Sybase ASE Recovery Kit

SIOS Protection Suite for Linux
Sybase Recovery Kit
v8.3.0
管 理 ガイド
2014年 7月
本 書 およびその内 容 は SIOS Technology Corp. (旧 称 SteelEye® Technology, Inc.) の所 有 物 であり、許 可
なき使 用 および複 製 は禁 止 されています。SIOS Technology Corp. は本 書 の内 容 に関 していかなる保 証 も
行 いません。また、事 前 の通 知 なく本 書 を改 訂 し、本 書 に記 載 された製 品 に変 更 を加 える権 利 を保 有 して
います。SIOS Technology Corp. は、新 しい技 術 、コンポーネント 、およびソフト ウェアが利 用 可 能 になるのに
合 わせて製 品 を改 善 することを方 針 としています。そのため、SIOS Technology Corp. は事 前 の通 知 なく仕 様
を変 更 する権 利 を留 保 します。
LifeKeeper、SteelEye、および SteelEye DataKeeper は SIOS Technology Corp. の登 録 商 標 です。
本 書 で使 用 されるその他 のブランド 名 および製 品 名 は、識 別 のみを目 的 として使 用 されており、各 社 の商 標
が含 まれています。
出 版 物 の品 質 を維 持 するために、弊 社 は本 書 の正 確 性 、明 瞭 性 、構 成 、および価 値 に関 するお客 様 のご
意 見 を歓 迎 いたします。
以 下 の宛 先 に電 子 メールを送 信 してください。
[email protected]
Copyright © 2014
By SIOS Technology Corp.
San Mateo, CA U.S.A.
All rights reserved
目次
Chapter 1: はじめに
1
Sybase ASE Recovery Kit ド キュメンテーション
1
SIOS Protection Suite ド キュメンテーション
1
Sybase ASE のド キュメンテーション
1
概要
1
Sybase ASE リソース階 層
2
Chapter 2: 要件
3
Sybase ASE Recovery Kit の要 件
3
ハード ウェア要 件
3
ソフト ウェア要 件
3
Chapter 3: 設定上の考慮事項
5
raw I/O の使 用
5
DataKeeper でのミラーファイルシステムの使 用
5
interfaces ファイルの考 慮 事 項
5
Sybase Software Asset Manager (SySAM)
6
アクティブ / スタンバイの考 慮 事 項
7
シナリオ 1
7
シナリオ 2
7
アクティブ / アクティブの考 慮 事 項
8
シナリオ 1
8
シナリオ 2
8
Sybase Monitor Server と Backup Server
9
Network Attached Storage の使 用
9
NAS Recovery Kit の使 用
9
エラーメッセージ
10
Table of Contents
i
Sybase ASE 12.x
10
Sybase ASE 15.x
10
解決方法
10
Chapter 4: インスト ール
15
Sybase ASE と LifeKeeper のインスト ール / 設 定
15
リソース設 定 作 業
15
Sybase ASE ソフト ウェアのインスト ール
16
Sybase ASE サーバの作 成
16
LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ール
17
Sybase ASE リソース階 層 の作 成
17
Sybase ASE リソース階 層 の拡 張
19
Sybase ASE リソース階 層 の拡 張 解 除
20
Sybase ASE リソース階 層 の削 除
21
リソース階 層 のテスト
21
LifeKeeper GUI からの手 動 スイッチオーバの実 行
Chapter 5: 管理
21
23
リソース階 層 の管 理
23
raw I/O を使 用 したデータベースデバイスの作 成
23
階 層 作 成 後 のデータベースデバイスの追 加
23
ASE と OCS のリンクの作 成
23
Sybase Backup Server の保 護 の変 更
23
Sybase Backup Server の追 加
23
Sybase Backup Server の削 除
24
Sybase Monitor Server の保 護 の変 更
25
Sybase Monitor Server の追 加
25
Sybase Monitor Server の削 除
26
パラメータの更 新
26
Chapter 6: ト ラブルシューティング
27
Sybase ASE Recovery Kit のエラーメッセージ
Appendix
27
31
Table of Contents
ii
Creating Device Spaces Using Raw I/O
31
要件
31
命名規則
31
raw I/O の設 定 手 順
31
階 層 作 成 後 のデータベースデバイスの追 加
32
ASE と OCS のリンクの作 成
32
Table of Contents
iii
Chapter 1: はじめに
Sybase ASE Recovery Kit ドキュメンテーション
Sybase Adaptive Server Enterprise (以 下 Sybase ASE) は、高 性 能 ビジネスアプリケーション向 けの強 力 な
データ管 理 プラット フォームです。Sybase ASE は、OLTP 負 荷 の処 理 を特 に得 意 とする汎 用 的 なエンタープライ
ズクラスの RDBMS です。金 融 、オンラインビジネス、その他 の技 術 領 域 で幅 広 く使 用 されています。Sybase
ASE プラット フォームは、Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server、その他 のプラグインコンポーネント を
含 む多 くの標 準 コンポーネント で構 成 されています。Adaptive Server コンポーネント は、リレーショナルデータベー
スサーバです。Monitor Server は、Adaptive Server データベースサーバとは独 立 したサーバであり、Adaptive
Server を監 視 します。Monitor Server は、リアルタイムデータまたはヒスト リカルデータをクライアント アプリケーショ
ンに提 供 できます。Backup Server は、Open Server ベースのアプリケーションで、Adaptive Server でのデータ
ベースのバックアップ (ダンプ) とリスト ア (ロード ) をすべて管 理 します。
SIOS Protection Suite for Linux Sybase ASE Recovery Kit は、Sybase ASE コンポーネント の Adaptive
Server、Monitor Server、Backup Server に対 して SPS によるリソース保 護 を提 供 します。
SIOS Protection Suite ドキュメンテーション
以 下 は、SIOS Technology Corp. のド キュメンテーション Web サイト で提 供 されている SIOS Protection Suite
for Linux 関 連 ド キュメント の一 覧 です。
l
SPS for Linux リリースノート
l
SPS for Linux テクニカルド キュメンテーション
l
Optional Recovery Kit ド キュメンテーション
Sybase ASE のドキュメンテーション
Installation Guide Adaptive Server for Linux、 User Manual、Monitor Server User Manual、Troubleshooting
Guide 、Reference Manual を含 む Sybase ASE ド キュメンテーションは、Web サイト の次 の場 所 にあります。
Sybase 製 品 のド キュメンテーション
概要
LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit は、LifeKeeper 内 の Sybase ASE Server インスタンスを保 護
する機 能 を提 供 します。Sybase ASE ソフト ウェア、LifeKeeper Core、および Sybase ASE Recovery Kit は、ク
ラスタ内 の 2 台 以 上 のサーバにインスト ールされます。Sybase ASE サーバインスタンスが LifeKeeper の保 護 下
に入 ったら、クライアント は LifeKeeper が保 護 する IP アド レスを使 用 してデータベースに接 続 します。LifeKeeper
が保 護 する IP アド レスは、Sybase ASE リソース階 層 の作 成 前 に別 に作 成 する必 要 があります。Sybase ASE
リソース階 層 の作 成 では、親 Sybase ASE リソースインスタンスと子 IP アド レスリソース間 に依 存 関 係 を作 成 し
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
Page 1
Sybase ASE リソース階 層
ます。Sybase ASE サーバインスタンスに障 害 が発 生 した場 合 、LifeKeeper はまずローカルサーバ上 でのリカバリ
を試 みます。ローカルリカバリに失 敗 した場 合 、バックアップサーバにフェイルオーバします。
Sybase ASE リソース階 層
以 下 に示 すのは、Sybase ASE リソース階 層 の一 例 です。
上 記 の例 の依 存 関 係 は、以 下 の保 護 されるリソースに対 応 しています。
リソース
Sybase ASE ソフト ウェアコンポーネント
LKIP.EXAMPLE.COM
クライアント 接 続 に使 用 される切 り替 え可 能 な IP アド レスを保 護 します。
sybase/config
Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Serverの設 定 ファイルが格 納
されたファイルシステムを保 護 します。
sybase/master
Sybase ASE マスターデバイスを保 護 します。
sybase/shm
Sybase Adaptive Server と Monitor Server 共 有 メモリパスを保 護 します。
sybase/sybsystemdb
Sybase ASE sybsystemdb デバイスを保 護 します。
sybase/sybsystemprocs Sybase ASE sybsystemprocs デバイスを保 護 します。
フェイルオーバが発 生 した場 合 、LifeKeeper はバックアップサーバでファイルシステム、IP アド レス、およびデータ
ベースリソース (すべてのリソース依 存 関 係 を含 む) を In Service の状 態 にします。クライアント は切 断 され、サー
バに再 接 続 する必 要 があります。まだコミット されていない SQL ステート メント はすべて再 入 力 する必 要 がありま
す
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Chapter 2: 要件
Sybase ASE Recovery Kit の要 件
以 下 に、Sybase ASE Recovery Kit を適 切 に設 定 、インスト ール、運 用 する上 で必 要 なハード ウェアとソフト
ウェアを挙 げます。
LifeKeeper for Linux Sybase Recovery Kit をインスト ールする前 に、LifeKeeper の構 成 が次 の要 件 を満 たして
いる必 要 があります。LifeKeeper のハード ウェアとソフト ウェアのインスト ールと設 定 に関 する具 体 的 な手 順 につ
いては、SPS for Linux Installation Guide を参 照 してください。
ハード ウェア要 件
ソフト ウェア要 件
ハードウェア要 件
l
l
l
サーバ - サーバは、要 件 にしたがって設 定 する必 要 があります。要 件 は、 SPS for Linux テクニカルド キュ
メンテーション、および SPS for Linux リリースノート に記 載 されています。
IP ネット ワークインターフェースカード - 各 サーバは、イーサネット TCP/IP をサポート するネット ワークイン
ターフェースカード を 1 つ以 上 必 要 とします。ただし、LifeKeeper クラスタは、少 なくとも 2 つのコミュニケー
ションパスを必 要 とすることに注 意 してください。LAN を使 用 した 2 つのコミュニケーションパスは、ハート
ビート 用 に別 々 のサブネット に接 続 することをお勧 めします。また、少 なくともどちらか 1 つのサブネット は、
プライベート ネット ワークとして設 定 します。TCP と TTY のハート ビート の組 み合 わせもサポート されていま
す。
スト レージ – サーバは、LifeKeeper でサポート されている共 有 スト レージ、もしくは LifeKeeper for Linux
Data Replication スト レージを使 用 するように設 定 する必 要 があります。
ソフト ウェア要 件
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l
l
l
TCP/IP ソフト ウェア – LifeKeeper 環 境 の各 サーバには TCP/IP ソフト ウェアが必 要 です。
Sybase ASE ソフト ウェア – LifeKeeper は、 Sybase ASE ソフト ウェアのバージョン 12.5 (12.5.0.1 と
12.5.1 ) および 15.5 をサポート しています。このバージョンは、Sybase Inc. の
