ML7012-06 - ラピスセミコンダクタ

FJDL7012-06-04
発行日: 2004 年 06 月 28 日
ML7012-06
プロトコル内蔵シングルチップ 2400bps 全二重モデム LSI
■ 概要
ML7012-06 は、ITU-T 勧告 V.22bis,V.22,V.21 に準拠したデータ通信を可能にするシングルチップモデム LSI
です。 本 LSI は、MNP クラス4に準拠したエラー訂正プロトコル機能を内蔵しています。(MNP クラス 4 は、
V.22bis または V.22 の時に使用できます)
ML7012-06 は、高速 DSP、アナログフロントエンド、デジタルロジック回路により構成されるシングルチップのモ
デム LSI です。
本 LSI は、前記の通信機能の他、ローカルアナログループテスト機能、同期/非同期変換機能、ダイアル機能、
自動着信機能等を備えています。ML7012-06 は、外部インタフェースとしてシリアルインタフェースをもちます。
装置に組み込んでご使用頂く場合は、制御 CPU からシリアルインタフェース(例えば UART)を介して制御頂く
ことになります。 また、レベル変換器を接続頂くことにより、RS-232C インタフェースから制御するモデム装置を
簡単に実現することができます。
■ 特長
 ITU-T 勧告 V.22bis,V.22, V.21 準拠: 非同期
 MNP クラス 4 準拠 エラー訂正機能
 シリアルインタフェース: V.24 インタフェース
 AT コマンド(コマンド速度自動検出なし)
 DTE-DCE 間端末速度: 9600 bps,2400 bps, 1200 bps, 300 bps
 キャラクタフォーマット: 10 ビット/キャラクタ
 DTMF 送出機能
 パルスダイアル用制御信号出力
 コールプログレストーン検出機能
 自動着信機能
 電子 HYB 回路内蔵(ライントランス直結可能)
 単一3V 電源
 消費電流: Typ. = 35 mA(VDD = 3.3 V)
 パッケージ:
64 ピンプラスチック QFP (QFP64-P-1414-0.80-BK) (製品名: ML7012-06GA)
*MNP は Microcom 社の登録商標です。
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■ ブロック図
RLY2
RLY1
AOUT
RTS
RCI
CTS
AFE
DCD
DSR
変復調
DTR
RCAO
TXAI
TXAN
CI
トーン生成
SRD
制御部
STD
UART
トーン検出
TXAP
SPEED1,0
PDN/RST
AIN
OSC0
OSC1
クロック
生成
各部へ
GSR
SG Gen.
SG
TST0~2
TI8~0
TO10~0
VDD2,1
GND2,1
SPK
RII
VDDA
GNDA
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■ 端子接続(上面図)
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32
1
2
3
4
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6
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47
46
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44
43
42
41
40
39
38
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36
35
34
33
TXAP
TXAN
TXAI
RCAO
RCI
AOUT
VDDA
OSC1
OSC0
TI7
TI6
TI5
NC
PDN/RST
TST0
NC
NC
TI2
TI3
VDD1
TI4
SPK
TO3
TO4
NC
TO5
TO6
TO7
TST2
TST1
GND1
NC
NC
DSR
DCD
TO9
TO10
DTR
CI
TI8
TO0
TO1
TO2
SPEED1
SPEED0
TI0
TI1
NC
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
TO8
CTS
GND2
RTS
SRD
STD
RLY2
NC
RLY1
RII
VDD2
GSR
AIN
SG
GNDA
NC
64 ピンプラスチック QFP
<注>NC:未使用ピン
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■ 端子機能説明
● システム&クロック
端子名
I/O
説明
OSC0
I
OSC1
O
基本クロック発振用の水晶振動子、抵抗、コンデンサの接続端子です。 外部から基本
クロックを供給する場合は、OSC0 端子に入力し、OSC1 端子はオープンとしてくださ
い。 基本周波数 = 11.0592 MHz。PDN/RST = "0"の時 OSC1 = "1"。
PDN/RST
I
パワーダウン及びリセット制御入力端子です。"0"で本 LSI はパワーダウン状態になりま
す。また、内部回路はリセットされます。
"0": パワーダウン状態、 "1": 通常動作
