懇談会でのご意見

第 2 回 備前市まち・ひと・しごと創生懇談会 意見
■テーマ①子育てしやすい環境を整備し、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる
<総合戦略(素案)記載事項関係>
施 策 提 案 (意見)
①-1:県民意識調査による結婚できない(しない)理由として半数以上の若者が回答した「適当な相手に巡りあわない」を踏まえた
婚活支援事業の必要性は妥当と考えるが、他の理由「必要性を感じない」
「自由さや気軽さを失いたくない」といった点については、
貴市においてすでに取り組んでいる「縁結びサポーター」などからの現場の肌感覚などとマッチしているか。また、
「結婚によるラ
イフデザイン支援」には、この点に関して本質的な結婚願望の醸成なども含まれているとの理解でよいか。
①-2、①-6:安心して子どもを産み育てることができると感じてもらえる備前市にしていくことが大切で、出産、育児後の再就職支
援(①-2)や備前市内の企業において仕事と育児の両立ができるという企業風土を醸成(①-6)し、定着イメージを市外へ発信、PR
していくことが重要と考えます。
①-3:小児科については、吉永病院だけでなく、備前病院と日生病院でも同じように充実を図るべきではないでしょうか。
①-3:婦人科、小児科医療体制の充実(①-3)については、他の市区町村の例でもあるように、子どもの義務教育期間中の医療費無
料化も併せて実施すれば有効と考えます。
(中学校卒業まで備前市内に住んでいれば、地元志向も強くなるのでは。
)
①-3:市民の出産(里帰り出産を含む。
)は、どこで行われているか。万一、貴市以外で行われているケースが多い場合、スポット
的に産(婦人)科医師を確保することが、地元での出産の増加を図ることにつながるのか。全国的な地方での産科医師不足を考える
と、周辺市町村と連携した広域での産科体制の整備・充実に力点を置く必要はないか。市立3病院(備前、日生、吉永)のうち、吉
永病院のみ小児科の充実を図るのは、他の2病院では既に対応されているとの認識でよいか。
①-4:乳幼児用のチャイルドシートの拡大(①-4)については、衛生管理面で制度普及は難しいと感じます。
①-4:チャイルドシート貸し出し制度については、専門のクリーニング業者も関与することをアピールした方がよいと思います。
①—4:乳幼児用のチャイルドシートの拡大。経済的理由でではなく、知識不足や問題意識の欠如で使用しない親、正しい使用ができ
ていない親が多くいる。親の教育が必要である。
①-5:就学を機会に転出するケースがあることを踏まえて、
「低年齢児童の保育料無料化の推進」
「学校給食費の第2子以降の無料化」
に取り組むとしているが、転出理由は経済的な負担が周辺市町村に比べて劣っている実態があるとの認識でよいか。この取り組みに
よる財政負担や効果はどの程度と推測されているか。場合によっては、
(市財政等の現状を踏まえ、
)②-4 の「若年者新築住宅への
補助制度」等に特化し、メリハリをつけることも貴市の取り組みをPRできるのではないか。なお、他の市町村からの子育て層の流
1
説
明
①—1 結婚に対して、女性よりも男
性の方が積極性に欠けることが多
いことから、婚活のみならず、結婚
に対する理解を深めるためのセミ
ナーの開催が必要との報告を受け
ています。
①—4 子育てサポーター制度の充実、
①—11「イクボス」や「子育て」を
尊重する企業文化の醸成
①—8、①—9 市民の出産は、岡山市、
赤穂市など近隣の産婦人科で行っ
ています。本市では、出産できる病
院はありません。このため、定住自
立圏での赤穂市、連携中枢都市圏で
の連携が重要となります。
チャイルドシートの項目について
は、人口増加とは関係がないので削
除でも、という意見があり削除して
います。
就学を機会に転出するのは、より良
い学校へ入学するためとなってい
ます。
②-4 の「若年者新築住宅への補助
入推進策としての位置づけによるものか。その際、どの程度の効果を期待(推計)されているか。
①-6:育児休暇について、父親の取得目標を掲げているが、対象事業者の選定や調査の方法はどうする予定でしょうか。
制度」は本年度から定住促進のた
め、事業を開始しています。
①—11 イクボス宣言企業数としてい
ます。
<施策提案(意見)関係>
(1)婚活
施 策 提 案 (意見)
説
明
・備前市民以外の人を対象に考えますと、まずは、備前に来てもらい備前の魅力に親しんでもらう必要があると思います。そう意味 ・今年備前♡日生大橋が完成しまし
では、だれでも気楽に来れる、デートスポットの整備開発及びPRが必要ではないかと思います。具体的にいいますと、海、山とい た。橋名に「♡」が入っていること
った観光資源のPRと整備。また、備前焼なら備前焼で、何か若い世代を対象としたイベントの実施などが必要ではないかと考えま で話題となっています。
す。子育てしやすい環境を整備するためには、その前のカップルを成立させることが大前提となりますよね。
・市だけでなく民間企業とのコラボ
・備前市民を対象に考えますと民間とのタイアップ婚活パーティーの開催や例えば、婚活お見合いクルーズや釣り船合コンの開催、 への取り組みを考えます。
さらにはこうしたイベントで結婚に至ると、家を建てる補助金を出すといったことも効果的ではないかと考えます。備前市に民間企 ・①—1 婚活に関して、若者向け講
業とのコラボレーションで、全国から注目されるような、結婚式場をつくり、全国のメディアに取り上げてもらう。例えば、日本の 座やセミナーを新たに開始するこ
エーゲ海をバックにチャペルウエディングなど。行政ができることの範囲内だけで考えても、なかなか進展しません。キーワードが ととしています。
あるとするならば、民間企業とのタイアップ、コラボレーションだと思います。タイアップする企業にもリスク軽減や助成等の大き ・商工会議所の婚活パーティーと連
なメリットを与えることができれば、必ずコラボレーションが実現できると思います。また行政としても、全て持ち出しというわけ 携する方法もいいです。
ではなく、10 年、15 年先には回収できることができれば、なおさらそうした事業に取り組み意味合いがあるのではないかと思いま
す。
・晩婚化、独身化を防ぐためにも婚活に力を入れるのは歓迎である。井笠地域では出会いイベントをたびたび行っているが、結婚に
至るのは年に数組。テレビの婚活番組ほどではないが、ギラギラ感が敬遠され参加者はなかなか広がらないようだ。教育委員会の主
催する若者向け講座などを増やし、出会いの場にもなるよう工夫することも必要だろう。
・婚活活動については、商工会議所もノウハウがあるので一緒に行うことが望ましいのでは。
(2)医療(産婦人科、小児科)
施 策 提 案 (意見)
・産婦人科の誘致。土地を安く提供。医師、看護師、助産婦等に何か特典を与える。県民に、備前市に住めば安心して出産できると
いうことを周知徹底する。
・備前市にある病院を一つの大きな総合病院にまとめる(産科、産婦人科、小児科を含む)→質の良い病院にすることで市民が安心し
て生活できる。
敷地内に職員が子どもを預けることができる保育所を設け、
病院が経営→医療従事者も安心して子育てができる環境、
2
説
明
中学生まで医療費の無料化は
H24.10 月から実施しています。
①—9 で、定住自立圏や連携中枢都
市圏での連携を設けています。
備前市民のみ子ども医療費の無料化(0 歳~中学生)。
・婦人科、小児科医療体制の充実で、日生、備前病院には、両科なく不便である。最低どちらかの病院には設置していただきたい。
・子どもの医療費の負担する仕組み。
