報告書 - 富山大学 国際交流センター

2009 年 2 月 14 日~3 月 15 日
富山大学
目次
短期語学研修概要
1.期間
2.研修先
3.参加者
4.日程
5.ESL Program
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
留学中の生活について(グループごとの報告) ・・・・・・・・・・・4
ESL 授業について
Free Day
食事について
寮生活について
シアトルについて
マーレイ短期語学研修に参加して(全員からの報告) ・・・・・・・14
アルバム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
留学中の生活について
Stories about our experience
短期語学研修概要
1.期間
平成21年2月 14日(土)~3月15日(日)
(30日間)
2.研修先
ケンタッキー州
アメリカ合衆国 ケンタッキー州
マーレイ州立大学
アメリカ州
地図
3.参加者
引率教員:往路 人間発達科学部准教授 岡崎 浩幸(2 月 14 日~19 日現地発)
復路 人間発達科学部准教授 竹腰 佳誉子(3 月 9 日現地着~15 日)
参加学生名簿(15名)
学
部
学
科
氏 名
人文学部
人文
江 田
人文学部
人文
是元
人文学部
人文
原
人文学部
人文
堀井
祐志
人文学部
人文
松浦
幸寛
人間発達科学部
人間環境システム
梅川
香織
人間発達科学部
人間環境システム
角出
哲也
人間発達科学部
人間環境システム
亀井 沙希子
人間発達科学部
人間環境システム
高瀬 麻奈美
人間発達科学部
人間環境システム
竹垣
美里
人間発達科学部
人間環境システム
谷口
実美
人間発達科学部
人間環境システム
船
人間発達科学部
人間環境システム
向瀬
綾香
人間発達科学部
人間環境システム
元吉
晴香
経済学部
経営法学科
宮腰
裕之
1
遥
亜衣
優 花
愛 香
4.日程
2月14日(土)
富山-羽田-成田-デトロイト経由-ナッシュビル(泊)
2月15日(日)
ナッシュビル-マーレイ州立大学(入寮、事務手続き、買い物)
2月16日(月)
クラス分けテスト、ESL 授業、夕食会
2月17日(火)
ESL 授業
2月18日(水)
Free Day
2月19日(木)
ESL 授業
2月20日(金)
ESL 授業 授業後セントルイスへ(泊)
2月21日(土)
セントルイス観光(Arch, St.Louis Zoo, Shopping mall など)
2月22日(日)
Free Day(希望者はキリスト教ミサへ)
2月23日(月)
ESL 授業
2月24日(火)
ESL 授業
2月25日(水)
マーレイ日本語クラスへ参加
2月26日(木)
ESL 授業
2月27日(金)
ESL 授業
2月28日(土)
ナッシュビルでショッピング
3月 1日(日)
Free Day(希望者はキリスト教ミサへ)
3月 2日(月)
ESL 授業
3月 3日(火)
ESL 授業
3月 4日(水)
パデューカでショッピング
3月 5日(木)
ESL 授業 夕食後ボーリングへ
3月 6日(金)
ESL 授業
3月 7日(土)
Free Day
3月 8日(日)
Free Day(希望者はキリスト教ミサへ)
3月 9日(月)
ESL 授業
3月10日(火)
ESL 授業 授業後、終了式
3月11日(水)
マーレイ州立大学-ナッシュビル(泊)
3月12日(木)
ナッシュビル-デトロイト経由-シアトル(泊)
3月13日(金)
シアトル(泊)
3月14日(土)
シアトル-(機内泊)
3月15日(日)
-成田-羽田-富山
2
5.ESL Program
今回の短期語学研修に関して3週間余りの ESL Program を設定していただきました。
授業内容はレベルによって異なりますが、今回の参加者が受講した授業などは下記の通
りです。
授業時間
月、火、木、金曜日 8:30~3:00
(水曜日 ESL 授業なし)
授業内容
・Applied Grammar
・Conversation
・Listening Comprehension
・Reading
・Speech Development
・University Orientation
・Writing
3
ESL 授業について①
ESL(English
Second Language)では、各国、主にアジア圏からの留学生が多く学
びに来ています。レベル1から6(レベル6が最高)までのクラスに分かれていて、そ
れぞれレベルごとにいくつかのクラスがあります。今回私たちは、テストをしてレベル
3から5のクラスに振り分けられました。ひとつのクラスはだいたい十数人で構成され
ています。大学と違い、朝からお昼まで毎日(水曜日は除く)授業があります。授業時
間は 50 分です。お昼休みが長くて 11:20 から 13:00 までがお昼休みでした。アメリカ
人はランチを重要視するみたいです。私たちが受けた授業には次のようなものがありま
す。
・ Grammar(文法の授業、関係代名詞とか)
・ Conversation(グループになって色々話す)
・ Listening(先生の ipod から流れる英語を聞きました)
・ Reading(決められた本を読み、要約したり)
・ Speech(主に発音の練習)
・ Writing(本当にたくさんの Essay を書きました)
先生は、陽気でよく笑う人が多かったよ
うに思います。あとは、若い先生が多いで
す。授業中も冗談が飛び交い、笑いが絶え
ないようなものが多かったです。最初は、
冗談にもついていけませんでしたが・・・。
そして先生方は宿題をとてもたくさん出
します。大学生活をしていた私たちには本
当に辛い量の宿題が毎日ありました・・・。最
初の頃は、宿題の内容さえ理解できなかっ
たのですが、最後にはどうにか理解できるようになりました。
◆エピソード◆
ある日、授業中静かにならない学生に先生が怒ったことがありました。私たち日本人
は、よく分からずきょとんとしていたのですが、その日の夜に先生から謝罪のメールが
届いていました。「あなたたち日本人は真面目だったのに、怒ってしまいごめんなさい
ね、許してください」という内容のメールでした。先生がわざわざメールで謝罪するな
んて日本ではないことなので、とても驚いたと同時に、アメリカの先生と学生のフレン
ドリーなところはこういった信頼関係から生まれているんだなとも実感しました。
4
ESL 授業について②
ESL 授業では、まずミシガンテストと呼ばれるテストを受けて、レベル別に生徒を
振り分けられました。それぞれのクラスには色々な国籍の生徒が十五人程度いて、授業
中は、わからないところがあればどんどん質問するという形式でした。授業の大半で、
いろいろな議題について議論をするとう授業形式もありました。授業を受けるうえで、
他の人に負けないように、積極的に質問をする、積極的に議論に参加するという気構え
が重要であると思います。自分のクラスには中国人韓国人が多かったです。先生は、と
てもリラックスした様子で授業をしていました。生徒数が少ないので、みんなどんどん
積極的に質問をしていました。授業には、英作文、文法、発音、会話、リスニング、リ
ーディングの授業がありました。授業では、日本のように型にとらわれることなく、先
生によっていろいろな授業形式がありました。時には、今日は暑いから外で授業をしま
しょう、といって屋外の芝生に座って授業をする、先生が教卓に座って足を組んで授業
をするなど、日本ではありえないような光景の授業がありました。ですが、どの先生も
英語を生徒に教える、一人ひとりの生徒のことを考えて授業をするということに関して
はプロ意識を持って教えていたように思います。授業が終わると、自由時間なのですが、
ほとんどの授業で宿題が出るため、自分はそれを終わらせるために図書館で勉強をして
いました。宿題の量はクラスによって全然違っていたように思います。
5
ESL 授業について②
ESL 授業では、まずミシガンテストと呼ばれるテストを受けて、レベル別に生徒を
振り分けられました。それぞれのクラスには色々な国籍の生徒が十五人程度いて、授業
中は、わからないところがあればどんどん質問するという形式でした。授業の大半で、
いろいろな議題について議論をするとう授業形式もありました。授業を受けるうえで、