電源投入後は 1s 以上"0"にして内部回路をリセットしてから使用して下さい。リセット解
除後正常動作を開始するまでに 230 ms 以上のウエイトが必要です。
電源投入後この端子が"0"のままの場合、内部回路が不定となり、パワーダウン電流が
増加する場合が有ります。これを避けるためにはこの端子に"1"を入力して且つ発振ま
たはマスタークロックを入力させて内部回路を動作させ、その後"0"にしてください。
● V.24 シリアルインタフェース
端子名
I/O
説明
STD
I
送信データ(Send Data)入力端子です。
0: スペース, 1: マーク
SRD
O
受信データ(Receive Data)出力端子です。
0: スペース, 1: マーク
PDN/RST = "0"の時 SRD は"1"を出力します。
RTS
I
RTS(Request to Send)信号入力端子です。
0: オン, 1: オフ
CTS
O
CTS(Clear to Send)信号出力端子です。
0: オン, 1: オフ
PDN/RST = "0"の時 CTS は"1"を出力します。
DCD
O
DCD(Data Carrier Detect)信号出力端子です。
0: オン, 1: オフ
PDN/RST = "0"の時 DCD は"1"を出力します。
DSR
O
DSR(Data Set Ready)信号出力端子です。
0: オン, 1: オフ
PDN/RST = "0"の時 DSR は"1"を出力します。
DTR
I
DTR(Data Terminal Ready)信号入力端子です。
0: オン, 1: オフ
CI
O
CI(Calling Indicator)信号出力端子です。 (*2)
0: オン, 1: オフ
PDN/RST = "0"の時 CI は"1"を出力します。
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● アナログインタフェース
端子名
I/O
説明
送信アナログ出力端子です。
PDN/RST = "0"の時 AOUT はハイインピーダンス状態となります。
AOUT
O
RCI
I
送信 RC アクティブを構成するオペアンプの入力端子です。
RCA0
O
送信 RC アクティブを構成するオペアンプの出力端子です。
PDN/RST = "0"の時 RCAO はハイインピーダンス状態となります。
TXAI
I
ライントランス駆動アンプの入力端子です。
TXAN
O
第 1 のライントランス駆動アンプの出力端子です。
PDN/RST = "0"の時 TXAN はハイインピーダンス状態となります。
TXAP
O
第 2 のライントランス駆動アンプの出力端子です。TXAN の波形を反転した波形を出力
します。PDN/RST = "0"の時 TXAP はハイインピーダンス状態となります。
AIN
I
受信入力アンプの入力端子です。
GSR
O
受信入力アンプの出力端子です。
PDN/RST = "0"の時 GSR はハイインピーダンス状態となります。
SG
O
SG 作成回路用コンデンサ接続端子です。
PDN/RST = "0"の時 SG はハイインピーダンス状態となります。
● 電話回線制御インタフェース
端子名
RLY1
I/O
O
RLY2
O
RII
I
SPK
O
説明
オフフック及びパルスダイアル制御信号出力端子です。 (*1)
"0": オンフック または、パルスダイアルの Break 状態です。
"1": オフフック または、パルスダイアルの Make 状態です。
PDN/RST = "0"の時 RLY1 は"0"を出力します。
併設電話機の切り離し制御信号出力端子です。 (*1)
"0": 電話回線が、併設電話機側と接続している状態です。
"1": 電話回線が、モデムと接続している状態です。 (併設電話機は切り離し)
PDN/RST = "0"の時 RLY2 は"0"を出力します。
着信信号の入力端子です。 (*2)
着信信号を検出している状態で、“0”を入力して下さい。
着信信号を検出していない状態で、“1”を入力して下さい。
RING 検出回路を使用しない場合は“1”固定にして下さい。
スピーカ制御信号の出力端子です。
"0": スピーカ ON
"1": スピーカ OFF
PDN/RST = "0"の時 SPK は"1"を出力します。
● その他のインタフェース
端子名
I/O
説明
DTE-DCE 間のデータ速度の選択
SPEED1
SPEED0
I
I
SPEED1
SPEED0
速度
0
0
300 bps
0
1
1200 bps
1
0
2400 bps
1
1
9600 bps
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● テストインタフェース
端子名
I/O
TST2~0
I
説明
通常動作時は"0"を入力して下さい。
通常動作時は TI8~0 全てに"0"を入力して下さい。また、下表のように設定すると次の
テスト機能が実現できます。TI8、TI6、TI5、TI3、TI2 = "0"とします。
TI8~0
I
TI7
1
TI4
0
TI1
0
TI0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
1
0
1
0
テスト機能、説明
