詳細ガイド - iPUX

ICS303A
CMOS MJPEG ワイヤレス
ネットワークカメラ
インストールガイド
Version 1.0
はじめに
このたびはパワフルで高品位なネットワーク画像カメラ、ICS303A
をお買い上げ頂きましてありがとうございます。このカメラはユー
ザーのアプリケーション環境にスタンドアロンシステムとしてすば
やく簡単にインストールすることが可能です。またリモートコント
ロール機能により、ユーザーの PC の Web ブラウザ上でアクセス・
操作することができます。
このインストールガイドでは、以下のようにイラストと説明でカメ
ラの使用法をご説明いたします。
Chapter 1
「カメラのご紹介」では、カメラの特長や部品、機能に
ついてご説明いたします。
Chapter 2
「ハードウェアのインストール」では、ユーザーのアプ
リケーション環境に合わせたカメラの設置手順をご案内
いたします。当機種は家庭・職場・その他どのような場
所でも使用することができます。
Chapter 3
「カメラの操作」では、カメラをスムーズに使用開始で
きるよう、手順をご案内いたします。当機種は設置がと
ても容易に設置可能で、ユーザーのネットワーク環境で
直ちに機能します。
Chapter 4
「カメラの設定」では、ユーザーの PC の Web ブラウザ
上でカメラの各種設定を行なう方法をご説明いたします。
Chapter 5
「その他」では、カメラの主要諸元やカメラの使用法に
ついての便利な情報をご案内いたします。
注意
このガイドにあるイラストや設定値は参考のためのものであ
り、実際の設定はユーザーのカメラの使用方法により異なり
ます。
-1-
Contents
は じ め に....................................................................................... 1
CHA PT ER 1 カメ ラのご紹介 ................................................. 2
1.1 パッケージ内容の確認 ..................................................... 3
1.2 カメラの概要.................................................................... 4
1.3 特長と利点 ....................................................................... 6
1.4 システム要件.................................................................... 7
CHA PT ER 2 ハー ドウェアの インストー ル ......................... 8
2.1 カメラスタンドの取り付け .............................................. 8
2.2 カメラの LAN/WLAN への接続...................................... 9
2.3 カメラの応用例 .............................................................. 10
CHA PT ER 3 カメ ラへのアク セス ....................................... 11
3.1 IPFINDER を使う ............................................................. 11
3.2 カメラへのアクセス....................................................... 12
3.3 PC の IP アドレスの設定 ............................................... 15
CHA PT ER 4 カメ ラの設定 ................................................... 16
4.1 WEB 設定の仕方 ............................................................. 16
4.2 スマートウィザードの使い方 ........................................ 17
4.3 基本的なセットアップ ................................................... 20
4.4 ネットワークの設定....................................................... 23
4.5 映像と音声の設定 .......................................................... 33
4.6 EVENT SERVER の設定..................................................... 35
4.7 モーションディテクト ................................................... 38
4.8 イベント設定.................................................................. 39
4.9 TOOLS ............................................................................. 42
4.10 INFORMATION ................................................................... 44
CHA PT ER 5 そ の 他 ............................................................... 45
A.1 仕様 ................................................................................ 45
A.2 用語集............................................................................. 47
-2-
C HAPTER 1
カメラのご紹介
1.1 パッケージ内容の確認
パッケージに入っている内容物をよくご確認下さい。以下の物が同
梱されています。:






注意
ICS303A カメラ本体
1台
AC アダプター 1 個
カメラスタンド 1 本
LAN ケーブル(RJ-45 タイプ) 1 本
インストール CD-ROM 1 枚
クイック・インストール・ガイド 1 冊
アイテムの欠損又は不足があった場合、購入された販売店ま
でご連絡ください。
-3-
1.2 カメラの概要
正面図
電源 LED はアンバー
色の光でカメラの電源
がオンであることを示
します。
内蔵マイクによりカメラ
が音声を受信します。
リンク LED の緑色の
光の点滅により、カ
メラのネットワーク
接続状態を示しま
す。
レンズアセンブリ
-4-
背面図
WPS ボタン
ワイヤレス接続を簡単
に設定するために使わ
れます。
ネジ穴はカメラスタン
ドを接続するために使
用されます。
リセットボタンを早く押
すとカメラを再起動しま
す。5 秒間長押しする
と、工場出荷時のデフォ
ルト設定に戻ります。
DC 電源コネクター
は、カメラに電源を供
給する AC 電源アダプ
タを接続するために使
用されます。
LAN ポート
パソコンやルータに接続する
ためのポートです。
10Mbps/100Mbps,Full
Duplex/Half Duplex はオートネ
ゴシエーション機能によって
自動的に切り替わります。
* WPS ボタンの詳細については、Web Configuration, Network >> Wireless >> WPS
Setting の指示を参照してください。
-5-
1.3 特長と利点

MJPEG コーデックをサポート
このカメラは MJPEG コーデック技術により VGA 画像を提供し、
画像サイズや画質、ビットレートをネットワーク環境に応じて
調整することができます。

単方向音声通信能力
カメラの内蔵マイクを使用すると、その場の音声をインターネ
ット経由で伝えることができ、現場音声のモニターが可能とな
っています。

リモートコントロール機能
一般的な Web ブラウザか同梱の UltraView Pro ソフトウェアを使
用することにより、管理者はイントラネットやインターネット
を経由して簡単にカメラの設定を変更することができます。ま
た、カメラは新しいファームウェアが利用可能な時には、リモ
ート操作でアップグレードすることができます。ユーザーも画
像をモニターし、ネットワーク経由でスナップショットを取る
ことができます。

複数のプラットフォームをサポート
このカメラは TCP/IP、SMTP 電子メール、HTTP、および他のイン
ターネット関連のプロトコルを含む複数のネットワークプロト
コルをサポートしています。このため Windows Vista や Windows
7 のような OS が混在した環境でもカメラを使用することができ
ます。

複数のアプリケーションをサポート
このカメラはリモートアクセス技術により、ユーザーの目的に
合わせた様々な物体や場所をモニターすることができます。た
とえば自宅にいる赤ちゃん、病院の患者、オフィスや銀行等で
-6-
す。このカメラは静止画像とビデオクリップの双方をキャプチ
ャすることができ、アーカイブに保存して何時でも再生するこ
とができます。
1.4 システム要件

ネットワーキング
- LAN:
- WLAN:
10Base-T イーサネット、100Base-TX ファス
トイーサネット、自動 MDIX
IEEE 802.11b/g/n

Web ブラウザ経由のカメラへのアクセス
- プラットフォーム:
Microsoft® Windows®
2000/XP/Vista/Win7
- CPU:
Intel Pentium III 800MHz 以上
- RAM:
512MB
- 解像度:
800x600 以上
- ユーザーインタフェース: Microsoft® Internet Explorer 6.0 以
上、Apple Safari 2 以上、Mozilla Firefox 2.00
以上、Google Chrome

