A-C3L-100-12 (1) デジタルビデオ カメラモジュール ユーザーズガイド XCL-U1000C/U1000 2004 Sony Corporation 目次 概要 本機の特長 .......................................................................... 3 システムの構成 ................................................................... 5 接続図 ................................................................................. 5 各部の名称と働き ................................................................ 6 前面 / 上面 / 底面 .......................................................................... 6 後面 ................................................................................................ 7 ケーブルの接続 ............................................................................. 8 XCL-U1000C/U1000の機能 カメラモードについて ....................................................... 10 ■ ノーマルモード.......................................................................... 10 ■トリガーモード............................................................................ 11 ■ ビニングモード(XCL-U1000 のみ)........................................ 12 ■ ビニングモード(外部トリガーあり) (XCL-U1000 のみ).......... 12 ■ 部分読出しモード ................................................................... 13 ■ 部分読出しモード(外部トリガーあり)..................................... 15 カメラコントロ−ルコマンド 概要................................................................................... 16 シリアル通信仕様 ......................................................................... 16 コマンド体系 ................................................................................. 16 コマンド形式 ................................................................................. 16 コマンド入力と応答 ...................................................................... 16 コマンド仕様 ..................................................................... 17 カメラ制御コマンド ....................................................................... 17 設定値制御コマンド ..................................................................... 21 その他 .......................................................................................... 23 コマンドリスト ................................................................. 24 仕様 主な仕様 ............................................................................ 25 分光感度特性(代表値)...................................................... 26 XCL-U1000C/U1000外形寸法図 .................................. 27 付録 保証規定 ............................................................................ 28 2 概要 XCL-U1000C/U1000はデジタルインターフェース端子によりLVDS信 電子シャッター 号による映像出力を実現したデジタルビデオカメラモジュールです。 • XCL-U1000C:カラーデジタルビデオカメラモジュール • XCL-U1000:白黒デジタルビデオカメラモジュール 豊富なシャッタースピードの中から、撮影条件に合った速度が選べ ます。 外部トリガーシャッター機能(1/15∼1/10000秒) 本機の特長 トリガーを入力することにより、1枚の静止画が得られます。高速で 移動する物体を正確にとらえます。 デジタルインターフェース端子 部分読出し機能 小型のデジタルインターフェースコネクターを採用。毎秒15フレーム の画像のデジタル出力が可能。 有効な映像出力ライン数を限定することにより、高速な画像処理に 適したフレームレートの高い映像出力が得られます。 高画質 ビニング機能(XCL-U1000のみ) UXGA対応の200万画素の高画素CCDを採用。きめ細かな画像 垂直方向の 2 画素を混合した映像信号がノーマル比で 2 倍のフ を再現します。また正方画素CCDの採用により、画像処理時のア レームレートで得られます。 スペクト比変換は不要です。 マトリクス(XCL-U1000Cのみ) 多様なモード設定 忠実な色再現を実現します。 ホスト機器からのコマンド送信により、以下のモード設定が可能で す。 • ゲイン • 読み出しモード: ノーマル/ビニング • 部分読出し機能 • シャッター機能: ノーマル/トリガーシャッター • シャッタースピード • ガンマ • ディテール • ホワイトバランス(XCL-U1000C のみ) • マトリクス(XCL-U1000C のみ) ホワイトバランス(XCL-U1000Cのみ) • プリセット:3200K/5600K/6500K • マニュアル • AWB(オートホワイトバランス) の切り換えができます。 AWBを実行する場合は、画面中央を中心に全画面の1/3以上に 白い物体を撮影してください。 3 概要 ディテール 輪郭を強調することにより、より鮮明な映像が得られます。 筐体固定 筐体固定用のネジ穴がCCDの基準面が含まれているフロントパネ ルの下部にあります。