費用助成の「手引き」 空気調和機器更新工事

平成23
平成23年度版
23年度版
空気調和機器更新工事
◎更
新
工
事
①
◎ 更新工事①(告示日後)
◎更
新
工
事
②
◎更
新
工
事
③
費用助成の「手引き」
当機構は、民家防音工事や更新工事など、国土交通省の定める基準
当機構
に従い、昭和57年3月30日の「第1種区域」指定告示日以前に「第1種
区域内」に建てられた住宅の持ち主や、その住宅にお住まいの方が実施され
る「住宅騒音防止工事」に対し、費用の助成を行っていますが、補助事業で
あることから、様々な決まり事や制約があります。
この「手引き」は、そのような制度の内容について、別にお渡ししまし
た「空気調和機器更新工事費用助成のお知らせ」に記載している内容を、
さらに詳しく説明したものですので、必ずお読みになり、制度についてご
理解くださるようお願いいたします。
なお、ご不明の点がございましたら、空港周辺整備機構にお尋ね下さい。
【 問
【 問 い 合 わ せ 先 】
(独)空港周辺整備機構 空港周辺整備機構 福岡空港事業本部 福岡空港事業本部 事業第一課
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-17-5 (ARKビル9階)
☎ 092-472-4594 FAX 092-472-4597
目 次 (更新工事助成制度についての詳細はP4~P11に記載しています。)
ページ
【1】この制度
この制度の
制度の要点について
要点について
1~2
【2】住宅騒音防止工事助成制度とは
住宅騒音防止工事助成制度とは
(ア).住宅騒音防止工事助成制度の対象住宅
(イ).住宅騒音防止工事助成制度の種類
3
3
【3】更新工事費用助成制度とは
更新工事費用助成制度とは
4
【4】更新工事費用助成の
更新工事費用助成の条件と
条件と制限について
制限について
(ア).助成の条件
(イ).助成の制限
4
4
【5】更新工事による
更新工事による設置機器
による設置機器の
設置機器の能力等について
能力等について
5~6
【6】更新工事費用の
更新工事費用の助成額について
助成額について
7
【7】更新工事費用の
更新工事費用の助成の
助成の手続きについて
手続きについて
8
【8】更新工事費用の
更新工事費用の助成の
助成の手続きの
手続きの流
きの流れ
9
【9】助成を
助成を受けて設置
けて設置した
設置した空調機器
した空調機器の
空調機器の管理について
管理について
(ア).空調機器の所有、管理責任、権利について
(イ).転居や住宅建替時の権利について
(ウ).空調機器が故障した場合の修理費用について
(エ).補助で設置した空調機器の目的外の使用禁止について
10
10
10
10
【10】
10】 用語の
用語の解説
10
【参考】
参考】 騒音防止対策事業に
騒音防止対策事業に関連するその
関連するその他
するその他の制度等について
制度等について
(ア).空調機修理助成制度
(イ).サッシ修理助成制度
11
11
【11】
11】各窓口所在地及び
各窓口所在地及び連絡先
11
【1】この制度
この制度の
制度の要点について
要点について
ここでは、
ここでは、この「
この「手引き
手引き」の中で、基本的な
基本的な部分や
部分や
特に重要な
重要な部分を
部分を抜き出して、
して、記載しています
記載しています。
しています。
詳しくは、P3【2】以下に記載しておりますので、必ず
お読みくださるようお願いします。
◎
この制度は、住宅騒音防止工事で設置した空調機器を皆様が新し
い空調機器に取り替える際、事前に助成申し込みをすることによ
り、更新工事にかかった費用の一部を国等が助成する制度です。
あくまで、皆様が取り替える空調機器ですので、設置後の維持管
理は居住者(賃貸住宅の場合は借家人と家主)で行っていただくこ
とになります。
※ P4【3】、P10【9】をお読みください。P2【1】9.とも関連します。
2.助成の対象となる機器は、住宅騒音防止工事で設置後、「10年
以上経過」し、「所要の機能が低下した」空調機器です。
※ P4【4】(ア)をお読みください。
3.空調機器の「所要の機能が低下していること」について、「空調
機故障状況報告」(書類)で、故障状況を確認していただき、更新工事
助成申込書と一緒に提出していただく必要があります。