UltraView Pro を使用したカメラへのアクセス
- プラットフォーム:
Microsoft® Windows® XP/Vista/Win7
- 解像度:
1024x768 以上

ハードウェア要件
- カメラ 1~8 台:
- カメラ 9~32 台:
注意
Intel Core 2 Duo 2GB RAM
Intel Core 2 Quad 4GB RAM
同時に多数の場所をモニターするために複数のカメラを接続
する場合、より高い性能を持つコンピューターを使用するこ
とをお勧めします。
-7-
C HAPTER 2
ハードウェアのインストール
2.1 カメラスタンドの取り付け
カメラスタンドはネジ式の自在ボールヘッドでカメラのネジ穴に固
定されます。カメラスタンドが装着されると、カメラはカメラスタ
ンドの基部にある三つのネジ穴により、どこにでも取り付けられま
す。
カメラスタンド
-8-
2.2 カメラの LAN/WLAN への接続
付属のイーサネットケーブルを使
用して、カメラを各地域のローカ
ルエリアネットワーク(LAN)に
接続します。
AC パワーアダプターを接続すると
カメラの電源は自動的にオンにな
ります。電源の状態はカメラ前面
パネルの電源 LED で確認すること
ができます。
接続されるとリンク LED が緑色の
光で点滅をはじめ、カメラは使用
可能なスタンバイ状態となりま
す。
イーサネットケーブルの接続
カメラの電源がオンになると、カメラが自動的に「デフォル
ト」の SSID を持つアクセスポイントを探します。
注意 カメラがワイヤレスネットワークに接続できない場合、LAN
にカメラをインストールし、無線 LAN の設定を続行する必要があり
ます。
-9-
2.3 カメラの応用例
このカメラは以下のように多様な方法で応用することができます。

インターネットまたはイントラネットを介してその場または遠
隔地の物体や場所をモニターする。

遠隔操作で静止画像やビデオクリップをキャプチャする。

画像をアップロードしたり、接続されている静止画像を添付し
た電子メールを送信する。
以下の図はカメラ使用上でよくある応用例や、カメラの基本的な設
置例を示しています。
*
*屋外で使用する場合は防水ハウ
ジングに収納してください
家庭への応用例
(※インターネット ベビールーム 仕事部屋 屋外
ADSL モデム ワイヤレスゲートウェイ)
- 10 -
C HAPTER 3
カメラへのアクセス
3.1 IPFinder を使う
このカメラには便利なユーティリティ「IPFinder」が付属しており、
インストール用 CD-ROM に入れられています。これを使用すること
でネットワーク上でとても簡単にカメラを検索することができます。
1. ユーザーのコンピューターの CD-ROM ドライブにインストール
用 CD-ROM を挿入すると、プログラムが自動的に起動します。
2. IPFinder の項目をクリックしユーティリティを起動してくださ
い。コントロールパネルが以下のように表示されます。
接続したカメラが表示
される。
カメラをリンクするた
めにダブルクリックす
る。
About をクリックして IPFinder のバージョン情報を取得する。
Link をクリックして選択したカメラに接続する。
Change IP をクリックして選択したカメラの IP アドレスを変更する。
Search をクリックして接続したカメラの IP アドレスを確認する。
Exit をクリックしてユーティリティを閉じる。
3. カメラの IP アドレスを取得後、Web ブラウザや UltraView Pro を
起動してカメラにアクセスします。
- 11 -
3.2 カメラへのアクセス
カメラにアクセスする場合、以下の手順で行います。
1. カメラのデフォルト設定では DHCP モードが有効となっている
ため、IPFinder を起動し、DHCP サーバーによってカメラに割り
当てられている IP アドレスを検索してから Link をクリックし、
Web ブラウザ経由でカメラにアクセスすることをお勧めします。
2. ネットワークカメラが DHCP モードで IP アドレスを取得できな
い場合、デフォルトの IP アドレスは 192.168.0.30 になります。
3. ログインウィンドウが表示されたら、デフォルトのユーザー名
(admin)とパスワード(admin)を入力し、OK を押してカメ
ラの Web 設定のメイン画面にアクセスします。
ユーザー名とパスワ
ードを入力
注意
最初にカメラにアクセスする場合、カメラのためにプラグイ
ンをインストールすることが必要となります。アクセス許可
要求は、お使いのコンピュータのインターネットセキュリテ
ィの設定に依存します。Yes をクリックして続行します。
- 12 -
カメラの Web 設定にログイン後、メインページが以下のように表示
されます。






Web 設定のメインページには、以下のように多くの有用な情報や機
能が表示されます。






言語 – システムの表示言語を選択します。
Live View/Setup の切り替え – カメラの設定には
をクリックします。詳細については、Chapter 4 を参照してくだ
さい。ライブビュー画像を表示するメイン画面に戻るには
のボタンをクリックします。
ファンクションボタン – ビデオ機能のコントロールにはこれら
のボタンを使用します
- 13 -
 Manual Record でビデオクリップを録画し保存します。
 Snapshot で静止画像をキャプチャして保存します。
 Browse でビデオクリップや静止画像の保存先フォルダを割
り当てます。
 Listen でカメラから現場の音声を受信します。


