2016年11月号(PDF) - 一般社団法人 東海日中貿易センター

2016
11月号
2016年11月1日 発行
中華人民共和国成立67周年祝賀会が開催
9月27日、名古屋市内のホテルにて中華人民共
和国成立67周年祝賀会が中華人民共和国駐名古屋総
領事館の主催で開催された。
葛廣彪総領事が帰国中の為に、趙大為副総領事が
代理総領事を務め、主催者を代表して挨拶した。趙
副総領事は
「中華人民共和国は成立以来、特に改革開
放後30余年の中で、総合的な国力、国際影響力が著
しく上昇、社会経済が全面的に発展し、人民の生活
主催者を代表して挨拶する趙大為・代理総領事
水準が向上し、万人が注目する成果を成し遂げた。
に、中国と日本は『和すれば共に利があり、争えば
今年上半期に、中国は各種の困難を克服し、依然と
共に傷つく』。平和、友好、協力は両国の根本的利
して6.7%の経済成長率を維持し、世界経済の回復の
益に一致し、両国人民の共通の願いでもある。現
牽引役を務めている。今、正に中国はイノベーショ
在、中日関係は緩やかに改善しているが、その勢い
ン、協調、グリーン、開放、共有の発展理念に基づ
は脆弱であり、度々複雑な要因による干渉を受けて
き、“2つの百年目標”(①党成立100周年にあたる
いる。双方は、中日間の四つの政治文書と四項目の
2021年までにゆとりある“小康社会”を実現すること、
共通認識を厳守して、高度な責任感をもって、現実
②中国建国100周年にあたる2049年までに中華復興
に基礎を置き、将来を見据えて、中日友好関係が早
の夢を実現すること)
の実現に向けて、鋭意努力を重
期に正常な発展軌道に戻るよう推進しなければなら
ねているところである。世界は中国と離れられず、
ない」と強調した。
中国もまた世界と離れられない。9月初旬に、中国
更に、当地域とのつながりについて「中部地区は
はG20杭州サミットを成功裏に開催し、世界に向け
日本の製造業の中心地であり、ピンポン外交の発祥
て責任を負う大国の姿をはっきりと示した。中国は、
地でもあり、対中経済協力並びに民間友好交流の面
日本を含む世界各国と友好交流を展開し、WIN-WIN
では一貫して日本各地の先端を歩んでいる。国の交
を核心とする新型の国際関係を構築し、人類運命共
りは、民の親しみにありと言われる。中部各界が、
同体を築くことを推進していく」
と話した。
中日国交正常化45周年を契機として、更に中国と地
また日中関係について
「来年は、中日国交正常化
方、経済・貿易、青少年などの面にわたり交流と協
45周年を迎える。歴史的経験が証明しているよう
力を強化し、中日友好関係の発展の為の礎となるこ
主 要 目 次
中華人民共和国成立67周年祝賀会が開催… ………………………………1
第2回中日韓産業博覧会が山東省濰坊市で開催……………………………2
鄧偉総領事が事務局へ着任挨拶……………………………………………3
会務報告 2016年度第四回理事会……………………………………………3
鄧偉総領事歓迎昼食交流会を開催…………………………………………4
中国実務セミナー 中国の会計税務の基礎知識と財務分析~少人数・座談形式の1日講習会~……5
中国実務セミナー 中国税関調査の現状と対応策…………………………………5
中国投資企業部会 中国総領事館を交えた部会員交流会……………………6
訪中報告 江門市崖門新財富環保電鍍(メッキ)産業園操業5周年記念式盛大に挙行……7
友好交流事業 第一回日中友好・錦秋の集い… ……………………………8
交流記録………………………………………………………………………8
11月以降の行事案内… ………………………………………………………9
寄 稿 労働契約満了後、契約未更新だが継続して雇用する場合の法的問題…… 10
2017年会員賀詞交歓会のご案内… ……………………………………… 13
西安デスクNEWS……………………………………………………… 14
<中国短信>……………………………………………………………… 15
中国経済データ…………………………………………………………… 16
中国法令公布リスト……………………………………………………… 20
とを希望する。中華人民共和国駐名古屋総領事館
して取り組む中国版インダストリー 4.0と言われる
は、全力を尽くして日本中部地区と中国が展開する
“中国製造2025”により、社会的課題の解決、産業の
友好交流と協力を支援する」と表明した。
グレードアップを成し遂げ、製造大国から製造強国
来賓を代表して森岡仙太愛知県副知事と当セン
へと発展する中で、中所得の罠を克服し、引き続き
ターの小澤哲会長が祝辞を述べた。小澤会長は「中
世界経済をけん引されることに期待する。
国は、対外開放政策により、外資導入を推進し、外
来年、2017年は日中国交正常化45周年を迎える記
国企業の先進的な技術、ノウハウ、資金を活用し、
念の年であり、中国駐名古屋総領事館が共催され
る“第11回名古屋中国春節祭”は1月7日から始まる
が、恐らく、日中両国で一番早く開催される日中友
好事業になる。当地、名古屋はピンポン外交発祥地
であり、当地で開催される名古屋中国春節祭が日中
国交正常化45周年の最初の友好交流事業となること
は大変意義深いものがあると思う。是非とも皆様の
ご協力により交流事業を盛り上げ、日中関係の改善
にプラスになれば幸いである。当センターも、各団
体、企業、友好人士、華僑華人の皆様と協力して、
来賓を代表して祝辞する小澤会長
中国との経済交流や民間の草の根交流に微力なが
急速な成長を遂げたことは言うまでもないが、今
ら、努力したい」と展望を示した。
年、中国の海外投資の規模が中国への外資導入の規
祝賀会には、当センターからは小澤会長、豊島半
模を上回ると見られており、外資受入国から投資国
七副会長、藤森利雄副会長、宮木正彦副会長、髙橋
へと変化が見られる。この様な変化は、中国の成長
明彦副会長はじめ会員代表者多数が出席したほか、
の大きな転換点を示していると思う。また、中国は
中部地方の政財界関係者として、新開輝夫・名古屋
2020年までに“小康社会”(ゆとりある社会)の実現
市副市長、長谷川靖・東海財務局長、前川正文・東
を目指しているが、既に1人あたりGDPが推計値
海総合通信局長、波多野淳彦・中部経済産業局長、
で8,000ドルを超えてきており、一般的に中所得国
鈴木昭久・中部運輸局長、藤原健朗・名古屋税関
の水準と言われる10,000ドルに間もなく達する見込
長、大森茂・名古屋入国管理局長、立花貞司・名古
みである。ここからの成長が、中国が先進国入りす
屋商工会議所副会頭、富田英之・中部経済同友会代
る正念場となり、それにはイノベーション、技術革
表幹事らも出席。日中友好人士、華僑華人、留学生
新が不可欠である。今、中国が製造業の強化を目指
など400名余りが参加し、盛大に行われた。
第2回中日韓産業博覧会が山東省濰坊市で開催
9月23日から25日の3日間にわたり、2016中日韓
投資・貿易の簡便化など自由貿易試験区を設置する
産業博覧会が山東省濰坊市の魯台会展センターで開
ためのホットな課題を取り上げた。
催された。
同博覧会の展示面積は約4万㎡に達し、スマート
23日午前に行われた開幕式には、張偉・中国国際
マニュファクチャリング、省エネ・環境保護、新エ
貿易促進委員会副会長が出席し、王随蓮・山東省副
ネ、現代農業と食の安全、ヘルスケア&美容産業、
省長が挨拶し、開幕を宣言した。
文化クリエイト産業の5つの展示会で構成された。
同博覧会は、昨年開催の第1回に引き続き、中国
24日に開催された同博覧会重点協力プロジェクト
国際商会、日本国際貿易促進協会、韓国貿易協会な
契約締結商談会では、健康養老産業パーク、新エネ
どの貿易促進団体の共同主催によるもので、自由貿
ルギー蓄電池生産、風力発電、電子商取引総合サー
易試験区に着目し、ハイレベルの各種フォーラムを
ビスなど28のプロジェクト契約が結ばれ、総投資額
実施し、サービス貿易の発展、現代的農業の協力、
は140.2億元に達成した。
(2) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
鄧偉総領事が事務局へ着任挨拶
10月17日(月)、中国駐名古屋総領事館の総領事と
して着任した鄧偉総領事が挨拶のため、趙大為副総
領事、池暁南商務担当領事、李昱堃総領事秘書と当
センターを訪れ、原田副会長、大野常務理事兼事務
局長、石原業務グループ長と懇談した。
鄧総領事は10月5日まで長崎の総領事を約2年務
め、10月16日(日)に中部国際空港から当地に入り、
名古屋の総領事に着任。当センターへの来訪は着任
2日目であった。
歴代総領事を振り返ると、友好交流、観光交流、
経済交流などそれぞれ在任中に当地域と中国との交
流促進に尽力された経緯がある。来年は日中国交正
常化45周年という節目の年であることから、例年以
上に友好交流に力点が置かれると思われ、環境保
護、介護福祉関係など新たな分野での交流、協力の
促進にも期待がかかる。
鄧総領事は天津市出身の今年52歳。北京外国語大
学を卒業し、日本語は堪能。
会務報告
鄧偉総領事(中央)
【略歴】
1986 - 1989 外交部アジア局事務官
1989 - 1992 外交部報道局事務官、アタッシェ
1992 - 1996 駐日大使館アタッシェ、三等書記官
1996 - 2005 外交部報道局副課長、課長
2005 - 2007 駐大阪総領事館副総領事
2007 - 2012 駐日大使館参事官
2012 - 2014 吉林省外事弁公室副主任
2014 - 2016 中国駐長崎総領事
2016年度 第四回理事会
10月25日
(火)
午前、名古屋商工会議所ビルD会議
室にて、当センターの2016年度第四回理事会を開催
し、理事10名、協議員15名の出席のもと、議案審議
と事業報告が行われ、議案について異議なく承認さ
れた。
第1号議案 新入会員の承認について
第2号議案 中国山東省煙台市人民対外友好協会
議長を務める小澤会長
からの海外理事就任依頼について
を満たし、成立していることを報告した。
報告事項
続いて、定時会員総会後に会長、副会長など新役
1 上半期の財務状況報告
員を選任した臨時理事会、協議員の一部交代を承認
2 業務執行理事の職務執行状況について
する書面議決による臨時理事会が開催され、本理事
3 訪中報告 第25次中国自動車産業視察団
会が四回目になることを補足説明した。
中部経済界訪中団
また、本理事会には、新任副会長の柴垣信二氏
石原業務グループ長が司会進行を行い、はじめに
(日本特殊陶業株式会社取締役副会長)と新任の協議
本理事会は理事会運営規則第7条に規定する定足数
員の中から遠山卓郎氏(遠山産業株式会社代表取締
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
(3)
役社長)
と小山享氏(豊田合成株式会社取締役常務執
□鄧偉新総領事がご挨拶
行役員)
の2名が出席され、司会より紹介した。
理事会閉会後に、鄧偉中国駐名古屋総領事が当セ
小澤会長の開会挨拶の後、引き続き小澤会長が議
長を務め、大野常務理事兼事務局長が議案説明並び
に報告事項1~3項について報告した。
□第1号議案
定款第6条
(入会)に基づき、入会申込書の提出が
あった1社が本理事会で承認された。
玄々化学工業株式会社
代表登録者:宮田修平 代表取締役社長
挨拶される鄧偉総領事
住所:愛知県津島市神守町字中ノ折74番地
経営内容:塗料製造及び販売。
ンター役員に着任挨拶のため、李昱堃総領事秘書と
□第2号議案
共に入室され、小澤会長はじめ理事会に出席した副
中国山東省煙台市人民対外友好協会からの海外理
会長、協議員に挨拶された。
事就任依頼について、大野大介常務理事兼事務局長
鄧総領事は「名古屋は日本三大経済圏の1つであ
が同協会の海外理事に就任することを本理事会で承
り、日本を代表する製造業の中心地である。その
認された。
意味で、日中間の経済交流に関して名古屋は非常
□報告事項
に重要な位置付けだと思う。今も日中間の経済交
報告事項1~3について、大野常務理事兼事務局
流は非常に密接であるが、これから更に密接にな
長より報告を行った。
るよう努力しなければならない。是非とも経済界
閉会後、司会より、11月24日(木)に中国駐名古屋
の皆様には、引き続きご尽力賜りたい。総領事館
総領事館と当センターが共催して「2016中日経済交
としても東海日中貿易センターと共に頑張りたい」
流懇談会」を開催する旨の案内、並びに来年1月に
と語り、当地経済界との連携を強化していく意向
予定している新年賀詞交歓会については1月19日
を示した。
(木)を開催候補日として調整している旨の説明が
あった。
鄧偉総領事歓迎昼食交流会を開催
10月25日
(火)
、当センター 2016年度第4回理事
会閉会後に挨拶をされた鄧偉総領事をお招きし、引
き続き標記交流会を開催した。
交流会には中国駐名古屋総領事館より李昱堃総領
事秘書が出席し、当センターからは、小澤哲会長は
