47 NEC Express5800シリーズ Express5800/T220Ra-1 3 システム設定の変更 Basic Input Output System(BIOS)の設定方法について説明します。 本装置を導入したときやオプションの増設 /取り外しをするときはここで説明する内容をよく 理解して、正しく設定してください。 システムBIOS (SETUP)(→48ページ) 本装置の基本入出力システムのセットアップをするためのユーティリティ 「SETUP」の使用方法と各種パラメータについて説明します。また、内蔵の CMOSに保存されたSET UPの設定値をクリアするジャンパピンの設定につい ても併せて説明します。 SCSIコンフィグレーションユーティリティ(→76ページ) 本装置のオンボードSCSIコントローラのセットアップをするためのユーティ リティ(SCSI Configuration Utility)は出荷時の設定から特に設定を変更する 必要はありません。 ディスクアレイBIOS(ディスクアレイBIOSユーティリティ) (→76ページ) オプションのディスクアレイコントローラに接続されてハードディスクドライ ブのRAIDは、ディスクアレイコントローラに格納されているBIOSユーティリ ティでコンフィグレーションします。詳しくは、ディスクアレイコントローラ に添付の説明書をご覧ください。 48 システム BIOS (SETUP) システムBIOS (SETUP) SETUPはハードウェアの基本設定をするための ユーティリティツールです。このユーティリ ティは本体 内のフラッシュ メモリに標準でイ ンストールされ ているため、専用の ユーティリ ティなどがなくても実行できます。 SETUPで設定される内容は、出荷時に最も標準で最 適な状態に設定していますのでほとんど の場合においてSETUPを使 用する必要はありませんが、この後に説明するような場合など必 要に応じて使用してください。 重要 ⓦ SETUPの操作は、システム管理者(スーパーバイザー)が行ってくだ さい。 ⓦ SETUPでは、パスワードを設定することができます。パスワードには、 「Supervisor」と「User」 の2つのレベルがあります。 「Supervisor」 レベルのパスワードでSETUPにアクセスした場合、すべての項目の変 更ができます。「Supervisor」のパスワードが設定されている場合、 「User」レベルのパスワードでは、設定内容を変更できる項目が限られ ます。 ⓦ OS(オペレーティングシステム)をインストールする前にパスワード を設定しないでください。 ⓦ SETUPユーティリティは、最新のバージョンがインストールされてい ます。このため設定画面が本書で説明している内容と異なる場合があり ます。設定項目については、オンラインヘルプを参照するか、保守サー ビス会社に問い合わせてください。 ⓦ SETUP起動した時にはExitメニューまたは<Esc>、<F10>キーで必 ず終了してください。SETUPを起動した状態でパワーオフ、リセット を行った場合にはSETUPの設定が正しく更新されないことがあります。 ⓦ CMOSメモリの内容をクリアすると、BIOSの設定は出荷時の内容には 戻りません。CMOSメモリの内容をクリアした後は、SETUPで 「Load Setup Defaults」を選択し、<Enter>キーを押してデフォルト 値に戻し、時刻設定をした後、必ず次の設定を行ってください。 「Advanced」→「IPMI」→「SYS Firmware Progress」→ 「Disabled」 起 動 本体の電源をONにするとディスプレイ装置の画面にPOST(Power On Self-Test)の実行内 容が表示され、しばらくすると次のメッセージが画面左下に表示されます。 Press <F2> to enter SETUP ここで<F2>キーを押すと、SETUPが起動してMainメニュー画面を表示します。 システム設定の変更 以前に SETUPを起動してパスワードを設定している場合は、パスワードを入力する画面が表 示されます。パスワードを入力してください。 Enter password:[ ] パスワード の入力は、3回まで行えます。3回とも 誤ったパスワードを入力すると、本装置は 動作を停止します(これより先の操作を行えません)。電源をOFFにしてください。 パス ワードには、「Supervisor」と「User」の 2種類のパスワ ードがあります。 ヒント 「Supervisor」では、SETUPでのすべての設定 の状態を確認したり、それらを 変更し たりすることができます。「User」では、 確認できる設定や、変更でき る設定に制限があります。 キーと画面の説明 キーボード上の次のキー を使ってSETUPを操作します(キーの機能については、画面下にも 表示されています)。 現在表示しているメニューを示す サブメニューが あることを示す PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help 設定項目 System Time System Data [06:10:11] [05/25/2004] Primary Master Primary Slave Secondary Master Secondary Slave Large Disk Access Mode : [None] [None] [CD-ROM] [None] [DOS] Boot Summary Secreen : [Disabled] System Memory : Extended Memory : 624KB 510MB F1 Help Esc Exit キーの機能説明 ↑↓ ←→ Select Item Select Menu <Tab>, <Shift+Tab>, or <Enter> selects field. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu オンライン ヘルプ ウィンドウ F9 Setup Defaults F10 Save and Exit パラメータ(選択すると文字が反転する*) * 自動的にコンフィグレーションされたものや検出されたもの、情 報の表示のみやパスワードの設定により変更が許可されていない 項目はグレーアウトされた表示になります。 □ カーソルキー(↑、↓) 画面に表示されている項目を選択します。文字の表示が反転している項目が現在選 択されています。 □ カーソルキー(←、→) MainやAdvanced、Security、Power、Boot、Exitなどのメニューを選択します。 ▼ □ <F5>キーまたは<−>キー/<F6>キーまたは<+>キーまたは<Space>キー 選択している項目の値(パラメータ)を変更します。サブメニュー(項目の前に 「 」がついているもの)を選択している場合、このキーは無効です。 49 50 システム BIOS (SETUP) □ <Enter>キー 選択したパラメータの決定を行うときに押します。 □ <Esc>キー ひとつ前の画面に戻ります。また値を保存せずにSETUPを終了します。 □ <F1>キー ヘルプ画面を表示します。 □ <F9>キー 現在表示している項目のパラメータをデフォルトのパラメータに戻します(出荷時 のパラメータと異なる場合があります) 。 □ <F10>キー SETUPの設定内容を保存し、SETUPを終了します。 設定例 次にソフトウェアと連携した機能や、システムとして運用するときに必要となる機能の設定例 を示します。 