をクリックすることで、ライブビ
ズームインボタン –
ュー画像に 1 倍、2 倍、3 倍の倍率でズームインします。


ライブビュー画像 – 接続したカメラのリアルタイム画像を表示
します。


カメラ情報– カメラの位置や現在の日付・時刻を表示します。情
報は Web 設定で変更することができます。
注意お使いの PC のプラットフォームが Microsoft Vista である場合、
Snapshot や Manual Record で保存されたファイルを見つけ
られない可能性があります。その場合、Internet Explorer のセ
キュリティの保護モードを無効にする必要があります。下記
の手順に従ってください。
1.
Internet Explorer を開く。
2.
ツール→インターネットオプションを選択する。
3.
セキュリティを選択する。
4.
「保護モードを有効にする」のチェックを外し「OK」ボ
タンをクリックする。
- 14 -
3.3 PC の IP アドレスの設定
カメラへのアクセスに失敗する場合、コンピューターの IP アドレス
を確認してください。カメラの設定を行うためにカメラとパソコン
を直接接続する場合、2 つのデバイスが通信するためには IP アドレ
スを同じセグメントになるように設定する必要があります。
1. お使いのコンピュータで、「スタート」→「コントロールパネ
ル」の順にクリックし、コントロールパネルのウィンドウを開
きます。
2. 「ネットワークとインターネット接続」をダブルクリックし、
「ネットワーク接続」ウィンドウを開きます。
3. 「ローカルエリア接続」を右クリックし、ショートカットメニ
ューから「プロパティ」をクリックします。
4. 「ローカルエリア接続のプロパティ」ウィンドウが表示された
ら、「全般」タブを選択します。
5. 「インターネットプロトコル(TCP/IP)」を選択し、続いて
「プロパティ」をクリックして、「インターネットプロトコル
(TCP/IP)のプロパティ」ウィンドウを起動します。
6. カメラのセグメント内の固定 IP アドレスを設定するには、「次
の IP アドレスを使う」オプションを選択します。続いて空いて
いるフィールドに IP アドレスを入力します。推奨の IP アドレス
は 192.168.0.x(x は 1~254 で 30 を除く)、推奨のサブネットマ
スクは 255.255.255.0 です。
7. 以上が終わったら、OK をクリックします。
- 15 -
C HAPTER 4
カメラの設定
4.1 Web 設定の仕方
Web ブラウザや付属のソフトウェア UltraView Pro を介してカメラに
アクセスしたり管理することができます。本章では Web 設定の仕方
を説明し、また Web ブラウザを使ったカメラの設定をご案内します。
カメラの設定は、Web 設定のメインページで
をクリ
ックします。Web 設定は「Basic」ページから開始されます。
Web 設定の左側メニューバー上には、カメラ設定に必要な「Smart
Wizard」、「Basic」、「Network」、「Video」、「Event
Server」、「Motion detect」、「Event Config」、「Tools」、
「Information」の各設定項目があります。
- 16 -
4.2 スマートウィザードの使い方
カメラのスマートウィザードを使用すると、カメラの設定を簡単か
つ迅速に行えます。ウィザードでは各ステップごとに詳細な説明で
必要な設定をご案内します。
ウィザードを起動するには、左側メニューバーにある「Smart
Wizard」をクリックします。
ステップ 1. Camera Settings(カメラの設定)
カメラの名前と設置
場所を入力します。
管理者パスワードを入
力します。
ステップ 2. IP Settings(IP の設定)
ネットワークに応
じて IP 設定
(DHCP、Static
IP、PPPoE)を選
択します。
- 17 -
ステップ 3. Email Settings(電子メールの設定)
画像をメールに添
付して送信できる
ように必要な情報
を入力します。
ステップ 4. Wireless Networking
(ワイヤレスネットワーク:ワイヤレスモデルのみ)
ワイヤレスネットワー
クに必要な設定を完了
します。
- 18 -
ステップ 5. Confirm Settings(設定の確認)
ウィザードを終了しカメ
ラを再起動するには
「Apply」をクリックし
ます。
前のステップに戻り設定
を変更するには「Prev」
をクリックし、ウィザー
ドを終了して変更を放棄
するには「Cancel」をク
リックします。
- 19 -
4.3 基本的なセットアップ
基本メニューには三つのサブメニューがあり、カメラ名、設置場所、
日付・時刻、ユーザ管理等のカメラのシステム設定を行います。
Basic >> System

Basic
- Camera Name: カメラのわかりやすい名前を入力します。
- Location: カメラが使用される場所のわかりやすい名前を入力
します。

Indication LED
(ICS303C のみ)
この項目では必要に応じて LED 照明を設定できます。Normal と
OFF の 2 つのオプションがあります。
- 20 -
Basic >> Date & Time

Date & Time
- TimeZone: プルダウンメニューから各地域に合ったタイムゾ
ーンを選択します。
- Synchronize with PC: このオプションを選択すると、カメラの
日付と時刻の設定が接続されたコンピュータと同期されます。
- Synchronize with NTP Server: このオプションを選択すると、
時刻が NTP サーバと同期されます。次の二つのボックスにサ
ーバの IP アドレスを入力し、アップデート間隔を選択する必
要があります。
- Manual: 日付と時刻を手動で設定するには、このオプションを
選択します。
Basic >> User

Administrator
カメラの Web 設定に対する不正アクセスを防止するために、デ
フォルトの管理者パスワードを変更することを強くお勧めしま
す。パスワードの設定と確認のために管理者パスワードを二度
入力します。

General User
- User Name: カメラ使用に追加したい一般ユーザーの名前を入
力します。
- Password: 新しいユーザーのパスワードを入力します。
設定完了後、カメラに新ユーザーを追加するために
「Add/Modify」をクリックします。ユーザー情報を変更する
- 21 -
には UserList から変更したいユーザーを選択して
「Add/Modify」をクリックします。
- UserList: カメラの既存のユーザーを表示します。ユーザーを
削除するには、削除したいユーザーを選択し、「Delete」を
クリックします。

Guest
- User Name: カメラ使用に追加したいゲストの名前を入力しま
す。
- Password: 新しいゲストのパスワードを入力します。
- UserList: カメラの既存のゲストを表示します。ゲストを削除
するには、削除したいゲストを選択し、Delete をクリックし
ます。
注意
「General User(一般ユーザー)」はカメラにアクセスしてカ
メラの Web 設定のファンクションボタンをコントロールする
ことができます。「Guest(ゲスト)」はカメラにアクセスし
ている間、Web 設定のメインページ上でライブビュー映像を
表示することだけができます。「Administrator(管理者)」
のみが Web 設定を通じ、カメラを設定することが可能です。
- 22 -
4.4 ネットワークの設定
Network メニューには、IP 設定、DDNS 設定、IP Filter、および
Wireless(ワイヤレスモデルのみ)等、カメラのネットワーク設定を
行うための三つのサブメニューが含まれています。
- 23 -
Network >> Network

IP Setting
この項目では IP アドレスモードを選択し、関連する設定を行う
ことができます。
- DHCP: ネットワークが DHCP サーバーを使用している場合、
このオプションを選択します。カメラ起動時に自動的に DHCP
サーバーから IP アドレスが割り当てられます。
- Static IP: カメラに直接 IP アドレスを割り当てる場合、このオ
プションを選択します。関連する設定値を取得するため、
IPFinder を使用することができます。
IP
カメラの IP アドレスを入力します。デフォ
ルト設定は 192.168.0.30 です。
Subnet Mask
カメラのサブネットマスクを入力します。
デフォルト設定は 255.255.255.0 です。
Default Gateway
デフォルトゲートウェイを入力します。デ
フォルト設定は 192.168.0.1 です。
Primary/
Secondary DNS
DNS(ドメインネームシステム)はドメイン
名を IP アドレスに変換します。ISP から提供
されているプライマリ DNS とセカンダリ
DNS を入力します。
- PPPoE: ADSL モデムを介して直接接続を使用する場合、このオ
プションを選択してください。インターネットサービスプロ
バイダから PPPoE アカウントを得ている必要があります。
「User Name」と「Password」を入力してください。カメラ
は起動する際に ISP から IP アドレスを取得します。
注意
カメラは起動時に ISP から IP アドレスを取得すると、ユーザーに自
動的に通知メールを送信します。このため、接続方式として PPPoE
を選択する場合は事前に電子メールや DDNS を設定する必要がありま
す。
- 24 -