・備前市立病院に産科はないようだが、赤穂市にはある。定住自立圏の枠組みで利用しやすくできないか。高梁市は妊産婦医療を無
料化する。不妊治療にも補助を検討したらどうか。
・産婦人科の病院。
・小児医院の充実。
(3)保育
施 策 提 案 (意見)
・民間とタイアップして、保育園、幼稚園を誘致する。IPU、加計学園他に声掛けしてみてはいかがでしょうか。あるいは、送迎付
きの保育園、幼稚園は単純などこにでもあるものとは一線を画し、個性的で特徴のある、そして安心して子どもを預けることができ
るものでなければならない。備前市民には優遇措置を設定し、そのことを全県にアピールし続ける。また、逆の発想では、岡山市内
の幼稚園、保育園への送迎サービスを行政指導で実施するのはいかかでしょう。
・遅くまで預かる託児所等の設置。
・待機児童をなくし、安心して就業するための保育所などを充実させる。
・保育所・幼稚園・認定こども園充実、さらに学童保育の充実。
・病時保育ができる施設があれば女性の就業支援ができる。
・保育園幼稚園や放課後児童クラブの充実。
・晴れて子どもを産んで保育所に預けるとしても、すぐ入れる状況か、延長保育や病児保育、ゼロ歳児保育などに対応しているのか、
備前市のホームページを見てもさっぱり分からない。子育てしやすい環境にあると若い人に知らせる努力がほしい。若いカップルは
支援態勢の充実した地域に住みたいと考えるだろう。
・幼稚園・保育園・こども園の充実は、量的な問題、金銭的な問題で語られがちですが、中山間地域での人口減少対策には「質をど
う高めるか」という点がとても住だと感じています。実際に、
『もみの木保育園』に入れるために移住した人や遠方からでも通わせ
る人をたくさん知っています。もしも行政が、こんな環境の園をつくったとなれば、ピンポイントに探して目指してくる人は、たく
さんいるだろうと容易に予想ができます。本当に、これは、すぐにできて目玉になると確信していますよ。
3
説
明
本市は、待機児童はいません。一時
保育は、6 か月から就学前の子ども
を対象としています。
『もみの木保育園』参考にさせてい
ただきます。
(4)補助・支援等
施 策 提 案 (意見)
・結婚して備前市内に住むと、家賃や住宅ローンの一部(例:毎月 1 万~2 万円程度)市から補助金が出るといった制度の実施。格安
市営住宅の提供サービス。広くて、きれい、駐車場 2 台、家賃 5 万円程度。太陽光パネルを設置して、売電収入は市へ。格安のバー
ターで、月に 1 回は、市の業務のお手伝いを義務付ける。
・子育てがしやすいように補助金の支給。結婚祝い金、出産祝い金、小学校入学祝い金、中学校入学祝い金、高校入学祝い金、大学
入学祝い金などといった節々で費用がかかる場面でのサポート体制。子どもが 18 歳になるまで、金銭面での負担を軽減させ、子育
てへの意欲を高めさせる。
・総合戦略(素案)の①-2、①-5 にあるように、子育て支援の一層の充実を希望する。例えば、保育料の無料化に加え、小学校、
中学校、高校進学時に備前市内で使える商品券の配付などの金銭的な援助など、思い切った施策も検討してはどうかと考える。
・育児休業から復帰後まもなく 2 人目妊娠となって再び育児休業となる場合、快く休業を認める職場が備前市にはどれほどあるのだ
ろうか。2 人目、3 人目をあきらめさせないため、事業所や母親への休業補助金などの独自支援はできないか。企業にも 3 人目を産
んだらボーナス支給ぐらいの気構えがほしい。高梁市が 3 人目 50 万円、4 人目以降 100 万円を祝金として出す。
・現在の出産助成金では、出産に関わる費用は足りない。自然分娩の場合、出産日は選べず、土日、祝日、深夜、早朝の分娩・入院
には費用が追加請求される。定期健診でも自己負担となる検査もある。高齢出産者が増えており、出産のリスクは大きい。→第 3
子の出産、高齢出産には、出産祝い金などの形で助成する。
説
明
②—1 本年度から若年夫婦世帯への
家賃補助、若年者の新築への補助制
度を実施しています。
また、子育て世代(15 歳まで)に対
して、プレミアム付き商品券を発売
します。
①—2 出産費用の支援の項目を設け
ています。
(5)子育て
施 策 提 案 (意見)
・岡山県は労働時間が長く、平成 25 年度においては 1 か月あたり 157.7 時間と全国平均 149.3 時間より 8.4 時間長く、全国ではワ
ースト 3 位ということになっており、男性の家事分担が進まないといわれるのも、そういったことが要因のひとつとも考えられる。
そのため、備前市男女共同参画基本計画の理念の更なる周知に努める必要があると思われる。
(参考:厚生労働省 第 11 回 21 世紀
成年者横断調査によれば、夫の家事・育児時間が長いほど、第 2 子以降の出生割合が高いという結果がある。
)
・子供の参観日には父親も積極的に出席するよう、市内の企業に対して周知(積極的な有休取得の呼び掛けや市内の保幼小中学校の
参観日の予定表の配付)啓発を行い、地域レベルで年次有給休暇の取得促進の機運の醸成を図ってゆくというのもひとつの方法では
ないかと考える。
・地域住民が子どもや高齢者とかの支援をする多世代交流・多機能型支援拠点づくりを推進するという方法もあると考える。
(地域
で子育てをするという風土をつくることによって、
保育料無料化はその意気込みの表れと地域住民にも認識してもらえるのではない
か。
)
・小学生のいる家庭へのサポートのために、現在ある「放課後等児童クラブ」を小学校低学年のみではなく、1~6 年生までの児童
を対象とする。また、学び塾として、小学校がこれまでの勉強を復習できるドリルなどに取り組める教室を開催する。
4
説
明
①—11 で、父親の子ども参観日への
出席や年次有給休暇の取得促進を
記述しています。
①—5 で、就学前後の負担軽減とし
て、保育料の無料化、学校給食の第
2 子以降の無料化を記述していま
す。
放課後児童クラブは、各クラブの運
営委員会が行っており、小学校 1 年
から 3 年までの児童を対象に実施
しています。今後の課題とします。
④—4 学び塾では、ALT による英語学
・
「子育て」という営みの楽しさ、充実感を高める取り組みを行い、全国にアピールする。→0 歳から 3 歳までの年齢は、その子ど 習の導入を検討しています。
もの人生の土台を作る大切な時期。その時期の家庭での過ごし方をしっかりサポートできる体制の充実を図る。具体案:地域子育て ①—10 赤ちゃん登校日の項目を設け
支援拠点・保育園・幼稚園の資質の向上→最高の内容を目指して実現し、社会にアピールする。ハード面→建物の設備、広さなども ています。
含めて見直し。ソフト面→子育て支援の先進地から学び、乳幼児期に最も伸びる感性を育てる職員研修などを充実させ、市内の子育
て支援全体の質を上げる。
・子育ての価値を表面化することによって若い世代が「子どもを産み、育てたい」と思える→中学生、高校生が、子育て中の親子の
赤ちゃんにふれることで、子育てにプラスなイメージを持ち、将来の子育てに希望を持つ。具体案:
「赤ちゃん登校日」の充実
・発達障がいのお子さんのサポート・療育機関の充実→発達障がいのお子さんがおられる家庭が、支援の乏しさで市外へ転出する例
もみられる。乳幼児期から自立までの支援を充実させる。具体案:障がい者支援センターの設立、児童デイサービスの拡充、療育機
関の充実
(6)その他
施 策 提 案 (意見)
説
明
・結婚 収入(職)、住居 ②出産 産婦人科の不足 ③子育て 保育園、幼稚園、コミュニティ等が考えられます。これらをうまく ②—4 企業ガイドブックによる PR の
クリアできれば、
“希望”に近づく。つまり、出生数の増加に結びつくのではないかと考えます。