日付・時刻関連 「Main」→「System Time」 、 「System Date」 UPS関連 UPSと電源連動させる − UPSから電源が供給されたら常に電源をONさせる 「Power」→「After Power Failure」→「Power On」 − POWERスイッチを使ってOFFにしたときは、UPSから電源が供給されても電源を OFFのままにする 「Power」→「After Power Failure」→「Last State」 − UPSから電源が供給されても電源をOFFのままにする 「Power」→「After Power Failure」→「StayOff」 起動関連 本体に接続している起動デバイスの順番を変える 「Boot」→起動順序を設定する 「Main」→「Boot Summary Screen」→「Enabled」 リモートウェイクアップ機能を利用する モデムから: 「Power」→「Resume On Modem Ring」→「On」 LANから: 「Power」→「Resume On LAN」→「On」 指定時刻から: 「Power」→「Resume On Time」→「On」→日付・時刻を指定 システム設定の変更 HWコンソール端末から制御する 「Advanced」→「Console Redirection」→ それぞれの設定をする メモリ関連 メモリチップキル機能 「Advanced」→「Chipset Configuration」→「Chip-Kill」→「Endbled」 搭載しているメモリ(DIMM)の容量を確認する 「Main」→「System Memory」/「Extended Memory」 キーボード関連 Numlockを設定する 「Advanced」→「Keyboard Configuration」→それぞれ設定する。 セキュリティ関連 BIOSレベルでのパスワードを設定する 「Security」→「Set Supervisor Password」→ パスワードを入力する 管理者パスワード(Supervisor) 、ユーザーパスワード(User)の順に設定します。 外付けデバイス関連 I/Oポートに対する設定をする 「Advanced」→「I/O Device Configuration」→ それぞれのIOポートに対して設定をする 内蔵デバイス関連 本装置内蔵のPCIデバイスに対する設定をする 「Advanced」→「PCI Configuration」→ それぞれのデバイスに対して設定をする ディスクアレイコントローラボードを取り付ける 「Advanced」→「PCI Configuration」→「PCI Device、Slot #n」 →「Option ROM Scan」→「Enabled」 n:PCIスロット番号 ハードウェアの構成情報をクリアする(内蔵デバイスの取り付け/取り外しの後) 「Advanced」→「Reset Configuration Data」→「Yes」 51 52 システム BIOS (SETUP) 設定内容のセーブ関連 BIOSの設定内容を保存する 「Exit」→「Exit Saving Changes」または「Save Changes」 変更したBIOSの設定を破棄する 「Exit」→「Exit Discarding Changes」または「Discard Changes」 BIOSの設定をデフォルトの設定に戻す 「Exit」→「Load Setup Defaults」 BIOSの設定を出荷時*の設定に戻す BIOSの設定をデフォルト値に戻した後、次のように設定します。 「Advanced」→「IPMI」→「SYS Firmware Progress」→「Disabled」 * 出荷時の設定はデフォルト値とは異なります。CMOSの内容をクリアした後は必ず上記の設定を 行い、出荷時の設定に戻してください。 パラメータと説明 SETUPには大きく6種類のメニューがあります。 ⓦ Mainメニュー ⓦ Advancedメニュー ⓦ Securityメニュー ⓦ Powerメニュー ⓦ Bootメニュー ⓦ Exitメニュー このメニューの中からサブメニューを選択することによって、さらに詳細な機能の設定ができ ます。次に画面に表示されるメニュー別に設定できる機能やパラメータ、出荷時の設定を説明 をします。 システム設定の変更 SETUPを起動すると、はじめにMainメニューが表示されます。項目の前に「 るメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表示されます。 ▼ Main 」がついてい PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help System Time System Data [06:10:11] [05/25/2004] Primary Master Primary Slave Secondary Master Secondary Slave Large Disk Access Mode : [None] [None] [CD-ROM] [None] [DOS] Boot Summary Secreen : [Disabled] System Memory : Extended Memory : 624KB 510MB F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ <Tab>, <Shift+Tab>, or <Enter> selects field. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu Select Item Select Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Mainメニューの画面上で設定できる項目とその機能を示します。 項 目 パラメータ 説 System Time HH:MM:SS 時刻の設定をします。 System Date MM/DD/YYYY 日付の設定をします。 Primary Master Primary Slave Secondary Master Secondary Slave ー Large Disk Access Mode [DOS] Other Boot Summary Screen [Disabled] Enabled 明 それぞれのチャネルに接続されているデバ イスの情報をサブメニューで表示します。 一部設定を変更できる項目がありますが、 出荷時の設定のままにしておいてください。 大容量記憶装置を使用するOSを選択します。 DOSで動作させる場合は、「DOS」を選択し ます。その他のオペレーティングシステム (例えばUNIX)などを使用する場合は、 「Other」を選択します。大容量記憶装置と は、1024シリンダー以上、 または16ヘッド 以上、1セクタあたり63トラック以上を持つ ものを指します。 起動中のPOSTの内容を表示させるか、隠す か(マスクするか)を設定します。 System Memory − 起動時に検出されたシステムに搭載されて いる標準メモリサイズを表示します。 Extended Memory − 起動時に検出された拡張メモリサイズを表 示します。 [ ]: 出荷時の設定 53 システム BIOS (SETUP) Advanced カーソルを「Advanced」の位置に移動させると、Advancedメニューが表示されます。 項目の前に「 示されます。 ▼ 54 」がついているメニューは、選択して<Enter>キーを押すとサブメニューが表 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help Installed O/S : Reset Configuration Data : Multiprocessor Specification : QuickBoot Mode : [Other] [No] [1.4] [Enabled] Chipset Configuration Keyboard Configuration I/O Device Configuration PCI Configuration Console Redirection POST Error Log IPMI F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select the operating system installed on yuor system which you will use most commonly. Note: An incorrect setting can couse some operating systems to display unexpected behavior. Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 Installed OS [Other] Win95 Win98 WinMe Win2000 本装置にインストールするOSを選択します。 Reset Configuration Data [No] Yes Configuration Data(POSTで記憶している システム情報)をクリアするときは「Yes」 に設定します。装置の起動後にこのパラ メータは「No」に切り替わります。 Multiprocessor Specification [1.4] 1.1 マルチプロセッサ仕様のバージョンを選択 します。 Quick Boot Mode [Enabled] Disabled いくつかのテストを省略して起動を早くさ せるオプションです。ただし、不正な終了 をした後や不安定な症状を見せている場合 は、一度、完全な起動テストをしてBIOSの 状態を確認することをお勧めします。 [ 重要 ]: 出荷時の設定 Reset Config Dataを「Yes」に設定すると、ブートデバイスの情報もクリ アされます。Reset Config Dataを「Yes」に設定する前に、必ず設定され ているブー トデバイスの順番 を記録し、Exit Saving Changes で再起動後、 BIOS セットアップメニューを起動して、ブートデ バイスの順番を設定し直し てください。 システム設定の変更 Chipset Configuration Advancedメニューで「Chipset Configuration」を選択すると以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Chipset Configuration Exit Item Specific Help Setup Warning Setting items on this menu to incorrect values may cause your system to malfunction. Dram Bank Interleave : Node Memory Interleave : ACPI SRAT Table HPET Timer HT Link Frequence ECC : Dram ECC : ECC Scrub Redirection : Chip-Kill : [AUTO] [Disabled] [Disabled] [Enabled] [800MHz] [Enabled] [Enabled] [Disabled] [Enabled] DCACHE ECC Scrub CTL L2 ECC Scrub CTL Dram ECC Scrub CTL [Disabled] [Disabled] [Disabled] ↑↓ ←→ F1 Help Esc Exit Select Item Select Menu Interleave memory blocks across dram chip selects. BIOS will AUTO detect capability on each Node. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 安定性を重視する場合は、ECC機能を有効にしてください。 重要 項 目 パラメータ 説 明 Dram Bank Interleave [AUTO] Disabled DRAMチップセット上のインタリーブメモ リのブロックを許可/禁止します。 Node memory Interleave [Disabled] AUTO プロセッサ中のノードでインタリーブメモ リのブロックを許可/禁止します。 ACPI SRAT Table [Disabled] Enabled ccNUMAシステムのためのACPI 2.0 SRAT 領域の有効/無効を設定します。 HPETTimer [Enabled] Disabled HPET高精密イベントタイマの有効/無効を 選択します。「Disabled」にすると、デバイ スをOFFにし、ACPIネームスペースから削 除します。 HT Link Frequence [800MHz] 1GHz プロセッサ1と2との間のHyper Transport frequencyを設定します。 ECC [Enabled] Disabled プロセッサのコア部やノースブリッジ内の エラー訂正機能の有効/無効を設定します。 DramECC [Enabled] Disabled マザーボードに搭載したDIMM(DRAM)に 対するエラー訂正機能の有効/無効を設定し ます。 ECC Scrub Redirection Enabled [Disabled] 通常のプロセッサ要求中にDRAM内で検出 されたエラーを訂正させる(フォアグラウ ンド処理)かどうかを設定します。 Chip-Kill [Enabled] Disabled メモリチップキル機能の有効/無効を設定し ます。 55 56 システム BIOS (SETUP) 項 目 パラメータ 説 明 DCACHE ECC Scrub CTL [Disabled] 40ns 80ns 160ns 320ns 640ns 1.28μs 2.56μs バックグラウンドでのメモリエラー訂正の 有効/無効とタイミングを設定します。 Disabledで運用することをお勧めします。 L2 ECC Scrub CTL [Disabled] 40ns 80ns 160ns 320ns 640ns 1.28μs 2.56μs 2次キャッシュメモリ内において、バックグ ラウンドでのメモリエラー訂正の有効/無効 とタイミングを設定します。Disabledで運用 することをお勧めします。 Dram ECC Scrub CTL [Disabled] 1.31ms 2.62ms 5.24ms 10.49ms 20.97ms 42.0ms 84.0ms DRAMメモリ内において、バックグラウン ドでのメモリエラー訂正の有効/無効とタイ ミングを設定します。Disabledで運用するこ とをお勧めします。 [ ]: 出荷時の設定 システム設定の変更 Keyboard Configuration Advancedメニューで「Keyboard Configuration」を選択すると以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Keyboard Configuration NumLock : Keyboard auto-repeat rate : Keyboard auto-repeat dealy : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Exit Item Specific Help [On] [30/sec] [1/2 sec] Select Power-on State for NumLock. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 NumLock On [Off] 起動時にテンキーのNumlock(ニューメ リックロック)を有効にするかどうかを設 定します。 Keyboard auto-repeat rate [30/sec] 26.7/sec 21.8/sec 18.5/sec 13.3/sec 10/sec 6/sec 2/sec キーを押し続けたときの、文字が続けて入 力される間隔を設定します。 Keyboard auto-repeat delay 1/4sec [1/2sec] 3/4sec 1sec キーリピートが始まるまでの時間を設定し ます。 [ ]: 出荷時の設定 57 58 システム BIOS (SETUP) I/O Device Configuration Advancedメニューで「I/O Device Configuration」を選択すると以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot I/O Device Configuration Serial port A : Base I/O address : Interrupt : Serial port B : Base I/O address : Interrupt : Exit Item Specific Help [Enabled] [3F8] [IRQ 4] [Enabled] [2F8] [IRQ 3] Configure serial port A using options: [Disabled] No configuration [Enabled] User configuration [Auto] BIOS or OS chooses Configuration (OS Controlled) Displayed when controlled by OS F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 Serial port A Disabled [Enabled] Auto シリアルポートA(背面のCOM 1コネクタ) の有効/無効を設定します。 Base I/O Address [3F8] 2F8 3E8 2E8 シリアルポートA(背面のCOM 1コネクタ) へのアドレスを割り当てます。 Interrupt IRQ 3 [IRQ 4] シリアルポートA(背面のCOM 1コネクタ) への割り込み番号を設定します。 Serial port B Disabled [Enabled] Auto シリアルポートBの有効/無効を設定します。 本装置ではシリアルポートBは存在しませ ん。 Base I/O Address 3F8 [2F8] 3E8 2E8 シリアルポートBへのアドレスを割り当てま す。本装置ではシリアルポートBは存在しま せん。 Interrupt [IRQ 3] IRQ 4 シリアルポートBへの割り込み番号を設定し ます。本装置ではシリアルポートBは存在し ません。 [ ]: 出荷時の設定 システム設定の変更 PCI Configuration Advancedメニューで「PCI Configuration」を選択すると以下の画面が表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot PCI Configuration Item Specific Help PCI Device, Slot #1 PCI Device, Slot #2 Onboard SCSI Device Onboard LAN Device F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Exit Setup items for congiguring the specific PCI device Select Item Select Menu - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit PCI Configurationメニューはすべてサブメニューから構成されています。 それぞれのサブメニューを選択してから表示される項目について設定します。 ⓦ PCI Device Slot #1/PCI Device Slot #2 本体のPCIスロットに接続されているPCIボードについて設定をするサブメニューです。 PCI Device Slot #1は、フルレングスPCIボードスロット(PCI-X 1)に対するメニュー、 PCI Device Slot #2は、ハーフレングスPCIボードスロット(PCI-X 2)に対するメニュー です。 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 Option ROM Scan [Enabled] Disabled 接続しているPCIボードが持つROMの展開 を有効にするか、無効にするかを設定しま す。 Enable Master Disabled [Enabled] 対象となるPCIデバイスをPCIバスマスタと して扱うかどうかを設定します。 Latency Timer Default 0020h [0040h] 0060h 0080h 00A0h 00C0h 00E0h PCIバスにおけるバス占有時間を調整しま す。出荷時の設定のまま使用することをお 勧めします。 [ ]: 出荷時の設定 59 60 システム BIOS (SETUP) ⓦ Onboard SCSI Device マザーボード上のSCSIコントローラに対する設定をするサブメニューです。 このコントローラは 内蔵ハードディスクド ライブを制御するもので す。出荷時の設定の まま使用することをお勧めします。 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 SCSI Device Function Disabled [Enabled] SCSIコントローラの有効/無効を設定しま す。 Option ROM Scan [Enabled] Disabled SCSIコントローラのROMの展開を有効にす るか、無効にするかを設定します。 Enable Master Disabled [Enabled] SCSIコントローラをPCIバスマスタとして扱 うかどうかを設定します。 Latency Timer Default 0020h [0040h] 0060h 0080h 00A0h 00C0h 00E0h PCIバスにおけるバス占有時間を調整しま す。 [ ⓦ ]: 出荷時の設定 Onboard LAN Device マザーボード上のLANコントローラに対する設定をするサブメニューです。2つのネット ワークポートに共通 の設定となります。出荷時 の設定のまま使用するこ とをお勧めしま す。 