ここでカメラモジュールを固定すれば、光軸 のずれを最小限にとどめることができます。 ご注意 部分読出し動作、ビニング動作では、CCDの高速駆動が行われ ます。これに伴い、映像内に強い光が入ると、周辺部に影響の出 る場合があります。その場合は、適正光量となるようにレンズ絞り にて調整してください。 4 概要 システムの構成 ビデオカメラモジュール カメラケーブル XCL-U1000C/U1000 CCXC-12P02N(2 m) CCXC-12P05N(5 m) CCXC-12P10N(10 m) CCXC-12P25N(25 m) カメラアダプター DC-700/700CE 接写レンズキット Cマウントレンズ 三脚アダプター VCT-ST70I(絶縁タイプ) LO-77ERK 高解像度対応レンズ 住友スリーエム製 ソニーカメラ対応ケーブル (市販品) デジタルインターフェース 対応ボード(市販品) ホスト機器(PCなど)の PCIバススロットに挿入 デジタルインターフェースケーブル カメラ用画像入力ボード 1MA26-4560-OSC-200(2 m) 500(5 m) A00(10 m) 接続図 モニター カメラ制御用機器 (PCなど) Cマウントレンズ XCL-U1000C/U1000 AC TRIG カメラケーブル 三脚アダプター VCT-ST70I 接写リングキット LO-77ERK CCXC-12P02N CCXC-12P05N CCXC-12P10N CCXC-12P25N カメラアダプター DC-700/700CE (新EIAJ準拠12ピンアサインメント採用) デジタルインターフェース ケーブル カメラ用画像入力ボード 5 概要 各部の名称と働き 前面/上面/底面 1 レンズマウント(Cマウント) 2 カメラ固定用基準穴(上面) 3 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け 用ネジ穴(底面) 1 レンズマウント(Cマウント) 3 カメラ固定用基準穴/三脚取り付け用ネジ穴(底面) Cマウント式のレンズや光学機器を取り付けます。 カメラモジュール固定用に高い精度で切られたネジ穴です。 ここで カメラモジュールを固定すると、光軸のずれを最小限にとどめるこ ご注意 とができます。 Cマウント式のレンズとして、レンズマウント面からの飛び出し量が 7 mm 以下のものを使用してください。 3の4つのカメラ固定用基準穴は三脚アダプター取り付け用ネジ 穴としても使用できます。三脚を使うときは、この 4 つのネジ穴を 2 カメラ固定用基準穴(上面) 使って三脚アダプターVCT-ST70Iを取り付けます。 6 概要 後面 4 RS-232C端子(6ピンコネクター) 4 5 モニター出力端子(15ピンコネクター) 5 6 5 1 5 2 4 4 10 3 15 3 9 14 2 8 13 1 7 12 6 11 7 DIGITAL IF(デジタルインターフェース)端子 (26ピンコネクター) 7 6 6 DC IN(DC電源)端子(12ピンコネクター) 4 RS-232C端子(6ピンコネクター) 5 モニター出力端子(15ピンコネクター) シリアルケーブルを接続して、カメラ制御用機器(PCなど)から本 モニターケーブルを接続して、UXGA 対応のマルチスキャンモニ 機をコントロールします。 ターに画像を表示します。 ピン番号 1 2 3 信号 TXD RXD アース ピン番号 4 5 6 信号 NC NC NC ご注意 UXGA対応していないマルチスキャンモニターと接続した場合は、 画像が表示されない場合があります。 ピン番号 1 2 3 4 5 6 7 8 信号 R出力 G出力 B出力 NC アース アース アース アース ピン番号 9 10 11 12 13 14 15 信号 NC アース NC NC HD出力 VD出力 NC 7 概要 6 DC IN(DC電源)端子(12ピンコネクター) ケーブルの接続 カメラケーブルCCXC-12P05Nなどを接続して、DC+12 Vの電力 の供給を受けます。この端子のピンNo.と入出力信号その他の関 9 RS-232C端子 係は次の表のようになっています。 ピン番号 1 2 3 4 5 6 信号 アース DC+12 V アース NC アース NC 8 モニター出力端子 ピン番号 7 8 9 10 11 12 7 モニターケーブル 信号 NC アース 6 シリアルケーブル NC エクスポージャー出力 トリガー入力 アース 5 コネクター 固定ネジ 2 DIGITAL IF端子 4 デジタルインター フェースケーブル 7 DIGITAL IF(デジタルインターフェース)端子(26ピン コネクター) 3 カメラケーブル デジタルインターフェースケーブルを接続して、 カメラモジュールを 1 DC IN端子 ホスト機器間からシリアル通信制御するとともに、カメラモジュール からの映像信号を送出します。また、この 26ピンコネクターからも DC IN 端子にカメラケーブルを、デジタルインターフェース端子に 外部トリガー信号を入力して、カメラモジュールを外部トリガーモー デジタルインターフェースケーブルをそれぞれ接続してください。 ま ドで動作させることができます。この端子のピンNo.と入出力信号 た必要に応じて、モニター出力端子にモニターケーブルを、RS- その他の関係は以下の表のようになっています。 232C端子にシリアルケーブルをそれぞれ接続してください。デジタ ピン番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 デジタル信号 INNER_SHIELD (アース) X0−出力 (信号) X1−出力 (信号) X2−出力 (信号) XCLK−出力 (信号) X3−出力 (信号) Ser TC+ (信号) Ser TFG− (信号) TRIG (−)入力 NC NC NC INNER_SHIELD (アース) ピン番号 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 デジタル信号 INNER_SHIELD (アース) X0+出力 (信号) X1+出力 (信号) X2+出力 (信号) XCLK+出力 (信号) X3+出力 (信号) Ser TC− (信号) Ser TFG+ (信号) TRIG (+)入力 NC NC NC INNER_SHIELD (アース) ルインターフェースケーブル、モニターケーブルを接続する際は、 コ ネクターの左右にあるコネクター固定ネジをしっかりまわして固定し てください。 各々のケーブルのもう一方のコネクターは、カメラケーブルは DC700に、デジタルインターフェースケーブルはホスト機器のカメラ用 画像入力ボードにそれぞれ接続してください。また必要に応じて、 モニターケーブルはモニターに、シリアルケーブルはカメラ制御用 機器にそれぞれ接続してください。 ご注意 外部トリガー信号を 26ピンコネクターから入力してカメラを動作させ る場合には、必ず下記の仕様を満足させるトリガー信号を、 2端子と もに入力してください。 トリガー信号仕様(条件) 振幅:LVDS(3.3 V電源駆動IC出力) 接続:9番ピンにTRIG (−) 22番ピンにTRIG (+) 極性:正極性 8 概要 カメラの制御方法について 本機はホスト機器(PCなど)によりコントロールします。コントロール できる機能は以下の表のようになっています。 ホスト機器から制御項目に対応したコマンド、並びに必要に応じて 設定のためのパラメータをカメラに送信することによりカメラをコン トロールします。 コマンドの送信方法やコマンド、パラメータの詳細につきましては、 16ページの「カメラコントロールコマンド」の章をご覧になってくだ さい。 