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地下鉄に迷い込んだオスの幼いねこ「マナカ」 保護から里親さん探しまで
1月25日 18時ごろ
N区在住のAさんから、電話
知人の息子さんが地下鉄原駅で、子猫らしい鳴き声を聞き、すぐ下車して探したが
鳴き声がするだけで姿を見せない。駅員さんも気づいているが捕まえられない。
このような地下鉄に入り込む猫が東山線でもいたことがあり、駅員さんに捕獲器を
終電∼始発 線路に置いてもらって、捕獲したことがある。
原駅に問い合わせて、捕獲器を置くなりして保護をしてもらえないか?
翌日、原駅に電話することを伝えた
1月26日 10時ごろ
地下鉄原駅 この日の担当者 K氏 に電話
子猫のことは、引継ぎ事項でもあり気にしていたが、1/25 23時半ごろ、
子猫らしいのがホームからでてきて、改札 → 2番出口へと走るのを駅員が見た。
そのまま外へでたと思ったが、お客さんがきたためか、またその猫がもどってきて、
構内の自販機裏に逃げ込んでしまった。それ以降、確認できていない。
ねこのことばかり気にしていられないという口調だったが、いろいろ聞いた
・0時半の終電を過ぎると、出入り口のシャッターを下ろす
・今朝から鳴き声もしないから、ホームや線路にいないことは確実
・本日たまたま、自販機の交換で業者がくるから、もし裏側にねこがいたら追い出してもらう
ねこが外に出ていけばいいと思っているのが分かり、自販機そばに
捕獲器を置かせてもらえないかと打診した
・お客さんたちの邪魔になるから、許可できない
ねこが自販機裏に逃げ込んでから、出入り口のシャッターが下りるまでの間に、
外に出たという可能性もあるが、地上に出れば、バスターミナルもあり、交通量も多い。
今日の夕方、とにかく原駅に行ってみると、Aさんに電話連絡した。
・Aさんも時間があれば、原駅にいくか、知り合いに頼んでみる とのこと
1月26日 16時ごろ
Aさんからの連絡を受けたという、Sさんから電話
・原駅を見に行ったら、偶然自販機業者がきていて、確認してみたが、子猫はいなかった
・原の地下鉄構内はとても広く、利用者の往来も多い。でも、隙間のある配管口があるから子猫
だったら逃げ込むことも考えられる。猫缶をこっそり置いて、いるかどうか確認しては?
1月26日 20時∼21時
原駅のバスターミナルを見てから、地下構内を歩き回り、ねこが入りそうな隙間のある配管口を
捜し、トイレ付近の2箇所の配管口には隙間が十分のため、猫缶を置いてみた
・同じ活動者 Tさんが、捕獲用の網を持参して合流してくれたので、構内を再度確認
・女子トイレのなかも探し、男子トイレも誰もいなかったから、見ておいた
・捕獲器をおけるゆとりは十分にあることが分かり、駅長室に交渉に行く
・午前中の電話対応の相手 K氏に、捕獲のことを交渉したが、捕獲器はダメの一点張り
・過去に、砂田橋、平針でもねこの捕獲ができたことを知ってはいたが、「ねこはいない」と主張
するだけ
・すでに、名古屋市交通局にも、「ねこはいない」と報告してあるから、今夜と明日の朝、自分が
きちんと確認すると言い張る
・ねこがまだいると分かったときは、業者に捕獲を頼むよう、名古屋市交通局から指示をうけてい
るといい、これ以上は交通局にいってくれと答えるばかりだった
・業者に捕獲を依頼したとき、捕獲されたねこはどうなるのか? と聞いても、業者に任せるのだ
からそんなことは知らないと答えた
明日、交通局にクレーム電話をし、昼までにTさんが配管口のフードがどうなっているか確認
夕方、フードを確認にいき、ねこがいるかどうかの確認を優先することにした
さらに、同じ活動者の、Kさん、Iさんにも事情を連絡し、2人とも原駅の確認に協力
1月27日 11時ごろ
名古屋市交通局 広聴課に電話し、事情説明
広聴課が、調べたことなどを電話してくれることになった(14時以降)
尚、広聴課にも、原駅にねこがいるというメールがきていることが分かった
広聴課への問合せ内容
◆砂田橋、上前津、平針の各駅では、迷い込んだ猫をボランティアが捕獲したときいている
・なぜ、原駅では業者任せに決まったのか(交通局からの指示というのは?)