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 LAN Device Function Disabled [Enabled] LANコントローラの有効/無効を設定しま す。 Option ROM Scan [Enabled] Disabled LANコントローラのROMの展開を有効にす るか、無効にするかを設定します。 Enable Master Disabled [Enabled] LANコントローラをPCIバスマスタとして扱 うかどうかを設定します。 Latency Timer Default 0020h [0040h] 0060h 0080h 00A0h 00C0h 00E0h PCIバスにおけるバス占有時間を調整しま す。 [ ]: 出荷時の設定 システム設定の変更 Console Redirection Advancedメニューで「Console Redirection」を選択すると以下の画面が表示されます。 シリアルポートを介したコンピュータとの通信(コンソール操作)のための設定です。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Console Redirection Item Specific Help Com Port Address : [Disabled] Band Rate : FIFO Level : Flow Control : Console Type : Continue C.R. after PORT : [9600] [Level 14] [CTS/RTS] [vt100] [On] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Exit Select Item Select Menu If enabled, it will ose a port on the motherboard. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 Com Port Address [Disabled] On-board COM A シリアルポートの使用の有効/無効、 および 使用する際のシリアルポートを選択します。 Console connection [Direct] Via modem このメニューは本体のシリアルポートに管 理PCまたはモデムが接続されている場合に 表示されます。 接続先の機器の設定をします。 Baud Rate 300 1200 2400 [9600] 19.2K 38.4K 57.6K 115.2K 接続先のコンソールとのインタフェースに 使用するボーレートを設定します。 レート が合っていないと正しく通信できません。 FIFO Level Level 4 [Level 14] ファーストイン・ファーストアウトのレベ ルを指定します。 Com Port Addressの設定を「On board COM A」にした場合、選択可能となります。 Flow Control None XON/XOFF [CTS/RTS] 接続先のコンソールとのフロー制御の方法 を選択します。 Console Type [vt100] vt100 8bit ANSI 7bit ANSI ut100 plus UTF8 接続先のコンソールのタイプを選択します。 61 62 システム BIOS (SETUP) 項 目 Continue C.R. after POST パラメータ [On] Off 説 明 オペレーティングシステムのロードが完了 した後もコンソールリダイレクションを有 効にするかどうかを設定します。 [ ]: 出荷時の設定 システム設定の変更 POST Error Log Advancedメニューで「POST Error Log」を選択すると以下の画面が表示されます。 POSTで検出されたエラーのログに関する設定メニューです。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot POST Error Log Item Specific Help View DMI event log [Enter] Clear all DMI event logs Event Logging [No] [Enabled] F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Exit Select Item Select Menu View the contents of the DMI event log. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ View DMI event log [Enter] Clear all DMI event logs [No] Yes Event Logging Disabled [Enabled] 説 明 このメニューを選択して<Enter>キーを押す と、デスクトップマネージメントインタ フェース(DMI) のイベント(ハードウェア情報やトラブル 発生状況)に関するログを表示します。 「Yes」を選択して再起動すると、記録され ているログを消去します。消去後、 自動的 に「No」に戻ります。 DMIイベントログを記録していくかどうかを 指定します。 [ ]: 出荷時の設定 63 64 システム BIOS (SETUP) IPMI Advancedメニューで「IPMI」を選択すると以下の画面が表示されます。 インテリジ ェントプラットフ ォームマネージメ ントインタフェ ース(IPMI)に関する設定メ ニューです。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot IPMI Item Specific Help IPMI Specification Version BMC Firmware Version Setting PEF Configuration Change COM port Setting COM port on BMC Clear System Event Log Existing Event Log number Remaining Event Log number SYS Firmware Progress BIOS POST Watchdog System Event Log F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Exit 1.5 3.26 [Enabled] [No] [Disabled] [Disabled] 12 115 [Disabled] [Enabled] Select this line to en/disable COM port on BMC. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu Select Item Select Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 IPMI Specification Version − BIOSがサポートしているIPMI仕様のバー ジョンを表示します(表示のみ)。 BMC Firmware Version − マザーボード上に接続されているベース ボードマネージメントコントローラ(BMC) に搭載されているファームウェアのバー ジョンを表示します(表示のみ)。 Setting PEF Configuration [Enabled] Disabled プラットフォームイベントフィルタ(PEF) の有効/無効を設定します。 