http://www.sybase.com/products/databaseservers/ase から入 手 できます。注 記 : クラスタ内 の全 サー
バに同 じバージョンの Sybase ASE ソフト ウェアをインスト ールする必 要 があります。また、LifeKeeper の保
護 下 にあるサーバ上 にインスト ール可 能 な Sybase ASE ソフト ウェアバージョンは 1 つのみです。
LifeKeeper ソフト ウェア – クラスタ内 の各 サーバにインスト ールする LifeKeeper ソフト ウェアのバージョン、
および、適 用 する LifeKeeper ソフト ウェアパッチのバージョンが同 一 であることが絶 対 条 件 です。
LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit – LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit は、LifeKeeper for
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ソフト ウェア要 件
Linux Sybase ASE Recovery Kit により必 要 とされます。LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit は、FTP
ダウンロード により LifeKeeper for Linux Core イメージファイルで提 供 されます。
l
LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit – Sybase ASE Recovery Kit は、FTP ダウンロード
によりイメージファイルで提 供 されます。Red Hat Package Manager (rpm) でパッケージされており、rpm を
使 用 してインスト ール / アンインスト ールを行 います。LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit の
FTP ダウンロード によるイメージファイルには、次 の rpm ファイルが格 納 されています。
steeleye-lkSYBASE
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Chapter 3: 設定上の考慮事項
以 下 は、Sybase ASE Recovery Kit のインスト ールと設 定 を行 う前 に考 慮 すべき情 報 です。
raw I/O の使 用
DK4L でのミラーファイルシステムの使 用
interfaces ファイルの考 慮 事 項
Sybase Software Asset Manager (SySAM)
アクティブ / スタンバイの考 慮 事 項
アクティブ / アクティブの考 慮 事 項
Sybase Monitor Server と Backup Server の考 慮 事 項
LifeKeeper で Sybase 12.x を使 用 する際 の設 定 手 順
Network Attached Storage (NAS) を使 用 した LifeKeeper 保 護 下 の Sybase
raw I/O の使 用
raw デバイスで Sybase ASE を使 用 することを予 定 している場 合 は、LifeKeeper Raw I/O Recovery Kit を
LifeKeeper Core イメージファイルからインスト ールする必 要 があります。また、使 用 前 に raw I/O デバイスを適 切
に設 定 する必 要 もあります。手 順 については、raw I/O によるデータベースデバイスの作 成 を参 照 してください。
DataKeeper でのミラーファイルシステムの使 用
Sybase ASE Recovery Kit では、SIOS DataKeeper をデバイス空 間 として使 用 できます。また、Sybase ASE ソ
フト ウェアをミラーファイルシステムにインスト ールできます。
例 えば、Sybase ASE リソースの依 存 ファイルシステムは次 のようになります。下 図 は、DataKeeper リソースミ
ラーで、システムデバイス空 間 のファイルシステムとその依 存 関 係 を示 しています。
interfaces ファイルの考 慮 事 項
Sybase ASE Recovery Kit は、Sybase ASE interfaces ファイルを使 用 して、クライアント の IP アド レスとポート を
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Page 5
Sybase Software Asset Manager (SySAM)
検 出 します。このファイルは $SYBASE 配 下 にあり、通 常 、interfaces と呼 ばれます。このファイルは、srvbuild ま
たは同 様 の設 定 ユーティリティを使 用 して Adaptive Server、Monitor Server、または Backup Server インスタンス
が作 成 されるたびに更 新 されます。LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit では、このファイルに保 護
対 象 の各 Sybase ASE コンポーネント に対 するエント リが含 まれることを必 要 とします。コメント 行 は使 用 できま
せん。interfaces ファイルに記 述 するすべてのサーバ名 は、有 効 な仮 想 IP アド レスに解 決 可 能 である必 要 があ
ります。Sybase ASE リソース階 層 を保 護 するすべてのサーバは、interfaces ファイルに記 述 されているサーバ名
を解 決 できる必 要 があります。また、仮 想 IP アド レスをサーバ名 の代 わりに使 用 することを推 奨 します。
例
master tcp ether
example.com 4100
query tcp ether
example.com 4100
Example_back
master tcp ether
example.com 4200
query tcp ether
example.com 4200
Example_mon
master tcp ether
example.com 4200
query tcp ether
example.com 4200
interfaces ファイルのサンプル
Sybase Software Asset Manager (SySAM)
Sybase Software Asset Management (SySAM) を使 用 すると、ライセンスされた Sybase 製 品 を管 理 できま
す。Sybase ASE サーバの起 動 時 に、各 ASE サーバコンポーネント は、特 定 の機 能 を実 行 するための権 限 が
あるかどうか、その環 境 のライセンスファイルを確 認 します。ASE サーバがこの作 業 を実 行 するためには、ライセン
スマネージャとベンダモジュールが実 行 中 である必 要 があります。LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery
Kit は、SySAM ライセンスマネージャに対 する保 護 を提 供 していません。ライセンスマネージャは、冗 長 化 された
サーバシステム内 に設 定 することを推 奨 します。冗 長 化 されたサーバシステムでは、冗 長 化 されたライセンスによ
り、ローカルサーバをキューの 1 番 目 のライセンスサーバとして指 定 し、リモート サーバをバックアップライセンスサー
バに指 定 することができます。SySAM アプリケーションは、まず 1 番 目 のサーバのライセンスファイルからライセンス
をチェックアウト しようとします。何 らかの理 由 でそのサーバに障 害 が発 生 した場 合 、リスト の 2 番 目 にあるサーバ
にアクセスし、以 下 同 様 に実 行 されます。冗 長 化 されたライセンスサーバ環 境 のユーザプロファイルで、LM_
LICENSE_FILE 変 数 を正 しく設 定 する必 要 があります。
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アクティブ / スタンバイの考 慮 事 項
アクティブ / スタンバイの考 慮 事 項
アクティブ / スタンバイ設 定 では、バックアップサーバは Sybase ASE をアクティブに実 行 せず、プライマリサーバに障
害 が発 生 した場 合 に備 えてスタンバイします。以 下 に、アクティブ / スタンバイ設 定 で Sybase ASE リソースイン
スタンスを保 護 する場 合 に従 わなければならない具 体 的 な要 件 を示 します。
シナリオ 1
Sybase ASE 製 品 は、クラスタ内 のすべてのサーバにローカルでインスト ールされている。
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すべての Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server デバイスは、共 有 スト レージ上 に設
定 されている。
Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server の設 定 ファイルは、共 有 ファイルシステム上 に
格 納 されている。
Sybase Adaptive Server と Monitor Server の共 有 メモリディレクト リは、共 有 ファイルシステム上 に置 かれ
ている。
interfaces ファイルは、保 護 対 象 の各 インスタンスに対 する共 通 のエント リを含 むよう、すべてのサーバ上
で手 作 業 で更 新 しなければならない。
すべての interfaces ファイルエント リは、リソースが保 護 されるすべてのサーバ上 で解 決 可 能 でなければな
らない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 に存 在 しなければならない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 で実 行 可 能 でなければならない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 で同 一 のオプションを含 んでいなければならない。
シナリオ 2
Sybase ASE 製 品 は、プライマリサーバ上 の 1 つまたは複 数 の共 有 ファイルシステムにインスト ールされている。
l
l
l
すべての Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server デバイスは、共 有 スト レージ上 に設
定 されている。
Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server の設 定 ファイルは、共 有 ファイルシステム上 に
格 納 されている。
Sybase Adaptive Server と Monitor Server の共 有 メモリディレクト リは、共 有 ファイルシステム上 に置 かれ
ている。
l
interfaces ファイルは、ターゲット サーバで更 新 する必 要 はない。
l
すべての interfaces ファイルエント リは、リソースが保 護 されるすべてのサーバ上 で解 決 可 能 でなければな
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アクティブ / アクティブの考 慮 事 項
らない。
l
LifeKeeper Backup Server において、/etc/ld.so.conf にSybase 製 品 ライブラリのエント リを追 加 して更 新
する必 要 がある。
l
$SYBASE/ASE/lib のエント リを追 加 する。
l
$SYBASE/OCS/lib のエント リを追 加 する。
l
Sybase ASE インスト ール済 み製 品 を含 む共 有 ファイルシステムをマウント して、ldconfig を実 行
する。 アクティブ / アクティブの考 慮 事 項
アクティブ / アクティブ設 定 では、障 害 時 、他 の LifeKeeper サーバに対 するバックアップとして各 サーバがアクティブ
に 1 つまたは複 数 の Sybase ASE サーバを実 行 します。以 下 に、アクティブ / アクティブ設 定 で Sybase ASE リ
ソースインスタンスを保 護 する場 合 に、順 を追 って従 わなければならない具 体 的 な要 件 を示 します。
シナリオ 1
Sybase ASE 製 品 は、クラスタ内 のすべてのサーバにローカルでインスト ールされている。
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すべての Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server デバイスは、共 有 スト レージ上 に設
定 されている。
Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server の設 定 ファイルは、共 有 ファイルシステム上 に
格 納 されている。
Sybase Adaptive Server と Monitor Server の共 有 メモリディレクト リは、共 有 ファイルシステム上 に置 かれ
ている。
interfaces ファイルは、保 護 対 象 の各 インスタンスに対 する共 通 のエント リを含 むよう、すべてのサーバ上
で手 動 で更 新 しなければならない。
すべての interfaces ファイルエント リは、リソースが保 護 されるすべてのサーバ上 で解 決 可 能 でなければな
らない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 に存 在 しなければならない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 で実 行 可 能 でなければならない。