※ P4【4】(ア)をお読みください。
4.助成の対象となる室数は、申し込み時点の居住人数によって制限
されます。更新工事③については別に制限があります。)
※工事対象室数は、申し込み時点の「居住人数+1室」までです。
※エアコン更新台数は、申し込み時点の「居住人数」と同じ台数までです。
※防音工事を行った室数及び空調機器設置台数が上限となります。
※ P4【4】(イ)をお読みください。
5.エアコンのみの取り替えは可能ですが、換気扇類のみの取り替え
は原則できません。
※ P4【4】(イ)をお読みください。
1
8.賃貸住宅の場合は、「空気調和機器更新工事助成申込書」に
家主と借家人双方の署名・捺印が必要です。
※ P8【7】①をお読みください。
9.助成を受けて設置したエアコンの所有権、管理責任、権利等は、
申請者にあります。
賃貸住宅の場合は、家主が申込者、借家人が申込者のどちらの
場合も、上記について家主と借家人の間で協議して決めてもらい、
その「確約書(B)」を提出していただいています。
※ P10【9】(ア)をお読みください。
10.賃貸住宅の場合、借家人が転出する時に助成を受けて設置した
エアコンを持って出ることはできません。
※ P10【9】(イ)をお読みください。
11.「生活保護世帯」、「支援給付受給世帯」、「市県民税額が
一定基準額以下の世帯」の場合には、住民負担額の補助制度があり
ります。更新工事の申し込みの際に受付窓口でご相談ください。
※支援給付とは「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立
の支援に関する法律」に基づく支援給付をいいます。
12.「空調機器更新工事費用の助成」を受けるにあたり、
提出していただく書類が数多くあったりと、申込者の皆様には
ご不便をおかけしますが、国の補助事業のため、国土交通省の規則
に従って事業を進めなければいけませんので、ご了承ください。
※ P8【7】をお読みください。
2
【2】住宅騒音防止工事助成制度とは
住宅騒音防止工事助成制度とは
国が定めた航空機騒音がはげしい地域(第1種区域)内に建っている住宅の
持ち主や、その住宅にお住まいの方が騒音をやわらげるための工事を行う場合に、
その工事費用の一部を助成する制度です。
なお、本助成事業は当該年度予算の範囲内で行いますので申し込まれても
予算を超える場合は受付ができない場合があります。
(ア).住宅騒音防止工事助成制度
).住宅騒音防止工事助成制度の
住宅騒音防止工事助成制度の対象住宅
◎ 住宅騒音防止工事は
住宅騒音防止工事は、第1種区域内に
種区域内に昭和57
昭和57年
57年3月30日以前
30日以前
に
に建てられた住宅
てられた住宅が
住宅が対象となります
対象となります。
となります。
・福岡空港周辺では、4度にわたり第1種区域指定の告示がなされ、助成の対象と
なる区域が徐々に広がっていきました。
・そのため、第1種区域内に昭和
昭和57
昭和57年
57年3月30日以前
30日以前に
日以前に建てられた住宅
てられた住宅の
住宅の中でも、
でも、
住宅の建築年月日と第1種区域指定告示日によって、次
次の2つの工事
つの工事に
工事に分かれます。
かれます
【防音工事】
防音工事】
下表①
下表①から④
から④のそれぞれの区域内
のそれぞれの区域内にそれぞれの
区域内にそれぞれの区域指定告示日以前
にそれぞれの区域指定告示日以前に
区域指定告示日以前に建て
られた住宅
られた住宅が
対象。
住宅が対象。
【告示日後防音工事】
告示日後防音工事】
下表①
下表①から③
から③のそれぞれの区域内
のそれぞれの区域内にそれぞれの
区域内にそれぞれの区域指定告示日
にそれぞれの区域指定告示日の
区域指定告示日の翌日から
翌日から
昭和57
昭和57年
57年3月30日
30日の区域指定告示日以前に
区域指定告示日以前に建てられた住宅
てられた住宅が
住宅が対象。
対象。
<第1種区域指定告示日と
種区域指定告示日と「防音工事」、「
防音工事」、「告示日後防音工事
」、「告示日後防音工事」
告示日後防音工事」の関係>
関係>
建築年月日 ◎ 住 宅 の 建 築 年 月 日 住宅の
住宅の所在
S49.8.31告示
S52.4.2告示
する区域
する区域の
区域の指定告示日
▼
▼
◎
告
示
日
①昭和49
昭和49年