DTMF 信号の連続送出(コードは"A")
V.22bis (2400 bps) オリジネートスクランブル"1"の連
続送出
V.22bis (2400 bps) アンサースクランブル"1"の連続
送出
AC ループテスト
テスト状態になるまでに約 2 秒かかります。また、
RTS 信号を ON にする必要があります。
テスト機能を実行する時は、TI8~0 を設定後、PDN/RST 端子でリセットをかけてくださ
い。また、テストモードから抜ける場合は TI8~0 全てに"0"を入力した状態で、
PDN/RST 端子でリセットをかけてください。
TO10~0
O
開放にして下さい。
● 電源
端子名
I/O
VDDA
I
アナログ回路用 VDD 端子です。2.7~3.6 V を供給して下さい。
必要に応じてこの端子と GNDA の間に 0.1~1 F の高周波特性の良いコンデンサと
10~20 F のコンデンサを並列に接続して下さい。
GNDA
I
アナログ回路用GND端子です。
VDD2~1
I
デジタル回路用 VDD 端子です。VDDA と同じ電圧を供給して下さい。
必要に応じてこの端子と GND2~1 の間に 0.1~1F の高周波特性の良いコンデンサと
10~20 F のコンデンサを並列に接続して下さい。
GND2~1
I
デジタル回路用 GND 端子です。
(*1)
説明
プレポーズ
ダイアル中
通信中
コマンド
RLY1
RLY2
回線接続
(*2)
RII
150 msec
400 msec
CI
1 回の着信信号
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■ 絶対最大定格
項目
記号
VDD
VAIN
VCIN
PD
IOUT
TSTG
電源電圧
アナログ入力電圧
デジタル入力電圧
許容損失
出力短絡電流
保存温度
定格値
–0.3 ~+5.0
–0.3~VDD + 0.3
–0.3~VDD + 0.3
~500
~90
–55~+150
単位
V
V
V
mW
mA
°C
■ 推奨動作条件
項目
電源電圧
動作温度
高レベル入力電圧
低レベル入力電圧
デジタル入力立上り時間
デジタル入力立下り時間
入力クロック周波数偏差
マスタークロック・デューティ比
デジタル出力負荷
R1、R3 抵抗比 R3/R1
R4、R5 抵抗比 R5/R4
SG 用バイパスコンデンサ
発振回路帰還抵抗
OSC0、OSC1 負荷容量
水 発振周波数
晶 周波数偏差
振 等価直列抵抗 *1
動
子 製作負荷容量 *1
記号
VDD
TOP
VIH
VIL
tir
tif
FMCK
DMCK
CDL
Rrat1
Rrat2
Rrat3
CSG
ROSC
CO1,CO2
—
—
—
—
温度特性を含む
—
Min.
2.7
–20
0.7  VDD
0
—
—
–100
40
—
—
—
—
1
800
—
—
–80
—
Typ.
—
+25
—
—
—
—
—
50
—
1
—
—
—
1000
15
11.0592
—
—
Max.
3.6
+70
VDD
0.16VDD
20
20
+100
60
50
1.05
2
1.6
—
1200
—
—
+80
90
単位
V
°C
V
V
ns
ns
ppm
%
pF
—
—
—
F
k
pF
MHz
ppm

—
—
12
—
pF
条件
OSC0 を除く全デ
ジタル入力端子
全デジタル入力端子
11.0592 MHz
OSC0 へ入力
デジタル出力端子
VDD  3 V
VDD 2.7 V
SG 端子
OSC0-OSC1 間
OSC0、OSC1 端子
注記:*1.水晶振動子メーカによる評価確認が十分されている場合、周波数偏差が上記範囲内であれば等
価直列抵抗及び製作負荷容量は他の値でも可能です。
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■ 電気的特性
● 直流特性
項目
電源電流
入力リーク電流
高レベルデジタル出力電圧
低レベルデジタル出力電圧
入力容量
記号
IDD
IDDS
IIH
IIL
VOH1
VOH2
VOL
CIN
条件
—
パワーダウン時 *1
VI = VDD
VI = 0V
IOH = –5 mA *2
IOH = –0.4 mA *3
IOL = 3.2 mA
—
(VDD=2.7~3.6 V、Ta=–20~+70°C)
単位
Min.
Typ.
Max.
—
35
65
mA
—
1
1000
A
—
0
20
A
—
0
20
A
—
V
0.8  VDD 0.96  VDD
—
V
0.8  VDD 0.99  VDD
—
0.1
0.4
V
—
5
—
pF
注記:*1.電源投入後一度動作させてからパワーダウンさせた場合についてです。
注記:*2.RLY1、RLY2 端子に適用します。信頼性上の観点から IOH ≧ -8 mA(絶対値で 8 mA 以上流さな
い)となるように周辺回路を設計して下さい。
注記:*3.RLY1、RLY2 以外のデジタル出力端子に適用します。
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● アナログインタフェース特性
項目
入力抵抗
出力負荷抵抗
出力負荷容量
記号
(VDD=2.7~3.6 V、Ta=–20~+70°C)
単位
Min.
Typ.
Max.
