械の建設コスト増大 完成品 ACE 産業用ショックアブソーバによる減速 ACE ショックアブソーバ 生産性 素材 利点 完成品 • • • • • • • 生産性の向上 機械、装置の長寿命化 機械効率の改善 機械設備コストの削減 メンテナンスコストの削減 騒音の軽減 生産動力コストの削減 ACE ショックアブソーバ 8 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] Issue 6.2015 Specifications subject to change 不良品 ショックアブソーバの基本 比 較 反力 (N) ダッシュポット 空気圧 シリンダー クッション スプリング 及びゴムダンパー ACE 産業用ショックアブソーバ 停止ストローク 1. ダッシュポット (ストローク初期での高い反力の発生) 単孔オリフィス構造のため、運動ワークはストローク初期で急激に減速されま す。 ワーク停止反力はストローク初期において、非常に高いピークを示すまで上 昇し (高い衝撃負荷となる) 、そしてなだらかに下降していきます。 2. スプリング及びゴムダンパー(ストローク終期での高い反力の発生) 運動ワークは、 ストロークエンドに向かって一定に増大していく反力により減速 されます。 スプリング、 ゴムダンパーはエネルギーを消散させずに蓄積してしま うため、跳ね返り現象が発生してしまいます。 3. 空気圧シリンダークッション (ストローク終期での高い反力の発生) 空気の圧縮特性によって、 ストローク終期において、急激な反力の上昇を示しま す。そのため、吸収エネルギーのほとんどはストローク終期に吸収されます。 4. ACE ショックアブソーバ(ストロークにわたって一定の低い反力の発生) 運動ワークは、 ショックアブソーバの全ストロークにわたって一定の反力により、 スムーズに減速しソフトに停止します。加えて、破壊的な反力ピークのない低い 反力、かつ短時間に減速され、機械設備の損傷も防ぎ、 さらに騒音も低減します。 これが、 リニア減速の反力-ストローク曲線であり、ACE ショックアブソーバの性 能曲線です。 反 力(停止力) 吸収エネルギー ACE ショックアブソーバ 9 停止時間 ダッシュポット ACE ショックアブソーバ t Q 反力 (N) 反力 (N) ACE ショックアブソーバ ダッシュ ポット 速度 (m/s) Q t ダッシュ ポット 停止ストローク Issue 6.2015 Specifications subject to change 停止ストローク 停止時間 比較条件: 最大反力が等しい場合 比較条件: 吸収エネルギーが等しい場合 比較条件: 吸収エネルギーが等しい場合 比較結果: ACE ショックアブソーバは、 より大き なエネルギー吸収が可能(曲線下部 の面積を比較) 比較結果: ACE ショックアブソーバの反力は、非常 に低い 比較結果: ACE ショックアブソーバは、 より短時 間でワークの減速を実現 ACE製品のメリット: ACE ショックアブソーバを使用するこ とにより、減速力または反力を増大 させることなく、設備の生産性を2倍 以上に向上させることができます。 ACE製品のメリット: ACE ショックアブソーバを使用すること により、反力を低く抑えることができま すので、設備の劣化や補修に関するコ ストを徹底的に抑えることができます。 ACE製品のメリット: ACE ショックアブソーバを使用する ことにより、作動サイクルを短くで きるため、生産性の向上が見込め ます。 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] 9 ショックアブソーバの基本 10 構造の比較 インナーチューブ ピストン アキューム レーター Oリング ピストンチューブ Uカップ /ロッドワイパー ローリングシール ACE 小型ショックアブソーバの標準的な構造 ACE ショックアブソーバの高性能構造 標準的な構造の小型ショックアブソーバは固定されたインナー チューブを採用しています。 ワーク衝突後、ピストンによって押し 込まれた作動油はオリフィスを通じて、外に押し出されます。 押し出された作動油はアキュームレーターに吸収されます。 Uカップとワイパーによるシール構造によってショックアブソーバ の内部は閉じられています。 ショックアブソーバ本体と内部高圧容器は、合金鋼塊から後部密 閉構造の一体加工が施されています。 ACE ピストンチューブのテクノロジー: ピストンチューブは、 ピストンとインナーチューブが一体となった 構造をしています。 そのため、 標準的な構造のショックアブソー バよりも多量の作動油を注入することができ、 200%以上のエネ ルギー吸収能力を発揮します。 広範囲な重量効果値は、 より幅広 い使用状況をカバーすることができます。 ACE ローリングシール: ACE ローリングシールにより、 ショックアブソーバは完全に密閉 され、 2500万回の使用に耐えた実績もあります。 また、 0.7Mpaま でのエアシリンダーに直接、 取り付けることができます。 このローリングシールは MC150M ∼ MC600M, SC190M ∼ SC650M そして MA150Mに組み込まれています。 一般的な機能 v = 1.5 m/s *4 v = 1 m/s *3 p = 40 Mpa p = 40 Mpa v = 0.5 m/s *2 v = 0 m/s *1 p = 40 Mpa p = 40 Mpa Issue 6.2015 Specifications subject to change v = 2 m/s *0 p = 0 Mpa * 運動ワークがショックアブソーバに衝突すると、ピストンはシリンダー内のオイルを圧縮し、 オリフィスを通じて 外へ押し出します。 