49年8月31日
31日
②昭和52
昭和52年
52年4月2日
③昭和54
昭和54年
10日
54年7月10日
④昭和57
昭和57年
57年3月30日
30日
防音工事
防音工事
防音工事
防音工事
告示日後
防音工事
防音工事
防音工事
S54.7.10告示
S57.3.30告示
▼
▼
告示日後
告示日後
防音工事
防音工事
告示日後
告示日後
告示日後
防音工事
×
×
×
×
※この「手引き」は、「更新工事の費用の助成」
を受ける方のために作成しています。「防音工事」、「告示日後防音工事」
について詳しく知りたい方は、「民家防音工事費用助成のお知らせ」をご覧ください。
(イ).住宅騒音防止工事助成制度
).住宅騒音防止工事助成制度の
住宅騒音防止工事助成制度の種類
住宅騒音防止工事には、順を追って、
「防音工事」 (
防音工事」 (最初
」 (最初の
最初の工事)
工事)
「更新工事①
更新工事①」 (防音工事
」 (防音工事で
防音工事で設置した
設置した空調機器
した空調機器を
空調機器を新しく取
しく取り替える工事
える工事)
工事)
「更新工事②
更新工事②」 (更新工事
(更新工事①
更新工事①で設置した
設置した空調機器
した空調機器を
空調機器を新しく取
しく取り替える工事
える工事)
工事)
「更新工事③
更新工事③」 (更新工事
(更新工事②
更新工事②で設置した
設置した空調機器
した空調機器を
空調機器を新しく取
しく取り替える工事
える工事)
工事)
の4つの助成制度があります。(下の図を参照)
住宅騒音防止工事
防音工事
10年
防音工事
更新工事
10年
更新工事①
更新工事②
10年
更新工事③
10年
告示日後
防音工事
更新工事
① (告
※ 「更新工事」の助成を受けるためには、国の定めた条件を満たす必要があります。
詳しくは【3】以下に記載しています。
3
【3】更新工事費用助成制度とは
更新工事費用助成制度とは
(更新工事①
更新工事①、更新工事①
更新工事①(告示日後)
告示日後)、更新工事②
更新工事②、更新工事③
更新工事③の総称です
総称です。)
です。)
民家防音工事や更新工事で設置されたエアコン等の空調機器が、長期(10年以上)
の使用により所要の機能が失われている場合に、その空調機器を新しい空調機器に
取り替えるための工事費用の一部を助成する制度です。
なお、本助成事業は当該年度予算の範囲内で行いますので申し込まれても
予算を超える場合は受付ができない場合があります。
【4】更新工事費用助成の
更新工事費用助成の条件と
条件と制限について
制限について
(ア).助成
).助成の
助成の条件
Ⅰ.【更新工事①】
・防音工事で設置された空調機器で、設置後10年以上経過し、所要の
機能が失われていること。
Ⅱ.【更新工事①(告示日後)】
・告示日後防音工事で設置された空調機器で、設置後10年以上経過し、所要
の機能が失われていること。
Ⅲ.【更新工事②】
・更新工事①で設置された空調機器で、設置後10年以上経過し、所要の
機能が失われていること。
Ⅳ.【更新工事③】
・更新工事②で設置された空調機器で、設置後10年以上経過し、所要の
機能が失われていること。
※ 次の場合も更新工事の助成の対象になります。
(前回の助成工事から10年以上経過していることは必要。)
① 防音工事や機能回復工事の実施後、機能が失われたため住民が撤去して
しまったり、あるいは自己の負担で取り替えた機器を取り替える場合。
② 防音工事の際、代用機として使用していた既存の機器を取り替える場合。
③ 防音工事施工後に老朽化等の理由で建替を行った住宅についても、国の
定めた条件を満たしていれば、助成が受けられます。(建替住宅については、
条件が細かく規定されているので、対象かどうかは機構にお尋ねください。)
※ 「所要の機能が失われていること」については、申込者の皆様に故障状況を
確認していただき、「空調機故障状況報告」を提出していただく必要があります。
(イ).助成
).助成の
助成の制限
Ⅰ.居住人数による助成の制限
※居住人数によって、室数等に制限があります。(下の表を参考にしてください。)
防音工事を行った室数・台数以内で居住人数に応じた室数に設置されている機器が対象。
居住人数
1人
2人
3人
4人以上
工事対象室
2室まで
3室まで
4室まで
5室まで
エアコン更新台数