条件
RIN
RCI, TXAI, AIN
—
10
—
M
RL1
AOUT, RCAO, GSR
20
—
—
k
RL2
TXAN-TXAP 間
1080
—
—

CL
アナログ出力
—
—
100
pF
SG 出力電圧
VSG
SG
1.3
1.4
1.65
V
SG 出力抵抗
RSG
SG
—
30
—
k
VAOM
AOUT、S34 = 0 dB
–19.5
–18.0
–16.0
dBm
*1
キャリア出力レベル
DTMF 低群出力レベル
VDTL
AOUT、S35 = 0 dB
–17.0
–15.5
–13.5
dBm
DTMF 高群出力レベル
VDTH
AOUT、S35 = 0 dB
–16.0
–14.5
–12.5
dBm
DTMF 出力周波数精度
TSDF
公称周波数に対して
–1.5
—
+1.5

アンサトーン出力レベル
VAOAT
AOUT、S34 = 0 dB
–20
–18.0
–15.5
dBm
TSAF
2100 Hz に対して
アンサトーン出力周波数精度
VS1
不要送出レベル
VS2
VS3
キャリア受信入力レベル
VGSR
VON
TXAN,
TXAP
+10
Hz
—
–20
dBm
8~12 kHz
—
—
–40
dBm
12 kHz 以上各
4 kHz 帯域
—
—
–60
dBm
–46
—
–15
dBm
OFF→ON
–46
—
—
dBm
ON→OFF
—
—
–54
dBm
—
OFF→ON
—
25
—
ms
—
ON→OFF
—
15
—
ms
GSR のレベル
*2
キャリア検出遅延時間
tCDD
キャリア検出保持時間
アンサトーン検出/
非検出レベル
tCDH
コールプログレストーン
検出/非検出レベル
—
—
GSR のレベル
VOFF
キャリア検出レベル
–10
4~8 kHz
ATDL
GSR のレベル
—
–50
—
dBm
CPDL
GSR のレベル
—
–50
—
dBm
注記:*1.信号レベルに対する単位(dBm)は 600系で、0 dBm = 0.775 Vrms です。
注記:*2.キャリア検出レベルの値は QAM、PSK、FSK 変調信号での値です。
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■ コマンド説明
● AT コマンドについて
・コマンドフォーマット
AT コマンドは、<AT>又は<at>で始まり、キャリッジリターン・コードまでの間の<文字列>をコマンドとし
て解釈して順次実行し、解釈完了後に DTE へリザルト・コードを返します。
AT
コマンド文字列
CR
LF
但し、A,D,Dc,On,Zn,Ax,&Tn,&Zn の各コマンドは、コマンド列の最後でなければなりません。もし、その後
にコマンドが入力されていても、キャリッジリターン・コードまでを無視して実行されます。
コマンド文字列は最大40文字です。(スペース<20h>は無視されます。
入力文字の削除はバックスペース機能のみ有効です。(コード変更可能)
<CR>はキャリッジリターン・コードです。(コード変更可能)
<LF>はラインフィード・コードです。(無くても構わない。コード変更可能)
コマンドに使用する英字は大文字又は小文字のどちらでも認識しますが、At 又は aT は認識されません。コ
マンド入力時のターミナルとの通信は非同期モードとして扱われ、AT(at)と入力された時点で、そのキャラ
クタフォーマットが自動判定されます。
次ページ以降に、本モデムのサポートする AT コマンドを一覧表形式で示しますが、一覧表に無いコマンド
文字列及びパラメータの入力に対しては、その後の動作を保証できません。
・ターミナル速度とキャラクタ・フォーマット
V.24 インタフェースの DTE との通信モードは、以下の通りです。
ターミナル速度:
9600/2400/1200/300 bps
キャラクタフォーマット:
スタートビット
データビット
パリティ
ストップビット
キャラクタ長
1
7
なし
2
10
1
7
奇数
1
10
1
7
偶数
1
10
1
8
なし
1
10
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・AT コマンド一覧表
パラメータ(n)付きのコマンドにおいて、パラメータの指定が無い場合は、n=0とみなす。
CMD
書式
+++AT
<CR>
—
A
機能
データモードからオンラインコマンドモードに移行します。
データモードの時、次のように入力します
+++AT<CR>
<CR>が入力されるまで、オンラインコマンドモードには移
行しません
初期値
備考
—
ATA
アンサー・モードで回線接続を開始する
—
ATD
オリジネート・モードで回線接続を開始する
—
ダイアル発信後、オリジネート・モードで回線接続を行う
c: ダイヤル制御文字
パルス:0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
トーン :0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,A,B,C,D,*,#
@ 無音検出
S7レジスタに設定されている時間中に、リングバックトーン
の後に連続5秒間の無音区間検出した場合に次のダイアル
を行う。ビジートーンを検出した場合は “BUSY“ を、リング
バックトーンの後に無音状態がなければ “NO ANSWER” を
返す。
D
! フラッシュ
ATDc
回線を 0.5 秒間、オンフックする。
,
カンマ
—
ポーズS8レジスタに設定されている時間だけ、ダイアルを休
止する。
; ダイヤル終了後に回線切断せずにコマンド・モードへ
移る
P 以降の番号をパルス式でダイアルする
T 以降の番号をトーン式でダイアルする
W ダイアルトーン検出
ATXnコマンドの設定に関係なく、S7レジスタに設定されてい
る時間中にダイアルトーンを検出した場合は次のダイアルス
トリングの処理を検出する。
検出できない場合は “NO DIALTONE” を返す。
E
ATEn
コマンドのエコーバックの有無を選択する
n = 0: コマンド入力文字をエコーバックしない
n = 1: コマンド入力文字をエコーバックする
1
H
ATH
回線の接続を制御する
n = 0: オンフックする
n = 1: オフフックする
—
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CMD
書式
I
ATIn
M
ATMn
O
ATO
P
ATP
Q
ATQn
初期値
1
—
—
ATSr?