他の人に負けないように、積極的に質問をする、積極的に議論に参加するという気構え
が重要であると思います。自分のクラスには中国人韓国人が多かったです。先生は、と
てもリラックスした様子で授業をしていました。生徒数が少ないので、みんなどんどん
積極的に質問をしていました。授業には、英作文、文法、発音、会話、リスニング、リ
ーディングの授業がありました。授業では、日本のように型にとらわれることなく、先
生によっていろいろな授業形式がありました。時には、今日は暑いから外で授業をしま
しょう、といって屋外の芝生に座って授業をする、先生が教卓に座って足を組んで授業
をするなど、日本ではありえないような光景の授業がありました。ですが、どの先生も
英語を生徒に教える、一人ひとりの生徒のことを考えて授業をするということに関して
はプロ意識を持って教えていたように思います。授業が終わると、自由時間なのですが、
ほとんどの授業で宿題が出るため、自分はそれを終わらせるために図書館で勉強をして
いました。宿題の量はクラスによって全然違っていたように思います。
Free
Day
Free Day にはESLのスタッフの方がいろんな所に連れて行ってくださいました。

St. Louis(2/20~21)
St. Louis は Murray から遠いので前泊することになり、授業が終わってから出発しま
した。St. Louis に到着し、ショッピングモールで買いものをしました。その日泊まっ
たホテルでは無料で DVD の貸し出しを行っていたので、DVD を借りて夜更かしした
人もいました。
次の日は電車やバスに乗ってアーチと動物園に行きました。アーチではカプセルの様
な乗り物で頂上まで行くことができました。頂上からの眺めは最高でみんな写真を撮
ったりして楽しんでいました。次にショッピングモールに行き、お昼ごはんを食べた
り、買い物をしたりしました。その後、動物園へ行きました。アメリカの中でも大き
い動物園らしいのですが、冬だからなのかあまり人も動物もいませんでした。でも、
楽しく見てまわることができたのでよかったと思います。本当はミュージアムとスケ
ートセンターにも行く予定だ
ったのですが、時間がなくて行
くことができませんでした。
この日は何かのお祭りだった
らしく、派手なネックレスをか
けた人がたくさんいました。私
たちにネックレスをくれる人
もいて、一緒にお祭り気分を満
喫しました。

Nashville(2/28)
2 月最後の日は、
Murray から車で 3 時間ほど離れた Nashville へ行ってきました。
Nashville ではとても大きなショッピングモールへ行きました。服や雑貨、レスト
ランに映画館…本当に何でもそろっていました。アメリカ発のブランドのお店もた
くさんあるので、お土産を買うのにもいいと思います。モール内では3~4人に分
かれて行動していたのですがあまりに広いため、なかなか別行動している人たちに
会うこともありませんでした。この日は休日ということもあり、子どもを連れて買
い物へきた家族の姿が多くみられました。アメリカの人たちは家族と過ごす時間を
とても大切にするのだという印象が強いです。こうした場面でもそれを垣間見るこ
とができました。

Paducah(3/4)
Paducah は Murray から車で1時間ほどのところにあります。ショッピングモールで
ショッピングをしたり、海みたいに大きな川で遊んだりしました。Paducah のモール
は Nashville ほど大きくなかったのですが、私はとても気に入ったお店を見つけてしま
6
い、衝動買いをしてしまいました。次に、私たちは河原で犬の散歩をしている女の人
に出会いました。その女性は日本語が少し話せるようで、一緒に写真を撮ってもらう
時に「いち、に、さん!」と日本語でカウントしてくれました。

Wellness Center
大学の敷地内にあるジムは使い放題!毎日のように通いつめている人もいました。こ
のジムはとにかく広い!トレーニングマシン多数、バスケ&バレーコートが3つ、ラ
ンニングコース、プール・・・など。そのなかでも、私はいつもラケットボールとい
うものをしていました(室内テニスみたいなもの)
。ジムは日曜日に行くとあまり人が
いなくて、好きなものも使い放題なのでオススメです。平日の夜はいつもかなり混ん
でいました。

Wal-mart
Walmart は学校の近くにあるショッピングセンターです。洋服や靴、アクセサリー、
ゲーム、食べ物などいろいろなものが売られていてとても便利です。これぞアメリカ
というようなカラフルなドーナツやケーキも売っていました。しかも、すごく安いで
す!!Murray に着いた初日に先生方が連れて行ってくださり、飲み物やボディーソー
プなど必要なものを買うことができました。日本からたくさん荷物を持っていかずに、
Walmart で買えばよかったと感じました。

Church(2/22)
この日に限らず、Murray では毎週日曜日に、車で10分ほど離れた教会で聖書の
勉強会が開かれていました。この地域はキリスト教が強く根付いており、ESL の
生徒や先生の中にも多くのクリスチャンがいました。今回は、私たちがお世話にな
った Susan 先生の車に乗せてもらい、教会へ行きました。
「聖書の勉強会」という
と、なんとなく静か、厳か、といった印象を受けますが、実際はバンドの生演奏か
ら始まりました。歌詞はキリスト教の教えですが、音楽だけでも十分に楽しめます。
日本では宗教活動に熱心な人があまりいないからか敬遠しがちなキリスト教です。
意外にいいことを言っているのですが、最後は必ず「神」に結びつけてしまう…そ
れをどう捉えるかは、価値観の違いによると思います。
その他、図書館や Heart(パソコンが使える寮)で宿題をする人、友達やルームメイトと遊
びに行く人もいました。寮によってはスタバが入っているところがあるので、宿題の息抜
きなどにスタバのソファーでマッタリすることもありました。
7
食事について
●お腹いっぱい!!♪Winsllow Café♪●
アメリカといえばたくさんの食べ物と思う人が多いでしょう。そう、確かにアメリカは
何でもかんでも Big Size!!食事のとき、Menu から選ぶも、一種類の料理が多すぎて他の物
が食べられない・・・。また、せっかくアメリカという外国に行ったのだから、いろんな人た
ちと会話したい!!たくさんの人といろいろな話ができる Lunch Time&Dinner は貴重な時
間・・・!!!
いろんなものが食べられて、たくさんの人と出会える。。。そんな願いを叶えるのにもっ
てこいなお店といえば Murray 大学敷地内にある、みんな大好き!!Winsllow Café♪この
Winsllow Café は、昼は約 6$、夜は約 8$で食べ放題。内容は、ファーストフードはもちろ
ん、スパゲッティやパンなどの洋食系を中心に、デザートも豊富!!また、Special Menu と
して本場韓国人が作る韓国料理も食べられます♪Lunch や Dinner の時間帯にはクラスメ
ートと会ったり、ルームメイトに会ったりと、本当にたくさんの人と会うことができ、ご
飯を一緒にすることもしばしば*^∀^)人(‘∀’*食べる量が調節できるところも良いところだ
ね♪
●CURRIS の中のカフェ●
CURRIS センターの2階にあったカフェのようなお店。
量に関係なく、それぞれの品に値段がついてたから、サ
ラダとかポテトとか、デザートとか・・・。どれだけとって
も値段が変わらなかったよね!! だから、いっぱいとった
方が得だと思っていっぱい取ったら、食べきれなかった
ぁぁあ↓
それからそれから、ピザの大きさやばかったよね!! 1切れでお腹いっぱいになっちゃう
くらい。ん~?! 日本のピザの3倍以上の厚さと2倍くらいの大きさだったかな。とにかく
大きくて、途中で味に飽きちゃったよ笑♪
8
●周辺のレストラン・ファーストフード店など●
大学の周辺には、レストランやファーストフード店などが、たくさんありました。中で
も、み~んながお気に入りだったのが、
「ジャスミン」という日本食が食べられるお店だよ
ね♪日本食が食べたくなったら行っていた「ジャスミン」に、どれだけ通ったことか笑☆
「ジャスミン」のお寿司、チキン照り焼き、チャーハンは本当に最高でした!!ランチは、サ
ラダ・スープもついて値段が変わらない。それも魅力だったよね―!(^^)!