1台まで
2台まで
3台まで
4台まで
防音工事を行った室数・空調機器台数を上限に、居住人数に応じて空調機器を取り替え
できる室数が制限されます。なお、エアコンについては居住人数の台数までとなります。
更新工事③においてはエアコン更新台数が上表から1台減となっています。
(リーフレット「更新工事③について」をご覧下さい。)
Ⅱ.その他の助成の制限
①
②
③
空調機器の取替設置は、防音工事を行った居室以外へはできません。
エアコンのみの取り替えは可能ですが、原則換気扇類のみの取り替えはできません。
対象は、住居として使用している部屋に設置してあるエアコンですので、
空き家や賃貸住宅の空き室、事務所、店舗等には設置できません。
④ 住居であっても、専用調理室(台所)、区画された玄関、浴室等の居室でない場所
への設置はできません。
4
【5】設置機器の
設置機器の能力等について
能力等について
(ア).助成対象
).助成対象となる
助成対象となる空調機器
となる空調機器の
空調機器の種類とエアコンの
種類とエアコンの冷房能力
とエアコンの冷房能力
Ⅰ.エアコン
助成対象となるエアコンの区分や冷房能力等は、建物の構造、部屋の面積
により、下表のとおり、冷房能力等が区分されています。
エアコン
機 器 能 力
区 分 冷 房 暖 房
HC-1 2.2KW 2.2KW
適 用 空 調 面 積
木 造
R C 造
部屋の広さの目安
木造/RC造
9.00㎡まで 13.27㎡まで 6.0畳 4.5/8.0畳程度
HC-2 2.5KW 2.5KW 11.68㎡まで 16.26㎡まで 8.0畳 6.5/9.5畳程度
HC-3 2.8KW 3.2KW 14.49㎡まで 19.21㎡まで 10.0畳 8.0/11.5畳程度
HC-4 3.6KW 4.2KW 17.68㎡まで 23.15㎡まで 12.0畳 10.0/13.5畳程度
※ 助成対象のエアコンの冷房能力は部屋の面積で決定します。
(例えば、木造住宅の6畳間でも面積で9㎡以下ならば、エアコン区分HC-1(冷房
能力2.2KW)のエアコンが助成対象となります。)
なお、部屋の面積は防音工事時の図面から算定します。
※ エアコンの設置には次の条件があります。
◎機種選定条件
機種 ・壁掛型空気熱源ヒートポンプ式エアコンの1対1方式
2010年省エネ基準100%達成の機種に限られます。
(汎用の室内機壁掛型・冷暖房ルームエアコン・新品)
設置方法 ・室内機壁掛け、室外機平置きを標準とする。なお設置場所の状況
に応じて、壁掛けや天吊りなどを選択することができる。
・メーカーの推奨する設置位置、設置方法とする。
撤去工事 ・原則として既設機器は家電リサイクル法の定めに従い処分する。
・配管類、架台、附属物は適宜法令、条例等の定めにしたがい処分する。
Ⅱ.換気扇類(換気扇、レンジ換気扇[レンジフードまたはプロペラ換気扇])
エアコンと換気扇類は一式で取り替えます。原則換気扇類のみの取替はできません。
また、エアコンのみ取り替えて換気扇を取替えないこともできますが、その場合、
後日換気扇のみの取替はできません。
◎機種選定条件
○室内型換気扇
機 種 ・防音室の空気環境確保を目的とする。
・強制給排気型壁掛け換気扇を標準とする。
標準工法 ・メーカー指定(推奨)の部材、工法による。
能 力 等 ・給排気量 25m3/hr以上 騒音値 45デシベル以下
○レンジ換気装置
・原則として現に設置されている型(浅型・深型・プロペラ換
機 種
気扇)の更新を対象とする。
標準工法 ・メーカー指定(推奨)の部材、工法による。
能 力 等 ・排気量 550m3/hr以上 2段切替、手動
(イ).機器標準価格
).機器標準価格を
機器標準価格を超える空調機器
える空調機器の
空調機器の設置について
設置について
申込者の希望により、補助対象の基準より大きい冷房能力のエアコンを設置す
ることもできますが、標準価格を超える部分は補助金算定の対象になりません。
また、機能の充実した空調機器の設置(機器のグレードアップ)もでき
ますが、これも標準価格を超える部分は補助金算定の対象となりません。
補助金算定の対象外の部分は、申込者の負担となります。
5
(ウ).標準的
).標準的な
標準的な工事内容、
工事内容、工事箇所について
工事箇所について
※更新工事は原則として既設の設置状態に応じて空調機器を取り替える工事です。