各 Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server 用 の RUN ファイルは、クラスタ内 のすべてのサーバ
上 で同 一 のオプションを含 んでいなければならない。
シナリオ 2
Sybase ASE 製 品 は、プライマリサーバ上 の 1 つまたは複 数 の共 有 ファイルシステムにインスト ールされている。
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Page 8
Sybase Monitor Server と Backup Server
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すべての Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server デバイスは、共 有 スト レージ上 に設
定 されている。
Sybase Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server の設 定 ファイルは、共 有 ファイルシステム上 に
格 納 されている。
Sybase Adaptive Server と Monitor Server の共 有 メモリディレクト リは、共 有 ファイルシステム上 に置 かれ
ている。
interfaces ファイルは、ターゲット サーバで更 新 する必 要 はない。
すべての interfaces ファイルエント リは、リソースが保 護 されるすべてのサーバ上 で解 決 可 能 でなければな
らない。
LifeKeeper Backup Server において、/etc/ld.so.conf にSybase 製 品 ライブラリのエント リを追 加 して更 新
する必 要 がある。
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$SYBASE/ASE/lib のエント リを追 加 する。
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$SYBASE/OCS/lib のエント リを追 加 する。
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Sybase ASE インスト ール済 み製 品 を含 む共 有 ファイルシステムをマウント して、ldconfig を実 行
する。 Sybase Monitor Server と Backup Server
LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit は、Adaptive Server、Backup Server、Monitor Server コンポー
ネント にリソース保 護 を提 供 します。ただし、Backup Server コンポーネント と Monitor Server コンポーネント は、リ
ソース階 層 の必 須 コンポーネント ではありません。Sybase Backup Server と Sybase Monitor Server は、リソース
保 護 から除 外 できます。Sybase Monitor Server または Sybase Backup Server の保 護 が必 要 ない場 合 、リ
ソース階 層 の作 成 中 に該 当 するコンポーネント の選 択 画 面 で「none」を選 択 できます。GUI によるリソース作 成
中 に「none」を選 択 すると、選 択 されたコンポーネント がリソース階 層 の保 護 から除 外 されます。注 記 : 「none」
は、Sybase ASE Recovery Kit の予 約 語 です。そのため、Sybase Backup Server と Sybase Monitor Server の
いずれも、「none」という名 前 を付 けることはできません。
これらのコンポーネント を保 護 するかどうかを選 択 する際 は、Adaptive Server の設 定 ファイル、デバイスパス、ログ
パス、または共 有 メモリディレクト リとファイルシステムを共 有 する設 定 ファイルが、LifeKeeper によって保 護 される
ことに注 意 することが重 要 です。1 つまたは複 数 のコンポーネント を LifeKeeper の保 護 から除 外 する場 合 は、保
護 するコンポーネント と保 護 しないコンポーネント が共 有 されないようにファイル配 置 を考 慮 する必 要 があります。
Network Attached Storage の使 用
クラスタスト レージとして NFS ファイルサーバ (Network Attached Storage) を使 用 する場 合 、LifeKeeper の設 定
においていくつかの特 別 な考 慮 事 項 があります。
NAS Recovery Kit の使 用
LifeKeeper for Linux で NFS サーバを共 有 スト レージアレイとして使 用 する場 合 、オプションの Network Attached
Storage (NAS) Recovery Kit が必 要 になります。各 クラスタノード に NAS Recovery Kit (およびライセンス) をイン
スト ールしてください。詳 細 については、NAS Recovery Kit のド キュメンテーションを参 照 してください。
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エラーメッセージ
エラーメッセージ
Sybase ASE で Network Attached Storage (NAS) を使 用 する際 、システムクラッシュによるフェイルオーバ
後 、Sybase が再 開 できないといった事 象 に遭 遇 する可 能 性 があります。Sybase エラーログを確 認 すると、エ
ラーの原 因 が分 かります。
Sybase ASE 12.x
00:00000:00000:2011/05/10 09:54:33.47 kernel Adaptive Server
Enterprise Developer Edition.
00:00000:00000:2011/05/10 09:54:33.47 kernel basis_dlock: file
'/s10/sybase-data1254/data/master.dat' already in use by a SQL Server
00:00000:00000:2011/05/10 09:54:33.47 kernel kdconfig: unable to read
primary master device
00:00000:00000:2011/05/10 09:54:33.47 server kiconfig: read of config
block failed
Sybase ASE 15.x
00:00:00000:00000:2011/05/09 16:08:51.66 kernel
Enterprise(Developer Edition)
00:00:00000:00000:2011/05/09 16:08:51.66 kernel
'/s10/sybase-data155/data/master.dat' already in
00:00:00000:00000:2011/05/09 16:08:51.66 kernel
read primary master device
00:00:00000:00000:2011/05/09 16:08:51.66 server
block failed
Adaptive Server
basis_dlock: file
use by an ASE
kdconfig: unable to
kiconfig: read of config
これは、LifeKeeper によって制 御 されている NFS ファイルシステム上 のファイル「master.dat」に、Sybase データ
サーバによって NFS ロックが設 定 されたことを示 しています。システムクラッシュによりロックがクリアされなかったの
で、LifeKeeper はデータサーバを In Service の状 態 に戻 すことができません。Sybase は何 か別 のプロセスが
master.dat ファイルを使 用 しているとみなします。
解決方法
この事 象 を解 決 するためには、ファイルシステムリソースを作 成 する前 に、NFS のオプション「nolock」を付 けて
master.dat を格 納 する予 定 の NFS ファイルシステムをマウント してください。デフォルト では、NFS はファイルの
ロックを有 効 にします。「nolock」オプションがリソース作 成 前 に使 用 されると、LifeKeeper はこのオプションを認 識
し、ファイルシステムリソースを In Service の状 態 にするたびにこのオプションを使 用 します。LifeKeeper は (クラス
タノード から) master.dat を含 んだファイルシステムへのアクセスを制 御 するので、通 常 、ロックは重 要 ではありませ
ん。テスト 中 に使 用 される NFS マウント オプションは「rw,sync,tcp,nfsvers=3,noac,nolock」です。
Sybase ASE のバイナリが格 納 されているファイルシステムなど、Sybase リソース階 層 によって使 用 されるその他
のファイルシステム上 では、「nolock」を使 用 する必 要 はありません。
NAS ファイルシステムリソースがすでに「nolock」オプション設 定 なしに作 成 されている場 合 は、以 下 の手 順 に
従 ってマウント オプションを変 更 してください。
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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解決方法
1. LifeKeeper GUI を使 用 して変 更 する必 要 があるファイルシステムリソースに対 して Out of Service 操 作 を
行 ってください。この操 作 は LifeKeeper GUI でファイルシステムリソース上 にポインタを置 き、右 クリックして
ド ロップダウンメニューから [Out of Service] を選 択 することで可 能 です。この操 作 は親 リソースも同 じく
Out of Service 状 態 にします。
2. [Out of Service] 操 作 を実 行 し、プロセスを完 了 させてください。
3. 一 旦 ファイルシステムリソースが Out of Service 状 態 になったら、ポインタをリソース上 に置 き右 クリックし、
ド ロップダウンメニューから [Change Mount Options] を選 択 してください。
4. ポップアップウィンド ウで、オプションの行 に「nolock」を追 加 し、[Set Value] をクリックしてください。クラスタの
各 ノード で手 順 3 および 4 を繰 り返 す必 要 があります。
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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解決方法
5. マウスを右 クリックし、[In Service] を選 択 し、NAS ファイルシステムリソースを In Service の状 態 に戻 してく
ださい。
6. ファイルシステムリソースのプロパティパネルが、「nolock」が現 在 のマウント オプションであることを表 示 しま
す。
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Page 12
解決方法
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
Page 13
Chapter 4: インスト ール
Sybase ASE と LifeKeeper のインスト ール / 設 定
本 セクションでは、Sybase ASE ソフト ウェアと LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ールおよび設 定 方 法 を説 明 しま
す。 Sybase ASE 製 品 と LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ールと設 定 には以 下 の手 順 をお勧 めします。各 ステップ
は、詳 細 作 業 にリンクしています。
Sybase ASE ソフト ウェアのインスト ール
Sybase ASE サーバの作 成
LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ール
これらの作 業 を実 行 すると、LifeKeeper リソース階 層 を作 成 して Sybase ASE サーバを保 護 できるようになりま
す。
リソース設 定 作 業
階 層 の作 成 、拡 張 、削 除 、拡 張 解 除 など、LifeKeeper GUI で実 行 可 能 なさまざまな機 能 を説 明 します。
前 のセクションで説 明 したセット アップ作 業 を終 了 したら、Sybase ASE リソース階 層 を作 成 して拡 張 できるよう
になります。
LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit の設 定 に関 して、以 下 の作 業 を行 うことができます。
l
Create Resource Hierarchy - Sybase ASE リソース階 層 を作 成 します。
l
Delete Resource Hierarchy - Sybase ASE リソース階 層 を削 除 します。
l
l
l
Extend Resource Hierarchy - Sybase ASE リソース階 層 をプライマリサーバからバックアップサーバに拡 張
します。