Change COM port Setting Yes [No] シリアルポート(COMポート)の設定変更 を許可/禁止します。 COM port on BMC [Disabled] IPMI CLI シリアルポート(COMポート)を使用した ベースボードマネージメントコントローラ との通信の方法を選択します。「IPMI」は IPMIに従った方法での通信、「CLI」はコマ ンドラインインタフェースに従った通信を します。Change COM port Settingの設定 を「Yes」にした場合、選択可能となりま す。 Clear System Event Log [Disabled] Enabled 「Enabled」にすると、次回起動時に強制的 にシステムイベントログを消去します。消 去後、自動的に「Disabled」に戻ります。 Existing event Log number/Remainig Event Log Number − 現在ログされているイベントログの数 (Existing event Log number) 、またはログ できる残りの数(Remainig Event Log Number)を表示します(表示のみ) 。 システム設定の変更 項 目 パラメータ 説 明 SYS Firmware Progress Enabled [Disabled] POSTの進捗状況をログするかどうかを設定 します。 BIOS POST Watchdog Disabled [Enabled] POST中にウォッチドッグを使用するかどう かを指定します。 System Event Log サブメニュー システムに発生したイベント(事象) の情 報を表示するサブメニューです。 下図に示 す画面が表示されます。 [ ]: 出荷時の設定 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot System Event Log SEL Entry Number = SEL Record ID = SEL Record Type = Timestamp = Generator Id = SEL Message Rev = Sensor Type = Sensor Number = SEL Event Type = SEL Event Data = ↑↓ ←→ F1 Help Esc Exit 重要 Item Specific Help 1 0010 02 - System Event Record 07.29.2003 10:50:08 20 00 04 01 - Temperature -32 - TMP_S2 81 - Upper Non-critical Going 57 24 2A Select Item Select Menu Exit This is an entry in the System Event Log - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit ⓦ BIOSの設定をデフォルト値に戻したり、 CMOSの内容をクリアする と、「SYS Firmware Progress」の設定は出荷時の内容には戻りませ ん。 ⓦ BIOSの設定をデフォルト値に戻したり、 CMOSの内容をクリアした後 は、「SYS Firmware Progress」を「Disabaled」に設定し直してく ださい。 65 66 システム BIOS (SETUP) Security カーソルを「Security」の位置に移動させると、Securityメニューが表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help Supervisor Password Is : User Password Is : Clear Clear Set Suppervisor Password : Set User Password : [Enter] [Enter] Password on boot : Fixed disk boot sector : Diskette access : [Disabled] [Normal] [Supervisor] ↑↓ ←→ F1 Help Esc Exit Select Item Select Menu Supervisor Password controls access to the setup utility. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Set Supervisor PasswordもしくはSet User Passwordのどちらかで<Enter>キーを押すと パスワードの登録/変更画面が表示されます。 ここでパスワードの設定を行います。 重要 ⓦ 「User Password」は、 「Supervisor Password」を設定していない と設定できません。 ⓦ OSのインストール前にパスワードを設定しないでください。 ⓦ パスワードを忘れてしまった場合は、CMOSメモリクリアジャンパを使 用してください。不明な点についてはお買い求めの販売店または保守 サービス会社にお問い合わせください。 各項目については次ページの表を参照してください。 システム設定の変更 項 目 パラメータ 説 明 Supervisor Password Is Set Clear スーパーバイザパスワードが設定されてい るかどうかを示します(表示のみ)。 User Password Is Set Clear ユーザーパスワードが設定されているかど うかを示します(表示のみ)。 Set Supervisor Password 7文字までの英数字 <Enter>キーを押すとスーパーバイザのパス ワード入力画面になります。このパスワー ドですべてのSETUPメニューにアクセスで きます。パスワードは大文字/小文字を認識 しません。 Set User Password 7文字までの英数字 <Enter>キーを押すとユーザのパスワード 入力画面になります。このパスワードです べてのSETUPメニューにアクセスできます。 パスワードは大文字/小文字を認識しませ ん。 Password On Boot [Disabled] Enabled ブート時にパスワードの入力を行う/行わな いの設定をします。先にスーパバイザのパ スワードを設定する必要があります。 もし、 スーパーバイザのパスワードが設定されて いて、このオプションが無効の場合はBIOS はユーザーがブートしていると判断します。 Fixed Disk Boot Sector [Normal] Write Protect ハードディスクドライブのブートセクタへ の書き込みを防ぎます。 Diskette access [Supervisor] User フロッピーディスクドライブにセットした フロッピーディスクへの書き込みに権限を 与えます。 [ ]: 出荷時の設定 67 68 システム BIOS (SETUP) Power カーソルを「Power」の位置に移動させると、Powerメニューが表示されます。 主に電源制御や起動に関する設定をするメニューです。本体のハードウェア構成(オプション の取り付け状態など)に依存するオプションがあります。