補助の
補助の基準額となる
基準額となる標準工事
となる標準工事とは
標準工事とは
冷暖房機(屋外機の設置形式)
地面、ベランダ、物干し等の床に設置するもの
木造建物の外壁に壁掛け設置するもの
(配管長さは4メートル以下)
補助の
補助の対象となる
対象となる事例
となる事例
Ⅰ.エアコン標準工事の例
・既設エアコンと配管の撤去・処分等(リサイクル料含む)
・新しいエアコン本体
・室内機設置工事、配管
・屋外機設置工事
標準工事の工事内容は、家電量販店等のサービス工事(標準設置工事)と同等です。
※ 更新工事とは、防音工事で設置したエアコンの撤去と新しいエアコンの設
置を行う工事です。既設の状態のとおり取り替えることが基本ですが、防音
工事室であればエアコンの設置箇所を変更することができます。この場合、
更新工事①ではエアコンの冷房能力は防音工事でエアコンを設置した部屋の
面積と、新たに設置する部屋の面積のどちらか小さい面積で決定します。更
新工事②及び③では更新工事①及び②でエアコンを設置した部屋の面積と、
新たに設置する部屋の面積のどちらか小さい面積で決定します。
※ リフォームなどで防音工事室が広くなった場合、防音工事当時の部屋面積
に応じたエアコンのの容量が補助対象となります。
なお、防音工事を行っていない部屋に設置した場合は、助成の対象となり
ませんのでご留意下さい。
Ⅱ.強制給排気型換気扇標準工事の例
・既設空調換気扇、ウエザーカバー(屋外のカバー)の撤去、処分等
・新しい強制給排気型換気扇本体
・強制給排気型換気扇設置工事、ウエザーカバー(屋外のカバー)の設置
※従来の空調換気扇(熱交換型換気扇)を設置された場合も助成の対象となり
ますが助成額は強制給排気型換気扇と同額です。
Ⅲ.レンジ換気扇標準工事の例
・既設レンジ換気扇本体の撤去、処分等
・新しいレンジ換気扇本体
・レンジ換気扇設置工事
(エ).補助対象外
).補助対象外の
補助対象外の工事内容及びその
工事内容及びその場合
びその場合の
場合の費用負担について
費用負担について
助成対象にならない工事費用は、全額申込者の負担となります。また、制度上
認められない工事もありますのでご了承ください。
※ <補助対象とならない工事の例>
・スリーブ穴開口工事、閉鎖工事(強制給排気型換気扇の取り替えを除く。)
・電気工事(切換式エアコンを全て更新する場合のブレーカー増設工事を除く)
・取替対象外の空調機器に関する工事
・標準工事仕様を逸脱した工事
・空調機器取替跡の内外壁、天井等の補修などの工事
・防音工事で2段架台設置されていない機器の2段架台設置(追加工事分)
・機器購入に要した通信費、事務費、交通費等の経費類などです
※ <認められない工事の例>
・新品を設置しない撤去のみの工事
・サッシ、玄関チャイム等、更新工事とは関係のない工事
◎この他にも細かな決まりがありますのでご了承ください。
6
【6】更新工事費用の
更新工事費用の助成額について
助成額について
更新工事の助成額は、更新工事に要した額から国及び地方自治体が定める方法により
算出した額となります。
助成の割合は、更新工事①・更新工事①(告示日後)・更新工事②・更新工事③毎に
異なります。また、エアコン工事と換気扇工事でも割合が異なります。
基準額までは、一定の割合で助成されますが、基準額を超える工事額になると
基準額を超える金額については、助成費の対象となりません。申込者の負担となります。
(ア).助成
).助成の
助成の負担割合
標準工事における更新工事の国及び地方自治体からの助成の割合は次のとおりです。
○エアコン更新標準工事
エアコン更新標準工事における
更新標準工事における助成割合
における助成割合
更新区分
基準額以上の場合
基準額未満の場合
更新工事①
更新工事①(告示日
後)
更新工事②
基準額の70%
基準額の65%
基準額の65%
基準額の60%
購入金額の70%
購入金額の65%
購入金額の65%
購入金額の60%
更新工事③
○換気設備更新標準工事における
換気設備更新標準工事における助成割合
における助成割合
更新区分
基準額以上の場合
基準額未満の場合
更新工事全て
基準額の50%
購入金額の50%
※基準額は毎年国が別途設定します。
(イ).基準額及
).基準額及び
基準額及び助成額
別紙「
別紙「助成額のご
助成額のご案内
記載しておりますのでご参照下