日本食といえば、
「SHOUGUN」もよかったよね。
。。うどん、親子丼、チャーハン、うな
丼などなど、日本食を代表する品が本当に、たくさん揃ってたよね!!値段は、少々高かった
けど、本当においしかった(*^^)v
授業が終わってからは、ESL クラスのすぐ近くにある、タピオカドリンクを飲むのが楽
しみでした。特に連日行っていた S 子と A 香は本当に常連だったよね―。お店のおじさん
もやさしかったね。私は、タロジュース(タピオカ入り)が大好きでした♪
先輩たちとアジアンブッフェに行ったのもとてもイイ思い出。メキシカン料理を食べに
行ったものイイ思い出。ハンバーガーが美味しかった Wendy’s で、なぜかサラダを食べま
くったのもイイ思い出になりました笑(^^)/~~~
9
寮生活について
寮生活は人それぞれです。
住む寮によってもいろいろ違ってきます。ちなみに私たちが住んでいた寮についてちょ
っと紹介します。
私 K が住んでいたのは REGENTS です。リージェンツのいいところは寮の中になん
とスタバがあるところです♪♪♪しかも朝早くから夜の 11 時までやっているのですご
く便利です。あと、大きなビリヤードもあるので、Y 先輩のお気に入りだそうです。ま
た、寮内でもいろんな催しがそれぞれされているようで、私たちがいたときには Sexy
Leg Contest というのもやっていました!!足の写真がずらーっと並んでいて投票するん
です☆私も参加しとけば良かったなあっっ(;~;)笑
寮では、ルームメイトと2人部屋で生活します。はじめは靴での生活や、浴槽がない
生活に慣れなかったです。また、知らない人しかも外国人と1か月も一緒に過ごすこと
にも正直抵抗がありました。でも!!時間がたつにつれてだんだん楽しくなりました♪
♪♪私のルームメイトは、日本から持っていったみそ汁がお気に入りで、わざわざ写真
をとっていて、しかもメールで「おいしかった」とメッセージが届きました!なので日
本から「あさげ」を送ってあげる予定です♪♪♪
私 E が住んだ寮は WHITE でした。ここは、私たちが授業をうけていた WOODS
HALL に一番近い場所にありました。1 階にはパソコン室があって、私は宿題をしたり
メールを送ったりするのによく利用していました♪
ちなみに私の部屋はこんな感じでした↓↓
基本的に部屋でも靴を履いたままなのですが、私たちはやはりその生活には慣れてい
ないので、スリッパに履き替えて過ごしていました。また、お風呂も基本的にシャワー
のみで、バスタブは無いか、あってもお湯をためて入る人はほとんどいないと思います。
私のルームメイトはアイルランド人で、とても真面目な優しい人でした!放課後はた
いてい部屋で過ごしていて、寝る時間も早かったので、私が部屋に戻る頃にはすでに寝
10
ていることがほとんどでした。そのため、お風呂に入りづらかったり電気をつけたりす
るのが申し訳なかったです…。でも、手紙やお土産をプレゼントしあったり、一緒にご
飯を食べに行ったりしてとても仲良くなりました~☆
ルームメイトと仲良くなるには、やっぱりコミュニケーションが大事だと思います!
私はなるべく毎日、少しでもルームメイトと話をすることを心がけました。ルームメイ
トとの関係が上手くいくことで、学校生活も楽しく過ごせました♪
ここからは、RICHMOND に住んでいた私 M がお送りします。この寮には、ビリヤ
ードや大きいテレビがあるラウンジがありました。WBC の日韓戦があった日の早朝に
は、韓国人の友達と一緒に試合を見ました。負けてしまいましたが…。
アメリカ人のルームメイトとは、ほどよく仲良く過ごしました。ただ、毎日宿題に追
われて、帰る頃にはルームメイトは寝ているということが多く、あまりコミュニケーシ
ョンを取れなかったのが少し心残りです。
そのせいもあってか、私が帰国する日をルームメイトは知らず、当日伝えたらとても
驚いていました。当然ですよね…。でも、授業時間のぎりぎりまでお見送りをしてくれ
たのはうれしかったです。
という感じの旅立ちの日…、最終日になってみると、本当に長いようで短い一ヶ月間
でした。
「さようならは突然に」
ですね、はい。私たちを送ってくれるバスは RICHMOND
の前からの出発だったため、お世話になったみんながお見送りに来てくれました。寮の
人々やクラスメイト、日本人の先輩方などと写真を撮って別れを惜しみつつ、私たちは
寮を出発しました。それはもう本当に涙のお別れでした(一部地域を除く)。
そんな感じで、私たちのドキドキわくわくの寮生活に幕が下りたのでした。
11
シアトルについて①
この語学研修プログラムの最終段階として、シアトルを観光する機会がありました。
その中からいくつかを取り上げて報告したいと思います。
☆スターバックス 1 号店
シアトルといえば今や世界中に展開しているスターバックスの 1 号店があることで
有名です。私はテンションが上がってお土産にコーヒー豆を 5 袋買って帰りましたが、
いざ帰ってみると豆を挽く機械が家になかったので、ただの飾りになってしまいました。
買い物をする際には衝動買いにならないように気をつけましょう。
☆セーフコ・フィールド
シアトルといえば、あのイチロー選手が活躍しているマリナーズの本拠地でもありま
す。私たちが行った 3 月半ばはまだシーズンが始まっていないので試合はありませんで
したが、わずか 8 ドルで球場の中を案内してくれるツアーに参加することができました。
ツアーの案内をしてくれた係りの方は大変気さくな方で、またマリナーズについてのち
ょっとした知識などを紹介してくれたりもしたので大変勉強になりました。実際にメジ
ャーリーガ達が白熱した試合を展開しているグラウンドやベンチに入ることができた
り、選手のロッカールーム(ビジター用でしたが)にも入ることができ、野球好きの私
としてはとても興味深く、充実したツアーとなりました。
☆スペース・ニードル
最後に、シアトルの観光名所といえばこのスペース・ニードルです。エレベーターに
乗って地上から 159 メートルの展望台に上り、そこから 360 度シアトルの夜景を堪能
することができました。建物からもアメリカの雰囲気を感じ取ることができ、日本では
決して味わうことができない風景を楽しむことができました。
12
シアトルについて②
私たちはマーレー大学での研修後、2 泊 3 日のシアトル研修がありした。ナッシュビ
ルからの飛行機が時間通り飛ばなかったため、初日シアトルについたのは夜 12 時すぎ
となってしまいました。
シアトルでは小グループをつくり、各自で地図を使い好きなところに行っていいとい
うものでした。私は、スターバックス 1 号店、水族館、球場、タワーとシアトルの様々
な観光スポットに行ってきました。マーレーではほとんどを大学で過ごしたため、この
ように先生の付き添いなく 1 日を自分たちだけで過ごすには緊張もありました。しかし、
見るもの全てが刺激的であり、とても貴重な時間を得られました。
私の中で印象に残っているのは、格差でした。歩いていると後ろから声をかけられ、
振り返るとそこにはぼろぼろの服をきた老人がいてお金が欲しいと言われました。日本
でいうホームレスとは雰囲気も違い、本当に切羽詰った様子でこのまま亡くなってしま
うのではないかと思った程でした。他にも近づいてはいけない場所がチェックしてあっ
たり、それ以外でも少々怖い雰囲気を醸し出している所もありました。しかしその一方
で、声が聞こえ振り返ったら、綺麗な長い車に乗った若い女性たちがいました。彼女た
ちはドリンクを手の持ち、ドレスのような服を着たセレブでした。このあまりの格差を
目の当たりにし、とても衝撃を受けました。日本にいたら味わうことのない気持ちを感
じました。
シアトルはいろんな意味で日本だったら見られないものをたくさん見ることができ、
とても有意義な研修となりました。また機会があったら訪れたいと思います。
13
シアトルについて②
私たちはマーレー大学での研修後、2 泊 3 日のシアトル研修がありした。ナッシュビ
ルからの飛行機が時間通り飛ばなかったため、初日シアトルについたのは夜 12 時すぎ
となってしまいました。
シアトルでは小グループをつくり、各自で地図を使い好きなところに行っていいとい
うものでした。私は、スターバックス 1 号店、水族館、球場、タワーとシアトルの様々
な観光スポットに行ってきました。マーレーではほとんどを大学で過ごしたため、この
ように先生の付き添いなく 1 日を自分たちだけで過ごすには緊張もありました。しかし、
見るもの全てが刺激的であり、とても貴重な時間を得られました。
私の中で印象に残っているのは、格差でした。歩いていると後ろから声をかけられ、
振り返るとそこにはぼろぼろの服をきた老人がいてお金が欲しいと言われました。日本
でいうホームレスとは雰囲気も違い、本当に切羽詰った様子でこのまま亡くなってしま
うのではないかと思った程でした。他にも近づいてはいけない場所がチェックしてあっ
たり、それ以外でも少々怖い雰囲気を醸し出している所もありました。しかしその一方