じめ豊島半七、小澤正俊、藤森利雄、柴垣信二、宮
木正彦、河島浩二、原田泰浩副会長、加藤千麿協議
員長、森克彦副協議員長、大野大介常務理事兼事務
局長が出席した。
(4) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
和やかな雰囲気で始まった昼食会
左手前から宮木副会長、豊島副会長、鄧総領事、
小澤会長、柴垣副会長、加藤協議員長
中国実務セミナー
中国の会計税務の基礎知識と財務分析
~少人数・座談形式の1日講習会~
9月21日、前田勝己公認会計士事務所の公認会計
士前田氏を招き、標記セミナーを開催した。
同セミナーは、中国子会社に赴任した総経理或い
は管理責任者が、財務諸表の解読が困難で管理がお
ざなりになっている現状が散見される中、
「もう一
度中国の会計・税務の基礎から財務諸表の読み方ま
でを勉強し直す」というのがコンセプトで、少人数
で且つ1日かけて開催という新しい試みの中、実務
功の鍵は「内部統制」と「内部監査」であると解説し
担当者を主体に計16名が参加し、和やかな雰囲気の
た。
中での講習会となった。
午後からは、財務諸表の読み方から、財務分析の
午前中は会計・税務の基礎をテーマに、個人所得
実践までを解説。決算書の財務分析には、成長性、
税、企業所得税、PE課税、増値税、移転価格税制
収益性、生産性、安全性の4つの視点からバランス
等について要点の解説とアップデートがされ、続い
よく分析をすることが大切であるとした。
て中国子会社のリスクマネジメントをテーマとして
他にも、監査報告書のフォーマットから分析ポイ
様々な不正事例と対応策を取り上げ、結論として
ントを項目ごとに解説された。
「モニタリング」
を行うことが肝要で、中国拠点の成
中国実務セミナー
中国税関調査の現状と対応策
10月12日、深圳市中弘伝智コンサルティング有限
の で、 税 務 局 が
公司のパートナーで中国公認会計士の王鋭氏を招
行っている移転
き、標記セミナーを開催した。
価格の調査のよ
講師はまず近年、税関が調査を強化してきている
う に、 輸 入 価 格
ことを指摘。税関調査は①ロイヤルティ、②関連会
が高すぎて中国
社との取引価格の合理性、③HSコード、の3点に
子会社があまり
ついての調査であると分析し、それぞれの特徴と対
儲かっていない
策を示した。
もしくは赤字に
①のロイヤルティについては昨年、税関自身が政
なっているのではないかを調べるものとは相反する
府内部からロイヤルティの支払いが伴う輸入貨物に
ものであると指摘。移転価格調査への対策と並行し
対する税収が少ないと批判されて、調査を強化して
て税関調査に対する対策を行うべきであり、社内で
いると説明。今年3月30日に輸入通関の申告書の書
部署の垣根を越えた横断的なチェック体制を敷く必
式を見直し、ロイヤルティの支払いの有無を企業に
要があると説いた。セミナー最後の質疑応答では、
選択する欄を新たに設けているという。
講師が行っている“ヘルスチェック”(第三者による
②関連会社との取引価格は、税関としては輸入
検証)サービスに関する質問も寄せられた。
申告価格が不当に低すぎないかを調べるためのも
当日は44名が聴講した。
熱弁する王鋭会計士
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
(5)
中国投資企業部会
中国総領事館を交えた部会員交流会
中国投資企業部会は10月18日、
「中国総領事館を
交えた部会員交流会」を開催した。
中国駐名古屋総領事館から趙大為副総領事、安建
勲領事アタッシェの2名が来賓として出席の下、メ
ンバー各社が中国事業を含めた自社の紹介を行うこ
とで交流を深めた。
冒頭、主催者を代表して坂田光德部会長
(岡谷鋼
挨拶する趙副総領事㊧
機㈱取締役)
が挨拶し、「事務局からの話では、中国
(挨拶を聞く坂田部会長㊥と清水副部会長㊧)
投資企業部会では、4年前の2012年に当時の張立国
に沿いながら説明。趙副総領事が「中国でビジネス
総領事を交えて、同様の交流会を開催し、大変有意
する上でのメリット、デメリットについても遠慮な
義な交流ができたと聞いている。それから4年が経
く話をしてもらいたい」と各参加者に呼びかけたこ
ち、自分も含め、私ども部会のメンバーも人事異動
ともあり、忌憚のない意見も目立った。具体的に
などで大幅に入れ替わっており、再び開催する運び
は、①移転や再編のやり難さ、②人材確保の難しさ
となった」
と経緯を説明した。
を挙げた参加企業が複数社あった。
続いて、来賓として挨拶した趙副総領事は
「中国
①の移転や再編のやり難さについては、
「中国国内
の経済成長率が昨年6.9%となり、日本の経済界の
で地域を跨った移転が難しい」
「中国からの撤退では
皆様からも“中国経済は減速しているが大丈夫か?”
なく、中国国内の他の地域への移転に過ぎないが、
との声も多く聞くようになった。様々な論点があ
企業を失う地方政府に我々が考えるような“オール中
るが、成長率が6.9%と過去と比べれば率として下
国”という概念はなく、簡単には受理されない」
「2
がっているものの、10年前、20年前の規模と全く違
年前に地域を跨った2社の合併を申請したが、いま
うことは確かである。今の中国経済の規模は約10兆
だに認可されていない」
といった意見が寄せられた。
ドルであるが、6.9%の成長は6,900億ドル増えたこ
②の人材確保の難しさは主に慢性的なワーカー不
とを意味し、これは世界19位のスイス1国の経済規
足、育ててきた幹部候補生が転職してしまい、管理
模6,640億ドルに相当するものである。そのため中
職や技術職の現地化が思うように進まないという中
国では毎年スイス1国ほどの経済が新たに生み出
国におけるヒトの流動性の高さに起因するもので
されているとも言える」と、中国経済が依然として
あった。
拡大を続け、魅力のある市場であることをアピール
中国のほかに、アセアンにも進出している企業複
した。また
「内陸部に進出している外資系企業は少
数社からは「タイにも工場を近年設立し、中国から
ないが、まだまだ賃金水準は低く、進出候補先と
一部の事業を移管したが、これは中国国内市場が拡
して魅力がある。上海であれば月6,000 ~ 8,000元、
大しているために、輸出分を振り分けた結果であ
ちょっとした技術者であれば1万元はかかるが、内
る」と中国内需への対応もあって、アセアンでの拠
陸部であれば3,000元程度で雇える地域は多い」と内
点も設立に至った事例や、「我々の繊維業界では中
陸部への進出も検討するよう呼びかけた。
国からアセアンに移転する動きが近年活発にあった
事業紹介の部では、坂田部会長、清水純一副部会
が、最近になってアセアンでの素材の調達難や技能
長
(東洋電機㈱取締役)の順に9社(14名)が、①自社
の習熟不足で品質確保に問題があったりして、再び
の事業内容ならびに中国事業の紹介、②中国事業の
調達先を中国に戻してきている」と、アセアンへの
近況報告
(最近の変化、困りごとなどを含む)につい
事業移管も時間を要することから中国が依然高い地
て紹介し合った。
位にある事例も発表された。
日本や中国、全世界での事業内容、売上、沿革な
交流会の後は来賓を交えて懇親会が最寄りの料理
どについて、各社が持ち寄ったパンフレットや資料
屋で行われた。
(6) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
訪中報告
江門市崖門新財富環保電鍍(メッキ)産業園
操業5周年記念式盛大に挙行
中国国内で最大規模、最新の汚水処理設備と一流
目的を十分に達成できると共に、大量の淡水資源の
の処理技術を誇る江門市崖門新財富環保電鍍産業園
節約ができ、メッキ団地の低炭素経済の発展を強力
(以下、メッキ団地)が操業開始より5周年を迎え
に推進することができる。
た。メッキ団地は江門市崖門新財富環保工業有限公
4)メッキ剥離センター(中国語:新褪鍍中心)建
司が2009年に広東省環境保護局の認可を受けて設立
設・営業開始式:
し、運営管理を行っている。
メッキ団地への進出企業の増加に伴い、メッキ剥
当センターは同社と業務提携を締結し、メッキ団
離量も増加。既存のメッキ剥離施設では需要に応え
地への誘致や情報発信などに協力しており、9月27
られなくなってきた為、440万元を投資し、既存施
日、28日に開催された、メッキ団地操業5周年記念
設を改造し、メッキ剥離プロセス、設備を合理的な
式典に筆者
(副会長 原田泰浩)が参加した。
設計し、メッキ剥離層液を調整し、メッキ剥離効率
記念式典には、中国、日本、韓国、香港、タイな
を高め、メッキ団地内の企業が使用している硝酸に
ど国内外の関係機関、団体、企業等関係者が招か
よるメッキ剥離を途絶させる。更に区内の環境保護
れ、メッキ団地内で新しくスタートする5プロジェ
を強化する上で非常に重要な役割を果たす。
クトの開業・竣工式などが盛大に開催された。
1)
区内に医療総合外来診察部が開業:
崖門新財富投資管理有限公司と珠海市海曼文安健
康産業投資有限公司が合弁で設立。同施設には内科、
外科、婦人科、歯科など多数の診療室が設けられ、
伝染病、職業病などの予防、治療など公共医療衛生
と保養、健康保全の為のコンサルタント・サービス
や突発的、想定外の事故の緊救急助などへの対応や、
多くの従業員及び周辺の住民の健康診断、病気治療、
転院、入院などに協力するサービスを行う。
式典でテープカットする筆者(右端)
2)
生活区の街路照明工事竣工・点灯式:
5)新財富―牛津儀器(OXFORD instruments)蛍光
メッキ団地には現在従業員の宿舎及びマンション
X線鍍層分析技術実験室使用開始式:
6.7万㎡、商店11万㎡、プール、バスケットコート、
同施設は、江門市崖門新財富環保工業有限公司
従業員の活動センターなどの施設がある。今後大型
技 術 支 援 セ ン タ ー 分 析 測 定 ス テ ー シ ョ ン と英国
の飲食、スーパーマーケットなどが次々と進出して
OXFORD instruments(上海)有限公司が共同で建設
くることが予想され、生活区並びに崖門鎮(村)を一
した蛍光分析実験室で、区内に進出している企業に
層明るく綺麗にする為、60余万元を投じて工事を
無料でメッキ層の厚みを分析する技術コンサルタン
行った。
トおよびテストサービスを提供する。
3)
太陽光発電プロジェクトが始動:
同メッキ団地は、既に第一期、第二期工事により
メッキ団地の2.5MWP屋上敷設式太陽光発電プロ
廃水処理能力を増強しているが、入居企業の廃水処
ジェクトの年平均発電量は2GWhで、火力発電と比
理を目的にするだけでなく、第三期工事にはメッキ
較すると年間600tの標準炭を節約できる。太陽光
工程の川下、川上の産業のメーカーを誘致する計画
発電ターミナルの建設はメッキ団地の環境保護に
を検討しており、その用地の整備が進められている。
とって、大気汚染を減少させるだけでなく、エネル
また、廃水処理の能力を更に増強し3万t/日の規模
ギーが節約でき、環境保護と社会に極めて有益であ
に拡大する計画を進めているとの紹介があった。
る。再生エネルギーを利用し、化石資源を節約する
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
(7)
友好交流事業
第一回 日中友好・錦秋の集い
10月1日(土)と2日(日)の2日間にわたり、
「第一
人日本中国友好協会理事長、丸山太郎・愛知県政策
回日中友好・錦秋の集い」が、中部国際空港(セント
企画局国際課統括専門員、遠藤剛・名古屋市観光文
レア) 4階イベントプラザで開催された。
化交流局観光交流部主幹、大村卓久・中部国際空港
執行役員商業事業部長、董剛・名古屋中国春節祭日
中友好・錦秋の集い実行委員長、及び当センターの
原田泰浩副会長が出席し、テープカットを行った。
同イベントは、名古屋中国春節祭の秋のイベン
トとして名古屋中国春節祭実行委員会日中友好・
錦秋の集い委員会が主催、中国駐名古屋総領事館
が共催するもので、日中文化芸術友好競演をはじ
め、中国滄州雑技団、変面や獅子舞、華僑華人合
唱団、利家ONDOさー!総踊り 、茉莉花芸術団、
少女歌手小野千香子・馬健、阿波踊り鯱ほこ連、
チャイナドレスショー、広場の総踊り、海の太鼓
など、日本と中国の伝統芸能や名古屋のご当地ア
イドル「dela」のステージイベントなど盛り沢山の
イベントが開催されたほか、出店では招き猫など
テープカットする趙大為代理総領事(中央)
日中両国の特産品や焼き刀削麺など屋台料理の販
売 な ど に 加 え、 日 中 観 光 旅 行 の 案 内、 チ ャ イ ナ
1日11時より開催された開幕式には趙大為・中国
ドレスや着物の無料試着体験が行われ、2日間で
駐名古屋総領事館代理総領事、岡崎温・公益社団法
9,850人もの来場者で賑わった。
交流記録
<滄州市対外経済技術合作有限公司>
視察団が、河北省滄州市を訪れ、港湾関連施設を視