Unextend Resource Hierarchy - LifeKeeper クラスタ内 の 1 つのサーバから Sybase ASE リソース階 層 を
拡 張 解 除 (削 除 ) します。
Testing Your Resource Hierarchy - Sybase ASE リソース階 層 をテスト します。
LifeKeeper Core のリソース階 層 (ファイルシステムや IP リソースなど) の設 定 方 法 については、SPS for Linux
テクニカルド キュメンテーションの GUI Administrative Tasks セクションを参 照 してください。
以 下 の作 業 については、すべての Recovery Kit で同 じ手 順 を使 用 する共 通 の作 業 であるため、 SPS for
Linux テクニカルド キュメンテーションの管 理 セクションを参 照 してください。
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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Sybase ASE ソフト ウェアのインスト ール
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l
Create a Resource Dependency。既 存 のリソース階 層 と別 のリソースインスタンスとの間 に親 子 の依 存
関 係 を作 成 し、クラスタ内 のすべての対 象 サーバに依 存 関 係 の変 更 を反 映 します。
Delete a Resource Dependency。リソースの依 存 関 係 を削 除 して、クラスタ内 のすべての対 象 サーバに
依 存 関 係 の変 更 を反 映 します。
l
In Service。リソース階 層 を特 定 のサーバで In Service の状 態 にします。
l
Out of Service。リソース階 層 を特 定 のサーバで Out of Service の状 態 にします。
l
View/Edit Properties. 特 定 のサーバでリソース階 層 のプロパティを表 示 または編 集 します。
注 記 :このセクションの残 りの部 分 では、設 定 作 業 はすべて [Edit] メニューから実 行 されます。この設 定 作 業 の
大 半 は次 の方 法 でも実 行 できます。
l
ツールバーから
l
状 況 表 示 の左 側 ペインにあるグローバルリソースを右 クリックする
l
状 況 表 示 の右 側 ペインにあるリソースを右 クリックする
右 クリックの方 法 を使 用 すると、[Edit] メニューを使 用 するときに要 求 される情 報 を入 力 せずにすみます。 Sybase ASE ソフト ウェアのインスト ール
Sybase ASE ソフト ウェアは、クラスタ内 の全 サーバに同 一 のパラメータ / 設 定 を使 用 してインスト ールする必 要
があります。詳 細 については、Installation Guide Adaptive Server for Linux を参 照 してください。以 下
は、LifeKeeper を Sybase ASE と連 携 させるための追 加 の推 奨 事 項 です。
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l
非 root のシステムユーザ (Sybase OS ユーザ) がすべてのサーバ上 に存 在 する必 要 があります。そのユー
ザは、リソースが保 護 されるすべてのサーバ上 で同 じユーザ ID、グループ ID、ホームディレクト リを持 たな
ければなりません。
Sybase ASE 共 通 ソフト ウェアパッケージがインスト ールされている必 要 があります。このパッケージ
は、Sybase srvbuild と Sybase isql ユーティリティの両 方 を提 供 します。
Sybase ASE リソース階 層 を含 む各 LifeKeeper サーバは、$SYBASE/interfaces ファイル内 に Sybase
ASE サーバについて同 一 のサービスエント リを持 つ必 要 があります。
$SYBASE/ASE-<version> と $SYBASE/ASE 間 にリンクが存 在 することを確 認 してください。リンクが存
在 しない場 合 、手 動 で作 成 する必 要 があります。補 足 情 報 については、ASE と OCS のリンクの作 成 を
参 照 してください。
$SYBASE/OCS-<version> と $SYBASE/OCS 間 にリンクが存 在 することを確 認 してください。リンクが存
在 しない場 合 、手 動 で作 成 する必 要 があります。補 足 情 報 については、ASE と OCS のリンクの作 成 を
参 照 してください。
Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server に共 有 メモリパラメータを設 定 する方 法 の詳 細 につい
ては、Installation Guide Adaptive Server for Linuxを参 照 してください。
Sybase ASE サーバの作 成
Sybase の Adaptive Server、Monitor Server、Backup Server を設 定 するには、お手 元 の Installation Guide
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ール
Adaptive Server for Linux を参 照 してください。次 の考 慮 事 項 に従 う必 要 があります。
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l
srvbuild ユーティリティもしくはその他 の Sybase ASE ユーティリティを使 用 して Sybase Adaptive Server イ
ンスタンスを作 成 する
l
すべてのシステムデバイスを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Adaptive Server 設 定 ファイルを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Adaptive Server 共 有 メモリディレクト リを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
LifeKeeper の切 り替 え可 能 IP アド レスを使 用 するためのインターフェースを設 定 する
l
オプションで、共 有 スト レージ上 にログを設 定 する
必 要 に応 じて、Sybase Monitor Server インスタンスを作 成 する
l
すべてのシステムデバイスを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Monitor Server 設 定 ファイルを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Monitor Server 共 有 メモリディレクト リを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
LifeKeeper の切 り替 え可 能 IP アド レスを使 用 するためのインターフェースを設 定 する
l
オプションで、共 有 スト レージ上 にログを設 定 する
必 要 に応 じて、Sybase Backup Server インスタンスを作 成 する
l
すべてのシステムデバイスを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Monitor Server 設 定 ファイルを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
Monitor Server 共 有 メモリディレクト リを共 有 スト レージ上 で設 定 する
l
LifeKeeper の切 り替 え可 能 IP アド レスを使 用 するためのインターフェースを設 定 する
l
オプションで、共 有 スト レージ上 にログを設 定 する
LifeKeeper ソフト ウェアのインスト ール
Sybase ASE ソフト ウェアをインスト ールし、データベースサーバを作 成 したら、LifeKeeper Core ソフト ウェアと
LifeKeeper for Linux IP Recovery Kit および必 要 なパッチをインスト ールし、続 いて Sybase ASE Recovery Kit
をインスト ールできます。raw デバイスで Sybase ASE を使 用 する予 定 がある場 合 は、LifeKeeper Raw I/O
Recovery Kit を LifeKeeper Core イメージファイルからインスト ールする必 要 があります。raw デバイスの設 定 の要
件 および方 法 については、「raw I/O によるデータベースデバイスの作 成 」を参 照 してください。
LifeKeeper パッケージのインスト ール方 法 については、SPS for Linux インスト ールガイド を参 照 してください。
Sybase ASE リソース階 層 の作 成
プライマリサーバで次 の手 順 を実 行 します。
1. [Edit] メニューの [Server] から [Create Resource Hierarchy] を選 択 します。
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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Sybase ASE リソース階 層 の作 成
[Create Resource Wizard] ダイアログボックスが表 示 されます。
2. ド ロップダウンリスト から [Sybase ASE Database] を選 択 し、[Next] をクリックしてください。
3. 以 下 の情 報 を入 力 するように要 求 されます。ダイアログボックスで [Back] ボタンが有 効 な場 合 は、前 の
ダイアログボックスに戻 ることができます。これは、エラーが発 生 して、前 に入 力 した情 報 を修 正 する必 要
がある場 合 に便 利 な機 能 です。いつでも [Cancel] をクリックして、作 成 処 理 全 体 を取 り消 すことができま
す。
フィールド
Server
ヒント
Sybase ASE リソースを作 成 する LifeKeeper サーバを選 択 します。
Switchback intelligent または automatic を選 択 します。フェイルオーバ後 、バックアップサーバで Sybase
Type
ASE リソースが In Service (アクティブ) になるとき、プライマリサーバにスイッチバックされる方
法 が決 まります。インテリジェント スイッチバック (intelligent) の場 合 、リソースをプライマリサー
バにスイッチバックするときに管 理 者 の介 入 が必 要 ですが、自 動 スイッチバック (automatic)
の場 合 は、プライマリサーバがオンラインに戻 り、LifeKeeper のコミュニケーションパスが再 確
立 されるとすぐにスイッチバックが実 行 されます。
注 記 : スイッチバック方 法 は、Sybase ASE リソースが使 用 する依 存 リソースのスイッチバック
方 法 と一 致 する必 要 があります。
Sybase
Install
Directory
Sybase ASE 製 品 のインスト ール場 所 を指 定 します。他 のディレクト リパスを入 力 することも
できます。パス名 に対 する有 効 な文 字 は、アルファベット 、数 字 および以 下 の特 別 な記 号
になります。- _ ./
Sybase
Instance
システムで最 初 に検 出 された、LifeKeeper 階 層 が存 在 しない Sybase インスタンスがデ
フォルト で入 ります。ド ロップダウンリスト には、LifeKeeper サーバ上 で利 用 可 能 なその他 の
Sybase インスタンスが表 示 されます。
Sybase
Backup
Server
指 定 された Adaptive Server インスタンスに対 する Sybase Backup Server を指 定 します。
この Sybase Backup Server は、LifeKeeper の保 護 下 に置 かれます。Sybase Backup
Server を LifeKeeper の保 護 下 に置 く必 要 がない場 合 、「none」を選 択 できます。
Sybase
Monitor
Server
指 定 された Adaptive Server インスタンスに対 する Sybase Monitor Server を指 定 します。
この Sybase Monitor Server は、LifeKeeper の保 護 下 に置 かれます。Sybase Monitor
Server を LifeKeeper の保 護 下 に置 く必 要 がない場 合 、「none」を選 択 できます。
Sybase
ASE
Database
Tag
プライマリサーバ上 の新 しい Sybase ASE データベースリソースに対 する固 有 のタグ名 で
す。デフォルト のタグ名 は語 「sybase」の後 にAdaptive Server インスタンスの名 前 を付 けた
ものです。別 の固 有 のタグ名 を入 力 することもできます。タグ名 に対 する有 効 な文 字 は、ア
ルファベット 、数 字 および以 下 の特 別 な記 号 になります。- _ ./
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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Sybase ASE リソース階 層 の拡 張
4. [Next] をクリックしてください。[Create Resource Wizard] が表 示 され、Sybase ASE リソース階 層 が作