のご案内」
案内」に記載しておりますのでご
しておりますのでご参照下さい
参照下さい。
さい。
※補助の基準となるエアコンの冷房能力は、設置される部屋の大きさによって決まり、審査
結果通知でお知らせします。
更新工事①の場合、防音工事においてエアコンが設置された部屋の面積による冷房能力が
限度となります。
更新工事②③の場合、更新工事①②においてエアコンが設置された部屋の面積による冷房
能力が限度となります。
該当する冷房能力を下回るエアコンを設置された場合は、設置された機器の冷房能力で算
定します。
エアコン更新工事助成には、標準工事に対する助成と付帯工事に対する加算が有ります。
(ウ).住民負担額
).住民負担額の
住民負担額の補助制度について
補助制度について
Ⅰ.「生活保護世帯」の場合
・国と地方自治体が住民負担額を補助します。(生活保護受給証明書の提出が必要)
・機種のグレードアップなど申請者の都合で助成対象以外の工事や基準額を超えた
工事をした場合には、その分は申込者の負担となります。(Ⅱ、Ⅲも同様)
Ⅱ.<支援給付受給世帯>の場合
・国と地方自治体が住民負担額を補助します。(「本人確認証の写し、又は受給者で
あることを証明する公的書類」の提出が必要。)
※支援給付とは「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法
律」に基づく支援給付をいう。
Ⅲ.「平成22年度の市県民税額が一定基準額以下の世帯」の場合
・県・市・町で独自に住民負担額の一部を補助する制度があります。
更新工事申し込みの際に、市・町の窓口でご確認ください。
7
【7】更新工事費用の
更新工事費用の助成の
助成の手続きについて
手続きについて
1.更新工事費用助成の
更新工事費用助成の申し込み
更新工事の費用助成を希望される方は、設置工事をされる前に更新工事の費用
助成申込をしなければなりません。
(機構では、この申込書により助成の対象となるか等を審査します。)
申し込みは、建物所在地の市、町、区役所の窓口及び空港周辺整備機構で受け
付けます。
※ 申し込みには、申込書の他に次の書類が必要です。
・「世帯全員の住民票」(3ヶ月以内に発行されたもの)
・「空調機器故障状況報告」
・申込機器の設置希望箇所が記載された「間取図」(申込書裏面)
・申込に係る「確約書(A)」
※ 賃貸住宅の場合は、家屋所有者・居住者双方の署名捺印が必要です。
・家屋所有者と居住者の空調機器に関する「確約書(B)」
2.審査結果通知
申込がされたら、機構において申込の機器が助成の対象となるか等の審査を行
い、認定されたら「審査結果通知」を申込者へ郵送します。
※この審査結果通知で認定されましたら、認定された空調機器の更新(取替)工事
をすることができます。
3.更新工事の
更新工事の実施
更新(取替)工事は、申込者がご自身で小売店等から購入又は工事店等へ依頼
し、申込者の負担で行います。
(助成金は、設置完了後補助申請を行い、交付決定後、請求に基づき支払われま
す。)
設置業者は、量販店・小売店・工事業者等申込者が自由にお好きな業者を選ぶ
ことができます。したがってメーカーも希望のメーカーを取り扱う業者を選べば
希望のメーカーを設置することができます。
4.補助申請
審査結果通知を受け、工事を完了した方は補助申請を行うことができます。申
請書類等は審査結果通知に同封して郵送しますので、記載方法等を参考に記載し
機構へ郵送等により提出して頂くことになります。
次の提出書類が必要になりますので、領収書等が貰える業者に工事を依頼して
下さい。
※提出書類
・補助金交付申請書 ・工事写真(着工前後)・メーカー機器保証書(写)
・リサイクル券(写)・領収書(原本)
・工事完了届
〔領収書の金額が代金の一部(代金の2割以上の支払いが必要)の場合は代金
の全額がわかる請求書等〕
ローン契約書の写しも可
・撤去及び設置箇所を記載した間取図
・工事費内訳書(購入店に記入依頼してください)
5.交付決定及び
交付決定及び確定
4の補助申請書を機構が受理したら、申請内容等を審査した上で交付の可否を
決定するとともに、補助金の額を確定し申請者に交付決定通知書により通知しま
す。
6.補助金の
補助金の交付時期及び
交付時期及び請求
補助金は、更新工事の補助金が確定した後に、申請者からの請求により交付します。