で、声が聞こえ振り返ったら、綺麗な長い車に乗った若い女性たちがいました。彼女た
ちはドリンクを手の持ち、ドレスのような服を着たセレブでした。このあまりの格差を
目の当たりにし、とても衝撃を受けました。日本にいたら味わうことのない気持ちを感
じました。
シアトルはいろんな意味で日本だったら見られないものをたくさん見ることができ、
とても有意義な研修となりました。また機会があったら訪れたいと思います。
マーレイ短期語学研修に参加して
Reports from everyone
人文学部 人文学科
英米言語文化コース
10710026 江田 遥
私は、この語学研修に参加して本当によかったと思っています。なぜなら、私にとっ
て今回の語学研修は、初めてのことだらけで夢のような 1 ヶ月間だったからです。私が
参加したのは、語学力を上げたいのはもちろんのこと、アメリカの文化に触れたい、ア
メリカの生活を体験したいという理由からでした。ずっと海外に行くことに憧れていた
ので、行く前は不安よりも楽しみの方が大きかったです。
入寮の日、フロントの人の説明が全く聞き取れなくて一気に不安が押し寄せました。
ルームメイトとの初対面も、お互いにギクシャクしていて、一緒にご飯を食べに行った
けれど会話が続きませんでした。夜は寒すぎてほとんど寝られませんでした。そんな不
安いっぱいで始まったマーレイでの生活は、1 日 1 日が新発見、初体験の毎日でした。
最初のうちは、授業で先生やクラスメートが話していることがほとんどわからなかっ
たし、ルームメイトの話すスピードが速くて、会話の半分も理解できていなかったと思
います。でも、後半は授業の内容がわかるようになっていったし、最後にルームメイト
とご飯を食べに行った時は、初日と比べものにならないくらいたくさん話ができるよう
になっていました。
きっと、語学力は上がっていないかもしれないけれど、コミュニケーションの大事さ
を実感したり、いろいろな面で考え方が変わったり、視野が広がったりして語学だけで
はないたくさんの大事なことを学びました。毎日が本当に充実していて、1 日が 24 時
間では足りないくらいでした。
こんな経験ができたのは、たくさんの人たちのおかげです。背中を押してくれた両親、
引率の先生方、旅行会社の方、MURRAY で出会ったたくさんの友達や先生、日本人の
先輩方、そして一緒に行った 14 人の仲間たちにはとても感謝しています。本当にあり
がとうございました。この語学研修を通して学んだことを今後に生かすとともに、もっ
ともっと勉強して、いつかまた必ずアメリカに行きたいと思います。
14
人文学部 人文学科
英米言語文化コース
10710067 是元 亜衣
マーレイに行って良かった!!これが私の感想です。ある日、人文学部の掲示板にマー
レイ語学研修の貼り紙がされていました。春休み中に1ヶ月間アメリカへ行くチャンス
です。ずっと英語圏へ行くことにあこがれていた私はマーレイ語学研修に参加すること
に決めました。とはいえ、今まで1度も外国へ行ったことがないため、全く実感が湧か
ず、出発の日が迫るごとに不安ばかりが募りました。もし今、マーレイに行こうか悩ん
でいる人がいるとしたら、勇気を出して行ってみるべきだと言いたいです。
私は、今回の研修で1番心に残っているルームメイトの Rose について書きたいと思
います。正直に言うと、Rose の第一印象はあまり良いものではありませんでした。話
しかけてもすごくクールで、怖そう・・冷たい・・こんな印象でした。でも実際は全然
違っていました。すっごく優しくて楽しいお姉ちゃんです。はじめの1週間は、会話も
続かない、思っていることも上手く伝わらないという状態で、仲良くなれるか不安で仕
方ありませんでした。アメリカに滞在中の先輩や、一緒に行った友達にも相談しました。
そのおかげで、もっと積極的になろうと思うことができ、勇気をだして食事に誘いまし
た。そこから Rose のことが大好きになりました。好感度は右上がりです♪一緒に Rose
の運転する車の中でディズニーソングを歌ったり、私が「I love ice cream♡」と言った
ばっかりに ice cream shop に連れて行ってくれたり、大学の門の秘密の番号を教えて
くれてあけてくれたりしました。部屋でもその日に撮った写真をみせあって大笑いした
り、日本の雑誌を一緒に読んだりしました。日本の洋服のブランドに「Rose Bud」と
いうのがあって、Rose がショックを受けてたっけなあ:D☆お別れのときには、ハグし
てくれて、すごくうれしかったです。
15
きっとこんな素敵な出会いがあると思います。一緒に行った 14 人のみんなとも出会えて
本当に良かったです。たくさん物をなくして迷惑かけてごめんね。みんながいてくれて心
強かったです。そしてノリのよさも最高です!アメリカに滞在しておられる先輩方にもたく
さんお世話になりました。行っていなかったら出会えていなかったかもしれないと思うと
行って良かったです。流暢に外国人の方と話す先輩方は見ていてすごくかっこよかったで
す。このようなたくさんの出会いが短い1か月の中に凝縮されていました。毎日が出会い
の連続で、毎日が勉強になることばかりでした。行ったことで外国人に対する見方や英語
への意識が変化したように思います。あの時行こうと決めてよかった。今ではそんな充実
した気持ちでいっぱいです。
16
人文学部 人文学科
英米言語文化コース
10710144 原 優花
私は約 1 か月の Murray 語学研修に参加しました。そこでは毎日が新しい発見でいっ
ぱいで、とても充実した日々を送ることができ本当に素晴らしい経験となりました。
今回の研修で私は人種への偏見がなくなりました。私のクラスメイトのほとんどがア
ジア系の人たちでした。その中に中国人の女性がいました。私はいつの間にか中国人に
偏見を持っており、中国人と聞いただけで違う目で見ている自分がいました。しかし、
彼女は私たちと何も変わらず、とても優しくて本当にいい人でした。彼女以外にもたく
さんの中国人がいましたが皆素敵な人たちばかりでした。他にもいろいろな国の人たち
に出会いました。日本にいては限られた情報しか入ってこず、それによって間違ったイ
メージをもってしまいがちです。しかし人種ではなく、人という個人をみなくてはなら
ない、と今回の研修で気づくことが出来ました。
そして 1 番の収穫は人との出会いでした。Murray 州立大学は本校と比べたらとても
大きく、たくさんの人と出会えました。今回のプログラムは寮で現地の子と 2 人部屋と
なっていました。最初は不安でいっぱいでした。しかしルームメイトはとても可愛くて
素敵な子でした。週末は実家に帰っていたので他の人に比べたら顔をあわせられた時間
は短かったかもしれないですが、一緒にいる時は家族やお互いのこと、今日何をしたか
など遅くまでずっと話していました。彼女はゆっくりしゃべってくれ、私が言葉に詰ま
った時もいつまでも待ってくれて、よりお互いがコミュニケーションを上手にとれるよ
うな環境を作ろうとしてくれました。そしてそれに対して私ももっと彼女と話したいと
思え、そのためアメリカにいる間は積極的に英語をしゃべろうという気持ちになれまし
た。他にも日本語を勉強しているアメリカ人のクラスへ行き、そこで出会った人たちと
夕食を食べに行ったり、先生の家に行ったりとたくさんの出会いと経験をさせていただ
きました。
毎日の課題は大変でしたが、それも含めて毎日が充実していました。今回の研修に参
加できて本当に良かったです。そして日本にいては出会えてなかったたくさんの人々に
出会えて幸せであると今感じています。
17
人文学部 人文学科
英米言語文化コース
10710154 堀井 祐志
中学 1 年の時に英語を勉強し始めて以来、このマーレイ短期語学研修が私にとって初
めての海外経験となりました。これまで 9 年間英語を勉強してきたことの力試しのつも
りで参加したプログラムでしたが、何もかもが新鮮で、大変たくさんの経験をすること
ができました。
まず、英語に関してですが、これまで学校で勉強してきた英語がどれだけ丁寧で分か
りやすいものであったかということを実感しました。ESL の先生方は割と丁寧な英語で
話してくれたのでそれほど問題はありませんでしたが、ルームメイトや他のアメリカ人
学生、あるいは休日に出かけたショッピング先で会話したネイティブの人たちの英語は
とても速く、またいわゆるスラングというものも頻繁に使われるために、聞き取ること
ができなかったこともありました。そのたびに自分の英語力のなさを痛感し、正直ヘコ
んでいた時もあったのですが、日が経つにつれて少しずつ聞き取れるようになり、授業
の理解度も確実に上がってきたという実感がありました。また、今回のこのプログラム
で実際の英語の壁にぶつかることができたことによって、日本に帰国してからの英語に
対する学習意欲が飛躍的に高まったことも確かです。やはり実際にアメリカに行って肌
で感じるものは大変価値があると思います。
次に、このプログラムに参加してもっとも財産になったことは、日本以外の他の国か
ら留学にきた非英語圏の人たちと英語で会話する機会がたくさんあったということで