DDNS Setting
ダイナミック DNS 機能を使用すると、動的 IP アドレスに固定の
ホスト名とドメイン名を割り当てることができます。この機能を
有効にするには「Enable」オプションを選択します。次にプルダ
ウンリストからプロバイダを選択し、ホスト名、ユーザー名、パ
スワードの各ボックスに必要な情報を入力します。事前にプロバ
イダの DDNS サービスに加入する必要がありますのでご注意くだ
さい。
注意

my.ipux.net では iPUX DDNS サービスを無料で提供しています。
Host Name では数字または小文字のアルファベット 8 文字以
内が必要になります。
UPnP
このカメラはデバイス間の相互運用を可能にするコンピュータ
ネットワークプロトコルである UPnP(ユニバーサルプラグアン
ドプレイ)をサポートしており、またカメラが NAT ルータやフ
ァイアウォールの背後にある場合、カメラにアクセスできる自
動ポートマッピング機能をサポートしています。この機能を有
効にするには、「Enable」オプションを選択します。

Ports Number
- HTTP Port: デフォルトの HTTP ポートは 80 です。
注意
カメラが NAT ルータやファイアウォールの背後にある場合、
1024 から 65535 の使用を推奨します。

HTTPS
- Enable: ネットワーク内で認証され暗号化された通信を提供
するため、セキュアなプロトコルである HTTPS を有効にす
るにはこのオプションを選択します。
- 25 -
- HTTPS Port: テキストボックスで HTTPS ポートを割り当て
ます。デフォルトの HTTPS ポートは 443 です。
Network >> IP Filter
IP Filter の設定により、カメラ管理者はカメラへアクセスするユー
ザーの IP アドレスを特定の範囲内に制限することができます。この
機能を無効化するためには「Disable」オプションを選択します。そ
れ以外の場合、「Accept」を選択し、カメラへのアクセスを許可す
る IP アドレスの範囲を指定するか、または「Deny」オプションを
選択し、カメラへのアクセスをブロックする IP アドレスの範囲を指
定します。

Disable: カメラの IP フィルタ機能を無効にするには、このオ
プションを選択します。

Accept
- IPv4: このカメラへのアクセスを許可される IP アドレスの
範囲を指定するために、「Start IP address」と「End IP
address」のオプションでアドレスを入力します。指定が終
了したら、範囲を保存するために「Add」をクリックします。
カメラに対して複数の範囲を割り当てるために、この操作
を繰り返すことができます。
- IPv6: カメラへのアクセスを許可する「IP Address」を入力
します。

Deny
- IPv4: このカメラへのアクセスをブロックする IP アドレス
の範囲を指定するために、「Start IP address」と「End IP
address」のオプションでアドレスを入力します。指定が終
了したら、範囲を保存するために「Add」をクリックします。
- 26 -
カメラに対して複数の範囲を割り当てるために、この操作
を繰り返すことができます。
- IPv6: カメラへのアクセスをブロックする「IP Address」を
入力します。
たとえば、192.168.0.50/192.168.0.80 を「Accept > IPv4」の
「Start/End IP Address」に入力すると、IP アドレスが
192.168.0.50 ~ 192.168.0.80 内にあるユーザは、カメラへのアクセ
スを許可されます。一方でもし「Deny > IPv4」の「Start/End IP
Address」内に IP の範囲を入力した場合、IP アドレスが範囲内にあ
るユーザはカメラへのアクセスを許可されません。
Network >> Wireless Setting (ワイヤレスモデルのみ)
ワイヤレスネットワークを使用する間はカメラが無線 LAN をサポー
トします。この機能を有効にするには「Enable」オプションを選択
します。
- 27 -

Wireless
- Network ID (SSID}: インフラストラクチャ・ネットワークモー
ドで、全てのアクセスポイントにカメラを接続するには、こ
のオプションのデフォルト設定を維持してください。指定さ
れたアクセスポイントにカメラを接続するには、アクセスポ
イントの ESS-ID に対応するためにカメラの SSID を設定します。
カメラをアドホックの無線ワークグループに接続するには、
無線チャンネルと SSID をコンピュータの設定と一致するよう
セットします。
利用可能なワイヤレスネットワークを表示するために「Site
Survey」をクリックすると、ワイヤレスネットワーク一覧の
一つと簡単に接続できます。
検索結果の一覧
- Wireless Mode: カメラのためのワイヤレス通信の種類を
「Infrastructure」と「Ad-Hoc」から選択します。
- Channel: リストから適切なチャンネルを選択します。
- Authentication: 権限のないユーザーに使用されないようにカ
メラを保護するための認証方法を「Open」「Shared-key」
「WPA-PSK」「WPA2-PSK」から選択します。以下の表は 4
つの認証方法について説明します。
- 28 -
Open
認証モードのデフォルト設定で、ネットワーク
経由で鍵を通信します。
Shared-key
同一の WEP 設定を持つデバイスとのみ通信が可
能です。
WPA-PSK/
WPA2-PSK
WPA-PSK/WPA2-PSK はネットワーク認証サーバー
へのアクセス権を持たないユーザーのために設
計されています。ユーザーはアクセスポイント
またはゲートウェイ、そしてネットワーク上の
各 PC に始動パスワードを手動で入力する必要が
あります。
Authentication のモードとして「Open」または「Sharedkey」を選択した場合、次の設定を完了する必要があります。
Encryption: ワイヤレスネットワーク内でカメラを保護する
ために、「WEP」のオプションを選択してデータ暗号化機
能を有効にします。
Format: 暗号化機能を有効にした後で、「ASCII」または
「HEX」を選択して暗号化の形式を決定する必要があります。
ASCII 形式では入力した文字が 8 ビット値に変換されます。
HEX 形式では、入力した文字の各ペアが 16 進数の 8 ビット
値に変換されます。
Key Length: 使用する WEP キーの長さ(「64 bits」または
「128 bit」)を選択します。
WEP Key 1/2/3/4: 次のボックスに WEP キーを入力します。
認証モードとして「WPA-PSK」または「WPA2-PSK」を選択
した場合、以下の設定を完了する必要があります。
Encryption: 「TKIP」または「AES」を選択します。TKIP
(Temporal Key Integrity Protocol)は、標準的な WEP による
セキュリティよりも高度なセキュリティを確保するため、
- 29 -
一時的なキーを 10,000 パケットごとに変更します。AES
(Advanced Encryption Standard)は、デジタル情報の最高度
のセキュリティと信頼性を確保するために使用されていま
す。
Pre-Shared Key: これはネットワーク上でお互いを識別する
ために使用されます。ボックスに入力した名前は、リモー
トデバイスの事前共有キーの値と一致する必要があります。
- 30 -
Network >> Wireless >> WPS Setting
WPS(Wi-Fi Protected Setup)は、エンドユーザーのために簡略化さ
れた安全なネットワークのセットアップを実現する Wi-Fi セキュリ
ティの新しい規格です。WPS は以下の 2 つのオプションで有効にす
ることができます。
1.
PIN Mode
2.
PBC Mode (ハードウェアの設計によってはデバイス上の WPS
ボタン)