成 されます。LifeKeeper によって入 力 データが検 査 されます。問 題 が検 出 された場 合 、情 報 ボックスにエ
ラーメッセージが表 示 されます。
5. Sybase ASE リソース階 層 が正 常 に作 成 されたこと、フェイルオーバによる保 護 を実 現 するにはその階 層
をクラスタ内 の別 のサーバに拡 張 する必 要 があることを示 すメッセージが表 示 されます。[Next] をクリックし
ます。
6. [Continue] をクリックします。[Pre-extend Wizard] が起 動 されます。リソース階 層 を別 のサーバに拡 張 す
る方 法 の詳 細 については、「Sybase ASE リソース階 層 の拡 張 」の手 順 2 を参 照 してください。
Sybase ASE リソース階 層 の拡 張
この操 作 は [Edit] メニューから開 始 できます。または、[Create Resource Hierarchy] オプションが完 了 すると自 動
的 に開 始 されます。その場 合 は下 の手 順 2 を参 照 してください。
1. [Edit] メニューの [Resource] から [Extend Resource Hierarchy] を選 択 します。[Pre-Extend Wizard] が
表 示 されます。拡 張 操 作 に慣 れていない場 合 は、[Next] をクリックします。LifeKeeper のリソース階 層 の
拡 張 作 業 のデフォルト 値 が分 かっていて、入 力 と確 認 を省 略 する場 合 は、[Accept Defaults] をクリックし
ます。
2. [Pre-Extend Wizard] で以 下 の情 報 を入 力 します。
注 記 : 最 初 の 2 つのフィールド は [Edit] メニューの [Extend] から操 作 を開 始 した場 合 にだけ表 示 されま
す。
フィールド
ヒント
Template
Server
Sybase ASE リソースが現 在 In Service のサーバを選 択 します。
Tag to
Extend
拡 張 する Sybase ASE リソースを選 択 します。
Target
Server
拡 張 先 のサーバを入 力 または選 択 します。
Switchback フェイルオーバ後 、バックアップサーバで Sybase ASE リソースが In Service (アクティブ) にな
Type
るとき、プライマリサーバにスイッチバックされる方 法 が決 まります。intelligent または
automatic を選 択 できます。スイッチバックタイプは、必 要 な場 合 [Resource Properties] ダ
イアログボックスの [General] タブで後 から変 更 できます。
注 記 : スイッチバック方 法 は、Sybase ASE リソースが使 用 する依 存 リソースのスイッチバック
方 法 と一 致 する必 要 があることに注 意 してください。
Template
Priority
テンプレート の優 先 順 位 を選 択 または入 力 します。これはサーバで現 在 In Service の
Sybase ASE 階 層 の優 先 順 位 です。優 先 順 位 は、1 ~ 999 の範 囲 で未 使 用 の値 が有
効 で、小 さい数 字 ほど優 先 順 位 が高 くなります (数 字 1 が最 高 の優 先 順 位 に相 当 )。拡
張 処 理 時 に、別 のシステムですでに使 用 中 の優 先 順 位 をこの階 層 に対 して指 定 すること
はできません。デフォルト 値 を推 奨 します。
注 記 : このフィールド は階 層 を最 初 に拡 張 するときだけ表 示 されます。
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Sybase ASE リソース階 層 の拡 張 解 除
フィールド
Target
Priority
ヒント
これは、新 しく拡 張 する Sybase ASE 階 層 が、他 のサーバに存 在 する同 等 の階 層 に対 し
て持 つ相 対 的 な優 先 順 位 です。1 ~ 999 の範 囲 で、まだ優 先 順 位 として使 用 されてい
ない値 が有 効 で、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの優 先
順 位 を示 します。LifeKeeper のデフォルト では、階 層 が作 成 されたサーバに「1」が割 り当 て
られることに注 意 してください。優 先 順 位 は連 続 している必 要 はありませんが、特 定 のリ
ソースについて 2 つのサーバに同 じ優 先 順 位 を割 り当 てることはできません。
3. 拡 張 前 のチェックが正 常 に終 了 したというメッセージが表 示 されたら、Next をクリックします。
4. 拡 張 する階 層 に応 じて、拡 張 されるリソースタグ (一 部 編 集 不 可 ) を示 す一 連 の情 報 ボックスが表 示 さ
れます。
5. [Extend Wizard] で以 下 の情 報 を入 力 します。
Sybase デフォルト では、テンプレート リソースの Sybase ASE インスト ールパスが入 ります。有 効 な
ASE
Sybase ASE インスト ールパスを指 定 する必 要 があります。パス名 に対 する有 効 な文 字 は、
Install
アルファベット 、数 字 および以 下 の特 別 な記 号 になります。- _ ./
Directory
Sybase
ASE
Database
Tag
プライマリサーバ上 の新 しい Sybase ASE データベースリソースに対 する固 有 のタグ名 です。
デフォルト のタグ名 は語 「sybase」の後 にAdaptive Server インスタンスの名 前 を付 けたもので
す。別 の固 有 のタグ名 を入 力 することもできます。タグ名 に対 する有 効 な文 字 は、アルファ
ベット 、数 字 および以 下 の特 別 な記 号 になります。- _ ./
6. 「Hierarchy extend operations completed (階 層 の拡 張 操 作 が完 了 しました)」というメッセージが表 示 さ
れたら、階 層 を別 のサーバに拡 張 する場 合 は、[Next Server] をクリックし、拡 張 作 業 が必 要 ない場 合
は、[Finish] をクリックします。
7. 「Hierarchy Verification Finished (階 層 の検 査 が完 了 しました)」というメッセージが表 示 されたら、[Done]
をクリックします。
Sybase ASE リソース階 層 の拡 張 解 除
LifeKeeper クラスタ内 にある 1 つのサーバからリソース階 層 を削 除 するには、次 の手 順 を実 行 します。
1. [Edit] メニューの [Resource] から [Unextend Resource Hierarchy] を選 択 します。
2. Sybase ASE リソースを拡 張 解 除 するターゲット サーバを選 択 します。リソースが現 在 In Service のサーバ
は選 択 できません。(このダイアログボックスは、右 側 のペインでリソースインスタンスを右 クリックして
[Unextend] 作 業 を選 択 した場 合 には、表 示 されません。)[Next] をクリックします。
3. 拡 張 解 除 する Sybase ASE 階 層 を選 択 して、[Next] をクリックします。(このダイアログボックスは、いずれ
かのペインでリソースインスタンスを右 クリックして [Unextend] 作 業 を選 択 した場 合 には、表 示 されませ
ん。)
4. 拡 張 解 除 のために選 択 したターゲット サーバと Sybase ASE リソース階 層 を確 認 する情 報 ボックスが表
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Sybase ASE リソース階 層 の削 除
示 されます。[Unextend] をクリックします。
5. Sybase ASE リソースが正 常 に拡 張 解 除 されたことを示 す別 の情 報 ボックスが表 示 されます。[Done]
をクリックして、[Unextend Resource Hierarchy] メニューを終 了 します。
Sybase ASE リソース階 層 の削 除
LifeKeeper 設 定 内 のすべてのサーバから Sybase ASE リソースを削 除 するには、次 の手 順 を実 行 します。
1. [Edit] メニューの [Resource] から [Delete Resource Hierarchy] を選 択 します。
2. Sybase ASE リソース階 層 を削 除 するターゲット サーバの名 前 を選 択 します。
注 記 : 左 側 のペインからグローバルリソースを右 クリックするか、右 側 のペインから個 々 のリソースインスタン
スを右 クリックして [Delete Resource] 作 業 を選 択 した場 合 、このダイアログボックスは表 示 されません。
3. [Hierarchy to Delete] を選 択 します。(このダイアログボックスは、左 側 または右 側 のペインでリソースインス
タンスを右 クリックして、[Delete Resource] 作 業 を選 択 した場 合 には、表 示 されません。)[Next] をクリック
します。
4. 選 択 したターゲット サーバと、削 除 の対 象 として選 択 した階 層 を確 認 する情 報 ボックスが表 示 されます。
[Next] をクリックします。
5. Sybase ASE リソースが正 常 に削 除 されたことを示 す別 の情 報 ボックスが表 示 されます。
6. [Done] をクリックして終 了 します。
リソース階 層 のテスト
Sybase ASE リソース階 層 のテスト は、手 動 でスイッチオーバすることで、プライマリサーバからバックアップサーバへ
のリソースサーバインスタンスのフェイルオーバをシミュレート して実 行 できます。
LifeKeeper GUI からの手 動 スイッチオーバの実 行
LifeKeeper GUI で [Edit] > [Resource] > [In Service] を選 択 すると、スイッチオーバを開 始 できます。例 えば、
バックアップサーバで [In Service] 要 求 が実 行 されると、Sybase ASE リソース階 層 がバックアップサーバ側 で In
Service になり、プライマリサーバ側 では Out of Service になります。この時 点 で、元 のバックアップサーバがプライ
マリサーバに、元 のプライマリサーバがバックアップサーバに変 わります。
[Out of Service] 要 求 を実 行 した場 合 、リソース階 層 は Out of Service になりますが、別 のサーバで In Service
にはなりません。
重 要 : バックアップサーバでリソース階 層 を In Service した後 は、データベースに接 続 してみる必 要 があります。特
に、raw デバイスをデバイス空 間 として使 用 している場 合 は接 続 を試 みる必 要 があります。この作 業 は、バック
アップサーバですべてのディスクパーティションが認 識 されており、raw バインディングが正 しく確 立 されていることを
確 認 するために必 要 です。
バックアップサーバで raw バインディングが確 立 されていない場 合 、その原 因 として最 も可 能 性 が高 いのは、新 し
いパーティションをプライマリサーバに作 成 して設 定 に追 加 したにも関 わらず、バックアップサーバ側 のパーティション
テーブルが更 新 されていないためです。
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LifeKeeper GUI からの手 動 スイッチオーバの実 行
解 決 策 は、パーティションテーブルが正 しくアップデート されるように、バックアップサーバを再 起 動 することです。
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Chapter 5: 管理
リソース階 層 の管 理
以 下 は、Sybase ASE 階 層 の継 続 的 な管 理 に対 する重 要 な推 奨 事 項 です。
リソース階 層 を作 成 後 、以 下 の作 業 が必 要 になることがあります。 Sybase Backup Server の保 護 の変 更
Sybase Monitor Server の保 護 の変 更
パラメータの更 新
raw I/O を使 用 したデータベースデバイスの作 成
ここでは、Sybase ASE Recovery Kit で使 用 する raw デバイスを設 定 する際 の要 件 と手 順 について説
明 します。追 加 の Sybase インスト ール要 件 を検 証 する方 法 と例 を示 します。
要件
命名規則
raw I/O の設 定 手 順
階 層 作 成 後 のデータベースデバイスの追 加
ASE と OCS のリンクの作 成
Sybase Backup Server の保 護 の変 更
Sybase Backup Server は、Open Server ベースのアプリケーションで、Adaptive Server でのデータベースのバック
アップ (ダンプ) とリスト ア (ロード ) をすべて管 理 します。Sybase Backup Server は、LifeKeeper Sybase ASE リ
ソース階 層 の作 成 中 に保 護 下 に置 くことも、リソース階 層 を作 成 した後 に LifeKeeper の保 護 下 に加 えることも
できます。また、リソース階 層 を作 成 した後 に、Sybase Backup Server を LifeKeeper の保 護 下 から除 外 するこ
ともできます。
Sybase Backup Server の追 加
Sybase Backup Server を既 存 の Sybase ASE リソース階 層 に追 加 するには、Sybase の srvbuild またはその