す。お互い違う言語を母国語としているのにコミュニケーションができるということは、
英語学習の醍醐味であるといっても過言ではないと思います。英語を通じてたくさんの
国や文化について学ぶことができたし、それぞれの国の国民性というものを感じること
もできました。私が最も感じたのは、「語彙力や文法については日本人が大変優れてい
るが、聞く・話すといったコミュニケーション能力はほかの国の人たちの方が数段上」
ということです。英作文では多くの間違いがあったサウジアラビア人は、いざ英語を話
すとなると、失敗を恐れず、大変堂々と流れるように話していたのが印象的でした。日
本の英語教育の現状が露呈されており、いい勉強になったと思います。英語はとにかく
失敗を恐れずにどんどん話すことが大切であるということを学びました。
この1ヶ月という期間は、最初の方は途方もなく長く感じましたが、いざ終わってみ
るとあっという間だったなというのが正直な感想です。英語の勉強だけではなく、ESL
の先生方にいろんな場所に連れて行ってもらったりもして、まさにアメリカを肌で感じ
ることができました。富大から一緒に参加した 14 人の仲間の存在もとても大きく、様々
で面で助けられ、大変感謝しています。この 1 ヶ月の経験を生かし、これからの大学生
活をより有意義なものにできるよう、何事にも一生懸命頑張りたいと思います。
18
人文学部 人文学科
英米言語文化コース
10710159 松浦 幸寛
私にとって初めての海外体験となったマーレイ短期語学研修は、とても有意義なもの
でした。日本を出発した時から帰国する瞬間まで、何もかもが初めてのことで、とても
刺激的でした。また、アメリカの地でアメリカ人と直接英語で話す(むしろ話さざるを
えない)という状況は、自分の英語力を高めるという意味でとてもよかったです。アメ
リカでの思い出はたくさんありすぎて語りきれないので、ここでは自分の印象に残った、
ある夜の出来事について書きたいと思います。
研修も終盤に差し掛かったある夜、クラスメイトで韓国人だった J 君が突然私の部屋
にやってきました。
「俺の部屋に来ないか?」
断る理由もなかったので彼の部屋に行きました。そこには彼のルームメイトでアメリ
カ人のN君がいました。どうやら彼らは私と話がしたかったようで、とりあえず彼らの
部屋でくつろぐモードになりました。紆余曲折を経て、さらに韓国人が加わったり、日
本人が現れたりして…、いろんな人と英語で話をすることができたのです。アメリカに
いれば当然のことといえば当然のことですが、その夜は私にとって特別でした。話した
内容は音楽のことや将来の夢など、他愛もないようなことでしたが、教室でただ話すの
とは違った、とても楽しい時間でした。その楽しさは、日本で日本人の友達と話すよう
な、そんな感覚と似ていたかもしれません。言語を超えて、普通に会話を楽しめた気が
したのです。
この夜を迎えるまでの自分は、日本での性格を捨て切れない、引っ込み思案な人間で
した。アメリカ人にも積極的に話しかけられない感じで…。しかしこの夜を過ごしてか
ら、自分の中で何かが変わりました。アメリカ人と英語で話すのは楽しいと、終盤にな
って本格的に気付いたのです。それと同時に後悔しました。なぜ今までそのことに気付
かず、消極的になっていたのかと。始めからアクティヴに話しかけたりしていれば、も
っと輪が広がり、もっと楽しめたに違いないと。俗に言う、後悔先に立たずというアレ
です。せっかくアメリカにいたのだから、もっとアメリカナイズされてしまえばよかっ
たのにと、今でも思います。
そんなこんなで帰国したわけですが、アメリカで芽生えたこの感覚は、今でも自分の
中にしっかりと残っています。終盤に気付いたためにアメリカではあまり活用できませ
んでしたが、日本でも十分に活かせる感覚だと思います。
「積極的に」。日本の地にいる
とどうしてもジャパナイズされてしまいますが、それに負けないように活用していきた
いと思います。そして、一度海外に行ったことにより、もう一度行きたいという思いが
とても強くなったので、次回海外に行く時にもぜひ活用したいと思います。
19
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720215 梅川 香織
「あー!!めっちゃ楽しかった!!」これがこの語学研修に参加しての正直な感想です。
私はマルチメディア専攻で、大学に入ってから英語はほとんど勉強したことがなかった
のですが、あちらでとても有意義な生活を送ることができました。これも家族をはじめ、
一緒に行ったみんな、先生方、マーレーのみんなのおかげだと感じています。
日本と発つとき、私はたくさんの不安と荷物を
持ってアメリカに向かいました。でも、大学に着
き現地の日本の先輩をはじめ、ルームメイトが歓
迎してくれたので、安心してアメリカでの始まり
を迎えることが出来ました。
初めのころは、自分の言いたいことがうまく言
えず、伝えることができないことにもどかしくて
しょうがありませんでした。文法も単語も出てこ
ない、どうしてもっと英語を勉強してこなかったのだろうと、後悔ばかりしていました。
しかし、クラスメートをはじめみんなが、私の言うことを一生懸命聞こうとしてくれた
ので、だんだん伝えることが出来るようになっていきました。理解しようとしてくれる
姿勢がとてもうれしかったです。また私のクラスメートは、よくご飯を誘ってくれて一
緒にご飯を食べたり、多くの時間をともにすごしました。中国、台湾、韓国と、みんな
国籍、宗教、言語は違うけれど、こうやって英語という言語でコミュニケーションを取
れるということは新鮮でとても面白いものでした。今まで、何の目的もなしに英語の勉
強をしてきたけれど、「英語が出来る=多くの人とコミュニケーションがとれる=自分
の世界が広がる」ということを肌で感じることができ、英語学習の重要さ、英語学習す
ることによっての楽しさを見出すことができました。
書きたいことは、何枚書いても足りないくらい、もっともっといっぱいあります。
宿題はすごく大変だったし、外は寒かったし、タピオカドリンクはおいしかったし、ル
ームメイトは毎日テレビつけっぱなしで寝るし・・・この一ヶ月間は一日、一日がキラキ
ラして輝いていたように思います。最後には、自分の言いたいことを伝えようとする積
極性が生まれたことが私とって、大きなプラスだったと感じています。
この経験は私にとって一生忘れることができない、かけがえのないものになりまし
た。これからの生活では、何事も積極的にチャレンジしていこうと決めました。本当に
この語学研修に参加してよかったです。みなさんありがとうございました。
20
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720224 角出 哲也
自分は短期留学申込みの締切日の直前まで参加しようかどうか迷っていました。最終
的に自分の中で日本を出て外国に行ってみることに意味があるんだと勝手に理由をつ
けて、ほとんど旅行気分で参加することにしました。しかし実際に語学研修に参加して
その経験は本当に想像を超えるもので人生が変わったとまで思うほどでした。
まず ESL のクラスで毎日授業を受けたり、話したり、遊んだりしていく中で自分たち
の英語の能力の低さに戸惑いました。しかしそんな自分たちに全く気を使うことなく、
本当に仲良く関わってくれた友達のおかげで自分はもっともっと英語に立ち向かって、
少しでも多く話したいと感じられるようになりました。
そのほかにもアメリカ人のルームメイトや同じ寮の友達とも少しだけど仲良くなれ
て自分のためになる経験がたくさんできました。同時に 1 年間留学していた富大の先輩
や天理大学の先輩とも自分は多く話しました。日本の英語に対する取り組みであったり、
自分が日本に帰ったあとにこの留学の経験をどう生かしていけるかなど普段は話す機
会がなかなかなかった内容をいろいろ意見交換することができました。
また英語だけではなくて、自分が今までに全く考えたこともなかった異文化理解や宗
教、また銃や薬物に関することにもいろいろなことに興味が持てました。このような身
の回りの新しいことに興味を感じるというのが自分にとってはすごく新鮮でした。今後
の人生にプラスになることばっかりだったので参加して本当によかったと思っていま
す。
あと自分は現地で一度財布を落としてすごく大変でしたが、寮の人などがすごく親切
にお世話してくれて助かりました。また自分自身も状況などを自分なりに相手に伝えよ
うとしてそれがある程度は伝わったので、今思うととても良い経験だったなと感じてい
ます。みなさん本当にいろいろありがとうございました。
21
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720228 亀井 沙希子
初めての海外、しかも1ヵ月ルームメイトと過ごすということもあって、行く前は楽
しみというよりも不安が大きかったのですが、Murray に着いて1週間経った頃から思