r で示す S レジスタの内容を返す
—
ATSr=d
r で示す S レジスタの内容をdの値にする
—
ダイアル発信を DTMF トーンダイアルモードに設定する
—
リザルトコードの種類を選択する
n = 0: 数字
n = 1: 文字列
1
T
ATT
V
ATVn
拡張リザルトコ-ドとコールプログレストーン検出の選択
n
0 1 2 3 4
機能
リザルトコード
○ ○ ○ ○ ○ 回線接続 300bps CONNECT
― ○ ○ ○ ○ 回線接続 1200bps CONNECT1200
― ○ ○ ○ ○ 回線接続 2400bps CONNECT2400
― ― ○ ― ○ ダイアルトーン検出
NO DIALTONE
― ― ― ○ ○ 話中音検出
BUSY
PDN/RST 端子を"0"にした場合と同様に初期化する
0
—
X
ATXn
Z
ATZ
&C
AT&Cn
データキャリア検出信号(DCD)の制御
n = 0: 常に DCD をオンする
n = 1: 受信キャリアの有無に応じて DCD を制御する
0
AT&Dn
DTR 信号の状態でモデムを制御する
n = 0: DTR 信号を無視
n = 1: DTR 信号を無視。但し、データモードのとき、DTR
信号が ON から OFF に変わった場合オンラインコマンドモ
ードに移行する
2,3: 通信中に DTR のオンからオフへの変化を検出した
場合、回線を切断してコマンドモードに移る。
2
&D
備考
—
ダイアル発信をパルスダイアルモードに設定する
リザルトコード送出の有無を選択する
n = 0: リザルトコードを送出する
n = 1: リザルトコードを送出しない
Sレジスタ用ポインタ値を r の値にする
ATSr
S
機能
モデム生産者コードを表示する
ATI0<CR>の実行に対し、リザルトコードとして"24A"を
DTE へ返す
モニタスピーカの動作の選択
n = 0: 常にオフ
n = 1: ダイアル発信から回線接続までオン
n = 2: 常にオン
n = 3: 相手モデムとの接続時のみオン
オンラインコマンドモードからデータモードに移行する
4
—
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CMD
書式
&G
AT&Gn
&P
AT&Pn
&T
AT&Tn
%E
AT%En
¥L
AT¥Ln
¥N
AT¥Nn
¥Q
AT¥Qn
¥V
AT¥Vn
機能
ガードトーン送出を設定する
n = 0: ガードトーンなし
n = 1: 550 Hz のガードトーンあり
n = 2: 1800 Hz のガードトーンあり
パルスダイアルのメーク率を選択する
n = 0: 39%(10 pps)
n = 1: 33%(10 pps)
n = 2: 33%(20 pps)
ループバックテストモードを制御する
n = 0: テストを終了する
n = 1: ローカルアナログループバックテスト(ALB)を開始する
n = 2,3: なし
n = 4: RDL テスト要求に対して応答する
n = 5: RDL テスト要求に対して応答しない
n = 6: リモートディジタルループバックテスト(RDL)を開始する
n = 7: RDL の自己診断テストを開始する
n = 8: ALB の自己診断テストを開始する
受信部劣化による自動再トレーニング機能の有無を選択
する
n = 0: 自動再トレーニング機能は無効
n = 1: 自動再トレーニング機能は有効
回線種別を検査し、結果を表示する
n = 0: PBX(0 発信)か直通回線かを検査する
n = 1: パルス回線かトーン回線かを検査する
データ制御モードを選択する
n = 0,1: ノーマルモードを選択する
(エラー訂正機能なし)
n = 2-5: なし
n = 6: リライアブルモードを選択する
MNP で接続できない場合は、回線断する
n = 7: オートリライアブルモードを選択する
MNP で接続できない場合は、ノーマル
モードで接続する。
DTE-モデム間のフロー制御を選択する
n = 0:フロー制御無し
(AT¥N0,1 が設定されていた場合、ダイレクトモード
で接続)
n = 1: なし
n = 2: なし
n = 3: CTS 及び RTS による双方向制御
拡張リザルトコードの有無を選択する
n = 0: 通常のリザルトコードを表示
n = 1: MNP で接続した場合、リザルトコード
にそのモードを付加して表示する
n =2,3: なし
初期値
備考
0