10月7日
(金)
、尹広軍・滄州市対外経済技術合作
察するにあたり、同社は受入窓口を担当しており、
有限公司総経理と李秋花・同副総経理の2名が当セ
事前打ち合わせを行った。
ンターを訪問した。
<中国計量協会訪日団>
10月17日(月)、鄭孚・遼寧思凱科技股份有限公司
董事長兼総経理を団長とする中国計量協会訪日団一
行21名が、会員の愛知時計電機㈱の受入れにより当
地域を訪問した。
午前は、愛知時計電機本社工場見学並びに交流を
行い、趙大為・中国駐名古屋総領事館副総領事、安
建勲・同領事アタッシェ及び大野大介・当センター
常務理事・事務局長、佐合亨業務グループ担当員が
尹広軍総経理と李秋花副総経理
今月30日から当センターが派遣する中国港湾物流
(8) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
同席。愛知時計電機から鈴木登取締役会長、神田廣
一取締役社長らが対応した。
愛知時計電機は、2010年に遼寧省大連市に進出し、
中国計量協会も加盟している。
午後は、当地域の代表的な企業の工場見学とし
て、トヨタ自動車㈱元町工場を見学した。
<常州高新区訪日代表団>
10月20日
(木)
、周斌・常州国家高新区共産党工作
委員会書記一行7名が当センターを表敬訪問し、大
野常務理事兼事務局長と石原業務グループ長と交流
周斌書記㊧と馬咏梅局長㊨
した。
常州高新
(ハイテク)区と当センターは業務提携を
周 斌 常州国家高新区党工委 書記
締結し、日本における情報発信、代理事務所として
胥亜偉 常州市新北区政府 副区長
の役割を担っている。
馬咏梅 常州国家高新区 日韓局 局長
今回の訪問は、名古屋で投資説明会及び基調講演
顧冬青 常州市新北区薛家鎮党委 書記
として
「中国の自動車産業~課題と挑戦」を開催する
盛衛国 常州市新北区経済発展局 副局長
為であり、表敬にきた7名を含め10名で来日した。
陳計翠 常州市国土局新北分局 副局長
陶燕燕 常州高新区日韓局 日韓−処処長
11月以降の行事案内
共催セミナー
「当面の中国経済状況と日系企業事例報告」
日 時:11月11日(金)13:30 ~ 17:30
会 場:三井住友銀行金山支店
小テーマ及び講師(抜粋):
(1) 中国対外改革開放の新しい動向
上海市外国投資促進センター 羅和慶 顧問
(2) 世界経済の中における中国経済の位置づけ
華鐘コンサルタント 古林恒雄 総経理
(3) 事例報告①
(企業リスク分析:内部統制、税務関連)
華鐘コンサルタント 高倉洋一 東京事務所長
(4) 事例報告②
(企業リスク分析:人員再配置、日常労務管理)
華鐘コンサルタント 能瀬徹 常務副総経理
※ 上海市外国投資促進センター、華鐘コンサル
タントグループ、三井住友銀行との共催
中国投資企業部会
「改正・外資三法のインパクトと対応策」
〜新たな中同外資政策の幕開け〜
日 時:11月29日(火)13:30 ~ 16:30
講 師:曾我貴志 曾我法律事務所 弁護士
主 催:
(一社)東海日中貿易センター
中国投資企業部会 会 場:名古屋商工会議所ビル3階 第6会議室
共催行事
「2016中日経済交流懇談会」
日 時:11月24日(木)
第一部:講演 17:00 ~ 19:00
「今後の中国の経済発展戦略について」
講師:劉元春 中国人民大学国家発展・戦
略研究院執行院長ほか
第二部:交流懇談会 19:10 ~ 20:30
※立食形式の懇談会
参加費:無料
会 場:名古屋観光ホテル 2階
「曙東」第一部 「曙西」第二部
主 催:中華人民共和国駐名古屋総領事館
共 催:(一社)東海日中貿易センター
共催セミナー
「中国介護ビジネスの現状と未来」
日 時:12月7日(水)13:30 ~ 16:30
講 師:佐藤順一郎 ㈱楽縁 代表取締役
会 場:JPタワー 34階
※名南M&A㈱との共催。
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
(9)
寄稿
労働契約満了後、
契約未更新だが継続して雇用する場合の法的問題
上海市華鑫法律事務所
弁護士 高秀智、高華鑫
外商投資企業が中国において従業員を雇用する
該従業員を雇用したい場合、新たに書面の労働契約
際、ほとんどが固定期限付きの労働契約を締結し
を締結し、雇用したくない場合であれば経済補償金
ている。労働契約満期を迎える際には、再度労働
を支払い労働契約終了となる。しかし、企業におい
契約を更新するか、更新せず終了かを選択するこ
ては、社員数が多い為、労働契約の更新を失念して
とになるが、企業の規模が大きくなる場合、人事
しまう、または「労働契約において自動更新条項を
管理が上手く進まず、或いは従業員との関係が良
約定している為、別途新たに書面労働契約を締結す
好である為、契約更新をしなくても口頭での確認
る必要はない」という解釈等により、労働契約を更
でよいとの考えにより、契約満期を迎えているも
新しない場合がある。
のの労働契約の更新を行わずに引続き雇用したこ
とにより、企業へ不必要な損失を与えることがあ
(1)期間満了後の雇用関係について
る。
労働契約の更新について、旧労働部(現人力資
本文では、労働契約満期を迎えたのにも拘らず書
源・社会保障部)が発布した「労働部の労働契約制度
面労働契約を再締結せずに雇用を続けた場合、法的
実行に関する若干問題についての通知」(1996年10
実務の観点から労務管理上の留意点を以下の通り解
月31日発布、施行)の規定において、「固定期限が存
説する。
在する労働契約が満了後、雇用企業側の原因により
終了手続または継続手続が取られていないことによ
1.労働契約における期限について
り事実労働関係が形成された場合、労働契約が継続
日本では、正社員に対しては以前から終身雇用制
されたとみなす。雇用企業は直ちに労働者と契約期
度が採用されてきた。その為、数年毎に労働契約を
限について協議し、継続手続を取らなければならな
改めて締結するのは契約社員や派遣社員であり、少
い」とされている。
数派であった。
最高人民法院においても、「最高人民法院の労働
その点において中国では、大多数が労働契約期限
争議案件審理に適用する法律問題に関する解釈一」
付きの労働契約を締結しており、2008年の「中華人
(法釈〔2001〕14号、2001年4月16日公布、2001年4
民共和国労働契約法」(2013年7月1日から修訂施
月30日から施行)の規定において、「労働契約期間満
行、以下
「労働契約法」という)施行に伴い、更なる
了後、労働者が現雇用企業において業務を行う場合
労働契約の締結、期間の遵守が厳格化された。
で、現雇用企業が異議を示さない場合、双方が原条
「労働契約法」の規定では、労働契約は期限によ
件にて労働契約の履行を継続することに同意したと
り、固定期限労働契約、無固定期限労働契約及び一
みなす」としている。
定の業務任務達成を期限とした労働契約に分けられ
その為、通説では、労働契約期間は満了したが
る。実務上、外商投資企業のほとんどは固定期限労
継続して業務に従事している場合、法律上は企業
働契約を締結している。
と従業員間では従来の条件に基づき労働契約の履
通常であれば労働契約満了後、企業が引き続き当
行を継続したとみなされる。労働契約は継続した
(10) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
とみなされるが、「労働契約法」第10条の規定では、
(1)二倍給与の罰則金
企業は雇用開始から1ヵ月以内に従業員と書面の
「労働契約法」第82条の規定では、企業は従業員を
労働契約を締結しなければならないとされている
雇用した日から1ヵ月以上1年未満の間書面の労働
為、法律上は労働関係の存続が認定されるとして
契約を締結しない場合、従業員へ月給の二倍の給与
も、企業は書面の労働契約の締結を別途行わなけ
を支払わなければならないとされている。二倍給与
ればならない。
の罰則金は、労働契約未締結企業に対する罰則であ
り、従業員に対して賠償金として支払わなければな
(2)
労働契約自動更新条項について
らない。
某企業では労務管理上の利便性の為、労働契約に
上記規定の「雇用した日」とは、労働契約を締結し
おいて
「本労働契約期限は○年、期間満了後双方が
た日であり、入社時の労働契約締結日、労働契約更
異議を示さない場合は自動更新
(自動延長)となる」
新日を指すが、労働契約期間満了後、労働契約の更
等の労働契約自動更新条項を追加している場合があ
新を失念、または行っていない場合は、労働契約期
る。
間満了後、事実労働関係が開始した日を「雇用した
このような自動更新条項が法律上有効であるの
日」とみなす。
かどうか、「労働契約法」等現行法律法規には明確
二倍給与の罰則金の計算については、その具体的
な規定が存在しない。「労働契約法」第14条の規定
な計算方法、計算期間や計算基数等においても、中
では、連続して2回の固定期限労働契約を締結し、
国地方裁判所毎に処理方法が異なる為、留意いただ
従業員に法定の例外条項が存在しない場合、無固
きたい。
定期限労働契約を締結しなければならないとされ
なお、裁判所での審理の際、労働契約満期を迎
ているが、自動更新された場合、自動更新後の労
えていたとしても、裁判所は企業が合理的な協議
働契約は従来の契約なのか、新たな契約なのか、
義務を尽くしたか等各要素を考慮し、企業と従業
2回自動更新されると必然的に無固定期限労働契
員が労働契約の更新について協議を行ったが、双
約となるのか、明確な規定が存在しない為、中国
方が合意に達しない為、満了までに更新できない
の地方毎に異なる見解と取扱が存在し、混乱が生
ような場合、裁判所は当該協議期間を除外して二
じ易い。
倍給与の罰則金の支払い期間を決定することもあ
自動更新条項は事実上、労働契約締結の回数を分
る。
かりづらくしていることから、「労働契約法」第14条
労働契約期間満了前に、従業員が病気休暇、また
規定の無固定期限労働契約締結違反と認定される可
は産休等を取得した場合、
「『中華人民共和国労働法』
能性もある。その為、中国において上述自動更新条
徹底執行に関する若干問題についての意見」(1995
項は無効条項と認定されると考えられる。
年8月4日から発布、実施、以下「労働法に関する
年々、労働法改正による労働者保護の傾向が顕著
意見」という)第34条の規定では、「労働者が医療期
になっている現在、労働契約満了を迎える場合、労
間、妊娠期間、産休期間と授乳期間において、労働
働契約の更新をきちんと行わなければ、後々問題が
契約期限が満了となる場合、雇用企業は労働契約を
発生し、労働仲裁等紛争に発展した場合、仲裁委員
終了してはならない。
会、裁判所等は労働者に明らかな過失がなければ、
労働契約の期限は医療期間、妊娠期間、産休期間
企業側の過失とみなし、違約金や賠償金等の支払い
及び授乳期間が満了するまで自動的に延長される」
を命じることも多い。
と規定されている為、産休や病気休暇中に労働契約
の期限が満了する場合、労働契約の期限は自動的に
2.労働契約更新における罰則規定
病気休暇、産休終了まで延長される為、当該期間に
上述のように、労働契約期間満了にも関わらず、
おいては二倍給与罰則金は発生しない。企業は従業
企業が直ちに労働契約を締結しない場合、法律上は
員の職場復帰後、改めて労働契約の更新について協
以下のような罰則規定が存在する。
議することができる。
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11 (11)
病気休暇、産休終了まで延長される為、当該期間に
日であった。期間満了後、Aは引続きB公司にて業
おいては二倍給与罰則金は発生しない。企業は従業
務を行ったが、AもB公司も労働契約を更新するこ
員の職場復帰後、改めて労働契約の更新について協
とについては申し出なかった。
議することができる。
(2)
無固定期限労働契約締結としての取扱
その後、双方は業務上の矛盾が生じ、B公司は
決後、再度控訴した。
2013 年
8 月 31 日にAを解雇した。Aは労働仲裁を
北京市裁判所は、第一審、第二審審理を経て、労
「労働契約法」
第14条の規定では、企業は従業員雇 提起し、
B公司へ労働契約未締結期間の二倍給与及
(2)無固定期限労働契約締結としての取扱
働契約期間満了後、B公司が労働契約法の規定に従
用の日から1年以内に従業員と書面の労働契約を締
び労働契約解除に伴う経済補償金等の支払いを要
「労働契約法」第 14 条の規定では、企業は従業
い、当該従業員と書面労働契約を締結しなかった
結しない場合、企業と従業員は無固定期限労働契約
求した。
員雇用の日から 1 年以内に従業員と書面の労働契
約を締結しない場合、企業と従業員は無固定期限労
を締結したとみなすとされている。
本案は北京労働仲裁委員会にて裁決された後、
B
為、労働契約期間満了後の次日から満1年の前日ま
公司は裁決を不服として裁判所へ提訴し、
第一審判