うようになりました…この研修に参加してよかった!!!って。笑 こう思わせてくれた
Murray での生活について書きたいと思います。
私は、言語領域とはいえ英語が得意というわけではありません。だから最初は、辞書
片手に身ぶり手ぶりも交えて必死にルームメイトやクラスメイトと会話をしていまし
た。それでもやはり思うようにコミュニケーションがとれないことのほうが多くて、何
度も歯がゆい思いをしました。しかしそんな私の拙い英語を、ルームメイトやクラスメ
イトは理解しようと真剣に聞いてくれ、また私のために分かりやすい英語で話してくれ
る子もいました。そうやって毎日いろんな人と会話をしていくうちに、英語で会話をす
ることがだんだん楽しくなりました。特にルームメイトとは、会話をしない日はほとん
どないくらい、毎日いろんな話をしました。彼女と一緒に隣の部屋へ行って、4人で夜
中まで話していることもよくありました。そして最終日には、彼女から写真付きのカー
ドやブレスレット、他にも可愛い小物などをもらいました。たった1ヵ月で、こんなに
仲良くなれるとは思っていなかったので本当に嬉しかったです。彼女のおかげで寮での
生活が、とても楽しいものになりました。
また、Murray での生活の核となっていた ESL には、韓国・中国・台湾・サウジア
ラビア・モロッコ…などいろんな国籍の人がいました。授業では、それぞれの国の文化
がテーマとして取り上げられることもありました。知っている文化もあれば、初めて聞
いて驚いた文化もありました。そういった文化も含め、相手のことをより多く知ること
で、さらに仲が深まると ESL を通して学びました。日本にいたら、きっとこんなにたく
さんの国の人と知り合い、その国々の文化に触れる機会はなかったと思います。ESL
では英語が学べるだけでなく、いろんな国の友達ができる最高の場でした。
そして、今回一緒に行った14人の仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。みんなが
いたから1ヵ月の海外生活も乗り越えられました。Murray で過ごした1ヵ月は毎日が
充実していて、一生忘れないと思います。この1ヵ月で得たものを糧にして、自分の英
語力の向上だけでなく、1人でも多くの人に英語の楽しさを伝えていけたらなと思いま
す。貴重な経験をさせていただいてありがとうございました。
22
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720245
高瀬 麻奈美
私はマーレイ語学研修に参加するかどうかすごく悩みました。アメリカに行って自分
の知らないことを学びたいと思う反面、英語が苦手なのに生活できるのか、安全なのか
という不安もあったからです。でも、今は参加して本当に良かったと思っています。大
変なことや辛いこともあったけど、それ以上に楽しいことや学んだことが多く、私にと
って貴重な経験になったと思います。
私がこの研修に参加して良かったと思うのは色々な国の友達ができたからです。最初
はクラスメートと仲良くなれるかとても不安でした。でも、その不安はすぐになくなり
ました。授業が休講になったことがあり、その時間を利用してクラスメートとおしゃべ
りすることができたのです。私は英語が苦手なので、自分の言いたいことを上手く伝え
ることができないし、相手の言っていることを聞き取ることもできませんでした。でも、
私が分からないような顔をしていると簡単な単語に変えてくれたし、私の下手な英語も
ゆっくり聞いてくれたので楽しく話すことができました。友達ができたおかげで研修が
何倍も楽しくなったと思います。
実は、私は中学生の頃から全ての教科の中で英語が一番苦手で嫌いでした。大学受験
のときも二次試験で英語が必要でない大学を探したくらいです。しかし、マーレイ語学
研修に参加したことで英語に対する気持ちが変わりました。大嫌いだった英語が好きに
なりました。もっと勉強して英語で自分の気持ちをしっかりと伝えられるようになりた
いと思いました。私は英語以外のことでも自分には無理だと決め付けて逃げてきたこと
があります。でも、やらないだけ
でできないわけではないかもし
れません。今回の経験を生かして
これからはいろいろなことに積
極的に挑戦し、たくさんのことを
学び、もっと成長していきたいと
思います。
23
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720249 竹垣 美里
いま私は、人間発達科学部人間情報コミュニケーションコースの「マルチメディア領
域」というところに所属しています。そこでは映像作品や Web コンテンツの製作などを
したりしていますが、
「英語」というツールを使って何かをすることはあまりありませ
ん。実際、高校卒業以来、英語というものにまともに触れたことはほとんどありません
でした。そんな私が今回の語学研修に参加したのは、「英語を話す力を身につけたい」
という思いがあったからでした。私にとって、授業で扱うテキストや TOEIC 問題集で見
る英語は、かなりレベルの高いものでした。そんな私の今の英語力で、ネイティブの言
葉をどれだけ聞き取ることができるのか、そして自分の言いたいことを、どれだけ人に
伝えることができるのか…。それを試すには、この語学研修は絶好のチャンスでした。
ところが、現地についてからは挫折の連続でした。入寮の段階からすでに何を言って
いるか聞き取れず、交換留学で向こうにいる先輩方に対応してもらう始末…はじめから
わかっていたといえばわかっていたことですが、それでもショックを受けました。さら
に、ルームメイト(と、その友達)とも相性が悪く、なかなか会話になりません。一生
懸命話かけてはみるのですが、相手の言っていることがほとんど聞き取れず、「もうい
いわ」という顔をされてしまうのです。辛く悔しくて、最初の1,2週間はずっと「日
本に帰りたい」という気持ちでいっぱいでした。引率してくださった岡崎先生が数日し
て帰るその日には、心細くて仕方がありませんでした。一緒に日本に帰りたいとさえ思
いました。
そんな私ですが、ESL の授業はとても楽しみにしていました。もちろん授業はすべて
英語で行われるので、聞き取れないこともしばしばあります。しかし、私たちが「わか
らない」という意思表示さえすれば、先生たちはわかるまで丁寧に教えてくれます。ま
たクラスメイトたちも教科書を見せてくれたり、先生の言ったことを簡単な英語に直し
てくれたりと、とても親切でした。彼等は、私たちより英語を勉強している期間は短い
はずなのに、しっかりと英語を聞き取り、自分の意見を言うことができていました。そ
んな彼等を見て、
「私も話したい」
「自分の思ったことを伝えられるようになりたい」と
思いました。そこで、昼食の時間はいつもクラスメイトやその友達と過ごすようにしま
した。日本人と離れるのはとても心細かったのですが、そうすることで、英語を話さな
くては伝わらない環境を作ることができました。実際、話す英語があっているか間違っ
ているかは問題ではありませんでした。「伝わるかどうか」それが一番重要です。文法
や発音が間違っていても、話してみて伝われば、相手も間違いを訂正してくれました。
そうして何度も間違えることで、正しい英語の知識を身につけていくことができたよう
に思います。また、年が近いこともあり、彼等の夢について話を聞くのはとても勉強に
なりました。何のためにアメリカに来たのか、ESL を卒業してどうなりたいのか、彼等
24
の目的や将来の夢はとても明確でした。何かに向けて努力している姿は、世界共通でか
っこいいものだと思いました。私はまだ、自分の将来について具体的なことは何一つ決
められずにいるのですが、彼等の話はとてもいい刺激になりました。
いろんな国から多くの人がアメリカという国へ集まり、それぞれがそれぞれの文化を
もち、信じる宗教をもち、様々な考え方を持っています。「英語」というツールは、そ
んな、全く異なる人々とのコミュニケーションを可能にします。今までそうした人々の
輪の中に入ることはほとんどありませんでしたが、今回の語学研修でその片鱗に触れる
ことができ、ますます英語によるコミュニケーションへの憧れは強くなりました。
後日談ですが、私が富山大学の構内を歩いているときに、偶然に外国人男性に出会い
ました。彼は日本に来たばかりで、片言の日本語で私に話しかけてきました。日本語で
説明しても伝わらず、少し英語での説明を入れると理解してもらえ、そこからはすべて
英語で会話することになりました。しかし、よくよく聞いてみると彼はモロッコ出身で、
公用語はアラビア語。お互いに母国語は違うのに、会話が成立することの素晴らしさを
改めて実感しました。
こうした出来事も含め、今回の研修で感じたことを「憧れ」で終わらせてしまうのは
あまりにも勿体ないと思います。高校までで習った英語さえ、1年も経てば忘れてしま
った私です。学習を続けていかなければ、すぐにでも忘れてしまうと思います。英語の
勉強を継続していきながら、これからも多くのことに挑戦していきたいと思います。
最後になりましたが、今回、わたしのわがままを聞いてくれた両親と、支えてくれた