1
—
1
—
7
3
ダイレクトモ
ードは
1200/2400bps
のみ使用可能。
0
注記:DTE-DCE 間のデータ速度が 9600bps で、かつ、ノーマルモードをご設定の場合、AT¥Qn は、必ず、n =
3 とするようにしてください。
注記:ダイレクトモードで接続する場合、対向モデムが必ずダイレクトモードである事をご確認ください。
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ML7012-06
● リザルトコードについて
AT コマンドの実行にともない、DTE へリザルトコードを返します。
リザルトコードには、二つの種類があり、Vn コマンドで選択できます。 また、Qn コマンドにより、リザルト
コードを返すか否かを選択できます。
二つのリザルトコードのフォーマットは以下のとうりです。
数字の場合
文字列の場合
数字
CR
CR
LF
CR
リザルト文字列
LF
・ リザルトコードの一覧表
数字
文字列
意味
0
OK
コマンドが正常に実行された
1
CONNECT
接続した
2
RING
着信信号を検出した
3
NO CARRIER
接続のアボート または オンフックした
4
ERROR
コマンドに誤りがあった
5
CONNECT 1200
1200 bps で接続した
6
NO DIALTONE
ダイアルトーンが検出できない
7
BUSY
話中音を検出した
8
NO ANSWER
無音状態の検出ができなかった
10
CONNECT 2400
2400 bps で接続した
12
CONNECT 9600
9600 bps のノーマルモードで接続した
22
CONNECT 1200/REL
1200 bps の MNP モードで接続した
23
CONNECT 2400/REL
2400 bps の MNP モードで接続した
90
EXT
PBX 回線と判断した
91
DIRECT
直通回線と判断した
92
DTMF
トーン回線と判断した
93
PULSE
パルス回線と判断した
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● S レジスタについて
本モデムでは、S レジスタと呼ぶ、主にモデム使用環境の設定に用いる変数、あるいは状態として参照さ
れるメモリが RAM に用意しています。
この一覧表に無いレジスタ番号及び設定範囲外のパラメータ値の入力に対しては、その後の動作を保
証できません。
・ S レジスタの設定
S レジスタの設定の書式は以下の通りです。
AT<Sn> = <d>
<n>は 10 進数の 0 から 27、34、35 のレジスタ番号を指定し、<d>は同じく 10 進数の 0 から 255 の設定値
です。<n>,<d>を省略した場合は 0 と認識されます。
・ S レジスタの参照
S レジスタを参照する場合の書式は以下の通りです。
ATS<n>?
<n>は 10 進数の 0 から 27,34,35 のレジスタ番号を指定します。<n>が省略された場合は 0 と認識されま
す。
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・ S レジスタ一覧表
次ページ以降に、S ジスタの一覧表を示します。表中で、機能が "ビットマップレジスタ" としてあるレジスタに
ついては、一覧表の後のビットマップ S レジスタ一覧表を参照下さい。
レジスタ番号 設定値範囲
単位
初期値
機能
自動着信時のリング信号を受信する回数の指定
0 に設定した場合、自動着信はなし
受信しているリングの回数
0
0-255
回数
0
1
0-255
回数
0
3
0-127
アスキーコード
13
キャリッジリターンコード
4
0-127
アスキーコード
10
ラインフィードコード
5
0-127
アスキーコード
8
6
4-255
秒
4
7
1-115
秒
60
8
0-255
秒
2
10
1-255
1/10 秒
14
11
1-255
1/100 秒
9
バックスペースコード
オフフックからダイアル開始までのポーズ時間
(ATX0、X1、X3 設定時のみ)
相手モデムからのキャリアを待つ時間
設定された時間が経過してもキャリアを検出できない場合はオンフッ
クする
ダイアル発信時のポーズ時間
ダイアル文字<,>を使用した場合に参照される
未使用
キャリアロスト検出時間
キャリア信号のロストが設定時間より長い場合に検出され自動でオ
ンフックする