項目を設けています。
・産業振興、雇用創出による安定した生活収入の確保ができるよう対応する。
・安心安全な住宅街、買い物(スーパー)等に子どものエリア、公園の充実。
・若い世代の経済的安定を図るため、地域への若者の就職を促進する対策や正社員化など職場の魅力向上を促進する機運の醸成に向
けた取り組みを行う。
具体例:備前地域企業ガイドブック(仮称)
(Web 版も含めて)の発行による地元企業のPR。
・雇用保険適用事業所の雇用保険被保険者(加入者)のうち、女性の割合は岡山労働局全体では44.8%であるのに対して、ハロ
ーワーク備前管内(備前市のうち、旧吉永町、三石、野谷、八木山地区を除く)では27.9%に留まっている。全国的には共働き
世帯が増加しているが、備前地区では女性があまり働きにでていないというのが現状。逆の捉え方をすれば、潜在的な働き手がいる
とも考えられるため、企業誘致する場合でも、女性の就業が期待できそうな産業の誘致をするなどの配慮をお願いしたい。
・一般に少子化の原因として、女性の晩婚化と働く女性に育児負担が重くのしかかっていることが従来から指摘されてきた。産みた
くても産めない状況にある女性のために、
安心して子育てできる多様な働き方を導入しないと、
この状況は打ち破れないのでないか。
・2011 年WHOが加盟 194 カ国の「特殊出生率ランキング」国別出生率を見ると、最も多い国はニジェールの 7.0 人であり、最小
はボスニア・ヘルツェゴビナであった。特殊出生率が高い国は、発展途上国であり、当該発展途上国は、適正な出生率のために避妊
を国際機関等の援助を受けながら進めているところである。
一方日本の特殊出生率は、ドイツ、イタリア、韓国等と共に 1.4 である。本総合戦略では、備前市の特殊出生率について段階を踏み
ながら 2.08 まで上昇させることを目標としている。WHOの調査中、2.1 から 1.9 の特殊出生率の国は 23 カ国である。この中には、
5
アメリカ、フランス、デンマーク、フィンランド、ノルウエー、スエーデン、イギリス等が含まれている。これらの国の特徴は、政
治学的分類によれば、圧倒的に社会民主主義型国家である。すなわち、イギリスの「ゆりかごから墓場まで」を基本理念とした政治
(含む「地方政治」
)の実施である。また、婚姻と特殊出生率の関連について国際的に見ると必ずしも比例しているものではない。
次に、就労の形態を見ると、正規職員と非正規職員の比率は 63:37 で、取分け若い世代の正規職員率が低下している。これらの、
状況の下で婚姻率及び特殊出生率を向上させるのは、住民個人の力量では限界がある。
そもそも地方自治体は、住民の福祉の向上のために存するものであり、まさに「備前市」の出番なのである。この場合、女性就業
率が高いほど出生率が高い(日本貿易振興機構欧州課長立川雅和)との分析に注目することが必要である。立川は、女性の就業率の
向上は、女性に仕事を与えることではなく、就労しながら安心して子育てができる諸政策を強調している。さらに、
「子育て支援の
哲学は、
「優秀な人材の確報」のためと分析している。
一人親家庭においても、安心して子育てができる体制を確立し、
「びぜん子は、一人残さず優秀な人材」の育成を推進することが求
められる。
1 財政的な子育て支援(給食費、保育料、学童保育料、子ども手当、医療費等)
2 こども園及び学童の開始時間を早め終了時間を遅くする。
3 こども園及び学童での教育の実施(こども園では幼免保持者の活用、学童では学習指導員の配置)
4 トアワイライトスクール(仮称)の設置
■テーマ②周辺市町への若者が流出している「人の流れ」を変える、人口流出に歯止めをかける
<総合戦略(素案)記載事項関係>
施 策 提 案 (意見)
②-1:貴市の長期人口ビジョン(案)の 25 ページによれば、首都圏への転出は「わずか7%」
、
「首都圏への転出は本市には当てはま
らない」と分析されていることとの平仄はあっているか。また、当該センターの設置・運営の効果などはどの程度と推計されている
か。特に、テーマ②の第一番目の施策と位置付けられているが、順番は正しいか。さらに、他の地公体においても同様な取り組み(競
合)が想定されるが、貴市単独ではなく、岡山県や近隣市町村などとの連携した取り組みを考えられるのではないか。
説
明
増田レポートにいう首都圏への転
出は、転出データから本市にはあて
はまらないと考えています。
今後の施策の展開で、連携した取り
組みも必要だと考えます。
②-2:奨学金制度に市内回帰の条件を織り込む場合、市内居住 OR 市内就職、それとも市内居住&市内就職とする予定ですか。また、 制度の創設にあたって参考とさせ
新規転入の条件も面白いのではないでしょうか。
ていただきます。
②-3:やはり企業誘致と宅地開発は必須と思います。また、創業者に対して、空き地や空き家を無償で安価で利用できる制度を作っ ②—9 での支援で、例えば、市の空
てはどうでしょうか。
き施設等は可能だと思います。
②-4:住宅用地の造成については、具体的時期も含めて可能である見込みですか。住宅補助制度について、若年とは何歳までをイメ 住宅用地の造成は、予定していま
6
ージしますか、夫婦の場合は合計とするのでしょうか、また、若年以外にも例えばリタイア組に対しても移住の場合には何か検討し
てはいかがでしょうか。
②—4:首都圏からの企業誘致(②-3)により雇用創出を行うことも大切ですが、若者が備前市に住みたいと思わせる必要があり、そ
して、定住させるためには、若年夫婦世帯(②-4)への家賃補助制度や若年者の新築住宅補助制度(②-4)は有効と考えます。
②-4:長期人口ビジョンの 23 ページ(3)市民意識調査において、引き続き今の場所に住み続けたいかとの問いに、20 代では市外に
引っ越したいが最多となり、30 代では今の場所に住み続けたいが最多とあります。20 代を中心に岡山市への転出が多い状況にはあ
りますが(同ビジョン P16)
、世帯を持つ 30 代になると、地元の備前市に住みたいというニーズが相応にあるのではないでしょうか。
このため、20 代の独身時に備前市から転出した若者が、30 代で世帯を持った際に帰郷したいと思えるような制度設計を検討しては
どうか。例えば、備前市の実家に帰郷しリフォームして住む場合(2 世帯・3 世帯化)の補助金制度などがあれば、総合戦略の 13
ページにある住宅用地の造成よりも行政を含めてコスト面の削減が図られると思われる。また、2 世帯・3 世帯化は、育児の面から
メリットがあると言われており、少子化対策の面からも有効であるほか、新たな空き家を作らないという観点からも有効と考えられ
る。なお、一世帯当たりの補助金の規模は、岡山市等への通勤時間を考慮しても、なおメリットがあると思えるものでなければ効果
がないと考えます。
す。若年者の家賃補助の対象は、夫
婦とも 40 歳未満としており、今年
度から実施しています。
新築住宅は、申請者が 40 歳未満と
しており、今年度から実施していま
す。
住宅リフォーム補助制度は既に実
施しています。
<施策提案(意見)関係>
(1)通勤・通学
施 策 提 案 (意見)
・人口流出の原因は、やはり居住地から職場までの距離が一番のネックかと思います。例えば、岡山市中心部や倉敷市で働く場合、
とうしても中心部またはその周辺に家を探すことになります。つまり、備前市に仕事がたくさんあれば、人口流出から人口増加に転
ずることができます。
・乗り換えなしで大都市(神戸・大阪)などに直通でいける電車。JRと提携。
・山陽本線赤穂線の終日 30 分間隔の運転。JR 駅に和気駅のような料金の安い駐車場の整備。