オリフィスの数は衝突速度の一定の減速(減衰) と共に減少していきます。 F p s t v = 反力 (N) = シリンダー内圧 (Mpa) = ストローク (m) = 減速時間 (s) = 速度 (m/s) F/p v s/t 10 t エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] ショックアブソーバ選定公式と計算方法 ACE ショックアブソーバのリニア減速は緩衝機器より優れた減衰 性能を発揮します。 さらに、右記のたった5つの数値が判るだけ で、90%もの使用状況に対して適したACE ショックアブソーバを 簡単に選定できます。 使用される記号解 運動エネルギー E1 仕事エネルギー E2 1サイクルエネルギー (E1 + E2) E3 1E 時間当たりエネルギー (E3 · c) 4 We 重量効果値 m 衝突物質量 n ショックアブソーバの並列使用本数 2v 衝突速度 2v ショックアブソーバへの衝突速度 D ω 衝突物回転速度 F ショックアブソーバに掛かる推進力 c 時間当たりの衝突回数 P モーター出力 1. 2. 3. 4. 5. 3 ST J J J J/hr kg kg M I g h s L/R/r Q µ t a α β m/s m/s rad/s N 1/hr kW E4 の容量値は常温での使用においてのみ有効 です。 2 v または v は衝突物の最終的なショックアブソーバへの衝突速度になります。 加 D 速運動により、最終的な衝突速度は平均よりも1.5∼2倍程度、速くなることがあり ます。運動エネルギー計算時に、考慮して下さい。 Issue 6.2015 Specifications subject to change 2 付加推進力を伴う場合 停動トルク定数(通常2.5) 推進トルク 慣性モーメント 重力加速度 = 9.81 衝突物からショックアブソーバまでの距離 ショックアブソーバのストローク ショックアブソーバ取付け位置半径 反力 摩擦係数 減衰時間 減速度 偏角度 傾斜角度 選定公式 使用条件例 E1 = m · v2 · 0.5 E2 = 0 E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v We = m m v c s 選定公式 使用条件例 E1 E2 E3 E4 vD m 1v F c s = 100 = 1.5 = 500 = 0.050 kg m/s /hr m 3 モーター推進力を伴う場合 選定公式 使用条件例 E1 = m · v2 · 0.5 E2 = 1000 · P · ST · s v E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v We = 2 · E23 vD m v ST P c s 選定公式 使用条件例 E1 E2 E3 E4 vD 5 付加推進力のある水平旋回 = 36 = 1.5 = 400 = 1000 = 0.025 kg m/s N /hr m = 800 = 1.2 = 2.5 =4 = 100 = 0.100 kg m/s kW /hr m E1 = 100 · 1.52 · 0.5 E2 = 0 E3 = 113 + 0 E4 = 113 · 500 We = m = 113 J = = = 113 J 56 500 J/hour 100 kg E1 = 36 · 1.52 · 0.5 E2 = 400 · 0.025 E3 = 41 + 10 E4 = 51 · 1000 We = 2 · 51 / 1.52 = = = = = 41 10 51 51 000 45 J J J J/hour kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC600M 自力補正式 E1 = 800 · 1.22 · 0.5 E2 = 1000 · 4 · 2.5 · 0.1 / 1.2 E3 = 576 + 834 E4 = 1410 · 100 We = 2 · 1410 / 1.22 = 576 J = 834 J = 1410 J = 141000 J/hour = 1 958 kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC64100M2 自力補正式 注記:E1計算の際は、 モーターやクラッチ、 ギヤボックスの 回転エネルギーを含めることを忘れないで下さい。 選定公式 使用条件例 E2 = M · s R E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v · R = ω · R L We = 2 · E23 vD s m/s2 ° ° v は衝突物の最終的なショックアブソーバへの衝突速度 になります。加速運動により、最終的な衝突速度は平均よ りも1.5∼2倍程度、速くなることがあります。 運動エネルギー計算時に、考慮して下さい。 m v c µ s E1 = 11 1 = m · · 0.5 =m·µ·g·s = E1 + E2 = E3 · c =v We = 2 · E23 vD m · v2 · 0.5 = 0.5 · I · ω2 1∼3 Nm kgm2 m/s2 m m m N 仕様一覧表からの推奨型式: MC3350M2 自力補正式 2.1 垂直方向押し上げの場合 2.2 垂直方向落下(推力あり)の場合 v2 (kg) (m/s) (N) (/hr) 3 = m · v2 · 0.5 =F·s = E1 + E2 = E3 · c =v We = 2 · E23 vD E2 = (F – m · g) · s E2 = (F + m · g) · s 4 駆動ローラー上の場合 m vD F c n ST =^ モーターの始動トルクと回転トルクの関係により求められる定数 (モーターによって異なります) 次に示す容量表からのショックアブソーバ選定例では (E3) と (E4)、(We) 、 ストローク の各値に基づいています。 