255 設定時は、キャリアロスト検出は無効となる
DTMF トーン送出時間
DTMF トーンの送出時間を設定する
255 設定時は、DTMF トーンを連続送出する
未使用
—
—
170
—
—
0
0-255
秒
0
2
未使用
9
12
13
14
未使用
15
16
未使用
17
18
ビットマップレジスタ
ビットマップレジスタ
未使用
ループバックテスト用タイマ
19
未使用
20
未使用
21
—
—
18
ビットマップレジスタ
22
—
—
244
ビットマップレジスタ
23
—
—
23
ビットマップレジスタ
24-27
34
0-255
dB
2
35
0-255
dB
0
未使用
送信キャリアのレベルアッテネータの設定
設定値 15~255 は、15 で固定となります
DTMF 信号の送出レベルアッテネータの設定
設定値 15~255 は、15 で固定となります
注記:S34 及び S35 の設定に対するアナログ送信レベルについては、電気的特性のアナログインタフェース特性の項を
参照。
注記:S7の設定による相手モデムからのキャリアを待つ時間は、オフフック後からカウントします。
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・ ビットマップレジスタ一覧表
S14
0 設定での機能
1 設定での機能
ビット
初期値
7
1
アンサーモード
オリジネートモード
コマンド
6
0
未使用
未使用
5
1
トーンダイアル
パルスダイアル
T,P
4
0
パルススピード 10 pps
パルススピード 20 pps
&P
3
1
リザルトコードを数字とする
リザルトコードを文字列とする
V
2
0
リザルトコードあり
リザルトコードなし
Q
1
1
エコーバックなし
エコーバックあり
E
0
0
未使用
未使用
A,D
S16
0 設定での機能
1 設定での機能
ビット
初期値
コマンド
7
0
未使用
未使用
6
0
アナログループバック自己診断停止
アナログループバック自己診断テスト中
&T8
5
0
リモートデジタルループバック自己診断停止
リモートデジタルループバック自己診断テスト中
&T7
4
0
リモートデジタルループバックテスト停止
リモートデジタルループバックテスト中
&T6
3
0
未使用
未使用
2
0
未使用
未使用
1
0
未使用
未使用
0
0
アナログループバックテスト停止
アナログループバックテスト中
&T1
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ML7012-06
S21
0 設定での機能
1 設定での機能
ビット
初期値
7
0
未使用
未使用
6
0
未使用
未使用
5
0
CD 信号は常にオン
CD 信号はキャリア検出でオン
4
1
3
0
2
0
未使用
未使用
1
1
オートリトレーン無効
オートリトレーン有効
0
0
未使用
未使用
0
0
&D0 0
1
&D1 1
0
&D2 1
1
コマンド
&C
&D
DTR 制御
&D3
%E
S22
ビット
初期値
7
1
6
5
1
1
0 設定での機能
1 設定での機能
パルスダイアルメーク率39%
パルスダイアルメーク率33%
0
0
0
X0
1
0
0
X1
1
0
1
X2
1
1
0
X3
4
1
3
0
2
1
1
0
未使用
未使用
0
0
未使用
未使用
0
0
M0
0
1
M1
1
0
M2
1
1
1
1
1
X4
M3
コマンド
&P
X
拡張
コマンド
M
S23
0 設定での機能
1 設定での機能
ビット
初期値
7
0
6
0
5
0
4
1
3
0
未使用
未使用
2
1
未使用
未使用
1
1
未使用
未使用
0
1
リモートデジタルループバック要求を無視
リモートデジタルループバック要求に応答
0
0
&G0 0
1
&G1
1
0
0
0
パリティ 0
偶数 1
パリティ 1
マーク
0
1
1
&G3
パリティ 1
奇数 1
パリティ
無し
&G2
コマンド
&G
&T4,&T5
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ML7012-06
■ 応用回路例
● アナログインタフェース
ML7012
R1
AOUT
R3
C2
RCI
R2
C1
RCAO
R4
TXAI
R5
TXAN
600:600
RA
C3
0.022 F
RB( = RA)
LINE
R6
600
TXAP
R7
AIN
R8
GSR
SG Gen.