・仕事、住居、教育などによる近隣市町への転出が多いということで、希望の仕事場や教育機関へ、備前市から通いやすくするため
に、鉄道の利便性を向上させるのはどうでしょうか。本当は、備前に住みたいが、通いにくいという人の流出を防ぐことにつながる
かもしれない。○○km以上など、備前市内から少し遠い職場へ通う人へ負担を減らすために補助金を出すのはどうでしょう(これ
は会社のすることなのでしょうか?)。
・備前市から神戸など遠くへ出勤する人へ交通費(高速料金、電車賃)の負担をする。JRの乗り換えを少なくする(播州赤穂止まり
ではなくさらに遠くへ)。JRと提携などを結ぶ。
7
説
明
鉄道の利便性について、JR に何度
もお願いしていますが、乗降客が少
ないという理由で、断られていま
す。
伊部駅には1日300円での駐車場が
あります。その他の駅は、取り組ん
でいますが、課題があり進んでいま
せん。
(2)企業誘致
施 策 提 案 (意見)
説
・企業誘致や起業に対する支援。
・企業の誘致しかも、それなりに待遇の良い企業誘致が最大のテーマだと思います。
・大企業の誘致による経済的発展。大企業を呼び込むことで雇用を上げる。雇用をあげることで、人の定住を促す(住宅や生活面で
補償する)。理由として備前市には空港以外の運輸手段がそろっている(高速道路、港、国道 2 号、山陽本線)。そして土地が安い。
ジャパネットたかたのような地方に本社があるが、全国をマーケットとしたもの(例:土方商店→マーケットは姫路市家島)。
・企業誘致、立地のための用地についての情報がほしい。また規制区域は積極的規制緩和を行ってほしい。
・片上埠頭の移転、地場産業の耐火物や窯業の原料の大部分は輸入品であり、多くは片上埠頭より荷揚げされている。備前地区の企
業は低コストで原料が輸入でき、関連企業が集約することで効率的に生産販売ができている。近年片上埠頭の環境及び設備面の問題
で今後の継続に不安がある。早急に代替え先を検討して欲しい、片上埠頭が使用できなくなると大幅に競争力を失う恐れがある。
・企業誘致は景気が上向いているこの時期に官民上げて進めたい。農地や森林の指定解除など制約が多いが、いかに自治体と県、企
業のネットワークができているかが、かぎとなる。浅口市は工業団地を企業からの引き合いがない段階で独自に造ったが、入居申し
込みがあった。
・県が岡山セラミックスセンターを備前市に置いているが、市の戦略では積極関与が少ない感じがする。研究開発で大学との連携を
深めることが発展につながるのではないか。岡山理大、倉敷科学技術大にはセラミックスや材料工学の研究者もいるので活用してほ
しい。研究環境として大容量のデータをやり取りする光回線の導入が必要。サテライトオフィスの設置や市内での企業にも不可欠だ
ろう。
明
②—7、②—9
企業誘致は、いままで団地を造成し
ていませんでしたが、本年度から造
成予算を計上しています。
企業誘致には、広大な土地が必要で
す。
片上港は、県管理となっており、県
へお願いしています。
②—6 地場産業の育成支援
(3)雇用
施 策 提 案 (意見)
・就職希望者を対象とした『就職フォーラム』の実施。若者との懇談会を開催して要望を聞く。
・新しい産業の育成、地域で学び地域で働く、積極的にインターンシップを受け入れる。
・大学等進学で県外に行った若者も地元へ帰ってきて就職できるような企業(企業丸ごとの移転)の誘致。また、企業誘致に当たっ
ては、関西方面に近いという地の利を生かすような方策・妙案はないか。
・企業の新卒採用を増やす→若者の増加。新卒採用枠の増加をした企業に備前市から奨励金を交付。
・子どもがいる世帯用の市営住宅の建設・貸与。特に県外からの転入者に対しては、賃貸料で優遇措置を設ける、また、一定期間居
住した場合の譲渡(無償譲渡も含む)の制度も設けてはどうか。
・若い世代の経済的安定を図るため、地域への若者の就職を促進する対策や正社員化など職場の魅力向上を促進する機運の醸成に向
けた取り組みを行う。
具体例:備前地域企業ガイドブック(仮称)
(Web 版も含めて)の発行による地元企業のPR(テーマ①の(2)の再掲)
8
説
明
②—3 就職フォーラムの実施
②—2UIJ ターンの支援、②—12 地域
で学び地域で未来を拓く“生き活き
おかやま”人材育成事業
②—1 住宅用地の確保
②—4 企業ガイドブックによる PR
・Uターン奨学金は政府が地域創生の一環として挙げていたが地方でやるのか。進学で市外へ出ていた若者が戻ってくるのはよいこ
とだが、有力地元企業や市役所などへの就職を対象とすると公平性で不満が出ないか気になる。
(4)定住・移住
施 策 提 案 (意見)
説
明
・宅地造成を行う。
②—1 住宅用地の確保
・市内企業に就職する学生に対する資金援助、地元に就職できるよう、支援体制の充実。空き家の有効活用。リフォーム等により売 ③—3 空き家の利活用
買、賃貸する場合の資金の援助や借主の優遇措置。
・住宅団地の確保。
・住宅地の整備。
・市外へ出て住宅を新築する人が多く、人口減少に拍車をかけている点は改めるべき。安価な住宅用地の造成や空き家情報の提供な
ど市民を呼び込む施策を望みたい。新築、リフォームへの助成は多くの自治体が既にやっており、1 軒 100 万円程度ではアピール効
果が少ないのでは。
・転入者や転入世帯に対して、家賃補助制度をつくる。
・乳幼児を持つ移住希望者のほとんどは、まず保育・教育環境を念頭に移住先を探す。しかも、金銭的な問題(無料化)よりも質を重
視する人が多い(岡山市の竹枝小学校)。
・備前の土地代が高価であるため手が出せず、長船や赤磐など自身の収入に見合った場所に土地を求めて家を建てる若年夫婦が増え
ている。→住宅用地の確保、若年者の新築住宅補助制度などは対策案として出ているが、土地の購入時から補助できないか。賃貸ア
パートなどは一般的に狭く、そこで 3 人以上の子をもうけようとは思えない。また、賃貸アパートは、近隣住民との騒音などのトラ
ブルから、家で子育てをする母親にとっての精神的な負担ともなる。低価で賃貸できる空き家をリフォームして用意し、3 人以上の
子どもを望む夫婦に対して移住を進め、相談にのる。昨今、放置空き家は、全国でも環境面から問題視されており、人が住み建物が
管理できればこれにこしたことはなく、そのための住居となるなら無償に近い提供を望む。
(5)その他
施 策 提 案 (意見)
・対症療法になるかもしれないが、備前市内から市外へ転出した理由を詳細に検証・分析して、そこから備前市が取り組むべき道を
考えてゆくことも必要ではないか。
・子どもとの懇談会を開催して子どもの夢を聴く。
・次に考えるのは、20 代の若者が同年代と楽しい時間が共有できる街づくりです。具体的には、備前市には家族や大勢の若者で行
ける飲食店が非常に少ないような気がします。外食で楽しい食事の時間を共有することは、家族や若者にとって満足度の高い行動だ
と思います。そうした場所を誘致、あるいは民間と共同で作るのが良いと考えます。もちろんペイしなければ長続きしないので、商
9
説
明
ショッピングモール等については、
市場原理に委ねられており、市の施
策での対応は難しいです。
大学との連携は、今回の懇談会でお
願いしています 6 大学と包括連携
を結んでいます。今後も他の大学と
業的にも存続可能な中規模のショッピングセンターやモールと併設するなどすればよいと考えます。
・旧アルファビゼンのような商業施設の建設。雇用もでき、まちも活性化され、地元の商店街などにも足を運んでもらえる。
・大学と自治体の連携による人材輩出や産業振興を図るためには、備前市内への大学等の誘致が有効と考えます。
・住民は、自らの要求を満たすため、市長及び市会議員選挙において「投票」行動によって自らの要求実現を託す(地方自治法が規