働契約を締結したとみなすとされている。
たは解雇日、即ち2015年1月1日から2015年8月31
実務上、大多数の地区の裁判所は、企業が労働契
決後、再度控訴した。
実務上、大多数の地区の裁判所は、企業が労働契
日までの二倍給与の罰則金を支払うよう命じた。
約期間満了後、労働契約を更新せずに引続き雇用す
約期間満了後、労働契約を更新せずに引続き雇用す
る場合で、雇用が1年間を超えた場合、無固定期限
北京市裁判所は、第一審、第二審審理を経て、労
本案は最も典型的な労働契約未締結の事例であ
る場合で、雇用が1年間を超えた場合、無固定期限
働契約期間満了後、B公司が労働契約法の規定に従
労働契約を締結したと認定する。
い、当該従業員と書面労働契約を締結しなかった為、
労働契約を締結したと認定する。
この場合企業は労働契約期間満了を理由に労働関
り、裁判所は事実労働関係が生じた日から、事実労
働関係満1年の前日までを期間として二倍給与の罰
この場合企業は労働契約期間満了を理由に労働
労働契約期間満了後の次日から満1年の前日また
関係を終了する機会を失い、労働契約の解除が難し
は解雇日、即ち 2015 年 1 月 1 日から 2015 年 8 月
くなる等労務管理に不必要な問題を与えることに
31 日までの二倍給与の罰則金を支払うよう命じた。
なる。1 年を超えて企業と従業員間で無固定期限労
本案は最も典型的な労働契約未締結の事例であ
係を終了する機会を失い、労働契約の解除が難しく
なる等労務管理に不必要な問題を与えることにな
る。1年を超えて企業と従業員間で無固定期限労働
則金を支払うよう命じた。
②上海にて提起された労働仲裁に対する裁判所の最
終判断(案件番号:(2014)滬一中民三(民)終字第
契約を締結したとみなされた場合、1年を超えた部 り、裁判所は事実労働関係が生じた日から、事実労
働契約を締結したとみなされた場合、1 年を超えた
1749号)
分から
(1)
において述べた二倍給与の罰則金を支払 働関係満
1 年の前日までを期間として二倍給与の
部分から(1)において述べた二倍給与の罰則金を
う必要はない。
(以下の図表を参照)
支払う必要はない。
(以下の図表を参照)
労働契約起算日
労働契約起算日
従業員CはD公司の技術者であり、双方が締結し
罰則金を支払うよう命じた。
た直近の労働契約は2010年4月30日から2013年4月
労働契約満了日 11年
労働契約満了日
年
29日までのものであった。当該労働契約期間満了
②上海にて提起された労働仲裁に対する裁判所の
最終判断(案件番号:
(2014)滬一中民三(民)終
後、CはD公司にて引続き業務を行ったが、双方は
正常の労働契約履行期間
二倍給与計算期間
以後、無固定期限労働
(具体的な計算期
契約とみなされる
間、計算基数等は各
地により異なる)
字第 1749
号)
労働契約を更新しなかった。
従業員CはD公司の技術者であり、
双方が締結し
2014年4月15日、D公司はCと労働契約の締結を
た直近の労働契約は
2010 年 4 月 30 日から 2013 年
要求したが、CはD公司へ労働契約未締結賠償金及
4 月 29 日までのものであった。当該労働契約期間
(※実線は労働契約締結期間、点線は労働契約を締結
(※実線は労働契約締結期間、点線は労働契約を締結してい
ないが事実上の雇用関係が存在する期間)
していないが事実上の雇用関係が存在する期間)
3.判例解釈
3.判例解釈
以下に北京の裁判所及び上海の裁判所にて実際に
以下に北京の裁判所及び上海の裁判所にて実際
審理された2案を例として解釈を行う。
に審理された 2 案を例として解釈を行う。
①北京にて提起された労働仲裁に対する裁判所の最
①北京にて提起された労働仲裁に対する裁判所の
終判断
(案件番号:(2016)
京02民終3870号)
最終判断(案件番号:
(2016)京
02 民終 3870 号)
び離職補償金の支払いを要求し、同意しない場合は
満了後、CはD公司にて引続き業務を行ったが、双
労働契約を締結しないと示した。
方は労働契約を更新しなかった。
双方は労働契約締結に関して生じた異議について
2014 年 4 月 15 日、D公司はCと労働契約の締結
協議を重ねたが、Cは2014年4月23日に退職を申出
を要求したが、CはD公司へ労働契約未締結賠償金
て、労働仲裁を提起し、D公司へ労働契約未締結に
及び離職補償金の支払いを要求し、同意しない場合
よる二倍給与の罰則金支払い及びその他賠償金を請
は労働契約を締結しないと示した。
求した。
双方は労働契約締結に関して生じた異議につい
本案は上海労働仲裁委員会にて裁決された後、C
て協議を重ねたが、
Cは 2014 年 4 月 23 日に退職を
従業員Aは 2010 年 3 月 1 日にB公司へ入社し、
は当該裁決を不服として裁判所へ起訴し、第一審
従業員Aは2010年3月1日にB公司へ入社し、生
申出て、労働仲裁を提起し、D公司へ労働契約未締
生産部経理を担当していた。双方が締結した労働契
結による二倍給与の罰則金支払い及びその他賠償
後、再度控訴を行った。
産部経理を担当していた。双方が締結した労働契約
約では期限は 2010 年 3 月 1 日から 2012 年 12 月 31
金を請求した。
上海の裁判所は、第一審、第二審の審理を経て、
では期限は2010年3月1日から2012年12月31日で
あった。期間満了後、Aは引続きB公司にて業務を
-3-
二倍給与は公司が法律規定に従い従業員と書面労働
行ったが、AもB公司も労働契約を更新することに
契約を締結しなかったことに対する法的責任であ
ついては申し出なかった。
り、D公司は法に基づきCへ労働契約未締結による
その後、双方は業務上の矛盾が生じ、B公司は
二倍給与の罰則金を支払うべきであると示したが、
2013年8月31日にAを解雇した。Aは労働仲裁を提
二倍給与の罰則金の計算期間について、2013年4月
起し、B公司へ労働契約未締結期間の二倍給与及び
30日から2013年5月29日の1ヵ月間は法律が許可し
労働契約解除に伴う経済補償金等の支払いを要求し
た双方に依り労働契約協議の猶予期間であり、二倍
た。
給与の罰則金は2013年5月30日から計算するべきで
本案は北京労働仲裁委員会にて裁決された後、B
あると示した。
公司は裁決を不服として裁判所へ提訴し、第一審判
また、2014年4月15日、D公司はCへ労働契約締
(12) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
結を要求し、その後もCと労働契約締結について協
要求することは少ないが、一旦労働契約を解除、
議を行っていた。その為、2014年4月15日から2014
または終了する場合、書面労働契約を締結してい
年4月23日の期間、D公司は誠実協議義務を果たし
なかった場合、様々な問題を引き起こす可能性も
たとみなされ、当該期間は二倍給与を計算しないと
ある。
示された。
この為、各企業は従業員と労働契約の締結及び労
上海の裁判所はD公司へ、Cへ2013年5月30日か
働契約の管理を重視し、確実な労働契約の更新、ま
ら2014年4月14日までの二倍給与の罰則金を支払う
たは終了を行うべきであると考えられる。
よう要求した。
当職らの実務経験から、労働契約期間満了の1ヵ
こ の こ と か ら、 労 働 契 約 期 限 を 過 ぎ た か ら と
月程前から従業員と労働契約継続について協議を行
いって直ぐに二倍給与の罰則金を支払う必要があ
い、労働契約条項の修正について企業、従業員双方
る訳ではなく、上海市の裁判所は北京市の裁判所
共に充分な協議ができることを確保するべきである。
とは異なり、労働契約満了後1ヵ月は労働契約協
現時点で従業員との関係が良好であるからといっ
議の猶予期間とみなされ、当該期間は二倍給与の
て、労働契約の締結、更新を先延ばしにするのは将
罰則金を支払う必要はない。また、企業が従業員
来的な労働紛争発生のリスクを上げる為、先延ばし
と労働契約の更新について協議を行っていたこと
にせず、都度協議を行い、労働契約を更新していく
を証明することができれば、その期間においても
のがよいと考えられる。
二倍給与の罰則金を支払う必要はないとみなされ
ると考えられる。
このように、同様に労働契約未締結による二倍給
<執筆者プロフィール>
上海市華鑫法律事務所
与の罰則金についても地方毎に計算期間や猶予期間
弁護士 高秀智
等、見解が異なる。猶予期間については必ずしも全
華東政法大学法律学院
(民商法)卒
ての地方において考慮されている訳ではない為、契
約満了後1ヵ月であれば問題ないと判断せず、期限
内に契約更新について合意するのがよいと考えられ
業後、慶應義塾大学大学院法学研
究科博士前期課程を修め、2012年4
月に上海市華鑫律師事務所に入所、
対中取引、日系在華企業の企業法
務を担当。
る。
弁護士 高華鑫
4.まとめ
実務において、労働契約約定の期間が満了した場
合、企業側の原因、或いは従業員側の原因で、書面
労働契約を締結していないが引続き雇用している状
態が度々生じる。
企業と従業員間で大きなトラブルが生じない限
上海市高級人民法院、上海市司法
局での勤務を経て、1984年6月から
日本の大江橋法律事務所にて勤務、
外国法事務弁護士として大阪弁護
士 会 に 登 録、1998年5月 に 上 海 華
鑫律師事務所を開設し、対中投資、
取引、仲裁、裁判事件の最前線で
り、雇用期間中、従業員が企業へ書面労働契約を
活躍。2016年6月に
(一社)東海日中
締結していないことによる二倍給与の罰則金等を
貿易センター中国法律顧問に就任。
2017年会員賀詞交歓会のご案内
【開催要項】
日 時:2017年1月19日(木) 12:00 ~ 13:30
会 場:名古屋観光ホテル 3階 那古の間
形 式:立食パーティー 会費:お一人様 5,000円
(当日受付にて申し受けます)
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11 (13)
西安デスクNEWS
国慶節も欧州向け貨物列車を運行
も事務所や倉庫を設置することも計画している。
「中欧班列」
と呼ばれる中国と欧州を結ぶ貨物列車
が西安でも定期化し、西安がシルクロード経済ベル
香港のリース会社など6社が進出を決める
トにおける国際物流の集散地になるものと期待され
10月18日、「第6回陜西省・広東省・香港・マカ
ている。
オ経済協力ウィーク」でのイベントの一つとして「陜
10月1日の国慶節当日も、ハンブルグ行きの貨物列
西省香港金融協力プラットフォーム交流会」が香港
車が出発した。機械設備、日用品、ウォーターサー
コンベンション&エキシビション・センターで開催
バー、製氷機、アルミ建材、電子機器などが入ったコ
され、香港のリース会社など6社が西安港務区への
ンテナを載せたコンテナ車45輌一編成である。
進出に関する調印式が行われた。6社を合わせた投
列車は西安国際港務区にある鉄道貨物駅を出発
資予定額は32億元(約492億元)。
し、中国の西側の国境の街である新疆の阿拉山口を
西安国際港務区ではファイナンスリースをはじ
抜け、カザフスタン、ロシア、グルジア、ポーラン
めとする金融業の誘致に取り組んでおり、陜西省政
ドを経由し、最終目的地であるドイツのハンブルグ
府から
「陜西ファイナンスリース業集積区」に、中国
を目指した。目的地まで13日かかる予定だ。
リース連盟から
「中国リース業西部イノベーション
列車に載せられた貨物は、ヨーロッパ到着後、
サービス基地」に、陜西省商務庁から
「陜西省ファイ
ポーランドのマワシェビチェとドイツのハンブルグ
ナンスリース産業育成基地」
、陜西省商務庁と陜西省
で小分けにされ、欧州の各都市に運ばれる。
工商業行政管理局から
「陜西省ファクタリング 試験
海上輸送に比べ、西安からの鉄道貨物輸送は大幅
地区」
にそれぞれ認定されるなど評価を高めてきた。
に欧州までの輸送時間を短縮することができる。
区内には、ファイナンスリース、ファンド、信
8月18日にポーランド・ワルシャワ行きの列車
用保証会社など、
が、9月2日にド
新しい金融サー
イツ・ハンブルグ
ビ ス 業70社 余 り
行きの鉄道貨物列
が 進 出 し、 資 本
車が開設され一ヶ
金 の 規 模 は100
月 以 上 に な る が、
億元を超え、産
鉄道貨物列車の利
業集積による効果が出始めている。年内には進出企
用を見込んで、企
業が100社を超え、事業規模では100億元を超える見
業による西安港務
通しだ。
区への視察が増え
2020年までの第13次五カ年計画において、西安
てきている。日用
国際港務区では、ファイナンス
雑 貨、 電 子 機 器、
リースとファクタリング分野に
自動車販売などの
業種を上手く取り
込んでいければ、
㊤国慶節の深夜に出発する貨物列車
㊦「西安港」と呼ばれる鉄道貨物駅
6社による合同調印式
レポーター
おいて、資本金10億元以上、事
業規模100億元超、納税額1億