● 内蔵アンプ及び R1~R3、
C1、C2 で fc が約5 kHz の
2 次 LPF を構成して下さい。
数値例:
R1 = R2 = R3 = 68 k
C1 = 1000 pF、C2 = 220 pF
● VDD 3V の条件で使う場
合、R5/R4 2 として下さい。
● VDD3V になりうる場合、R5/R41.6
として下さい。
SG
C4
1F
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ML7012-06
● レベルダイヤ例
(1) モデム送信、VDD≧3V
AOUT = –20dBm, RCAO = –20dBm, TXAN = –14dBm, TXAP = –14dBm, LINE = –16dBm
(S34 = 2dB(初期値)、R5/R4 = 2、トランスでのロス = 2dB)
(2) DTMF 送信、VDD≧3V 高群のレベル、低群は下記より約1dB 小さくなります。
AOUT = –14.5dBm, RCAO = –14.5dBm, TXAN = –8.5dBm, TXAP = –8.5dBm, LINE = –10.5dBm
(S35 = 0dB(初期値)、R5/R4 = 2、トランスでのロス = 2dB)
(3) モデム送信、VDD≧2.7V
AOUT = –20dBm, RCAO = –20dBm, TXAN = –15.9dBm, TXAP = –15.9dBm, LINE = –17.9dBm
(S34 = 2dB(初期値)、R5/R4 = 1.6、トランスでのロス = 2dB)
(4) DTMF 送信、VDD≧2.7V 高群のレベル、低群は下記より約 1dB 小さくなります。
AOUT = –14.5dBm, RCAO = –14.5dBm, TXAN = –10.4dBm, TXAP = –10.4dBm,
LINE = –12.4dBm
(S35 = 0dB(初期値)、R5/R4 = 1.6、トランスでのロス = 2dB)
(5) モデム受信最大
LINE= –9dBm、R6 と R7 の接続点= –11dBm、GSR= –15dBm、
(R8/R7 = 0.63 = –4dB、トランスでのロス = 2dB)
(6) モデム受信最小
LINE= –40dBm、R6 と R7 の接続点= –42dBm、GSR= –46dBm、
(R8/R7 = 0.63 = -4dB、トランスでのロス = 2dB)
● 水晶振動子の接続
OSC0-OSC1 間に 11.0592 MHz の水晶振動子及び帰還用の 1Mの抵抗を接続して下さい。
OSCO-GND 間及び OSC1-GND 間に接続するコンデンサ C01 及び C02 の値は水晶振動子の製作負荷
容量及び基板の配線容量に影響されます。振動子メーカにマッチング評価を依頼して決定して下さい。
外部クロックを使用する場合は OSC0 に入力して下さい。
C01
15 pF
OSC0
11.0592 MHz
ROSC
OSC1
C02
15 pF
1 M
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ML7012-06
■ パッケージ寸法図
(単位: mm)
QFP64-P-1414-0.80-BK
Mirror finish
5
パッケージ材質
リードフレーム材質
端子処理方法・材質
パッケージ質量 (g)
版数/改版日
エポキシ樹脂
42 アロイ
半田メッキ(≥5μm)
0.87 TYP.
6 版/01.2.23
表面実装型パッケージ実装上の注意
表面実装型パッケージは、リフロー実装時の熱や保管時のパッケージの吸湿量等に大変影響を受けやすい
パッケージです。
したがって、リフロー実装の実施を検討される際には、その製品名、パッケージ名、ピン数、パッケージコード
及び希望されている実装条件(リフロー方法、温度、回数)、保管条件などをローム営業窓口まで必ずお問い
合わせ下さい。
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ML7012-06
■ 改版履歴
ドキュメント No.
FJDL7012-06-03
FJDL7012-06-04
ページ
発行日
2001.6
変更内容
改版前
改版後
―
―
11
11
13
13
AT&T0 の機能説明訂正
13
13
ノーマルモード接続時の AT¥Qn 設定についての注
記変更
18
18
S21 ビットマップレジスタのビット 7、6 の機能説明の
変更
第 3 版発行
ATD!の機能説明中の「ポーズ S8 レジスタに設定さ
れている時間だけ、ダイヤルを休止する」の文言の削
除
2004.6.28
22/23
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ML7012-06
ご注意
本資料の一部または全部をラピスセミコンダクタの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。
本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。
本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用にあたりましては、別途仕様書を必ずご請
求のうえ、ご確認ください。
本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な動作
や使い方を説明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮していただ
きますようお願いいたします。
本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の誤
り・誤植に起因する損害がお客様に生じた場合においても、ラピスセミコンダクタはその責任を負うものでは
ありません。
本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、
ラピスセミコンダクタまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その
実施または利用を許諾するものではありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ラ
ピスセミコンダクタはその責任を負うものではありません。
本資料に掲載されております製品は、一般的な電子機器(AV 機器、OA 機器、通信機器、家電製品、アミ
ューズメント機器など)への使用を意図しています。
本資料に掲載されております製品は、「耐放射線設計」はなされておりません。
ラピスセミコンダクタは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、種々の要因で故障することもあり
得ます。
ラピスセミコンダクタ製品が故障した際、その影響により人身事故、火災損害等が起こらないようご使用機器
でのディレーティング、冗長設計、延焼防止、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えた
ご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もラピスセミコンダクタは負うものではありま
せん。
極めて高度な信頼性が要求され、その製品の故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に危害を及
ぼすおそれのある機器・装置・システム(医療機器、輸送機器、航空宇宙機、原子力制御、燃料制御、各種
安全装置など)へのご使用を意図して設計・製造されたものではありません。上記特定用途に使用された場
合、いかなる責任もラピスセミコンダクタは負うものではありません。上記特定用途への使用を検討される際
は、事前にローム営業窓口までご相談願います。
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