定する緒住民「投票」を含む。
)
。
それでも、自らの要求が実現することができない場合、別の市町村へ引越す「足による投票」を行う。若者が、進学や就職により他
の市町村へ引越す「足による投票」は、必然でありこれを防止する施策には、実現性が乏しい。
しかし、注目することは、昼間人口が夜間人口より多いことである。これは、他市町村から、仕事のために備前市に来て、仕事が終
われば他市町村の自宅に帰ることである。
備前市の事業所に勤務する者が、
他都市に居住する理由について正確な分析が必要である。
東備消防では、仕事の性格上、勤務に要しない日であっても、緊急に出勤することが求められ、20分以内に勤務に服することがで
きる地域に居住することとしている(概ねこの目標は達成している)
。しかし、よく見ると実際は 30%を超える職員が、備前市及び
和気町以外の市町村に居住している。その理由は多種多様であるが、注目する理由は、新築する土地がない又は地代が高価等の経済
的理由及び交通の利便である。
1 スローガン
(1)住み続けたくなるまち備前市
(2)住みたくなるまち備前市
2 香登地域(伊部地区でも検討)で数百区画の分譲地の開発
3 JR 線の伊部駅への本数増便
4 備前焼散策コースの整備・充実(常滑市参照)
5 鹿久居に、大規模食堂、まほろばの拡充
の連携を結ぶ予定としています。
大学の誘致は、過去、取り組んでい
ましたが、失敗に終わっています。
大学との連携の中で、道筋ができれ
ばと考えています。
新築する土地がないということが、
転出の要因であることから、②—1
で、宅造を進めていきます。
■テーマ③人を呼び込む魅力あるまちづくりの推進
<総合戦略(素案)記載事項関係>
施 策 提 案 (意見)
説
明
③-1:他の地公体においても同様なメニューに取り組んでいるところが多数あると思うが、貴市における支援策の特色などPR力の ①—7 子育て支援が他市に比べ満足
向上や定住につなげるための工夫はどのようなものがあるか。この点を前面にだした記載を工夫する必要はないか。
している人が多いことから、もっと
PR していく必要があります。
③-3:観光客の誘客(③-3)については、備前焼祭を情報発信として活用するのが有効と思われますが、大型バス等での宿泊ツアーに 確かに市内には宿泊施設が少ない
関しては、観光客全員を収容できる宿泊施設も見当たらず、課題と思われます。
です。近隣市町との連携で広域での
10
③-3:観光客増加(地域活性化)のため、飲食店や宿泊施設を増加させるべきと思います(名所や旧跡、祭りやイベント、地元特産品
を組み合わせて 1 泊 2 日の観光パッケージを複数つくってはどうか)。
③-5:
「国内外に戦略的に発言」する施策について、より具体的に記載する必要はないか。
③-9:魚介類は生ものであり地元や近隣での消費が主だと思います。
『カキオコ』は成功をみましたが、例えば食品加工会社を企業
誘致することで、全国向け販売や当地の雇用増加にもつながると思います。
③-9:長期的な視点で見ると、水産資源の確保のために里海の再生(③-9)は重要と考えます。
③-10:備前焼については、伝統と品質は申し分ないが、販売方法に工夫が必要ではないかと感じます。年 1 回の備前焼祭りだけで
なく、今後増加が見込まれる旧閑谷学校への観光客にアピールしたり、性能についてもアナウンスの方法を工夫したり、価格設定も
再検討の余地ありと思います。また、関連してセラミック技術も一般的に認知度が低いので、性能や応用技術などをもっと対外的に
アピールしてはいかがでしょうか。
取り組みが必要と考えています。
③—6 旧閑谷学校(日本遺産)の活用
牡蠣の加工を行う工場が、本年度秋
頃操業予定で、浜山の企業団地に進
出しています。
③—4 備前焼の振興、備前焼の日本
遺産を目指していく中で、しっかり
と PR していきます。
<施策提案(意見)関係>
(1)観光
施 策 提 案 (意見)
・そもそも備前市は、魅力的な要素をたくさん持ち合わせていると思います。閑谷学校、藤原啓記念館、フルーツパーク備前、備前
市歴史民俗記念館等。人を備前に集める強力な力を持っています。この閑谷学校を核に上記のような既存の施設をうまくパッケージ
した旅行商品を旅行代理店とコラボレーションして開発し、幼稚園児からシルバーまでそれぞれの年代に応じた楽しめる街の PR を
積極的に行う。そのためには、TV、ラジオ、新聞等で特番や特集、広告を定期的に行うとよいです。
そもそも若い人を中心にいかに備前市に人を集めるかというのが、当懇談会のテーマだと思いますが、ある意味逆転の発想で、まず
高齢者を受け入れる。民間のサービス付高齢者住宅とコラボレーションして、そうした施設を備前市に誘致する。そうすることによ
り備前市以外の人々が、備前市の魅力を肌で感じる機会を増やす。その家族や親戚も備前市を訪れる。施設が新しくできることで雇
用機会が増える。さらには、そうした施設で働くための資格を取るために学ぶ学校ができれば学生も増える。よい環境が生まれるき
っかけになるように思います。
・瀬戸内国際芸術祭のように備前市の離島に備前焼で作ったアート作品を設置し、観光客を呼び込む。スタンプラリー(JRや地元
企業との協力)、片鉄ロマン街道サイクリング道の魅力を伝える。現状は案内看板の数が少ないので案内板を増やし、客を楽しませ
る工夫をする。備前緑陽高校の美術選択者による案内板づくり。和気町のサイクリング道の辺りにカキオコなど備前市の地元食材を
使った飲食店の設立。備前サイクリングターミナルだけでなく、様々なところで自転車の貸し借りを可能にし、利便性をあげる。
・日本遺産の活用、伝統産業の振興の他日生→備前焼→閑谷学校観光を軸とした推進
・閑谷学校、備前焼、カキオコ等観光資源があるが、季節性があったり相互の距離等のため連携ができていない。セットで楽しめる
環境が必要。
・例えば、漁業体験、スポーツ体験、観光など組み合わせて、市外からの客を2週間から1か月程度長期滞在してもらうというよう
11
説
明
逆転の発想は面白いと思います。
今、国は、日本版 CCRC を地方創生
で進めています。課題はたくさんあ
りますが、時期をみて取り組んでも
よいかと考えます。
瀬戸内芸術祭は、香川県が主催して
おり、話によると、岡山県の参加は
認めてくれません(玉野市は例外)。
参考にさせていただきます。
な滞在型の集客を図ることも一案ではないか。そうすることによって、備前の良さを体感してもらい、移住につなげることも考えら
れるのではないか。
(2)備前焼
施 策 提 案 (意見)
・観光客誘致のために、伊部の街並みの整備を行う。電柱の地中化を図るとともに、店舗リニューアルの際の補助金の創設を検討し
てはどうか。
・備前焼が独自で日本遺産の登録ができればいいが、
(もう既に取り組んでおられるかもしれませんが)ひとつの方法として六古窯
の自治体と組んで日本遺産の登録をするよう進めてはどうか。
・全国ブランドとしての備前焼や閑谷学校の活用が不十分と感じる。備前焼の日本遺産登録推進は大賛成だが、積極的に魅力をアピ
ールすることが大切。備前焼の土ひねり体験や地元料理店での活用、作家と触れ合い体験など行い、観光振興の起爆剤にして欲しい。
・新しい備前焼の玄関口として、備前焼伝統産業会館一階の全面改修について、(理由)備前焼伝統産業会館は、昭和 62 年備前市及
び備前焼の玄関口として開館し、以後 28 年を経過し、施設の改修について言われる昨今です。そこで機会にあたり、是非今回の地
域創生総合戦略の一部に含めていただき、備前焼伝統産業会館一階を他方からのお客様に対して、おもてなしを持って迎えられる総