他 の設 定 ユーティリティによって Backup Server を作 成 済 みである必 要 があります。
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Sybase Backup Server の削 除
1. [Edit] メニューから [Resource] を選 択 し、次 に [Properties] を選 択 してください。[Resource Properties]
ウィザード が開 きます。
2. [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選 択 してください。これは、LifeKeeper 保 護 下 に
ある変 更 対 象 の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
3. [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選 択 してください。これ
は、Sybase ASE リソースインスタンスを更 新 するサーバです。複 数 の LifeKeeper サーバ上 で変 更 が必
要 な場 合 、この手 順 をクラスタ内 の各 サーバについて繰 り返 す必 要 があります。
4. [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手 順 3 で
選 択 した保 護 リソースに対 する [Reconfiguration] ウィザード が開 きます。ウィザード の最 初 の画 面 には、
この LifeKeeper 保 護 リソースの現 在 の設 定 が表 示 されます。[Next] をクリックします。
5. 有 効 な Sybase Backup Server が指 定 されたサーバ上 に存 在 する場 合 、追 加 または削 除 する Sybase
Backup Server が次 の画 面 のプルダウンリスト に表 示 されます。追 加 する Sybase Backup Server をリス
ト から選 択 します。[Next] をクリックします。注 記 : Sybase ASE インスト ールにおいて、共 有 スト レージに
Sybase ソフト ウェアがインスト ールされている場 合 、そのインスト ールを含 むファイルシステムが、再 設 定 を
実 行 するサーバ上 で In-Service される必 要 があります。
6. 有 効 な Sybase Monitor Server が存 在 する場 合 、次 の画 面 で設 定 できます。Monitor Server の保 護 を
変 更 する際 の考 慮 事 項 については、Sybase Monitor Server の保 護 の変 更 を参 照 してください。
7. [Reconfigure] を選 択 してください。何 らかのエラーが表 示 された場 合 、それを修 正 してから先 に進 んでく
ださい。エラーがない場 合 、[Done] をクリックしてください。
8. Sybase Backup Server 設 定 ファイルパスまたは関 連 するデータベースデバイスは、LifeKeeper ファイルシ
ステムリソースで手 動 で保 護 し、親 リソース階 層 の依 存 リソースにする必 要 があります。
9. Sybase Backup Server に関 連 する仮 想 IP アド レスは、親 リソース階 層 の依 存 リソースにする必 要 があ
ります。関 連 する IP アド レスを特 定 するには、interfaces ファイル内 で、Sybase Backup Server 名 の後
のマスターおよびクエリ行 を参 照 してください。
Sybase Backup Server の削 除
以 下 に、Sybase Backup Server を既 存 の Sybase ASE リソース階 層 から削 除 する手 順 を説 明 します。
1. [Edit] メニューから [Resource] を選 択 し、次 に [Properties] を選 択 してください。[Resource Properties]
ウィザード が開 きます。
2. [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選 択 してください。これは、LifeKeeper 保 護 下 に
ある変 更 対 象 の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
3. [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選 択 してください。これ
は、Sybase ASE リソースインスタンスを更 新 するサーバです。複 数 の LifeKeeper サーバ上 で変 更 が必
要 な場 合 、この手 順 をクラスタ内 の各 サーバについて繰 り返 す必 要 があります。
4. [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手 順 3 で
選 択 された保 護 リソースに対 する [Reconfiguration] ウィザード が開 きます。ウィザード の最 初 の画 面 に
は、この LifeKeeper 保 護 リソースの現 在 の設 定 が表 示 されます。[Next] をクリックします。
5. 有 効 な Sybase Backup Server が指 定 されたサーバ上 に存 在 する場 合 、追 加 または削 除 する Sybase
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Sybase Monitor Server の保 護 の変 更
Backup Server が次 の画 面 のプルダウンリスト に表 示 されます。Sybase Backup Server の保 護 を解 除 す
るには、リスト で [none] を選 択 します。[Next] をクリックします。
6. 有 効 な Sybase Monitor Server が存 在 する場 合 、次 の画 面 で設 定 できます。Monitor Server の保 護 を
変 更 する際 の考 慮 事 項 については、Sybase Monitor Server の保 護 の変 更 を参 照 してください。
7. [Reconfigure] を選 択 してください。何 らかのエラーが表 示 された場 合 、それを修 正 してから先 に進 んでく
ださい。エラーがない場 合 、[Done] をクリックしてください。
8. 不 要 になった Sybase Backup Server 設 定 ファイルパスまたは関 連 するデータベースデバイスは、Sybase
ASE リソース依 存 関 係 を解 除 し、LifeKeeper から削 除 する必 要 があります。
9. 不 要 になった Sybase Backup Server 仮 想 IP リソースは、Sybase ASE リソース依 存 関 係 を解 除
し、LifeKeeper から削 除 する必 要 があります。
Sybase Monitor Server の保 護 の変 更
Monitor Server は、Adaptive Server データベースサーバとは独 立 したサーバであり、Adaptive Server を監 視 しま
す。Monitor Server は、リアルタイムデータまたはヒスト リカルデータをクライアント アプリケーションに提 供 できま
す。Sybase Monitor Server は、LifeKeeper Sybase ASE リソース階 層 の作 成 中 に保 護 下 に置 くことも、リソー
ス階 層 を作 成 した後 に LifeKeeper の保 護 下 に加 えることもできます。また、リソース階 層 を作 成 した後
に、Sybase Monitor Server を LifeKeeper の保 護 下 から除 外 すこともできます。
Sybase Monitor Server の追 加
Sybase Monitor Server を既 存 の Sybase ASE リソース階 層 に追 加 するには、Sybase の srvbuild またはその他
の設 定 ユーティリティによって Monitor Server を作 成 済 みである必 要 があります。
1. [Edit] メニューから [Resource] を選 択 し、次 に [Properties] を選 択 してください。[Resource Properties]
ウィザード が開 きます。
2. [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選 択 してください。これは、LifeKeeper 保 護 下 に
ある変 更 対 象 の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
3. [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選 択 してください。これ
は、Sybase ASE リソースインスタンスを更 新 するサーバです。複 数 の LifeKeeper サーバ上 で変 更 が必
要 な場 合 、この手 順 をクラスタ内 の各 サーバについて繰 り返 す必 要 があります。
4. [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手 順 3 で
選 択 された保 護 リソースに対 する [Reconfiguration] ウィザード が開 きます。ウィザード の最 初 の画 面 に
は、この LifeKeeper 保 護 リソースの現 在 の設 定 が表 示 されます。[Next] をクリックします。
5. 有 効 な Sybase Backup Server が存 在 する場 合 、次 の画 面 で設 定 できます。Backup Server の保 護 を
変 更 する際 の考 慮 事 項 については、Sybase Backup Server の保 護 の変 更 を参 照 してください。
6. 有 効 な Sybase Monitor Server が指 定 されたサーバ上 に存 在 する場 合 、追 加 または削 除 する Sybase
Monitor Server が次 の画 面 のプルダウンリスト に表 示 されます。追 加 する Sybase Monitor Server をリスト
から選 択 します。[Next] をクリックします。注 記 : Sybase ASE インスト ールにおいて、共 有 スト レージに
Sybase ソフト ウェアがインスト ールされている場 合 、再 設 定 を実 行 するサーバ上 で、そのインスト ールを含
むファイルシステムが In-Service される必 要 があります。
SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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Sybase Monitor Server の削 除
7. [Reconfigure] を選 択 してください。何 らかのエラーが表 示 された場 合 、それを修 正 してから先 に進 んでく
ださい。エラーがない場 合 、[Done] をクリックしてください。
8. Sybase Monitor Server 設 定 ファイルパスまたは関 連 するデータベースデバイスは、LifeKeeper ファイルシ
ステムリソースで手 動 で保 護 し、親 Sybase ASE リソース階 層 の依 存 リソースにする必 要 があります。
9. Sybase Monitor Server に関 連 する仮 想 IP アド レスは、親 Sybase ASE リソース階 層 の依 存 リソースに
する必 要 があります。関 連 する IP アド レスを特 定 するには、 interfaces ファイル内 で、Sybase Monitor
Server 名 の後 のマスターおよびクエリ行 を参 照 してください。
Sybase Monitor Server の削 除
以 下 に、Sybase Monitor Server を既 存 の Sybase ASE リソース階 層 から削 除 する手 順 を説 明 します。
1. [Edit] メニューから [Resource] を選 択 し、次 に [Properties] を選 択 してください。[Resource Properties]
ウィザード が開 きます。
2. [Select Resource] プルダウンメニューからリソースタグを選 択 してください。これは、LifeKeeper 保 護 下 に
ある変 更 対 象 の Sybase ASE リソースのリソースタグです。
3. [Select Server for Resource] プルダウンメニューで [LifeKeeper Server] を選 択 してください。これ
は、Sybase ASE リソースインスタンスを更 新 するサーバです。複 数 の LifeKeeper サーバ上 で変 更 が必
要 な場 合 、この手 順 をクラスタ内 の各 サーバについて繰 り返 す必 要 があります。
4. [Resource Properties] ページで [Resource Configuration] ボタンをクリックしてください。これで、手 順 3 で
選 択 された保 護 リソースに対 する [Reconfiguration] ウィザード が開 きます。ウィザード の最 初 の画 面 に
は、この LifeKeeper 保 護 リソースの現 在 の設 定 が表 示 されます。[Next] をクリックします。
5. 有 効 な Sybase Backup Server が存 在 する場 合 、次 の画 面 で設 定 できます。Backup Server の保 護 を
変 更 する際 の考 慮 事 項 については、Sybase Backup Server の保 護 の変 更 を参 照 してください。
6. 有 効 な Sybase Monitor Server が指 定 されたサーバ上 に存 在 する場 合 、追 加 または削 除 する Sybase
Monitor Server が次 の画 面 のプルダウンリスト に表 示 されます。Sybase Monitor Server の保 護 を解 除 す
