H27年度南城市オートコールシステム構築業務仕様書 1.目的 市 で は 、市 民 へ の 地 方 税 の 納 期 限 等 の 電 話 案 内 に よ る 財 源 の 確 保 、特 定 健 診 の 電 話 案 内 に よ る 受 診 率 の 向 上 を 図 り 、生 活 習 慣 病 の 予 防 に よ る 医 療 費 の 抑制を行うために「市民サービスコールセンター」の運用を行っている。 こ れ ら の 業 務 は 、効 率 的・効 果 的 に 行 う た め 民 間 委 託 し て お り 、当 該 シ ス テ ム を 使 用 す る 民 間 の オ ペ レ ー タ ー の 操 作 性 だ け で な く 、民 間 側 の 責 任 者 が 催 告 業 務 に お け る「 計 画 、実 行 、評 価 、改 善 」の サ イ ク ル を 正 確 か つ 容 易 に 行うことができる「オートコールシステム」を導入している。 本 業 務 で は 、当 該 オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム の 機 器 が 今 年 度 メ ー カ ー の 推 奨 す る耐用年数(5年)を経過するため再構築を行う。 2.システムで行う業務要件 (1) 市 県 民 税 ( 普 徴 ・ 特 徴 )、 固 定 資 産 税 、 軽 自 動 車 税 、 国 民 健 康 保 険 税 、 介 護 保 険 料 、後 期 高 齢 者 保 険 料( 普 徴 )、保 育 料( 幼 稚 園 、保 育 園 )、預 か り 保 育 料 、学 校 給 食 費 、通 園 通 学 バ ス 料 金 、公 営 住 宅 使 用 料 の 納 期 限( 催 告)等の案内 (2) 特 定 健 診 勧 奨 、が ん 検 診 ク ー ポ ン 受 診 勧 奨 、乳 幼 児 健 診 勧 奨 、予 防 接 種 勧奨、生活習慣病予防健診勧奨 (3) 児 童 手 当 現 況 届 提 出 依 頼 (4) 簡 易 ア ン ケ ー ト 調 査 (5) そ の 他 ( パ ッ ケ ー ジ で 対 応 可 能 な 業 務 が あ れ ば 提 案 す る こ と ) 3.前提条件 (1) ク ラ イ ア ン ト 設 置 台 数 ①コールセンター内 5 台(管理者用1台、オペレーター用 4 台) ②所管部署 2 台(大里庁舎、玉城庁舎各1台) (2) 人 口 4 2 ,5 7 5 人 (平 成 27 年 6 月 末 ) (3) 世 帯 数 1 6 ,0 7 7 世 帯 (平 成 27 年 6 月 末 ) (4) 納 税 義 務 者 等 ( 目 安 ) ①市県民税(普徴)義務者 6 , 1 5 8 人 ( H27 年 6 月 ) ②市県民税(特徴)義務者 3 , 2 8 2 社 ( H27 年 5 月 ) ③固定資産税納税義務者 1 5 , 0 6 2 件 人 ( H27 年 7 月 ) ④軽自動車税納税義務者 1 7 , 2 0 8 人 ( H27 年 5 月 ) ⑤国民健康保険税納税義務者 ⑥介護保険料普通徴収義務者 1 , 6 5 0 人 ( H26 実 績 ) 7 1 3 人 ( H22 年 5 月 末 ) ⑦ 後 期 高 齢 者 保 険 料 ( 普 通 徴 収 分 ) 1 , 1 0 0 人 ( H26 実 績 ) ⑧保育料(幼稚園)納付対象者 4 2 6 人 ( H27 年 7 月 ) ⑨保育料(保育園)納付対象者 7 8 6 人 ( H27 年 5 月 ) ⑩学校給食費対象者 ⑪通園通学バス納付対象者 (5) 特 定 健 診 勧 奨 対 象 者 3 , 1 5 5 人 ( H27 年 7 月 ) 1 6 8 人 ( H27 年 7 月 ) 8 , 7 8 1 人 ( H27 年 4 月 ) (6) そ の 他 市 の 指 示 す る 業 務 4.データ連携 本件導入システムと市側システムとのデータ連携に係る費用等について は 、本 業 務 の 範 囲 と す る 。な お 、本 件 シ ス テ ム 導 入 に 必 要 な デ ー タ は 、市 滞 納 管 理 シ ス テ ム か ら 取 得 す る も の と す る 。デ ー タ 連 携 に つ い て は 、滞 納 管 理 システム導入業者を含めた協議により決定する。 5.提案事項 本業務の目的を実現させるために以下に示す事項について提案すること。 (1) シ ス テ ム 運 営 に 必 要 な ハ ー ド ウ ェ ア ※コール業務に必要な全ての機器構成及びスペック等について選定 理由を付し提案すること (2) シ ス テ ム 運 営 に 必 要 な ソ フ ト ウ ェ ア ※ 業 務 要 件 を 実 施 す る た め に 必 要 な ソ フ ト ウ ェ ア( パ ッ ケ ー ジ )に つ いて提案すること (3) シ ス テ ム の 機 能 ※ 別 紙 オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム 機 能 証 明 表 を 提 出 す る こ と 。