合的な機能を備えた施設へ全面改修をお願いしたいと思います。
1)備前焼の日本遺産登録推進を進めていただいていることをお礼申し上げます。
この機会に新しい備前市表玄関となる備前焼伝統産
業会館の全面改修を行っていただきたい。
2)たまたま、本年 3 月末をもってテナントであったレストラン四季彩が撤退し、陶友会としてテナント募集を行ったが数件の問い合
わせはあったものの後継が見つかっておりません。伊部への入込観光客の様子を見ていると今までのような 42 坪もある施設では無
理ではないか。
3)新しい一階については、観光案内所として十分活用できる。そして現在備前に来られる多くのお客様に大変喜ばれているボランテ
ィアガイドの休憩場所として活用しては。
4)最近のことですが、地元食材を使って備前焼の器を活用した食事の場があれば集客の見込みがあるのではと思います。
5)切符売り場を兼ねた東備広域観光センターも、土産売り場施設がマッチせず、古くなっており改修の時期が来たと思える。
説
明
伊部駅前の電柱の地中化は、既に行
っています。店舗の改修費用の補助
は、制度があります。
備前焼の日本遺産の認定への取り
組みは既に進めています。
③—5 備前焼の玄関口の整備として
記述しています。
細かな事項は、担当課と相談してく
ださい。
(3)耐火煉瓦
施 策 提 案 (意見)
説
明
・思い切った廉価の住宅団地の造成。損して得取れくらいで。地元住民が地元を愛さねば、人を呼び込むことはできない。地元企業 以前、岡山の街の夢学生アイデアコ
を感謝する意味でも備前市に貢献してきた『れんが資料館』の建設。煙突を活かした町おこし「イルミネーション」
ンテストで、K 大学の学生が、備前
市の伊部へ訪れ、同様なアイデアを
発表されていました。
12
やはり、備前市は『エントツ』
。
(4)農林水産
施 策 提 案 (意見)
・近隣市町では農業人口減少している地域に若者の農業者を呼び込みの対策を行っているが、備前市での取り組みがあまり行われて
いない。
・海洋類をテーマにしたテーマパークもしくはレジャー施設の設置。海洋類の研究施設等もつくる。施設建設により雇用、経済効果
上昇。
・魚をテーマとしたレジャーランド。魚が好きな人のための家。費用はかかるが税金などでもとに戻す。交通の利便性。
・地元産業のブランド化(6 次化産業などの農林水産業の振興)
・八塔寺ふるさと村のふるさと農園は、利用者に不便なこともあって利用者が少ない。滞在型農園として整備すればどうであろうか。
関西では一定の需要があるようだが。別荘地としての開発も可能ではなかろうか。このほか心に障害を持つ人のリハビリ用農園の用
地など求めている障害者団体もある。活用はどうか。バイオマスエネルギー利用で里山の整備を行う自治体もある。
・アマモ場造成やカキ殻を活用した海水浄化など里海整備は今後の事業的発展が見込めそうだ。
説
明
③—10 ふるさと農園の活性化、
③—11
新規就農者への支援を追加してい
ます。
③—9 里海の再生を記載しています。
(5)その他
施 策 提 案 (意見)
・古民家オフィス、空き家を地域資源に、古民家をリノベーションし起業
・道路等のインフラ整備、インターネット環境整備。魅力ある中心市街地の創出。事業継承支援による企業の存続支援。
・雇用を創出、安心して若者が働ける雇用の場、税額控除、医療・福祉の充実、生涯学習。
・JRへの要望として、例えば山陽本線では吉永以東、赤穂線では香登駅以東でもICカード使用できるようにすること。また、備
前焼の知名度アップのため、2017年からJR西日本が走らせる豪華寝台列車(トワイライトエクスプレス瑞風)の食堂車で備前
焼を食器として使ってもらうようJRに陳情してはどうか。
・関西方面からの人の流れを大きく。ICOKA を備前市の駅にも使用できるようにし、関西地区との相互利用を可能にする。新快速列
車を播州赤穂駅まではなく岡山駅に延ばし、通勤、通学、観光客の往来を活発にする。→町の活性化、備前市の認知度のアップ
・スポーツ施設の充実化。特に交通の面などを考えて、近くに宿泊施設の設置。本当の意味での総合的なスポーツ施設。
・
「晴れの国」岡山という雨が少なく、災害の少ないイメージを前面に出して、備前市への移住促進を図る必要がありますが、空き
家や古民家の整備情報を都市部へ発信、PR(③-2)することは有効と考えます。
・ふるさと納税の特典の中に、若者や家族にとって魅力あるイベント、体験ツアーを盛り込む。
13
説
明
ICOCA は、JR に度々要請していま
す。残念ながら利用者の減少で、断
られています。
市内には 9 駅もあります。逆に、各
地区から駅へは近いのでは。
以前に、ラッピング電車を走らそう
としましたが、費用が高額なため断
念しました。
■テーマ④「教育のまち備前」を BIZEN スタイルとしたまちづくりの推進
<総合戦略(素案)記載事項関係>
施 策 提 案 (意見)
説
明
④-1:
「ふるさと創生カレッジ」は、あえて閑谷学校を使う必要があるのか。住民たちが自ら学び成長できれば意義があるだろう。 備前市の総合計画にも『旧閑谷学
校』の精神を掲げており、教育まち
備前を将来像としています。やはり
歴史の裏付けが大事だと考えます。
④-2:小中学校へのタブレット端末導入も、どの程度の学習効果が見込めるのか。海外では実績上がらずとの声もあるようだ。教育 ④—2 魅力ある教育環境の整備とし
は教師と子供の対面交流が基本で、教師の指導がアプリ丸投げにならないように注意する必要がある。
て記述していますが、先生の指導も
大切です。
④-4:図書カードとは、いわゆるプリペードカードのことですか、それとも市立図書館の貸し出しカードのことですか。
前者です。3000 円の図書カードで
す。5 月補正で実施しています。
④—5 次世代育成支援にまとめまし
た。
④-5:国際交流ヴィラに泊まる外国人が地元の英会話の相手をしてくれるとは限らない。英語付けのイマージョン教育は、よほどの ④—1 の中で考えたらどうかという
専門家がいないと不可能に思える。加計学園は福山市の英数学館小学校で英語漬け授業を始めている。参考にしてもらいたい。
意見があり、協議した結果、この項
目を削除しました。大学との包括連
携の中で検討してみたいと考えて
います。
④-6:エデュケーションバレー構想については、言葉として聞きなれないこともあって、やや内容がわかり辛いと感じました。
④—3 アプリ開発会社から教育用ア
④-6:備前市にはアプリ製作会社があり、地元で教師の声をフィードバックさせて開発すれば、ICT 産業で備前市が発展するきっか プリの試作品を市民が使ってみて、
けにはなるだろう。
その結果をアプリ開発会社へ返し、
それを繰り返すことで、より良いア
プリの開発の手助けを行うことを
想定しています。
<施策提案(意見)関係>
(1)人材育成
施 策 提 案 (意見)
説
明
・閑谷学校をシンボルに「教育のまち備前」を全面的に売り出します。教育というと何も、小中高等学校の学力だけではありません。 ④—1 その通りだと思います。ここ
14
芸術(備前焼)を学ぶのも教育。地域の歴史を学ばせるのも教育。介護のノウハウを教えるのも教育です。
の記述は、人材育成を目的としてい
・地元愛をもった子どもを育てるためにも会議所が行っている『産業振興出前授業』の充実。
『ひと』づくりのために、日本遺産旧 ます。
閑谷学校を活用した社会人・企業人を対象とした『学び』
『考える』研修。
・学校、企業等と連携したキャリア教育の推進などにより若者の人材育成。子ども学力、心、体を培うための教育環境を充実させる。
・学力の底上げも重要であるが、更にトップレベルの児童生徒を伸ばす施策が必要と思います。優秀な人材の流出を防ぎ、外からの