元以上の企業を10社育成し、こ
この分野でも西安での産業集積が進むものと期待さ
の分野の事業規模を1,000億元に
れる。
することを目標に掲げている。
東海日中西安デスク
西安国際港務区では、ドイツ、ポーランドを経由
代表 白 博
した輸送ネットワークを利用することで、欧州向け鉄
道貨物の輸送範囲を周辺国であるチェコ、イタリア、
1
フィンランドなどにも広げていくつもりだ。また将来
をファクタリング会社が買い上げることで、企業に
への布石として、フランクフルト、アムステルダムに
資金を提供する仕組み。
(14) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
ファクタリングとは、企業が保有している売掛金
<中 国 短 信 >
◇外商投資企業の届出弁法が施行
◇中国ビザと認証の申請窓口が移転
名古屋
中国駐名古屋総領事館は10月27日(木)より、これ
まで館内で行ってきた査証(ビザ)と認証の申請窓口
中国商務部は10月8日、中国における外資現地法
業務を外部業者に委託を始めた。
人
(外商投資企業)の設立や変更の届出に関する根拠
外部委託に伴い、中国駐名古屋総領事館の管轄区
法として
「外商投資企業設立及び変更届出管理暫定
域(愛知県、岐阜県、三重県、福井県、富山県、石
施行弁法」
(商務部令2016年第3号)を公布し、同日
川県)における中国ビザ、認証についての申請は10
施行した。「外資企業法」
、
「中外合弁経営企業法」、
月27日以降、名古屋市中区錦1丁目の名古屋伊藤忠
「中外合作経営企業法」のいわゆる“外資三法”が10月
ビル内にある「中国査証申請サービスセンター(名
1日から改正・施行されたことを受けて公布に至っ
古屋)」で行うことなる。総領事館内での申請受付は
た。外資三法の改正は、本NEWS「2016年9月14
10月26日(水)に終了された。今後申請する予定があ
日号」
で取り上げている。
る場合は、注意しておきたい。
許可制から届出制に手続きの簡素が図られる一方
なお、香港・マカオ訪問用のビザは、27日以降も
で、
「実質的支配者」との概念が導入され、外資現地
総領事館で申請の受付が行われている。
法人が再投資で設立した企業
(外国企業から見た孫
会社、間接出資先)も届出の対象となった。
認可が必要となるネガティブリスト
(規制業種リ
スト)は新たに公布されず、外資導入のガイドライ
【中国査証申請センター (名古屋)】
住所:愛知県名古屋市中区錦1丁目5‐11
ン
「外商投資産業指導目録(2015年改訂)」の、「制限
名古屋伊藤忠ビル4階
類」
「禁止類」
、ならびに合弁など条件付の「奨励類」
交通アクセス:
が、その役割を担う。
①地下鉄桜通線・鶴舞線
◇中国人に対する来日ビザが緩和
最長は10年マルチ
丸ノ内駅下車 6番出口…徒歩5分
②地下鉄東山線・鶴舞線
伏見駅下車 10番出口…徒歩5分
日本の外務省は10月17日から中国人に対する来日
ビザの発給要件を緩和した。
短期商用目的の者及び文化人・知識人に対する数
次ビザ、いわゆるマルチビザの有効期間は現行の最
長5年から最長10年に延長。短期商用目的のマルチ
ビザの発給対象者については、発給要件も一部緩和
された。
これまでの発給対象である、大手国有企業、中国
の上場企業、日本の株式上場企業が出資している現
地法人、在中国日系企業商工会
(各都市の日本商工
クラブ等を含む)の会員企業の常勤職員のほか、今
回は
「過去3年間に日本へ商用目的での渡航歴があ
り、かつ、過去3年間に日本を除くG7へ短期滞在
※中国査証申請センター
での複数回の渡航歴がある有職者、または過去3年
大手国有旅行会社の中国国際旅行社(CITS)の日
間に日本へ商用目的での3回以上の渡航歴がある有
本法人「㈱CITS Vサービスジャパン」が運営。東京
職者」
も対象に追加された。
や大阪での窓口業務も同社が受託。
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11 (15)
中国経済データ
<ご注意>
伸率は前年同期比を%で表示。減少は▲または-で表示。速報値と確定値が混在しているため、不確定なデータが含まれている。
日本の対中貿易(日本側統計)
単位:億円、%
年 月
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年9月
2016年1-9月
輸 出
金 額
102,356
130,856
129,021
115,091
126,252
133,815
132,293
9,930
88,828
輸 入
伸 率
▲21.0
27.8
▲1.4
▲10.8
9.7
6.0
▲1.1
▲10.6
▲9.6
金 額
114,360
134,130
146,419
150,387
176,600
191,765
194,204
15,392
126,239
伸 率
▲22.9
17.3
9.2
2.7
17.4
8.6
1.3
▲16.7
▲12.9
差 引
金 額
▲12,004
▲3,274
▲17,398
▲35,296
▲50,348
▲58,238
▲57,950
▲5,462
▲37,411
備 考
赤字縮小
赤字縮小
赤字拡大
赤字拡大
赤字拡大
赤字拡大
赤字拡大
赤字縮小
赤字縮小
出所:日本・財務省貿易統計を基に一部加筆
9月の国・地域別の貿易
内訳
輸
入
金 額
総額
アメリカ
EU
アジア
うち中国
総額
アメリカ
EU
アジア
うち中国
内訳
輸
出
単位:億円、%
構成比
100.0
19.6
11.5
52.3
16.6
100.0
10.6
11.9
52.3
28.1
59,684
11,676
6,872
31,208
9,930
54,701
5,804
6,498
28,607
15,392
9月の主な増減品目
輸出 減少
輸入 減少
1
2
3
1
2
3
単位:%、ポイント
概況品名
通信機
有機化合物
半導体等電子部品
衣類・同付属品
電算機類
(含周辺機器)
通信機
伸率 寄与度
▲49.5
▲1.9
▲34.2
▲1.7
▲16.5
▲1.5
▲24.2
▲3.6
▲23.4
▲1.7
▲5.5
▲0.9
出所:日本・財務省
出所:日本・財務省貿易統計を基に一部加筆
名古屋税関管内の対中貿易
単位:億円、%
年月
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年9月
2016年1-9月
金 額
16,836
22,358
22,941
20,594
23,913
25,217
24,687
1,870
16,651
輸 出
伸 率
▲21.1
32.8
2.6
▲10.2
16.1
5.5
▲2.1
▲6.7
全国比
16.4
17.1
17.8
17.9
18.9
18.8
18.7
18.8
▲6.8
18.7
金 額
14,039
16,318
18,835
19,512
20,971
22,515
23,725
1,755
15,557
輸 入
伸 率
▲27.9
16.2
15.4
3.6
7.5
7.4
5.4
▲19.5
全国比
12.3
12.2
12.9
13.0
11.9
11.7
12.2
11.4
▲13.0
12.0
差 引
金 額
備 考
2,797
黒字拡大
6,040
黒字拡大
4,106
黒字縮小
1,082
黒字縮小
2,942
黒字拡大
2,702
黒字縮小
962
黒字縮小
115
黒字化
1,094
黒字化
出所:名古屋税関の発表資料を基に一部加筆
※名古屋税関管内 国際貿易港:名古屋港、三河港、衣浦港、清水港、田子の浦港、御前崎港、四日市港、尾鷲港、津港
国際空港:中部空港、静岡空港
9月の国・地域別の貿易
内訳
輸
入
内訳
輸
出
総額
アメリカ
EU
アジア
うち中国
総額
アメリカ
EU
アジア
うち中国
単位:億円、%
金 額
14,674
4,191
2,029
5,032
1,870
6,662
549
833
3,553
1,755
出所:名古屋税関の発表資料を基に一部加筆
(16) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
構成比
100.0
28.6
13.8
34.3
12.7
100.0
8.2
12.5
53.3
26.3
9月の主な増減品目
輸出
輸入
増加
減少
増加
減少
1
2
1
2
1
1
2
出所:名古屋税関
概況品名
自動車の部分品
通信機
金属加工機械
がん具及び遊戯用具
衣類及び同付属品
半導体等電子部品
衣類及び同付属品
単位:%、ポイント
伸率 寄与度
17.5
3.4
▲95.7
▲6.9
▲40.2
▲1.7
14.8
0.4
▲19.8
▲3.5
▲54.5
▲1.7
▲10.8
▲1.2
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
日本と名古屋税関管内の対中貿易の比較
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率
(%)
中国からの輸入額の月別伸率
(%)
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
中国からの輸入額の月別伸率(%)
中国への輸出額の月別伸率(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
日本の輸出における中国構成比の推移
(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
日本の輸出における中国構成比の推移(%)
中国の貿易
中国の貿易
中国の貿易
中国の貿易
中国の貿易
中国の貿易
中国の貿易
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
日本の輸入における中国構成比の推移
(%)
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
日本の輸入における中国構成比の推移(%)
中国の外資導入
中国の外資導入 中国の外資導入
中国の外資導入
中国の外資導入
単位:億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:億ドル(金額)
、%(伸率) 中国の外資導入
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:件
(件数)
、億ドル
(金額)
、%(伸率)
単位:億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
中国の外資導入
輸出 輸出
輸入輸入
件数
実行ベース金額
件数
実行ベース金額
年月 年月
年月
単位:億ドル(金額)
、%(伸率)
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
輸出
輸入
件数
実行ベース金額
輸出
輸入
件数
実行ベース金額
件 数
実行ベース金額
輸 出 伸率
輸 入 、%(伸率)
年月
単位:億ドル(金額)
単位:件(件数)
、億ドル(金額)
、%(伸率)
金額
金額
伸率伸率
件数
伸率
金額
伸率
年月年月
年月
年月
年 月
年月
金額 伸率伸率
伸率 金額
金額
件数
伸率
金額
伸率
輸出
輸入
件数
実行ベース金額
金額金額
伸率伸率
件数
伸率
伸率
金額
件数
伸率 金額
金額
伸率
件 数
伸 率
金 額
伸 率
金 額
伸 率
金 額
伸 率
輸出
輸入
件数
実行ベース金額
2009 年
12,016
▲16.0
10,059
▲11.2
2009
年
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
年月
年月
2009
年
12,016
▲16.0
10,059
▲11.2
2009
年
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
年月
年月
金額
伸率
金額
伸率
件数
伸率
金額
伸率
2009
年 年
12,016
10,059
20092009
年 年
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
2009
12,016▲16.0
▲16.0
10,059▲11.2
▲11.2
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
2009年
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
2009年
12,016
▲16.0
10,059
▲11.2
金額
伸率
金額
伸率
件数
伸率
金額
伸率
2010 年
15,778
31.3 31.3 13,962
38.838.8 20102010
年 年
27,406
16.9