1 カタログに掲載してある全ての 1 付加推進力のない場合 衝突物質量(重量) 衝突速度 ショックアブソーバに掛かる推進力 時間当たりの衝突回数 ショックアブソーバの使用本数 m v M R L c s = 250 = 1.5 = 180 = 0.2 = 0.050 = 20 =1 = 50 = 0.5 = 0.8 = 1500 = 0.012 kg m/s /hr m kg m/s Nm m m /hr m E1 = 250 · 1.52 · 0.5 E2 = 250 · 0.2 · 9.81 · 0.05 E3 = 281 + 25 E4 = 306 · 180 We = 2 · 306 / 1.52 = = = = = 281 25 306 55 080 272 J J J J/hour kg = 10 = 1.2 = 11.2 = 16 800 = 0.63 = 56 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC4550M2 自力補正式 E1 = 20 · 12 · 0.5 E2 = 50 · 0.012 / 0.5 E3 = 10 + 1.2 E4 = 306 · 180 vD = 1 · 0.5 / 0.8 We = 2 · 11.2 / 0.632 仕様一覧表からの推奨型式: MC150MH 自力補正式 仕様一覧表の最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックして下さい。 (tan α = s/R) エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] 11 ショックアブソーバ選定公式と計算方法 6 自由落下 6.1 傾斜滑落 =m·g·h =m·g·s = E1 + E2 = E3 · c = √2 · g · h We = 2 · E23 vD m h c s 選定公式 6.2 旋回軸のある自由落下 = 30 = 0.5 = 400 = 0.050 kg m /hr m E2 = (F – m · g · sinβ) · s E2 = (F + m · g · sinβ) · s 7 付加推進力のある 水平回転テーブル 選定公式 使用条件例 E1 = m · v2 · 0.25 = 0.5 · I · ω2 E2 = M · s R E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v · R = ω · R L We = 2 · E23 vD m v M s L R c 選定公式 使用条件例 10 制御された速度で落下 E1 = E2 = M · s R E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v · R = ω · R L We = 2 · E23 vD 選定公式 E1 = m · v2 · 0.17 = 0.5 · I · ω2 反 力 Q [N] Q = 1.5 · W3 s = 1000 = 1.1 = 1000 = 0.050 = 1.25 = 0.8 = 100 kg m/s Nm m m m /hr E1 = 1000 · 1.12 · 0.25 E2 = 300 · 0.025 / 0.8 E3 = 28 + 9 E4 = 37 · 1200 vD = 1.1 · 0.8 / 1.25 We = 2 · 366 / 0.72 = 303 = 63 = 366 = 36 600 = 0.7 = 1 494 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC4550M3 自力補正式 仕様一覧表の最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックして下さい。 (tan α = s/R) kgm2 I = 56 ω =1 rad/s M = 300 Nm s = 0.025 m L = 1.5 m R = 0.8 m c = 1200 /hr E1 = 0.5 · 56 · 12 E2 = 300 · 0.025 / 0.8 E3 = 28 + 9 E4 = 37 · 1200 vD = 1 · 0.8 We = 2 · 37 / 0.82 = 28 = 9 = 37 = 44 400 = 0.8 = 116 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: MC600M 自力補正式 仕様一覧表の最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況の 偏角度をチェックして下さい。 (tan α = s/R) 使用条件例 m v F M s r R L c 選定公式 使用条件例 E1 = m · · 0.5 E2 = m · g · s E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v We = 2 · E3 vD2 tan α = s R 仕様一覧表の最大許容偏角度を参考にし、 ご使用状況 の偏角度をチェックして下さい(tan α = s/R) E2 = F · r · s = M · s R R E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v · R = ω · R L We = 2 · E23 vD v2 J J J J/hour m/s kg ショックアブソーバ中心に対する 偏心荷重 下記以外の計算は 選定例 6.1と同様 E2 = 0 E1 = m · g · h vD = √2 · g · h · R L 6.1a 傾斜押し上げ 6.1b 傾斜押し下げ m · v2 · 0.17 = 0.5 · I · ω2 = 147 = 15 = 162 = 64 800 = 3.13 = 33 仕様一覧表からの推奨型式: MC3350M1 自力補正式 = m · g · h = m · vD2 · 0.5 = m · g · sinβ · s = E1 + E2 = E3 · c = √2 · g · h We = 2 · E23 vD 9 付加推進力のある旋回 アーム = 30 · 0.5 · 9.81 = 30 · 9.81 · 0.05 = 147 + 15 = 162 · 400 = √2 · 9.81 · 0.5 We = 2 · 162 3.132 使用条件例 E1 E2 E3 E4 vD E1 E2 E3 E4 vD 8 付加推進力のある旋回 アーム E1 E2 E3 E4 vD 選定公式 m v s c = 1000 =2 = 7000 = 4200 = 0.050 = 0.6 = 0.8 = 1.2 = 900 = 6000 = 1.5 = 0.305 = 60 停止時間 t [s] kg m/s N Nm m m m m /hr kg m/s m /hr E1 = 1000 · 22 · 0.17 E2 = 7000 · 0.6 · 0.05 / 0.8 E3 = 680 + 263 E4 = 943 · 900 vD = 2 · 0.8 / 1.2 We = 2 · 943 / 1.332 = 680 = 263 = 943 = 848 700 = 1.33 = 1 066 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x2-1 自力補正式 E1 = 6000 · 1.52 · 0.5 E2 = 6000 · 9.81 · 0.305 E3 = 6750 + 17 952 E4 = 24702 · 60 We = 2 · 24702 / 1.52 = 6 750 = 17 952 = 24702 = 1 482 120 = 21 957 J J J J/hour kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA3x12-2 自力補正式 t = 2.6 · s vD 減 速 度 a [m/s2] a = 0.75 · vD s 2 正しい調整を想定した近似値ですので、必要に応じて安全マージンを設定して下さい。 (正確な値は、実際の使用条件などで変わります。) 12 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] Issue 6.2015 Specifications subject to change 12 ショックアブソーバ選定公式と計算方法 19 2本のショックアブソーバを 衝突させる場合 20 車両同士を衝突させる場合 21 2台の車両と2本のショック アブソーバを衝突させる場合 選定公式 E1 E2 E3 E4 vD v2 使用条件例 = m · · 0.25 =F·s = E1 + E2 = E3 · c = v · 0,5 We = 2 · 2E3 vD m v c F s = 5000 =2 = 10 = 3500 = 0.150 kg m/s /hr N m 選定公式 使用条件例 E1 = m1· m2 · (v1+v2)2 · 0.5 (m1+m2) E2 = F · s E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v1 + v2 We = 2 · E23 vD m v1 c m2 v2 F s 選定公式 使用条件例 E1 = m1· m2 · (v1+v2)2 · 0.25 (m1+m2) E2 = F · s E3 = E1 + E2 E4 = E3 · c vD = v1 + v2 2 We = 2 · E23 vD m v1 c m2 v2 F s E1 = 5000 · 22 · 0.25 E2 = 3500 · 0.150 E3 = 5000 + 525 E4 = 5525 · 10 vD = 2 · 0.5 We = 2 · 5525 / 12 = 5 000 = 525 = 5 525 = 55 250 = 1 = 11 050 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x6-2 自力補正式 = 7000 = 1.2 = 20 = 10000 = 0.5 = 5000 = 0.127 = 7000 = 1.2 = 20 = 10000 = 0.5 = 5000 = 0.102 kg m/s /hr kg m/s N m kg m/s /hr kg m/s N m E1 = 7000 · 10000 · 1.72 · 0.5 (7000+10000) E2 = 5000 · 0.127 E3 = 5950 + 635 E4 = 6585 · 20 vD = 1.2 + 0.5 We = 2 · 6585 / 1.72 13 = 5 950 = 635 = 6 585 = 131 700 = 1.7 = 4557 J J J J/hour m/s kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA3x5-1 自力補正式 E1 = 7000 · 10000 · 1.72 · 0.25 = 2 975 J (7000+10000) E2 = 5000 · 0.102 = 510 J E3 = 2975 + 510 = 3 485 J E4 = 3485 · 20 = 69 700 J/hour vD = (1.2 + 0.5) / 2 = 0.85 m/s We = 2 · 3485 / 0.852 = 9647 kg 仕様一覧表からの推奨型式: CA2x4-2 自力補正式 注記:複数のショックアブソーバを並列使用する場合は、E3、E4、Weの各値を使用本数で割って下さい。 