PROTECTED SETUP
カメラの WPS 設定をリセットするには「Reset To
Unconfigured」ボタンを押します。
- 31 -

WPS
- PIN Mode: PIN(Personal Information Number)モードでは、直
接 PIN コードを入力することにより接続します。
a. 「PIN Mode」のオプションをクリックします。
b. 接続するルータ(またはアクセスポイント)を選択し、
「Site Survey」ボタンをクリックします。
c. 「Connect」ボタンをクリックし、カメラの WPS 機能を起
動します。
d. セットアップの完了には、カメラに表示されている PIN コ
ードを 120 秒以内にルーター(またはアクセスポイン
ト)に入力する必要があります。
- PBC Mode: PBC(Push-Button-Configuration)モードでは、デ
バイスのボタンを押すだけで接続します。
a. Click the PBC Mode option.
b. 「Connect」ボタンをクリックし、カメラの WPS 機能を起
動します。
ヒント カメラが WPS 機能を持つボタンがある設計となって
いる場合、設定ユーティリティの「Connect」ボタンを
クリックする代わりに WPS ボタンを押すこともできま
す。
c. セットアップの完了には、ルーター(またはアクセスポイ
ント)の WPS ボタンを 120 秒以内に押す必要があります。

Device Status
カメラの WPS 設定を表示します。
ヒント 電源 LED は以下のように WPS の接続状況を示します。
- 3 回点滅した場合、正常に接続されています。
- 接続が失敗した場合、短・短・長の点滅を 3 回繰り返しま
す。
- 32 -
4.5 映像と音声の設定
Video & Audio メニューには、カメラ用の映像と音声を設定する 4 つ
のサブメニューがあります。
Video & Audio >> Camera

Image Setting
- Brightness: 輝度レベルを 0~100 で調整します。
- Contrast: コントラストを 0~100 で調整します。
- Saturation: 色レベルを 0~100 で調整します。
ヒント上記の 3 つのオプションのデフォルト設定を復元するには、
「Default」に続けて「Apply」をクリックします。
- 33 -
- Mirror: イメージを水平方向に反転するには「Horizontal」オ
プションを選択します。イメージを垂直方向に反転するには
「Vertical」オプションを選択します。
- Light Frequency: カメラの設置場所に応じて適切な周波数
(「50Hz」または「60Hz」)を選択してください。
Video & Audio >> Video

MJPEG
- Video Resolution: 3 つのフォーマット(「VGA」、「QVGA」、
「QQVGA」)からビデオ解像度を選択します。解像度の高い
設定(VGA)ほど映像の品質が高くなりますが、ネットワーク
内でより多くのリソースを使用します。
- Video Quality: 最低・低・標準・高・最高(「Lowest」、
「Low」、「Normal」、「High」、「Highest」)の 5 段階か
ら画像品質のレベルを選択します。
- Frame Rate: ネットワークの状態に応じて適切なフレームレー
トの設定値を選択します。5、10、15、20、25 の各レベルが選
択可能です。
Video & Audio >> Audio

Camera Microphone In:
- Enable: カメラから現場の音声を受信するためにカメラの音声
機能を有効にするには「Enable」オプションを選択します。
- 34 -
4.6 Event Server の設定
Event Server メニューには 2 つのサブメニューがあり、FTP に画像を
アップロードしたり、静止画を添付した電子メールを送信したりし
ます。
FTP や電子メールに必要な設定を終えたら、「Test」をクリックし
て関連する設定が正しいかどうか確認します。カメラのサーバーへ
の接続に成功したら、「Apply」をクリックします。
- 35 -
Event Server Setting>> FTP

FTP
- Host Address: ターゲットとなる FTP サーバーの IP アドレスを
入力します。
- Port Number: FTP サーバーに使用するポート番号を入力しま
す。
- User Name: FTP サーバーにログインするためのユーザー名を
入力します。
- Password: FTP サーバーにログインするためにパスワードを入
力します。
- Directory Path: 画像のアップロード先のフォルダを入力しま
す。たとえば /Test/
- Passive Mode: パッシブモードを選択するには「Enable」オプ
ションを選択します。
Event Server Setting >> Email

Email
- SMTP Server Address: メールサーバーのアドレスを入力し
てください。たとえば gmail.com.
- Sender Email Address: メールを送信するユーザーの電子メ
ールアドレスを入力します。たとえば [email protected].
- SMTP Port: テキストボックスで SMTP ポートを割り当てま
す。デフォルトの SMTP ポートは 25 です。メールサーバーが
暗号化された通信を必要とする場合は「SSL」オプションを
チェックする必要があります。STARTTTLS はプレーンテキ
スト通信プロトコルの拡張機能です。暗号化通信に専用ポー
トを使用する代わりに、プレーンテキストの通信を暗号化
- 36 -
(TLS または SSL)通信にアップグレードする方法を提供し
ます。
- Authentication Mode: メールサーバーの設定に合わせて
「None」か「SMTP」を選択してください。
- Sender User Name: メールサーバーにログインするためのユー
ザー名を入力します。
- Sender Password: メールサーバーにログインするためのパスワ
ードを入力します。
- Receiver #1 Email Address: ユーザーが電子メールを受信する 1
番目の電子メールアドレスを入力してください。
- Receiver #2 Email Address: ユーザーが電子メールを受信する 2
番目の電子メールアドレスを入力してください。
- WAN IP Change Notification: WAN IP アドレスが変更された場
合、システムによる通知を有効にするオプションを選択しま
す。
- 37 -
4.7 モーションディテクト
Motion Detect メニューには、カメラのモーションディテクト機能を
利用するためのコマンドとオプションが含まれています。このカメ
ラには 2 つの検出領域があります。
検出領域を有効にするには、「プルダウンリストから「Window 1」
か「2」を選択し、続いて「Enable」を選択します。検出領域が有
効になっているときは、マウスを使用して検出領域を移動し、カバ
ーされる範囲を変更することができます。
- Name: 検出領域に名前を割り当てます。
- Threshold: ビデオを記録するための動きを検出するレベルを
スライドバーを移動して調整します。
- 38 -
4.8 イベント設定
Event Config メニューには、イベントプロファイルを設定するための
コマンドがある 4 つのサブメニューがあります。
Event Configuration >> General Setting
- Snapshot/Recording Subfolder: キャプチャされたファイルの
ためにサブフォルダを割り当てることができます。割り当て
ない場合、このオプションを空白のままにしてデフォルト設
定を使用します。
- 39 -
Event Configuration >> Arrange Schedule Profile
このサブメニューには、スケジュールされたプロファイルが表示さ
れます。プロファイルをカスタマイズするには「Add」をクリック
し、プロンプトダイアログウィンドウでプロファイルの名前を入力
します。プロファイル名を入力後に「OK」をクリックすると、プロ
ファイルが Schedule Profiles のリストに追加されます。プロファイ
ルを削除するには、リスト内のプロファイルを選択し「Delete」を
クリックします。
- Profile Name: Schedule Profiles のリストで選択したプロファイ
ル名を表示します。
- Weekdays: スケジュールされたプロファイル内で個々の曜日
を選択します。選択された曜日は緑色で表示されます。
- Time List: 選択された曜日につき、指定された時間帯を表示し
ます。各曜日につき同一時間帯を指定するには、「Add this to
all weekdays」をクリックし、各曜日から指定された時間を削
除するには、「Delete this from all weekdays」をクリックし
- 40 -
ます。時間帯を選択して削除するには「Delete」をクリック
します。
- Start/End Time: 選択した曜日で時間を指定するには、開始時
刻と終了時刻を入力し、「Add 」をクリックします。
Event Configuration >> Motion Detect Trigger
カメラのトリガー機能を有効にして、検知領域内で撮影した画像を
FTP サーバーまたはメールの受信機に送信するため、「Enable」オ
プションを選択します。この機能を有効にするには、FTP サーバー
や電子メールサーバー等の関連する設定を行う必要があります。
- Schedule Profile: プルダウンリストからスケジュールのプロフ
ァイルを選択します。
- Action: キャプチャした画像は選択された宛先(「Send
Email」または「FTP Upload」)に送信されます。
Event Configuration >> Schedule Trigger
「Email」または「FTP」により、カメラのトリガー機能のスケジュ
ールを個別に設定することができます。各項目の「Enable」オプシ
ョンを選択し、プルダウンリストから「Schedule Profile」を選択し、
そして「Interval」で時間を設定します。
- 41 -
4.9 Tools
Tools メニューでは、カメラの再起動やリセットのためのコマンドが
用意されています。またカメラの設定のバックアップ、復元、ファ
ームウェアのアップグレードも可能です。