・そもそも業者任せという意識だから、土曜日に猫の鳴き声に気づきながらも、手を打たず月曜
対応になるのではないか?(私たちのようなボランティアに連絡をくれれば、すぐ動くのに)
・原駅のK氏は、猫の鳴き声がしない点、2番出口から逃げようとしていた点を根拠に、猫がいな
いと主張している
・さらに、捕獲器は邪魔になるからとガンとして受け入れない
・K氏はもう1度点検するといっていたから、その結果を知りたい
・業者に猫の捕獲を頼んだ場合、保護された猫は殺処分になるのではないか?
・深夜の終電∼始発に捕獲器を置くことは、ほんとうに邪魔なのか?
昼ごろにTさんが缶詰を確認にいったところ、配管口の1カ所においたものはなかったが、もう1
カ所には残っていて、ねこが食べた様子はなし(この点からも、K氏の点検というのは雑と分かっ
た -- 1コ見つければもうないと思い込むタイプ)
1月27日 14時∼14時半
広聴課から回答あり
・原駅の地下鉄線路に、猫の鳴き声がしていて、まだいる(また戻った?)ことが分かった
・交通局からというより、本庁(名古屋市)からの指示や情報が行き違いになった
・業者に頼む というのは予算もなく、できることではないので、捕獲協力をお願いしたい
・お礼はできないが、原駅に協力を要請し、手配しておく
・終電∼始発 捕獲器の設置方法など、原駅担当者に説明して欲しい
この急転直下の展開に、とにかく安堵し、あきれ返り、ねこの保護にいけることが嬉しかった
1月27日 22時半
捕獲器 1台(プチプチシート、布) 缶詰 3コ(3回挑戦分) マタタビ
・担当者は同姓のK氏 この人に、捕獲器の設置方法を説明
・ねこを捕獲できた場合、長時間捕獲器の中にいることもあり、プチプチシートで覆った
・捕獲器の下に新聞紙をしき、フードをすこし、入り口にこすりつけ、缶詰を皿に出して、トラップの奥に置く
・捕獲できたら、迎えにくるから、とにかく電話して欲しい旨、頼み、帰宅した
・1番ホームの端のエレベーター機の下あたりから鳴き声がするからそのあたりに置いてくれる
1月28日 7時03分
8時半
「おりにねこが入りました」というメッセージが携帯に入った
原駅にねこを迎えに行く
駅長室に、ダンボールが置かれ、その上に捕獲器、布をかけてくれていた
8時40分
協力病院「しっぽ動物病院」に、ねこを連れていった
獣医師の指示もあり、すくなくとも1週間ほど、飲まず食わずでいたねこのため、
数日保護し、体調を整えてから、ワクチンなどをすることにした
ねこは、5カ月くらいと思われ、地下鉄から助けたので「マナカ」と名づけた
威嚇はしないでおとなしいが、急に泣き始めると、そのまま鳴き続ける
ねこを保護できたことを、AさんとSさんに報告
Sさんが、「マナカ」の保護と世話を引き受けてくれ、20時ごろ、捕獲器ごと預けた
1月29日 「マナカ」がやっと、大量のオシッコをして一安心 抱っこしてオスであることを確認
1月30日 「マナカ」にレボリューション (ノミ・ダニ治療)と、左目に目薬、そしてシャンプー 便通あり
2月2日 「マナカ」体重 2.55kg ワクチン接種 2/5 里親候補の方のお宅でお見合い決定