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help Power Savings : [Disabled] Standby Timeout : Auto Suspend Timeout : Off Off Resume Resume Resume Resume Resume [Off] [On] [Off] [00:00:00] [00/00/0000] On Modem Ring : On LAN : On Time : Time : Data : [Last State] After Power Failure : F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Maximum Power Savings conserves the greatest amount of system power. Maximum Performance conserves power but allows gratest system performance. To alter these settings, choose Costomized. To turn off power management, choose Disabled. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit 項目については次の表を参照してください。 項 目 パラメータ 説 明 Power Savings: [Disabled] Customized Maximum Power Savings Maximum Performance 省電力に関する設定をします。 「Disabled」はすべての電源管理を無効にし ます。 「Customized」を選択するとこのメニュー以 降のオプションの設定ができます。 「Maximum Power Savings」は、システム で必要とする最大電力を保ち続けます。 「Maximum Performance」は、システムの 性能を最大限に維持するために必要な電力 を維持します。 Standby Timeout [Off] 1 Minute 2 Minutes 4 Minutes 6 Minutes 8 Minutes 12 Minutes 16 Minutes システムがスタンバイ状態(部分的な電源 OFFの状態)になるまでの時間を設定しま す。 Auto Suspend Timeout [Disabled] 5 Minute 10 Minutes 15 Minutes 20 Minutes 30 Minutes 40 Minutes 60 Minutes 「Standby Timeout」 のオプションです。ス タンバイ状態になってからサスペンド状態 (シャットダウン状態とほぼ同じ)になるま での時間を設定します。 システム設定の変更 項 目 パラメータ 説 明 Resume On Modem Ring [Off] On モデムを介して、スタンバイ状態またはサ スペンド状態からの復帰や電源ONの状態に するリモートウェイクアップ機能の有効/無 効を設定します。 Resume On LAN Off [On] ネットワークを介して受け取ったパケット (マジックパケット)による、スタンバイ状 態またはサスペンド状態からの復帰や電源 ONの状態にするリモートウェイクアップ機 能の有効/無効を設定します。 Resume On Time [Off] On 日付や時刻を指定して起動させる機能の有 効/無効を設定します。 Resume Time HH:MM:SS 「Resume On Time」を有効にした場合に設 定できます。システムが起動する時間を指 定します。時:分:秒で指定します。 Resume Date MM/DD/YYYY 「Resume On Time」を有効にした場合に設 定できます。システムが起動する日付を指 定します。月/日/年で指定します。「00/ 00/0000」を指定すると、 毎日、 「Resume Time」で指定した時刻に起動します。 After Power Failure Stay Off [Last State] Power On 電源障害により電源の供給が途絶えた後、 再びAC電源を受電したときのシステムの動 作を指定します。 「Stay Off」でシステムはOFFのままの状態 を保ちます。「Power On」は受電と同時に システムの起動を開始します。「Last State」 は、電源障害が起きる前の状態に戻ります。 無停電電源装置(UPS)に本装置の電源 コードを接続し、UPSのタイムスケジュー リング機能に従った自動運転を計画する場 合は、「Power On」に設定します。パラ メータとシステムの状態の関係についてこ の後に詳しく説明します。 [ ]: 出荷時の設定 「After Power Failure」の設定と本装置のAC電源がOFFになってから再度電源が供給されたと きの動作を次の表に示します。 設 定 AC電源 OFFの前の状態 Stay Off Last State Power On 動作中 Off On On 停止中(DC電源もOffのとき) Off Off On 強制電源OFF* Off Off On * POWERスイッチを4秒以上押し続ける操作です。強制的に電源をOFFにします。 無停 電電源装置 (UPS)を利用し自 動運転を行う場 合は「AC Link」の設定を 重要 「Power On」にしてください。 69 70 システム BIOS (SETUP) Boot カーソルを「Boot」の位置に移動させると、起動順位を設定するBootメニューが表示されま す。Bootメニューのそれぞれの項目を選択後、<Enter>キーを押してサブメニューを表示させ てから設定します。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help CD-ROM Drive Removable Devices +Hard Drive MBA v6.2.11 Slot 0208 MBA v6.2.11 Slot 0209 ↑↓ ←→ F1 Help Esc Exit Select Item Select Menu Keys used to view or configure devices: <Enter> expends or collapses devices with a + or <Ctrl+Enter> expands all - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit Boot Device Priority 起動順位を設定します。システムは起動時にこのメニューで設定した優先順位に従ってデバイ スをサーチし、起動ソフトウェアを見つけるとそのソフトウェアで起動します。 <↑>キー /<↓>キーで機器を選択し、<+>キー /<−>キーで起動の優先順位を変更できます。 「+」や「−」がついてい る項目はその下に選択できる機器があることを示しています。機器 を選択して<Ctrl>キーを押しながら <ENTER>キーを押すと表示が展開または折りたたまれま す。 重要 ⓦ ⓦ EXPRESSBUILDERを起動する場合は、 「CD-ROM Drive」を1番上 に、「Removable Devices」を2番目に設定してください。 「MBA 06.2.11 Slot 0208」が本体のネットワークポート1です。 「MBA 06.2.11 Slot 0209」が本体のネットワークポート2です。 システム設定の変更 Exit カーソルを「Exit」の位置に移動させると、Exitメニューが表示されます。 