交付決定が届いたら請求書を機構へ提出することになります。
7.支払い
支払い
補助金は、請求書が機構に届いたら指定の口座へ振り込まれます。
8
【8】空調機器更新工事費用助成の手続きの流れ
住
民
申込
申
込
手
続
空港周辺整備機構・自治体
小売店・家電量販店
電気工事店等
自治体の受付窓口へ申込
申込書作成
申込書作成
・申込機器の記入
・申込機器の記入
・経過年数の確認
・経過年数の確認
・故障の自己診断
・故障の自己診断
・確約書の提出
・確約書の提出
・間取図の作成(更新場所)
通知
(補助申請書等同封)
申込書の審査
・申込書の審査結果
・補助対象機器の明記(間取図)
・補助金概算額の算出
申込者が業者選定
購入・設置
空
調
機
購
入
・
設
置
・空調機器の購入
(工事契約)
申込者ご自身により
・設置
・写真撮影(工事契
・空調機器の購入
約)
・購入代金の支払
・販売店へ購入代金の支払
(購入代金の全額
全額若しくは工事
全額
・設置
(購入代金の支払いは全額
全額若
全額
代金の2
2 割以上の支払(ローン
割以上
しくは購入代金の2
2
割以上の支
割以上
も可))
交付申請
・販売(工事契約)
・販売(工事契約)
・取付工事
・取付工事
・工事代金受領
・工事代金受領
空港周辺整備機構へ郵送
・補助金交付申請
・補助金交付申請
・取付完了届及び工事費
・取付完了届及び領収書、
内訳書、領収書、工事写
工事写真等の提出
真等の提出
補
助
金
交
付
手
続
(付帯工事がある場合は内容、
(付帯工事がある場合は内容、
金額、写真必要)
金額、写真必要)
(工事代金の一部後払い
(工事代金の一部後払い
の場合は工事内容の分か
の場合は工事内容の分か
る 請求書等)
る 請求書)
通知
・補助金交付決定
・事業報告確認(検査)
・補助金確定
補助金請求
補助金の請求
補助金の受領
空港周辺整備機構へ郵送
・補助金の請求書受領
・支払
支払
9
9
【9】助成を
助成を受けて設置
けて設置した
設置した空調機器
した空調機器の
空調機器の管理について
管理について
(ア).空調機器
).空調機器の
空調機器の所有、
所有、管理責任、
管理責任、権利について
権利について
・更新工事費用助成制度は、あくまで空調機器の取り替え費用の助成です。
・したがって、申込者の責任において、購入設置された空調機器ですので、(補助
を受けずに、普通に電気店等で空調機器を購入した場合と同様に、)空調機器の
所有権、管理責任は申請者及び家屋所有者にあります。
・ただし、賃貸住宅の場合は、家主が申込者、借家人が申込者、どちらの場合も
機器の所有権、管理責任、権利義務等について、家主と借家人の間で、協議して
決めてもらい、その「確約書」を提出していただいています。
(イ).転居
).転居や
転居や住宅建替時の
住宅建替時の権利について
権利について
・更新工事で助成を受け設置した空調機器は、当該住宅の付属物となりますので、
賃貸住宅の場合、借家人が転出される時には、撤去せずにそのまま家屋所有者に
引き渡してください。
・自己所有者が家を売却されるなどして転出される場合も同様です。
・住宅を建て替えた場合でも、「老朽化」や「公共事業」など、やむを得ない理由
があり、告示日以前から継続して居住しているなどの条件を満たしていれば、
空調機器を取り替えできる権利は継続します。(国において条件が定められて
いますので、詳しくは空港周辺整備機構にお尋ねください。)
(ウ).空調機器
).空調機器が
空調機器が故障した
故障した場合
した場合の
場合の修理費用について
修理費用について
・更新工事で設置した空調機器の修理は、自己負担となります。
・ア.に記載しているように、所有権や管理責任は申込者にあります(賃貸住宅の
場合は家主と借家人の話し合いによります。)ので、メーカー補償期間が過ぎた
空調機器の修理費用は、普通に電気店で空調機器を購入した場合と同様、
自己負担となりますのでご了承ください。
・修理の依頼は、施工業者、最寄りの電気店、メーカーサービスセンターに直接
依頼して下さい。
(エ).補助
).補助を
補助を受けた空調機器
けた空調機器の
空調機器の目的外の
目的外の使用禁止について
使用禁止について
・更新工事で設置した空調機器は、譲渡、交換、貸付、担保等目的外に使用する
ことはできません。
【10】
10】用語の