転入が期待できる。
・
「ひと」が「しごと」をつくるには起業者数の増加は大切ですが、
「備前♡日生ふるさと創生カレッジ」の創設(④-1)に併せて、創
業支援(事業計画策定や補助金制度活用)を行うことも必要と考えます。多彩な分野の経験者から学ぶことは、起業意識を高めるこ
とにも有効と考えます。
(2)学校等の誘致
施 策 提 案 (意見)
・岡山県、内外の民間の教育機関とコラボレーションして、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学などどん
どん誘致することで、人口の増加に直結できると考えます。
・備前市に新しい大学開設を誘致する。
・中高一貫校、専門学校設立
説
明
⑤—8 教育委員会に小中一貫校推進
係を設置し、検討を行っています。
大学(学校)の誘致は、誰もが考えて
いますが、人口減少の時代、厳しい
のではと考えています。
(3)その他
施 策 提 案 (意見)
・備前市民や備前市内の学校に通っている生徒の授業料を安くする→学力向上、地域の活性化が期待される。
・緑陽高校の質上げ(学力面、工業面、福祉、スポーツ等向上)
・その他、姉妹都市(オーストラリア)や友好都市(韓国)との連携を、より具体的に地域創生に役立てられたら良いと思います。
・魅力ある教育環境の整備(タブレット教育支援ソフトの導入)、イングリッシュビレッジの創設
・図書館のリニューアル(行き来しやすい場所への移設を含めて、蔵書の充実(特に子供向け)や司書の配置など)を図っていただ
きたい。ただ、仮に片上エリアで図書館が充実されても、三石や吉永エリアにお住いで車に乗らない方たちにとっては、あまりメリ
ットが享受できないかもしれない。
・学校規模の適正化を含め保護者が安心して生活できる教育環境づくり、子どもが小学生に上がるときに転出がある。学区の見直し、
小中一貫校の検討
・図書館の充実は重要だが、大学、県立図書館を除けば自治体立の図書館は無料貸し本屋レベル。書物を文化財として残していく意
識が希薄。収納場所がなくなると捨てているのが現実。民営化して本も買え、その場で読める楽しい知的空間とする方が地元振興に
15
説
明
教育の質については、本当に難しい
ことですが、④—2 魅力ある教育環
境の整備、④—4 学び塾の充実、④
—5 次世代育成支援、⑤—8 学校再編
と小中一貫校などの取り組みを記
述しています。
なるのではないか。
・地域の古民家等を活用したオープンスペースを開催し、宿題や勉強に取り組める場所をつくる。
・長期人口ビジョン(案)の 24 ページの「(3)教育の質」において、第1子が小学校に上がる前などに人口が一番流出していると分
析されていますが、この要因への対応について、総合戦略(案)ではどのように対応されていますか。対応策を明示する必要はない
のでしょうか。
1 大手塾と提携した(可能であれば独自で)タブレットの活用の充実
2 小中一貫校について、同一校舎・同一敷地で実施した場合、小学校5・6 年生のリーダー意識の実践的教育が低下し、経済的効
果があるも必ずしも教育的成果が上がっていないことに留意して実施。具体的には、中学校の教師が小学校へ移動し、英語教育の実
施、教科によって専門教師が担当する等を行い、小学校から中学校へ進学するストレスを廃すると共に学力の向上を進める(学力向
上は小学 5・6 年がカギ)
。
■テーマ⑤時代にあった地域をつくり、誰もが安心な暮らしを守るとともに地域と地域を連携する
<総合戦略(素案)記載事項関係>
施 策 提 案 (意見)
説
明
⑤-1:地域おこし協力隊による活性化
—
⑤-2:公共施設の再配置と書いてあれば、人口減少の中では施設のリストラになる。多目的な機能を学校などの残った公共施設で維 ⑤—8 学校再編と小中一貫校で、空
持させていく方法を考えるべきではないか。
き校舎等を多世代の交流の場など
として活用します、と記述していま
す。
⑤-3:KPIの設定をみると、地区公民館の行政サービスが「証明書の発行」に限られているように読めるが、証明書の発行に限定 検討する上で、コンビニ比較検討を
されるのであれば、マイナンバー制度や住基カード等を活用したコンビニ発行【複合機の利用】との比較検討なども必要と考えるが、 行う必要があると考えています。
その検証結果はどの程度か。
⑤-4「移動販売サービスの実施」があげられているが、先進の地公体などの実状はどのように評価されているか。色々な施策を準備 ⑤—7 移動販売サービス支援事業、
することは重要であるが、先進地では飴などのお菓子の購入にとどまり、食料品や日常品は、都市部の家族や地元住民の支援を受け タクシークーポン券(生活交通利用
て、土・日曜日などにマイカーを利用して都市部のスーパーなど品揃えの多いところで纏め買いするといった声がある。仮に、この 補助事業)は、本年度から事業を実
ような実態が多いのであれば、タクシークーポン券の配付の強化なども必要ではないか。
施しています。
⑤-4、5:小型車両で十分だと思いますが、定期便運行を運営できる業者を募集してはどうでしょうか。
⑤—6 現行路線バス事業者が 9 月末
⑤-4、5:外出が困難な高齢者への支援(⑤-4)や既存バス路線廃止による新たな公共交通体系の構築(⑤-5)については、事業として で廃止することが決まっており、こ
採算が合わない場合が多く、必然的に行政支援が必要と考えます。
のため、10 月から市営やタクシー
16
事業者への委託などで、運行を継続
していくこととしています。
<施策提案(意見)関係>
(1)地域
施 策 提 案 (意見)
説
明
・誰もが安心な暮らしを守るとともに地域と地域を連携という意味では、人と人との結びつき、接点が多いということが一つのキー ⑤—5 人と人との結びつきの項目を
ワードだと思います。そのための第一歩は、地域の行事の活性化だと思います。地域の祭り、町内の清掃活動、地域の子どもたちの 設けています。
通学時の見守りの強化、老人クラブの活性化、お母さんたちのコミュニティ活動の場の提供、地域の写生大会、地域の球技大会等、
なんでもいいので人の集まる機会を創造してあげることが必要だと思います。そうした接点がもとで、地域の人と人のつながりが点
から線になり、ひいては地域の安心安全な生活環境作りに結びつくと考えます。また、安全パトロール活動を民間と行政で強化し、
さらなる治安の維持につなげる必要があると思います。
・私がもっと幼かった頃は、ご近所さんなど地域とのつながりが強く、皆が知り合い、皆が大きな家族といったイメージがあり、そ
の地域にいることがとても居心地よく感じていました。安心して住めるか、楽しく過ごせるかは身近な人とのつながりも大切だと思
います。各地域が大きな家族のようになれるよう、地域の仲が深められるようなイベントを定期的に開催したり、何かに取り組む団
体をつくってみたりするのはどうでしょう。
・交通体系の充実。病院診療所の充実。
・岡山への移住希望が増えているこのときに備前を全国へアピールすることは重要と考える。地域おこし協力隊の受け入れ人数は、
美作市や西粟倉村は昨年度、11 人を受け入れて活動実績を積み上げてきている。増やすのは賛成だが、やみくもに若い人を入れて
も難しかろう。フォローが大切である。この人たちが備前市を好きになり住み着いてくれるぐらいになれば、地域にとっても大きな
力、財産になる。
(2)身近な行政
施 策 提 案 (意見)
説
明
・市の行政等旧備前市集中を旧日生、吉永地区で身近な行政を行う(交通機関が利用できない)。
⑤—3 小さな拠点(多世代交流等)の
・行政団体の地域ごとの区割りをさらに細かくする。高齢者が増え、行政への対応件数も増えると考えられるので、一つに集めるの 整備や地区公民館での行政サービ