制御項目 内容 動作モード シャッター速度 ノーマル/トリガー ノーマル トリガー 1∼ 1/10000 内部設定: 1/15∼ 1/10000 トリガー幅設定 ゲイン ビニング機能 部分読出し機能 ディテール 外部トリガー入力 0 ∼ +18 dB OFF/ON OFF/ON OFF/ON 26ピンコネクター/DC-700 プリセット/マニュアル/AWB ホワイトバランス (XCL-U1000Cのみ) マトリクス OFF/ON (XCL-U1000Cのみ) ご注意 カメラモジュールに電源を供給し、 カメラが動作していることを確認 してから、 トリガー信号などの外部からの信号を入力してください。 電源供給前に外部からの信号を入力すると、カメラ故障の原因と なります。 9 XCL-U1000C/U1000の機能 カメラモードについて ■ ノーマルモード モード説明:全画素独立映像信号を、1/14.976秒の連続映像とし 使用用途:連続した標準的映像を得たい場合に使用します。 て出力するモードです。 垂直タイミング 1V=1252H FVAL 1202H 1H LVAL 50H DVAL 1 映像出力 水平タイミング 1H=1920CL 2 1200 1CL=1/36 MHz=27.8 ns LVAL DVAL 1CL クロック 318CL 映像出力 1 2 3 1599 1600 1602CL 10 XCL-U1000C/U1000の機能 ■ トリガーモード ・ パルス幅検出モード モード説明:外部トリガー入力に同期して蓄積を開始して、一定時 間後に全画素独立映像信号を出力するモードです。電子 トリガーモードをOFFにして、シャッタースピードをOFFに設 シャッター機能を使用することにより高速移動物体を鮮明にとら 定した後にパルス幅検出モードに設定してください。 えることができます。 蓄積時間はトリガーパルス幅になります。 使用用途:外部トリガー入力に同期した映像信号を一定時間後に 得たい場合に使用します。 外部トリガーパルスのエッジ検出モードとトリガー幅検出モードが あります。 ・ エッジ検出モード トリガーモードをOFFにして、 シャッタースピードを設定した後 にエッジ検出モードに設定してください。 設定できるシャッタースピード:1/15、1/30、1/100、1/120、 1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/5000、1/10000 s 垂直タイミング (水平タイミングはノーマルモードと同様です。) T1 TRG T2 FVAL T3 1201H 1H LVAL 50H DVAL 1 映像出力 2 1200 1600CL 320CL 部分読出しモード:OFF ビニングモード:OFF トリガーモード エッジ検出 T1 67 ms 以上 T2 シャッター 100 us 以上 1 s 未満 1/15 s 70.68 1/30 s 37.40 1/100 s 14.04 1/120 s 12.40 1/250 s 8.08 1/500 s 6.06 1/1000 s 5.08 1/2000 s 4.53 1/5000 s 4.28 1/10000 s パルス幅検出 T3 [ms] 4.17 66.7 ms 70.82 33.3 ms 37.34 10.0 ms 14.02 100 us 以上 67 ms 以上 8.33 ms 1 s 未満 4 ms OFF 12.33 8.03 1 ms 6.03 100 us 4.13 11 XCL-U1000C/U1000の機能 ■ ビニングモード(XCL-U1000のみ) 垂直方向の2ラインを加算してCCDより読み出すことによりフレー る場合は、ビニングモードをONにすると感度が約2倍になります。 ムレートを約2倍にするモードです。 シャッタースピードを設定してい 1V=626H 垂直タイミング (水平タイミングはノーマルモードと同様です。) FVAL 594H 1H LVAL 32H DVAL 1 映像出力 592 2 ■ ビニングモード(外部トリガーあり) (XCL-U1000のみ) 垂直タイミング (水平タイミングはノーマルモードと同様です。) T1 TRG T2 FVAL T3 593H 1H LVAL 32H DVAL 1 映像出力 2 592 1600CL 320CL トリガーモード エッジ検出 T1 33.5 ms 以上 T2 シャッター 100 us 以上 1 s 未満 T3 [ms] 1/30 s 37.40 1/100 s 14.04 1/120 s 12.40 1/250 s 8.08 1/500 s 6.06 1/1000 s 5.08 1/2000 s 4.53 1/5000 s 4.28 1/10000 s パルス幅検出 33.5 ms 以上 ※1 4.17 66.7 ms 70.82 33.3 ms 37.34 10.0 ms 100 us 以上 8.33 ms 1 s 未満 4 ms ※ 1 エッジ検出モードのときは、シャッタースピードを 1/15 sより遅く設定することはできません。 14.02 OFF 12.33 8.03 1 ms 6.03 100 us 4.13 12 XCL-U1000C/U1000の機能 ■ 部分読出しモード 有効映像期間を垂直方向へ約16分割した任意のエリアを有効映 上げるモードです。 スタート位置と終了位置を設定して使用します。 像部分として読み出し、不要部分を高速転送してフレームレートを 垂直タイミング (水平タイミングはノーマルモードと同様です。) FVAL a 1H LVAL b c DVAL 映像出力 1 2 d 1600CL 320CL Start 0 1 2 End a[H] b[H] c[H] d[H] rate[fps] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 190 257 325 392 460 527 595 662 730 797 865 932 1000 1067 1135 182 249 317 384 452 519 587 654 722 789 857 924 992 1059 1127 173 240 308 375 443 510 578 645 713 780 848 915 983 1048 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 36 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 44 53 53 53 53 53 53 53 53 53 53 53 53 53 53 125 112 108 103 91 86 82 69 65 52 48 43 31 26 22 117 104 100 95 83 78 74 61 57 44 40 35 23 18 14 108 95 91 86 74 69 65 52 48 35 31 26 14 7 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 888 968 1040 1112 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 888 968 1040 1112 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 888 968 1040 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 21 19 18 17 16 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 21 19 18 17 16 