<脳神経系疾患の分類>

<脳神経系疾患の分類>
(I) 感染症
アンダーライン(国指定)と括弧(都単独指定)
(4.1, 2007)
(病原:細菌、リケッチャ、ウィルス、プリオン)
(a) 急性炎症:脳炎、髄膜炎、脊髄炎など、
(b) 亜急性・慢性:遅発性ウィールス感染症:亜急性硬化性脳炎
(変異型麻疹ウィルス)、ジェシーウィルス感染症、など
(c) プリオン病:クロイツフェルド・ヤコブ病、家族性致死性不眠症、
ゲルストマン・シェンカ-・ストライザー症候群など
(II) 血管障害 (脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、動静脈奇形など)
ウィリス動脈輪閉塞(モヤモヤ病)
(III) 腫瘍
(脳腫瘍、脊髄腫瘍など)
神経線維腫症 II 型
(IV) 変性疾患
(a) 大脳皮質: アルツハイマー病、ピック病等
(b) 大脳基底核: パーキンソン病とその類縁疾患
(パーキンソン病、進行性核上性麻痺、皮質基底核変性症、線条体黒質変性症)、
ハンチントン病、有棘赤血球を伴う舞踏病、チレット症候群、等
(c) 運動神経系:筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA)、
原発性側索硬化症(PLS)球脊髄性筋萎縮症(ケネディー・アルター・サング病)
脊髄性筋萎縮症(ウエルドニッヒ・ホフマン病等)等
(d) 小脳系: 遺伝性脊髄小脳変性症、多系統変性症
(オリーブ・橋・小脳萎縮症、線条体・黒質変性症、シャイ・ドレーガー症候群)等
(e) 末梢神経系: 遺伝性(本態性)ニューロパチー
(f) 神経筋接合部*: 重症筋無力症
(註:* 神経筋接合部疾患は変性疾患でないが、便宜上、ここに記載した)
(g) 筋: 先天性ミオパチー、進行性筋ジストロフィー症、
ミオトニー症候群(筋強直性ジストロフィー症など)、ミトコンドリア脳筋等
(V)
脱髄性疾患
(a) 中枢神経系: [炎症性・自己免疫性];多発性硬化症
(b) 末梢神経系: ギラン・バレー症候群、フィッシャー症候群、
慢性炎症性脱髄性多発ニューロパティー等
(c) 両方(中枢・末梢):[代謝性]:副腎白質ジストロフィー、異染性白質ジストロフィー、
グロボイド白質ジストロフィーなど
(VI) 代謝性疾患
(a) 先天性アミノ酸代謝異常、
(b)
(c)
(d)
(e)
(f)
(g)
(VII)
電解質代謝異常、
ホルモン代謝異常、
アミロイド代謝異常
アミロイドーシス [原発性アミロイド症]
金属代謝異常
ウィルソン病 [銅代謝異常]
脂質代謝異常
ライソゾーム病 [ファブリ病を含む]
ポルフィリン代謝異常
中毒性疾患
(a) 重金属中毒等
(b) 薬物中毒等
有機水銀中毒 [水俣病] 等
キノホルム中毒 [スモン] 等
(VIII) 発作性疾患
(a) てんかん、
(b) 頭痛性疾患(偏頭痛など)
(IX) 発達障害
(a)
(b)
(X)
母斑症
神経線維腫症 I・II 型、結節性硬化症、
スタージ・ウエーバー症候群など
脊髄空洞症
フォン・ヒッペルリンドウ病、
脊椎疾患
(a)
(b)
(c)
前縦靱帯骨化症、後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症
広範脊柱管狭窄症
強直性脊椎炎
(XI) 全身性疾患による神経障害
(a) 膠原病 及び 全身性血管炎
(i) 皮膚筋炎・多発性筋炎、強皮症
(ii) 結節性動脈周囲炎 (PN)
(iii) 全身性エリテマトーデス (SLE)
(iv) ウエゲナー肉芽腫症
(v)
シェーグレン症候群
(b) その他
(i) ヘー゙チェット病(神経)
(ii) サルコイドーシス(神経)
(vi) 特発性好酸球増多症候群
(vii) 大動脈炎症候群(高安病)
(viii) 混合性結合組織病(MCTD)
(ix)
アレルギー性肉芽腫性血管炎
(チャウグ・ストラウス症候群)