1,057.4
17.4
2010
年
15,778
13,962▲11.2
27,406
16.9
1,057.4
17.4
2009
12,016
▲16.0
10,059
2009
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
2010
年年
15,778
31.3
38.8
年年 年
27,406
16.9
17.4
2010
年
15,778
31.3 13,962
13,962
38.8 2010
2010
27,406
16.9 1,057.4
1,057.4
17.4
2010年
27,406
16.9
1,057.4
17.4
2009
年
12,016
▲16.0
10,059
▲11.2
2009
年
23,435
▲14.8
900.3
▲2.6
2010年
15,778
31.3
13,962
38.8
2011 年
18,986
20.3 20.3 17,436
24.924.9 20112011
年 年
27,712
1.11.1 1,160.1
9.7
2011
年
18,98620.3
17,436 24.9
27,712
1,160.1
9.7
2010
年
15,778
31.3
13,962
38.8
2010
年
27,406
16.9
1,057.4
17.4
2011
年
18,986
17,436
2011
年
27,712
1.1
1,160.1
9.7
2011
年
18,986
20.3
17,436
24.9
2011
年
27,712
1.1
1,160.1
9.7
2011年
27,712
1.1 1,117.2
1,160.1 ▲3.717.4
9.7
年
15,778 20.3
31.3 17,436
13,962 24.9
38.8
2010
年
27,406▲10.116.9
1,057.4
2011年
18,986
20122010
年
20,489
7.9
18,178
4.3
2012
年
24,925
2012
年
20,489 7.9
7.9 18,178
18,178 4.3
4.3 2012
2012
年
24,925
▲10.1
1,117.2
▲3.7
2011
年
18,986
20.3
17,436
24.9
2011
年
27,712
1.1
1,160.1
9.7
2012
年
20,489
年
24,925
▲10.1
1,117.2
▲3.7
2012
年
20,489
7.9
18,178
4.3
2012
年
24,925
▲10.1
1,117.2
▲3.7
年
18,986 7.9
20.3 18,178
17,436 4.3
24.9
2011
年
27,712 ▲8.6
1.1 1,175.9
1,160.1
9.7
2012年
24,925
▲10.1
1,117.2
▲3.7
2012年
20,489
20132011
年
22,100
7.9
19,503
7.3
2013
年
22,773
5.3
2013
年
22,100 7.97.9
7.9 19,503
19,503 4.37.3
7.3 2013
2013
年
22,773
▲8.6
1,175.9
5.3
2012
20,489
18,178
2012
24,925
▲10.1
1,117.2
2013
年年
22,100
年年 年
22,773
5.3
2013
年
22,100
19,503
2013
22,773
▲8.6 1,175.9
1,175.9
5.3
年
20,489 7.9
18,178 7.3
2012
24,925▲8.6
▲10.1
1,117.2
▲3.7
2013年
22,773
▲8.6
1,175.9 ▲3.7
5.3
2013年
22,100
7.9
19,503
7.3
20142012
年
23,427
6.1 7.9
19,602
0.4 4.3
2014
年 年
23,778
4.4
1,195.6
1.7
2014
年
23,427 6.1
6.1 19,602
19,602 0.4
0.4 2014
2014
年
23,778
4.4
1,195.6
1.7
2013
年
22,100
7.9
19,503
7.3
2013
年
22,773
▲8.6
1,175.9
5.3
2014
年
23,427
年
23,778
4.4
1,195.6
1.7
2014
年
23,427
6.1
19,602
0.4
2014
年
23,778
4.4
1,195.6
1.7
年
22,100 ▲2.8
7.9 19,602
19,503▲14.1
7.3
2013
年
22,773 11.8
▲8.6
1,175.9
5.3
2014年
23,778
4.4
1,195.6
1.7
2014年
23,427
6.1
0.4
20152013
年
22,766
16,821
2015
年
26,575
1,262.7
5.6
2015
22,766
▲2.8 16,821
16,821
▲14.1 2015
2015
年
26,575
11.8
1,262.7
5.6
2014
23,427
6.1
19,602
0.4
2014
23,778
4.4
1,195.6
1.7
2015
年年
22,766
▲2.8
▲14.1
年年 年
26,575
5.6
2015
年年
22,766
▲2.8
16,821
▲14.1
2015
26,575
11.8
1,262.7
5.6
23,427▲10.0
6.1 16,821
19,602
0.4
2014
23,778 11.8
4.4 1,262.7
1,195.6
1.7
2015年
26,575
11.8
1,262.7
5.6
20162014
年
9年
月年 9 月 22,766
1,845
1,425
▲1.9
2016
年 9年
月9 月
2,754
27.9
92.1
▲3.7
2015年
▲2.8▲10.0
▲14.1
2016
1,845
1,425
▲1.9
2016
年
2,754
27.9
92.1
▲3.7
2015
22,766
▲2.8
16,821
▲14.1
2015
26,575
11.8
1,262.7
5.6
2016
年年9 年
月9 月
1,845
1,425
年年9 年
月9 月
2,754
92.1
2016
1,845▲10.0
▲10.0
1,425 ▲1.9
▲1.9 2016
2016
2,754 27.9
27.9
92.1 ▲3.7
▲3.7
2015
年
22,766
▲2.8
16,821
▲14.1
2015
年
26,575
11.8
1,262.7
5.6
2016 年
1-9年
月1-9 月 15,370
▲7.5▲7.5 11,407
▲8.2
2016
年 1-9
月 月
21,292
950.9
0.2
2016年9月
2,754 12.2
27.9
92.1
▲3.7
2016年9月
1,845 15,370
▲10.0
1,42511,407▲1.9
2016
▲8.2
2016
年
1-9
21,292
12.2
950.9
0.2
2016
9年
1,845
▲10.0
1,425
▲1.9
2016
9年
2,754
27.9
92.1
2016
年年1-9
月
15,370
2016
年年1-9
月
21,292
0.2
2016
1-9
15,370
▲7.5 11,407
11,407 ▲8.2
▲8.2
2016
1-9
21,292
12.2
950.9
0.2
2016
年月
9 月月 15,370
1,845▲7.5
▲10.0
▲1.9 出所:中国商務部
2016
年月
9 月月 ※金融セクターを除く。
2,754 12.2
27.9 950.9
92.1 ▲3.7
▲3.7
出所:中国税関総署
2016年1-9月
21,292
12.2
950.9
0.2
2016年1-9月
▲7.5
11,4071,425 ▲8.2
出所:中国税関総署
出所:中国商務部
※金融セクターを除く。
2016
年
1-9
月
15,370
▲7.5
11,407
▲8.2
2016
年
1-9
月
21,292
12.2
950.9
0.2
出所:中国税関総署
出所:中国税関総署
出所:中国商務部
※金融セクターを除く。
出所:中国商務部
※金融セクターを除く。
2016 年 1-9 月
15,370
▲7.5
11,407
▲8.2
2016 年 1-9 月
21,292
12.2
950.9
0.2
出所:中国商務部 ※金融セクターを除く。
出所:中国税関総署
出所:中国税関総署
出所:中国商務部
出所:中国税関総署
出所:中国商務部※金融セクターを除く。
※金融セクターを除く。
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国対外貿易の月別伸率
(%)
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国対外貿易の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率
(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
中国外資導入の月別伸率(%)
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11 (17)
中国の物価動向
中国の物価動向
中国の物価動向
中国の物価動向
中国の物価動向
消費者物価指数CPI(%)
中国の物価動向
消費者物価指数CPI(%)
消費者物価指数CPI(%)
9月 99 月
1-9月
月
1-9 月
月
1-9
9月
1-9
月
消費者物価指数CPI(%)
消費者物価指数
1.9 9 月 1.9
2.0 月2.0
消費者物価指数
1.9 1-9
2.0
消費者物価指数
消費者物価指数CPI(%)
消費者物価指数
1.9 1-9 月2.0
2.0
9 月 1.9
消費者物価指数
消費者物価指数CPI
(%)
中国の物価動向
消費者物価指数CPI(%)
うち都市
2.0 2.0
2.0
うち都市
2.09 月 2.0
うち都市
2.0
月 2.0
うち都市
2.0 1-9 2.0
消費者物価指数
1.9
うち都市
2.0
農村
1.6 1.8 2.0
1.8
農村
1.6
1.8
農村
1.6
消費者物価指数
1.9
2.0
農村
1.6
1.8
うち都市
2.0
2.0
農村
1.6
1.8
うち食品
3.2 5.0
5.0
うち食品
3.2
5.0
うち食品
3.2 2.0
うち都市
2.0
うち食品
3.2
5.0
農村
1.6
1.8
うち食品
3.2
5.0
食品以外
1.6
1.2
食品以外
1.6 1.2
1.2
食品以外
1.6
農村
1.6
1.8
食品以外
1.6
1.2
うち食品
3.2
5.0
食品以外
1.6
1.2
うち消費財
1.7
1.9
うち消費財
1.7
1.9
うち食品
5.0
うち消費財
1.7 3.2
1.9
うち消費財
1.7
1.9
食品以外
1.6
1.2
うち消費財
1.7
1.9
サービス
2.4
2.1
サービス
2.4
2.1
食品以外
1.2
サービス
2.4 1.6
サービス
2.4 2.1
2.1
うち消費財
1.7
1.9
サービス
2.4
2.1
出所:中国国家統計局
中国の景気先行指数
中国の景気先行指数
中国の景気先行指数
中国の景気先行指数
中国の景気先行指数
中国の景気先行指数
製造業PMI
製造業PMI
製造業PMI
中国の景気先行指数
製造業PMI
製造業PMI
製造業PMI
製造業PMI
出所:中国国家統計局
うち消費財
出所:中国国家統計局
サービス
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
1.7
1.9
2.4
2.1
サービス
2.4
2.1
工業生産者物価指数PPI(%)
出所:中国国家統計局
工業生産者物価指数PPI(%)
工業生産者物価指数PPI(%)99 月
出所:中国国家統計局
工業生産者物価指数PPI(%)
月
1-9 月
月
1-9
工業生産者物価指数PPI
(%)
9
月
1-9
月
工業生産者物価指数PPI(%)
9
月
1-9
月
工業生産者物価指数(PPI)
0.1
▲2.9
工業生産者物価指数(PPI)
0.1
▲2.9
工業生産者物価指数PPI(%)
9月
1-9月
工業生産者物価指数(PPI)
0.1
▲2.9
9 月 0.1
月
うち生産資材
0.11-9▲2.9
▲3.8
工業生産者物価指数(PPI)
うち生産資材
0.1
▲3.8
9 0.1
月
月
工業生産者物価指数
(PPI)
▲2.9
うち生産資材
0.1
▲3.8
工業生産者物価指数(PPI)
0.1
▲2.9
うち採掘
2.11-9
▲10.4
うち生産資材
0.1
▲3.8
うち採掘
2.1
▲10.4
工業生産者物価指数(PPI)
0.1
うち採掘
2.1 ▲2.9
▲10.4