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 21 19 18 17 Start 3 4 5 End a[H] b[H] c[H] d[H] rate[fps] 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 166 233 301 368 436 503 571 638 706 773 841 908 976 158 225 293 360 428 495 563 630 698 765 833 898 151 213 286 353 421 488 556 623 691 758 826 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 60 68 68 68 68 68 68 68 68 68 68 68 68 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75 75 101 88 84 79 67 62 58 45 41 28 24 19 7 93 80 76 71 59 54 50 37 33 20 16 9 86 68 69 64 52 47 43 30 26 13 9 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 888 968 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 888 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 816 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 21 19 18 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 21 19 83 65 52 44 38 33 30 27 24 23 21 13 XCL-U1000C/U1000の機能 Start 6 7 8 9 10 End a[H] b[H] c[H] d[H] rate[fps] 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 8 9 10 11 12 13 14 15 16 9 10 11 12 13 14 15 16 10 11 12 13 14 15 16 11 12 13 14 15 16 143 210 278 345 413 480 548 615 683 748 136 203 271 338 406 473 541 608 676 128 195 263 330 398 465 533 598 121 188 256 323 391 458 526 113 180 248 315 383 448 83 83 83 83 83 83 83 83 83 83 90 90 90 90 90 90 90 90 90 98 98 98 98 98 98 98 98 105 105 105 105 105 105 105 113 113 113 113 113 113 78 65 61 56 44 39 35 22 18 3 71 58 54 49 37 32 28 15 11 63 50 46 41 29 24 20 5 56 43 39 34 22 17 13 48 35 31 26 14 7 64 144 216 288 368 440 512 592 664 744 64 144 216 288 368 440 512 592 664 64 144 216 288 368 440 512 592 64 144 216 288 368 440 512 64 144 216 288 368 440 83 64 52 44 38 33 30 27 24 23 83 64 52 44 38 33 30 27 24 83 64 52 44 38 33 30 27 83 64 52 44 38 33 30 83 64 52 44 38 33 Start 11 12 13 14 15 End a[H] b[H] c[H] d[H] rate[fps] 12 13 14 15 16 13 14 15 16 14 15 16 15 16 16 106 173 241 308 376 98 165 233 298 91 158 226 83 148 76 120 120 120 120 120 128 128 128 128 135 135 135 143 143 150 41 28 24 19 7 33 20 16 9 26 13 9 18 3 11 64 144 216 288 368 64 144 216 288 64 144 216 64 144 64 83 64 52 44 38 83 64 52 44 83 64 52 83 64 83 14 XCL-U1000C/U1000の機能 ■ 部分読出しモード(外部トリガーあり) 垂直タイミング (水平タイミングはノーマルモードと同様です。) T1 TRG T2 FVAL T3 a 1H LVAL b c DVAL 映像出力 1 2 d 1600CL 320CL トリガーモード エッジ検出 パルス幅検出 T1※1 右式参照 右式参照 T2 シャッター 100 us 以上 1 s 未満 ※2 T3 [ms] 1/30 s 37.40 1/100 s 14.04 1/120 s 12.40 1/250 s 8.08 1/500 s 6.06 1/1000 s 5.08 1/2000 s 4.53 1/5000 s 4.28 1/10000 s 4.17 66.7 ms 70.82 33.3 ms 37.34 10.0 ms 100 us 以上 8.33 ms 1 s 未満 4 ms ※ 1 トリガー周期(1/T1)は、次の式を満たすように設定し てください。 T1>1920(a+b)/36000+0.1[ms] a、b、c、dの値は部分読出しモード(外部トリガーなし) の表を参照してください。 ※ 2 エッジ検出モードのとき、 シャッタースピードを1/15 sよ り遅く設定することはできません。また、レートが30 fps 以上のときはシャッタースピードを1/30 sにすることは できません。 レートの設定は部分読出しモード(外部トリガーなし)の 表を参照してください。 14.02 OFF 12.33 8.03 1 ms 6.03 100 us 4.13 15 カメラコントロ−ルコマンド コマンド形式 概要 コマンドの入力(送信)は、コマンド名、およびそのコマンドに付随 XCL-U1000C/U1000は、外部からのシリアル通信による制御が するパラメータをスペースで区切り、[Enter](Carriage Return)で 可能です。 確定します。 この制御は、一般的なPC 通信アプリケーションソフト 下記に入力形式と入力例を示します。 「HyperTerminal」 「Tera Term」などで行うことができます。 <入力形式> command param1 param2 param3 [Enter] <入力例> PARTIAL 1 0 15 <CR> シリアル通信仕様 ご注意 シリアル通信方式はRS-232C準拠の調歩同期式とし、伝送制御仕 様を下表のように規定します。 ・コマンド、および最終パラメータ以前のパラメータは省略できませ ん。 また、コマンドの入力に対してエコーバックを行います。 ・入力に使用するアルファベットは、大文字 / 小文字を区別しませ ん。 ボーレート 57600/38400/19200/9600/4800 [bps] 初期値:38400 [bps] データビット 8 パリティ なし ストップビット 1 フロー制御 なし ・パラメータの入力は 10 進数とします。 