るには、リスト で [none] を選 択 します。[Next] をクリックします。
7. [Reconfigure] を選 択 してください。何 らかのエラーが表 示 された場 合 、それを修 正 してから先 に進 んでく
ださい。エラーがない場 合 、[Done] をクリックしてください。
8. 不 要 になった Sybase Monitor Server 設 定 ファイルパスまたは関 連 するデータベースデバイスは、Sybase
ASE リソース依 存 関 係 を解 除 し、LifeKeeper から削 除 する必 要 があります。
9. 不 要 になった Sybase Monitor Server 仮 想 IP リソースは、Sybase ASE リソース依 存 関 係 を解 除
し、LifeKeeper から削 除 する必 要 があります。
パラメータの更 新
Sybase ASE インスタンスのデータベースパラメータを更 新 するときは、すべての変 更 を行 っても、クラスタ内 の全
LifeKeeper サーバ上 でそのインスタンスが正 しく機 能 することを確 認 する必 要 があります。変 更 を行 うことによ
り、LifeKeeper リソース (ファイルシステム、raw デバイス、仮 想 IP アド レスなど) の追 加 や削 除 が必 要 になる場
合 、そのリソースを手 動 で追 加 し、親 Sybase ASE リソース階 層 の依 存 リソースにする必 要 があります。
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Chapter 6: ト ラブルシューティング
Sybase ASE Recovery Kit のエラーメッセージ
Sybase ASE Recovery Kit に関 連 するエラーメッセージの一 覧 と説 明 です。
114000 Usage: %s (使 用 法 : %s)
114001 The Sybase Install Directory cannot be empty. (Sybase インスト ールディレクト リを空 にすることがで
きません)
処 置 : このフィールド に値 を指 定 してください。
114002 The path "%s" is not a valid directory (パス「%s」は有 効 なディレクト リではありません)
114003 The Sybase Product was not found in the directory %s on server %s. (サーバ %s のディレクト リ %s
に Sybase 製 品 が見 つかりませんでした。)処 置 :指 定 の場 所 にサポート 対 象 バージョンの Sybase が
インスト ールされていることを確 認 してください。
114004 The specified instance %s is not a valid Sybase ASE Server on %s. (指 定 されたインスタンス %s
は、%s 上 の有 効 な Sybase ASE サーバではありません。)
114005 Unable to verify that the Sybase ASE Server %s is running. (Sybase ASE サーバ %s が実 行 中 で
あることを確 認 できません。)
114006 The Sybase Monitor Server %s will be protected. (Sybase Monitor Server %s を保 護 します。)
114007 The Sybase Backup Server %s will be protected. (Sybase Backup Server %s を保 護 します。)
114008 The Sybase ASE Server %s is already under LifeKeeper protection on %s. (Sybase ASE Server
%s は、すでに %s 上 で LifeKeeper に保 護 されています。)
114009 An unknown error has occurred in utility %s on server %s. (サーバ %s 上 のユーティリティ %s で未
知 のエラーが発 生 しました。)
処 置 :LifeKeeper ログで詳 細 を確 認 し、操 作 をやり直 してください。
114010 Unable to get the version for the Sybase Server %s installed under %s on %s. (%s 上 の %s にイン
スト ールされている Sybase サーバ %s のバージョンを取 得 できません。)
114011 The device %s for Sybase ASE Server %s is not a valid device. (Sybase ASE Server %s のデバイ
ス %s は、有 効 なデバイスではありません。)
114012 Sybase ASE サーバ %s のデバイスを取 得 中 にエラーが発 生 しました。
114013 Unable to create raw resource hierarchy for %s. (%s の raw リソース階 層 を作 成 できません。)
114014 Unable to create file system resource hierarchy for %s. (%s のファイルシステムリソース階 層 を作 成
できません。)
114015 The path %s is not on a shared file system. (パス %s が共 有 ファイルシステムにありません。)
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Sybase ASE Recovery Kit のエラーメッセージ
114016 Unable to create resource dependency for parent %s and child %s. (親 %s と子 %s にリソース依
存 関 係 を作 成 できません。)
114017 Information: LifeKeeper will not protect the path %s because it is not located on a shared file
system. (情 報 : パス %s は共 有 ファイルシステム上 にないため、LifeKeeper によって保 護 されませ
ん。)
114018 Unable to get the owner for the Sybase ASE Server %s installed under %s on %s. (%s 上 の %s に
インスト ールされている Sybase ASE サーバ %s の所 有 者 を取 得 できません。)
114019 Unable to open file %s on server %s due to error %s. (エラー「%s」により、サーバ %s 上 でファイル
%s を開 けません。)
114020 There are no hosts defined for the Sybase ASE Server %s in the file %s. (ファイル %s 内 に Sybase
ASE サーバ %s のホスト が定 義 されていません。)
114021 There are no ports defined for the Sybase ASE Server %s in the file %s. (ファイル %s 内 に Sybase
ASE サーバ %s のポート が定 義 されていません。)
114022 The specified host name %s defined for the Sybase ASE Server %s in the file %s cannot be
resolved. (ファイル %s 内 に Sybase ASE サーバ %s に対 して指 定 されているホスト 名 %s を解 決 で
きません。)
114023 Unable to detect the host and ports for the Sybase ASE Server %s. (Sybase ASE サーバ %s のホ
スト とポート を検 出 できません。)
114024 サーバ % 上 の IP アド レス %s に LifeKeeper リソース階 層 が存 在 しません。 処 置 :指 定 された IP アド レスに LifeKeeper リソース階 層 を作 成 してください。
114025 The values specified for the target and the template servers are the same. (ターゲット サーバとテンプ
レート サーバに指 定 された値 が同 一 です。)
処 置 :ターゲット サーバとテンプレート サーバに正 しい値 を指 定 してください。
114026 The system user %s does not exist on the server %s. (サーバ %s 上 にシステムユーザ %s が存 在 し
ません。)
114027 The group id for user %s is not the same on template server %s and target server %s. (ユーザ %s
のグループ ID がテンプレート サーバ %s とターゲット サーバ %s で同 一 ではありません。)
114028 The user id for user %s is not the same on template server %s and target server %s. (ユーザ %s の
ユーザ ID がテンプレート サーバ %s とターゲット サーバ %s で同 一 ではありません。)
114029 There are no IP dependent resources defined for the Sybase resource %s on %s. (%s 上 に
Sybase リソース %s に対 して定 義 された IP 依 存 リソースがありません。)
処 置 :必 要 な依 存 IP リソース階 層 を作 成 します。
114030 The interfaces defined for Sybase ASE Server %s differ on template server %s and target server
%s (Sybase ASE サーバ %s に定 義 されたインターフェースが、テンプレート サーバ %s とターゲット
サーバ %s で異 なっています)
114031 The ports defined for Sybase ASE Server %s differ on template server %s and target server %s
(Sybase ASE サーバ %s に定 義 されたポート が、テンプレート サーバ %s とターゲット サーバ %s で異
なっています)
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Sybase ASE Recovery Kit のエラーメッセージ
114032 The port %s used by the Sybase resource hierarchy %s on the server %s is in use by another
application on server %s. (サーバ %s 上 で Sybase リソース階 層 %s によって使 用 されるポート %s
が、サーバ %s 上 の別 のアプリケーションによって使 用 されています。)
114033 The startup of the Sybase ASE Server(s) on %s failed for the following Sybase ASE Server(s):
%s. (%s 上 の Sybase ASE サーバの起 動 が、次 の Sybase ASE サーバにおいて失 敗 しました: %s)
114034 Unable to stop the Sybase ASE Server(s) %s on %s. (%s 上 で Sybase ASE サーバ %s を停 止 で
きません。)
114035 The Sybase ASE resource hierarchy %s does not contain any valid gen/filesys or scsi/raw
resource dependents on server %s. (Sybase ASE リソース階 層 %s に、サーバ %s 上 で有 効 な
gen/filesys または scsi/raw リソース依 存 関 係 がありません。)
処 置 :階 層 に有 効 な依 存 関 係 がないため、階 層 を削 除 して再 作 成 する必 要 があります。
114036 There are no Sybase ASE Servers available for protection with LifeKeeper. (LifeKeeper が保 護 で
きる Sybase ASE サーバが存 在 しません。)
114037 Unable to obtain the pid of the backupserver process corresponding to instance %s. (インスタンス
%s に対 応 するBackup Server プロセスの pid を取 得 できません。)
114038 The pid detected for Sybase Backup Server %s in the LifeKeeper pidfile %s.LK on server %s
exists in another LifeKeeper pidfile on this server. (サーバ %s 上 の LifeKeeper pidfile %s.LK 内 で
検 出 された Sybase Backup Server %s の pid が、このサーバ上 の別 の LifeKeeper pidfile に存 在 し
ます。)
処 置 :pid ファイル内 の重 複 する pid エント リを解 決 する必 要 があります。実 行 中 でないインスタンスの