Factory Reset
カメラのすべての設定を工場出荷時のデフォルト設定に戻すた
めには「Reset」をクリックします。

System Reboot
単にデバイスをオン・オフにするようにカメラを再起動するた
めには、「Reboot」をクリックします。カメラの設定は再起動
後も保持されます。

Configuration
カメラの設定はコンピューター上のバックアップファイルとし
て保存することができます。元の設定に戻したいときは、バッ
- 42 -
クアップファイルを呼び出すことで、それらを復元することが
できます。
- Backup: カメラの現在の設定を保存するために「Get the
backup file」をクリックします。
- Restore: バックアップファイルを呼び出すには「Browse」を
クリックし、続いて「Restore」をクリックします。

Update Firmware
この項目では、ファームウェアの現在のバージョンが表示され
ます。最新バージョンのファームウェアを入手後、カメラのフ
ァームウェアをアップグレードすることができます。
- Select the firmware: バックアップファイルを呼び出すために
「Browse」をクリックし、続いて「Update」をクリックしま
す。
注意
ファームウェアのアップグレードの処理中は、カメラが電源
に接続された状態を維持してください。そうしなければファ
ームウェアのアップグレードの失敗によりカメラが破損する
おそれがあります。
- 43 -
4.10 Information
Information メニューには、カメラの現在の設定とイベントログが表
示されます。

Device Info
カメラの設定を Basic、Video、Network、Wireless(ワイヤレスモ
デルのみ)の各項目について表示します。

System Log
Logs table には、システムが記録したイベントログが表示されま
す。
- 44 -
C HAPTER 5
その他
A.1 仕様

イメージセンサー
センサー
解像度

映像
圧縮
映像解像度


1/4 インチカラー CMOS
640x480
MJPEG
VGA/QVGA/QQVGA; 25fps max.
システムハードウェア
プロセッサー
MIPS ベース
RAM
ROM
電源
32MB SDRAM
4MB NOR Flash
DC 5V
通信
LAN
10/100Mbps ファストイーサネット、自動検
知、Auto-MDIX
WLAN
IEEE 802.11b/g/n
プロトコル・サポートTCP/IP, UDP, ICMP, DHCP, NTP, DNS, DDNS,
SMTP, FTP, HTTP, PPPoE, UPnP
- 45 -

ユーザーインタフェース
LAN
アンテナ
RJ-45 port x1
外部アンテナ x1
WPS
リセット
WPS ボタン x1
リセットボタン x1
LED


電源 LED(アンバー)、リンク LED(グリーン)
ソフトウェア
OS サポート
ブラウザ
Windows XP/Vista/Win7
Internet Explorer 6.0 以上
Apple Safari 2 以上
Mozilla Firefox 2.00 以上
Google Chrome
ソフトウェア
UltraView Pro 再生/録音/設定機能
動作環境
温度
動作: 0C ~ 45C
保存時: -15C ~ 60C

