PDF ファイルの見方

PDF ファイルの見方
PDF ファイルは、無料で公開されている「Adobe Reader」さえインストールしておけば、あれこれ
とアプリケーションソフトを購入する必要もなく、またドキュメントを不特定多数に配布したい時など
に重宝します。役所へ提出する申請書なども、Web サイトから PDF 形式で入手できるようになり、
また PDF に変換したファイルをメールでやり取りすることも多くなりました。
この「Adobe Reader」は、最近のパソコンには最初から入っているものもあり、入っていない場
合でも、アドビ社の Web サイトから無料でダウンロードできます。
PDF ファイルは、OS やソフトの有無つまりパソコンの環境に左右されずに必ず開け、書き換え
や印刷などの制限が可能である等のメリットがあるので、公的な機関では、文書の公開を PDF で
行うことが既に一般化しています。
さて、本サイトでも、PDF ファイルを多用しています。それに付随して画面サイズが異なり、見づ
らい場合があります。
使用に当たっての簡単な説明をしておきましょう。
まず、PDF ファイルを開くと、画面上の表示エリアを最大にするために、ツールバーは非表示に
なっており、基本的な読み取りコントロールはカーソルが画面の上方にある時は消え、下部に移
動すると現れる図1のような半透明のフローティングツールバーに表示されます。
図1はアクロバット X(10)のフローティングツールバーの画面です。
図1 フローティングツールバー(アクロバット X)
フローティングツールバーの記号内容は以下の通りです(図2)。
保存
印刷
メインツールバーを表示
拡大(ズームイン)
前頁(←)
次頁(→)
縮小(ズームアウト)
図2 フローティングツールバー
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図2のフローティングツールバーだけでも、「ファイルの保存、印刷」、「前の頁、次の頁の表示」、
図の「ズームイン(拡大)やズームアウト(縮小)」などは可能です。
図3では、複数のページが縦に2列ずつ縦長に並んでおり、拡大しても文字も小さく見づらいの
が難点です。
図3 フローティングツールバー
図3のフローティングツールバーの部分を拡張したのが図4です。
図4 フローティングツールバー部分の拡張
ウィンドウ幅に 1 頁だけ表示してスクロールしたいという場合には、右端の「Acrobat ツールバー
を表示」を選んで、図5のメインツールバーの「ウィンドウ幅に合わせてスクロールを有効にする」
を選べば図6のような表示が可能になります。縦方向に一列ずつ(つまり1頁ごとに)並べることが
出来るので見やすくなります。
図5 画像1枚をウィンドウ幅に合わせる
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図6 画像1枚をウィンドウ幅に合わせる
図3では、ウィンドウ内に縦方向に2列ずつ画像が表示されていますが、色々な選択が可能な
ので試してみて下さい。
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