多くの方々、そして今も世界各地で頑張っている多くの友達に、感謝しています。本当
にありがとうございました。
25
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720251 谷口 実美
今回この研修旅行に参加するにあたって、自分で目標を決めていました。それは、
「後
悔しないように、精一杯の努力をする」ということと、「とにかく楽しむ」ということ
です。私は以前に一度アメリカでのホームステイをしたことがあったのですが、そのと
きは楽しかった反面、後悔ばかりが残ったのを覚えています。その反省を活かし、今回
はより充実した研修になるようにと毎日心がけていました。
最初の頃は何を見ても新鮮で、あらゆるものに感動していました。ESL が始まると、
様々な国から集まった人々がとても親切に温かく迎え入れてくれて、すぐに ESL が好き
になりました。毎日新しい友達が増えていくことに喜びを感じました。みんなと話をし
ていると「日本のこと、よく知っているな~」と思うことが多々ありました。そして「私
は相手の国のこと、何にも知らない・・・もっといろんな勉強して来ればよかったな。」
と落ち込むこともありました。今考えると、相手の国について知らないことは積極的に
質問すればよかったんだ!と、後悔が残ります。また、研修の半分が過ぎたころに、い
つも同じ質問ばかりを繰り返し、同じ表現しか使っていない自分に気付きました。自分
の英語力の限界を知り、言いたいことも相手に伝わらないということもあって、人と話
すのが嫌になりました。しばらくは英語で喋ることを避け、必要最低限の話しかしない
という生活が続きました。これも後悔が残る出来事の一つです。そんな時に現地の先輩
が「私も同じ経験をしたよ」という話をしてくださったのが一つのきっかけとなり、私
は自分の目標を思い出すことができました。それから研修が終わるまではそんなに時間
がなかったのですが、できる限り明るく、たくさんの人と話をするように心がけました。
努力をすることで、毎日が最初の頃のようにとても充実していることに気付きました。
私はルームメイトと話す時間がほとんどありませんでした。毎日すれ違いの生活をし
ていて、時には挨拶も交わさなくなった時期もあり、様々な問題がありました。ある日
の夜、ルームメイトと部屋に2人になる機会があり「チャンスだ!」と思った私は、今
まで聞いていなかったルームメイト自身のことについて、一方的に質問をたくさん投げ
かけました。いきなりの質問に対して快く答えてくれたルームメイトの反応を見て、
「何
でもっと早く話す機会をつくらなかったのだろう」という思いと、「今話しかけなかっ
たら、ずっと後悔していただろうな。勇気をだしてよかった!」という思いが湧き上が
りました。それからはすれ違いの生活には変化はなかったのですが、お互いの関係が以
前よりも少し良くなったのを覚えています。
このことを通して、何もせずに後悔するよりは、行動を起こして後悔するほうが何倍
も良い、と身をもって感じました。また、今までは消極的だったのですが、この研修を
通して少し積極的になれたような気がします。後悔が残ることもあったので、目標を完
璧に達成したとは言えませんが、この目標があったからこそ充実した日々が過ごせたの
26
だと思います。どんなことでも目標を持つことは大切だと思います。目指すものがある
からこそ最後まで頑張れるということもあるからです。これは研修に限らず、これから
の生活においてもいえることです。研修で感じたこと、学んだことを精一杯これからの
人生に生かしていきたいと思います。
私にとって Murray で過ごした日々は楽しく充実していて、とても良い研修でした。
たくさんの人々との出会いがあり、たくさんの影響を受け、忘れられない1か月となり
ました。特に一緒に研修に参加した15人の仲間とは毎日顔を合わせ、協力し合い、励
ましあい、楽しみ、さまざまな思い出ができました。みんながいたから最後まで頑張ろ
うと思えたり、楽しめたこともたくさんあります。感謝の気持ちでいっぱいです。その
他、現地でお世話になった先輩方や、引率の先生、この研修に携わり、私たちを支援し
てくださったすべての人々に感謝しています。ありがとうございました。
27
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720273 船 愛香
私は、マーレーの語学研修に参加するかどうか、ずっと迷っていました。友達や両親、
先輩、先生にもたくさん相談しました。でも今は「本当に行ってよかった」と思ってい
ます。もし語学研修に参加していなかったら、文化の違いやコミュニケーション能力、
英語力のつたなさを肌で感じることができなかったと思うからです。1 か月という期間
は、本当に短いものだったと思いますが、私にとっては忘れることのできない、充実し
た中身の濃い 1 か月でした。今から、私が心に残っていることを中心として、マーレー
での体験をいくつか述べたいと思います。
私がマーレーの語学研修で最も心に残っていることは、やはりESLでの授業です。
ESLには、中国や韓国、台湾、サウジアラビアなど、様々な国籍を持つ生徒がたくさ
ん集まっています。彼らは私たち日本人より英語が上手で、授業の分からないところな
どを教えてくれたりと、とても親切にしてくれました。また話したり、ご飯を食べに行
ったりして、とても良い経験が出来ました。もっともっと彼らと一緒にESLで勉強し
たかったです。アメリカに行っているにも関わらず、アメリカ人だけでなく、様々な国
の人と交流できるESLのプログラムはとても素晴らしいものだと思います。さらに、
ESLの先生方もとても親切にしてくださいました。授業で分からないところはないか
どうか、いつも気を使ってくださいました。英語を聞き取るのには、とてもエネルギー
が要り大変でしたが、授業の半分が経過したくらいから、徐々に聞きとれるようになっ
ていきました。それでも、やはり自分の英語力のつたなさを痛感し日本に居るときに、
もっと英語を勉強してくればよかった、という後悔を感じました。しかしそれ以上に、
日本に帰ってからは、さらに英語の勉強に励もうとの決意を固めることができました。
TOEIC や英検、その他の資格試験にも意欲的に取り組んでいきたいです。
また、私が印象に残っていることに、
「外国人の気質」というものがあります。特に、
アメリカ人は、感情の表わし方がオーバー過ぎるのではないか、と思うほどオーバーだ
ったり、時間にはルーズだったり、約束を平気で破るということがあります。私はこの
「外国人の気質」に振り回されたことがありました。最初は、そんなことがあるとイラ
イラすることもありましたが、それがアメリカでは日常茶飯事に起こっているというこ
とが分かってからは、それを受け止められるようになりました。日本人は、本当にきっ
ちりし過ぎているんだなぁと思いました。こういうことも肌で感じることができました。
“食文化”についても多くのことを知りました。正直私は、アメリカでの食事は合い
ませんでした。量や味の濃さに、常に圧倒されていました。毎日毎食がハンバーガーと
いうこともありました。日本食が本当に食べたい!!と思ったのと同時に、日本食の素晴
らしさや、いつも恵まれた食生活を送っている、ということに気付かされました。ファ
ーストフード店以外は、ほとんどがバイキング形式のレストランばかりだということも
28
驚きでした。しかしそれ以上に、アメリカ人は食べ物を平気で残すということに、衝撃
を受けました。
「そんなに食べれるのか」と思うくらいに取り、食べれなければ残すの
です。日本では考えられないことです。
今回のこの研修は、私にとって一生忘れることの出来ない思い出・宝物になりました。
英語力の向上というよりは、英語に対する見方を変えたり、様々な経験を身を持って感
じることのできない素晴らしい、貴重な経験をすることが出来ました。この貴重な経験
をずっと忘れることのないよう、無駄にすることがないよう、今まで以上に勉強し様々
な生活に生かしていけたら、と思います。そして、富山大学とマーレー州立大学との交
流が、これから先もずっと続いていくことを、願ってやみません。最後に、この研修を
後押しし、引率して下さった岡崎先生や、竹腰先生、家族、マーレーの方々、一緒に励
まし合い様々なことを乗り越えてきた 15 人のメンバーたち、マーレーにいらっしゃる
先輩方、旅行会社の方々など、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう
ございました。
29
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10720288 向瀬 綾香
私が今回の短期語学研修に参加しようと思ったきっかけは、自分自身の英語力の不足
でした。教育実習に参加するにあたって、このままではいけないと感じたからです。ま
た、昔から海外には非常に興味があったので、行く前は楽しみで仕方がありませんでし
た。