ではなく様々な地域への公共施設などを分散させる。
ス
・地域住民が子どもや高齢者とかの支援をする多世代交流・多機能型支援拠点づくりを推進する(テーマ①の(4)の再掲)
。
17
(3)公共交通
施 策 提 案 (意見)
・既存バス路線廃止による新たな公共交通体系の構築。
・路線バスはバス停までの距離が問題で利用が増えない。和気町のようなオンデマンドタクシーを導入する。
・小型バスの導入による路線の維持、とりわけその便数の確保は図っていただきたい。併せて同一料金制やICカードの使用が可能
となる機器の導入も検討いただきたい。
説
明
⑤—6 現行路線バス事業者が 9 月末
で廃止することが決まっており、こ
のため、10 月から市営やタクシー
事業者への委託などで、運行を継続
していくこととしています。
(4)その他
施 策 提 案 (意見)
説
明
・市内全戸で高速データ通信ができるようにする。現在吉永地区では ADSL もしくは ISDN しか利用できない。
参考にさせていただきます。
・観光資源など地域資源の活用や人や物の交流を拡大し、地域の活性化や賑わいを作る仕組み。農山村の魅力づくりや福祉の充実な
ど人口減少社会でも安心して暮らせる地域を目指す仕組み。
・産業の強化、生活サービスの充実、備前焼の出張講座を通して市をPR、住民の要望に目を向け可能なことに課題解決をする。
・ウオーキングマップ、ランニングコースマップ等を作成し、それぞれの地区の社会資源を地図に盛り込む。
・本総合戦略中の「コンパクトシティ」は、一定地域に住民を集中させ、行政効率の向上を目指す一般的概念(行政への住民接近)
と異なり、点在している住民をICTで結び(行政からの住民接近)は、画期的提案である。
1 駅・病院・大規模店舗を拠点にした、地域バスの運行
2 全町内会に防災と福祉を結合したコミュニチィーの設置
■自由意見
施 策 提 案 (意見)
説
明
・卵が先か、鶏が先か。人口減少をとどめるには、若者を受け入れ働き場所を確保することが大切だ。そのためにも企業誘致や新た 施策の区分(短期、中長期)を設けま
な産業開発が求められるが、定住対策や子育て支援なしでは前へ進まないだろう。
した。
・この総合戦略の前半部分は実行が急がれる施策で、共感するところも多かったが、教育、文化面の施策は無理やり人口対策に関連
付けたため、人口増とどう結びつくのか、分からないではないが、いささか違和感を持った。
・
「環境教育とは、主体的な判断ができる市民を育てること」私はこれが、これからのまちづくりの要になると今でもずっと思って
います。もう、人口減少は備前市に限らず仕方のないことですね。備前市だけが飛びぬけて人口が増えるということはないと思いま
す。だとすると、それでもまちが活気にあふれて人々が満足して暮らし続けるにはどうしたらよいか。それは、市民一人ひとりがこ
18
のまちを愛して主体的に行動するしかないと思うのです。
私は東京→岡山市→備前市と移住してきてそういう行動力のある市民活動
がこのまちに残っていることに感動しました。この火を消さず、強くしていくことが必要だと感じます。
・地元の信用金庫として、地域貢献のために、協力できることはさせて頂きますので、よろしくお願い致します。
・提示頂いた総合戦力(案)では、
「ひと」についての施策が中心となった構成となっている。
一方、
「しごと」
(雇用の創造など)に関する施策については、
②-3 企業誘致や企業に対する支援
③-7 里山を活用した事業の創設
③-7 里海の再生
③-10 伝統産業の振興
④-1 備前♡日生ふるさと創生カレッジの創設
④-6 エデュケーションバレー構想
等を掲げているが、
「ひと」に関する施策に比べて記載のボリュームや踏込みが見劣りするように感じる。
このため、金融機関等の関与が期待される分野である「しごと」や「まち」の分野への取り組みについて、意見を聞きながら充実を
図ってはどうか。
・6 ページの「⑤結果重視」には、
「・・・結果が出ないことを恐れて新しい事業にとりかからないことのないように、事業の取り
組み経過等の検証を踏まえながら柔軟に、総合戦略の見直しを進めていきます。
」とあり、
『新しい事業』としてテーマ毎に多岐にわ
たる取り組みが示されている。
一方、各取り組みには 2020 年成果目標(KPI)が設定されているものの、途中での進捗度合を検証する目安や個々の施策の優先度(実
施時期など)が不明確と思われ、検証・見直しの時期を逸することが懸念される。ついては、施策のロードマップを併記するほか、
施策の区分(貴市単独で進められる取り組み、周辺自治体等との調整を要する取り組み、長期または多額な財政出動を要する取り組
みなど)を明確にすることで、総合戦略の実行途中で適時適切に検証・見直しができるようにしておくことが必要ではないか。
(確認させていただきたい事項)
・7 ページの階級別人口指数によれば、
① 1990 年から 1995 年にかけて、20~39 歳の層の人口が横ばい(20~24 歳の層は増加)となっているが、この要因は何があるか。
② また、1990 年以降、40~59 歳の層が急速に減少しているが、この要因は何があるか。
③ 以上の点について、今回の総合戦略に反映する(できる)ものはないか。
・8 ページの(3)の出生者数と(ア)の出生者数に大きな差があるが、何によるものか。
(例えば前者の 2012 年~2014 年の合計 610 人
に対し、後者の 2012 年 4 月~2015 年 3 月の合計 975 人。 年間と年度間違いとしては整理した方がよいと考えます。
)
仮に、
「里帰り出産者」などによる嵩上げであるとすれば、こうした里帰り出産者が市内に多くいるというのは、市内に産科が確保
されているとも考えられるのですが、総合戦略(案)の「①-3 婦人科、小児科医療体制の充実」と平仄はあっているのでしょうか。
・8 ページの(ア)の文章の 2 行目中頃の「2015 年度」は「2014 年度」の誤りではないでしょうか。
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①②原因はわかりません。
バブルの崩壊の影響があったかも
しれません。
③出産時の母親の年齢で、抜粋して
いてわかりにくい表、グラフであっ
たので削除しました。
関連して、9 ページの図表の標題記載も①「年」⇒「年度」
、②「2015 年度」⇒「2014 年度」が正しいのではないでしょうか。
・12 ページの(4)社会動態
2014 年に転出者数が大きく減少した要因は何がありますか。
この点を社会減の圧縮施策に反映されていますか。また、反映する必要はありませんか。
・瀬戸内市の転入転出者数において、30 歳代から 40 歳代の転入が転出を上回っている点を指摘されていますが、
一方で、貴市に比べて、20 歳代の転入が少ない点をどの様に分析されていますか。
・17 ページ以降の「2.本市と転出先市町との比較」に使われている「人口千人当たり」の基準となる人口の定義(範囲)は何で
すか。
仮に、各市町の総人口であるならば、年齢別構成(例えば高齢化率の違いなど)を考慮したもので比較する必要があると考えます
が、そのような補正が行われているか、構成比に違いがないとの理解でよいでしょうか。
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2014 年の転出者数の減少原因は、
2013 年に企業が撤退したことによ
り大幅に転出者数が増えており、
2014 年には落ち着いたことが要因
の一つと考えています。
「人口千人当たり」は、e-stat(総
務省統計局)からの資料です。