用語の解説
・住宅騒音防止工事
「防音工事」、「更新工事①」、「更新工事②」、「更新工事③」の総称です。
空調機器と記載しています。)
・空気調和機器 (「手引き」の中では略して空調機器
空調機器
冷暖房機※と換気扇、レンジ゙用換気装置(プロペラ換気扇含む)の総称です。
・防音室
※エアコンのことです。「手引き」の中ではエアコン
エアコンと記載しています。
エアコン
防音工事してある室です。
・代用機
防音工事の際、自己所有のエアコンを防音工事の代替機とした場合です。
・単体機
屋内機1台に対し屋外機が1台接続されているエアコンです。
・併設機
屋内機2台に対し屋外機が1台接続され、屋内機を切換選択して使用する
エアコンです。
10
【参考】
参考】騒音防止対策事業に
騒音防止対策事業に関連するその
関連するその他
するその他の制度等について
制度等について
騒音防止対策事業に
騒音防止対策事業に関しては、
しては、空気調和機器更新工事助成制度以外に、
国などが独自
などが独自に
独自に実施している
実施している制度
している制度があります
制度があります。
があります。
詳しくは、パンフレット(市・町の窓口に置いています)をお読みになるか
担当の窓口へお問い合わせください。
(ア).空調機修理助成制度
).空調機修理助成制度
メーカー保証期間終了後の空調機器の修理は自己負担となりますが、
「平成22
平成22年度
22年度の
年度の市県民税額が
市県民税額が一定基準額以下の
一定基準額以下の世帯」
世帯」の場合、
場合、
修理費用の一部を助成する制度があります。
<助成内容>
助成内容>
空調機器の修理費用の一部を助成します。
☎ 制度についての
制度についての問
についての問い合わせ 空調機器修理助成のパンフレット記載の連絡先へ
☎ 工事履歴の
空港周辺整備機構 事業第一課
工事履歴の確認
✍ 申し
住宅が所在する市・町の窓口
申し込み先
(イ).サッシ
).サッシ修理助成制度
サッシ修理助成制度
防音工事で設置したサッシが壊れた場合、修理費用の一部を助成する制度があります。
<助成内容>
助成内容>
サッシの修理費用の一部を助成します。
☎ 制度についての
制度についての問
についての問い合わせ 国土交通省大阪航空局福岡空港事務所
☎ サッシメーカーの確認
空港周辺整備機構 事業第一課
サッシメーカーの確認
✍ 申し
指定のサッシメーカーに直接依頼してください
申し込み先
【11】各窓口所在地及び
各窓口所在地及び連絡先
窓 口 名
住 所
福 東区役所 企画振興課 〒 812-8653
市民相談室
福岡市東区箱崎2丁目54-1
岡
博多区役所 総務企画課 〒 812-8512
福岡市博多区博多駅前2丁目9-3
市 市民相談室
大野城市役所
〒 816-8510
環境課 生活環境担当
大野城市曙町2丁目2-1
春日市役所
〒 816-8501
環境課 生活環境担当
春日市原町3丁目1-5
太宰府市役所
〒 818-0198
環境課 生活環境係
太宰府市観世音寺1丁目1-1
粕屋町役場
〒 811-2392
環境生活課環境衛生係 糟屋郡粕屋町駕与丁1丁目1-1
志免町役場
〒 811-2292
生活環境課 生活環境係 糟屋郡志免町志免中央1丁目1-1
福岡市 経済振興局
〒 810-8620
空港対策部 空港対策課 福岡市中央区天神1丁目8-1
国土交通省 大阪航空局 〒 812-0005
福岡空港事務所
福岡市博多区上臼井字屋敷295
電話番号
(092)
645-1011
(092)
419-1013
(092)
580-1887
(092)
584-1111
(092)
921-2121
(092)
938-2311
(092)
935-1001
(092)
711-4832
(092)
621-3103
内容
更
新
工
事
受
付
・
空
調
機
修
理
助
成
制
度
「手引き
手引き」についての問
についての問い合わせ先
わせ先
(独)空港周辺整備機構 福岡 〒 812812-0013
092)
(アークビル9
アークビル9階)(092)
空港事業本部 事業第1
472-4594
事業第1課 福岡市博多区博多駅東2
福岡市博多区博多駅東2丁目17
丁目1717-5
(平成23年4月作成)
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