うち生産資材
0.1
▲3.8
うち生産資材
0.1
▲3.8
原材料
▲0.2
▲6.1
うち採掘
2.1
▲10.4
原材料
▲0.2
▲6.1
うち生産資材
0.1
▲3.8
原材料
▲0.2
▲6.1
加工
0.1▲10.4
▲2.3
うち採掘
2.1
うち採掘
2.1
▲10.4
原材料
▲0.2
▲6.1
加工
0.1
▲2.3
うち採掘
2.1
加工
0.1
▲2.3
生活資材
0.0▲10.4
▲0.2
原材料
▲0.2
▲6.1
加工
0.1
▲2.3
原材料
▲0.2
▲6.1
生活資材
0.0
▲0.2
原材料
▲0.2
▲6.1
うち食品
0.3
0.4
生活資材
0.0
▲0.2
加工
0.1
▲2.3
生活資材
0.0
▲0.2
うち食品
0.3
0.4
加工
0.1
▲2.3
加工衣類
0.1
衣類
0.7 ▲2.3
0.8
うち食品
0.3
0.4
生活資材
0.0
▲0.2
0.7
0.8
うち食品
0.3
0.4
生活資材
0.0
▲0.2
生活資材
0.0
一般日用品
0.5 ▲0.2
▲0.2
衣類
0.7
0.8
うち食品
0.3
0.4
一般日用品
0.5
▲0.2
衣類
0.7
0.8
うち食品
0.3
0.4
うち食品
0.3
0.4
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
一般日用品
0.5
▲0.2
衣類
0.7
0.8
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
▲0.2
衣類一般日用品
0.7 0.5
0.8
衣類
0.7
0.8
工業生産者仕入物価指数
▲0.6 ▲0.2
▲3.8
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
一般日用品
0.5
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
一般日用品
0.5
▲0.2
一般日用品
0.5
うち燃料、動力類
▲1.9 ▲0.2
▲7.7
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
耐久消費財
▲1.5
▲1.6
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
出所:中国国家統計局
工業生産者仕入物価指数
▲0.6
▲3.8
出所:中国国家統計局
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
うち燃料、動力類
▲1.9
▲7.7
出所:中国国家統計局
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
出所:中国国家統計局
※工業生産者物価指数
(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
※工業生産者物価指数(PPI)=出荷価格指数=卸売指数
CPIとPPIの月別推移(%)
出所:中国国家統計局
CPIとPPIの月別推移(%)
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
CPIとPPIの月別推移(%)
CPIとPPIの月別推移(%)
CPIとPPIの月別推移(%)
CPIとPPIの月別推移(%)
CPIとPPIの月別推移
(%)
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
景気後退<50<景気拡大
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
景気後退<
50 <景気拡大
景気後退<50<景気拡大
景気後退<50<景気拡大
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
景気後退<50<景気拡大
非製造業
(サービス業)PMI
※製造業PMI=製造業購買担当者景気動向指数
非製造業(サービス業)PMI
非製造業(サービス業)PMI
景気後退<50<景気拡大
非製造業(サービス業)PMI
景気後退<50<景気拡大
非製造業(サービス業)PMI
非製造業(サービス業)PMI
非製造業(サービス業)PMI
中国の固定資産投資
中国の固定資産投資
中国の固定資産投資
1-9
月の固定資産投資
1-9月の固定資産投資
中国の固定資産投資
1-9
月の固定資産投資
中国の固定資産投資
投資額(億元)
伸率(%)
中国の固定資産投資
1-9月の固定資産投資
月の固定資産投資 投資額(億元)
投資額
(億元) 伸率(%)
伸率
(%)
1-9
中国の固定資産投資
固定資産投資
426,906
8.2
固定資産投資
426,906
8.2
投資額(億元)
伸率(%)
1-9 月の固定資産投資
固定資産投資
426,906 伸率(%)
8.2
投資額(億元)
産業別
第一次
13,402
21.8
1-9 月の固定資産投資
産業別
第一次
13,402
21.8
固定資産投資
426,906
8.2
固定資産投資
426,906
第一次投資額(億元)
13,402伸率(%)8.2
21.8
第二次
167,497伸率(%) 3.3
3.3
第二次
167,497
投資額(億元)
産業別
第一次
13,402
21.8
固定資産投資
426,906
8.2
産業別
13,402
21.8
産業別 第一次
第二次
167,497
3.3
第三次
246,008
11.1
第三次
246,008
11.1
固定資産投資
426,906
8.2
第二次
167,497
3.3
産業別
第一次
13,402
21.8
第二次
167,497
3.3
第三次
246,008
11.1
地域別
東部
178,076
9.9
地域別 第一次
東部
178,076
9.9
産業別
13,402
21.8
第三次
246,008
11.1
第二次
167,497
3.3
第三次
246,008
11.1
178,076
9.9
中部東 部
111,108
12.7
中部
111,108
12.7
第二次
167,497
3.3
地域別
東部
178,076
9.9
第三次
246,008
11.1
地域別
東部
178,076
9.9
西部中 部
111,806
13.1
111,108
12.7
西部
111,806
13.1
第三次
246,008
11.1
地域別
中部
111,108
12.7
地域別
東部
178,076
9.9
中部
111,108
12.7
東北西 部
22,800
▲28.9
111,806
13.1
東北
22,800
▲28.9
地域別
東部
178,076
9.9
西部
111,806
13.1
中部
111,108
12.7
西部
111,806
13.1
東 北
22,800
▲28.9
中部
111,108
12.7
東北
22,800
▲28.9
西部
111,806
13.1
固定資産投資の伸率(%)
東北
22,800
▲28.9
固定資産投資の伸率(%)
西部
111,806
13.1
東北
22,800
▲28.9
固定資産投資の伸率
(%) 22,800
固定資産投資の伸率(%)
東北
▲28.9
固定資産投資の伸率(%)
固定資産投資の伸率(%)
固定資産投資の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率
(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
中国の消費財小売総額の伸率(%)
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
中国の不動産開発投資の伸率(%)
出所:中国国家統計局
中国の不動産開発投資の伸率(%)
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
中国の不動産開発投資の伸率(%)
出所:中国国家統計局
中国の不動産開発投資の伸率(%)
中国の不動産開発投資の伸率(%)
中国の不動産開発投資の伸率(%)
中国の不動産開発投資の伸率(%)
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
(18) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
中国の工業
中国の工業
中国の工業
中国の工業
中国の工業
工業付加価値の伸率
(%)
中国の工業
中国の自動車販売台数
工業付加価値の伸率(%)
工業付加価値の伸率(%)
工業付加価値の伸率(%)
工業付加価値の伸率(%)
工業付加価値の伸率(%) 9 月 9月 1-9 月1-9月
月9 月 1-9
1-9月月
月 月
1-9
9 99月月
1-9
一定規模以上の工業生産
6.0月
9 6.1
月
1-9
一定規模以上の工業生産
一定規模以上の工業生産
一定規模以上の工業生産
一定規模以上の工業生産
一定規模以上の工業生産
一定規模以上の工業生産
内訳 鉱業
内訳
鉱業
内訳内訳
鉱業鉱業
内訳
鉱業
内訳
鉱業
内訳
鉱業
製造業
製造業
製造業
製造業
製造業
製造業
製造業
電気
・
ガス
・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
電気・ガス・熱・水生産供給業
内訳 国有企業
内訳
国有企業
内訳内訳
国有企業
内訳
国有企業
内訳
国有企業
国有企業
内訳
国有企業
集団企業
集団企業
集団企業
集団企業
集団企業
集団企業
集団企業
株式制企業
株式制企業
株式制企業
株式制企業
株式制企業
株式制企業
株式制企業
外資系企業
外資系企業
外資系企業
外資系企業
外資系企業
外資系企業
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
6.1
6.1 6.1
6.1
6.1
0.16.1
0.1
0.1 0.1
0.1
0.1
0.1
6.5
6.5
6.5 6.5
6.5
6.5
6.5
7.3
7.3
7.3 7.3
7.3
7.3
7.3
3.3
3.3
3.3 3.3
3.3
3.3
3.3
-3.8
-3.8
-3.8
-3.8
-3.8
-3.8
-3.8
6.46.4
6.4
6.4
6.4
6.4
6.4
6.2
6.2
6.26.2
6.2
6.2
6.0
6.0 6.0
6.0
6.0
-0.46.0
-0.4
-0.4-0.4
-0.4
-0.4
-0.4
6.9
6.9
6.9
6.9
6.9
6.9
6.9
4.3
4.3
4.3 4.3
4.3
4.3
4.3
1.0
1.0
1.0 1.0
1.0
1.0
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0.70.7
0.7
0.7
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0.7
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6.9
6.9
6.9
6.9
6.9
4.2
4.2
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4.2
4.2
一定規模以上の工業付加価値の月別伸率(%)
一定規模以上の工業付加価値の月別伸率(%)
一定規模以上の工業付加価値の月別伸率(%)
一定規模以上の工業付加価値の月別伸率(%)
一定規模以上の工業付加価値の月別伸率
(%)
中国の自動車販売台数
中国の自動車販売台数
中国の自動車販売台数
中国の自動車販売台数
中国の自動車販売台数
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台数:万台
台数:万台
台数:万台
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台数:万台
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年月 自動車
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年月
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1,850 乗用車
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2011
年
1,850
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2011年
年
1,850
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2011 年