PhoenixBIOS Setup Utility Main Advanced Security Power Boot Exit Item Specific Help Exit Saving Changes Exit Discarding Changes Load Setup Defaults Discard Changes Save Changes F1 Help Esc Exit ↑↓ ←→ Select Item Select Menu Exit System Setup and save your changes to CMOS. - /+ Change Values Enter Select Sub-Menu F9 Setup Defaults F10 Save and Exit このメニューの各オプションについて以下に説明します。 ⓦ Exit Saving Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存してSETUPを終わらせ る時に、この項目を選択します。Exit Saving Changesを選択すると、確認画面が表示さ れます。 ここで、「Yes」を選ぶと新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保 存してSETUPを終了し、自動的にシステムを再起動します。 ⓦ Exit Discarding Changes 新たに選択した内容をCMOSメモリ(不揮発性メモリ)内に保存しないでSETUPを終わ らせたい時に、この項目を選択します。 ここで、 「Yes」を選択すると、変更した内容をCMOSメモリ内に保存しないでSETUPを 終了し、自動的にシステムを再起動します。 ⓦ Load Setup Defaults SETUP のすべ ての 値を デフ ォル ト値 に戻 した い時 に、この 項目 を選択 しま す。Load Setup Defaultsを選択すると、確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選択すると、SETUPのすべての値をデフォルト値に戻してExitメニュー に戻ります。「No」を選択するとExitメニューに戻ります。 チェック デフ ォルト値は出荷時の設 定と異なります。デフォ ルト値にした後は、 「設定 内容のセーブ関連」(52 ページ)の説明を参照して出荷時の設定に直してくだ さい。 71 72 システム BIOS (SETUP) ⓦ Discard Changes CMOSメモリに値を保存す る前に今回の変更を以前の値に戻し たい場合は、この項目を 選択します。Discard Changesを選択すると確認画面が表示されます。 ここで、 「Yes」を選ぶと新たに選択した内容が破棄されて、以前の内容に戻ります。 ⓦ Save Changes 現在の設定値を保存しま す。引き続き SETUP ユーティリティを操 作する場合に使用し ます。 システム設定の変更 CMOSメモリのクリア 本装置が持つセットアップユーティリティ「SETUP」での設定内容はマザーボード上のCMOS メモリに保存されます。 ここで説明する方法でCMOSメモリをクリアすることができます。 重要 CMOS メモリの内 容をクリア するとSETUP の設定内 容がすべて デフォルト の設定になり、工場出荷時の設定には戻りません。CMOSメモリの内容をクリ アした後は、出荷時の設定内容を反映させて設定し直してください。また時刻 も設定し直してください(52ページ 参照) 。 CMOSメモリのクリアはマザーボード上のCMOSメモリクリアジャンパを操作して行います。 ジャンパは下図の位置にあります。 重要 その他のジャンパの設定は変更しないでください。本装置の故障や誤動作の原 因となります。 CMOSメモリクリアジャンパ(JBAT1) ブートブロックジャンパ (JBBF1・このジャンパの設定は 変更しないでください) 内容を保持 内容をクリア :ストラップ 73 74 システム BIOS (SETUP) それぞれの内容をクリアする方法を次に示します。 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。人が死亡す る、または重傷を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説明をご覧くだ さい。 ⓦ ⓦ ⓦ 自分で分解・修理・改造はしない リチウムバッテリを取り外さない 電源プラグを抜かずに取り扱わない 装置を安全にお使いいただくために次の注意事項を必ずお守りください。火傷やけが などを負うおそれや物的損害を負うおそれがあります。詳しくは、iii ページ以降の説 明をご覧ください。 ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ ⓦ 一人で持ち上げない 中途半端に取り付けない カバーを外したまま取り付けない 指を挟まない 高温注意 装置をラックから引き出した状態にしない 1. 106ページを参照して準備をする。 2. 本体をラックから取り出す(31ページ参照) 。 3. トップカバーを取り外す(113ページ参照)。 4. ジャンパの設定を変更する。 重要 ⓦ ジャンパピン1-2に付いているクリップを使用してください。 ⓦ クリップをなくさないよう注意してください。 5. 本装置を元どおりに組み立ててPOWERスイッチを押す。 6. <F2>キーを押して、SETUPユーティリティを起動する。 7. 「Exit」メニューから「Exit Saving Changes」を選択し、「Yes」を選択する。 8. システムの電源をOFFにする。 9. ジャンパの設定を元に戻した後、もう一度電源をONにしてBIOSセットアップ ユーティリティを使って設定し直す。 システム設定の変更 割り込みライン 割り込みのルーティングは、出荷時に次のように割り当てられています。オプションを増設す るときなどに参考にしてください。 機器(コントローラ) オーダー 1 オーダー 2 オーダー 3 オーダー 4 PCIスロット1(PCI-X1) INT A# INT B# INT C# INT D# PCIスロット2(PCI-X2) INT D# INT A# INT B# INT C# LAN INT A# INT B# − − VGA INT A# − − − SCSI INT C# − − − またプライマリIDE(CD-ROMドライブ)の割り込みは「IRQ14」、セカンダリIDEは「IRQ15」 です。 75 76 SCSI コンフィグレーションユーティリティ SCSIコンフィグレーションユーティリティ POST実行 中、画面に 本装置 のオ ンボー ドSCSI コン トロー ラのセ ットア ップを するた めの ユーティリティ(SCSI Configuration Utility)の起動メッセージが表示されますが、本装置で は出荷時の設定から特に設定を変更する必要はありません。 ディスクアレイBIOS(ディスクアレイBIOSユーティリティ) ディスクアレイBIOS ユーティリティは、オプションのディスクアレイコントローラボードの 設定を切り替えるためのユーティリティです。 ディスクアレイコントローラのタイプによって BIOSの起動方法やメニューの内容が異なりま す。詳しくは、購入されたディスクアレイコントローラボードに添付の説明書を参照してくだ さい。 本装置を購入時に、ディスクアレイコントローラを搭載した状態をオーダーされた場合は、本 装置の添付品としてディスクアレイコントローラの説明書も添付されます。
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