カルセール麻紀さん - あーとてるの部屋

カルセール麻紀さん
カルセール麻紀さん
何回目だろうか,日本美容師協会の理事長と副理事長に会うのは。
毎年夏になるとパリの街中で,偶然にも会ってしまう。今日もサンジェルマンデプレか
らラスパイュに抜けようと歩いていたら交差点で,会ってしまったのだ。世界美容師大会
がベルギーで行われ副理事長が特別賞をもらってから毎年パリに来ているようだ。近くの
ホテルのラウンジでコーヒーを飲みながら,1年ぶりの再会で話が弾む。パリで面白い話
か,面白いところ,知らないか,という話になり,先日カルセール麻紀のいる新橋に行っ
てきたことを,話したら,カルセール麻紀は,日劇に出ていた時私が髪をなおしていたか
ら,私のことはよく知っている,今晩いこうということになった。
夕方ホテルで落ち合い,京都レストランで久しぶりにカツ丼を食べ,ポン・ヌッフ(新橋)
にある新橋に行った。新橋は葵のママが経営,ポン・ヌッフにあるから新橋と名前をつけ
たという話。ドアを開けると,葵のママが出迎えでくれた。二人とも前から面識があるら
しく,東京の話になっていたら,カルセール麻紀が参加,ヘネシーのお湯割りを注文,我
びっくり,ストレートで飲む。しばらく雑談していると,これから麻紀が踊ることとなり,
舞台に行き踊り始めた。すごく楽しみにしていたので始めてみるカルセール麻紀の右足の
ボタンの刺青,前回女性自身の女性編集者と来たとき,踊りは見られなかった。照明が暗
くなり,急に明かりが牡丹の刺青を直撃,全体が明るくなりカルセール麻紀の体が女らし
く見れた。女の体だよ・・・・・
翌日から取材旅行でミラノ,ミューヘン,フランクフルト,ハンブルグ,など周り,一
か月後にパリに戻ってくると,カルセール麻紀などアリアンス フランセーズ(フランス語
学校)に通っていて授業が大変らしい,おしゃべりばかりしていて授業が出来ないとか,ジ
ャンヌ・ダルク像の近くのアパートで,うるさくて苦情がたえないという,うわさが広ま
っていた。
そんなある日女性自身のグラビア編集者が新婚旅行でパリにやってきた。フランスの家
庭に泊まりたいのたが,紹介してくれと頼まれたが,急な話で何人かに聞いたが,みなに
断られ,急きょ我がアパートに泊めてくれという。小さいながら、ふた部屋あるので泊め
てあげることになってしまった。そしてアパートの近くを案内,わがアパートはすごく便
利なところ,歩いて1分メトロギィ・モッケには,路上食品市場があり,食品商店街があ
り,モンマルトル墓地,モンマルトルの丘にも近い,新婚さんすごくうれしそうだった。
夜,奥さんが日本料理を作ってくれた。日本から持ってきた,味噌,納豆,梅干,肉じ
ゃが,市場で仕入れたイカの煮物、など。食事が終わり,新橋に行こうとなり、3人で出
かける。カルセール麻紀に紹介すると,麻紀が俺を待っていたらしく,カサブランカに一
緒に行かないかと,話を持ってきた。話を聞くと私のシンボルを切りに行くのだけど,写
真をすべて撮って,雑誌や何でも掲載していいから,500万円出しでくれないかと。ち
ょうど女性自身の編集者もいるので相談したら,編集長と相談してみると,店から国際電
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話をかけだが,その日は結論が出なかった。
翌日朝から,パリの観光案内,食べるのが好きな二人は,150年前からあるグレープ
の店に行ったとき,店に飾ってある写真を見てびっくり,モンパルナス駅舎から、蒸気機
関車が飛び出してる写真を見て,信じられないの連発。グレープを3回もお代わりしてい
た。
夜遅く帰ってきて,国際電話すると,今回はやめとくということになった。
翌日夕方,ガールドレスト駅からニースに新婚さんは,旅たった。
夜になって,カルセール麻紀に電話してカサブランカ行きを断る。
それから一度も会う機会がない。
終わり
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