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1,850 1,4471,447
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2012年
1,930
1,550
381
2012
年
1,930
1,550
381
2012年
年
1,930
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2012
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1,550
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2012
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年
1,930
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1,930
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2013年
2,198
1,793
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2013
年
2,198
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2014年
2,349
1,970
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2014
年
2,349
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379
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年
2,349
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2014年
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2,349
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2,460
2,115
345
2015
年
2,460
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20152015年
年
2,460
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2015
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16年9月
227
16
年
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月
256
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16年
年
月9 月
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16
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年
1-9
月
1,936
1,675
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16年
年
1-9
月 月
1,936
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16年1-9月
1,936
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年月
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出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
出所:中国汽車工業協会
※中国国産車のみ。輸入車を含まず。
自動車販売台数の月別伸率(%)
自動車販売台数の月別伸率(%)
自動車販売台数の月別伸率(%)
自動車販売台数の月別伸率(%)
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(%)
一日当たりの発電量の月別伸率
(%)
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一日当たりの発電量の月別伸率(%)
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日系乗用車のシェア推移(%)
日系乗用車のシェア推移(%)
日系乗用車のシェア推移(%)
日系乗用車のシェア推移(%)
日系乗用車のシェア推移(%)
日系乗用車のシェア推移
(%)
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
粗鋼生産量の月別伸率
(%)
粗鋼生産量の月別伸率(%)
粗鋼生産量の月別伸率(%)
粗鋼生産量の月別伸率(%)
粗鋼生産量の月別伸率(%)
粗鋼生産量の月別伸率(%)
中国からの訪日旅行客数
中国からの訪日旅行客数
中国からの訪日旅行客数
中国からの訪日旅行客数
中国からの訪日旅行客数
中国からの訪日旅行客数
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
出所:中国国家統計局
中国の財政収入の伸率(歳入、%)
中国の財政収入の伸率
(歳入、%)
中国の財政収入の伸率(歳入、%)
中国の財政収入の伸率(歳入、%)
中国の財政収入の伸率(歳入、%)
中国の財政収入の伸率(歳入、%)
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:中国財政部
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
出所:日本政府観光局
Tokai Japan-China Trade Center 2016.11 (19)
中国法令公布リスト
法令・通達名
「輸入奨励サービス目録」(公告2016年第47号)
研究設計、省エネ、環境の分野を中心としたサービス業をす振興ため、これ
らの設備や技術を国外から輸入する際には関税・増値税を免除する。
物流業原価引き下げ特別行動方案(2016-2018年)
※物流の効率化を図ることで、2018年までにGDP全体に占める物流費を15年より1ポ
イント引き下げ、工業企業の部流費が占める割合を14年の8.9%を8.5%程度に、卸売小
売企業の物流費が占める割合を7.7%から7.3%程度にまで下げることを目標に掲げる。
対外貿易総合サービス企業の輸出貨物税還付
(免除)管理を更に最適化すること
に関する公告(国家税務総局公告2016年第61号)
※輸出増値税の還付を格付けが最も高い「一類企業」には5業務日以内に、「二類
企業」には10業務日以内に済ませるよう指示。
「中華人民共和国税関調査条例」実施弁法(税関総署令第230号)
※2000年1月11日公布、同年3月1日施行の同名の法律の改正。
企業による自主申告(情報開示)などに関する規定を追加。
貨物貿易外貨収支の電子エビデンス審査を規範化することに関する通知(匯発〔2016〕25号)
※15年12月から自由貿易試験区(上海、天津、福建、広東)で試験的に行われて
きた、外貨決済に必要な審査を電子化することを中国全土に拡大。
貨物貿易分類(格付)がA類で、営業許可証の取得から2年以上経過している企業が対象となる。
電子エビデンスとは、決済に必要な契約書、発票(インボイス)、通関単(通関
申告書)、運送単(運送書類)等の電子版を指す。
都市建設用地の増加規模と農業からの移転人口戸数を連動させるメカニズムの
構築に関する実施意見(国土資発〔2016〕123号)
※2014年3月に発表された「国家新型都市化計画(2014-2020年)」、即ち2020年までに農村居住
者1億人を新たに中小の都市部に移住者させる計画に基づき、土地開発を進めるように指示。
1億人の非戸籍人口を都市への居住を推進する方案(国弁発〔2016〕72号)
※「国家新型都市化計画(2014-2020年)」(上記)に基づき、2020年までに毎年、
戸籍に基づく都市化率を毎年1ポイントずつ引き上げ(毎年1,300万人を移住
させ、戸籍を切り替え)、戸籍人口で見た都市化率を45%にまで引き上げる。
2013年末時点で、常住人口で見た都市化率が53.7%であったのに対し、戸籍人口で
見た都市化率36.0%となっており、この格差を2020年までに2ポイント縮小させる。
外商投資企業の届出管理実行後の登記登録作業を徹底することに関する工商総
局の通知(工商企注字〔2016〕189号)
※10月1日から外資三法の改正を受け、「ネガティブリスト」に該当しない業種
であれば、商務部門発行の認可証書が不要となり、企業が直接、工商行政管
理局に設立や変更を届出ることができることを徹底するよう地方に通達。
化粧品の消費税について調整を行うことに関する公告(海关総署公告2016年第55号)
※化粧品は中国の税法上、贅沢品に位置づけられ、通常の流通税である増値税
17%のほかに、日本で過去存在した物品税に相当する消費税30%が課されて
きたが、10月からは免税もしくは従来の半分の15%に引き下げられる。
消費税15%が適用されるのは、生産段階(輸入品であれば輸入段階)の価格が
ミリリットルまたはグラムあたり10元以上、もしくは一枚あたり15元以上す
るメイクアップ用化粧品と基礎化粧品。
信用失墜の被執行人の信用監督、警告、懲罰メカニズムの整備を推進・加速させることに関する意見
※信用を失墜させた個人や企業のブラックリストを人民法院(裁判所)に作成さ
せ、2018年までに公示するよう指示。
律師事務所管理弁法(弁護士事務所管理弁法、司法部令第133号)
※弁護士が世論を扇動したりすることを禁止。
外商投資企業設立及び変更届出管理暫定施行弁法(商務部令2016年第3号)
※10月1日から外資三法が改正、即ち外商投資企業の設立や変更が認可制から届出制に
移行したことを受け、届出が必要な事項、範囲を明文化。許可制から届出制に手続き
の簡素が図られる一方で、「実質的支配者」との概念が導入され、外資現地法人が再投
資で設立した企業(外国企業から見た孫会社、間接出資先)も届出の対象となった。
国家発展改革委員会、商務部公告2016年第22号
※外資企業法、中外合弁経営企業法など、外商投資企業(外資系中国現地法人)
の根拠法が10月1日から改正され、設立や変更が認可制から届出制に移行し
たことを受け、届出を認めない規制業種「ネガティブリスト」については、既
存の「外商投資産業指導目録(2015年改訂)」を適用することを明文化。
遊休社会資源の整理・改造による養老サービスの発展を支持することに関する
通知(民发〔2016〕179号)
※使われなくなった工場建物、オフィスビル、病院等を介護施設などに転用することを奨励。
公共サービス領域における官民パートナーシップをより推進することに関する通知(財金〔2016〕90号)
※官民パートナーシップ(PPP)をゴミ処理や汚水処理(下水処理)においては民間資本を
活用することを義務付け。その他の、公共サービス エネルギー、輸送、公共工事、農
業、林業、利水、環境保護、低所得者向け住宅、医療、介護、教育、科学技術、文化、
スポーツ、観光についても官民パートナーシップを奨励し、補助金などを支給する。
※公布日よりも遅れて公表された法令や先月号で掲載できなかった法令も掲載。
(20) Tokai Japan-China Trade Center 2016.11
公布日
施行日
主管部門
2016.8.29
商務部、国家発展改
革委員会、財政部
2016.9.13
国家発展改革委員会
2016.9.19
2016.10.1
国家税務総局
2016.9.26
2016.11.1
税関総署
2016.9.28
2016.11.1
国家外貨管理局
2016.9.29
国 土 資 源 部、 国 家
発 展 改 革 委 員 会、
公 安 部、 人 力 資 源
社会保障部ほか
2016.9.30
国務院弁公庁
2016.9.30
2016.10.1
国家工商行政管理総局
2016.9.30
2016.10.1
税関総署
中 共 中 央 弁 公 庁、
国務院弁公庁
2016.9.25
2016.9.6
2016.11.1
司法部
2016.10.8
2016.10.8
商務部
2016.10.8
2016.10.8
国家発展改革委員会、
商務部
2016.10.9
民 政 部、 国 家 発 展
改 革 委 員 会、 教 育
部ほか
2016.10.11
財政部