コマンド入力と応答 カメラは、有効な文字入力(アルファベット、数字、 “-”) 、スペース、 バックスペース、および [Enter] (Carriage Return) に対してのみ、 XCL-U1000C/U1000 RC-232C 接続 TXD エコーバックを行います。 D-SUB 9PIN 6PIN それ以外の無効な文字入力は無視します。 1 1 - RXD 2 2 RXD GND 3 3 TXD NC 4 4 - NC 5 5 GND NC 6 6 - 7 - 8 - 9 - ・ コマンド実行が正常に終了した場合、画面に“OK”が表示され ます。 <入力> PARTIAL 1 0 15 <CR> <画面出力> OK <CR> ・ コマンド実行が正常に終了しなかった場合、画面に“ERROR コマンド体系 STATUS”が表示されます。また、コマンドによっては実行結果 下表にコマンド体系を示します。 コマンド種別 説 明 カメラ制御コマンド カメラの制御を行います。 設定値制御コマンド カメラ内部に保存される設定データの制御を行 います。 の詳細が表示されます(コマンド別に後述) 。 16 カメラコントロ−ルコマンド ・ パラメータを伴うコマンドがパラメータなしで入力された場合、 そ のコマンドに対応する現在のパラメータが表示されます。 コマンド仕様 <入力> PARTIAL 1 0 15 <CR> XCL-U1000C/U1000で使用可能な制御コマンドの詳細を、コマン <画面出力> OK <CR> ド種別ごとに解説します。 <入力> PARTIAL <CR> <画面出力> 1,0,15 <CR> ・ パラメータとして範囲外の値が入力された場合、 そのコマンド入 力を無効とし、画面に“ERROR SYNTAX”が表示されます。 <入力> PARTIAL 1 0 20 <CR> <画面出力> ERROR SYNTAX <CR> ・ 無効なコマンド名が入力された場合、画面に“ERROR SYNTAX”が表示されます。 カメラ制御コマンド カメラ制御コマンドは、8 種類のカテゴリーに分かれています。 カテゴリー 説 明 AFE AFE の設定を行います。 Shutter/Trigger シャッター/トリガー機能に関する設定を行います。 WB ホワイ トバランスの設定を行います。 DTL 輪郭強調の設定を行います。 Color カラーマトリクスの設定を行います。 Gamma γテーブルの設定を行います。 Binning/Partial ビニング / パーシャルスキャンの設定を行います。 <入力> PART 1 0 20 <CR> IN/OUT カメラ外部との入出力に関する設定を行います。 <画面出力> ERROR SYNTAX <CR> また、 カメラ制御コマンドに付随するすべてのパラメータ値は、マイ ・ コマンドなしで[Enter]入力された場合には改行のみを行いま コン内蔵の Flash ROMに保存されます。 す。 AFE設定コマンド ■ ゲイン−ステップ設定 [コマンド] GAIN-STEP [パラメータ1] <ゲイン(0∼ 18)>[dB] [処理] AFE ICのVGAゲインを設定します。0∼18 dBに対応 する値は、自動調整「0 dB ゲイン調整」の調整値で す。 ■ ゲイン−微調設定 [コマンド] GAIN-FINE [パラメータ1] <ゲイン(0∼ 522)> [処理]「ゲイン−ステップ設定」0∼18 dB範囲を522分割し、 AFE IC のVGA ゲインを微調設定します。 ■ ペデスタル設定 [コマンド] PEDESTAL [パラメータ1] < ペデスタルレベル(0∼ 255)> [処理] XCL-U1000:AFEクランプレベルを設定します。 XCL-U1000C:DSP オフセットレベルを設定します。 17 カメラコントロ−ルコマンド 3: マニュアル設定 Shutter/Trigger設定コマンド → マニュアル設定値を有効にします。 ■ シャッタースピード設定 4: One Push AWB [コマンド] SHUTTER → ワンプッシュAWBの実行を許可し、AWB実行後は [パラメータ1] <シャッター設定(0 ∼ 13)> 0:OFF 5:1/250 s 10:1/10000 s 1:1/15 s 6:1/500 s 11:1/7.5 s 2:1/30 s 7:1/1000 s 12:1/2 s 3:1/100 s 8:1/2000 s 13:1 s 4:1/120 s 9:1/5000 s [処理] シャッタースピードを設定します。 そのデータを有効にします。 [処理] ホワイ トバランスのモードを指定します。 ■ マニュアル R ゲイン設定 [コマンド] RGAIN [パラメータ1] <ゲイン(0∼ 0xFF)> [処理] WB マニュアル設定時のR ゲインを設定します。パラ メータは±128で、WBプリセット3200KのRゲイン値を ■トリガーモード設定 基準(=0)とします。 [コマンド] TRG-MODE [パラメータ1] < モード(0 ∼ 2)> 0: OFF → 通常動画出力 1: 外部トリガー・エッジ検出 → 外部トリガーの有効エッジから露光開始し、シャッ タースピードを制御します。前項の「シャッタース ■ マニュアル Bゲイン設定 [コマンド] BGAIN [パラメータ1] <ゲイン(0∼ 0xFF)> [処理] WB マニュアル設定時のB ゲインを設定します。パラ メータは±128で、WBプリセット3200KのBゲイン値を 基準(=0)とします。 ピード設定」が有効になります。 2: 外部トリガー・パルス幅検出 → 外部トリガーの有効パルス幅でシャッタースピードを 制御します。前項の「シャッタースピード設定」は無 効になります。 [処理]トリガー動作モードを設定します。 ■ AWB 用検波枠表示 [コマンド] AWBWINDOW [パラメータ1] < モード(0∼ 1)> 0: 表示 OFF 1: 表示 ON [処理] ワンプッシュAWB用の検波枠を表示/非表示します。 ■ 外部トリガーパルス極性設定 [コマンド] TRG-POL [パラメータ1] < モード(0 ∼ 1)> 0: 負極性 1: 正極性 [処理] 外部トリガーパルスの極性を指定します。 ■ ワンプッシュAWB 実行 [コマンド] AUTOWB [処理] ホワイ トバランスモード設定が「One Push AWB」の場 合、ワンプッシュAWB処理を実行します。その他の設 定では、このコマンドは無効となります。 処理実行中は他のコマンドを受け付けず、処理終了時 WB設定コマンド(XCL-U1000Cのみ) に下記のメッセージが表示されます。 “AWB OK” :正常終了 ■ ホワイ トバランスモード設定 “LEVEL HIGH”:輝度レベル過大で NG [コマンド] WBMODE “LEVEL LOW” :輝度レベル過小で NG [パラメータ1] < モード(0 ∼ 4)> “CTEMP HIGH” :色温度高くNG 0: 3200Kプリセット → 自動調整「WBプリセット値調整(3200K) 」の調整 “CTEMP LOW”:色温度低くNG “TIME OUT” :タイムアウト データを有効にします。 1: 5600Kプリセット → 自動調整「WBプリセット値調整(5600K) 」の調整 データを有効にします。 2: 6500Kプリセット → 自動調整「WBプリセット値調整(6500K) 」の調整 データを有効にします。 18 カメラコントロ−ルコマンド DTL設定コマンド [処理] DTLモードを設定します。ONの場合、上述のDTLコ マンドすべての値がカメラに反映されます。OFF の場 ■ 輪郭強調フィルター係数設定 [コマンド] DTL-COEF 合は輪郭強調データスケール設定=0、シャープネス 設定=0となるようにカメラに設定されます。 [パラメータ1] <K0 設定値(0 ∼ 0x7F)> [パラメータ2] <K1 設定値(0 ∼ 0x7F)> [パラメータ3] <K2 設定値(0 ∼ 0x7F)> [処理] DSP輪郭強調フィルターの各係数を設定します。指定 のないパラメータについては、現在の値のままとなりま す。 ■ 輪郭強調コアリングしきい値設定 [コマンド] DTL-TH [パラメータ1] < 負方向しきい値(0 ∼ 0xFF)> [パラメータ2] < 正方向しきい値(0 ∼ 0xFF)> [処理] DSP輪郭強調フィルターのコアリングしきい値を設定し ます。パラメータ1 のみ指定した場合は、パラメータ2 も同じ値に設定されます。 ■ 輪郭強調データスケール設定 [コマンド] DTL-SCL [パラメータ1] < 負方向強調度(0 ∼ 0x3F)> [パラメータ2] < 正方向強調度(0 ∼ 0x3F)> [処理] DSP輪郭強調フィルターの強調度を設定します。パラ Color設定コマンド(XCL-U1000Cのみ) ■ カラーマトリクス設定 [コマンド] COLORMTX [パラメータ1] < モード(0∼ 2)> 0: OFF → RGB 補正マトリクスを無効にします。 1: ON → RGB 補正マトリクスを有効にします。 2: データ設定 → パラメータ2、3と併せてマトリクス係数の設定を行 います。 [パラメータ2] <マトリクス成分(0∼ 8)> [パラメータ3] <マトリクス設定値(0∼ 0x3FF)> [処理] RGB補正マトリクスの各係数を設定します。パラメータ 2、3は、パラメータ1が「2:データ設定」以外の場合 は無視されます。モード設定値は、 「0:OFF」 、 「1:ON」 のときのみ、保持されます。 メータ1のみ指定した場合は、パラメータ2も同じ値に 設定されます。 ■ 輪郭強調データレベル設定 Gamma設定コマンド ■ γテーブル設定 [コマンド] DTL-LVL [コマンド] GAMMA [パラメータ1] < 強調下限値(0 ∼ 0x3FF)> [パラメータ1] < モード(0∼ 3)> [パラメータ2] < 強調上限値(0 ∼ 0x3FF)> [処理] DSP 輪郭強調フィルターの強調上下限値を設定しま す。パラメータ1 のみ指定した場合は、パラメータ2も 同じ値に設定されます。 0: OFF → γ= 1 1: ON → ユーザー設定テーブル有効 2: Reverse ■ シャープネス設定(XCL-U1000C のみ) [コマンド] SHARP [パラメータ1] <シャープネス(0 ∼ 7)> [処理] 出力画像のシャープネスを設定します。 ■ DTL モード設定 → 反転 3: Binarization → 二値化 [処理] γテーブルを指定します。 ■ γ二値化しきい値設定 [コマンド] DTL-MODE [コマンド] BINARIZE [パラメータ1] < モード(0 ∼ 1)> [パラメータ1] < 二値化設定値(0∼ 1024)> 0: OFF → DTL OFF 1: ON [処理] γテーブルの二値化しきい値を設定します。γテーブ ル設定「3:Binarization」以外の場合は無効となりま す。 → DTL ON 19 カメラコントロ−ルコマンド ■ γテーブルデータ設定 ■ 内蔵カラーバー出力設定(XCL-U1000C のみ) [コマンド] GTBL [コマンド] COLORBAR [パラメータ1] < データ設定開始位置(0 ∼ 1023)> [パラメータ1] < モード(0∼ 1)> [処理] γテーブルデータ設定モードに移行します。γテーブ ルデータ設定モード移行後は、順次テーブルデータ入 力可能となり、このモードから抜けるときは“Q” を入力 0: OFF 1: ON [処理] 内蔵カラーバー出力モードのON/OFFを設定します。 します。 ■ 内蔵グレースケール出力設定(XCL-U1000 のみ) Binning/Partial設定コマンド ■ ビニングモード設定(XCL-U1000 のみ) [コマンド] BINNING [パラメータ1] < モード(0 ∼ 1)> 0: OFF [コマンド] GRAYSCALE [パラメータ1] < モード(0∼ 1)> 0: OFF 1: ON [処理] 内蔵グレースケール出力モードの ON/OFFを設定し ます。 → ビニング OFF ■ シリアル通信速度設定 1: V → 垂直ビニング [処理] ビニングモードを設定します。 [コマンド] BRATE [パラメータ1] <ボーレート設定(0∼ 4)> 0: 4800 [bps] ■ パーシャルスキャン設定 1: 9600 [bps] [コマンド] PARTIAL 2: 19200 [bps] [パラメータ1] < モード(0 ∼ 1)> 3: 38400 [bps] 0: OFF 1: ON 4: 57600 [bps] [処理] シリアル通信速度を設定します。 [パラメータ2] < 読み出し開始位置(0 ∼ 15)> [パラメータ3] < 読み出し終了位置(1 ∼ 16)> [処理] パラメータ1でパーシャルスキャンのモードを設定、パ ラメータ2、3 でパーシャルスキャン動作時の読み出し エリアを指定します。指定のないパラメータについて は、現在の値のままとなります。 設定値の範囲は下記の通りで、それ以外の設定は無 効になります。 (読み出し開始位置)<(読み出し終了位置) { (読み出し終了位置) − (読み出し開始位置) } <16 IN/OUT設定コマンド ■ 外部トリガー信号入力選択 [コマンド] EXTTRG [パラメータ1] < 入力指定(0 ∼ 1)> 0: Camera Link → Camera Linkコネクタ経由 1: DC → DCコネクタ経由 [処理] 外部トリガー信号の入力経路を選択します。 20 カメラコントロ−ルコマンド 設定値制御コマンド 設定読出しコマンド 設定値制御コマンドは、マイコン内蔵Flash ROMに保存されてい ■ 設定読出し るカメラ設定データに関する制御を行います。内容は下表の通りで [コマンド] LOAD す。 [処理] カメラ制御コマンドに対応する全データをFlash ROM から読み出します。 コマンド 説 明 設定初期化 カメラ制御コマンドに対応する全データを工場出荷時 の値に戻します。 設定値取得コマンド 設定保存 カメラ制御コマンドに対応する全データをFlash ROM に書き込みます。 ■ 設定値取得 設定読出し カメラ制御コマンドに対応する全データをFlash ROM から読み出します。 設定値取得 [コマンド] RMEM [処理] カメラ制御アプリに対し、シリアル通信で設定可能な すべてのデータ、およびカメラの情報(バージョン、カ カメラ制御アプリに対し、必要なデータを送信します。 ラー/白黒)を送信します。また、データ送信中は他の コマンドを受け付けません。 設定初期化コマンド ■ 設定初期化 [データ送信] カテゴリーごとにデータを連続送信し、<CR>で送信終了になり [コマンド] INIT ます。 [処理] カメラ制御コマンドに対応する全データを工場出荷時 送信データは、バージョン情報以外はすべて10 進表記です。 の値に戻します。 送信フォーマットと送信例は下記の通りです。 <送信フォーマット> 設定保存コマンド <カテゴリー >,< データ 1>,< データ 2>,・・・,<カテゴリー >, < データ1>,< データ2>,・・・,・・・・・・,<CR> ■ 設定保存 [コマンド] SAVE [処理] カメラ制御コマンドに対応する全データをFlash ROM に書き込みます。 <送信例> CA,1.00,1,AF,250,120,SH,0,0,0,0,WB,・・・,・・・・・・,TF, ・・・,<CR> 処理実行中は他のコマンドを受け付けず、処理終了時 に下記のメッセージが表示されます。 “OK”:正常終了 “ERROR STATUS”:エラー ご注意 エラーが発生した場合は、保存先のデータが壊れている可能性 があるため、電源 ON のまま再度実行してください。 21 カメラコントロ−ルコマンド また、カテゴリーとデータの対応は下表の通りです(ゴシック体 で表示されているデータは、 カメラ制御アプリで使用しません) 。 カテゴリー名称 内容 データ数 データ CA カメラ情報 2 < バージョン>、<カラー/ 白黒 > AF AFE 2 <AFEゲイン>、<クランプレベル > SH Shutter/Trigger 5 <シャッタースピード>、<トリガーモード>、< 外部トリガーパルス極 性 >、< 外部トリガーディレイ>、< 内部トリガーパルス周期 > WB WB 7 <ホワイ トバランスモード>、<マニュアル Rゲイン>、< マニュアル B ゲイン>、<AWB 用検波枠表示 >、<AWB R ゲイン>、<AWB Gb ゲイン>、<AWB B ゲイン> OB OB 8 < オフセット>、<ブラックバランスモード>、<マニュアル R オフ セット>、<マニュアル B オフセット>、<マニュアル Gb オフセット >、<ABB R オフセット>、<ABB B オフセット>、<ABB Gb オ フセット> DT DTL 11 <K0 設定値 >、<K1 設定値 >、<K2 設定値 >、< 負方向しきい値 >、 < 正方向しきい値 >、< 負方向強調度 >、< 正方向強調度 >、< 強 調下限値 >、< 強調上限値 >、<シャープネス設定 >、<DTL モー ド設定 > CL Color 10 <MTX モード>、<MTX0>、<MTX1>、<MTX2>、<MTX3>、 <MTX4>、<MTX5>、<MTX6>、<MTX7>、<MTX8> GM Gamma 2 < γテーブル >、< γ二値化しきい値 > HR Binning/Partial 4 <ビニングモード>、< パーシャルスキャンモード>、< パーシャル読 み出し開始位置 >、< パーシャル読み出し終了位置 > IO IN/OUT 4 < 外部トリガー信号入力選択 >、< 出力データクロック位相 >、< ベ イヤーデータ出力モード>、< 内蔵カラーバー出力モード> AJ 調整データ 43 < 黒レベル >、< ゲイン(0 dB)>、・・・、< ゲイン(18 dB)>、<R オフ セット>、<B オフセット>、<Gb オフセット>、<R ゲイン(3200 K)>、 <Gb ゲイン(3200 K)>、<Bゲイン(3200 K)>、<Rゲイン(5600 K)>、<Gb ゲイン(5600 K)>、<Bゲイン(5600 K)>、<Rゲイン (6500 K)>、<Gb ゲイン(6500 K)>、<B ゲイン(6500 K)>、 <MTX0>、・・・、<MTX 調整値 8>、<MTX 検波枠表示 > TG TG 設定 7 <TGカテゴリー0>、<TGカテゴリー1>、・・・、<TGカテゴリー6> AD PR AFE 設定 4 <Operation>、<Control>、<Clamp Level>、<VGA Gain> DSP PRO 設定 14 <PRO 設定 0>、<PRO 設定 1>、・・・、<PRO 設定 13> BY DSP B2Y 設定 50 <B2Y 設定 0>、<B2Y 設定 1>、・・・、<B2Y 設定 49> TF DSP TFR 設定 13 <TFR 設定 0>、<TFR 設定 1>、・・・、<TFR 設定 12> [カメラ情報] < バージョン(0.01 ∼)> ソフトウェアのバージョンを表します。 <XCL-U1000C/XCL-U1000> 0: XCL-U1000 1: XCL-U1000C 22 カメラコントロ−ルコマンド その他 ■ バージョン表示 [コマンド] VERSION [処理] カメラ機種名、およびソフトウェアバージョンが表示され ます。 <入力> VERSION <CR> <画面出力> XCL-U1000C <CR> (白黒は“XCL-U1000 <CR>” ) ver x.xx <CR> ■ ヘルプ表示 [コマンド] HELP [パラメータ1] <コマンド名 > [処理] 指定されたコマンドのヘルプが表示されます。 コマ ンド名の指定がない場合は、使用可能なコマンド(カラー/ 白 黒、モードごとに可能なコマンド)の一覧が表示されます。 コマンド制限 個別には有効なパラメータであっても、他の設定との兼ね合いで 設定不可となる項目があります。 この場合、コマンドは無効となり、 “ERROR STATUS”と表示され ます。 シャッタースピード条件 トリガーモードON/OFF で条件が異なります。 ○:設定可 /×:設定不可 トリガーモード設定が OFF 以外の場合 トリガーモード設定 シャッタースピード設定 OFF 中速域 低速域* 外部トリガー・エッジ検出 × ○ × 外部トリガー・パルス幅検出 ○ × × 内部生成トリガー出力 × ○ × * 低速域とは、 「シャッタースピード> VD 周期」となる領域のことです。 1/7.5s 1/2s 1/10000s 1/5000s 1/2000s 1/1000s 1/500s 1/250s 1/120s 1/100s 1/30s 1/15s 1s 2s VDO周期 0.100ms0.200ms0.500ms1.000ms2.000ms 4.000ms8.333ms10.00ms33.33ms66.67ms133.6ms500.0ms 1.000s 2.000s 66.78 UXGAフル パーシャル 15/16 62.46 14/16 58.83 13/16 55.26 12/16 51.63 11/16 48.06 10/16 44.43 9/16 40.86 8/16 37.23 中速域(設定可) 低速域(設定不可) 7/16 33.66 6/16 30.03 5/16 26.46 4/16 22.83 3/16 19.25 2/16 15.63 1/16 12.05 ビニング 33.39 23 カメラコントロ−ルコマンド コマンドリスト カメラ制御コマンドリストです。 コマンド パラメータ1 パラメータ2 パラメータ3 説明 GAIN-STEP ゲイン ― ― ゲイン−ステップ設定 GAIN-FINE ゲイン ― ― ゲイン−微調設定 PEDESTAL クランプレベル ― ― クランプレベル設定 SHUTTER シャッター設定 ― ― シャッタースピード設定 TRG-MODE モード ― ― トリガーモード設定 TRG-POL モード ― ― 外部トリガー極性設定 TRG-DELAY ディレイ時間 ― ― 外部トリガーディレイ設定 TRG-CYCLE 周期設定 ― ― 内部トリガー周期設定 ― ― 内部生成トリガー出力 TRG-OUT ― WBMODE モード ― ― ホワイ トバランス設定 RGAIN ゲイン ― ― マニュアル Rゲイン設定 BGAIN ゲイン ― ― マニュアル Bゲイン設定 AWBWINDOW モード ― ― AWB 用検波枠表示 AUTOWB ― ― ワンプッシュAWB 実行 ― DTL-COEF K0 設定値 DTL-TH 負方向しきい値 正方向しきい値 K1 設定値 K2 設定値 ― HPFフィルター係数設定 HPFコアリングしきい値設定 DTL-SCL 負方向強調度 正方向強調度 ― HPF データスケール設定 DTL-LVL 強調下限値 強調上限値 ― HPF データレベル設定 SHARP シャープネス ― ― シャープネス設定 DTL-MODE モード ― ― DTL モード設定 COLORMTX モード GAMMA モード ― ― γテーブル設定 