湿度
動作: 20% ~ 85% (結露なきこと)
保存時: 0% ~ 90% (結露なきこと)
EMI
FCC クラス B、CE クラス B
- 46 -
A.2 用語集
NUMBERS
10BASE-T
10BASE-T はイーサネット規格で、「より対線」を心線に
持つツイストペアケーブルです。ノイズ遮断用導電被覆
(シールド)のない UTP タイプで、UTP カテゴリは III、
IV、V です。
100BASE-TX
100BASE-TX は 100BASE-T のうち UTP が UTP が 2 対 4 線
のものです。
A
ADPCM
適応差分パルス符号変調方式(Adaptive Differential Pulse
Code Modulation)は PCM を改良した新技術で、アナロ
グ音声をデジタル形式にエンコードします。
AMR
AMR(Adaptive Multi-Rate)は、音声符号化のために最適
化された音声データ圧縮方式で、3GPP により標準の音
声コーデックとして採用されています。
Applet
アプレットは、HTML ページに埋め込むことができる小
さな Java プログラムです。現時点でのルールでは、アプ
レットはアプレットが送信されてきたコンピュータに対
してのみインターネット接続を行うことができることに
なっています。
ASCII
情報交換用米国標準コード(American Standard Code For
Information Interchange)は 2 進数の 8 ビットシーケンス
として文字をエンコードする標準的な方法で、最大 256
文字まで表現可能です。
ARP
ARP(Address Resolution Protocol)は TCP/IP のインター
ネット階層にあるプロトコルで、物理アドレスを IP アド
レスを変換することにより、同じネットワーク上にデー
タを配信します。
AVI
オーディオビデオインターリーブ(AVI、Audio Video
- 47 -
Interleave)は Windows プラットフォーム上のオーディ
オおよびビデオファイルの形式で、小さな映画やビデオ
のための一般的な形式です。
B
BOOTP
ブートストラッププロトコル(Bootstrap Protocol)は、
自分自身の IP アドレスを取得するために、ディスクレス
ワークステーションでネットワーク機器を自動的に設定
できるインターネットプロトコルです。
C
Communication
通信には送信者、受信者、メッセージ、媒体の 4 つのコ
ンポーネントがあります。ネットワーク上ではデバイ
ス、アプリケーションタスク、プロセスがメディアを経
由して相互にメッセージを伝えます。これらは送付者と
受信者を代表します。送られるデータがメッセージで
す。これらが使用するケーブルや伝送方法は媒体です。
Connection
ネットワーキングでは、2 つのデバイスが互いに通信す
るための接続(Connection)を確立します。
D
DHCP
Microsoft が開発した DHCP(動的ホスト構成プロトコ
ル)は、ネットワーク上のデバイスに動的 IP アドレスを
割り当てるプロトコルです。動的アドレス指定により、
デバイスはネットワーク接続のたびに異なる IP アドレス
を持つことができます。システムによっては、接続中に
デバイスの IP アドレスを変更することもできます。ま
た、静的 IP アドレスと動的 IP アドレスの両方をサポー
トしています。タスクを管理するために管理者を必要と
するのではなく、ソフトウェアが IP アドレスを追跡する
ので、ネットワーク管理者の作業が簡略化されます。個
別の IP アドレスを手動で割り当てる手間をかけずに新し
いコンピュータをネットワークに追加することができま
す。DHCP は、IP アドレスを必要とする任意のデバイス
- 48 -
に自動的に割り当てるルーター、ゲートウェイ、または
他のネットワークデバイスが提供するサービスの仕様を
可能にします。
DNS
ドメインネームシステムは、ドメイン名を IP アドレスに
変換するインターネットサービスです。ドメイン名はア
ルファベットなので、覚えやすいのが特長です。インタ
ーネットは、実際のところは IP アドレスに基づいていま
す。ドメイン名を使用するたびに、DNS が対応する IP ア
ドレスにドメイン名を変換します。たとえば、ドメイン
名 www.network_camera.com は 192.167.222.8 等に変換さ
れます。
E
Enterprise
network
エンタープライズネットワークは、地理的に分散した領
域上で相互に接続されたネットワークの集合により構成
されます。エンタープライズネットワークは広く展開し
た企業のニーズに合わせ、ミッションクリティカルなア
プリケーションを動作させます。
Ethernet
最もポピュラーな LAN 通信技術です。イーサネットの種
類は 10Mbps(伝統的なイーサネット)、100Mbps(フ
ァーストイーサネット)、1,000 Mbps(ギガビットイー
サネット)等があります。多くのイーサネットネットワ
ークでは、デバイス間で電気信号の形で情報を伝達する
ためカテゴリー5 ケーブルを使用します。イーサネット
は、バスまたはスタートポロジで動作する CSMA/CD 方
式を実現したものです。
F
Fast Ethernet
100BASE-T とも呼ばれる高速イーサネットは UTP、STP、
または光ファイバメディアを介して 10 Mbps か 100Mbps
で動作します。
Firewall
ファイアウォールは、個人情報を保護する上で最初の防
衛線だと考えられています。セキュリティを強化するた
- 49 -
めにはデータを暗号化することができます。プライベー
トネットワークへ、またはプライベートネットワークか
らの不正アクセスの防止のために設計されたシステムで
す。ファイアウォールは、アクセス権限のないインター
ネットユーザーがインターネットに接続されたプライベ
ートネットワーク、特にイントラネットにアクセスする
ことをを防ぐためにしばしば使用されます。イントラネ
ットに出入りする全ての情報はファイアウォールを通過
し、ファイアウォールは全ての情報を検査し、特定の安
全基準を満たさないものはブロックします。
G
Gateway
ゲートウェイは異なるデータフォーマットを使用するコ
ンピュータを相互にリンクします。
Group
グループは、同じ部署に置かれているように類似した特
性を持つ幾つかのユーザーのマシンで構成されます。
H
HEX
Hexadecimal(16 進数)の短縮形。16 の固有のシンボ
ル、数字(0~9)と文字(A~F)で構成されます。10
進数の 15 は 16 進数システムでは F で表されます。16 進
数が便利なのは、2 つの連続する 16 進数により全てのバ
イト(8 ビット)を表現できるためです。人間にとって
は 2 進数よりも 16 進数を読み取る方が容易です。
I
Intranet
公共のインターネット上で見られるのと同じソフトウェ
アを使用した、組織や会社内のプライベートネットワー
クです。唯一の違いは、イントラネットは内部使用のた
めにのみ使用されることです。
Internet
インターネットはインターネットプロトコル(IP)に基
づき論理的に接続され、世界的にリンクされたコンピュ
ータのシステムです。インターネットは世界中の個人
的・公的情報にアクセスするための様々な方法を提供し
- 50 -
ます。
Internet address
インターネット通信やインターネットプロトコルベース
のネットワークに参加するには、ノードは他のノードと
識別するためのインターネットアドレスを持つ必要があ
ります。すべてのインターネットアドレスは IP アドレス
です。
IP
インターネットプロトコル(IP)はインターネット上の
情報の基本ユニット(パケット)のレイアウトを記述
し、情報をルートするために使われる数値アドレス指定
形式の詳細を記した規格です。あなたのインターネット
サービスプロバイダーは、インターネットに接続するす
べてのデバイスの IP アドレスを制御します。ネットワー
ク内の IP アドレスは、IP アドレス指定規則に従わなけれ
ばなりません。小規模な LAN では、ルータまたはゲート
ウェイの DHCP 機能により内部ネットワークに IP アドレ
スを割り当てることが多くなっています。
IP address
IP アドレスは、インターネット経由でパケットとして送
信され、情報の受信者や送信者を識別する 32 進数の数
字です。たとえば 80.80.80.69 は IP アドレスです。もし
任意の接続方法でその番号を呼び出すと、その IP アドレ
スを「所有」するコンピュータに接続されます。
ISP
ISP(インターネットサービスプロバイダー)は専用通信
回線でインターネットにリンクされるネットワークを維
持運営する企業です。ISP は、直接接続のための高い毎
月の費用を負担できない企業または個人に専用通信回線
の使用を提供します。
J
JAVA
Java は、インターネット経由でウイルスの恐れなく安全
にコンピュータにダウンロードできるプログラムを書く
ために設計されたプログラミング言語です。インターネ
ット、イントラネット、その他の複雑な分散ネットワー
クのためのアプレットやアプリケーションを作成するた
めには最善の、オブジェクト指向のマルチスレッドのプ
- 51 -
ログラミング言語です。
L
LAN
ローカルエリアネットワークは共通のリソースを共有す