重 量 効 果 値 (We) A 付加推進力のない場合 Issue 6.2015 Specifications subject to change 使用条件例 B 付加推進力のある場合 m = 100 kg vD = v = 2 m/s E1 = E3 = 200 J We = 2 · 200 = 100 kg 4 公式 We = m C ショックアブソーバに直接 推進力が掛からない場合 公式 We = m 使用条件例 m vD s E1 = 20 kg = v = 2 m/s = 0.1 m = E3 = 40 J We = 2 · 40 = 20 kg 22 公式 We = 2 · E23 vD D メカニカルアドバンテージを 伴う推進力のない場合 使用条件例 m = 100 kg F = 2000 N vD = v = 2 m/s s = 0.1 m E1 = 200 J E2 = 200 J E3 = 400 J We = 2 · 400 = 200 kg 4 使用条件例 m v vD s E1 = 20 kg = 2 m/s = 0.5 m/s = 0.1 m = E3 = 40 J We = 2 · 40 = 320 kg 0.52 公式 We = 2 · E23 vD 重量効果値は、 ワークの重量と等しい値の場合(上記 A と C ) または、 ワークの重量に付加推進力やレバーでの引き上げ動作などを 重量換算し、加えた想定重量(上記 B と D )があります。 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] 13 型番・仕様一覧表 自力補正式ショックアブソーバ 製品仕様 製品仕様 1サイクル エネルギー 型式 ストローク MC5M1-B MC5M2-B MC5M3-B MC9M1-B MC9M2-B MC10ML-B MC10MH-B MC30M1 MC30M2 MC30M3 MC25M MC25MH MC25ML MC75M1 MC75M2 MC75M3 MC75M4 MC150M MC150MH MC150MH2 MC150MH3 MC225M MC225MH MC225MH2 MC225MH3 MC600M MC600MH MC600MH2 MC600MH3 SC25M5 SC25M6 SC25M7 SC75M5 SC75M6 SC75M7 SC190M0 SC190M1 SC190M2 SC190M3 SC190M4 SC190M5 SC190M6 SC190M7 SC300M0 SC300M1 SC300M2 SC300M3 SC300M4 SC300M5 SC300M6 SC300M7 SC300M8 SC300M9 SC650M0 SC650M1 SC650M2 SC650M3 SC650M4 SC650M5 SC650M6 SC650M7 SC650M8 SC650M9 SC925M0 SC925M1 SC925M2 SC925M3 SC925M4 MC3325M0 MC3325M1 MC3325M2 MC3325M3 MC3325M4 MC3350M0 MC3350M1 MC3350M2 MC3350M3 MC3350M4 14 mm 4 4 4 5 5 5 5 8 8 8 6 6 6 10 10 10 10 12 12 12 12 12 12 12 12 25 25 25 25 8 8 8 10 10 10 16 16 16 16 16 12 12 12 19 19 19 19 19 15 15 15 15 15 25 25 25 25 25 23 23 23 23 23 40 40 40 40 40 25 25 25 25 25 50 50 50 50 50 E3 J/Cycle 0.68 0.68 0.68 1 1 1.25 1.25 3.5 3.5 3.5 2.8 2.8 2.8 9 9 9 9 20 20 20 20 41 41 41 41 136 136 136 136 10 10 10 16 16 16 25 25 25 25 25 31 31 31 33 33 33 33 33 73 73 73 73 73 73 73 73 73 73 210 210 210 210 210 110 110 110 110 110 155 155 155 155 155 310 310 310 310 310 1サイクル エネルギー 重量効果値 自力補正式 We min. We max. kg kg 0.5 4.4 3.8 10.8 9.7 18.7 0.6 3.2 0.8 4.1 0.3 2.7 0.7 5 0.4 1.9 1.8 5.4 5 15 1.8 5.4 4.6 13.6 0.7 2.2 0.3 1.1 0.9 4.8 2.7 36.2 25 72 0.9 10 8.6 86 70 200 181 408 2.3 25 23 230 180 910 816 1 814 9 136 113 1 130 400 2 