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リズムにのってストローク!
ダイアグラムの見方がわか
らなくなったときは、25
ピックで弾いてみよう
ギターを構えてピックを持ったら、左手で「Em」というコードを押さえ、6弦
側から1弦側に向かって、1回「ジャラ∼ン」と弾いてみましょう。
基本編
課題曲「チャンピオン」
**Point***
準備編
第1回
ページを参照してくださ
い。
放 送 :4月1日
(月)
Eテレ
再放送 :4月2日
(火)
総合
4月8日
(月)
Eテレ
Em は、5弦2フレットを中指で、4弦2フレットを薬指で押さえます。
実践編
***Point***
ストロークするときは、サ
ウンドホールの真上あたり
ギターの弾き方には、大きく分けて、フラットピッ
クでかき鳴らす
“ストローク”
と、指でつま弾く
“アル
ペジオ”
があります。まずは、ギターの基本中の基本
ともいえるストロークをマスターしましょう。
を狙ってヒットするように
しましょう。ピックが弦に
当たる瞬間は、ボディーと
平行に軽く弧を描く感じで
手首を回転させます。
♬今回のポイント
ピックの使い方に慣れる
8ビートのストロークをマスターする
リズムの基本とシンコペーションを理解する
コードを押さえるときは、なるべく指を立て、できるだけボディー側のフレット近
▲サウンドホールの真上を狙う
くを押さえます。押さえない指の付け根などが弦に触れないようにしましょう。
フラットピックの使い方
▲軽く弧を描く感じで
ピックの持ち方
フラットピックにはいろんな種類があります
(☞ P.12)。最初は、ミディアムのお
むすび型ピックを用意しましょう。
***Point***
フラットピックの種類
親指は真上を
向くように
おむすび型
ティアドロップ型
中 指・薬 指・小 指 は
力を抜いて添える
ピックの
先は 90 度
左側へ
***Point***
握り方が弱いと、ピックが
指からずれていき、落とし
▲ Em の押さえ方
てしまうこともあります。
意識的にしっかり握るよう
にしましょう。
▲フラットピックの持ち方
30
▲手のひら側から見た持ち方
全部の弦がきれいに鳴ったら、何回か「ジャラ∼ン、ジャラ∼ン、ジャラ∼
ン……」と弾いてみましょう。
第1回 リズムにのってストローク!
31
準備編
コードチェンジしてみよう
ダウンストロークとアップストローク
6弦側(低音弦側)から1弦側(高音弦側)へ向かって弾き下ろすことをダウンスト
ラ∼ン、ジャラ∼ン」と弾いてみましょう。最後は「ジャラ∼∼∼ン」と、弾いた
ローク といい、l という記号で表します。逆に、高音弦側から低音弦側へ弾き上
あとに音を延ばします。
げるのがアップストロークで、k という記号で表します。
***Point***
基本編
今度は、二つのコードを使いながら、4回ずつ「ジャラ∼ン、ジャラ∼ン、ジャ
ストローク記号は楽譜に
よって異なる場合があり
実践編
上から下へ
(低音弦側から高音弦側へ)
ストローク
ます。
ダウンストローク
***Point***
ダイアグラムの左側にある
○は開放弦(どこも押さえ
l
や
↓
アップストローク
k
や
↑
ずに鳴らす)
、×は弾かな
いという意味です。
矢印は、TAB 譜やダイア
グラムと同様に、ギターを
▲ Am の押さえ方
構えた際の向きで表記
(ダ
ウンストローク=↑/アッ
コードを変えることをコードチェンジ といいます。最初はなかなかうまくコード
チェンジできないかもしれませんが、ゆっくりと焦らずにやってみましょう。
***Point***
▲ダウンストローク
プストローク=↓)される
こともあります。
コードチェンジのコツにつ
いては、第3回で詳しく学
では、もう一つコードチェンジをしてみましょう。
びます(☞ P.65)
。
下から上へ(高音弦側から低音弦側へ)
ストローク
▲アップストローク
▲Gの押さえ方
では、Em のコードだけで「ダウン→アップ→ダウン→アップ……」と、交互に
繰り返してみましょう。
▲Dの押さえ方
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第1回 リズムにのってストローク!
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準備編
8ビートで王道ストローク
コードチェンジしてみよう
一定の速度で Em のストロークができるようになったら、今度はコードチェンジ
してみましょう。
では、少しずつストロークに慣れていきましょう。
***Point***
メトロノームを用意して、ダウンストロークとアップストロークを交互に繰り返
メトロノームがない場合は、
してみます。メトロノームは、80 ∼100くらいの速度に設定してみましょう。スト
時計の秒針など一定の速さ
で動くものに合わせて行う
実践編
ロークをしてみて、もし速い、あるいは遅いと感じたら、自分が弾きやすい速度に
基本編
実際にストロークしてみよう
といいでしょう。
設定してかまいません。左手は Em のフォームで弾いてみます。
最初は、コードチェンジの瞬間にもたついてしまうかもしれません。その場合は、
メトロノームの速度を落として、ゆっくりと弾いてみましょう。
メトロノームの「カチカチ……」の一つ一つを拍、いくつかの拍がまとまったブ
8ビートとは
(☞ P.20)。この場合、4拍
(カチ・カチ・カチ・カチ)で1小
ロックを小節 といいます
曲の速度のことをテンポ といいます。そして、音楽には、ある一定のテンポの中
節だと考えてください。
***Point***
メトロノームの「カチ」と「カチ」の間に、ダウンストロークとアップストロー
クを1往復させます。1小節の間に、4往復することになりますね。
大切なことは、遅くてもい
で刻まれるリズムというものがあります。
いので、一定の速度の中で
これまで練習してきたように、1小節の中で8つの打点、つまり8つのビートが
「ダウン→アップ→ダウン
刻まれるリズムを8ビート といいます。8ビートを楽譜に表すと、次のように8分
→アップ……」と規則正し
くストロークを繰り返すと
音符
(☞ P.21)が連続したリズムになります。
いうことです。
***Point***
メ ト ロ ノ ー ム の「 カ チ カ
チ……」に合わせて、「い
ち にぃさ ん しぃ」と声に出
してみるとわかりやすいと
ダウンストロークが拍のタイミングと合っていることを確認しながら、等間隔で
思います。「い・に・さ・し」
の 部 分 が ダ ウ ン スト ロ ー
安定したストロークができるようにしましょう。メトロノームとほとんど同じ速さ
ク、「 ち・ぃ・ん・ぃ」の部分
で弾けるようになると、メトロノームの音が聞こえなくなってきます。うちわをあ
がアップストロークになり
おぐような感じで、力まずに繰り返すといいでしょう。
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ます。
第1回 リズムにのってストローク!