提 示 さ れ た 機能要件以外に有益な機能があれば朱書きにより追加提案するこ と (4) セ キ ュ リ テ ィ 対 策 ※個人情報を保護する仕組みについて提案すること (5) 基 幹 シ ス テ ム と の デ ー タ 連 携 ※データ連携に留意し、連携方法等について提案すること (6) シ ス テ ム の 拡 張 性 ※業務要件以外の業務の拡張性があれば提案すること (7) 職 員 等 へ の 教 育 ※ 職 員 及 び 業 務 委 託 業 者 を 含 め た 操 作 研 修 に つ い て 、実 施 時 期 、回 数 等を提案すること (8) 本 稼 働 ま で の ス ケ ジ ュ ー ル ※平成28年4月の本稼働までのスケジュールについて提案するこ と (9) そ の 他 有 益 な 提 案 ※新たな機能やコスト低減策等 (10)ラ ン ニ ン グ コ ス ト ① ハ ー ド ウ ェ ア 、 ソ フ ト ウ ェ ア 使 用 料 ( 平 成 28 年 4 月 ~ 平 成 33 年 3 月 ) ※イニシャルコスト(導入費用)を含む ② ハ ー ド ウ ェ ア 、 ソ フ ト ウ ェ ア 保 守 料 ( 平 成 28 年 4 月 ~ 平 成 29 年 3 月 ) ※ 見 積 書 の 作 成 に あ た っ て は 、積 算 根 拠 や 内 容 が 確 認 で き る よ う 詳 細 に明記すること 補 足 1.データ連携 (1) オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム の 日 々 の オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム 記 録 デ ー タ の 滞 納 管 理 シ ス テ ム へ の 取 込 用 デ ー タ に つ い て は 、滞 納 管 理 シ ス テ ム 保 守 ベ ン ダーと受託者で協議の上、受託者において用意すること 。 ま た 、連 携 デ ー タ の レ イ ア ウ ト に つ い て は 本 市 が 提 供 し た レ イ ア ウ ト に 従うこと。 (2) 滞 納 管 理 シ ス テ ム へ の デ ー タ 連 携 は 日 次 と し 、業 務 終 了 後 に 当 日 の 異 動 分 を 抽 出 す る こ と 。ま た 、オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム の 日 次 の 交 渉 結 果 に つ い て は 翌 日 早 朝 ま で に は 滞 納 管 理 シ ス テ ム へ 反 映 で き る こ と 。滞 納 管 理 シ ス テムからのデータ連携は滞納管理システムの日次ジョブ終了後の業務当 日早朝とし、コールセンター業務開始までの時間に完了すること。 (3) 滞 納 管 理 シ ス テ ム と の デ ー タ 連 携 は 自 動 処 理 で 行 え る こ と 。 2.セキュリティ (1) 個 人 情 報 保 護 の た め 、市 の セ キ ュ リ テ ィ 基 準 お よ び 政 府 調 達 基 準 に 準 じ たセキュリティについて十分考慮されたシステムであること。 (2) シ ス テ ム に ロ グ イ ン す る 際 に 、ID と パ ス ワ ー ド に よ る 認 証 を 行 う こ と 。 (3) シ ス テ ム に ロ グ イ ン す る 際 に 、 そ の 履 歴 を 取 得 す る 機 能 を 有 す る こ と 。 (4) 操 作 ロ グ が 記 録 で き 、 必 要 に 応 じ て 参 照 で き る こ と 。 (5) ID ご と に 処 理 権 限 を 設 定 で き る こ と 。 ・管 理 者 に つ い て 、電 話 催 告 の た め に 必 要 と さ れ る 処 理 、催 告 情 報 お よ び 実績の管理のための処理権限を有すること。 ・オ ペ レ ー タ ー に つ い て 、電 話 催 告 の た め に 必 要 と さ れ る 処 理 権 限 を 有 す ること。 (6) 開 発 の 過 程 で 本 市 か ら 提 供 さ れ た 個 人 情 報 そ の 他 の 一 切 の 情 報 に つ い て 守 秘 義 務 を 負 う こ と 。ま た 、業 務 を 再 委 託 す る 場 合 は 本 市 の 許 可 を 得 る こ と と し 、委 託 先 と 上 記 と 同 等 の 守 秘 義 務 契 約 を 交 わ し 、上 記 を 証 す る 書 面を提出すること。 (7) ク ラ イ ア ン ト の U S B ポ ー ト お よ び そ の 他 デ バ イ ス の 使 用 を 禁 止 し 、デ ー タ の 持 ち 出 し が 出 来 な い よ う 対 策 を 施 す こ と 。た だ し 、保 守 作 業 時 等 の 必要に応じ使用できるものとすること。 