る比較的小さなエリアにまたがるコンピュータネットワ
ークです。LAN の多くは単一の建物または集合した建物
内にあります。
M
MJPEG
MJPEG(Motion JPEG)は、動画像シーケンスの各フレー
ムを JPEG 圧縮で保存し、続いて高速で各フレーム復元
し表示することで動画像を構成します。
MPEG4
MPEG4 はインターネットと次世代の携帯電話上で、高品
質のオーディオとビデオの送受信を可能にするために設
計されています。
N
NAT
通常は内部のネットワーク上に多数の異なる IP アドレス
を作成するルーターが適用する NAT(Network Address
Translator)は、インターネット上には単一のアドレスと
して表示されます。ネットワーク内で適切にメッセージ
をルーティングするために、各デバイスに固有の IP アド
レスが必要です。しかし、このアドレスはネットワーク
外では有効でない可能性があります。NAT がこの問題を
解決します。ネットワーク内のデバイスがインターネッ
トからの情報を要求する場合、要求はルータの IP アドレ
スでインターネットに転送されます。NAT はネットワー
ク内の適切な IP アドレスに応答を伝達します。
Network
ネットワークは物理または仮想メディアを介して互いに
通信する二つ以上のデバイスや人間、またはコンポーネ
ントからなります。ネットワークの最も一般的なタイプ
は次のとおりです。
- 52 -
LAN – (local area network): コンピュータが互いに近い距
離にあり、普通は同一オフィスや部屋、建物内です。
WAN – (wide area network): 地理的に異なる場所にあるコ
ンピュータが電話回線や電波で接続されます。
NWay Protocol
二つのデバイス間で最高の伝送速度を自動ネゴシエーシ
ョンできるネットワークプロトコル。
P
PCM
PCM(Pulse Code Modulation)は、送信のためにアナロ
グ音声信号をデジタル形式に変換する技術です。
PING
PING(Packet Internet Groper)は、特定の IP アドレスが
アクセス可能かどうかを判断するために使用されるユー
ティリティです。指定されたアドレスにパケットを送信
し、応答を待つことで機能します。主にインターネット
接続のトラブルシューティングのために使用されます。
PPPoE
PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)はイーサネ
ット上のユーザを DSL やケーブルモデムなどの一般的な
ブロードバンド媒体を経由してインターネットに接続す
るための仕様です。イーサネット上のすべてのユーザー
が共通の接続を共有します。
Protocol
ネットワーク上での通信は、プロトコルと呼ばれる一連
のルールによりコントロールされています。プロトコル
がデバイスが相互に通信するために使うガイドラインを
提供することで、デバイスは異なる機能を持ちます。プ
ロトコルには、ファイルサーバーのメモリーからファイ
ルサーバーのネットワークアダプターに送られるデータ
のフォーマットと表示を行うものもあります。その他は
ネットワーク間での情報をフィルタリングと、データの
あて先までの転送を行います。さらに他のプロトコル
は、データがメディア上で転送される方法や、またサー
バーがワークステーションの要求に応答する方法を決定
します。ネットワーク OS のデータの表示とフォーマッ
- 53 -
トを行う共通ネットワークプロトコルは Internetwork
Packet Exchange(IPX)プロトコルやインターネットプロ
トコル(IP)です。伝送されるデータのフォーマットを
決定するプロトコルにはトークンリング、ARCNET、
FDDI、またはイーサネットとして実装されるトークンパ
ッシング方式とキャリア検知多重アクセス(CSMA/CD)
が含まれます。TCP/IP(Transmission Control
Protocol/Internet Protocol)の一部であるルータ情報プロ
トコル(RIP)は、パケットをネットワークから同じネッ
トワークプロトコルを使用する別のネットワークに転送
します。
R
RJ-45
RJ-45 コネクターは、イーサネットケーブルの接続に使用
されます。
Router
ルーターは、ネットワーク間で送られるパケットが流れ
るネットワークソフトウェアまたはハードウェアです。
RTP
リアルタイム転送プロトコル(RTP、Real-time Transport
Protocol)は複数クライアントにライブメディアを同時
に配信するために定義されたデータ転送プロトコルで
す。ビデオ、オーディオファイルのインターネットアプ
リケーションへのリアルタイムでの送信を定義していま
す。
RTSP
RTSP(Real Time Streaming Protocol)は、複数クライアン
トに蓄積メディアを同時に伝送するために使用されてい
る規格です。これによりクライアントはコンテンツスト
リームに対するランダムアクセスをコントロールするこ
とが可能となります。
S
Server
サーバーはファイルやその他の情報等のリソースを提供
する簡単なコンピュータです。
SIP
SIP(Session Initiated Protocol)は、オーディオ・ビデオ
- 54 -
会議等の機能のためにセッションを確立するボイスオー
バーIP(VoIP)で、リアルタイム通信を伝達するための
標準プロトコルです。
SMTP
簡易メール転送プロトコル(SMTP、Simple Mail Transfer
Protocol)はインターネット・メールのために使用され
ます。
SNMP
簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP、simple
network management protocol)。SNMP はネットワーク
デバイスを管理するための共通の基盤となるよう設計さ
れています。
Station
LAN のステーションはネットワーク上でデータ通信がで
きる装置で構成されています。FDDI では、ステーション
には物理ノードとアドレス可能な論理デバイスの双方が
含まれます。ワークステーション、シングルアタッチス
テーション、デュアルアタッチステーション、コンセン
トレータは FDDI のステーションです。
Subnet mask
TCP/IP では、サブネットを作成するために使用されるビ
ットはサブネットマスクと呼ばれています。
T
(TCP/IP)
TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)
はさまざまな伝送方式を用いる多様なコンピュータ同士
を接続するために広く使われているトランスポートプロ
トコルです。米国防総省が各種のコンピュータを接続す
るために開発したもので、インターネットの開発につな
がりました。
Transceiver
トランシーバーは二つのネットワークセグメント間を結
合します。トランシーバーはそれぞれ異なる媒体を使用
するセグメントの連結にも使用することができます。
10BASE-5 のネットワークでは、トランシーバはネットワ
ークアダプターまたは他のネットワークデバイスを媒体
に接続します。トランシーバは 10BASE-2 か 10BASE-T ネ
ットワークで AUI ポートにデバイスを接続するためにも
- 55 -
使用することができます。
U
UDP
UDP(User Datagram Protocol)は TCP/IP スイートの IP の
上で用いられる無接続方式のネットワークプロトコルで
す。
User Name
ユーザーネームは LAN へのアクセス権を持つ人ごとに割
り当てられる名前です。
Utility
特定のタスクを実行するプログラムです。
UTP
UTP(Unshielded twisted-pair)ケーブルは全てのアクセ
ス方式で使用されるケーブルの形式です。これは、シー
ルド保護されていないシースで覆われたワイヤで構成さ
れています。
W
WAN
ワイドエリアネットワーク(Wide-Area Network)はお互
いに遠く離れながらコモンキャリアの通信技術を介して
相互に通信する、相互接続されたコンピュータのグルー
プで構成されています。
WEP
WEP(Wired Equivalent Privacy)は基本的なセキュリティ
プロトコルとして広く使用されており、64 ビットまたは
128 ビット暗号によるデータ伝送を保護します。
Windows
Windows は DOS を使用するワークステーションのため
のグラフィカル·ユーザー·インターフェースです。
WPA
WPA(Wi-Fi Protected Access)は現在の WEP 規格の代替
として、Wi-Fi ネットワークのセキュリティを向上するた
めに使用されます。独自の暗号化と TKIP(Temporal Key
Integrity Protocol)により送信中のデータを保護します。
WPA2
WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)は、Wi-Fi ネットワーク
のためにより強力なデータ保護とネットワークアクセス
制御を提供する、最新のセキュリティ規格です。WPA2
は、大規模な企業ネットワークを保護するために必要と
- 56 -
される政府グレードの AES 暗号化アルゴリズムと IEEE
802.1X ベースの認証を使用しています。
- 57 -