アメリカに到着して、今までみたことのないような雰囲気を味わい、私の興奮は最高
潮に達しました。しかし、食べ物を注文するときなどに自分の英語がほとんど通じず、
自分の英語力の低さを改めて実感しました。「水」という単語を1つ言うだけなのに、
何度も言い直したのを覚えています。
最初の1週間は食が合わず、せっかく語学研修に来たのに、体調を崩して部屋から出
られませんでした。アメリカの奇妙な色の薬に疑問を感じながらも飲み、先生や友達の
助けもあって無事に生き返ることができました。知らない土地での病気はすごく不安だ
ったけど、これも今ではいい経験だったかな、とまで思えます。
ESL のクラスでは、
授業内容は日本での授業に比べると簡単だったように思いますが、
先生が授業中に言う課題についての内容とかが、最初は全然聞き取れませんでした。授
業が毎日午後3時頃に終わったので、授業が終わると図書館で宿題をするのが日課でし
た。多い日では6時間くらい勉強したと思います。深夜2時までした日もありました。
日本にいる時はこんなにも宿題に時間をかけていなかったので、すごくいい経験になっ
たと思います。クラスメートはみんなすごく親切で、ご飯に誘ってくれたり話しかけた
りしてくれて、英語を話す機会を作ってくれました。彼らのおかげで、マーレーでの生
活がすごく楽しいものになりました。
残念だったのは、ルームメートとあまり話せなかったことです。どう話しかけてよい
か全く分からず、また、話しかけても自分に英語力がないために相手に迷惑をかけてし
まうと思い、自分から話すことができませんでした。最初の1週間は、ルームメートと
会わないように部屋にいるのを避けてしまいました。2度くらい積極的に話しかけては
みたのですが、話が進まなかったり聞き取れなかったりで、結局中途半端な会話になっ
てしまい、どんどん自分に自信がなくなっていきました。1カ月、ほとんど挨拶を交わ
す程度で終わってしまい、もっといろんなこと聞けばよかった、すごく小さいことでも
話せばよかった、と今では後悔しています。
アメリカでの生活は驚きの連続でした。車線数の多さ、車のスピード、砂糖の塊のよ
うな甘さでしかも柔らかいクッキー、着色料たっぷりのケーキ、買い物かごの大きさ、
キリスト教への信教心、トイレのドアには隙間、お風呂がない、など。しかし、今思え
ばどれもいい思い出です。アメリカで知った多くのことを多くの人に伝えていきたいし、
アメリカで学んだ多くのことを今後の活動に活かしていきたいと思います。
30
人間発達科学部 人間環境システム学科
人間情報コミュニケーションコース
10620289 元吉 晴香
“今”だからできる経験
今回の研修に参加したきっかけは、自分の知らない世界を体験したいという想いからで
す。実際問題、3 年の終わりに行くことは就職活動などから悩むところでした。しかし、先
輩から”成長できる”と聞き、たくさんの経験・体験ができると思い、参加を決意しまし
た。
実際、研修をとおして“人とのコミュニケーション力”、“伝えることの大切さ”、“聴く
ことの大切さ”、“外国文化と日本文化の違い”など、日本にいるだけでは感じることので
きなかった経験・体験をすることができました。
一番実感したことは、共通言語の魅力です。ルームメイトや ESL の学生、先生、出逢っ
た人達は片言・単語だらけの英語でも相手は自分の意図を読み取ってくれました。共通す
る言語である英語を用いることで、生活習慣も母国語も違う人たちと交流ができたことが、
とても嬉しかったです。英語で積極的に話をしていくことで、自分のことも相手のことも
解りそれぞれと良い関係を築けたと思います。日本でも活用してみたいです。
英語専攻でもない私が、この研修を充実したものだった
と感じられたのもルームメイトのおかげです。彼女はとて
も陽気で優しく、理解するまでゆっくり何度も話をしてく
れて、”英語で話す”ということに対する抵抗感を拭って
くれました。また、自分の伝えたいことが伝わらず、誰の
言葉もわからないというパニックに陥って、外国が怖いと
感じてしまったとき、彼女は「母国語が違うのだから間違えるのは当たり前」「人と話すこ
とを怖がらないで」
「どんどん話して」「大丈夫、解らないことは何でも聴いて」と、励ま
してくれました。彼女の言葉が私を支え、人と話し、伝え、聴くことの楽しさを教えてく
れました。日本に帰国した今でもメールなどを活用し、交流が続いています。
ESL では、生徒の学習方法の違いに驚き、気付かされました。中国・台湾・サウジアラビ
アなどさまざまな国の人と出逢い、一緒に授業を受けました。その際、みんな自分が分か
らないことがあると、すぐに先生に質問をしていました。少人数制ということもあるので
しょうが、日本の学校現場では考えられない光景です。こういった体制は生徒の学習意欲
を増幅させ、知識を吸収しやすいと思いました。また、
「英語を話すことはできるが文法が
わからない」に対して、
「文法はわかるが英語を話せない」。1 ヶ月英語を話す環境にいると、
初日と比べ随分流暢に話すことができたことから、これは経験の差かと思いました。
研修・観光・食事・宿泊・観戦など、さまざまなことを
15 人でともに経験・体験しました。どれもとても楽しく充
実したものでした。この研修で、14 人と出逢えたことも嬉
しかったことです。ありがとうございました。
←St.Luois にて
31
経済学部 経営法学科
法律職コース
10730491 宮腰 裕之
自分は、この研修以前にも海外には数回行ったことがありました。しかし、その土地
の言語を習ってから海外を訪問したのは、今回が初めてでした。だから、今回の研修は
とても楽しみでした。現地の人と直接話が出来るとわくわくしていました。ですが、最
初は苦労しました。米国人の英語が速すぎて聞き取れないのです。唖然としました。初
日は、英語に囲まれた生活にとても疲れました。だが、ここでくじけては研修に参加し
た意味がないと思い、翌日からはわからないことは何度も聞き返し、英語に耳を慣らし
ました。だんだん耳が慣れてくると、英語で喋るのが楽しくなりました。英会話では、
簡単な言い回しを組み合わせることで、大抵のことは言えるということがわかりました。
また、僕は、この研修を通じて、英語について、こう思うようになりました。自分は、
正直、勉強対象としての英語は好きではありませんでした。しかし、
「tool」、道具とし
ての英語はとても魅力的だと思いました。英語が話せる人であれば、様々な国の人と話
が出来る、それはとても役に立つことです。
私は、実際英語を使って様々なことを話ました。特に、韓国人や中国人とは沢山話し
ました。お互いの国の慣習、政治、経済、歴史認識(靖国参拝問題やチベット問題、南
京大虐殺、自衛隊について等)について、中国人の日本人に対しての印象、韓国の徴兵
制などについて、話をしました。全く立場の違う異国籍の人と議論する機会はなかなか
ないので、とても有意義な時間であったと思います。議論するうちに自分は、世界には
様々な文化があるが、それを否定するのではなく違いを認め合うことが重要なのではな
いか、と考えるようになりました。最終日、中国人のクラスメイトに言われた「日中両
国には様々な問題があるけれど、それは僕達が友達になる上でかかわり合いのないこと
だ。僕等は友達になれる。
」という言葉は、今でも強く心に残っています。
また、この研修は、自国について知る良い機会にもなりました。海外に行くというこ
とで、日本文化を紹介したいと思い日本文化について調べていくうちに、自分はほとん
ど自国文化について知らなかったということを自覚しました。私の祖父は伝統工芸の職
人でしたが、祖父の職業を理解し、米国人に伝えることが出来たのは自分にとってとて
も嬉しいことでした。自国文化の話題を出すことで、米国文化についても知ることが出
来ました。ところで、米国人と話をしているとき、お互いの祖父が太平洋戦争に行って
いることを知り、驚いたことがありました。こんなに戦争を身近に感じたことはなかっ
たし、仮に戦場にいたとしたら、敵同士で戦わなければならなかったと思うと、この時
代に生まれて良かったと思いました。自分は少し平和ボケしていたのかもしれません。
自分は、この研修を通じて、少しは積極的になれたと思います。変なところで遠慮す
ることが少なくなりました。この研修に参加できてよかったです。関係者の皆様、あり
がとうございました。
32
アルバム
Photos of each week
Week 1
アメリカ1日目!!みんなでご飯♪with 岡崎先生
学校到着!!
毎日通った WOODS HAII☆
授業風景♪
電車で St.Louis へ小旅行♪♪
GATEWAY ARCH☆
アメリカ最大!!Saint Louis Zoo☆
33
Week 2
小さなチアリーダーと
ショッピングセンターで
先生の家に呼ばれた♡
アメリカ人が書いています!!
日本料理食べました♪
34
Paducah のショッピングモール
Week 3
ショッピングの帰りに訪れた川
川をバックにスーザンと
ボーリング
派手なシューズ
自分で計算したスコアシート
35