300 2 177 4 536 1 5 4 44 42 500 1 8 7 78 75 800 0.7 4 1.4 7 3.6 18 9 45 23 102 2 16 13 140 136 1 550 0.7 4 1.4 8 4.5 27 14 82 32 204 11 45 34 136 91 181 135 680 320 1 950 2.3 14 8 45 23 136 68 408 204 1 180 23 113 90 360 320 1 090 770 2 630 6 350 1 800 4.5 29 14 90 40 272 113 726 340 2 088 3 11 9 40 30 120 100 420 350 1 420 5 22 18 70 60 250 210 840 710 2 830 Page 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 17 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 27 27 27 27 27 27 25 25 25 25 25 27 27 27 25 25 25 25 25 27 27 27 27 27 25 25 25 25 25 27 27 27 27 27 25 25 25 25 25 42 42 42 42 42 42 42 42 42 42 型式 MC4525M0 MC4525M1 MC4525M2 MC4525M3 MC4525M4 MC4550M0 MC4550M1 MC4550M2 MC4550M3 MC4550M4 MC4575M0 MC4575M1 MC4575M2 MC4575M3 MC4575M4 MC6450M0 MC6450M1 MC6450M2 MC6450M3 MC6450M4 MC64100M0 MC64100M1 MC64100M2 MC64100M3 MC64100M4 MC64150M0 MC64150M1 MC64150M2 MC64150M3 MC64150M4 SC4525M5 SC4525M6 SC4525M7 SC4525M8 SC4550M5 SC4550M6 SC4550M7 CA2X2-1 CA2X2-2 CA2X2-3 CA2X2-4 CA2X4-1 CA2X4-2 CA2X4-3 CA2X4-4 CA2X6-1 CA2X6-2 CA2X6-3 CA2X6-4 CA2X8-1 CA2X8-2 CA2X8-3 CA2X8-4 CA2X10-1 CA2X10-2 CA2X10-3 CA2X10-4 CA3X5-1 CA3X5-2 CA3X5-3 CA3X5-4 CA3X8-1 CA3X8-2 CA3X8-3 CA3X8-4 CA3X12-1 CA3X12-2 CA3X12-3 CA3X12-4 CA4X6-3 CA4X6-5 CA4X6-7 CA4X8-3 CA4X8-5 CA4X8-7 CA4X16-3 CA4X16-5 CA4X16-7 ストローク mm 25 25 25 25 25 50 50 50 50 50 75 75 75 75 75 50 50 50 50 50 100 100 100 100 100 150 150 150 150 150 25 25 25 25 50 50 50 50 50 50 50 102 102 102 102 152 152 152 152 203 203 203 203 254 254 254 254 127 127 127 127 203 203 203 203 305 305 305 305 152 152 152 203 203 203 406 406 406 E3 J/Cycle 340 340 340 340 340 680 680 680 680 680 1 020 1 020 1 020 1 020 1 020 1 700 1 700 1 700 1 700 1 700 3 400 3 400 3 400 3 400 3 400 5 100 5 100 5 100 5 100 5 100 340 340 340 340 680 680 680 3 600 3 600 3 600 3 600 7 200 7 200 7 200 7 200 10 800 10 800 10 800 10 800 14 500 14 500 14 500 14 500 18 000 18 000 18 000 18 000 14 125 14 125 14 125 14 125 22 600 22 600 22 600 22 600 33 900 33 900 33 900 33 900 47 500 47 500 47 500 63 300 63 300 63 300 126 500 126 500 126 500 重量効果値 自力補正式 We min. We max. kg kg 7 27 20 90 80 310 260 1 050 890 3 540 13 54 45 180 150 620 520 2 090 1 800 7 100 20 80 70 270 230 930 790 3 140 2 650 10 600 35 140 140 540 460 1 850 1 600 6 300 5 300 21 200 70 280 270 1 100 930 3 700 3 150 12 600 10 600 42 500 100 460 410 1 640 1 390 5 600 4 700 18 800 16 000 63 700 3 400 6 800 6 350 13 600 12 700 22 679 20 411 39 000 6 800 12 246 11 790 26 988 25 854 44 