3.保守 (1) ソ フ ト ウ ェ ア お よ び ハ ー ド ウ ェ ア に つ い て 以 下 の 保 守 義 務 を 提 供 す る と 共 に 障 害 が 発 生 し た 場 合 に は 、速 や か に 原 因 を 特 定 し 、復 旧 に 必 要 な 措 置 を 講 じ 、翌 日 の 業 務 開 始 時 に 正 常 稼 動 が で き る こ と 。ま た 、導 入 時 期 か らの欠陥が判明した場合は、時期に係らず受託者負担で改善すること。 ①ヘルプデスク、コールセンター等の対応サービスの提供 ア 障害対応 イ オートコールシステム操作方法の問合せ ②サーバ管理 ア 障害発生時の対応(ハード・ソフト共) ソフトにおいてはバックアップファイルからシステム環境を再セ ットアップすることなく復旧すること イ サーバウイルス対策(パッチ作業含む) ③機器およびシステムに対する定期的な出張保守 ④サービス時間帯 土日祝日、年末年始を除く、9:00~17:30とする。 (2) サ ー ビ ス 時 間 外 で あ っ て も 、 可 能 な 限 り 対 応 を 行 う こ と 。 (3) O S や 付 属 ア プ リ ケ ー シ ョ ン 、シ ス テ ム の 修 正 パ ッ チ 情 報 、現 地 適 用 に 要する費用は保守に要する金額に含めること。 (4) 保 守 業 務 に 要 す る 一 切 の 経 費 は 保 守 金 額 に 含 め る こ と 。 4.導入支援 (1) オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム 導 入 の 進 捗 状 況 に つ い て 、定 期 的 に 報 告 を 行 う と 共 に 、本 市 か ら 進 捗 状 況 の 報 告 を 求 め ら れ た 場 合 に も 、直 ち に 報 告 を 行 う こ と 。な お 、報 告 に 当 た っ て は 、報 告 書 を 作 成 し 、ま ち づ く り 推 進 課 お よ び関係課の承認を得ること。 (2) 導 入 打 ち 合 わ せ 中 に お い て 、本 市 と 協 議 を 行 っ た 場 合 は 、議 事 録 を 作 成 し、関係課の承認を得ること。 (3) 導 入 に 際 し て は 、本 市 と 同 等 規 模 以 上 の 自 治 体 へ の 導 入 経 験 を 有 し 、十 分な専門知識を有する技術者を配置すること。 (4) 全 て の 業 務 の 操 作 方 法 に 関 す る マ ニ ュ ア ル を 作 成 ( CD- ROM1 枚 お よ び 製 本 1 0 部 )し 、本 市 が 業 務 に 必 要 な 範 囲 で 、複 製 、改 正 を 行 う 権 利 を 認 めること。 5.ハードウェア (1) サ ー バ ①導入台数 Windows サ ー バ 1 台 サーバの形式はラックマウント型もしくはクラウド型とすること。 但 し 、ラ ッ ク マ ウ ン ト 型 に よ る 提 案 の 場 合 は 、サ ー バ 移 動 等 の 際 に は 無 償で対応すること。 ②設置場所 ラックマウント型については、本市が指定する市役所内の設置スペー スに設置すること。 ③機器構成 以 下 の 機 器 に つ い て 前 提 条 件 、導 入 経 験 に 基 づ き 最 適 な 提 案 を 行 う こ と ・CPU ・メモリ ・HDD ・CD-ROM ・LANボード ・ディスプレイ ・無停電電源装置 ・その他必要な機器 ④ウィルス対策ソフト ⑤ハードディスクの増設が可能であること。 (2) ク ラ イ ア ン ト スペック等については導入実績に基づき最適な提案を行うこと (3) レ ー ザ ー プ リ ン タ スペック等については導入実績に基づき最適な提案を行うこと (4) 周 辺 機 器 ① オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム サ ー バ・ク ラ イ ア ン ト と 庁 内 L A N を 分 離 す る 機 器 を 導 入 す る こ と 。ま た 、必 要 に 応 じ て オ ー ト コ ー ル シ ス テ ム サ ー バ と クライアントを接続する機器を導入すること。 ② 電 話 機 能 を 有 し 、ヘ ッ ド セ ッ ト を 利 用 し て ハ ン ズ フ リ ー に よ る 双 方 向 の 会話を実現するためのクライアントパソコンと電話回線とを接続する ア ダ プ タ ー 機 器 、お よ び ヘ ッ ド セ ッ ト 機 器 を 導 入 す る こ と 。ヘ ッ ド セ ッ ト 機 器 は ク ラ イ ア ン ト パ ソ コ ン と 同 数 分 を 導 入 し 、ア ダ プ タ ー 機 器 は 必 要数量分を導入すること。
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