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やみくもにストロークするだけでは、平坦で味気ないリズムになってしまいます。
ここでは、各小節の2拍目と4拍目を少し強めに弾いて、変化をつけてみましょう。
準備編
強弱でメリハリをつけよう
では、さらにもう1か所、空ピックを追加してみましょう。
***Point***
強 め に 弾 く と き に、 ス ト
基本編
ロークが速くなってリズム
がずれやすくなります。気
をつけましょう。
実践編
なんとなく音楽的になってきたと思いませんか? この「少し強く弾く」ことを
アクセントをつけるといいます。アクセントをつける音は で表します。
***Point***
***Point***
第1回の課題曲「チャンピ
このパターンは8ビートの
オン」ではアクセントの部
8ビートの曲では、左のように2・
4拍目にアクセントをつけて演奏する
ほとんどの曲で使えます。
分に右手のミュート
(☞
「黄金のストロークパター
P.91)
を使って演奏すると、
ン」と言ってもいいくらい
より雰囲気が出ます。
使いがいのあるものなの
のが基本になります。また、ダウンス
で、ぜひマスターしましょ
トロークする部分を拍のオモテ、アッ
う。
プストロークする部分を拍のウラとい
います。
なります。3拍目オモテの空振りは、
実際にやってみるとかなり難しく感じ
るかもしれません。体が覚えてくれる
まで、何度も繰り返し練習しましょう。
***Point***
声に出して数えたときの、
シンコペーションとは
「い・に・さ・し」の部分が拍
の オ モ テ、「 ち・ぃ・ん・ぃ」
シンコペーションで躍動感アップ
これをリズム譜で表すと右のように
シンコペーション とは、拍のオモテとウラを入れ替えたリズムのことです。シン
の部分が拍のウラというわ
コペーションすることによって、単純なリズムが、意外性をもったりスピード感の
けです。
あるリズムに変化したりします。
空振りするワザ
一定のテンポでのストロークが安定してきたら、次に「空振り」のワザを加えて
みましょう。空振りは、ストロークの際にピックを弦に当てない弾き方で、空ピッ
クともいいます。
***Point***
「ン」の部分で空振りしま
ロ ー ク の 動 き が 止ま っ て
***Point***
し ま っ た り、 ア ッ プ と ダ
シ ン コ ペ ー シ ョ ン は、 ポ
ウ ン が 逆 に な っ てし ま っ
ピュラー音楽においては欠
た り し な い よ う に注 意 し
かせない要素。ほとんどの
てください。
楽曲に使われていると言っ
す が、 こ の 瞬 間 に ス ト
てもいいくらいです。しっ
あくまでもストロークは規則正しい上下運動を続け、1拍目ウラのみを空振り
させます。
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かりと身につけておきま
しょう。
第1回 リズムにのってストローク!
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準備編
ギターでシンコペーションするには、空ピックのワザを利用します。
やってみて気づいたかもしれませんが、黄金のストロークパターンの2拍目ウラの空
シンコペーションする部分では、アップの次のダウンを弾かず、空振りします。
ピックも、実はシンコペーションだったんです。
先ほどの「黄金のストロークパターン」にシンコペーションを加えてみましょう。
基本編
2小節目最初の音を空ピックします。
今度は、2拍ごとにコードチェンジしてみましょう。
実践編
***Point***
シンコペーション自体がう
まくできるようになって
も、着地点をきちんとヒッ
トするのは案外難しいも
ポイントは、空ピックした次の音
(着地点)です。このポイントがずれると、リズ
ムがずれたようになり、一定のテンポが保てなくなってしまいます。「上下運動は
規則正しく」ということを忘れないようにしましょう。
の。メトロノームをよく聞
きながら繰り返し練習しま
しょう。
シンコペーションは、オモテとウラを入れ替えたリズムと言いましたが、同時にアクセ
ントも入れ替わるという特徴があります。8ビートは、2・4拍目にアクセントがあるリ
ズムが基本でしたね(☞ P.36)。しかし、シンコペーションすることによってアクセント
の位置がそれぞれ2拍目のウラ、4拍目のウラへと変わり、これによりリズムに躍動感が
生まれます。
シンコペーションを伴ったコードチェンジ
では、シンコペーションにコードチェンジを加えて弾いてみましょう。
一定の上下運動でストロークしながら、シンコペーションの部分にアクセントをつけて
少し強めに弾いてみましょう。
▲Cの押さえ方
▲Eの押さえ方
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第1回 リズムにのってストローク!
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