pid ファイルを削 除 する必 要 があります。
114039 Unable to update the resource instance %s on server %s. (サーバ %s 上 でリソースインスタンス %s
を更 新 できません。)
114040 The update of the resource instance %s failed on server %s. All attempts to rollback the instance
information field have failed. (サーバ %s 上 でリソースインスタンス %s の更 新 に失 敗 しました。イン
スタンス情 報 フィールド をロールバックする試 みがすべて失 敗 しました。)処 置 :手 動 による介 入 が必
要 です。
114041 The interfaces file %s on %s contains an invalid comment line. (%s 上 のインターフェースファイル
%s に無 効 なコメント 行 があります。)処 置 :インターフェースファイルを修 正 し、コメント 行 を削 除 してく
ださい。
114042 One or more of the Sybase ASE Servers is missing from the file %s. (1 台 または複 数 台 の Sybase
ASE サーバがファイル %s に欠 落 しています。)
114043 The file %s does not exist on server %s. (サーバ %s 上 にファイル %s が存 在 しません。)
114044 The reconfiguration of the Sybase ASE resource hierarchy %s on server %s was successful (サー
バ %s 上 の Sybase ASE リソース階 層 %s の再 設 定 に成 功 しました。)
114045 The update of the resource instance %s failed on server %s. The instance information field has
not been modified. (サーバ %s 上 でリソースインスタンス %s の更 新 に失 敗 しました。インスタンス情
報 フィールド が変 更 されていません。)
処 置 :再 設 定 の操 作 をもう一 度 行 ってください。
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Sybase ASE Recovery Kit のエラーメッセージ
114046 The home directory for user %s is not the same on template server %s and target server %s (ユー
ザ %s のホームディレクト リがテンプレート サーバ %s とターゲット サーバ %s で同 一 ではありません。)
114047 The file %s on server %s is a link that does not resolve to a dependent shared resource on the
template server %s. (サーバ %s 上 のファイル %s はリンクですが、テンプレート サーバ %s 上 の依 存
共 有 リソースに解 決 できません。)
114048 The link %s and its resolved path %s are not on a protected shared filesystem. (リンク %s とそのリ
ンクを解 決 したパス %s は、保 護 された共 有 ファイルシステム上 にありません。)
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Page 30
Appendix
Creating Device Spaces Using Raw I/O
要件
raw I/O で Sybase ASE Recovery Kit を使 用 する場 合 、次 の要 件 を満 たす必 要 があります。
l
l
l
Linux OS が raw I/O デバイスをサポート している必 要 があります。ほとんどのディスト リビューションでは、
カーネル 2.4 でサポート されましたが、カーネル 2.2 からサポート しているディスト リビューションもあります。
すべての raw I/O デバイスを共 有 ディスクパーティションにバインド する必 要 があります。raw I/O デバイス上
に配 置 されるデータベースデバイスの数 (devspaces) により、必 要 な raw デバイスと共 有 ディスクパーティ
ションの正 確 な数 が決 まります。raw デバイス上 でデータベースデバイスを作 成 するための指 針 について
は、Installation Guide Adaptive Server for Linuxを参 照 してください。
Sybase ASE ソフト ウェアのバージョンが raw I/Oデバイスの使 用 をサポート している必 要 があります。
命名規則
raw デバイスとコント ローラの命 名 方 法 は、Linux ディスト リビューションごとに異 なります。
l
Red Hat の場 合 、デバイス名 は /dev/raw/raw<number> でコント ローラ名 は /dev/rawctl です。
l
SuSE SLES 7 バージョンの場 合 、デバイス名 は /dev/raw<number> で、コント ローラ名 は /dev/raw です。
l
SuSE SLES 8 バージョンの場 合 、デバイス名 は /dev/raw/raw<number> で、コント ローラ名 は
/dev/rawctl です。
raw I/O の設 定 手 順
1. Sybase ASE データベースデバイスに適 したサイズの共 有 ディスクパーティションを選 択 します。
2. このパーティションに、未 使 用 の raw デバイスノード をバインド します。これはマシンを再 起 動 するたびに実
行 する必 要 があり、root アクセスを必 要 とするため、システム初 期 化 ファイル (rc.local または boot.local)
に raw バインディングを追 加 することもできます。このバインディングは、階 層 を LifeKeeper の保 護 下 にお
いた後 、ファイルから削 除 する必 要 があります。LifeKeeper は、LifeKeeper の保 護 下 にある raw I/O デバ
イスの raw バインディングを再 確 立 します。コマンド raw –qa を使 用 して、どの raw デバイスノード が使 用
中 か確 認 します。たとえば、以 下 のようになります。
# raw –qa
# raw /dev/raw/raw1 /dev/sda1
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階 層 作 成 後 のデータベースデバイスの追 加
3. データベースインスタンスを保 護 するすべてのサーバ上 で、raw デバイスコント ローラ (/dev/rawctl または
/dev/raw) とディスクパーティションの両 方 に、グローバル読 み取 り権 限 を設 定 してください。
# chmod a+r /dev/rawctl (or chmod a+r /dev/raw )
4. データベースインスタンスを保 護 するすべてのサーバ上 で、raw デバイスにグループおよびユーザの読 み取 り
/ 書 き込 み権 限 を設 定 してください。
# chmod 664 /dev/raw/raw1
5. データベースインスタンスを保 護 するすべてのサーバ上 で、raw デバイスの所 有 者 を、指 定 されたデータ
ベースインスタンスの Sybase ASE 所 有 者 に変 更 してください。
# chown –R sybase:sybase /dev/raw/raw1
6. raw デバイスのデータベースサーバへの追 加 については、Installation Guide Adaptive Server for Linuxを
参 照 してください。
階 層 作 成 後 のデータベースデバイスの追 加
LifeKeeper で Sybase ASE 階 層 を作 成 後 に、データベースデバイスを raw I/O デバイスまたは共 有 ファイルシス
テムに追 加 する場 合 、その raw デバイスまたはファイルシステムに対 するリソース階 層 を LifeKeeper GUI を使 って
手 動 で作 成 する必 要 があります。そして、新 しく作 成 したリソース階 層 を、Sybase ASE リソース階 層 の依 存 リ
ソース階 層 (子 ) にする必 要 があります。
ASE と OCS のリンクの作 成
LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit では、パス $SYBASE/ASE-<version> が $SYBASE/ASE にシ
ンボリックリンクされていることが要 求 されます。また、パス $SYBASE/OCS-<version> は $SYBASE/OCS にシン
ボリックリンクされている必 要 があります。LifeKeeper for Linux Sybase ASE Recovery Kit は、これらのリンクを使
用 してさまざまな Sybase ユーティリティやファイルにアクセスします。リンクを作 成 するには、次 の手 順 を実 行 しま
す。
1. コマンド ライン上 で $SYBASE ディレクト リに移 動 してください。
例:
server1 # cd $SYBASE
server1 # pwd
/opt/sybase-12.5
2. ASE-<version> ディレクト リを検 索 してください。
例:
server1 # ls –ld ASE*
drwxrwxr-x 16 sybase sybase 4096 Nov 18 09:08 ASE-12_5
lrwxrwxrwx 1 sybase sybase 8 Nov 17 11:35 ASEP -> ASEP-1_0
drwxrwxr-x 4 sybase sybase 4096 Nov 17 11:35 ASEP-1_0
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ASE と OCS のリンクの作 成
注 記 : ASE-12_5 と ASE 間 にリンクが既 に存 在 する場 合 、手 順 5 に進 んでください。
3. ASE-<version> ディレクト リの中 に bin/srvbuild ユーティリティがあることを確 認 してください。
例:
server1 # ls ASE-12_5/bin/srvbuild
srvbuild
注 記 : 「No such file or directory」エラーが発 生 する場 合 、選 択 したパスが間 違 っています。
4. コマンド ライン上 で、特 定 された ASE-<version> ディレクト リと ASE 間 にリンクを作 成 してください。
例:
server1 # pwd
/opt/sybase-12.5
server1 # ln –s ASE-12_5 ASE
5. リンクが正 しく作 成 されたことを確 認 してください。
例:
server1 # ls –ld ASE*
lrwxrwxrwx 1 sybase sybase 8 Nov 17 11:20 ASE -> ASE-12_5
drwxrwxr-x 16 sybase sybase 4096 Nov 18 09:08 ASE-12_5
lrwxrwxrwx 1 sybase sybase 8 Nov 17 11:35 ASEP -> ASEP-1_0
drwxrwxr-x 4 sybase sybase 4096 Nov 17 11:35 ASEP-1_0
server1 # ls ASE/bin/srvbuild
srvbuild
6. コマンド ライン上 で $SYBASE ディレクト リに移 動 してください。
例:
server1 # cd $SYBASE
server1 # pwd
/opt/sybase-12.5
7. OCS-<version> ディレクト リを検 索 してください。
例:
server1 # ls –ld OCS*
drwxrwxr-x 16 sybase sybase 4096 Nov 18 09:08 OCS-12_5
注 記 : OSC-12_5 と OSC 間 にリンクが既 に存 在 する場 合 、手 順 5 に進 んでください。
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ASE と OCS のリンクの作 成
8. OCS-<version> ディレクト リの中 に bin/isql ユーティリティがあることを確 認 してください。
例:
server1 # ls OCS-12_5/bin/isql
isql
注 記 : 「No such file or directory」エラーが発 生 する場 合 、選 択 したパスが間 違 っています。
9. コマンド ライン上 で、特 定 された OCS-<version> ディレクト リと OCS 間 にリンクを作 成 してください。
例:
server1 # pwd
/opt/sybase-12.5
server1 # ln –s OCS-12_5 OCS
10. リンクが正 しく作 成 されたことを確 認 してください。
例:
server1 # ls –ld OCS*
lrwxrwxrwx 1 sybase sybase 8 Nov 17 11:20 OCS -> OCS-12_5
drwxrwxr-x 16 sybase sybase 4096 Nov 18 09:08 OCS-12_5
server1 # ls ASE/bin/isql
isql SIOS Protection Suite for Linux 管 理 ガイド
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