225 700 2 200 1 800 5 400 4 500 13 600 11 300 3 400 1 400 4 400 3 600 11 000 9 100 27 200 22 600 6 800 2 200 6 500 5 400 16 300 13 600 40 800 34 000 102 000 2 900 8 700 7 200 21 700 18 100 54 400 45 300 136 000 3 600 11 000 9 100 27 200 22 600 68 000 56 600 170 000 2 900 8 700 7 250 21 700 18 100 54 350 45 300 135 900 4 650 13 900 34 800 11 600 29 000 87 000 72 500 217 000 6 950 20 900 17 400 52 200 43 500 130 450 108 700 326 000 3 500 8 600 8 600 18 600 18 600 42 700 5 000 11 400 11 400 25 000 25 000 57 000 10 000 23 000 23 000 50 000 50 000 115 000 Page 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 46 53 53 53 53 53 53 53 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 59 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 61 61 61 61 61 61 61 61 61 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] Issue 6.2015 Specifications subject to change 14 型番・仕様一覧表 調整式ショックアブソーバ 製品仕様 1サイクルエネルギー 時間当りエネルギー 重量効果値 調整式 スプリングリターン 型式 E3 J/Cycle 3.5 5.5 4 22 25 68 100 170 170 340 340 390 390 780 780 1 170 1 020 2 040 2 040 4 080 6 120 2 350 4 150 5 900 7 700 3 600 9 000 13 500 19 200 23 700 15 800 28 200 44 000 E4 J/hour 5 650 13 550 6 000 35 000 45 000 68 000 90 000 75 000 75 000 85 000 85 000 107 000 107 000 112 000 112 000 146 000 124 000 146 000 146 000 192 000 248 000 362 000 633 000 904 000 1 180 000 1 100 000 1 350 000 1 600 000 1 900 000 2 200 000 2 260 000 3 600 000 5 400 000 We min. kg 0.23 4.5 6 1 2.3 9 14 9 300 13 500 40 3 000 70 5 000 70 7 000 220 11 000 270 330 195 218 227 308 250 250 260 260 320 480 540 610 We max. kg 15 20 57 109 226 1 360 2 040 1 700 50 000 2 500 80 000 10 000 110 000 14 500 180 000 15 000 300 000 50 000 500 000 52 000 80 000 32 000 36 000 41 000 45 000 77 000 82 000 86 000 90 000 113 000 154 000 181 500 204 000 Page 31 31 31 31 31 31 31 42 42 42 42 44 44 44 44 44 46 46 46 46 46 58 58 58 58 59 59 59 59 59 60 60 60 15 Issue 6.2015 Specifications subject to change MA30M MA50M MA35M MA150M MA225M MA600M MA900M MA3325M ML3325M MA3350M ML3350M MA4525M ML4525M MA4550M ML4550M MA4575M ML6425M MA6450M ML6450M MA64100M MA64150M A1½X2 A1½X3½ A1½X5 A1½X6½ A2X2 A2X4 A2X6 A2X8 A2X10 A3X5 A3X8 A3X12 ストローク mm 8 7 10 12 19 25 40 25 25 50 50 25 25 50 50 75 25 50 50 100 150 50 89 127 165 50 102 152 203 254 127 203 305 エース コントロールス ジャパン エルエルシー 〒221-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-1-42シティセンタービルⅡ2階 TEL:045-945-0123 FAX:045-945-0122 E-Mail:[email protected] 15
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