Web page を作ってみる(2) 2016/11/30 スタイルシートに関すること スタイルシート(CSS) CSS (Cascading Style Sheet)ともいう。 文書の飾り付け(書式設定)はスタイルシートを使うのがよい。 ページ内の書式をまとめて設定したり、変更したりできる。 新しい HTML 形式で推奨されている。 CSS の詳細や色々な指定については、参考書や参考リンクで調べましょう。 CSS を書く場所 ページ内の一部分にそこだけ設定したいとき → その部分に直接書く その部分が何か tag で範囲指定されているとき → style 属性を使う 例: <h1 style="color:blue; background-color:red"> ・・・ </h1> <p style="color:#ff0000"> ・・・ </p> 特に範囲指定されていないとき → <div> または <span> タグで範囲指定する 例: <div style="font-size:200%"> ・・・ </div> → 範囲が改行で区切られる 例: <span style="font-size:20pt"> ・・・ </span> → 範囲は改行されない ページ内の書式をまとめて設定するとき → head 部分に style を書く そのページ内の書式を全部変えるとき 例: <head> <title> ・・・ </title> <style type=”text/css”> h1 {color:blue; background-color:red} h2 {color:#800080; background-color:#0000ff} </style> </head> ページ内でよく使う書式があるとき ⇒ 書式に名前をつけてそれを使う 例: <head> <title> ・・・ </title> <style type=”text/css”> .akadai {color:red; font-size:300%} </style> </head> <body> : <p class=”akadai”>あれあれこれこれ</p> : それそれどれどれ<span class=”akadai”>めだつ</span>これこれ : </body> 正確な用語 上の例で head に書いた h1, h2, .akadai などをセレクタという。 書式として書いた color, background-color,…などをプロパティ(属性)という。 ― 1 ― CSS で指定できるプロパティの例 背景に関すること background-color ... 背景色を指定する(例: #ff8800) background-image ... 背景画像を指定する(例: url(syasin.jpg) ) 例: <head> <title> ・・・ </title> <style type=”text/css”> body {background-image: url(haikei.gif)} h1 {background-color:#ff00ff} </style> </head> 文字に関すること color .............. 文字色(前景色)を指定する(例: #ff8800) font-weight ........ フォントの太さを指定する(例: bold) font-size .......... フォントのサイズを指定する(例: 18pt 200%) テキスト(文字列・画像)に関すること line-height ........ 行の高さを指定する(例: 200% 30px) text-align ......... 行揃えの位置・均等割付を指定する(例: right center) vertical-align ..... 縦方向の揃え位置を指定する (例:top middle bottom) text-decoration .... テキストの下線・上線・打ち消し線・点滅を指定する (例: underline overline line-through blink) 幅や高さに関すること width .............. 幅を指定する(例: 300px 50%) height ............. 高さを指定する(例: 300px 20%) 枠線(ボーダー)に関すること border-color ....... 枠線の色を指定する(例: #ff8800) border-style ....... 枠線のスタイルを指定する (例: solid groove ridge inset border-width ....... 枠線の太さを指定する(例: 30px) 回り込みに関すること outset) float .. 画像を左右に配置し、その後のテキストを回り込ませる(例:left right) clear .. 回り込みを解除する 色の指定 → RGB を数字で指定するか、色名で指定する 16 進数で指定する ⇒ 例 #ff0088 赤(red)・緑(green)・青(blue)の強さをそれぞれ 00~ff で指定する 10 進数で指定する ⇒ 例 rgb(255,192,0) 赤(red)・緑(green)・青(blue)の強さをそれぞれ 0~255 で指定する 色名で指定する ⇒ 例 red 決められた色名で指定する 色見本は井芹の授業ページにも載せてある。 サイズ・長さの指定 → 比率(%)、画素数(px)、ポイント数(pt)などで指定する 少し古い方法 たとえば文字の飾り付けをするのに、 <font color=”・・・” size=”・・・”>あれあれこれこれそれそれ</font> という指定方法があります。今でもこの方法は使えます。 しかし、現在の HTML 規約では、この方法はあまり推奨しないということになっています。 この方法で指定すると、いくら文書内のデザインを統一しても、文書中に同じことを何度も書か なければいけないからです。できるだけ新しい CSS の書き方に慣れていきましょう。 ― 2 ― 別のページへのリンク 同じフォルダ中の別のファイル(別のページ)にジャンプさせる top.html 別のページにリンクするには、 <a>…</a>で挟む。挟まれた部 分の文字をクリックすると、ジ ャンプする。 <a>はアンカー(anchor)の略。 <p> ここをクリックすると<a href="sakuhin.html">作品集</a>へ行くよ </p> <p> <img …>を入れておくと、画像をク ここをクリックすると<a href="nikki.html">日記</a>へ行くよ リックしたときにジャンプする。 </p> <p> この絵をクリックすると<a href="syasin.html"><img src=”icon.png”></a>写真集へ行くよ </p> sakuhin.html syasin.html nikki.html 別の場所(サーバー)のページにジャンプさせる index.html <p> ここをクリックすると<a href="http://www.yahoo.co.jp">ヤフー</a>へ行くよ </p> Yahoo のページ html ファイルの編集 html ファイルを編集するために開くには、 フォルダー内の html ファイルのアイコンの上で 右クリック > 送る > TeraPad 作成した html ファイルの内容をブラウザ(インターネットエクスプローラ:IE)で表示させて 確認するには Terapad で[上書き保存]して、ファイルのアイコンをダブルクリック または Terapad ツールバーの IE アイコンをクリック Terapad や IE を開いたままで編集しながら、ブラウザで表示させて確認するには Terapad で[上書き保存]して、IE の[最新の情報に更新]ボタン をクリック 画像ファイルの調整 画像ファイルのサイズや縦横を調整するには、画像編集ソフトを使う。 画像ファイルのアイコンの上で 右クリック > 送る > Irfanview [スタート]ボタン > すべてのプログラム > ユーティリティ > JTrim [スタート]ボタン > すべてのプログラム > ユーティリティ > Paint.NET ― 3 ― 実 習 ① 前回作成した「My 作品集 web page」を飾り付ける。 ② html ファイルを Terapad またはメモ帳で印刷する。(モノクロ) Terapad またはメモ帳で html ファイルを開く。 [ファイル]メニュー >「印刷」 で印刷する。 ツール ボタン ③ web page を IE(インターネットエクスプローラ)で印刷する。(カラープリンタ) IE で html ファイルを開く。 印刷する前に必ず、[ツール]ボタン>「印刷」>「印刷 プレビュー」でページ数を確認する。 背景の画像も印刷したいときは、[ツール]ボタン> 「印刷」>「ページ設定」で「背景の色と画像を印刷する」 にチェック()を入れておく。 ページ数が多いときは、[印刷サイズの変更]で縮尺 を変えて 1 ページにたくさん入るようにする。 [ツール]ボタン >「印刷」>「印刷」で、印刷ダイアログボックスを開く。 プリンタを指定し、さらに[詳細設定]ボタンでプリンタの設定を変える。 [基本]タブで「両面」や「まとめて 1 枚」を指定すると、1 枚に 2 ページを縮小印刷できる。 ④ 印刷したものを全てホチキスで綴じて(左上を綴じる)提出する。 ― 4 ―
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