BINARIZE 二値化設定値 ― ― γ二値化しきい値設定 BINNING モード ― ― ビニングモード設定 PARTIAL モード MTX 成分 MTX 設定値 カラーマトリクス設定 読み出し開始位置 読み出し終了位置 パーシャルスキャン設定 EXTTRG 入力指定 ― ― 外部トリガー信号入力選択 COLORBAR モード ― ― カラーバー出力設定 GRAYSCALE モード ― ― グレースケール出力設定 BRATE ボーレート設定 ― ― シリアル通信速度設定 ADJUST 調整項目 ― ― 自動調整実行 MTXWINDOW モード TGSET カテゴリー AFESET レジスタ名 レジスタ設定値 ― AFE IC 設定 DSPPSET 設定レジスタ レジスタ設定値 ― DSPプリプロセス部設定 DSPCSET 設定レジスタ レジスタ設定値 ― DSPカラー処理部設定 DSPTSET 設定レジスタ レジスタ設定値 ― DSP データ転送部設定 ― ― ― 設定初期化 INIT ― ― MTX 調整用検波枠表示 レジスタ設定値 ― TG/SG IC 設定 SAVE ― ― ― 設定保存 LOAD ― ― ― 設定読み出し RMEM ― ― ― 設定値取得 VERSION ― ― ― バージョン表示 ― ― ヘルプ表示 HELP コマンド名 24 仕様 読み出しモード 主な仕様 XCL-U1000C: ノーマルモード/ 部分読出し モード XCL-U1000: ノーマルモード/ビニングモー ド/ 部分読出しモード 画像系 撮像素子 プログレッシブスキャン1/1.8 型 CCD ディテール 有効画素数 1,628×1,236(水平/垂直) ホワイトバランス(XCL-U1000C のみ) CCD 垂直駆動周波数 OFF/ON プリセット/ マニュアル /AWB 18.75 kHz マトリクス(XCL-U1000C のみ) CCD 水平駆動周波数 OFF/ON 36.0 MHz シャッター機能 外部トリガーシャッター セルサイズ 4.4×4.4 μ m(水平/垂直) シャッタースピード 1∼ 1/10000 秒 チップサイズ 8.5×6.8 mm(水平/垂直) 電源電圧 DC + 12 V (範囲: + 10.5 ∼15 V) 消費電力 5.5 W 動作温度 −5∼+ 45℃ 光学系、その他 レンズマウント C マウント 保存温度 −30∼+ 60℃ フランジバック 17.526 mm 使用湿度 20∼ 80% (結露のない状態で) 同期方式 内部 保存湿度 20∼ 95% (結露のない状態で) 映像出力 デジタル出力 耐振動性 10 G (20 Hz ∼ 200 Hz) XCL-U1000C: LVDS R/G/B 8ビット 耐衝撃性 70 G 基準映像出力レベル: 235ステップ MTBF 49,059 h (約 5.6 年) 基準ペデスタルレベル: 16ステップ 外形寸法 56 (W)×44 (H)×95 (D) mm XCL-U1000: LVDS 10ビット 重量 250 g 基準映像出力レベル: 940ステップ 付属品 レンズマウントキャップ (1) 基準ペデスタルレベル: 64ステップ 取扱説明書 (1) モニター出力(アナログ出力) 基準映像出力レベル: 700 mV 仕様および外観は改良のため予告なく変更することがありますが、 HD 周波数: 75 kHz 正極性 ご了承ください。 VD 周波数: 60 Hz 正極性 出力信号周波数 15 Hz 重要 有効ライン数 1,600 ×1,200(水平 / 垂直) 機器の名称と電気定格は、底面に表示されています。 感度 XCL-U1000C: 2,000 lx、F8 XCL-U1000: 400 lx、F5.6 最低被写体照度 XCL-U1000C: 4 lx(ゲイン: +18 dB、F1.4) XCL-U1000: 2 lx(ゲイン: +18 dB、F1.4) ゲイン 0∼+ 18 dB γ OFF/ON 25 仕様 分光感度特性(代表値) XCL-U1000C 相対感度 波長(nm) XCL-U1000 相対感度 1.0 0.9 0.8 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0.0 400 500 600 700 800 900 1000 波長(nm) (レンズ特性を含み光源特性を除く) 26 仕様 XCL-U1000C/U1000外形寸法図 13 44 φ 27.5 4-M3 8 13 95 50 26 56 4-M3 103 単位:mm 27 付録 保証規定 無償修理の対象外範囲 お客様各位 2)火災、地震、風水害、落雷、その他の天変地変、公害、塩害、 このたびはXCLカメラをお買い上げいただき誠にありがとうござい ます。 末永くお使いいただくためにお買い上げ後のサービス、保証範囲 1)お客様での設定変更時のミスによるものや、お客様改造品 異常電圧などによる故障および損傷 3)製品の点検清掃、または製品の性能を維持するための定期的 な調整や保守的作業を怠った場合 などについては以下の保証規定とさせていただきます。 内容につきご理解の上ご使用くださいますようお願い申し上げま 保証範囲について す。 1)保証範囲についてはカメラ単体についてのみとし、カメラ故障 なお、この保証規定の対象は日本国内にてお買い上げいただい により波及すると考えられるお客様のシステム、また、これに伴 た製品に限らせていただきます。 う取り外し、再取り付けに関わる費用などについては補償の対 XCLカメラ3年保証規定 正常な使用状態で故障した場合は以下の条件で無償修理をお受 け致します。 無償修理期間 象外とさせていただきます。 2)営業上の機会損失、ソフトウェア、データベースの消去/破損な どの補修についても補償の対象外とさせていただきます。 ◎製品の寿命について 製品の中には有寿命部品*として定期交換の必要なものがあ り、使用環境や条件により異なります。 お客様お買い上げ後 3 年です。 お買い上げ時期が不明な場合は、シリアル No.(生産時期)から 判断させていただくことがあります。 ただし、シリアルNo.(カメラ底部にラベル表示)がなく、お買い上 げ時期が不明な場合は有償修理となります。 無償修理の対象範囲 長時間ご使用される場合には定期点検をお勧めします。 ◆ 詳しくは営業担当者にお問い合わせください。 * カメラの有寿命部品としては、電解コンデンサーなどがあり、長時 間ご使用になるお客様には定期点検をお勧めします。 修理依頼方法 1)お買い上げ店の担当者にお申し付けください。なお、修理のご 標準カメラ*およびお客様のご要望に合わせ弊社責任において特 用命の際はできる限り具体的にその不良症状/条件もお知らせ 別に改造をお受けした製品(納入仕様書発行済のもの)のみとさ ください。お客様からの情報は修理期間の短縮化に大変役立ち せていただきます。 ます。 * 標準カメラについて 弊社出荷時のままでお使いのもの、あるいはカタログ、取扱説明書、ア プリケーションガイド、サービスマニュアルなどに示す設定変更のための スイッチおよび半田ランドショート/オープン切り換えをお客様にて変更さ れたものを含みます。 2)無償修理期間経過後の修理およびお客様改造品については、 修理可能なものに限り有償にてお受け致します。 28 付録 本資料の掲載内容は、改良などにより予告なく変更することがあります。 本資料に掲載した技術資料は、使用上の参考として示したもので、ご使用に際し、当社および第三者の知的財産権その他の権利の実 施あるいは使用を許諾したものではありません。 よって、その使用に起因する権利の侵害について、当社は一切の責任を負いません。 29
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